※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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暗中模索*

---リムル・テンペスト---

 

シオンだけでなく、シュナもアイツに寝返ったそうだ。あのヤロ~!

 

目の前のモニタ画面では、迷宮の最下層でゼギオンと冒険者パーティーとが、迷宮コンプリートを賭けて戦っていた。

 

「アイツら、何者だ?」

 

強い…ゼギオンの体力が少しずつ削られている上、ゼギオンの攻撃が一切効かないときている。配下にしたい。あのヤロー対策でだ。

 

「僕の弟子達がどうした?」

 

え!あのヤローの声…振り向くと、アイツがシオンとシュナを侍らせて、ラミリスを手懐けていた。

 

「お、お前…どうしてここに」

 

ここは関係者以外立ち入り禁止の、迷宮の管制室である。

 

「シュナがいれば、大抵の場所に行けるが」

 

いや、そうだけど…そういや、コイツの弟子だって?!

 

「そうだよ。今3チームを潜らせている。あぁ、コンプリートしたようだな。2周目はパーティーの構成を変えて、4チーム潜らせるよ」

 

って…弟子がそんなにいるのか…

 

《解 たくさんいます》

 

って、シエル先生。

 

「あぁ、便利な相棒だな。説明してくれるのは助かる」

 

「お前の目的は何だ?もう、いいだろう?俺は罰を受けた」

 

「それはそれだよ。ここを愉しもうと思ってね」

 

愉しむ?何をする気だ?

 

「新たな女体パトーナー探しだ」

 

ソレって結婚相手探しか?

 

「結婚相手では無い。俺の隣で戦える女体探しだ」

 

シオンとシュナがそうなのか?

 

「この二人か?弱すぎてダメだ。死線の先にある戦闘では、使えない」

 

シオンが弱いだと…

 

「シオン狙いなのか?じゃ返してやる」

 

シュナと一緒に消えたアイツ。

 

「え?!私を置いて行くなんて…リムル様を恨みます!」

 

シオンが俺に殺意の載った視線を送ってきた。おいおい…

 

 

 

---シュウ---

 

シュナから情報を聞き、良い女体をスカウトしに来た。

 

「この化け物がぁ~!」

 

剣を手にして僕に襲い掛かってきた女性、ヒナタ。

 

「なぁ、それで本気なのか?」

 

16連撃くらいして欲しいんだど…

 

「うっ…やめろぉぉぉぉ~」

 

隙が出来たので、かわいい乳首を見えざる舌で舐めていく。

 

「この化け物がぁぁぁぁ~!」

 

剣撃を透過して、後に回り込み、両手で胸を弄る。装備している物は総て透過して、生身の感触を愉しむ。おぉぉぉぉ~マシュマロ胸。

 

「やめてぇぇぇぇぇ~!」

 

「ここはどうかな?」

 

指を股間に這わす。ビクッと仰け反り、得物を手から落とした。元勇者からメスになったようだ。

 

「じゃ、服従の意志があるなら、股を開け!」

 

口元から体液を垂らし、開脚するメス。

 

「ちょっと、待った!」

 

はぁ?これからって時に誰?振り向いた拍子で、ヒナタとドッキングした僕。

 

「あ?リムル君か?何か用か?」

 

ヒナタが僕の下で蠢き、腰を小刻みに振っている。

 

「ヒナタに何していやがる、このド変態ヤロー!」

 

「まぁ、ド変態だから、問題無いでしょ?あぁ、羨ましいのかな?スライムではヒナタと出来ないから」

 

目の前の龍種スライムは人化姿になり、剣を手にして、僕に斬り掛かってきた。一刀両断されるヒナタ。

 

「何?ヒナタ…」

 

床にはヒナタの内臓が、飛び散っている。

 

「なんてことをするんだ、このスライムは…無抵抗の人間を斬り殺すとはな」

 

ヒナタを殺し、動揺しているリムル。

 

「イビルアイ、ヒナタと共に戻っていろ」

 

「はっ!」

 

僕のガードに入っていたイビルアイに命じ、ヒナタに蘇生3連コンポを掛けて、二人を強制転移させた。

 

「シュナ、今のスライム君の行動はどう思う?」

 

「浅はかな行動だと思います。主様のスキルを知らずに、斬りつけるなんて…」

 

シュナには、僕の主なスキルに関して、教えてある。『透過』『蘇生』『吸収』『安堵』『嘘が吐けないがハッタリは言える』などだ。

 

「貴様!シュナを返せ!」

 

「シオンだけじゃ不満なのか?それともシオンでは不満なのか?」

 

「シュナは俺の仲間だ!」

 

「シュナ、お前はリムル君の物らしいぞ。どうする?」

 

「主様に着いていきます。シオンのように捨てないでください」

 

僕に抱きついてきたシュナ。

 

「シュナを洗脳したのか?」

 

「じゃ、シュナを2,3日預ける。心ゆくまで検査しろ。シュナ、またな」

 

「迎えにきてくださいね♪」

 

笑顔で手をふるシュナを見つめながら、転移した。

 

 

 

---リムル・テンペスト----

 

シュナを検査していく。だけど、洗脳の痕跡は無い。じゃ、どうして…

 

「リムル様…シュナは心底惚れたのでは…」

 

シュナの兄であるベニマルが、そう言って来た。惚れた…俺がスライムだからか?

 

「リムル様に内緒で、俺とソウエイ、ハクロウで討ちに行ったのですが、瞬殺されました」

 

え?!聞いていないぞ…

 

《告 内緒ですから言っていないんですよ》

 

あぁ、そうか。動揺しまくっていて、冷静な思考が出来ない俺。

 

「ベニマルは、アイツをどう見る?」

 

「化け物です。鬼人である俺が言うのもあれですが、化け物で間違いないです」

 

化け物?俺よりもか…

 

《告 レベルが違いすぎます》

 

竜種スライムである俺より化け物って何だ?

 

《解 化け物です》

 

シエル先生の解が的確すぎる件…

 

《解 彼には鬼、ドラゴンの因子があります》

 

はぁい?鬼龍なのか?

 

《解 種族は違います。あの方の種族は●●です》

 

おい…伏せ字かよ…言えない存在かぁ…

 

◇

 

シュナを尋問していく。

 

「アイツのスキルはなんだ?」

 

「…」

 

黙秘かぁ。そうか♪シュナを取り込んで、記憶を読み取ればいいのか?俺は、直ぐにシュナを取り込み、シエル先生がシュナの記憶の解析を始めた。

 

《分析結果…対象人物の名前はシュウ、種族は元ハーフな鬼、スキルは、『透過』『蘇生』『吸収』『安堵』『嘘が吐けないがハッタリは言える』、行使できる系統は光闇聖魔禁、使える魔法はほぼ総て、独自設計の魔術多数…》

 

分析結果は驚くものであった。アイツには鬼の血が入っているようだった。だから、シュナは…スキルに関しては、『透過』が厄介だ。ヒナタを殺してしまったのは、アイツの身体を攻撃が透過したからのようだ。

 

行使出来る系統の禁って何だ?

 

《解 禁断の魔術、所謂禁術系です》

 

危険な予感…

 

《解 とても危険です》

 

戦うとマズいのだな。

 

《解 再三再四警告は出しましたよ》

 

そうですね…だけど、負けるのは悔しいのも事実だ。俺は負けず嫌いであるから。

 

《告 戦った場合、勝率は0%です。これも再三再四お伝えしましたけど…》

 

そのようです。だけど、一矢報いたいんだよ。

 

《解 この世界を終わらせる覚悟があれば…》

 

そこまで大規模な戦いになるのか?う~ん…

 

 

 

---シュウ---

 

目の前に、ギィ・クリムゾンとレオン・クロムウェルが、倒れている。

 

「ふん!口ほどでも無い」

 

アインズが二人を見下ろしている。ケンカを売って来たので、アインズに転売をしたのだ。

 

「まぁ、この世界では最強のツートップらしいぞ」

 

「これでか?」

 

「まぁ、これでだ。そうそう、迷宮鍛錬に、モモン姿で行ってくれるか。ナーベと共に」

 

「いいのか?」

 

「何かあったら、呼び出すよ。デミウルゴス達は、腹黒狩りをしてくれている?」

 

「あぁ、仰せの通りにだ!」

 

「そうそう、ナザリックに水洗トイレを導入の件はどうなった?」

 

ナザリックのメイド部隊であるプレアデスが、この世界で水洗トイレの有り難みを知ったようだった。

 

「デミウルゴスに指示してある。離脱までに、ここのシステムを盗むように言ってある」

 

「そうか」

 

最強の魔王を放置して、この場から転移した。

 

 

 

---リムル・テンペスト---

 

ギィとレオンがやられたそうだ。それもアイツの配下に…ミリムもアイツの陣営に入ったらしい。そのミリムがクルムという友人と共に、俺の目の前にいる。

 

「ミリム、クッキーは無いのか?」

 

「ちょっと待ってね。リムル、クッキーはどこかな?」

 

クッキー?

 

「シュナに言えば、作ってくれるだろ?」

 

「シュナがいないんだよ」

 

いない?あれ?俺が尋問した後、どうした…あぁあぁぁぁ~!胃袋に取り込んだままだ。

 

「ミリム、無いのか?」

 

「う~ん、ごめんね…無いみたい…」

 

「うむ、シュウに強請ろう♪ココナツサブレを出して貰おうぞ。ミリムは食べた事あるのか?」

 

「それは、無いわねぇ。じゃ、リムル、またね」

 

ミリム達が部屋から出て言ったので、胃袋からシュナを取り出した。そして、シュナの部屋のベッドに寝かして、自分の部屋に戻った。

 

しかし、あのクルムって少女はマズいだろう…種族が魔王って表示されたし。根っからの魔王なんだろうな。あの無邪気な少女二人が、暴れただけで、この世界は消えそうだよ。

 

「リムル様、シュナが見付かりました」

 

って、ベニマルが駆け込んできた。

 

「そうか…」

 

無表情スキルで乗り切る。いや、スライムに表情は無いかもしれないが。

 

「ほぉ~、面白いマネをしてくれたね」

 

って、アイツが現れた。身構えるベニマル。

 

「面白いとは?」

 

「僕が迎えに行けない場所に、シュナを幽閉したんだよ、スライム君はね」

 

コイツ、見ていたのか…まさか、あの無邪気な二人は罠か…

 

「どういう意味だ!」

 

ベニマルがアイツを問い詰める。

 

「スライム君の胃袋に納めていたんだよ」

 

「何?」

 

うっ!ベニマルの視線が痛い。シュナがいなくなり、心配したんだろうな。

 

「スライム君の胃袋の中じゃ、迎えに行けないよ。あぁ、シュナは連れ帰る。衰弱しているようだし、彼女にはクルム達にクッキーを焼いて貰いたいからな」

 

そう言い残し、アイツは消えた。

 

 

 

---シュウ----

 

目の前でプリンが二つ揺れている。上にはサクランボが1つずつ載っているので、それを舌で味わう。

 

「いい…もっと、虐めてください」

 

では、プリンの谷間に顔を埋めて、ヒナタ産の汗の結晶である塩を舐める。

 

「あぁ…いいっ…です…」

 

パンパンと肉同士が叩き合う。メスに目覚めたヒナタの下半身は力強い。貪欲に打ち付けてくる。

 

「あぅ…」

 

達したようで、僕に身体を預けてきた。

 

「はぁ…はぁ…」

 

ヒナタの息遣いが荒い。

 

「もう少し、耐久力があるといいな」

 

感想を伝えた。

 

「努力致します」

 

振り返ると、無邪気そうな少女が二人、行為を終わるのを待っていてくれた。

 

「じゃ、これ、今日の分だよ」

 

ココナツサブレを二つ取り出して、プレゼントした。

 

「ありがとうなのだ」

 

「ありがとう」

 

「シュナが元気になれば、クッキーを焼いてくれるよ」

 

「はいなのだ」

 

「うん」

 

クルムとミリムは素直でいいなぁ。さて、あのスライム君はどうしたものか?シュナを、あんな場所に監禁するなんて…

 

 

 

---リムル・テンペスト---

 

シュナの記憶から得た情報を元に、幹部会を開いた。

 

「それは、勝ち目は無いでしょ?」

 

って、ベニマル。うん、俺もそう思う。透過と禁術系が厄介である。

 

「ゼギオンとディアブロを瞬殺した術も、脅威です」

 

って、ソウエイ。あぁ、あれは脅威だな。ディアブロの方は聖属性による浄化だろうけど…

 

「いや、脅威なのは、配下の者達もだな」

 

って、ハクロウ。あれも脅威である。現在4周目らしい。最下層を護るゼギオンを、屠れる弟子が数名いる事実…これを脅威と言わず、なんというのだ?

 

「ギィとレオンがボコられたし」

 

最強の魔王2名が、アイツの配下にボコられたそうだ。魔王2名で戦ったのにである。

 

「どう考えても、勝ち目無いよな~」

 

ミリムとラミリスが主様って呼んでいる時点で、俺は詰んだ気がする。特に、ミリムと一緒にいるクルムって魔王が危険だ。あのミリムが気を使っているように見えたし。あれって、本能的にミリム自身よりも危険だと判断したんだろうな。

 

「あぁ、配下に魔王クラスが数名います」

 

って、シオン。俺への怒りは解けていないようだ。俺の言葉により、返品されたと思っている節がある。

 

「魔王クラスとは?」

 

ベニマルが訊いた。

 

「直接、面通しして下さったのは、一人だけですが、異世界の魔王が数名いるそうです」

 

異世界の魔王か…って、魔王を配下に置けるって、アイツは何者なんだ?

 

「後、戦力はわかるか?」

 

ベニマルが再度訊いた。

 

「後は知らないです。私は戦闘要員として、扱われていなかったですから」

 

シオンが戦闘要員未満だと言うのか?この世界では準魔王クラスなのに。

 

「あくまで、私はお側要員です。それなのに…」

 

また、俺を睨むシオン。

 

「わかったよ、シオン。最悪、シオンは差し出す方向にする」

 

「証文を書いて下さい」

 

シオンに信用されていない俺。

 

「大変です。天使の集団が天から攻めてきました」

 

この展開で、天使まで舞い降りて来たのか?俺達は外へ出ると、天使の大群の前にアイツがいた。

 

「悪いけど、僕は天使と神が大嫌いなんだよ。消えろ!」

 

アイツの言葉に反応して、空は魔法陣で埋め尽くされ、天使達が燃えて落ちていく。そして、アイツは何事も無かったように俺達の前に舞い降りた。って、いうか、アイツの背中には天使の翼がある。コイツ、はぐれ天使なのか?

 

「違うよ。僕は天使と鬼のハーフな化け物だよ♪」

 

《告 この方は、地獄と天国を統べる王です》

 

シエル先生から、驚愕な情報がもたらされた。

 

 

 

 

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