※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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SS:ピンクの悪魔Part2*

---小比類巻 香蓮---

 

彼の事が忘れられない…どうして…リアルであったことが無いのに…

 

「はぁ~」

 

溜息しか出ない。ゲーム内でも、ジャム以来見かけていない。どこに行けば逢えるの?

 

「香蓮、アスナさんが行方不明らしいよ」

 

美優が情報を集めてきてくれた。彼女はALOというVRMMOをしていて、そのゲームにはSAOの生き残りの人々がたくさんいるらしい。アスナさんも生き残りであったのだが、意識が戻らず、病院に入院していたらしい。でも、あの時…いや、あの辺りで行方がわからなくなったそうだ。入院していた病院のベッドから忽然と消えたのだとか。

 

「アスナさんの恋人のキリト君から聞いた情報だから、確実だよ、って、どこに消えたのかな?」

 

GGOでは生き生きとしていたアスナさん。意識不明な人とは思えない。

 

「どこへ行ったかだよね?きっと、彼が一緒にいるはずだと思うの」

 

「あのパーティーの情報がまるで、取れないんだよ。エフさんは伝説のゲーマーで、今どこにいるかわからないし」

 

そうなんだ…

 

美優と別れて、ゲーム屋さんへふらりと立ち寄った。そこで目に入った『アルフガン』のパッケージ。そうだ、エフさんがやっているって言うゲームだったはず。迷わずそれを購入した。

 

------

 

家に帰り、インストールをして、レンをコンバートした。そして、起動…

 

始まりの街という場所に出た。ステイタスをチェックする。アバターはレンのままだが、レベルが0に…はぁ?ヘルプを見ると、ステイタスは初期化されるとある。おいおい…

 

街の中を徘徊する。そこで、あることに気づいた。持ち金すらもゼロ…宿屋にも泊まれないじゃない…まずい。セーブポイントは宿か家か霊安室…霊安室は死んだら、そこへ飛ばされるそうだ。デスアンドセーブか?痛いのはいやだよ~。

 

「あれ?レンちゃん?」

 

え?声を掛けられた。振り返ると、アスナさんがいた。

 

「アスナさん…行方不明って…」

 

きっと幽霊でも見たかの表情になっているのでは?

 

「あぁ、心配で、ここに来たの?違うか、彼目当てかな?」

 

耳が熱い。なんで、バレているの?

 

「ビンゴね♪彼の能力、『癒やし』…心が孤独だと、引かれちゃうのよね♪」

 

え…アスナさん…経験者?あれ?キリトさんは?

 

「キリト君?あぁ、リーファちゃんと結婚しているわよ。ここではね♪」

 

そうなんだ…

 

「で、お金ゼロで、セーブ出来ないのかな?初めて来た者への最初の試練だからね」

 

誰でも一度は通る道なんですね。

 

「う~ん…私の家でセーブも悪くないけど、レンちゃんのレベルだと立ち入り禁止だね」

 

高レベルだと家が持てるのか。

 

「じゃ、宿屋に泊まるか」

 

アスナさんのおごりで宿屋へ…

 

「あの…」

 

「彼の事かな?今、仕事でここにはいないわよ。って、言うか、滅多にここには来ないわ。私が呼ぶか、問題が起きないとね」

 

呼び出せる間柄なんだ…羨ましい。

 

「そんな羨ましがれる間柄じゃないわよ」

 

あれ?言葉にしていないのに…どうして…

 

「ふふふ♪相手の心を読む能力の取得が、彼の仲間になる条件の1つよ。言葉って不便よね。声に出すと聞かれちゃうし、書き残すと証拠になるし。だから、心での会話が基本なの」

 

すごいスキル…そんなスキルがあるんだ。

 

「ねぇ、レンちゃん。あなたも仲間に成らない?」

 

え?

 

「私達と一緒に戦場を駆け抜けない?彼に会うには、仲間になることが近道よ」

 

「仲間って…どのゲームでですか?」

 

「ゲーム?何を言っているの?現実世界でよ」

 

現実世界で戦場って…

 

「傭兵みたいな仕事をしているんだよ、彼はね。隣で戦うことが出来れば、ずっと居られるよ。って、私は落第生だから、必要な時にしか呼ばれないけど」

 

傭兵…アスナさんも…

 

「まぁ、考えて置いてね♪」

 

--------

 

ログアウトしていた。自分の部屋にいる私。姿見を見るが、長身の私の姿が映った。あれって、夢?

 

情報端末で『傭兵』を検索した。この国にいる傭兵…彼の名前が分からない。でも、悩む事はなかった、一人だけしか表示されなかった。

 

その名前を手がかりに、家を割り出して、向かった。駒王町…都内から遠い…

 

そして、『兵藤』と書かれた家に辿り着いた。インターフォンで用件を伝えると、会ってくれるのか、家の中に入れてくれた。

 

あれ?実体は物凄く歳上である。この人に…あんなことを…美人の奥様もいるのに…

 

「君の話を聞く限り、それはシュウだと思う」

 

シュウ?

 

「本名はなんですか?」

 

「個人情報はちょっとね。今、確認をしている。ちょっと待ってね」

 

確認?なんのだろうか?

 

「アイツ、今、この国にいないんだよ」

 

いない…

 

「ちょっと、頼みごとをして、遠くの国にいるんだ」

 

傭兵の仕事中なのか…

 

「あれ?香蓮じゃないか…どうしたんだ?」

 

若い男性の声。振り返ると高校生くらいの男性が立っていた。この人は誰?

 

「シュウ、悪いな、呼び出して」

 

シュウ?あれ?遠くの国にいるんじゃないの?

 

「誠、連絡サンキュ♪アスナからも連絡はあったよ」

 

アスナさんから…

 

一瞬、まばゆい光に包まれて、光が霧散すると、違う場所にいた。

 

「転移術だよ。座標点が判れば、一瞬で移動できるんだ」

 

魔法使い…

 

「違うよ。僕は魔導戦士だよ♪」

 

魔導戦士…ゲーム内では無くて?現実世界で?

 

「で、僕の仲間になりたいって?」

 

アスナさんから聞いたのかな…あれ?彼が上にいる…私の谷間に彼の顔が…えぇぇぇぇぇ~!何時の間にか全裸で押し倒されている。

 

「魔法を信じていないようだから、僕なりの方法で実演したよ♪」

 

既に入っているし…体内で蠢く彼…気持ちいい…私の奥底に彼が入っていく。夢なら醒めないで…

 

「香蓮は好き者かな?乳首が立っているよ」

 

舌先で乳首を舐める彼…それだけ、ただそれだけなのに…腰が勝手に動く。

 

「溜まっているようだな。抜いておいてあげる♪」

 

疲れや、悩みが消えていく。これが魔法なのか…

 

「僕の仲間になれば、死に近づくよ。いや、死を通り越すかな?それでもいいのか?」

 

実際の戦場…私なんか直ぐに死んでしまいそうだ。

 

「死と隣合わせの生活がイヤなら、止めた方がいい」

 

一瞬、目の前の空気が揺らぎ…気づくと自分の部屋のベッドに寝ていた。脱がされた服は、ベッドサイドに畳まれておかれている。履いていった靴は玄関に置かれていた。

 

 

 

 

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