最悪な出会い
また、誠からの依頼だ。なんか、最近多くないか?
「気のせいだよ」
って、誠が笑っている。本当か?最近は結花、千草と正義のヒロイン陵辱プレイを愉しんでいるので、暇では無いのだが…
「で、依頼の内容は?」
「暗殺の阻止だ」
「で、供物は何?」
「今回は無いかもしれない」
供物の無い仕事は、内職と呼ばれ、あんまり大規模なことは出来ない。
「一応、ガード対象者はかわいいらしいが、お持ち帰りはダメかもな」
ダメなの?
「現地で食うのは?」
「う~ん、本人と相談してくれ」
現地で相談だと負けは濃厚である。
「受けない選択肢は?」
「無い!困っている者を助けるのが、お前の仕事だろ?」
「本業だと供物は必要だ。これはルールだから」
「じゃ、供物を相手方と相談してみるよ。まったく…なんで、神様って融通が効かないんだ?」
「それは、上の者に言ってくれ。僕の決めた理ではない」
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潜入先は魔導大国であるアルザーノ帝国。古代に魔法文明が存在していた場所らしい。帝国って帝王が治めている国だっけ?碌な国家では無いなぁ。
と、いうか…この世界、色々な国があるなぁ。僕のいた世界には、こんな国は無かった気がする。まぁ、その分、多種族共存が平和的に行われているので良いのだけど。
で、依頼主は…紅髪の女性…碌なモンでは無いなぁ。
「君が最強の戦士か?」
「帰っていいかな?そそらない」
「はぁ?お前は依頼主をエロ眼鏡で見て、仕事を決めているのか?」
「そうだけど…なんか問題有る?」
「問題あるだろ。それは直しなさい。お前がプロであるならば」
横柄だ。初対面時の紅髪を思い出す。
「じゃ、帰るよ!」
「逃がさない!」
僕にケンカを売る女性。『催淫』を発動した。
「えっ!」
抵抗力が無いのか、前のめりになり、地面に膝を付いた。
「おい!その体勢で出来る事をしろ!」
僕の股間に顔埋め…
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サービスが悪いので、帝国宮廷魔導士団特務分室って場所に返品した。さて、どうするかな…観光して帰るかな。
前からイヤ雰囲気を醸し出す一団が歩いて来た。布袋を担いでいる者がいる。その布袋は蠢いていた。
「ちょっと待てよ。袋の中身は何だ?」
気になったので、訊いてみた。その瞬間無数の魔法陣が、僕に向けて発現した。この国の魔法大系は知らない。でも、透過は出来るんだよ♪
無数の魔法が僕に向けて発動されたが、総て透過をした。
「何?魔法が効かないだと?マジックキャンセラーか?」
コイツの目は節穴か?僕の周囲にあった建物が、大変なことに成っているんだけど…まぁ、こっそり『強奪』をして、その場から転移して逃げた。
人目の無い森に転移して、袋の中を確認すると、金髪ショートな少女が出て来た。
「君の名前は?」
「ルミア=ティンジェルです…ここはどこですか?あなたは?」
「ここ?ここはどこだろうな。適当に転移したから。で、僕は代羽周太郎だ!」
迂闊に本名は名乗れない。大事になることが多いし。
「転移?転移術が使えるのですか?」
興味有りげに僕を見る少女。
「使えるよ。僕みたいな小心者には必須の能力だよ」
「スゴいです」
少女の拘束を外してあげた。
「アイツらは何者だ?」
「判らないです」
訳有り少女か…
「ここは危険だな。そうだ、僕の家に来ないか?安全だから」
「安全?どう安全なんですか?」
「それなりに戦える者がいるから」
「迷惑を掛けるのではないですか?」
「問題無い。僕が一番問題を起こすらしいよ♪」
って、二人で家に帰還した。
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「で…どうしてガード対象者をお持ち帰りなんだ?」
って、誠…この子がガード対象者だったのか…
「依頼主が怒っていたぞ。お前何をしたんだ?」
「リアスを思い出させるフォルムだったから、交渉決裂だよ♪」
「依頼者に紅髪女性はダメなのか…」
誠が頭を抱えている。まぁいいっか。
「まぁ、ここなら、安全だし。学校の授業もそれなり教えられる」
前回の供物で、夏綿けい子を貰った。A級ライセンス持ちの教師であるので、大抵の教科は教えられるらしい。我が家の家庭教師枠だ。
「魔法も習えますか?」
「魔法か?あの帝国の魔法大系が判らないけど、他の大系なら教えられる」
そういって、ルミアの頭を撫でた。スタイルは良いし、手元に置いておきたい♪将来枠にしたい。現状は結花、千草がいるし♪
「お父様、いやらしいです!」
リヴェリアが噛みついてきた。僕の娘は全員、僕のエロ心が読めるのだった。
「なんでだよ?健全な男子の夢だろ?」
「ならば、私もその枠に入れて下さい」
「娘には手を出さないと決めているんだよ!」
「じゃ、その子も娘にしてください」
リヴェリアがルミアにライバル心を剥き出しにしている。どうした?
「あの…娘さんがいるんですか?」
ルミアに訊かれた。
「そこにいるのは娘達だよ」
リヴェリア、アイズ、ティオナ、紅、緑を紹介した。
「こんなに…すごい…」
そこに感動されても…
「おい、シュウ!彼女を連れ戻ってくれ。ここじゃダメだそうだ」
「ルミアを囮にでもするのか?あの性悪の紅髪は!」
はっとした誠。先方と交渉をしてくれている。
「私…囮だったんですか?」
「それしかないだろ?こんな安全な場所から、危険な場所に戻れって…僕みたいな思考でないなら、囮以外に使い道は無いだろ?」
「え?周太郎さんみたいな思考って?」
あ…やらかした…娘達が唖然としている。
「う~ん…ルミアを将来的には、彼女にしたいかなって…ダメだよな」
手の内を晒してしまった。ダメ男である。凹む僕…
「ダメでは無いです。光栄です。って、なんで将来的に?」
そこが疑問なの?この子、天然が入っているのか?銀髪のハーフエルフが脳裏を掠めた。
「いや、現状は…うん、成長待ちかなって。まだ、大人の交際は無理でしょ?」
何かを想像したルミアは顔を真っ赤にして俯いた。
「はい…ご配慮…ありがとうございます」
やはり無理だよな。無理やりは今後に影響するし。
「おい!シュウ!戻せって…お前の言う通り囮役だそうだ。テロ組織をあぶり出す為のな」
「断る!彼女を囮には使わせない。どうしてもって言うなら、僕達が相手になる」
「おい…彼女一人の為に戦争をするのか?!」
「護りたい者を護るだけだよ、誠。それが僕だ♪」
「まったく、お前と来たら…もう少し交渉するよ」
相手と交渉をしてくれている誠。
「あの方って…兵藤誠様ですか…」
ルミアに訊かれた。誠は有名人だからな。
「そうだよ。『英雄』兵藤誠だよ」
それに対し、僕は『鬼畜』であるなんて、言え無い…
「周太郎さんは、誠様を顎で使える立場なんですか?」
「まぁ…」
「どうしてですか?」
まずい、やらかしそうだ。話題を変えないと…
「天空城に興味があるのか?」
さっき、頭を撫でた時に、記憶を少し読み込んだ。
「え?それは…私では無いです。親友のシスティーナの夢ですよ。『メルガリウスの天空城の謎を解く』って夢を持っているんです」
話題は変えられた。セーフかな?娘達がジト目で僕を見ているが、気にしないように、スルーしておく。
メルガリウスの天空城とは、古代文明の残滓とか神の御座とか、世界全ての叡智が眠るとされているらしい。どこかの城に似ている。う~ん…
で、メルガリウスの天空城を舞台に、正義の魔法使いが魔王を倒して、御姫様を救うって童話があるらしい。魔王なんか倒してもなぁ…
「天空城の事を何か知っていらっしゃるんですか?」
「うん?う~ん…」
「お願いです。知っていらっしゃるなら、教えてください。必ず、大きくなったら周太郎さんの彼女になりますから♪」
はい?頬をうっすら赤らめて、ルミアが僕を見つめていた。
「落としましたね。お父様…」
リヴェリアの冷めた声…何を落としたと言うのだ…
「愛情を知らないお父様には、理解出来ないでしょうね」
って、緑…う~ん、ビンゴだ。意味がわからない。
「はぁ~」
紅が溜息を吐いているし。何が起きたんだ?
「シュウ!彼女を連れて戻ってくれ。ダメだ…お前の怖さを知らなすぎるようで、話にならん!」
誠が疲れた表情で、あきらめたようだ。戦争になっても良いってことだな。
「じゃ、出撃するか♪」
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キャッスルドランに、ルミアを連れ帰る。
「天空城…周太郎さん…スゴいです♪」
窓から雲海を眺めているルミア。
「玉座に座るか?」
「え?神様の御座ですよね?」
「かまわないよ。僕が許可する♪」
恐る恐る玉座に座るルミア。
「シュウ!ダメでしょ?そこは、あなたの席よ!」
ガブが固い事を言う。
「えっ?!周太郎さんの席?えぇぇぇぇ~!周太郎さんって、神様?」
「エロ神だけどね♪」
って、ガブがルミアを席に座らせた。ダメって言ったのは、お前だろ?!
「これで、あなたは、シュウの傍にずっといるのが義務だからね♪」
「はいっ…」
小さく頷いたルミア。なんで義務化するんだ?自由意志なんだろ?恋愛ってものは。違うのか??
「愛を知らないのに、恋愛を語らない方が良いですよ♪」
って、エリザベス。そうなのか?
「あの…」
ルミアは二人に声を掛けた。
「私はガブリエル。彼女は女神のエリザベスよ」
「え?女神様…周太郎さんのお嫁さん?」
「お嫁さんでは無いですよ。愛人です♪」
笑顔で答えるベス。
「女神様を愛人って…周太郎さん…」
「ルミア、気にしていたら、ここでは生きていられないぞ」
女神はベス1柱だけではないし…
「そろそろ着くが…フィーベル家の屋敷に降臨させれば良いのか?」
副官のフィンに訊かれた。
「まぁ、違ったら、逃げ帰るだけだ♪」
「わかった。屋敷の上空に着いた。いつでもいいぞ!」
じゃ、行くか♪
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フィーベル家の屋敷に転移した。銀髪の少女の部屋に降臨したようだ。
「え?ルミア…その男に誘拐されたのね?!」
いきなり誘拐犯にされている。
「違うのよ、システィーナ。彼は周太郎さん。私の未来のダーリンです♪」
え?ダーリンって…なんで?
「ちょっと…どうしたの?そんな胡散臭い男に騙されたのね~!」
なんか大事になりそうだけど…
「騙されていません。天空城…招待されました」
システィーナという少女が固まった。コイツが天空城好きな奴か?
「ねぇ…招待って…ねぇ、どういうこと?」
ヨロヨロと近寄ってくる。コイツ、メンタルが弱いのか?感情がジェットコースターか?苦手かもしれない。
「ふふふ♪」
ルミアが不敵な笑みを返した。エス気質かな?
「どうしたのだ、システィーナ」
家の者達が、部屋に入って来た。
「ルミア…あなたが兵藤誠様の代理人ですか?」
そんな肩書きなのか?取り敢えず、頷いておく。
「そうですか…話はお伺いしています。ルミアを護ってください」
この家の当主らしきおっさんに頼まれた。
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で、ルミアと暮らすことになった。彼女の部屋に同居である。あのシスティーナが大反対をしている。
「ルミアと同室?間違いがあったら、どうするのですか?」
「私は周太郎さんなら、問題無いですよ」
って、ルミアが笑みを返す。
「だから、あなたは騙されているのよ。気づきなさい。う~ん、おい!お前、私と勝負しなさいよ!」
勝負?なんのだ?
「早食いか?」
「違う…魔術で勝負よ!」
「いいよ♪」
屋敷の庭に出た。そこで、システィーナと向き合う僕。そして、徐に呪文を唱え始めた。あれ?開始の合図は無いのか?どうするかな…透過すると屋敷が大惨事かな?そうなると、『マホトーン』を発動して、詠唱不可状態にした。システィーナは口をパクパクさせているだけである。自分に酔いしれているのか?声が出ているかを気にしていない。では、瞬動術で懐に入り、胸をモミモミ♪
「えっ!何をしているのよ~」
指で乳首をコネコネ♪
「止めて…ねぇ…」
谷間に顔を埋めてモフモフ♪
「どうして…こんなことを…」
最後に耳をハムハム♪オマケで、頬にチュウ♪
「…」
「勝負ありだな。システィーナ、気づかなかったのか?お前は詠唱不可の術を食らったようだ」
当主様は気づいてくれていた。気づかなかったら、単なる変態に見えていただろう。
「高等魔術ですね…詠唱不可なんて魔術を無詠唱で使われるとは…」
ルミアが誇らしげに、僕の腕に抱きついて居る。一方のシスティーナはワナワナと震えていた。