幻想の約束 ~魔の蜜に蕩かされる気高き貴婦人~ 作:ねりうす
「じゅぷっんぷっんぷっんぐっ・・・あむっじゅるっ♥」
「ふむ、・・・・そうか。クククッ、おもしろくなってきたじゃないか」
私から書類を受け取った彼は、裸のまま書類に目を通していく。
しかし、そのままというわけでもなく這いずるようにソドムの股へ顔を埋めたチョコレートコスモスに先程の情事の残滓を舐めとらせていながらいた。
普段の清廉な雰囲気を出すチョコレートコスモスとは一切違う、淫靡な表情を見ていられず目を背けてしまうリュウゼツラン。
「クククッ・・・、なにか言いたげな様子だな?」
まるで、こちらの心を見透かすように挑発的な言葉を投げかけてくるソドム。
「ッッ・・・・、そうね・・・、まさか私以外にもこんなハレンチなことをしているなんて思ってもいなかったわ」
そう責めるような眼差しで言い放つリュウゼツラン。彼は言い訳をするわけでもなく口元を釣り上げるだけだった。
「れろ、ちゅっ♥・・・それは、違うよリュウゼツランちゃん。自分から望んで『ご主人様』にご奉仕させてもらってるの・・・んっ、ちゅろっ」
ソドムへの奉仕を続けながら、リュウゼツランの誤解を埋めようと喋るチョコレートコスモス。
「チョコレートコスモスさん・・・・」
「言ったよね、自ら望んでこのチョーカー、団長のモノっていう『証』をつけてるの♥」
チリンと金の鈴が揺れる。
「ぇ、・・・ぁ、もしかして・・・」
この一ヶ月、この騎士団にいて見ない日がなかったそのチョーカー。
こういう意味での、『モノ』としての証だと彼女は言う、つまり・・・・。
「ふふっ、そうだよ。騎士団にいる皆が団長の『モノ』なんだよ♥」
リュウゼツランの答えを先読みするように答えるチョコレートコスモスの表情は、まるで自分のことかのように至福の表情で衝撃の事実を伝えてくる。
「さて、・・・・そろそろいいぞ」
ソドムがそういうと、すぐさま奉仕をやめるチョコレートコスモス。
しかし、射精したあとだというのにも係わらず、未だに陰茎は隆起しており、さきほどまでの口奉仕によるチョコレートコスモスの唾液が照らついていた。
「もう一回チョコレートコスモスを愛してやるのもいいが、せっかく【恋人】が来てくれたんだ、愛してやらないとな」
「そ、そんな・・・私は」
一縷の後悔が頭をかけめぐり、後退り扉へと向かおうとするが、いつのまにか寄り添うように隣にきていたチョコレートコスモスに腕を掴まれてしまう。
「ほら、・・・恥ずかしがらないで?ご主人様に身を委ねればいいんだよ」
振り払うことができずにいると、そのまま衣服に手をかけられ、またたく間に脱がされていってしまう。
気づけば、二人と同様に一糸まとわぬ身体をさらけ出す形になっていた。
「ッ・・・、ゃ・・・」
最期の抵抗のように、身を捩るように乳房と股を両手で覆うように隠す。
「クククッ・・・、まるで誘っているかのような仕草だなぁ?」
「そ、そんなわけっ・・・・ッ」
「冗談さ。・・・それじゃあ、リュウゼツランが逃げてしまわないように忘れられないほど、キモチよくしてやるからな」
――それからの一時は思い出すだけでも頬が紅潮してしまう。
ベッドに仰向けに寝かされた私に覆いかぶさるように身体を密着させてきたソドムによって乳房を弄ばれ、太ももを擦られ、処女膜の手前を指で焦らすように愛撫され続けられた。
我慢しようにも、身体の快感には抗えず甘い嬌声を上げ続ける私を横に寄り添うようにいたチョコレートコスモスが微笑ましく、少し羨ましそうに見守っていた。
――一時間後。
「はぁ・・・ッ、ぁ♥、はぁ・・・」
ソドムのネチネチといたぶるような愛撫が終わると、忘れてしまっていたかのように荒んだ息を吐き出していく。
執拗なまでの愛撫によって悶えた私の身体は火照り、あらゆる汗腺から汗が吹き出ており、部屋にくるまでは整っていた髪は乱れ、顔に張り付いていた。シーツはぐしゃぐしゃになり、膣から溢れ出た愛液と互いの汗によって点々とシミを作っていた。
「ふぅ・・・、ほら、見てみろよ。こんなになってリュウゼツランと繋がりたくて仕方ないんだぜ」
「ッッ・・・」
ガチガチに隆起した陰茎を目の前に据えてくるソドム。
「(これで、膣をかき混ぜられたら・・・、きっとこの人のカタチを身体が覚えちゃう・・・)」
ごくり
自分でも気づかぬうちに、生唾を飲み込んでしまう。
「でも、お前との『約束』だ、俺から無理やりは襲わない。だから、おねだりしてみてくれよ。そしたら、今まで味わったことのない快感と絶頂を何度も味わせてやる」
「そ、そんなこと・・・・、できるわけないじゃない」
絞り出すようにその言葉を突きつけ、そっぽを向く。
「そうか、・・・残念だ」
そう言ってあっさり引いていくソドムに拍子抜けするリュウゼツラン。
「私を使う?」
「いやいい。もうこんな時間だ、そろそろ寝るぞ」
チョコレートコスモスの提案も断るソドム、そういった彼の言う通り、時刻はもう日付が変わる時間になろうとしていた。
「・・・・、そ、それじゃあ私は帰るわね・・・」
身体を動かそうするが、快楽の余韻でチカラが入らずにいると・・・・。
「ん?・・・せっかくだ。泊まっていけよ」
「うん、そうだよリュウゼツランちゃん。一緒に寝よ」
ソドムの言葉に便乗するように提案してくるチョコレートコスモスによってあれよあれよという間にベッドに入ってくる二人。
「ほら、チカラが入らないんだろ?・・・抱えてやるよ」
「ぁ、ゃ・・・キャッ」
軽々しく持ち上げられるとすぐさま、仰向けになった彼のお腹の上に降ろされる。チョコレートコスモスは寄り添い、ちょうどソドムの二の腕に頭を乗せて横になった。
「クククッ、お前らの体温のおかげで布団いらずだな。今度から、寝る時はこうするか」
「ば、バカなこと言わないで。・・・でも、あったかい・・・、団長様も体温高いのね」
「まぁな」
「ふぁ~・・・、ベッドに入ったから眠くなってきちゃったよ。おやすみなさい、ご主人様♥リュウゼツランちゃん・・・」
「ああ、おやすみチョコレートコスモス、リュウゼツラン」
「おやすみなさい、団長様、チョコレートコスモスさん」
チョコレートコスモスの欠伸を皮切りに、団長の体温を感じながらゆっくりと微睡みの淵へと落ちていった。
「(それにしても、チョコレートコスモスがいるとはいえあっさりと受け入れて俺の腹の上で裸のまま寝るとはな・・・、このまま約束を反故にして犯して快楽に染めてやってもいいが、それじゃあまだつまらない。・・・もうひと押しだな)」
✿
それから、彼の普段の対応もかわっていった・・・。
「ちょ、ちょっと、今は・・・んっ♥んぁ・・・執務中よ、ぁ♥」
執務室で事務処理中にも関わらず不意をついて近づいてくると、彼の膝の上に乗せられ、愛撫をはじめられていた。
首すじをなぞるように舐められ、両手は乳房と太ももの内側を揉み、行為に否が応でも甘い声が漏れ出てしまう。
「【恋人】なんだ、別に構わんだろ?」
「せ、せめて、二人っきりに、ぁ・・・、ゃ♥・・・ナズナさんも、そこにいるのに、ぃ♥」
「ふふふ、私のことは気にせずに快楽に身を任せていいんですよ?『ご主人様』に愛してもらえるんですから」
当然のように彼女―ナズナもソドムの『モノ』だったようで、普段どおりの笑顔でこちらを見ているだけだった。
「そういえば、リュウゼツランに朗報があったんだった」
「なに・・んっ♥・・・かしら・・・ぁ♥」
唐突に話を切り出してくるソドム。しかし手は止まらず、衣服の隙間を縫うように内へと侵入してきた手によってさらに愛撫が加速する。
「来週から、アースの部隊と合同キャンプ任務があるんだ」
「ほ、ほんとっ!?・・・ゃ♥」
「ああ、こんなことで嘘はつかないさ。一週間のキャンプ任務だが、初の大規模な合同討伐任務だ、がんばろうじゃないか。な?」
なにか含みのある笑みをみせるソドム。そんな彼を気にしながらも、頷くことしかできない自分に歯がゆい想いを募らせていった――。
✿
「リュウゼツラン」
「ぇ、ぁ・・・・なにかしら?」
名前を呼ばれたことによって、回想に飛んでいた意識が戻る。
「そろそろ、時間じゃないか?」
「ぇ、ええ、そうね。・・・もう会議用のゲルにいかないと、間に合わなくなってしまうわね」
時計を確認すると時計の針は会議の時間、5分前を差していた。
「そうだ。・・・行く前に、リュウゼツランにプレゼントがあるんだ」
「なにかしら・・・・?」
「そんな、離れていたら渡せないだろう?・・・・こっちへ来いよ」
手招きするソドム。その足元には、情事が終わりグッタリと横たわっていた、サンダーソニア、ヒトリシズカ、グリーンベル、チョコレートコスモスが乱れた着衣を直すこともできぬまま膣から精液を垂らしていた。
恐る恐る近づいていき目の前まで来ると、伸ばしてきた手に手首を掴まれ一気に引き寄せられる。
「そんなに怖がるなよ。俺の愛し方が強引なのは認めるが、誰一人として嫌がってないだろ?」
「そうね・・・・」
ここ数日間でみてきた、ソドムに愛されてた花騎士たちは誰ひとりとして嫌がる素振りが一切なく、むしろ幸悦とした表情で受け入れていた。
「それに、誤解があるようだから言っとくが、こういうことしてる団長は俺だけじゃないからな。・・・・それこそ、アースだってやっているはずさ」
「ッッ・・・・」
考えたことがないわけじゃなかった。アース君の周りにも可愛い花騎士がたくさんいたし、隣にはブルーロータスさんもいる・・・・。そういう関係になっていたとしてもなんら不思議なことではなかった。
「・・・・まぁ、いいさ。まずはリュウゼツランにプレゼントをあげないとな」
そう言うやいなや、私の身体を愛撫しはじめるソドム。
「ちょ、ちょっと、ぁ♥、・・・んっ、時間が、ないのよ?・・・ゃ♥」
「すぐ終わるから、じっとしてろ」
ショーツの中へと侵入してきた彼の手から、うずら型のオモチャみたいなモノが私の膣内へと入ってくる。
「ちょ、・・・んっ♥、ちょっと・・・、なにを入れたの」
「イイ物さ。・・・・ほら」
私から一歩離れると、どこかしらか取り出したスイッチを入れる。すると・・・・。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ、ヴヴヴヴヴヴ
「ひゃっ、ぁああっ♥なに、んんっ♥、これ、ぁああ♥ひぅ、ぁぁんっ♥」
途端、膣内に入れられたモノが激しく振動し、膣壁を刺激する。
「クククッ・・・、そんなに喘いで、気に入ってくれたようでなによりだな。・・・・さぁ会議にいこうか」
「ちょ、んんっ♥、ちょっとまって。ぁ♥コレ、とっていいわよね?・・・んんっっ!!♥」
モノ――ローターを取り出そうとすると、振動をさらに強く、スイッチから遠隔操作する。
「ダメに決まってるだろ?キャンプが終わるまで着けたまま過ごすんだ」
「そんなっ・・・ひゃぅ♥・・・、ふ、ふざけないで、ぁあっ♥」
「そうだな・・・、それじゃあもしも一度もイくことなくキャンプを乗り切れたら今後一切キミに手を出さないことを誓おう」
「んっ♥・・・ほ、ほんとうに?」
信じきれず、確認をとるように視線を合わす。
「ああ、もちろんさ。俺はいままでリュウゼツランとの約束はやぶっていないはずだぞ」
「そ、ぅ♥、ね・・・」
「ただ、キミだけが得をしていたら勝負にならない。・・・そうだろ?」
「ええ、・・・・アナタの要求はなにかしら?」
「なぁに、簡単なことさ・・・・」
ゆっくりとにじり寄ってくるソドム、至近距離まで近寄ってくると口端を歪ませ言葉を紡ぐ。
「本当の恋人になってもらおうか」
「ッッ・・・・・・・」
普段のチャラけた声音ではなく、男らしいハスキーな声で囁かれる。
「・・・・答える前にひとつ聞いてもいいかしら?」
楽しげに彼は頷く。
「どうして私にそこまで執着するの?」
「・・・、クククッ・・・なんだそんなことか」
「ま、まじめに答えて」
軽い雰囲気になりそうななるのを払拭するように、自分が本気だと言わんばかりに背筋を伸ばすリュウゼツラン。
「気に入った女を自分のモノにしたいという欲求は男ならだれしも持っているものだろ?・・・それに素直に従っているだけさ」
「そう・・・・、つまり、別に好きでもなんでもないのね?」
「おいおい、誤解するなよ。これが、俺の【アイ】仕方なだけさ」
そう言いながら、再びローターのスイッチを強めるソドム。
ヴヴヴヴヴ、ヴヴヴヴ
「んんっ・・・はぁ♥、ゃ、ぁ、・・・ぁあっああっああぁぁ♥やぁっ・・・・んっ♥」
とうとう気丈に立っていられず、身悶えながら膝からゆっくりとぺたんと座り込むリュウゼツラン。
そんな彼女を楽しげに眼下に収めるソドム。
「それで、どうするんだ・・・?」
彼女の答えは・・・・。