※この作品はR-18です。

クレヨンしんちゃん―風間山荘殺人事件―川で溺れ死んだボーちゃんが復讐に来たぞ!   作:index2

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風間トオル推理編です


10.風間君の推理

 マサオが第5コテージへ向かった。

広間は凄惨な現場となっており数名の女性がうずくまっている。

しんのすけは風間の元へ向かう。その後、風間みね子が目を覚ますと桜田と酢乙女の手当てが始まった。

 

風間トオルの推理

 

 風間トオルはエントランスに駆け付けるとしんのすけに何があったかをたずねた。

「しんのすけいったい何があったんだ?マサオはどうした!」

しんのすけは意気消沈していたが風間の問いに答えた。

「マサオがアイちゃんとネネちゃんのお母さんを襲ったんだ」

風間はそれを聞くとやはりという顔をした。

「みんな聞いてくれ今回の事件の推理をしたんだ犯人が分かった」

それに一同が反応した。

「トオルちゃん犯人が分かったっていうことは・・・」

母親の問いかけに彼が答える。「犯人はおそらく川口だ!ただ僕の推理は完全じゃない」と言いながら推理を始めた。深夜の山荘に風間の落ち着いた声が響くそれに対して桜田が反応する。

「河村を殺したのはだれなの?マサオにはアリバイがないのよ!」

風間は答える。

「まずマサオにはあの部屋を準備するような時間はないし真犯人は、何らかの紙を河村に渡し彼を部屋へと誘導したというのが現在有力な仮説なんだけど」

どうやら風間もその辺は確証がないらしく桜田が不機嫌そうに話を聞いている。それを心配そうに見つめる風間みね子である。

風間は話を続ける。

「河村殺しの時にじつはアリバイは必要なかったそれは、あらかじめ用意した部屋に誘導すればいいだけだからだ!」

「つまり犯人は河村を殺すためにあらかじめあの部屋を用意したってことだ」

母親が風間に問いかける。

「でもトオルちゃんその真犯人が川口さんとどう結びつくの?」

風間はそれにうなずく。

「真犯人はシアターにボーちゃんの動画を挿入した可能性が高いその挿入した人物が川口であると先生たちが言っていたのは覚えているでしょ?」

風間みね子はそれに頷くと話を神妙な顔で聞いている。

風間トオルは話を続ける。

「この風間山荘に長期間滞在しているのは、僕ら親子と先生たち後はみさゑさんとその知り合いの川口あとは黒磯さんに食材を運んでもらった」

「犯人はこの長期滞在していた人物であの部屋を準備した人物なんだけど先生たちあとみさゑさんと川口の誰がどの部屋を準備したのかを僕は知らない」

桜田は風間につかみかかる。

「何言ってるのよあんたも共犯なんでしょ?」

そこへしんのすけとみね子が止める。

「桜田さん落ちついて!」

みね子が桜田を制止するとおとなしくなった。

風間は話を続ける。

「しかし園長先生たちと黒磯さんが戻ってきていないということを考えるとすでに殺害されてるんじゃないかと思う。皆もあのコテージと焼けた肉片が散乱する現場を見たでしょ?」

思い当たることがあるのか、しんのすけが唾を飲む。

「ゴクリ」

 

 

 

14コテージに向かったのは園長となな子先生で、そのコテージに滞在していたのは野原みさゑそことは別に5コテージには川口が滞在していた。風間は推理を続けた。

「これは僕の推測なんだけど花火は時間通りに打ちあがらなかった」

「たしかにそうね」

みね子が答える。

「あの時刻19時頃にはすでにみさゑさんは死んでいた可能性が高いと考えるとそこに川口が潜伏していて、様子を見に来た先生たちを殺害してコテージと一緒に燃やしたんじゃないかと僕はそう思うんだ」

「その後川口はこの本館へとやってきてマスタールームを荒らし鍵を入手して、ネネちゃんを殺害し外階段から二階へ上がりまつざか先生を刺し殺し、泥酔し寝ていた上尾先生を襲った。」

風間はひらめいたように眉間に手を当て断言した。

「今回の事件の犯人は川口の単独犯で、その犯行動機はボーちゃんの死因で間違いない!」

風間はそれを言い終わるとしんのすけが質問する。

「なぜ松坂先生の死体発見現場に血染めの衣服があったの?」

風間はそれ待ってたかのように話し始める。

「松坂先生を殺したときに浴びた返り血を隠すためさ」

「その下には業務用のアルミホイルが沈んでいたこれを何に使ったのかわからないけどねw」

「ふーん」

しんのすけがそう頷くと風間を追求するかのように質問を続けた。

「じゃあ上尾先生をどうやって凍らせたの?」

風間は目線を右に逸らすと沈黙した後口を開いた。

「わからない正面玄関のベルはならなかったし勝手口横のマスタールームから川口は侵入した!とにかくネネちゃんを殺した後じゃないと川口にはこの犯行ができないということさ!」

風間にはその辺がよくわかっていなかったが川口が犯人であるという確信に揺らぎはなかった。

風間はネネちゃんのメモ帳に今までのことを書き始めた。

 

風間の推理による殺害順序は以下

 

野原みさゑ→河村やすお→園長、なな子先生→桜田ネネ→まつざか梅→上尾ますみ

 

「一応ネネちゃんのメモに今までの内容と出来事と僕の推理を書き込んだ!僕は、まだ生きてるかもしれない黒磯さんと吉永先生を探しに行こうと思う」

そういうと風間はネネのメモとしんのすけからカメラを借りると防寒具を着始めた。

「大丈夫なの?トオルちゃんあとは警察に任せた方がいいんじゃないかしら?」

風間はそれを遮るかのように突っぱねた。

「3人の人間の命が危ないんだ放っておけないよ!」

風間はそう言い残すと5コテージへ向かう準備を始めた。

 

 

後編

 

 

時刻は深夜2時過ぎ頃となる風間はコテージへと到着し鍵を開け中へと入っていった。

手にはネネちゃんのメモ帳としんのすけのデジカメが握られている。

「いるんだろう?」

辺りは暗い風間は懐中電灯を正面に向けて辺りを見回した。

「トイレか?」

風間はそういうとトイレのドアを開けて中へ入る。

「(´;ω;`)ウッ…」

風間はうめき声を漏らした。

トイレの中にはマサオだったものが全裸で首をつっていた。

タイルには遺書が落ちていた。

風間はすかさずマサオを降ろすと脈と瞳孔を確認した。

「やはり死んでいる偽装工作か!」

そういうと遺書をにらみつけた。

風間は立ち上がると辺りを見回した。

「チカチカ」

どうやら懐中電灯 が切れたようだ。

「っこんなときに!」

風間は舌打ちすると遺書を握りしめ奥の部屋へ向かおうとする。

「誰だね?」

マスクにこもった声が奧の部屋から聞こえた。

防寒着を着こんだ人物である。

「今回の事件すべてわかりました河村殺しのトリックもあなたが誰なのかもね」

風間は得意げに答える。

「さすが風間君だね」

マスクにこもった声が答える。

「川口さんあんたが犯人なんだろ!」

「あんたはボーちゃんの復讐のために今回の事件を計画した」

「本当は河村とマサオを殺すだけでよかったのになぜ皆を殺した?」

防寒着の男は答える。

「それは違いますよ風間君!」

「全員に罰を与えるためです」

「私が復讐を誓ったのはあの動画が出回ったことが原因ですあれさえ見なければ、私はこのようなおぞましい事件を起こさなかったでしょうね」

男は自供するかのように丁寧に答える。

「あのニパニパ動画に投稿された動画が原因なんでしょう?」

風間は質問した。

防寒着の男は突然声を荒くして答える。

「そうだ!あの女!野原みさゑが動画を撮影した!相当面白かったんだろうね!」

「棒太郎を助けることをせず撮影していたんだよあの女は!」

その差し迫ったかのような男の迫力に風間は圧倒された。

男は話を続ける。

「その息子野原しんのすけ!あのガキが棒太郎のおぼれ死ぬ動画を投稿した」

「動画は10万再生を突破し25ちゃんねるで、おもちゃになった!わかるか!あいつら親子のせいで棒太郎はネラーと動画投稿者のおもちゃになったんだよ!」

「そして一番許せないのはそこに全裸で死んでいるゴミくずだよ!こいつが河村を教唆して石を投げさせたりしなければ棒太郎も川に飛び込まなかった」

「風間君!きみたち傍観者も同罪だ!」

風間はそれに対し反論する。

「そんなことネネちゃんや先生たちを殺す理由にはならない!あんたは間違ってる!」

男は話を続ける。

「君は野原みさゑが、保険金殺人を行ったことを知ってるかね?」

「なにっ?」

風間は神妙な顔をする。

「あの女は夫に多額の生命保険をかけていた!その保険金殺人が成功したので思い上がっていた」

「私はそれを利用させてもらった証拠をチラつかせれば彼女はホイホイと準備をしてくれたよ自分用の自殺装置をねw」

「ほかに聞きたいことはあるかね風間君?」

風間は暗くて読めないがメモ帳を男に投げると話し始めた。

「まずあんたはあの殺人部屋に河村を誘導するためにマサオを使い部屋の番号が書かれた紙を渡したそうだろ?」

「それは正解だ!」男は答えた。風間は話を続ける。

「河村はsteam機能によって青酸ガスを浴びたのが原因で死んだんだろ?」

「それも正解だ!風間君は頭がいいね!ネネちゃんとは大違いだw」

風間は得意げに話を続ける。

「あんたは、コテージで遭遇した園長となな子先生を殺害しコテージを燃やした!」

「その後ネネちゃん→まつざか→上尾の順序で殺したんだろ?吉永先生と黒磯さんはどこへ行ったんだ?」

男は手に持っているものを構えた。どうやら盗まれた猟銃のようである。

「残念だが風間君!」

「君の推理はここで間違いだ!このメモ帳の間違ってる部分に赤ペンをつけてあげよう!君の血でね!」

風間はとっさにしゃがむと走った。

ドーン

銃声が鳴る。

「いまだ!」

パチカシャパチカシャパチカシャパチカシャパチカシャパチカシャパチカシャパチカシャ

しんのすけのカメラのシャッターが連続撮影でたかれた。風間は男に接近する。

「今のシャッターで見えていないはずだ!」

「遅い!」

男はそういうと銃を構えた。

「ウッ…」

「なぜだフラッシュで目が見えてないはずなのに…」

男が銃を風間に向けて発砲した。

ドーン

銃弾が風間の胴体を直撃した。

辺りには火薬のにおいと薬莢が散乱している。

男はネネのメモ帳に風間の血で採点を始めた。

「なな子と上尾を殺したのはネネ殺害の前」

そう書き残すとおとこは部屋を後にした。




感想

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