次の案件*
案件が終わり、久しぶりに自宅へ帰宅…違う世界で養女となった子供達と共に…アウロスの自宅のサンデッキに転移した。空の色が青じゃないことに驚くリアスを除いた一同。
「あなた…おかえりなさい♪」
笑顔でヴァイラが迎えてくれた。しかし、連れ帰った者達の顔を見て、少し呆れているような…
「今回は大漁ですね…旦那様…」
好き好んで連れ戻った訳では無い。置いて来られるなら、置いて来たかったよ~。
「で、どうされるんですか」
「まず、紹介しないとな…彼女は、この家を護ってくれているシーグヴァイラ・アガレス・鬼門だ。お前達の母親になる」
「お父さん…結婚していたの…」
哀しそうな顔のアイズ。
「うん♪そんな顔するなよ~、なぁ、アイズ」
困った顔になったアイズ。
「で、ヴァイラ、子供達の紹介は要らないよな?知った顔ばかりだろ?ちょっと年齢が若いけど…」
仲間にいる同一キャラに比べ、今回の養女達は幼かった…
「学校へは通わせるの?」
「この世界のルールとか、僕のチームの立ち位置とか、学ばないと、連れて歩けないよ」
「え?置いて行くの?」
リアスが泣きそうな顔で僕を見ている。いや、リアスだけでは無い、アイズも、ティオナも、リヴェリアもシルも…そんな目で見ないでくれ~。
「仕事には、まだ連れ歩けないよ。お前達の死ぬ姿は見たくない。もっと、強くなれ!そうしたら、連れて行くから。約束するよ」
「部屋割りはどうするの?」
ヴァイラに訊かれた。
「アイズとリヴェリア、ティオナとティオネが二人部屋。シル、リアスは一人部屋だな」
一気に子供が…それも娘が6名も増えてしまった。莉愛とシーグが卒業したばかりなのに…ここにリトルとフィアナがいるしなぁ。実子で無い娘が10名も…
「凹まなくていいのよ。あなた、子育て好きだものね。イッセー君、言成君といった息子もいるでしょ?」
いや、あの二人は養子にしていない。親がちゃんと居るし。
「学校は遠いんですか?」
シルに訊かれた。眼下にそびえるアウロス学園を指差し教えた。
「あの学校だよ。飛べれば近いんだけど…歩きだとアレかな…」
ここは小高い丘の上に立つ家だし…
「買い物が大変そう…」
「買い物は飛べるヤツに頼めばいいんだよ」
ちょうど良いタイミングで、ガイアとシーナが転移してきれくれた。
「こっちのガタイに良いのがガイアで、そっちの線の細いのがシーナだ。この二人に頼めば大丈夫だ。新しい子供達に、自己紹介をしてくれるかな?」
実子二人に指示をした。
「父さん…こんなに…養女にした経緯は聞きましたけど…確かに父さんの言うように避けられなかったと思いますが…」
息子に苦言を呈された。ダメな父親だよ、僕は…はぁ~。
「俺はガイア・グレモリー・鬼門だ。この世界で魔王をしている。父さんの長男になる」
ガイアを不思議そうな顔で見るリアス。
「ガイア、リアスのフォローを頼むよ」
「わかったよ、父さん」
ガイアがリアスと同じ目線になるようにしゃがみ、話し掛けてくれた。
「私はシーナ・アガレス・鬼門です。ヴァイラ母様の介護をしながら、お手伝いをしています。父様の次女になります。よろしくお願いしますね」
「病気になったり、怪我をしたら、シーナに言ってくれ。回復能力持ちだからな」
突然の実子登場で固まる養女衆…幼女は苦手だよ~
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子供達をヴァイラ達にまかせて、姉ちゃんの元へと転移した。所謂、仕事の打ち合わせである。
「で、次の案件は?」
「え?スキンシップしようよ~、ねぇ、亘」
姉ちゃんは僕を亘と呼ぶ。姉ちゃんの頭では僕を、かって弟であった神代亘として、捉えているのだろう。
「ごめん…そんな気分じゃない…」
「育児疲れ?似合わないよね~。まぁ、エロ神としては対象外の年齢か」
ビンゴだよ、姉ちゃん…手を出す気になれない。胸の膨らみはうっすらとだし…完成形を知っているだけに、待ち遠しいのが実情ではある。
「なんだよ、結局、喰うんかい…」
呆れた目付きで見る姉ちゃん。えぇ、ダメな親父です…
「次の案件なんだけど…厄介な相手だよ。『報復型憑依能力』持ちの精神生命体だ。自らを倒した敵に憑依して、その身体と能力を乗っ取るんだそうだ」
厄介だな。でも、手立てはある。
「どんな手立てだ?」
僕の心を読んだ姉ちゃんに訊かれた。
「深雪のコキュートスで精神を凍らせて排除するんだ。その場合、宿主の精神がどうなるかだな。分離形の能力者はいないし…」
「手段はまかせる。ソイツのいる世界の最高神から、早く退治してくれって、せがまれているんだ。強い相手に次々に憑依して、最後は自分が狙われるのではないかと、怯えているようだ」
が、資料を見てみると、問題があった。
「なぁ、軌道エレベーターが有るのか?」
「うん?有るねぇ」
「ドラン君を持ち込めないじゃないか…」
「あぁ…」
衛星軌道上まで伸びているエレベーターがあるんじゃ、制空権が取れない。そうなると空中浮遊城のドラン君は持ち込めない。
「地上に置けないのか?」
「あんなデカイのをどこに置くんだよ。そうなると、次元の狭間にベースキャンプを置くか…待てよ…憑依する瞬間に滅せれば良いのか。そうなると…リアスが適任か。分離をしないでいいし」
「どのリアス?」
「莉愛が適任だけど、今ダメだからなぁ…どうするかな。滅の力をフルアーマー状態に出来るやつでないと…」
脳裏に浮かぶのは…今回のお持ち帰りしたリアス。基本ステータスは、リアスの中で一番高い。転生でなくて転移で2度も人生をしているし、胎児の状態で僕と会話をしていたような気がするし。
「戦闘能力は現地で叩き込むのか?」
「それしかないな」
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リアスと二人、転移したのは、新東京・天之御柱市だ。街の中心には『アマノミハシラ』と言う軌道エレベーターがそびえ立っている。円形に広がる都市部の外周には、貧困層の集落が点在しているらしい。
「どこに行くの?」
心配そうな表情のリアスに訊かれた。
「まずは、住む場所を探そう」
街を見回り、適当な宿を探し歩く。ウォータフロントに仙境館という温泉宿を発見した。ここに泊まるかな。手続きをして、部屋に案内された。日本家屋はいいなぁ。畳だし♪
「お客様の担当になりました、結城 忍と申します。よろしくお願いします」
ショートカットのかわいい女の子が、頭をペコっと下げた。
「よろしく頼むよ。僕はシュウで、アイツはリアスだよ」
「お二人のご関係は?」
「師弟だよ」
本当の事を言ったのだが、リアス的には不満そうである。
「食事は和食中心で頼むよ♪」
「はい、わかりました」
女の子は頭を下げて、部屋を出て行った。
---雪姫---
怪しい人物が宿泊したようだ。当宿は新東京の沖合10kmにあるのだが、今日は船は入港していなかった。どうやって来たんだ?まさか、フェイトの送り込んだ刺客か?確かめてみるかな。部屋を出ようとした時、
ドッカ~ン!
デカイ爆発音が聞こえた。何が起きた?敵襲か?部屋の窓から音源を見ると、刀太が重力剣で攻撃したようだった。おい、正体を見極めないで攻撃か?危険すぎる。現場へと急いで向かった。
---近衛 刀太---
散歩に出て来た怪しい人物に訊いてみた。
「なぁ、お前達は、どうやってここへ来たんだ?今日は船が接岸していないはずだけど」
「この宿は、客に横柄だな」
答えない。いや、答えられないのだろう。
「客?お前、雪姫を狙っている賞金稼ぎか?」
「だったら、どうするんだ?」
『1000倍』
重力剣で斬り掛かった。
ドッカ~ン!
地面は抉れている。だけど、アイツは平然と俺をみていた。確かに正面から斬ったはずなのだが。
『1万倍』
ドッカ~ン!
何?平然としているアイツ…なんだ、コイツ…
『10万倍』
ドッカ~ン!
有り得ない…10万倍の重力剣を真面に受けて、平然と俺を見ている。
「少年よ、相手の力量を測らずに、全力で攻める真っ直ぐさは好きだけど、戦場では真っ先に死ぬぞ『エアスタンプ』」
アイツの呪文を聞いた後、意識が途絶えた。
---雪姫---
現場に着くと、刀太の身体が圧搾された時だった。手遅れかぁ…刀太の身体は潰されたトマトの様に血肉が飛び散っている。これでは再生に時間が掛かりそうだ。
「うん?再生能力持ちなのか?だから、あんな無謀な戦い方なのか。『氷点の監獄』」
刀太を潰した者が新たな術を発動した。刀太の血肉が凍っていく。これでは再生能力は機能しない…何者だ、コイツ…
「刀太君!貴様ぁぁぁぁ~!」
九郎丸と夏凜が斬り込んでいった。
「これはペットに良さそうだ♪『脱衣』『緊縛』『催淫』」
聞いた事の無い呪文…二人は全裸にされ、亀甲縛りをなされて、悶えている。なんだ?この魔法体系は…
「お前が師匠か?」
「そうだ。で、貴様は何者だ?」
「温泉に湯治に来た客だよ。この宿は、粋な歓迎をしてくれるね」
「弟子を返せ!」
どさっ!
湯治客と名乗った男が何かを投げて来た。視線を移すと…キリヱだった。顔色から判断すると息絶えている。なぜ、リセット&リスタートしないんだ?
「『死に戻り』使いがいたとは、少し油断したよ。あぁ、その子は脱魂死だから、死に戻れない。魂は僕が持っているからね」
コイツ…ネクロマンサーか?
「仲間を助けてあげるけど、それなりに礼を尽くせよ♪」
見返りか…
「何を望むんだ?」
「お前を下僕にする」
何を言っているんだ?私は、不老不死の吸血鬼の真祖『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル』だぞ。下僕になんかなるものか!
「ほぉ~、お前はバンパイアか♪」
コイツ…心が読めるのか…
「ダダ漏れだよ。僕の前で嘘はつけない」
まずい…何者だ、コイツ…下手に攻撃すると死亡フラグが立ちそうだ。
「まず、自ら全裸になれよ♪」
言われた通りに着ている物を脱いでいく。でも、脱ぐのに時間が掛かる。この私の身体が、目の前の者に恐怖を感じていた。指先がうまく動かない。
どうにか全裸にはなれた。今度は何だ?
「お前の身体で奉仕しろよ♪」
そんなの…私のプライドが許す訳無いだろう。
『マリオネットモード』
また、聞いた事の無い呪文を唱えたアイツ…私の身体は、私の意志に関係無く、アイツのモノを舐めていた。みるみるデカくなるアイツのモノ…
「頬張れよ♪」
無理だって…顎が外れたのでは無いかと思う位に口を開けて、アイツのモノを頬張った。喉の奥まで到達している。経験したことの無い屈辱感…しかし、それよりも高揚感が勝ってきた。どういうことだ?
「あっ…うっ…うぅぅぅ…」
胸がモヤモヤする。乳首が起立をして、彼の命令を待っている。どうした、私の身体よ!
「じゃ、四つん這いになって、忠誠心を見せろ♪」
四つん這いになり、無防備な箇所を彼に向けた。そこに顔を埋める彼。臭いを嗅がれ、味を確かめられていく。
「もう、ヨダレがすごいなぁ」
ゴクゴクゴクッ
股間に口を付けて、私の体液をのんでいる…プライドは彼に喰われた…堰を切ったように、正常位、騎乗位、坐位など様々な体位で奉仕をし続けた。
「満足だよ。お前の奥底に、僕の印を刻んだ。僕の持ち物になったよ♪」
もう…自力で動けない…精も根も吸い取られたようだ。何者だ、コイツ…
---シュウ---
雪姫というバンパイアを下僕にした。で、次のお客様係が来たようだ。空を見上げると、一人の男性が浮かんでいた。
「エヴァンジェリンよ、惨めな姿だな。もう高貴な吸血鬼では無く、タダの雌犬に成り下がったとはなぁ」
「僕の下僕をメス犬呼ばわりしないでくれるか?」
僕が指を鳴らすと、空に浮かんでいた男の全身から煙が立ち昇り、地面に激突した。男の頭に手を翳し、記憶を読み取る。
名前はフェイト・アーウェルンクスで、太陽系世界最強の魔法使いらしい。最強ね…僕の自作魔術で死に絶えたクセに…全人類不老不死化計画が最終目的か…それはダメだな。魂のリサイクルが出来無くなるし、赤子は永久に赤子の状態になってしまう。コイツも消えてもらうかな?
で、下僕の女の方は…名前は雪姫、本名をエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルと言う。真祖の吸血鬼なので、始まりの吸血鬼ってことかな。
「で、解釈でいいのかな?」
忍を呼び出して訊いてみた。
「世界が違うからな…どうなんだろう?」
忍は怪異の王という二つ名を持つ吸血鬼である。
「それよりも、主様。この女、年齢を詐称しておるが」
あぁ、大人に見せているよね。気持ちいいから、知らないことにするかな。
「本来の姿になった方がいいのかのぅ」
忍が困ったような表情になった。
「忍は今のままでいいよ。個人的に言うと、その姿の方がかわいいよ♪」
忍の頭を撫でて上げていると、僕の中から、頭を撫でられたい者達が出て、整列していた。オーフィス、リリス、アポだ…順繰りに髪の毛をワサワサしてあげた。