※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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大系が変われば…*

そうだ…システィーナって名前が良く無い。どこぞの国の王女と同じ名前では無いか…

 

「周太郎さん…学校へ一緒に通うんですよ♪」

 

学校…魔法の学校らしい。学内でも狙われることがあるらしく、僕も通うことになっていた。

 

「はぁ~!私は許さないからね!」

 

システィーナがルミアの部屋に布団とまくらを持ち込んだ。

 

「三人で寝るの?」

 

不安そうなルミア。どうみてもベッドには二人しか寝られない気がする。

 

「僕はソファーでいいよ。ベッドで二人で寝れば良い」

 

って、いうか、僕は夜行性なんだが…

 

「ルミア、一緒に寝よう♪」

 

システィーナがルミアを誘うように寝床に入った。

 

 

夜中、何かの気配で目が醒めた。柔らかい物が僕に接している。気配を探ると、ルミアが僕に抱きついて寝ていた。安堵のオーラを求めて来たようだ。このままでいいかな?気持ちが良いし♪

 

 

「おい!起きなさい!これはどういうこと?」

 

胸がスリムなヤツが、がなり立てている。誰だっけ?

 

「あっ、おはよう~システィ」

 

「おはようじゃないでしょ?なんで、抱き合って寝ているの?!」

 

抱き合って?う~ん…交わってはいない。セーフかな?

 

「えぇぇ~っと…心地良いの。周太郎さんとの添い寝…」

 

真っ赤な顔で説明するルミア。

 

「添い寝…不純異性行為はダメよ!」

 

「お前、好きな男はいないのか?」

 

顔と耳を真っ赤にしたシスティーナ。

 

「いるんだな。じゃ、そいつと寝ろ!」

 

「だから…不純だよ~」

 

「どう、不純なんだ?別に交わったわけでも無いし、キスもしていない」

 

更に茹だって行く。免疫無しか?

 

-------

 

食事をして、学校へ…僕に言い返せなかったことが、悔しかったようだ。僕を睨み続けているシスティーナ。はぁ?有り得ない気配…街中でか?

 

「ルミア…先に学校へ行け!」

 

「どうしました?」

 

「ケルベロスが2体ほどいる。だから、先に行け!システィーナが死ぬぞ」

 

「え?システィ、早く!」

 

僕を睨んでいたシスティーナを連れて、学校へ急ぐルミア。術者とケルベロスが現れた。

 

「今度のガード役はどの程度かな♪」

 

今度の?前任者がいたのか?

 

ドン!目の前でキノコ雲が立ち昇っている。だから、街中だって…朝っぱらの襲撃にドラン君が腹を立て、主砲を一発叩き込んだようだ。僕達は夜行性だからな。学校へ行くか…

 

-------

 

学校では、キノコ雲の話題で持ちきりのようだ。

 

「どこかの国が攻めてきたんじゃないのか?」

 

「あれって、禁断の爆弾じゃないか?」

 

禁断の爆弾って、核爆弾のことのようだ。単に波動カートリッジ弾ですよ、とも言えない。この国には無い兵器である。威力はマテリアル・バーストの濃縮版なので、核爆弾より上であるが、放射性物質は使っておらず、自然には優しいはずである。

 

「周太郎さん、大丈夫でしたか?」

 

教室に入るとルミアが心配そうに寄って来た。システィーナは自分の席に座り、僕を睨んでいる。

 

「朝は威力の調整が効かないからね…」

 

「まさか…あれって…」

 

仲間のしでかしたことは、僕のしでかしたことである。なので、頷いておく。すると、システィーナの顔からの血の気が失せていった。恐怖を感じたのか?まぁ、いいけど。

 

ルミアに導かれ、ルミアの隣に座った。

 

「転校生か?」

 

「はい♪」

 

ルミアが返事をした。

 

「ルミアとどんな関係だ?」

 

「え?へへへ♪」

 

「まさか…」

 

がらっ!

 

教師が入って来たのか、教室に緊張が走る。担任は男だった。名前はグレン=レーダス。中々の遣り手のようだ。

 

「君が代羽周太郎か?」

 

僕を見て、訊いてきた。

 

「そうです。よろしくお願いします、グレン先生」

 

で、授業…う~ん、魔法大系が違うので、まるで判らない…

 

「周太郎!これを発動してみな」

 

黒板に魔法陣を描いている。わからない。

 

「ルミア、アレは何?」

 

「え?アレは…」

 

「おい!カンニングはするな!」

 

「わからないです。なんですか、それ?」

 

ルミア以外の生徒達が、「そんなことを知らないのか」的な言葉を投げてくる。だって、文字すら読めないのに…

 

「ファイアボールすら撃て無いのか?」

 

グレンが呆れている。ファイアボール?その程度で魔法陣がいるのか?ここの魔法大系は…『ファイアアロー』をグレン目がけて、撃ち込んだ。

 

「何?」

 

咄嗟に避けるが、これならどうだ?足の裏が接地している床から、打ち出してみた。

 

「うっ!」

 

これは避けられないのか…魔力の質が違うのかな?

 

「先生!大丈夫ですか?!」

 

システィーナが駆け寄った。ほぉ~、意中の相手は教師か。お前の方が不純じゃないのか?

 

「くそっ!」

 

僕を睨んでいるグレン。

 

「周太郎さん、治して上げて下さい」

 

て、ルミアに頼まれた。しょうがないなぁ…グレンの傍に行き、手を翳して、ファイアアローを無かった事にしてあげた。

 

「何?お前…何者だ?」

 

「名乗る程の者では無い。単なるルミアの知り合いだよ」

 

っていうか、担任だろ?生徒の名前くらい覚えておけよ!!

 

 

飯の時間…ルミアの作ったお弁当を食す。食休みがてらに校内を案内してもらう。と…グレンが、僕好みの金髪女性と逢い引きをしていた。なんだと!

 

「ルミア、あの女性は誰だ?」

 

「アルザーノ帝国魔術学院の教授で、セリカ・アルフォネア先生です」

 

教師同士の逢い引きか…うん?その女性に引き寄せられるように近づき、声を掛けた。

 

「お前はリッチか?それともバンパイアか?」

 

「どういう意味だ?」

 

「お前、不老不死だろ?」

 

グレンとセリカが固まった。見抜いたことがショックだったのか?

 

「お前のオーラでわかる」

 

「貴様…何者だ?」

 

「ルミアのガードだ。関係を持てば、もっと教えてやってもいいよ♪」

 

「関係?生徒とはそういう関係は持たない!」

 

「持たせてやろうか?」

 

「ダメ!」

 

ルミアが僕の背中に抱きついた。

 

「ダメ?」

 

「ダメです。私だけを見て下さい。他の女性はダメです」

 

そうなのか…まぁ、いつでも狩れるし、今いいか。

 

「待て!お前は何者だ?」

 

「さっき言っただろ?生きすぎて記憶が薄いのか?」

 

僕とルミアは、その場を後にした。

 

-------

 

放課後、グレンに呼び止められた。

 

「お前は何者だ。オーラが読めるってどういうことだ?」

 

「教師でしょ?もっと、勉強しなさい」

 

「何だと!」

 

教室を出ると、あの紅髪女がいた。

 

「あれ?イヴ…どうしたんだ?」

 

紅髪女とグレンは知り合いのようだ。

 

「おい!お前…この前は」

 

『催淫』を発動した。

 

「うっ…貴様…また、妖しげな術を…」

 

おぉ!太腿が痙攣している。耐性がないようだな。

 

「じゃ、先生、また明日♪」

 

ルミアと共に帰宅した。

 

 

 

----セリカ・アルフォネア---

 

夜、グレンがやって来た。グレンの元上司であるイヴが、妖しげな術で倒されたそうだった。彼女は帝国宮廷魔導士団特務分室室長という肩書きである。それなりの魔術師であるが、無詠唱の術で、意識を刈られたそうだ。

 

「あんな術見た事がない」

 

グレンも授業中にやられたそうだ。床から炎の矢が飛び出したとか。

 

「避けられない。あんなのが暗殺者だったら、護る自信が無い」

 

えっ!有り得ない刺激…服を着ているのに、直に乳首を指で…グレンは、周囲を警戒している。気配を消している上に、姿も消しているのか…

 

「あっ!」

 

太股が震える。マズい…グレンの前で失態を晒しそうだ。

 

「セリカ、どうした?」

 

「あぁぁぁぁぁ~」

 

胸を陵辱されているようだ。なんだ、この刺激…口から唾液が零れてきた。

 

「セリカ…」

 

グレンが肩を抱いてくれた。それだけの行為で、股間から熱い物が湧き出している。それらは、太股を伝わり落ちていく。グレンには見せたくない姿だ。

 

「ダメ…いやっ!」

 

忘れていたメスの感覚が戻ってきたようだ。耳が熱い、瞳が潤む…

 

「うっ!」

 

グレンが苦しみ出した。まさか…グレンの股間が膨らんでいく。そうか…催淫術だ…このままではグレンと…逃げないと。だけど、グレンが力強く、私を抱き締めてきた。

 

グレンと見つめ合う。そして、唇が接近していく。ダメか…ここまでか…

 

後ちょっとって処で、グレンが留まった。

 

「セリカ。どうすれば、この状態をブレイクできるんだ?がぁぁぁぁぁ~」

 

グレンが大きな口を開け、私の首に噛みついた。甘噛みではあるが、結構痛い…

 

「わかった…グレンとはしたくない…お前が好きにしろ」

 

見えない敵にそう伝えると、グレンが消えた。

 

「中々、良い香りだよねぇ~♪」

 

下腹部に顔を埋めていたアイツ…意識が保ったのはそこまでだった。

 

------

 

目の前に鏡がある。私はアイツの顔の上で、エム字開脚をして、アイツに私を披露していた。そして、そんな私の惨めな姿を、目の前にある鏡で見せることによって、私を虐めている。

 

「で、なんで不老不死なんだ?」

 

この体勢で尋問を受けている。

 

「400年前に記憶喪失になったので、わかりません。うごっ!」

 

乳首が締め付けられている。何も無いのに…痛い…

 

「ねぇ、目の前にある小豆を縛り上げるとどうかな?」

 

激痛が走るだろう…耐えられるか、わからない。

 

「最高峰の魔術師なのか…」

 

記憶が読まれている。コイツ、マジで何者だ?

 

「今後も奴隷枠でいいかな?セリカ♪」

 

この私を性の奴隷にだと?

 

「そうだよ。もったいないって、こんな良いボディなんだし。まだ感じるようだし♪」

 

心も読まれているのか…

 

「ふ~ん、面白い魔術を開発したんだね♪」

 

何?それもお見通しなのか…

 

「『イクスティンクション・レイ』のことだよ♪根源素にまで分解か。分解術を持つ仲間に伝授してあげようっと♪」

 

伝授?マスターしたのか?

 

「理は僕が決める。だから、大抵のことは出来るんだよ。まぁ、学校で教えている魔法体系が判らないってことが、今の悩みだよ」

 

習う必要性が無いだろ?

 

「それは違う。知らない体系は、危険だからね。知らない体系は覚えるか、消すかだよ」

 

待て…理を決める?おい!それって…

 

「身体で会話しようよ♪」

 

四つん這いにされ、後から…手の平で胸を…頭の中がピンク色に染まっていく。なんだ、この大系は…

 

-------

 

あれからどの位の時間が経ったのだろうか?

 

「まだ1秒に満たないよ。『私の世界』って言う、セリカ以外の者の時間を止める魔術を使ったから♪」

 

なんで、お前は止まらない…

 

「だから、理は僕が決めることだって♪」

 

コイツの正体を確信した。コイツは…

 

「セリカの主だよ。もっと、楽しませてくれないと、僕とセリカだけの時間は終わらないよ♪」

 

永遠にコイツと二人きりで、こんなことだけを…拷問だろ?

 

「拷問じゃないよ。調教だよ。僕に逆らわないように、僕に従うように、僕を愉しませるようにね♪」

 

グレン…助けて…

 

 

 

---グレン---

 

うん…ここはどこだ…あぁ、俺の部屋か…血に染まったベッドには女性が寝ている。どういう事だ?女性に近づくと目を腫らしたシスティーナであった。

 

「先生…元に戻ったんですね…ン良かった…」

 

彼女の下腹部から出血している。血液はもう固まっているが…これって…催淫の術を食らって、システィーナと…

 

「今度は優しくお願いしますね、先生♪」

 

初めてを奪ったのか…俺は…

 

「すまん…敵の術に…」

 

「先生の勝て無い敵って居るんですか?」

 

「あぁ、…ルミアのガードだ」

 

「まさか、アイツが…」

 

「俺もセリカも術に嵌まった。そもそも気配は感じ無いし、姿も見えないし、アイツが暗殺者ならば、俺は死んでいた」

 

ガードと言っていたので、無駄な殺しはしないと思う。だが、危険である。アイツは何者なんだ?

 

-------

 

翌日、学校を休んで、イヴを訪ねた。

 

「アイツは何者だ?」

 

「最凶なる者だ。兵藤誠殿によれば、この世界で、本気のアイツに勝てる者はいないだろうって」

 

兵藤誠って、現代の英雄ではないか。神格筋の問題解決をしている傭兵で、その戦闘力は魔王をも凌ぐって、聞いたことがある。

 

「兵藤誠より強いのか?」

 

「彼曰く、本気のアイツの前では、ノミの糞程度にすぎないそうだ」

 

なんだ、その戦闘力は…化け物クラスか?

 

「なんで、そんなヤツを呼び出したんだ?」

 

「ルミアを狙う奴らを根絶やしにする為だ」

 

「俺達が根絶やしにされるぞ」

 

「あぁ、そうかもしれない。この私が、2回も何も出来ずに意識を狩られた。敵であれば、2度死んでいる」

 

イヴが深刻な表情で俯いている。事態の深刻さに気づいているようだ。

 

「昨日のキノコ雲は、アイツの仕業だ。街中で平気であんな破壊力の術を使うって、まともでは無い」

 

爆心地の周囲の建物は、爆風で粉砕されたようだ。爆発による衝撃波は、遠くの家々のガラスなどを粉砕していったらしい。

 

「グレン、お前もルミアをガードしろ。アイツを戦わせるな」

 

この大陸は消えるだろうな…本気の攻撃なんかされたら…

 

 

 

 

 

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