---シュウ---
まず、エナジー補給だ。火織と五和を食す。五和もいいなぁ。柔らかくて…
「噛まないでください。そこはダメです」
甘噛み程度の刺激でも痛いようだ。その点、火織は何をしても大丈夫だ。
「もっと激しく突いても良いデス。もっと、ご寵愛を私だけに…」
貪欲な火織。だけど、この二人だけでは足り無い。う~ん、美琴はいないし…どうするかな。美鈴の元に転移して喰らう。
大人には大人なりの味わいがあり…だけど、若者のような耐久度は無いので、まだ足り無い。後、誰かいた?
この世界の小萌ちゃんは、大当たりだった。エナジー補給を終え、あのVR世界へと転移した。
転移した世界では美琴が倒れていた。急激な変化に耐えられなかったようだ。その姿を見たファントムは、やらかしたことに気づいたようだ。
直ぐに仲間の美琴を呼び出し、同化吸収をしてもらった。
「この世界の私って、エムっけがあったのかな」
って、少しまろやかになった美琴。次にリムルの元へと向かった。
「リムル君、ただいま」
「随分、掛かったなぁ」
元気がなさそうなスライム。こいつでさえ、この世界の変化に耐えるのが難しくなっていたようだ。
「時間の進み方が、この世界が早いんだよ」
家に漂う魂を、総て『強奪』して、魂の保管箱へしまっておく。後で、同化吸収の出来る者はしてもらい、ダメな者にはホムンクルスの肉体を授けようと思う。
「生き残っているのは、リムル君だけかな?」
「あぁ、俺みたいな転移者は大丈夫みたいだ」
そうなると、他の転移者は全滅かな?
「サーバーのある施設は、占拠したよ。今、サーバーの移設作業をしている。この世界を頂くことにした」
「そうか…」
苦しげなスライム。
「さぁ、リアル世界へ戻ろう。リムル君」
◇
リムル君を彼の世界へと届け、僕は姉ちゃんの元を訪れた。
「新たな案件よ」
休み暇は無いらしい。
「どんな案件?」
「聖杯で死んだ者が甦ったらしい。呼びだした者はその場で、喰われたみたいだよ」
姉ちゃんの顔に笑顔成分は1滴も残っていない。それだけ、ヤバい案件のようだ。
「で、どんな世界?」
「召喚した世界は、既に消えた。敵はアカシックレコードを読めるみたいで、リアスのいる世界を片っ端から消しているみたいよ」
リアスのいる世界を?なんで?
僕は急いで転移をした。
◇
空を埋め尽くす邪龍の群れ。まず、この世界にあるの聖杯を同化吸収で消し去った。うん?9枚3セットもあったんだが…他の世界のを奪って来たのか。
次に邪龍の群れだな。邪龍達のいる高度の空気に、サマエルの毒を混ぜてみた。次々に落下していく邪龍達。ここまで多いと、淡々と熟さないと、時間が掛かりすぎてしまう。
「やっと来たわね、エロ神よ!」
僕をおびき寄せる罠…リアスのいる世界を狙うって、そういうことだよな。
振り返ると女神と2匹のダークドラゴンが、僕を見据えていた。なるほど…最凶なる死者を蘇らせたバカがいたのか。
「私はメイビス・ヴァーミリオン。私のナイトの名前はナツとゼレフよ。宇宙を牛耳るアナタに天罰を与えに来たの。ふふふ」
知らない名前だな。誰に召喚されたんだ?
「さぁ、下僕達よ。あの悪神を討ってしまいなさい」
地面から湧き出る妖精達。いや、人間やドワーフ、ゴブリンなんかもいる。地上に生きる者の総決起か?それも、何らかの事情で殺された怨霊系が実態化しているようだ。
「くだらない。そんな理由で、先住民達を殺したのか?異星人達よ!」
「異星人?それは、アナタでしょ?!」
襲い掛かる者達の中に、他の世界のリアス達もいた。つまりは、殺した相手を、使役出来る能力ってことか…死者を冒涜だな。
『地獄の業火』で御炊きあげしていく。
ダークドラゴン達が、僕に襲い掛かって来た。まったく、こんな術で使役するほど、安っぽい魂だったのか、お前達は…
うん?魂が二つずつある。呼び出されて、吸収されたのか?
攻撃をオールスルーにする。コイツらの意図が見えないからだ。僕を殺す為にしては、おかしい。僕を呼び出す為で無いのか?って、なんで呼んだんだ?
「何故、戦わぬ!」
メイビスが声を上げた。
「戦う価値が無いからだよ。お前達、何をしたいんだ?」
僕を殺すのであれば、ドラゴンでなくて、美女を揃えるところだぞ。なぜ、ドラゴンがナイトなんだ?記憶が無いのか?いや、リアスのことは覚えているようだけど…
「戦いなさい、異教の神よ!」
神であることは否定している。あぁ、ドラゴンがウザい。
「火織、シオン、ドラゴンをまかせていいか?」
「あぁ」
「了解だ」
二人のお側要員に、ドラゴンを任せた。僕はメイビスを名乗る女性の元へ飛び上がった。
「私と一緒に死になさい」
うん?呪いか?彼女の身体から黒いモヤが上がり、それは触手に変化して僕に襲い掛かってきた。だけど、僕に触れると灰になっていくのだが。
「どうして…どうして…効かない?」
地上では心を失ったドラゴン2体が、彼女達によって、灰に成っていく。
「心のこもらぬ攻撃に、威力はない。う~ん、『アンクセラムの黒魔術』という呪いか?」
「そうよ…死にたくても死ねない…」
不老不死になる呪いのようだ。神からバツ系である。
「だから、僕と死ぬって?お前のチンケな呪いとは違うんだよ。僕の場合はなぁ」
「チンケって…」
「お前の場合、不老不死の身体だろ?僕の場合は不老不死な存在なんだよ。お前よりも地獄を見てきているはずだ」
不幸自慢なら、負けない。
「私は…お前を許さない…」
「悪いなぁ。僕もお前を許さない」
目の前の女に、僕の駒を入れた。
「何をしたの…」
対女性3連コンポで、調教を始めた。
「やめてぇぇぇぇ~!」
目の前で悶える女から、メイビスの魂を抜き取り、天界へと向かわせた。
「お前は、僕の大切な想い出を汚した。その罪は重いぞ!」
次に、地上へ戻り、迷っているイッセーと一誠の魂を、天界へと向かわせた。もう、戦士では無い彼らには、転生した人生を送って欲しいから。
「あの女、どうするんですか?」
って、シオンが訊いて来た。
「まぁ、毒気が抜けてから、処分は考える」
◇
手に入れた女体は、メイビス・ヴァーミリオンという妖精だった。永久魔力を持つようなので、ツヴァイのいる書物に身柄を預けた。これで、システムUーDを使わないでも魔力残量を気にしないでも良い気がする。
「ここはどこ?」
「書物に封印したから。必要な時に呼び出すよ」
「意味わっかんない…」
「僕もわかっていないし」
「はぁ?」
ツヴァイが暖かい目で、見守ってくれている。大丈夫だろう。
「で、どうするの?枯れたのいた世界へ行くの?」
姉ちゃんに聞かれた。
「行かないよ。美味しそうな女体はいないし。いくなら、転スラの世界だな」
「今の所、問題は起きていないようだよ」
「そうか。じゃ、たまには自宅でまったりかな…」
任務の無い時は大切に時間を使いたい。自宅で白音とまったりだな。やっと、夢が叶うのかな…