※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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聖なるオーラVSシュウ

 

---シュウ----

 

隠れ住む場所…どこにも無い。冥界も天界もダメだった。地獄と天国だと、仲間に居場所がバレるので却下だし。どうするかな?

 

元の身体を同化吸収したことにより、能力はほぼ総て戻った。性欲機能を除いてねぇ…一番欲している機能はダメだったのだ。それは年齢制限のある機能だったから。まぁ、2歳児には無理か…悪魔だと10代前半でもいけそうな気もするし。後8年の辛抱だな。って、8年もどこで隠れ住むんだよ~

 

次元の狭間はバレるしなぁ…

 

「団長…今度は幼子ですか…」

 

ヤマトの呆れた声が聞こえた。

 

「しょうが無いだろ?受精卵に着床でさぁ。家には居られなくなるし…」

 

「う~ん…確かに、そのオーラだと危険視されますね。で、どうします?」

 

「ヤマトの世界に連れて行ってよ」

 

「僕の世界にラスボスを招待ですか?それはサプライズすぎて、遠慮したいです」

 

まぁ、そうだろうな。僕もこんな子供に出逢ったら、逃げると思う。2歳児でこのレベルは凶悪だろう。

 

「で、今回の種族は?」

 

「悪魔の姿をした最凶天使…悪魔と交われないレベルだよ~」

 

「確かに、聖なるオーラが凶悪なレベルですね。ふつう、聖なるオーラって、安らげるんだけど…痛々しいオーラですねぇ♪」

 

っと、ヤマトがからかうように言う。

 

「どこかで、聖なるオーラを減らせないかな?このままでは、ソーナとヴァイラと交われない…」

 

愛しい2名の女性悪魔を、脳裏に思い浮かべる。

 

「難しいですよ。聖なるオーラを減らすって行為自体が、初めてクラスだし」

 

だよね…

 

「あぁ、バアルの血…ルシファーの血…堕天使の血…天使の血…これは、無理でしょう?団長、悪魔と交わるのは諦めた方が良いですよ」

 

結論のように言うヤマト。う~ん…

 

「いや、問題は人間もヤバいってことだ」

 

「そうですね…下手したら、燃えて消滅クラスかな。女神でも危険…」

 

「おいおい、女神もダメだと姉ちゃんしか残らないじゃん…いくら姉ちゃんの身体が好きでも、それはさすがに飽きると思う」

 

「むじゃ君は?」

 

むじゃ君とは、僕の魂に宿る、無邪鬼という鬼で、供物を与えれば願いを叶えてくれるのだが…

 

「ダメらしい。鬼だから、聖属性は扱え無いって…」

 

「そうなると、天使かぁ…あぁ、堕天しちゃうか…交わる度に天界から苦情が来ますね」

 

来ると思います。

 

「リヴァさんは?」

 

リヴァさんとは、僕に魂に宿るリヴァイアサンというドラゴンで、チームドラゴンの隊長である。彼女は、物理攻撃無効体質なので、ドラゴン、人間相手ならば、ほぼ無敵である。

 

「打診したけど、内部被曝するのが恐いらしい」

 

凶暴な聖なるオーラは放射能並らしい。

 

「そうなると…エロ神は返上ですね?」

 

「維持神を返上しても、エロ神の地位は渡さない!」

 

ヤマトに相談しても、全然悩みの解決にならない。あぁ、そうだ!

 

「リアはどう?」

 

「ダメですよ。彼女の操は僕のモノです」

 

速効拒否のヤマト。クリスにレイナーレをせがんだ時並の速さだ。

 

「エリカで試すか…でも、キャッスルドランにバレるしなぁ…」

 

「まず、隠れ住む場所ですよね」

 

「そう…どこか無いかな?ヤマト~♪」

 

--------

 

ヤマトが出した結論…この世界の迷宮内の封印の間…確かにここなら、オーラは外に影響しない。地下60階だし。

 

「エリカさんは、僕が連れ出します。後、誰がご所望ですか?」

 

「メイビス…」

 

「一誠君の世界の指揮官でしょ?ダメですよ」

 

「蘭…」

 

「死んじゃいます」

 

「モモヨン…」

 

「ダメです。奇襲部隊は出せません」

 

「浮かばない…」

 

「じゃ、エリカさんだけですね」

 

ヤマトは帰って行った。う~ん…

 

---------

 

「シュウ…」

 

僕の姿を見て固まったエリカ…

 

「なんで幼子なんだ?」

 

「って、言われても…」

 

「私は母乳は出ないぞ」

 

「出ないよな…マシン油は出さないでいいから」

 

サイボーグから母乳は出ない…あぁ、ハニーすれば良かった。アイツなら出せそうだ。

 

「団長、もし壊れたら、回収に来ます。綾香様に連絡をしてください」

 

ヤマトは帰って行った。アイツも閉鎖空間では、つらいのだろう。そこまで僕の聖なるオーラは凶暴であった。ハーフ神のアイツすら、ダメージを与える聖なるオーラって何?

 

「シュウ…疼くよ~」

 

放たれるオーラだけで感じているエリカ。これって、交わったらマズくないか?

 

「シュウ…近寄らないで…痛いんだよ~」

 

おい、サイボーグが痛さ感じるレベルって、生物だとマズくないか?ハニーを呼ばないで良かった…アイツ、アンドロイドだから、サイボーグより痛みを感じるはずだ。

 

「話し相手はする。添い寝は無理だ。すまない!」

 

エリカの言葉で凹む僕。スキンシップを望んでいたのに…

 

 

 

---イッセ---

 

リアスがしゃべれるようになると、事態は一変した。ドラゴニールは、リアスを護る為に、クリスさんと戦ったらしい。室内で放たれたホーリーアローからリアスを護る為に、彼女の盾なったそうだった。身体中にホーリーアローを突き刺されたまま、正気を失ったクリスさんと、どこかに転移したと言う。

 

「ドラゴニールは話せなかったの。お父さんに弁明したくても…それなのに、釈明出来無いからって、いきなり攻撃って…」

 

クリスさんの欠点…テンパると、周囲が見えなくなる。冷静時に於いては良い指揮官だけど…

 

「僕のせいなのか…ドラゴニールの心が閉じてしまったのは…」

 

実の娘の告白は、クリスさんに多大なダメージを与えたようだ。その場で、蹲るクリスさん。

 

「いつだって、ドラゴニールは私を護ってくれた。なのに…みんな酷い!」

 

事態は最悪な方向に向かっている気がする。

 

-------

 

リアスから前世の話が語られた。リアスもドラゴニールも通常の転生では無く、二人一緒に着床出来る受精卵を捜して、彷徨っていたらしい。そして、たまたま、レイナーレさんの子宮にあった受精卵に着床したそうだ。

 

前世では母子だったそうだ。リアスと鳴神一成の間に産まれたドラゴニール。聞いていた最悪なシナリオ通りの展開と思いきや、結末は意外な物だった。

 

生後1ヶ月目に、魔王サーゼクスさんを半殺し…それにより彼は絶対隔離領域に封印されたそうだ。母乳も飲めずに、食べる物も無くどうやって生き延びたのか、わからないが、生後2ヶ月目に脱走し、母の元に帰ったそうだ。そして、母の乳首に…しかし、鳴神と交わりを再開していた彼女の胸から、母乳は出なくなっていたそうだ。彼はその怒りを鳴神にぶつけ、鳴神を半殺しにしたようだ。

 

生後3ヶ月目に、彼に恐怖を抱いたサーゼクス、鳴神を含む悪魔達は、母子が添い寝している時を狙い、二人を殺したそうだった。

 

「だから、ドラゴニールと一緒にいたかった。私の行為で、彼を恐怖の対象にしてしまったかもしれない」

 

悔やむリアス。

 

「そうね…私達も彼に恐怖を抱いた。あなたの前世の悪魔達と同じ様に…反省して、間に合うかしら?」

 

泣いているリアスを優しく抱き締めたヴェネラナさんが、グレモリー卿の顔を覗き込んだ。

 

「間に合って欲しい。この世界を終わらせない為にも…」

 

俺達の方をみるグレモリー卿。

 

「頼めるかな、イッセ君」

 

頷く俺…

 

「僕も行くよ」

 

木場さんが声を掛けてきた。動けるのは俺達だけかな。強烈な聖属性故、バンパイア達は近づけない。もちろん、悪魔もだ。おれも悪魔だけど、半分はドラゴンだしなぁ。

 

二人でドラゴニール探しに出た。

 

 

 

---シュウ---

 

スキンシップがしたい。乳首を咥えたい…そんな欲求が募り始めた5歳児になった僕。

 

「シュウ、5歳にもなって、乳首好きなのはダメだと思うよ」

 

って、エリカ。う~ん、エリカのでもいいかな。静かに近寄るが、

 

「来ないでよ~気配を消しても、痛みでわかるのよ~」

 

ステレス性がまったく失われた僕。これって、近づくだけで、人間が燃えちゃうのかな?試してくるかな?スキンシップに飢えている僕…つい、手が出てしまい、エリカは故障した。話相手にはなるが、モーター類が全滅で動けないでいた。

 

「団長…星を見守って数十億年も、耐えた者のセリフで無いですよ」

 

って、ヤマト。呼ばないでも、週1回来てくれている。

 

「ヤマト、任務の後に抱けるとか、ヤレるとか思えば耐えられるんだ。でも、この身体だと、転生しない限り…いや、転生しても叶わない可能性が有るんだぞ!」

 

5歳児が熱弁を振るうテーマでは無い。えぇ、自覚していますよ。

 

「人間ですか?攫ってきますか?街中で突然発火現象が起きるのはマズいから」

 

誰を攫うんだ?はて?ヤマトが消えた。そして一人の女性を抱えて戻って来た。

 

「団長、聖属性の強い女性ならどうですか?」

 

「団長…」

 

僕の顔をマジマジと見ている女性。その瞳は恐怖の色で満ちあふれていたが…徐々に色褪せていき、泣きながら僕に縋り付いて来た。

 

「ドラゴニールって…団長だったんですかぁ~」

 

アーシアは僕を優しく抱き上げて、頬を擦り合わせてきた。

 

「じゃ、僕はこれで♪」

 

ヤマトは、故障したエリカを抱えて去って行った。うちの副団長は良い仕事をするなぁ♪

 

「シュウさん…これから先、一緒にいます」

 

「アーシア、痛く無いか?」

 

「痛いです…ハリで刺される痛みです~。でも傍にいたいです~」

 

僕に会えて嬉しいのか、それとも痛みなのか、アーシアは泣いて縋っている。でも、5分後、僕から離れていた。

 

「痛すぎます…シュウさん、ごめんなさい…」

 

アーシアで痛いって…誰なら大丈夫なんだ?あぁ、でも燃えなかった。良かったぁ~。

 

「強烈な聖なるオーラのせいなんだよ。これ、どうにかならないか?」

 

「う~ん…」

 

悩むアーシア。そっと忍び寄ってみるが、

 

「痛いですよ~シュウさん…それじゃ、夜這いも出来ませんね~♪」

 

「そうなんだよ。なぁ、どうにかしれくよ~グレイフィアと出来無いよ~」

 

「悪魔と交わると灰になるかな…聖属性の私で、これですものね。う~ん…そうだ、聖魔融合でどうですか?」

 

「いや、既にして、この状況だよ。聖なるオーラしか感じ無いかもしれないが、魔なるオーラも結構な量出ているんだよ。だから、僕の駒無しだと危険かもな」

 

僕の駒が入っている物は、転生ドラゴンがデフォなので、耐えられるんだと思う。

 

「そうだ♪リアスちゃんは?」

 

「どこの紅髪?」

 

「双子のお姉さんの…」

 

「あぁ、ずっと傍にいたから、耐性が有るのかな?でも、こんな場所には連れ込めないって」

 

「う~ん…」

 

 

 

---イッセ---

 

久しぶりに帰ると、アーシアさんが行方不明になったそうだ。

 

「部屋で療養していたはずなんですが、知らない間に消えていました」

 

ギャスパーさんが木場さんに報告している。

 

「ドラゴニールの仕業か?何の為に攫ったんだ?」

 

「母乳恋しさに…そんなことは無いか」

 

俺は独り言を呟くと、

 

「可能性は有るわね。彼は5歳だけど…」

 

と、グレイフィアさんが反応した。

 

「それなら、レイナーレを攫うんでは?」

 

クリスさんが疑問を呈した。

 

「彼はリアスちゃん想いなんだよ。彼女から母親を奪うことはしないわ」

 

それは一理有るな。リアスの話だと、護ってくれた的なことを…護る?俺の脳裏に最悪なイメージが浮かんだ。それはマズいすぎる。団長がドラゴニールの可能性…そんな絶望的な事は口に出せない。

 

でも、そうだとすると、アーシアさん誘拐は理解出来る。シュウさんの初期メンバーで有ったし、正体がそうであれば、進んで付いて行くはずだ。

 

「イッセ君、何か気づいたのかな?」

 

木場さんに訊かれた。

 

「いえ…」

 

否定をしたけども、木場さんが俺を見つめている。

 

「最悪なイメージでも浮かんだかな?」

 

木場さんも…

 

「もしそうなら、話し合いの余地は有ると思う。それであればな」

 

木場さんの中では、そうでは無い可能性が大なんだろう。

 

 

 

 

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