---初春飾利---
「こういう仕様のヴラウザって、作れるかな?」
彼が、私を頼ってくれた。喜んで仕様書に目を通していく。
「これって、何の回線用ですか?」
「何のってことではないけど、ウチで使いたいなって。秘密保持が出来そうな仕様でしょ?ハード面は開発させているんだけど、テスト環境が無いと、テストが出来ないからね」
って。確かにハード的にネットワークを構築しても、効率的に閲覧できないと、意味はないよな。
「わかりました。やってみます」
彼に褒められたい。御坂さんよりもポイントを稼げるかもしれない。
---シュウ---
やっと、ハッキング手段が見付かった。窓の無いビルは、都市全域に滞空回線と言う物をバラ蒔いているそうだ。回線自体は直進タイプの電子ビームを使い、各ノード同士を結び、ネットワークを為しているようだ。なので、ノードのダミーを作りだし、ネットワークの一部として潜入させて、情報を横取りすることにしたのだ。データ自体は量子信号にされているので、変換をしないとダメであるが。
飾利に依頼したのは、量子信号のモニタリング部分である。うまく取り込めているかの確認での行程に当たる。取り込んだデータは、サーバーに一時プールして、ヤマトのチームのスーパーコンピュータ達が元データに復元していくと言う。
「あの…ご褒美は…」
飾利が顔を赤らめて訊いてきた。
「何がいいんだ?」
「私を愛して下さい。きゃっ!」
恥ずかしいなら、言わなくてもいいのに…
「わかったよ。納品してくれたら、濃厚に愛するよ」
対象年齢外なのが難点であるが、かわいいから、いいかぁ。
飾利の部屋を出ると、美琴が待っていた。
「どしたんだ?」
「私の母とは、どういう関係ですか?」
って、僕を睨んでいる。どういうって…
「男女の関係だけど…美琴も参加したいのか?」
「え?」
顔が真っ赤に染め上がっていく美琴。
「成長前と成長後を見比べるのも悪くないなぁ」
「見比べる?」
善は急げと言う。美琴の意識を狩り取り、美鈴の意識も狩り取って、調教ルームへと運んだ。
◇
視覚、聴覚を奪って、口にはしゃべれないように拘束具を嵌めた。そして、お決まりの大の字に拘束した。う~ん、まさに成長前と成長後である。ミサカことラストオーダーの新しい身体は、この中間辺りになる予定である。
まずは平静時の各部位を観察していく。二人共、綺麗な薄ピンク色である。美鈴の方は経年劣化もあるが、それにしても綺麗な方である。
次に、催淫薬を使ってみる。感度のテストになる。美鈴は感度も良いようで、少量で乳首が立ってきた。美琴はまだ感覚に戸惑いがあるのか、少し鈍感かな?股間に顔を埋め、味、香りをテイスティングしたり観察を終えた。
次は淫乱度だな。首に魔具を嵌めて、手足の拘束と、口の拘束だけ解いた。そして、放置して観察だ。
「ねぇ、お願いです。虐めて下さい」
って、美鈴。股間にアレをあてがうと、自らするっと取り込んで腰を動かし始めた。美琴は、どうしていいのか戸惑っているようだ。だから、未だ早いと思っていたんだけど。
それではって、美琴の聴覚だけ解放してあげた。母親のイヤらしい声、身体同士のぶつかる音を聴き、美琴の顔色が真っ赤になっていく。
「どうして…母さん。なんで…」
美鈴がいやらし単語を列挙しだした。
「そんなの母さんじゃ無いよ~!」
体液塗れないなり、恍惚な表情を浮かべ、余韻に浸る美鈴。ここで、美琴の視覚も解放した。目の当たりに見る、メスとなった母親の姿。
「母さん…酷い…」
「その酷い行為が、美琴の望む先だ。だから、お前にはしていないんだよ」
と、美琴の身体を後から抱き締めて、耳元で囁いた。
「え…そんな…」
「男女の仲に幻想を抱くな。これが現実だ。男女があぁして、お前は産まれたんだよ。違うか?」
「そうなんですけど…」
指先で美琴の乳首とクリを刺激している。
「今している行為は不愉快か?」
「いえ…そんな事は無いです。でも…」
僕に背中を預けるように、僕の胸板を背もたれにしてきた。
「でも…私だけを見て下さい」
「まだ、早い…わかるだろ?」
そんなに湿り気の無い股間。まだ、性的な刺激を受け入れる準備が出来ていないのだろう。
「後、2年は待ちたい。待てないか?」
「待てない…でも…そうですね、背伸びはダメかな」
理解してくれたようなので、二人の身体の汚れを流し、二人の部屋のベッドへ寝かしつけた。
---土御門元春---
結標に呼び出された。
「なぁ、アイツのヤサを教えてくれ」
う~ん、コイツも堕ちたかな?
「この街には住んでいない」
「そうなのか?」
驚いている。まぁ、通いで破壊活動する工作員は珍しいよな。
「どこに住んでいるだ?」
「立川駅から電車で1時間だぜい。遠いだろ?」
「遠いなぁ…」
う~ん、壁にのの字を書いているし。お前、乙女に染まっていないか?
「なぁ、アイツは何者なんだ?アクセラレータと海原達と一緒に活動しているそうじゃないか」
「まぁ、しているが…」
「土御門、アイツの事を知っているんだよな?」
「知っていることは知っているが…」
「何者なんだ?アクセラレータが一瞬で倒されるなんて…」
どんな能力者でも、アレは防げないだろう。心臓を直に舐めるって。一体、どんな味やら。
「アイツの能力って何だ?」
「能力か?確か、エロ系特化とか言っていたかな」
「なんだ?そのエロ系特化って…」
「男は瞬殺だから、お前の方が体験しているんじゃないか?」
「あっ…あぁぁ…」
想い出したのか、耳まで朱いんだが…
「そういう能力だよ。で、どんな能力なんだ?」
「言えないって…あんなこと…」
想像は出来るが、そんなことを口に出せば、二次被害を喰らいそうである。
「あぁ、小萌先生なら、家を知っているぞ」
「え!そうなの?早く言えよな!」
って、嬉しそうにスキップをしてさっていく結標。
---司波達也---
退院をして、代羽家に付いて調べて行く。だけど、何もわからない。歴史的に登場しない家系のようだ。一般人の家系なのかもしれない。だけど、あの二人は一般人では無い。何者なんだ?
その糸口は、軍部の知り合いである藤林響子さんが、持って来てくれた。
「極秘情報扱いだから、取り扱いは注意してね」
と、前置き。
「ヨハネの黙示録って知っている?」
「えぇ、新約聖書に収められて…まさか、ヨハネって…」
「そう、その黙示録の作者の末裔が代羽家だと思う。でも、彼らは粛清されきって、子孫はいない筈だから、彼らの関係者の可能性があるわ」
「粛清されたって?」
「最重要な極秘情報よ。その子孫は、人類の行く末を左右する能力を持っていたそうなの」
人類の行く末?
「今となっては確認できないけど、黙示録にあるように、神の啓示を見る能力を、持っていたとされているわ」
「神の使徒ってことですか?」
「えぇ…ただ、十字教辺りがそんな存在は認め無いから、粛清対象にしたのよ。全人類の敵としてね」
全人類を敵に回した家系なのか…
「響子さんは、どうみますか?」
「おとぎ話クラスの話よね。もし、生きているとしたら、話はしてみたいけど」
おとぎ話クラスの奴らなのか?
「後、八重奏の保持者は、調べたけど、後にも先にも七草弘一以外はいないわ。もしいるとすれば、魔法師協会員ではない家系に産まれた可能性があるわ」
「同時発動の件は?」
「七草弘一の八重奏では無理よ。そこまでの魔力を持てないから」
「そのうちの1発はマテリアル・バーストでした」
「そうなると、化け物クラスよ。人間では無い可能性が大だわ。調整体と疑った方がいいわね。軍部でも監視対象にすると決定をしたから」
『お前は、忠告を破って、今度は軍部へ情報をリークか』
あの時の声が脳裏に響いた。周囲を見回すが誰もいない。
「どうしたの、達也君」
「マズいです。コチラの動きがバレたようですよ」
「え?!」
ここは軍部の極秘マンションである。セキュリティは世界最高レベルと謳っていたはずだ。なのに…
「お兄様…その女性はどなたですか?」
何?この場にいなかった深雪が目の前にいた。響子さんを見ると、氷像になっている。
「お兄様は私だけのものよ!」
ガッシャン!
近くにあった、リモコンを投げ付けると氷像が粉々になった。
「これで、私だけのお兄様ですね」
深雪が深雪で無くなった気がする。アイツらの仕業か?俺達は、その場から逃げる様にして立ち去った。
翌日、学校へ行くと、あの兄弟はいなかった。
---代羽イッセー---
意外に早く正体がバレたので、魔法科高校から撤収をした。まぁ内通者がいるので、情報は随時取れるはずだ。ネギさんは次の作戦まで聖域で休暇だそうだ。そして、僕は師匠の元で休暇することになった。
沢井にあるアジトは、知らない女性が多くいた。相変わらずの師匠であるようだ、
「何か掴めたか?」
師匠に訊かれた。
「特に怪しい動きの家系はないようです」
「9は?」
「九島家ですか?あぁ、藤林響子って、9ですよね?」
「そこが怪しいと思わないか?軍部にヨハネのデータがあるとは思えないんだよ。九島家がリークした可能性があるな」
「そうなると、9はどこと繋がっていますか?」
「普通に考えて、アメリカとイギリスだろうな。科学と魔術の融合って感じだな」
「あぁ、なるほど…魔法は科学と魔術の融合ってことですか」
術式をCADというデバイスで発動する現代魔法師。それは、科学と魔術の融合である。
「そういうことだよ。そうなると、ラスボスはイギリスと九島か?」
アメリカにはアレを設置するらしい…
---シュウ---
アルフガンへミサカの様子を見に行った。
「どうだ、ミサカ?」
「うん。妹達が馴染んできたよって、ミサカはミサカは強くなったりして」
嬉しそうなミサカ。ミサカの中では、シスターズ達と会話も出来るし。
「今までと違って、お子ちゃまでは無いんだ。それなりの行動が出来るまで、連れ帰れないぞ」
「うん、がんばるよって、ミサカはミサカは大人の仲間入りになったりして」
まぁ、見た目は大人に近いかな。胸をそこそこあるし、秘部は美鈴の物をコピーして埋め込んであるし。
ミサカの元気な姿を確認したので、赴任先に戻った。
◇
ヤマト達のアジトに立ち寄った。
「どうだ?」
「順調ですよ。あの初春って子はスカウトしたいですね」
って、ヤマト。お持ち帰りリストに入れて置くかな。そこそこかわいいし。
「で、何かわかったか?」
「侵入している勢力は、今の所いません」
「魔獣は?」
「それらしい積み荷は確認できてません」
なら、いいか。
「ローマは制圧完了したようです。ロシアはもう少しかかるそうです」
リアが現状の報告をしてくれている。リア一人で、スーパーコンピュータ数台分の計算力を持っているので、マルチタスクも楽々こなしているし。サイボーグエリカにも見習って欲しいところである。
「そうだ!9の監視を強化してくれ」
「了解です」
ここは任せて大丈夫そうだな。自分のアジトに戻った。
◇
家に戻ると小萌とサラシ女がいた。何しに来たんだ?小萌の吐く息はアルコール臭を纏っている。酒蔵へ行ったらしい。
「ねぇねぇ、今日は泊めて…ヨッパ運転で帰れないよ~」
って、駄々をこねる見た目が小学生の小萌。
「しょうがないなぁ。泊まっていけ。教員資格停止なんかになると、ツッチーが哀しむからな」
「ありがとう…シュウちゃん」
酒臭い小萌が抱きついて来た。なので、小萌の仮部屋へ強制転移させた。
「で、お前は、何?」
サラシ女に訊いた。
「逢いに来たら、ダメですか?」
「いや、構わないが…ツッチーには言って来たか?」
コイツも『グループ』のメンバーでなかったか?
「あっ!言っていないや…」
しょうがないので、ツッチーには連絡をしてあげた。
「で、何の為に逢いに来たんだ?小萌のボディーガードか?」
いや、小萌にボディーガードは要らないと思う。酒臭い小学生を誰が襲うのだろうか?普通は罠の囮と思うだろう。
「逢いたくて来ました!」
それでいいなら、それでいいけど…
「そうか…」
僕の隣に座り、僕に身体を預けてきた。
「初めてなんです。普通のメスとして扱ってくれたのって…」
訳有り物件のようだ。触れないでおこう。仕事が増えそうな予感がするし。って、髪の毛を撫でていたら、寝息が聞こえて来た。精神が張りつめていたようだ。僕の癒やしの力で、安眠できたようだ。彼女も小萌の仮部屋へ強制転移させた。
自分の部屋に戻り、魔獣の件を考察していく。召喚でないとしたら…空間転移系か。転移術の使い手はいたものな。白いクロコップとか。
後、なんだろうな。ふと、ベッドの方を見ると、今日はパンダの着ぐるみパジャマを着て、僕の枕を抱いて寝ているインデックスがいた。コイツの部屋は用意したのに、なんで、僕の部屋で毎日寝ているんだ?
そうか…本来いる場所でなくて、そこに毎回来るようにしてある。強制転移系が、どこかに設置してあるのか?そうなると、この世界には魔獣が生息しているダンジョンがあるのかも知れない。そこに、キメラ研究所とクローン工場があるかもしれない。探すか…ファルコンとディアヴロに頼んで情報を集めてもらうことにした。