---美坂美琴---
暖かい光に包まれている。何も着ていない感覚で、どこかに浮かんでいるようだ。瞼をゆっくりと開けると、周囲には私が沢山いた。妹達だ。
「なんで、あの子なのって、ミサカはミサカが本物だと訴えたり」
私よりも幼い、目の下にピンク色のクマがある少女。紅の師匠に甘えている。あの子は確か、打ち止め…ラストオーダーと呼ばれている固体だわ。
「今度こそ連れ帰ってよって、ミサカはミサカは甘えたり」
「あぁ、そのつもりだよ。妹達と一緒に連れて行く。前回は、ミサカだけしか手元にいなかったからな」
「うん♪」
甘えるように抱きつき、寝息を立て始めた。
「うん?起きたのか?」
私の方へ振り返った。
「ここはどこ?」
「僕の家だよ。ちょっと怪我が酷くてなぁ。紅と緑は躾をしておいたから、今度からは手加減をすると思う」
躾?
「あぁ、ケンカ両成敗だよ。君にも躾をする」
私に躾?彼の指先が私の股間へ…次の瞬間、全身に電気が走り抜けて行く。太股が震えている。腰が勝手に動く…これって…乳房が張りつめていき、乳首が締まっていく。口元から唾液が垂れている。イク…頭の中が白くなって…
自分から股を広げ、彼を受け入れていた。体内で波動を感じる。身体の芯が熱くなっていく。男女の関係ってことかな?腰が前後に動き、口の中に彼の舌が入って来た。私の舌と絡み合い、彼の唾液と私の唾液が混じり合い、その結果、化学反応が起き、私の中で何かが変化したかもしれない。
「君も君の妹達もミサカも、お持ち帰りする。それでいいかな?」
彼の声が身体に浸み渡っていく。全身を使い、頷く私。もっと、一緒にいたい。私の理性が叫んでいる。彼は私の中に何かを埋め込んだ。徐々に全身に力が漲っていく。精力剤かな?
四つん這いになり、彼を口で受け入れた。腰をあげると、前後の穴も彼を入れていく。私の乳首とクリトリスは彼が受け入れてくれた。彼の口の中で喜ぶ私の部位達…私は大人の階段を、昇り始めたのであろう。
----代羽イッセー---
ネギさんと魔法科高校へ通っている。学校近くのアパートを借りて、通学をしている。ネギさんはE組、僕はA組である。僕達の関係は双子である。ネギさんが兄で、僕が弟って感じである。
「ネギは出涸らしで、イッセーが才能を一人締めか?」
って、エリカ。
「そうでも無いよ。ネギさんの方が、1発の威力がデカいし」
案件中に死にそうになったことが何度かあった。味方への誤爆が多いネギさん。師匠曰く、「複雑な命令が理解できない」らしい。
「ネギの能力ってなんだ?」
達也に聞かれた。
「八重奏です」
「何?」
達也のネギさんの見る目が変わったようだ。八重奏は七草家の当主の能力であるから。
「お前達、七草の関係者か?」
「いえ?どちらかと言うと4ですよ」
今回も師匠が司波真夜さんを脅したというか、躾をしたらしい。狂気という意味では師匠の右に出る者は無く、狂気を愛する真夜さんは、師匠を前にして、メロメロに酔いしれたそうだ。
「4だって?」
エリカと達也が驚いている。深雪もだな。
「そうか…ヨハネだから4なのか…」
って、エリカが納得しているが、達也と深雪が怪訝な顔て見つめてきた。彼らは4の関係者であり、代羽家という分家を知らないのだろう。そもそも分家でも無いからな。
「お前達は何者だ?」
「いやだな~、同級生じゃないですか」
笑って誤魔化す僕。最悪な場合、同化吸収するので、ある程度、自由に動ける僕とネギさん。
---シュウ---
この世界にはバンパイアがいるそうなので、ルーマニアの南部のバンパイアの里に、ナザリック大墳墓を設置した。アインズ達には、ここを拠点にしてもらい、欧州とロシアの間引きを頼んである。
ローマにはファルコン達を派遣した。聖騎士として、潜入させる為である。
ディアヴロ達には南フランスの森に潜伏して貰った。人外種族の調査の為と、人間からの迫害を防ぐ為である。
そして、僕は美琴と、ミサカとシスターズの保護をしている。
「私…」
「まぁ、普通に暮らしていて、大丈夫だよ。ミサカとシスターズはここにいるから、美琴に何か危険が迫れば、直ぐにわかるし」
「ここにいちゃダメですか?」
「女子寮暮らしだろ?それに、通うには遠いぞ」
「でも…」
「週末に遊びに来い」
「はい♪」
関係を持ったせいか、乙女属性が強くなったような…美琴を寮へ送り届けて、ツッチー達と合流した。火織を通じて、土御門とステイルは味方にしてある。
「おぉ、いらっしゃい」
って、ツッチー。
「どんな感じ?」
「インデックスの消失で、どの陣営も彼女を探しています。そちらは?」
と火織。
「僕の方?ミサカネットワークとラストオーダーを手に入れたよ。これでアレイスターの悪巧みは1つ消えただろ?」
「ここを弱体化すると、色々な勢力が攻め込んで来そうにゃ」
「弱体化はしない。だけど、無差別な悪意は消す。それだけだ。それに、ナンバーズ家系がいるから、攻め込むことは無いと思うが」
魔法科高校があるって、そういうことだと思う。リセット後に僕の介入で、学園都市を弱体化させた反動で、あの世界をこの世界が呼び込んだ可能性はある。
問題は、この国の軍部と学園都市の癒着であろう。
「ステイルはどう思う?」
「魔術と魔法と科学は相容れない物だ。科学の粋を集めたミサカネットワーク、魔術の粋を集めたインデックス、じゃ、魔法の粋を集めた物はなんだ?」
「完全調整体だろうな。僕が恐れているのは、完全調整体に、インデックス、ラストオーダーの能力を載せた時だと思う。そいつは化け物になるぞ」
いや、もう存在はしている。ネギがそうだ。ただ、インデックスの能力は、アイツの記憶容量では無理であるが、既にプリセットで、戦略級魔法が8つもアイドリング状態で収まっているし。そんなネギにインデックスの記憶容量が載ると、危険が一杯である。記憶容量よりも、アイツには、作戦を理解する思考領域が優先だと思う。
「じゃ、そんな化け物が出来ないように、祈るだけだな」
ステイルが出て行った。
「そうだ、ツッチー!プレゼントだ、受け取れ」
紙袋を数個渡した。
「何だ?」
「ヨーロッパに行ったついでに、本場のメイド服を買ってきたんだよ」
「おぉぉぉぉ~、ありがとうな」
ツッチーはメイド大好きな変態である。妹にメイド服を強要しているらしいし。
---土御門元春---
学校からの帰りに、スキルアウト狩りをしている。スキルアウトとは、不良集団というか…紅、緑に、何故か美琴が加わり戦力はアップしている。異能系の攻撃には上やんとコガラシがいるので、大怪我は少ない。兵藤は回復要員で、俺は指揮官ってところか。
紅の能力は半端無いって…弾丸すら消し去る防御結界ってなんだ?序列1位のアイツの攻撃も効かない気がするにゃ。
しかし、エロ師匠によると、兵藤の能力が一番危険だから、街中で使わせるなって言われている。どんな能力なんだ?まぁ、街が壊滅するとマズいので、けしかけはしない。
「今日だけで、2つを壊滅かぁ」
って上やん。うん?なんか空気がおかしくないか?
「何か来るよ」
緑と紅が臨戦態勢である。マズいのが来たようだ。
ワォォォォォォ~ン!
三つ首の黒い大きな犬が現れた。アレは何?
「何!ケルベロスだと!」
緑が声を上げた。何故か、緑の口元が緩んでいるのだが…次の瞬間、緑が瞬動術で犬に接近して、あっという間に、3本の首を斬り落としていた。
「ふぅ!たわいもないわ」
いやいや…俺ですら、動けなかったぞ。なんだ、あれ?
「召喚術かな?この世界にはいないよね?」
「いないよね」
って、緑と紅の会話。だけど、二人の臨戦態勢は解かれていない。まだ、来るのか?
グルルルル!
後2匹出て来た。だが、緑と紅により、瞬殺された大きな黒い三つ首犬…
「もう、いないかな?」
「気配は消えたわね」
あの二人の度胸はなんだ?上やんは腰を抜かしているし、コガラシは何もしないし。
「ケルベロスか…」
エロ師匠の声。来てくれたようだ。
「う~ん…召喚では無く、作られたようだな。所謂キメラのようだ」
キメラ?遺伝子工学で作られたのか。
「スキルアウトで戦闘力を試そうとして、お前らに運悪く遭遇って感じだな」
エロ師匠が触ると灰に成っていくキメラの亡骸達…
「うん?キメラじゃ無いのか…そうか、一体だけ召喚させて、クローン体にしたのか」
灰を即座に分析したエロ師匠。なんだ。その能力は…
「当分、裏道には入るな。危険だからな」
エロ師匠は緑、紅を連れて消えた。
---代羽イッセー---
『ケロベロスを発見、注意しろ』
と、団長から念話が届いた。召喚師がいるのか?考えていたら、深雪が襲い掛かってきた。そうだ、体術の授業中だった。深雪の手首を掴み、彼女をねじ伏せていく。
「えっ!なんで…」
簡単に制圧されて、驚いている深雪。
「もう1本!」
この世界の深雪は負けず嫌いなのか?また、襲い掛かって来た。瞬動術で、背後に回り、膝カックンで後に倒して、サソリ固めで仕留めた。この辺りは、団長から盗んだテクニックである。傷つけたくない相手を制圧する方法と言うか…
---司波達也---
剣術の授業…ネギがエリカを追い込んでいた。あの剣術は何流だ?見た事の無い流派のようだ。
「参った…」
エリカがこれ以上は危険と判断して、負けを認めた。代羽兄弟…コイツら、何者だ?
「お兄様、悔しいです。イッセー相手に何も出来無いなんて」
家に帰ると、深雪が悔しそうに、今日の体術の授業のことを話し出した。深雪が何も出来ずに、何度も制圧されたそうだ。俺と一緒に体術を習いに行っている深雪が…
俺はテレビ電話で叔母に連絡を取った。
『あら、珍しい。達也から連絡とはねぇ』
「代羽兄弟とは何者ですか?」
挨拶抜きに、担当直入で訊いてみた。
『あぁ、あの二人?そうねぇ、敵にしてはダメな勢力の者達と言えば良いかしら?』
敵にしてはダメ?
「四葉家を以てしても勝て無いのですか?」
『勝て無いわよ。この私を性の奴隷扱いにする奴が親玉よ。勝てる訳無いでしょ?』
アイツらのボスは、叔母を陵辱したのか?あの叔母を?
『調教されたわよ。まったく、この歳で恥ずかしいわ』
って、笑顔の叔母。毒気が抜かれている気がする。
『せいぜい、深雪さんが調教されないように、注意しなさいね。じゃ、またね』
通信がキレた。俺は深雪の元に急いで戻った。異常は無いようだ。
「どうしての?お兄様…」
深雪の頬が少し赤らんでいる。どうして?戸惑う俺に抱きつき、唇を重ねて来た。部屋着から伝わる深雪の感触…ノーブラでノーパンのようだ。どうして?
俺をゆっくりと押し倒し、身体を重ねて来た…?何…何時の間にか、全裸になっている俺と深雪。その日、俺と深雪は1つになった。
---シュウ---
週末、寝ている僕の身体を、ペタペタパシパシするモノがいた。誰だよ~
「あぁ、起きたのだ」
クルムとミリムがいた。笑顔のシュナもいるし。
「なんだよ?」
「二人が主様と手合わせしたいって。私は芳佳さんと定子さんに料理を習いに来ました」
勤勉ばシュナ。シオンに爪の垢を煎じて飲ませたい。アイツ、相変わらず、スライム君に怒りをぶつけているようだし。怒りをぶつけて解決することは少ないのになぁ。
地下にあるトレーニングルームへ向かい、クルムとミリムと手合わせをした。まだ、あれこれ出来ない年齢なので、真面目に戦う。1時間もすると、二人とも疲れたようなので、お風呂に入れてから、リビングへ戻った。
「シュナ!クッキーは出来たのか?」
「今焼いていますよ」
「クルムちゃん、おまんじゅうを食べる?」
芳佳が二人におまんじゅうを差し出した。僕も1つ貰って食べてた。うっ!旨い…麩まんじゅうだ。餡子が程よい甘さだし。
「おいしい…クッキーも捨てがたいけど、これもおいしいです」
って、ミリム。
「遊びにきました」
って、秋沙と制理が入って来た。何をして遊ぶつもりだ?
「あっ!美琴ちゃんも来たよ」
って、緑。だから、何をして遊ぶのだ?
---土御門元春---
学園都市の上層部へ報告をしている。
「学園都市内に召喚師が潜んでいるようです」
「なんだと!」
「伝説の魔獣ケロベロスに襲われました」
「魔獣を召喚しているのか?」
「そのようです」
上層部の奴すら知らないのか。では、どの勢力が召喚したんだ?教会系は呼ばないと思う。そうなると、窓の無いビルが怪しいなぁ。
「その召喚師を見つけて、始末してくれ」
「えぇ、そのつもりです」
定例の連絡を終えて、その場を後にした。情報端末に連絡が着信した。なんだ?開いて見ると、姫神のメイド姿の画像が送られてきていた。はぁ?アイツをメイド姿にって…贈り主を見るとエロ師匠だった。
『今、コスプレ大会しているけど、どうする?』
って…行きたい。
『来たいなら、五和をつれて来い!』
おい…女体不足かぁ…エロ師匠は…五和を探さないとダメだにゃー。