※この作品はR-18です。

獣フレンズ   作:超高校級の切望

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セルリアン

 カバのパイズリで果てた後聞こえてきたアライの声に正気に戻ったレンは慌てて服を着て振り返る。

 変なのがいた。

 青い身体に一つだけ目がついた二メートルほどの球体。何となく犬にも見える耳がついてる。

 

「セルリアンなのだ!逃げるのだぁぁ!」

 

 そう言ってレンの横をアライが通過した。

 セルリアンと呼ばれた生き物(?)は気絶しているフェネックとカバに気づき立ち止まるが今度はレンに気付くとジッと見つめてくる。

 

「──っうお!」

 

 慌てて走り出すレン。すぐさま追いかけるセルリアン。

 逃げながら石を広い投げてみるがポヨンと跳ね返された。

 

「レン!セルリアンには身体のどこかに石があるのだ!その石を破壊するのだ!」

「破壊するつったて!──うわ!?」

 

 ボヨンボヨン跳ねていたセルリアンがポヨーンと高く飛び押しつぶそうと迫ってくる。

 あ、死んだは、これ。とレンが死を覚悟した瞬間、レンの瞳が光りキラキラした何かに包まれる。

 

「──……お?」

 

 気付くとセルリアンから離れた場所にいた。足下には引きずったような跡が二つ。

 

「おお!レンは野生解放が出来るのだな!このままやってしまうのだー!」

 

 野生解放と言うのは何か解らないが、取り敢えず体が軽い。もう何も怖くない!とセルリアンに殴りかかる。

 吹き飛ばされてポヨポヨ跳ねるセルリアンの頭部らしき辺りに石を見つける。アレが弱点なのだろう。駆け出そうとしたレンだったが唐突にセルリアンが地面に身体の一部を埋める。

 そして何かを掘り出した。それはどうやら蛇のようだ。ジタバタ暴れていた蛇がぐったりするとセルリアンの体から口のついた触手、蛇のようなものが生えてきた。

 

「──いっ!?」

 

 慌てて背を低くして避ける。が、触手は今度は背後から迫ってくる。

 これも交わす。その間にも触手を増やすセルリアン。近づけない。

 

「だー!畜生!なんか武器ねーのか武器!遠距離で敵ぶっ殺せる武器はよぉ!」

 

 近付けない相手に狙われるという事態にレンが八つ当たり混みで叫ぶと不意に腕に何か重たい物が現れる。

 ロケットランチャーだった。

 

「──……何で?」

 

 しかし助かった。

 カチリと引き金を引くとボシュ!という音と共にロケットが飛んでいきセルリアンは吹き飛ばした。そして今度は火事だ。

 慌てて何か消せる物を探そうとしたら消火器が現れる。

 

「……………取り敢えず、消火」

 

 火は無事消えた。

 

 

 

 

 レンは己の掌を見つめる。先程まで、ロケットランチャーだの消火器だのに触れていた。しかも、唐突に現れた物に……。

 念じてみる。掌には剣が現れた。

 

「………俺、何時の間に正義の味方に転職したんだ?」




転生特典
現状をスムーズに受け入れる精神
ヒトスキル『文明の利器ってスゲー!』
人が編み出した本来自然界には存在し得ない薬品、武器、道具、料理、品種改良食材、建築物を無尽蔵に作れる能力。
野生解放
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