クレヨンしんちゃん―風間山荘殺人事件―川で溺れ死んだボーちゃんが復讐に来たぞ! 作:index2
探索者しんのすけは無能なので事件解決はできません。
風間推理編まで読めばだいたい犯人が分かると思います。
11.犯人はお前だろマ
しんのすけの探索
時間は少し戻る時刻は零時を過ぎていた。
しんのすけと風間親子、桜田、酢乙女の五人はマサオの部屋へと向かっていた。
しんのすけは思いついたように言う。
「犯人はマ・・・」
そう言おうとしたときそれを遮るように風間が言う。
「いや犯人はマサオと決まったわけじゃない不自然なところがある」
「なぜそう思うの風間君」
酢乙女が風間に問いかける。
「マサオにはコテージに火をつけて先生たちを殺すことは不可能だ」
「少なくともネネのメモ帳を入手したのがネネ殺害後だとするとコテージに向かった園長となな子先生を殺す時間がないそうだとするとすくなくとも共犯がいたことになる」
「犯行予告のシアターを見る限り殺人の動機はおそらくボーちゃんだし少なくとも彼の死で恨みを感じている親族はこの山荘に来ていない」
話の途中で、マサオの部屋へ一同は到着した。
部屋で一人の男がうずくまっている。
マサオの部屋である彼はこの部屋に籠城していた。
コンコン
「マサオ君いますかー!」
ドアをノックしたのは風間である。
「河村殺しのトリックがわかった彼を誘導した人物の正体が知りたい君に教えてほしいことがあるんだ!」
マサオは部屋から出てきた。
一同はエントランスへと向かう。
「しんのすけ」
風間君が彼を呼び止める。
「なに?風間君」
「僕はもう少し調べることがある君はマサオが逃げないように見張っておいてくれ」
風間はそういうと階段を下りて行った。
エントランスへ向かう途中の会話
「やはり犯人はお前だろマサオ!」
しんのすけが、マサオにそう問いかけると彼は不機嫌そうに答えた。
「違うって言ってるだろ?ネネちゃんのメモ帳を手に入れたのは死体発見後だよ!コテージに火をつけるのは不可能さ!」
それを聞くと桜田はマサオの胸ぐらを掴み叫ぶ。
「でもネネちゃんを殺すことは可能だ!共犯がいるんだろ答えろ!マサオ!」
マサオはびっくりしたかのように渋々と話し始めた。
「たしかに僕は河村に部屋番号が書かれた紙を渡した!でもそれは部屋割り担当の上尾先生から受け取ったものだ!」
酢乙女が首をかしげる。
「それは変ですわ!部屋割り担当はなな子先生だったはず」
それに対し桜田が驚いたように反応する。
「違うわよ部屋割り担当はまつざか先生でしょ?どうなってるのよ風間さん!」
しんのすけも答える。
「ちがうぞ吉永先生だぞ!」
「これでわかっただろ犯人は僕じゃないしこの事件は犯人に仕組まれてたってことさ!」
マサオはそう断言する。
「ぼくはこの風間山荘と周辺の配置の地図を見た!この山荘を取り巻くようにコテージが魔法陣のように並んでいる!この事件はボーちゃんの霊を下す降霊術なんだ!」
酢乙女が飽きれたようにようにしゃべる。
「なわけないでしょ馬鹿馬鹿しい!マサオあなた河村が握っていたものをすり替えたでしょ?」
酢乙女がマサオに問いかける。
「うっ…あれは僕が疑われると思って河村の手をこじ開けて、ブランデに入っていた紙と僕が渡した部屋番号をすり替えたんだ」
「やっぱり犯人はお前だろマサオ!?」
桜田が暴れるそれを制止する三人である。
「とにかく河村死体の第一発見者はマサオということでエントランスへ行きましょう」
「トオルちゃんの意見も聞きたいわ!」
風間みね子がそう言うと一同は、エントランスホールへ向かった。
しんのすけは思いついたように言う。
「おら上尾先生の様子を見てくるそう言うと彼は上尾の部屋へと向かった」
管理人室
風間は管理人室に到着し監視カメラのHDDを確認した。
「やはり抜き取られている!」
風間はそう言うと倉庫の方を漁り始めた。
「やはりなくなっている!」
そう彼の父親が趣味で取得した猟銃がなくなっているのだ!
「犯人は猟銃を使って外に出た4人を殺害した可能性が高いぞ」
風間は鍵棚を漁り始めた。
「マスターキーもなくなっている!」
風間君は思い出している。
14コテージに行ったとき焼けた人間の肉片があたりに散乱していた誰のものかはわからないのだが、確実に言えるのは14コテージに向かった園長やななこ先生はすでに爆死していることになる。その爆死が、トラップ的なものであるとするとアリバイはその時間帯に必要ない。ということは逆の位置にある第5コテージへ向かった吉永先生と黒磯さんを猟銃で殺した可能性が高い。
犯人は絞られてきた一番怪しいのはマサオである。
「やはりマサオ君か」
彼はそうつぶやくと立ち上がりエントランスホールへと向かった。
エントランスホール
エントランスに到着した風間はあることに気づくしんのすけがいないのである。
「あ風間くん」
酢乙女が話しかける。
「しんさまが探索に行きましたわ」
風間はそれに不安を感じた。彼のせいでさらに悲惨な結果がもたらされないかが心配なのである。
風間は佐藤マサオへと話しかけた。
「マサオ君きみが一番怪しいという状況が揺らがないんだよ」
「へ?」
風間は話を続ける。
「河村殺しの時だ君にはアリバイがない」
マサオはうつむいた。
「ネネちゃんが絞殺されたとき君はシャワー室で彼女を姦淫していた」
「ネネちゃんが監視していたまつざか先生の生存を最後に確認しているのも君だろ?」
風間は( ̄ー ̄)ニヤリとした顔を一同へ向けた。
「ちぇっまた僕か!」
桜田もえ子が怒りの頂点に達しマサオにつかみかかろうとするがそれを風間たちが抑える。
「桜田さん落ちついて彼がまだ犯人と決まったわけじゃないわ」
風間みね子が桜田をなだめる。
「風間君僕は犯人じゃないよ犯人はボーちゃんさ僕の部屋に第5コテージへ来いという紙があった!」
一同に緊張が走る。
「このままだとみんな殺されちゃうよ?」
マサオは笑い始めた。
「呪いを解かないとみんなボーちゃんに殺されるんだよ!」
マサオは壊れたようにうずくまった。
風間は脳内で推理すしていた。「犯人は、ネネちゃんを殺害し、その後、猟銃とマスターキーを奪い、まつざか先生を殺した」
「僕たちがコテージへ戻ってきたときにはこの山荘に真犯人がいたことになる」
「その後すきを見て第5コテージへ向かい吉永と黒磯の二人を殺害した」
「そのあと山荘に犯人が戻ってきた形跡がないということは、犯人はどこかのコテージに潜伏している可能性が高い」
風間はこめかみに手を当てぶつぶつとつぶやくとメモをしている。
「たいへんだ風間君」
しんのすけが上の階から駆け下りてきた。
「どうした!」
「上尾先生が死んでるぞ」
しんのすけは興奮した様子で話していた。風間は一同を残してしんのすけとともに三階へ上がる。そして上尾先生のいる部屋へと入ったのである。