※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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SS:探偵物語

---中島敦---

 

訳有って、探偵社に勤務している。

 

訳有って、鬼退治の仕事を任されてしまった…

 

 

「退治系は、お前の仕事だな」

 

って、上司である国木田さん。自慢では無いが、力仕事は苦手である。

 

「力不足か?じゃ、賢治と行ってこい♪」

 

賢治さんは確かに力持ちであるが…力仕事向きでは無い…

 

 

その依頼は、菊岡という役人が持ち込んできた。『鬼によって人間が誘拐にあった』と…彼自身、鬼によって、地獄を見てきたという。

 

 

僕の働いている探偵社は、横浜にある武装探偵社という処で、皆何らかの異能力を持っている。僕は白い虎に変身出来、賢治さんは人間離れした怪力の持ち主である。その為、人智を越えた事件が舞い込んで来るのだが、鬼って…

 

「この家のようですよ」

 

僕のガールフレンドである鏡花ちゃんが、目的の家を見つけてくれた。彼女も異能力持ちである。

 

その家は『鬼門』という表札が掲げてある。インターフォンを押して、用件を伝えた賢治さん。

 

「菊岡さんに頼まれて、鬼退治に来ました♪」

 

って…へ?失礼では無いのか?その言い方は…

 

「え?菊岡さんは、今度は少年探偵団に依頼か?」

 

僕達の背後に、高校生くらいの青年が現れた。

 

「鬼門さんですか?鬼なんですか?」

 

賢治さんがストレートな言い方で訊いている。苦笑いする僕と鏡花ちゃん。

 

「僕は鬼じゃないよ。鬼と天使のハーフだよ♪」

 

パチン!

 

青年が指を鳴らすと、一瞬で知らない場所にいた。

 

「ここは僕の専用フィールドだよ。どんなに暴れても大丈夫だよ♪」

 

賢治さんが殴り掛かっていく。だけど、逆にボコられている。

 

「うっ!」

 

賢治さんの口から血反吐が…頑強さが売りの賢治さんの肉体が、内部から悲鳴をあげているようだ。

 

「そっちの子はかわいいねぇ♪」

 

鏡花ちゃんに抱きついた鬼らしき人物。

 

「おい!鏡花ちゃんから離れろ!」

 

青年を引きはがそうとするが、

 

「お前はジャマだ!」

 

腹部にパンチを貰った。何…この衝撃はなんだ…吹き飛ばされた挙げ句、僕も血反吐を吐いていた。目の前では鏡花ちゃんが全裸にされ、弄ばれていた。恍惚な表情になっていく鏡花ちゃん。

 

「鏡花ちゃぁぁぁぁ~ん!」

 

僕は僕で無くなって行く…

 

 

 

---シュウ---

 

成長待ちかな?気持ち良いんだけど…って、デカい白虎が唸っている。どこから侵入したんだ?うん?あの少年がいない。コイツに化けたのか?

 

僕に襲い掛かってくる白虎。鼻先にパンチをぶち込む。吹き飛んでいく白虎。だけど、ダメージは少ないようだ。超再生術持ちのようだ。ニパみないなのかな?まぁ、オスは殺すだけだな。

 

「お願い…彼を殺さないで…」

 

全裸の少女が僕に縋り付いてきた。

 

「見返りは?」

 

「私ではダメですか…」

 

「よかろう♪彼だけは助けてやる。汝の願いを受け付けた♪」

 

-------

 

少女の能力を封印して、プレイルームに置いてきて、内臓をボコった二人の青年を武装探偵社へ送り届けた。

 

「賢治…敦…」

 

眼鏡のおっさんが、二人に駆け寄った。

 

「ここの責任者に会いたい」

 

「貴様ぁぁぁぁ~!」

 

眼鏡のおっさんがメモに何かを書いているので、燃やしてあげた。

 

「何…」

 

狼狽えているおっさんの手には灰が舞っている。

 

「責任者がいないなら、女性の接待がいいなぁ」

 

『強奪』で引き寄せてみると、ボブカットで、大きな蝶の髪飾りをつけた古風な女性が現れた。お約束で『脱衣』『催淫』で、試食をしてみる。

 

今いる部屋にも女性達がいるが、無茶が出来なそうな位、弱そうだ。なので、『催淫』だけにしておく。

 

う~ん、強奪した女も再生能力持ちのようだ。まぁ、女性の能力持ちは歓迎であるけど。胸の感触、下腹部の感触、反応をテイストしていく。

 

「あっ…貴様…ダメ…やめて…あぁぁぁぁ…」

 

達したのか、僕に身体を預けてきた。では、貰って行くか。

 

「コイツらは貰って行く。二度とケンカを売るなよ!売られたケンカは全量買い取りの方針だからな♪」

 

女性達をお持ち帰りにする僕♪

 

 

 

---太宰治---

 

これはどういうことだ…一仕事を終えて、社へ戻ると、敦と賢治が瀕死の状態で放置され、国木田君が放心状態だった。で、一番の謎は、与謝野先生の服と下着が脱ぎ捨てられていたことだ。

 

「全裸にされて、攫われたんだろうな」

 

って、乱歩さんの超推理。まぁ、それしか無いわな。この状態は…

 

「国木田君、誰に遊ばれたんだい?」

 

「…」

 

彼の手は灰に塗れていた。まさか、あの手帳を燃やされたのか…コイツの異能力は終わったようだ。合掌…

 

「乱歩さん、誰にやられたか、わかりますか?」

 

「賢治君と敦君の訪問先じゃないのかな?」

 

えぇっと…駒王町の鬼門邸訪問とある。そこで、トラブルが発生して、相手を怒らせたのかな?

 

「あれ?監視カメラの録画データが消去されているのか…何があったのかが、分からないけど…相当怒らせたんだろうな…」

 

賢治と敦がボロボロになっている。この二人をボコるって、相当なヤツだな。外傷が無いようだから、内臓をやられたようだし。大量に出血したのか、二人とも顔面蒼白であった。

 

「私が行って、和解をしてくる」

 

え?社長が何時の間にか部屋にいた。

 

「いや、社長が出なくても…」

 

『責任者と話がしたい。手土産を持って来い!』

 

って、メモを見せられた。社長室には、谷崎の瀕死体があり、その血で書かれているそうだ。

 

「車を回してくれ」

 

が、事務所には俺と乱歩さんしかいない。俺は車を取りに行った。

 

-------

 

相手の家に行き、社長と二人で頭を下げた。

 

『菊岡さんに頼まれて、鬼退治に来ました♪』

 

と、監視カメラの録画データを再生してくれたのだが、賢治が笑顔で宣言をしている。鬼の前で…それは、普通に怒ると思う。言い方を変えるなら、「Aさんに頼まれて、お前ら一家を殺しに来た」って、感じになるから。

 

社長によると、ここ駒王町は、人外が住んで居るエリアだそうだ。いや、人外と人間が共存しているエリアになるそうだ。

 

「この度は、我が社の社員が、申し訳ないことをしました」

 

「で、手土産は?」

 

「何がよろしいのですか?」

 

「じゃ、奪った女達は貰う。それで手を打つ♪」

 

何を言っているんだ?こいつは…

 

「全員は困る」

 

って、社長。え?一部はいいのか…

 

「じゃ、鏡花ちゃんと再生能力持ちだけ貰う。残りは返還する」

 

「その二人は、どうすれば返して貰えるのですか?」

 

「返さないよ。まぁ、再生持ちの方は飽きたら返す。じゃ、帰れよ!」

 

光に包まれ、光が霧散すると、社のオフィスにいた。事務員の女性は全員返還されたようだ。全裸であるけど…

 

「社長!なんで、あんな横暴を受け入れたのですか?」

 

「鬼に勝とうと思うな。それは思い上がりだぞ、太宰」

 

-------

 

現状で考えられる最強の戦力と共に、あの鬼の元へ…

 

「なんだよ。僕は忙しいんだよ。今度は何?」

 

「貴様を倒しに来た。俺の元教え子の芥川君だよ。ふふふ」

 

「先輩、コイツを倒せば良いんですね」

 

「あぁ♪」

 

「面倒だな…」

 

どさっ!

 

芥川君が簡単に屠られた。何?何をした、コイツ…

 

「人間が知る範囲は決まっている。ソレを超えたいなら、人間を辞める覚悟に必要だよ」

 

どこまでも冷たい視線を浴びせてきた鬼…

 

「まぁ、ソイツの異能力を供物に、ソイツを蘇生させてやる。トッとと帰れ!」

 

芥川君と共に社のオフィスに飛ばされた…

 

 

 

 

 

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