※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

81 / 93
ロズワールの野望

 

---一方通行---

 

昨日とは違う奴らが、街に現れた。今度のヤツらは、ヤバい。能力が効かない。なんだ、コイツらは…

 

銃弾を心臓へ撃ち込むが、皮膚に達する前に、無力化されている。どうすれば、倒せるんだ?

 

この街の序列1位の俺が追い込まれている。マズい…

 

「主役登場って、ミサカはミサカは降臨してみたり」

 

何?ラストオーダーだと…いや、俺の知っているラストオーダーよりも、歳が上に見える。だが、特徴的なアホ毛と目の下には桃色のクマがある。急成長したのか?

 

俺を襲っていた奴らが、一斉に倒れていった。コイツ…何をしたんだ?

 

「あのミサカは、内部にマイクロコア状態のシスターズ2万体を、有しているのさ」

 

エロ神が現れた。コイツが何かをしたのか?

 

「正解だ。2万体も連れ出すのは大変だからね。ミサカに集約してみたのさ。元々の身体の大きさだと、2万体は入り切らないから、高校生くらいにしてみた」

 

コイツの発想は、いつも斜め上だな。

 

「能力も物理攻撃も効かないヤツを、どうやって倒したんだ?」

 

「僕の恩恵と加護により、2万体のシスターズを、 滞空回線状態で散布して、敵に対して超密度磁束の磁力線を放射して、敵を囲み、体内磁力のベクトルをリバースさせるんだよ。人体って磁石に例えられるだろ?そのNとSが入れ替わったと思ってくれ。後、電子レンジ効果も生み出せる場合もある」

 

70ナノメートルの大きさで2万個か…テスラコイルってこととか。血流、神経信号に異常をきたした上に、焼かれているのか。だが…

 

「コイツだけで、制御は無理だろ?アホだし」

 

「ふふふ。初春にも加護と恩恵を与え、ビジョネイルの能力を授けた。彼女は電脳空間へダイブできる。ミサカネットワークにダイブして、初春が指示を出し、ミサカが実行しているのさ」

 

コイツ…なんてことをしているんだ?

 

「指揮官がいるんだよって、ミサカはミサカは、初春のお姉ちゃんを下僕にしたり。そして、いい女になったって、ミサカはミサカは、愛を求めたり」

 

エロ神に抱き付くラストオーダー。

 

「作戦が終わったらな。ミサカは一方通行と街を護れ」

 

「了解って、ミサカはミサカは、守護神になったり」

 

オツムはミサカのままか…少し安心した俺。

 

 

 

---ロズワール・L・メイザース---

 

次代の私に憑依した。現在は年齢にして6歳であるが、今までの能力、魔力は引き継ぎをしている。この力により、ロシアとローマの十字教を吸収し、十字教は1つになり、十字教団として、ここイギリスが総本山になった。王家の女性達は、私の召喚した魔女達を憑依させてある。ロシアのアンデッド軍団、ローマの聖騎士、そして72柱の悪魔達、古の天使達も復活させてある。

 

後は、科学の総本山である学園都市にいる者達の魂を以て、アイツを召喚する段階まで来た。魔女ステラをだ!

 

学園都市の上空に展開した魔法陣に魂が吸い込まれて行く。目の前にある魔法陣は、その魔法陣と連動されており、一定数の魂を蓄えれば、発動するはずだ。

 

そして、いよいよ魔法陣が発動しだした。異世界転移による召喚術。魔術の申し子である私にしか行使できないだろうな。

 

魔法陣に光の繭が現れて、その中か、サテラが現れた。

 

「ここは?うん?メイザースか?」

 

「サテラ、漸く再会できたな。」

 

「私はお前に会いたくないが…お前はエキドナと再会したいのでは無いのか?」

 

「そうだよ。サテラ、お前を糧に、エキドナ様を生き返らせる。覚悟しろよ」

 

サテラがいる場所の中心に、新たな魔法陣を発現させ、発動する。

 

「そこから逃げることは出来ない」

 

一瞬、目の前に閃光が放たれ、サテラのいた場所にはガキが立っていた。

 

「貴様、何者だ?サテラはどうした?」

 

「なるほど、お前の目的は分かった。お前の目的が謎だったんだよ」

 

私の質問に答えないのか?なら、自白術で、吐かせてやる。

 

「こんなに信者がいるのか?で、十字教団の神は誰なんだ?」

 

自白術が訊かない上に。質問だと?

 

「そうか、十字教団の信者でなく、魔女教の信徒なのか」

 

こいつ…生意気なガキの上に撲滅魔法の魔法陣を発現させ、ガキに撃ち込んだ。

 

ズッドーン!

 

床から感じる衝撃。何?

 

「この聖堂を撲滅か?お前は、バカか?屋内で使う術では無いぞ」

 

聖堂が…崩れていく…

 

 

 

---シュウ---

 

イギリス清教の聖堂が崩れていく。ヤツの魔術を透過した為、僕ではなく聖堂その物を撲滅させたのだった。

 

魔女教信徒達の魂が、我先にと天界へと昇華していく。

 

ガラッ!

 

ガレキから少年姿のロズワールが現れた。

 

「貴様…」

 

ヤツの横に居並ぶ72柱の悪魔と、古の天使達。

 

「地獄へ堕ちろ!」

 

ヤツが妙なことを言う。現在、地獄に出禁中なのだが…僕に向かってくる悪魔と天使の群れ。目の前で血柱が上がっていく。

 

「何?裏切ったのか?ナイトクロウ!」

 

ローマのトップである男に怒鳴るロズワール。

 

「裏切る?僕達は潜入していただけだ」

 

ロズワールに対峙するジム・ナイトクロウ卿。

 

「あぁ、名乗るのが遅くなり、申し訳ありません。我々はファントムドラグーン所属の親衛隊です。我々が祈りを捧げる神は、十字教の神ではございませんよ」

 

「何?親衛隊だと…どの勢力だ!」

 

天使と悪魔のオーラは潰えた。ロズワールの怒りがヒートアップしていく。

 

「貴様らに恐怖を刻み込んでやる、おいデミウルゴスよ、アイツらを好きにしろ」

 

神父姿のデミウルゴスが現れた。

 

「では好きにさせてもらいます」

 

デミウルゴスは僕の前に進み出て、僕に跪いた。

 

「ただいま、戻りました、マイマスターよ」

 

その様子を見て固まるロズワール。

 

「はっ?どういうことだ…貴様まで裏切るのか?」

 

デミウルゴスはロズワールをスルーした。

 

「では、本当の恐怖を見せてヤル!異界の魔王よ!奴らを恐怖に陥れろ!」

 

ロズワールの隣にディアヴロが現れた。

 

「恐怖か?効果無いがいいのか?」

 

「何をいいたい…

 

「だって、アイツは畏怖なる存在だぞ。それが分からない時点で、お前は終わっているぞ」

 

僕の隣に転移してきたディアヴロ

 

「おっ…おい…まさか、貴様の配下なのか?」

 

「配下じゃないよ。仲間だよ」

 

裸の王様なロズワール。次は何が来るんだ?

 

歯ぎしりをしているのか?相当に悔しそうである。

 

「もういい!この世界を終わらしてやる」

 

ロズワールは禁書に出ていたパンドラの筺の中身を召喚する術式を展開してきた。何が来るんだ?

 

「もう遅い!闇から出でたる闇の王だ!」

 

闇の王…そうなるとアイツか…小さな黒い珠が現れ、徐々に大きくなっていき、アイツが闇の世界の住民と現れた。

 

「これで終わりだ。闇の世界の住民達よ、この世界を飲み込んでしまえ!」

 

闇の王と目が合った。

 

「父様、これはどういう趣向ですか?」

 

闇の住民達が僕に気づき、闇の世界へと還っていく。

 

「アリス、悪いが、ロズワールも連れて行ってくれないか。ウザいんだよ。戦う価値も無いし」

 

「あぁ、僕を召喚したのはロズワールですか?」

 

親子の会話を見ていたロズワールが固まっている。何か、恐い者でも見たような感じだ。何か、恐い者ってあったか?闇の住民達がロズワールを取り囲み、闇の世界へと連行していってくれた。

 

「じゃ、父様、僕は帰ります」

 

「あぁ、気を付けた帰れよ、アリス」

 

僕に一礼して、闇に溶け込みようにして消えた息子。

 

 

 

---土御門元春---

 

ステイルから連絡があり、イギリス騒乱が終わったと言う。この街も明日から静かになるのか。街を覆い尽くすような魔法陣は消えていく。

 

しかし、あのラストオーダーfeat.初春は、最強かもしれない。初春本体は安全な場所に置き、ラストオーダーの能力を全開まで使い切るとは。それに、あの2万のシスターズが脅威である。肉眼では、まず見えないナノカプセルにシスターズの能力と意思を載せ、放出って…レーダーでも感知出来無いんじゃないのか?

 

まったく、あのエロ神と来たら…

 

 

 

---シュウ---

 

案件が終わったようだ。さて、帰るか。スライム君の世界で、のんびりするかな?

 

「で、誰をお持ち帰りにします?」

 

達也に訊かれた。

 

「初春とラストオーダーが確定だ。後、火織と五和、美琴と美鈴か?まぁ、別れの時間は用意してあげよう。当分、シオンがいれば飽きそうも無いから」

 

「了解」

 

て、達也が苦笑いしている。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。