ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィが、
マタ・ハリさんに、ふにゃふにゃにとろけさせられちゃうお話です。
「はぁ、はぁ、はぁ……。か、勝ちました!」
荊軻、牛若丸、マルタ、マタ・ハリという、
へべれけ残念女子回メンバーを倒した、
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。
「偉いぞ。サンタさん。」
立香が、ジャンヌちゃんを褒め称える。
「はい、きちんとサンタできました!」
満面の笑みを浮かべる、ジャンヌちゃん。
「いやー、負けた負けた!やっぱり寄ってると負けても楽しいな―!」
ふらっふらの状態で、荊軻。
「はあ、酔い覚ましになってない……。」
とは、マルタ。
「さあ、という訳で貴方たちへのプレゼントはこちらです!」
ぱんぱかぱーん!
と出てきたのは、愛の妙薬…のようなボトルに詰められた液体。
見るからに。
(怪しい…。)
と、立夏は思った。
「あはははは、何これー?(ごきゅごきゅ)」
と、何の疑問も持たず、一気に煽る荊軻。
「新しいお酒ですか?(ごきゅごきゅ)」
と、牛若丸。
「変わったお味ねえ。(ごくごく)」
と、マタ・ハリ。
「断酒薬です。」
「「「え。」」」
薬を飲んだ三人の声が重なる。
「そもそも、サーヴァントなのにアルコールを飲んで酔っ払うなど、
何事ですか。
いついかなるときでも、サーヴァントとしての自覚を持つ……
そのための断酒薬です。
あ、気をつけてください。
その状態でアルコールを飲むと、ダメージを受けます。」
どやぁ、という表情ででジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。
「そ、そんなー!お酒が飲めないなんて、
我が人生、死んだも同然じゃないか!」
荊軻が、嘆く。
「あちゃー……。
そっかー、そういう方向性かー……。」
とは、マルタ。
「はあ、クリスマスらしい良いプレゼントを
あげられました……。」
さらなる磨きをかけたドヤ顔で、ジャンヌちゃん。
「ううむ、これから祝い事でてんやわんやだと言うのに、
常に素面なのは辛いですね。」
とは牛若丸。
「困ったわねぇ。酔った勢いを利用して、
既成事実が作れなくなっちゃうわ……。」
いいつつ、チラッ、と立夏の方を見やるマタ・ハリ。
「!?」
「どうしました、トナカイさん?顔が赤いんですが……。」
「どうしましたマスター。
何かあったのですかマスター。
マタ・ハリさんと見つめ合う必要はあるのですかマスター!」
読点をすっ飛ばして、カルデアにいるマシュのホログラムが、
早口でまくし立てる。
「うふふふふ。」
「えーっと、サンタちゃん。
この断酒薬って、あなたが作った訳じゃない……わよね?」
「はい、私の手には余るのでキャスターに作って貰いましたが。
えっと、名前はわからないんですけど白い服を来たーーー」
「髪が長い奴?髪が長い奴だよね?
ふふふふふ、よし刺そう、刺しに行こう。」
「地獄の果てまでお供します。
ふふ、ふふふ、ふふふふふ……!」
「それでは、私もついでに一緒に行きましょうか……。
後は任せますよ、マタ・ハリ。」
荊軻、牛若丸、マルタが全ての元凶である、Pを倒すために団結する。
「私?まあいいけれどーーー」
「では、次に向かいましょうトナカイさん!
ここはお酒臭くて、頭がクラクラしますし……。」
「はいはい、ちょっとまってね。」
むにっ、とジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィの柔らかなほおを、
マタ・ハリの手が捉える。
「な、何ですか何ですか!私はサンタです、忙しいんです!
プレゼントを配り終えた人に、用はありません!」
「あなたにちょっとお話があるの。」
ふふふ、と柔らかい笑みを浮かべながら、マタ・ハリ。
「あ、あなたではありません…サンタと、呼んでください……。」
マタ・ハリの微笑みをみて、何故か胸が高鳴る。
「ええ。……ねえ。サンタちゃん。
あのプレゼント、どういう意図で選んだの?」
「どういう意図と言われても……
あの人たちの為になるプレゼントを選んだつもりですけど……。」
「うーん……クリスマスプレゼントは、
実用性よりも喜びの方が大事じゃないかしら?
贈り物が良いかではなくて、
喜びを与えられるかどうかが重要……そう思わない?」
「お、思いません……。
クリスマスは祝福の日。
ならば、有用な贈り物が正しいはずです。
……確かに、皆さんには喜ばれていないかもしれませんが……。
役に立つのなら、喜びはむしろ不要ではないかと。
私はそう思うのです。」
「……うーん、そっか。
そうよね、そういう考え方はーーー
きっと、ありなのよね。
でも……。」
困り顔で、マタ・ハリ。しばしして。
「……そうだ♪」
マタ・ハリの顔が、サンタちゃんに近づいていく。
「えっ…ちっ…ちかいっーーーんんっ!?」
「ちゅっ。」
やわらかな、口づけ。
「な、なにをしてーーーんんんっ!??」
「んんー♪」
「や、やめっ…だめっ…です…こんなっ……ーーーんんっ!?」
「んんんー♪」
「んんぅ!?んんっ!んんんぅっ!!んんんんんぅぅ!!」
サンタちゃんが逃げようとしても、
マタ・ハリはそれを許さない。
やわらかく、温かな唇。その気持ちよさに、
サンタちゃんの小さな身体が、ふるえる。
「ふふっ、魅了できてるかしら?」
「にゃ、にゃんて、ことをっ、しゅるんでしゅか…あにゃたは……っ!」
「あら?まだ魅了がたりない?」
ろれつがまわらないほどに身体は快感を受けているようだが、
まだ心が、理性がまるで堕ちていない。
「とうぜんでしゅ…わらひはしゃんた…にゃんでしゅから…。」
「ん~そっかぁ。そうなのね。なら♪」
マタ・ハリは、そこかしこに大量に散乱しているお酒のうち、
手近な白ワインを拾い上げて口に含む。
そして、再度、サンタちゃんの可愛らしいお口にキスをする。
「ん~♪」
そして、無理やり舌でサンタちゃんのお口をこじ開ける。
「んんぅ!?」
白ワインが、サンタちゃんのお口の中に流し込まれる。
「んんぅぅ!!」
口の中に白ワインを含まされてしまったものの、
飲まないように気をつけるサンタちゃん。
しかし、マタ・ハリのキスは終わらない。
「ん~♪」
「んくっ、んくぅっ!!」
「ん♪」
「んくぅぅっぅぅ!!」
お口という名の出口を、マタ・ハリのやわらかな唇で
完全に塞がれてしまったサンタちゃん。
お酒を口の中から出そうと奮闘するが、
マタ・ハリはその試みの悉くを抑え、キスし続ける。
「んんっ♪」
「んくっ!んくぅっ!んくぅぅっ!!」
マタ・ハリに蓋をされてしまったお口。
懸命にお酒を飲まないようにするサンタちゃん。
(そろそろ、頃合いかしら♪)
お口の蓋を緩める。
キスはしたままではあるが、サンタちゃんのお口からお酒が漏れる。
「んぅ………」
どやっ、と誇らしい表情でサンタちゃん。
お酒を飲ませ、へろへろふらふらにしようとした、
マタ・ハリの思惑を見事打ち破ったのだ!
…しかし、それが仕組まれた勝利であることに、
サンタちゃんは気づかない。
マタ・ハリは、お口を少し開く。
すると、サンタちゃんのお口は更に開く。
それはお酒を口の中から逃がすために仕方のないこと。
マタ・ハリのお口と、サンタちゃんのお口、
それが合わさらないところからお酒は漏れる。
それは、マタ・ハリがお口を開けば、
それ以上にサンタちゃんはお口を開かなくてはいけないということ。
更に、マタ・ハリがお口を開く。
サンタちゃんのお口は更に開く。
小さく、でも確実に、ゆっくりとサンタちゃんはお口を広げていってしまう。
やがて、お酒が全て漏れたところで、
れろん、とマタ・ハリの舌が、
サンタちゃんのお口に入り込む。
「んっぅ………?」
『何をいまさら?あなたの思惑はやぶれたんですっ!』
と言わんばかりの表情で、サンタちゃん。
分かりやすいほど、純粋で誇らしげな笑顔。
それを交わった瞳で確認しながら、
マタ・ハリは自身の舌で、サンタちゃんの舌を、からめた。
「んんっぅ!?」
ねっとり、とろとろとした舌が、
サンタちゃんの舌を襲う。
「♪」
「んぅっ!んっぅ!んぅっ!」
舌で押し返そうと、サンタちゃんはマタ・ハリの舌に戦いを挑む。
しかし、サンタちゃんの舌はことごとく躱されていく。
そして、
「んんんっぅ!?」
歯、歯肉、ほっぺの内側、硬口蓋、軟口蓋………
お口のなかのありとあらゆる部分を、舐め取られていく。
ひらりひらりと躱すだけでなく、一箇所一箇所を、
艶めかしく、舐めまわしていく。
(このっ、このっ!なんでっ、なんでっ、追い出せないんですか!?)
半ば涙目になりながら、サンタちゃんは必死で抵抗する。
しかし、マタ・ハリのキスのテクニックに比べればその必死の抵抗は、児戯。
ただのおままごとに過ぎなかった。
サンタちゃんの敗因、
それはマタ・ハリの舌の侵入をお口の中に許してしまったことだった。
徐々に気持ちよくさせられていく事を認めたくないサンタちゃんは、
必死に抵抗を続ける。
が、それはただただサンタちゃんの精神と体力の消耗を早めるだけだった。
「んぅっ!んぅっ!!んんぅっっ!!」
気持ちよくさせられながら、決死の思いでこれを否定する。
しかし、我慢しても、我慢しても、快感の波は押し寄せる。
マタ・ハリの舌が、抗いようのない快感の波を次々に生み出してくる。
…やがて、疲れからサンタちゃんは抵抗を緩めてしまう。
「♪」
その抵抗を諦めたサンタちゃんの舌に、マタ・ハリの舌がからみつく。
「んぅぅ………。」
マタ・ハリの舌という甘美な牢獄から抜け出そうともがくサンタちゃん。
しかし、先の無謀な抵抗のせいで、
舌を動かすこともままならない。
「んぅ……んぅぅ…。」
逃げられぬまま、
サンタちゃんは快楽を受け入れざるを得なかった。
しばらく、マタ・ハリは彼女を気持ちよくした後、
「………ぷっ、はぁ………。」
開放する。
「うふふ。」
そのまま、すたすたと何処かへと歩いていく。
「はい、そこまでよ。」
「!?トナカイ…さん!」
声のした方向を見ると、トナカイさんがマタ・ハリに捕まっていた。
(…しまった!ト…トナカイさんが…狙われるなんて!)
「さあ、おとなしくしてもらおうかしら。えっと…?」
頭が、先のキスでとろとろする。
しかし、サンタの意地に賭けて、負けるわけにはいかなかった。
「…私の名前は、
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ・ランサー・サンタ!
…です!」
「えぇ…っと………………………ジャンヌちゃん。」
「…いまさらっと諦めましたね!?」
「そ、そんなことはないわよ。」
あはははは、と明後日の方向を向きながら、乾いた笑いを響かせる。
「まあ、そんなことは良いの。
ジャンヌちゃん。あなたの大切なトナカイさんは今、私の腕の中。」
マタ・ハリに背後から抱きしめられ、身動きが取れないトナカイさん。
「………ごめん、オルタちゃん………!」
「ト、トナカイさんっ………!私が、必ず、助けますっ……!
あとオルタちゃんはやめてくださいっ、私は、サンタ、ですっ………!」
よろよろとよろけつつも、ジャンヌちゃんが毅然と言い放つ。
「みんなにっ…プレゼントを…届けるまで…負けるわけには…いかないん、ですっ!」
「うふふ。大したものだわ。でもね、ジャンヌちゃん。
あなたのトナカイさんは、もう私の虜。
メロメロにとろけてしまっているの。」
「………え?」
とは、トナカイさん。
マタ・ハリはトナカイさんの耳元で何かを囁いた。
その内容までは聞き取れなかった。
しかし。
「あ、あああ、めろめろ~。」
「ト、トナカイ、さんっ…!」
「ああっ、マスターっ!」
どうやら、めろめろに誘惑されてしまっているようだ。
だって本人がめろめろ言っているのだから。
なんだか棒読みのように抑揚のない声なのも、
きっと誘惑されてしまって身体がいつものように、
言うことをきいてくれないとかそういうことなのだろう。
そんなトナカイさんを案じて、
ジャンヌちゃんとホログラムのマシュが声をあげる。
「………。」
そんな中、笑顔ではあるけれど、
どこか呆れたような表情で、マタ・ハリ。
「………はい、トナカイさん。
じゃあ、まずマシュちゃんの音声を聞こえないようにしてね。」
「ああ~、手がかってに~。」
「マスター!マスター!だめですっ、正気にーーー」
そこまでで、音声が消えてしまう。
ホログラム自体は消えていないため、
見ることはできているようだが。
不安そうな瞳で、マシュ。ホログラムで見る限り、
必死にマスターへと叫んでいるようだった。
「ああぁ、ごめん。マシュ、でも俺は今操られているから~。」
「………マ、マスター。よく出来ました。
では、ご褒美です♪」
「えっ…!?なっーーー」
ぱふんっ、とマタ・ハリの豊満な胸が立夏の顔を覆う。
「ーーー!ーーー!」
声にならない声でもがく、立夏。
その頭に、ぽそり、とマタ・ハリが再び、何かを囁く。
すると、トナカイさんが抵抗を止め、
おとなしくなってしまう。
「トナカイさんっ!」
槍を構え、
駈けようとする、が。
「あらあら、だめよ。
いま、あなたが何かをすれば、
あなたの大事なトナカイさんがどうなるか…♪」
「そんなっ………!!」
「ねぇ、ジャンヌちゃん。提案があるのだけれど。」
「………なんですか!」
ぎろり、とその愛らしい顔に似つかわしくない鋭い瞳で、
ジャンヌちゃん。
幼くて可愛らしい、こどもが精一杯強がるような微笑ましい表情。
が、その力を軽んじることはできない。
とくにマタ・ハリのような弱小のサーヴァントにとっては。
それを悟られぬよう、笑みを浮かべる。
「温かいミルクはお嫌いかしら?」
トナカイさんの顔を胸に埋めるのを止めたかと思うと、
自身の胸を、はらりと、肌けさせる。
「なっ、ななっ…!!」
「ほ~ら、マスター。
お口で私のおっぱいをちゅーちゅーしましょうね♪」
「は、はい~。」
やはりどこか、棒な声音でトナカイさんが、
マタ・ハリの乳首に吸い寄せられていく。
「なっ、これっ…!ま、まってっ!マタ・ハーーー」
その一瞬、マタ・ハリのおっぱいに吸い付く寸前だけ、
平坦な口調でなく、トナカイさんの必死な声音が響いた。
「うふふ、この通り。
君のトナカイさんは、私の思うがまま♪
たとえば、私がまちがって自害なんて命じればーーー」
「なっ!だめっ!だめですっ!
なぜあなたはそんなことをっ!
トナカイさんは、
あなたにとっても大事な人じゃないんですか!?」
「なぜ?女が男を自由に操るのに理由がいるのかしら?」
「そんなことっ…ぜったいさせませんっ!」
ばばっ!と槍を構える。
「いいのかしら?
貴方がその槍で私を突き刺して、私を無力化するまで数秒。
それだけあれば、
私の唇は数回マスターを天国へ逝かせることができるわね♪」
「………!!」
ちらり、とホログラムのマシュをみる。
マシュもまたこちらを見返している。
そして、ふるふると首を横に振る。
そして、こちらを見つめてくる。
その憂いを持ってはいるものの真っ直ぐな瞳が、訴える。
『どうか、マスターを助けてください。』
こくり、とジャンヌちゃんはマシュに頷く。
すると、マシュはぐっ!と拳を握った。
『がんばってくださいっ!』
音声を出せずとも、彼女の表情が、その所作が、その気持ちを伝えてくれる。
マシュのまっすぐな思いを、大切な願いを、確かに受け取る。
(こんなにまっすぐな女の子の願いっ!
叶えられずに、なにがサンタですかっ!)
めらめらと燃えたぎるような瞳で、ジャンヌちゃん。
その瞳に気圧されつつも、マタ・ハリが笑顔で返す。
「ジャンヌちゃん。私と勝負をしましょう。」
「望む、ところですっ!」
切っ先を寸分違わず、マタ・ハリの頭部に向ける。
トナカイさんを操る時間など微塵も与えずに無力化するために。
ただただ、意識を鋭く尖らせ、鋭敏に研ぎ澄ます。
「ま、まってまって。
勝負とはいっても、物理的な戦いではないわ。
ついさっきの戦いで、勝てないことはよく分かっているもの。」
「………?」
「あなたはマスターを護りたい。そうよね?
でも私と戦ったら、私は勝てないけれど、
マスターを道連れにします。」
「そうは、させませんっ!」
「まって。話を聞いて。」
「?」
「まともに戦えば、私は倒されてしまいます。
それは私が望む形ではないの。」
「………。」
「だから、私はあなたを誘惑しようと思うの♪」
「???」
マシュの方を見る。すると、マシュの方も疑問符をあげている。
「十分間、あなたもマスターと同じように、
私のおっぱいを吸い続けてほしいの。
誘惑に耐えられれば、貴方の勝ち。
私はマスターにも貴方にも危害を加えない。
私を好きにしてもいい。」
「………。」
「でも、貴方が負ければ、
あなたは私の思うがままのお人形さんになってしまう。
どうかしら?これならマスターには一切危険はないけれど?」
「………。」
マシュの方を眺める。
マシュは心配そうにこちらを見つめ返している。
笑顔で、マシュに返す。
「大丈夫ですよ。ぜったいに、トナカイさんは連れ戻します。
それに、私も誘惑なんかに負けませんっ!」
「うふふ、さっきまでとろとろになっていたことをお忘れかしら?」
「あれは、不覚を取ったに過ぎません。
本来、私は弱体耐性をもつサーヴァントです!
貴方の誘惑なんて、はねのけてみせますっ!
トナカイさんのためにも、マシュさんのためにもっ!」
構えていた槍を霧散させる。
(ぜったいにっ、負けませんっ!)
ジャンヌちゃんが、マタ・ハリへと近づく。
マタ・ハリはしゃがみ、
おっぱいを、そのきれいな乳首を、
ジャンヌちゃんの前へと差し出す。
「はむっ。」
「んっ♪」
マタ・ハリの乳首を咥える。
なんだか、甘い匂いが辺りを包み込んでいるように感じる。
「ふふふ。
寒い夜に、ほおを寄せ合ってミルクを飲む…。
とても微笑ましいと思わない?」
「??」
「ほぉら、こんな風に………。」
なでなでと、二人の頭を撫でつつ、マタ・ハリ。
トナカイさんの頭を撫でていた手を、
トナカイさんの咥えているおっぱいへあてがう。
そして、ふにゅん、ふにゅんっ、ともみこむ。
「んんっ…こくんっ、こくんっ…」
と、トナカイさんが喉を鳴らす。
(この甘い匂い………もしかして………!?)
今度は、手をジャンヌちゃんの咥えるおっぱいへとあてがう。
そして、おなじようにふにゅりと揉む。
とろり、と、甘い味が、ジャンヌちゃんのお口に入り込むーーー
「ぷはっ!!」
寸前、口を離す。
マタ・ハリのおっぱいから、とろり、と甘いミルクが滴る。
(こ、これは…母乳!?こんなの、聞いてないっ…!)
二人の乳飲み子たちに、とろけるように甘やかで、
心地よくなるほどあたたかなミルクをプレゼントするマタ・ハリ。
すんでのところでジャンヌちゃんは回避したが、
これを飲み込んでは、トナカイさんは………。
「んぅ………。」
「こんなのっ…だめです…。
き、きいて、ないっ………!
むこう…無効ですっ!こんなの、こんなのっ…!」
ジャンヌちゃんが抗議する。
こんなの、聞いていない。
こんなに、甘くて、暖かくて、
とろとろなものを飲ませるなんて、聞いていない。
「あらあら。抵抗できるの?
そんながんばりやさんにはご褒美ね♪」
「あ、やめっ…そんな…あまいミルクがでる乳首を…
…すりつけちゃ…だめっ…」
雪原のように真っ白で美しいおっぱいの中で、
ひらひらと舞う桜色の乳首が、
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィを誘惑する。
しかし、マタ・ハリの甘やかな誘惑に負けまいと、
乳首からお口を離すジャンヌちゃん。
「わたしは、サンタ…なんです…
サンタが召喚された以上…みんな、メリクリ…なんです…!」
きっ!とにらみつつ、ジャンヌちゃん。
「あらあら、凛々しいお顔。とっても素敵だわ♪
じゃあ、わたしがサンタさんをめりくり(?)にしてあげるわね。」
「な、なに…をっ…!あ、あっ…あっ…!」
ぽふんっ、と柔らかなマタ・ハリの手が、
ジャンヌちゃんの後頭部へと回される。
そして、くいっ、と力がこめられていく。
「や、やめなさいっ…ゃ…ゃめっ…!!」
真っ白ふわふわなましゅまろおっぱいが近づき、
視界いっぱいに広がっていく。
桃色の乳首から香るあまあまでとろとろで花の蜜のように、
甘い香りがジャンヌちゃんの鼻孔を満たしていく。
ふにゅり。
あったかくてやわらかなおっぱいに顔をむりやりうずめられる。
(だ、だめですっ!)
やわらかさに溺れる前に、
触れないぎりぎりまで、なんとか頭を後退させるジャンヌちゃん。
「うふふ。ねえ、サンタさん?あなたは今、
私のおっぱいの香りを感じるかしら?」
感じる、甘い香り。
(あったかくて…やわらかくて…おいしそうで…
とろとろしてて…とろけてて…ふにふに、してて…)
おっぱいとちくびとみるくと。
全ての魅力がないまぜになってジャンヌちゃんの脳を、
快楽でとろかしていく。
マタ・ハリの身体は、
無垢なジャンヌちゃんにとって脅威そのものだった。
聖女(のような存在)として、
人ならざる力を持つジャンヌちゃんにとっては、
ある意味宝具以上の脅威。
「そ、それが、なんだというのです…!」
気丈にふるまう、ジャンヌちゃん。
それを見て、マタ・ハリがくすりと笑う。
「…もう、勝ったつもりで…いるのですかっ…!
まだまだ…こんな誘惑…わたしはっ…!」
「ふふっ、残念だけど、私はもう勝ってるの。」
「…そんなこと、ないです…!私は負けてなんて…!」
「サンタさん、香りを感じるってどういうことか知ってるかしら?」
「え…?」
「あなたのそのかわいらしくて小さなおはな、
そのなかにもね、もう私のミルクが入り込んでいるのよ。」
「…な、なにを言ってるんです…?そんなの…どこにも…?」
「おはなにはね、受容体とよばれるものがあるの。」
「…じゅようたい…?」
「そう。受容体はね、はいってきたものが、くっついたときに活性化するの。
それでね、脳の中までこんな匂いがするよっておしえてあげるのよ。」
「…くっついて…て、そんな…!」
「あなたは、お口で飲み込まなければ、母乳には触れてない、
誘惑も受けてないって思ってたのよね?
でも残念。あなたのおはなは、もう私のミルクに誘惑されているの♪」
「ぁっ…ぁぁっ…!」
ジャンヌちゃんは、絶望した。
正直なところ、母乳の匂いをかいだところで、誘惑効果などさほどない。
受容体は分子レベルでも感じ取る。
そんな少量が身体に入り込んだところで、
誘惑がかかるほどの量となる閾値は満たさない。
しかし、言葉によって自分がいかに堕ちているのかを過度に自覚させ、
もうがまんをしても仕方がない、という状態まで追い込む。
そうすれば。
「ぁっ……だ、だめっ…。」
おっぱいへとお顔をいざない、乳首へとお口を誘導する。
「がまんしても意味がないことはわかったでしょう?」
「それはっ…!それ…は…っ…。」
言葉が尻すぼみに弱くなっていく。
誘惑に負けても仕方がないと諦めかけている証拠だ。
…しかし、安心はできない。
彼女は強力な弱体耐性を持つ油断できない相手。
その証拠に、フェロモンを使っているというのに、
とろとろにとろけきっておっぱいを吸い続けているマスターと異なり、
彼女は理性を保っている。
そこらの英霊であれば、誘惑はできる。
男性なら言わずもがな、女性であっても。
しかし、相手が聖女となれば話は変わる。
彼女は聖女のありえたかもしれない姿。
神に認められた、伝説の少女に極めて近い存在。
ある意味、神託を受けるという事実から逆行した彼女のほうが、
少ない確率であろうが神託を受けない未来があるはずの本来の彼女よりも、
厄介と言えるかもしれない。
本来であれば、マタ・ハリに勝利できるはずがない。
その中にあって幸運であったのは、
ジャンヌちゃんの精神が幼かったことだ。
「ふふっ、トナカイさんは素直だから、
たくさんプレゼントを受け取ることができるのよ。
サンタさんも素直になれば、
たくさんプレゼントがもらえるのよ?」
「そ、そんなのっ…!」
ごくり、とジャンヌがなまつばごっくんするのが見て取れた。
「ねえ、トナカイさん。おっぱいみるくはおいしいでちゅか?」
「うん。ママ………。」
もごもごと、乳首を咥えたまま、トナカイさん。
目の中にはハートが浮かんでいる。
とろんとろんにとろけて、ふやけて、ふぬけて、惚けて、堕落している、
完全な誘惑の状態。
「ふふっ。」
先のハロウィンでは、加減をしたとはいえ、
堕ちまいと奮闘した立夏。
しかし、今回は、おっぱいを吸わせて一瞬でとろけさせた。
(まあ、今回は味方だったのもあるけれど。
………演技があまりにもひどかったから、ほんとに誘惑したけれど。
………彼女に望みを持ってもらうこと、霊気を安定させること、
それは守ってあげるから心配しないでね、マスター。
こんなにも可愛い子が存在も許されないなんて、私も嫌だから。)
諜報、フェロモンの各スキルを使ったのは依然と変わらずだが、
今回の母乳を使った誘惑は初めてだった。
(それにしても、母乳が出るなんて、サーヴァントの身体って不思議ね。
…といっても、生きてた時には娘もいたし、
案外よくあることなのかしら?)
「…まま…」
ぽろっと、意図せず漏れたジャンヌの言葉。
それをマタ・ハリは聞き逃さなかった。
「………♪」
その寂寥の瞳、寂寞の声音。
その姿は。
「ジャンヌちゃん。」
「!」
「ジャンヌちゃん、あまえていいのよ?」
「な、なにを…」
「ママがあなたを幸せにしてあげる。」
「な、なにを…いって!」
「あなたは、寂しかったのかしら。
親も兄弟もお友達も、まだいないものね。」
「そ、そんな、そんなことは…」
「私があなたのママになってあげる。」
「え………?…そ、それは………。」
「ママが教えてあげます、たくさんの愛を。」
(それと甘い甘い誘惑の味も、ね♪)
「う…うぅ………。」
「ほら?ジャンヌちゃん。ママって呼んでみて?」
「あ、あぅ………ま、ママ………。」
「ふふっ。えらいえらい♪よくできました♪」
なでなで、とジャンヌちゃんの頭を撫でる。
「あ…え、えへへ………。」
ジャンヌちゃんが、笑う。
満たされない思い、欠けているもの。
誰もが持っている弱み。
満たされない思いを満たし、
欠けているものを補充する。
相手を幸せにする、それこそがマタ・ハリの誘惑だった。
ぽふっ、ジャンヌちゃんをおっぱいにおしつける。
あまやかに、とろとろに、ジャンヌちゃんを快楽へといざなう。
ママの愛情をもって。
優しく、やさしく、丁寧に、ていねいに。
あまくとろとろに、親子愛という愛情に、
誘惑の味をまぜこんで、教えこんでいく。
「ママ………ままぁ………。
っ…!わ、わはひは、ほははひはんを…!」
あたまの中をとろとろにさせられつつも、
誘惑でおっぱいを咥えさせられても、
トナカイさんを助けるという、
使命をはたそうとするジャンヌちゃん。
しかし、
「トナカイさんなら、貴方の隣で幸せになっているわよ。
ジャンヌちゃん。」
ちらり、とお口でおっぱいをくわえ込んだまま、
ジャンヌちゃんがマスターをみやる。
「ぁぁ、ほんほはぁ……ひ…ひはふ、ひはふ、ひはふっ…!
ほんはほ………っ!」
「うん?ちがうって言いたいのかしら?
ちがわないわ。あなたでしょうめいしてあげる。
さあ、貴方のお手てで、私のおっぱいを、つかんで。」
「んっ…んんぅ………。」
特に抵抗も出来ぬまま、ジャンヌちゃんの手がおっぱいへと伸びる。
「さ、た~くさんおっぱいを絞り出して。
あまいあまい、蜜の味を味わって、
それでも幸せじゃないって言い切れるかテストしてあげます。」
「んんんっ…こくんっ、こくんっ、んんんっ……!!」
抵抗など許さない。
マタ・ハリは弱体耐性のある彼女から弱体状態で有る誘惑が剥がれないよう、
何度も何度も重ねて誘惑をし続ける。
フェロモンを使い、ダブル・クロスを使い、陽の目を使い、
そして、母乳を使って。
もじもじと、ジャンヌちゃんがふとももをこする。
それは無意識かもしれないし、意識しているのかもしれない。
いずれにしても関係がない。
マタ・ハリは、ジャンヌちゃんの下着の中に、
そのぬれぬれにとろけたおまんこに、指を這わせる。
「んんっ!!」
驚き、ママを見つめるジャンヌちゃん。
しかし、手も、口も、おっぱいから、乳首から離れない。
ミルクを吸う所作も、飲み干したいと思う願望も、抑制できない。
これからどうなるのか分からない不安な瞳が、マタ・ハリをみつめる。
「大丈夫。ジャンヌちゃん、信じてね。
私は貴方を気持ちよくするだけ。」
「んぅ、んっ!んぅっ!!」
ぬれぬれとろとろのおまんこを、せめあげる。
くちゅくちゅとえっちな水音が響く。
その気持ちよさに、ジャンヌちゃんの意識は快楽へと漬け込まれ、
理性が押し流されていく。
「信じて。だって、わたしはあなたの、ママなんですもの。」
笑顔で、マタ・ハリはジャンヌちゃんに快楽の絶頂を味わわせる。
「んんんんんんっ!!!!」
ぷしゅっ、とジャンヌちゃんのおまんこが弾ける。
「まだまだ、もっと、気持ちよくなろうね?」
「んんっ!?んんんっ!?んんんんんっ!!!」
マタ・ハリの指は、絶頂の中にいるジャンヌちゃんを更に攻め上げていく。
ぷしゅしゅっ!ぷしゃっ!ぷしゃぷしゃああああっ!!
と、おまんこが快楽に弾けている間に重ねて更に絶頂の快楽を弾けさせられる。
身を捩り、耐えられないほどの快楽を一身に刻み込まれていくジャンヌちゃん。
「んんっ!んんっ!んんんっ!!」
涙目で、首を横に振るジャンヌちゃん。
しかし、マタ・ハリの誘惑は凄まじく、
おっぱいから口を離すことは絶対にできなかった。
それどころかおっぱいを吸い上げるのを留めることも出来ない。
おっぱいを飲み込むことを、止めることもできない。
「それ♪それ♪それっ♪」
「んんんんんんんんんんんんんんんんんぅ!!!!」
ぷしゃぷしゃぷしゃぷしゃぷしゃしゃしゃしゃあああああああっっっ!!
おまんこから、愛液が弾けてはまた弾ける。何度も何度も。
ジャンヌちゃんの小さな身体は、
誘惑のせいで動きを制限されているものの、
快楽のままに踊り狂い、よがり狂う。
与えられた快感を逃がすことも許されず、
体が許容できる快感を振り切ってしまったジャンヌちゃんは、
意識を閉ざしてしまうのだった。
こうして、ジャンヌちゃんのクリスマスは終わりを迎えてしまう。
プレゼントは、みんなに渡せなかった。
しかし、彼女は自分の願望を持った。
それは、ママや、トナカイさん、マシュさんたちと一緒にいたいという願望。
それ故に、クリスマスを終えてもなお、
彼女はカルデアに存在することができた。
あの戦いの日からしばらく後、ジャンヌちゃんは、
マタ・ハリの部屋を訪れた。
「あ、あのっ………おかあ、さん………。」
こわごわと、ジャンヌちゃんが口を開く。
拒絶されたらどうしよう。
あのときのことは、誘惑していただけで、
私のおかあさんになってくれる話なんて、すっかり忘れていたらどうしよう。
そんな不安が脳裏をかすめる。
でも、そんな思いはすぐに晴れた。
「ええ。なにかしら、ジャンヌちゃん。」
温かい笑顔で、マタ・ハリが、おかあさんが、迎えてくれる。
「えへへっ。おかあさんっ!」
「うふふっ、ママでもいいのよ、ジャンヌちゃん。」
「そ、それはちょっと恥ずかしい…です………。」
「なんにも恥ずかしがることなんてないのよ?
うふふ。でも、あなたがそれでいいなら、
そうしましょうか。」
「うんっ!」
こうして、彼女は誰かと一緒にいたいという願望を得た。
自身のその願望を知った時、
彼女はその願いを叶え続けたいと願った。
その願いは、彼女をこの世界に繋ぐ楔となってくれたのだった。
「せんぱいっ!初めから騙してましたねっ!」
「ご、誤解だっ!マシュっ!
いや、途中まではほんとにごめんだけどっ!
さ、最後の方はマタ・ハリがやったことでっ!」
「ほんとに心配したんですからっ!先輩っ!!」
「ちょ、ちょっと!!ねぇ、話しあおう!マシュっ!
た、たてっ、たてだけは置いて!ねっ!」
「駄目です許しませんみねうちですっ!
あんしんしてくださいみねうちですからっ!」
「う、うわあああああああああ!!!」
立香が逃げ出す。
「あっ!マスターっ!逃げたら罰はひどくなるんですよっ!
こらああああああああああああっ!!!」
それをマシュが追いかけていく。
そんな賑やかな日常を送りつつ、
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィは幸せな日々を神に感謝し、
そして、これからもこんな日々が続きますようにと祈ったのだった。