クレヨンしんちゃん―風間山荘殺人事件―川で溺れ死んだボーちゃんが復讐に来たぞ! 作:index2
上尾先生の部屋
時刻は深夜1時過ぎていた。彼らは上尾先生の部屋へはいると異様な寒気に襲われた。そこには、上尾ますみが立っていたのである。コンタクトをしているのだろうか?彼女の眼はまっすく風間を見ている。
その彼女の姿は全裸であった。どうやら凍っているようで、蛍光灯の光を浴びて全身が白く輝いていた。まるで、マネキンがそこに立っているかのようである。
「上尾先生がまさかそんないつから?」
風間はそう言うと部屋へと足を踏み入れ上尾ますみの胸部で凍り付いた二つの大きな乳房をにらみつけた。
「パチーン、カシャ」
突然フラッシュたたかれて横を向いた。しんのすけである。彼はデジカメをもって上尾の写真を撮っていた。
「おいしんのすけ何をしている?」
風間はそう尋ねた。
「写真を撮ってるんだぞ!まつざか先生とネネちゃんと河村君のも全部撮ってきたぞ」
しんのすけがいなくなっていたのは写真を撮るためだったのだ。
「しかしなぜ上尾先生は凍り付いているのか?」
風間はつぶやき始めたがやがてしんのすけのデジカメを取り上げた。
「ちょっと貸せ!」
風間はそのデジカメの写真を確認し始めた。まつざか先生の写真を見たあと彼は吐き気をもよおしたがそれを我慢して確認した。
「まつざか先生は風呂桶に浮かんでいて水は真っ赤」
まつざか先生をどうして殺した後湯船に沈めたのか?何かを隠すためなのか?風間にはそれがわからなかった。
「もういいだろ」
しんのすけはそう言うとデジカメを取り上げた。
風間は上尾の胸を見る。
「まてよこんなに凍っているということは!上尾先生が死んだのはもっと前なんじゃないだろうか!」
風間はそう言いながら凍り付いた彼女の胸をつかんだ。Fカップである。
「そうかすべては℉になるのか!」
風間はそう言うとまつざか先生の部屋へと向かった。
「しんのすけお前はエントランスへもどってマサオを監視してきてくれないか?僕はまつざか先生の死体を再度確認する」
「了解だぞ」
風間はまつざか梅の死体を確認するために二階へ行った。
まつざか梅の死体
この血なまぐさい部屋にはもう入りたくなかったのだがかれは核心へ触れるために訪れた。かれは、ワイシャツの袖をまくり上げ、排水の栓を抜いた。
「うっ」
彼は呻きながら栓を抜く、そのあと勢いよく水が流れしばらくするとまつざかの死体が目についた。彼女はどうやら心臓を一突きされたらしく胸には包丁が突き刺さっていた。どうやら凶器のロゴを見た限りだとおそらくダサソー製品である。
「ダサソーのナイフか?」
彼はつぶやくだが、重要なのは彼女の死体ではない。風間は、彼女を抱き上げるとタイルの上に寝かせた。風呂桶の中には血で染まった服が入っていた。
女性ものの服はおそらくまつざかのものだろう。それともう一つ男性用の服が目についた。この服はだれのものだろうか血で染まっていてよくわからない。その下には銀色に光るシートのようなものがたたんで沈められており風間はそれを取り上げる。
これだ水が異様に赤黒く見えたのはこれが原因だ!
「こんなの何に使ったんだ?」
風間が取り上げたのはアルミホイールである。おそらく犯人が持ち込んだものだろう。大きさは業務用のものなので人間一人を包むことができるほどの大きさである。風間はそのアルミホイールをもってエントランスへと戻ろうとした。
「大変だ風間君マサオが!」
「なんだって?」
「マサオがネネちゃんのお母さんを刺したんだよ!」
どうやら風間がいない間に口論になったようだ。
しんのすけの推理
エントランスへ向かう途中しんのすけは風間に自分の意見を伝えた。
「風間君正直言うと上尾先生を急速に凍らせるなんて不可能だぞ」
それに対して風間が答える。
「いやこの山荘は雪山だ長時間放置すれば凍るはずだ」
それを論破するかのようにしんのすけが答える。
「上尾先生ははいびきをかいて寝ていたんだおらはこの耳で確かに聞いたぞ!」
「それに短時間で先生を襲って凍らせるなんて不可能だぞ」
風間は言う。
「とにかく僕の推理では、泥酔した上尾先生は過冷却水とかを使って短時間で凍らせた可能性が高い!それに℉だファーレンハイトがヒントになると思うんだ!河村殺しの時にも温度差トリックが使われた!」
「おら風間君の言ってる意味がわからんぞ!」
しんのすけは知能指数が低いので風間が何を言っているのかまったくもってわからなかった。かつて神童と呼ばれた男は今ではただの高校中退である。
「僕もわからないただ気温がトリックに使われてるとしか思えないんだ」
しんのすけのいびきの件で風間の頭は混乱していたまるで某RPGの呪文メダパニのようである。
「とにかくしんのすけの証言が正しいとするなら犯人はあいつだ!」
「誰なの?」しんのすけは尋ねる。
「川口だあいつなら犯行が可能だ」
しんのすけはそれを笑う。
「風間君何言ってるの急いでよ犯人はマサオだよ」
しんのすけは風間を見下すかのように答えた。
馬鹿の相手をしても無駄だと感じた風間は、上尾を凍らせたトリックを箇条書きでネネのメモ帳に書き記した。
上尾ますみ
・凍死
・Fカップ
・ファーレンハイト
・21時~22時
しんのすけは馬鹿馬鹿しそうに先にエントランスへと向かった。
このとき風間は上尾殺害のトリック解決を後回しにすることに決める。
どうせ犯人は川口なので彼を捕まえて問いただせば済む話である。
風間脳内推理
風間はさらに推理を続けていた。
「上尾先生を凍らせる方法か…」
風間は頭の中で上尾をどのように殺害したのか推測していた。
「上尾先生を過冷却水で凍らせるにしてもどうやって凍らせたんだ?」
風間はぶつぶつとつぶやいている。
何か使えるものはないだろうかそう考えていた。
「まつざかが発見された風呂場な座沈めたのかも疑問だしなぜ服も一緒に入れたのか?」
風間はしばらく考えた後にひらめいた。
「そうだアルミホイール」
あれを使えば上尾を凍らせられるかも風間はメモを取りエントランス広間へ向かった。
エントランス
深夜1時半過ぎである。
「しんのすけいったい何があったんだ?マサオはどうした!」
しんのすけは意気消沈していたが風間の問いに答えた。
「マサオがアイちゃんとネネちゃんのお母さんを襲ったんだ」
風間はそれを聞くとやはりという顔をした。
そんなはずはないと思いながらも一応全員にの無事を確認した風間は事件の犯人について語り始めた。
しんのすけにより完成した狂った推理が風間の口から展開する。
「みんな聞いてくれ今回の事件の推理をしたんだ犯人が分かった」
風間は推理を語り始めた。
一通り推理を言い終わると風間は5コテージへと向かった。
その数分後しんのすけは急に自分で考えた推理を言い始めた。
「みんな聞いてこの事件の犯人が分かったぞ!」
一同
「なんやてー!」
しんのすけは話を続ける。
「犯人は佐藤マサオと黒磯だぞ!」
酢乙女が反論する。
「黒磯がそんなことするはずがないわ!」
しんのすけは指を振ると静かに話し始めた。
「マサオは河村と今回の事件を計画したその犯行の動機はかあちゃんが受け取った保険金が目当てなんだぞ!」
しんのすけは得意げに話す。
「マサオと河村はかあちゃんから保険金を奪い取るためにこの山荘で皆殺し計画をたてた!その結果がこれだぞ!」
桜田が賛同する。
「そうよ犯人はマサオよ!」
「黒磯がそんなことするはずないわ」
酢乙女が答える。
「黒磯さんは途中から加わった!河村が邪魔になったマサオは河村を殺害したんだぞ!そして黒磯に保険金の山分けを持ち掛けた!」
しんのすけの口から出任せ推理は続く。
「マサオは黒磯さんも始末してさっきの暴行事件を起こした!そしてここから逃亡して5コテージに潜伏してるんだぞ!」
一同はしんのすけの当てずっぽうな推理に共感した。
まるで正気を失ったかのように推理を展開するしんのすけである。
「おそらくマサオは保険金の小切手をもって5コテージに行った!これは罠だ風間君が危ないぞ!」しんのすけはそう言うとコテージへ向かう準備を始めた。
「おらは先に行くから皆は後からきて!」
そう言うと防寒着を着込んだしんのすけは懐中電灯を持つと風間の後を追う。
正面入り口のチャイムを鳴らすとしんのすけは5コテージへと向かった。
しんのすけ編は彼の勝手な行動から生ずる結末を書きますお楽しみください。
誤字脱字矛盾があると思うので発見したら修正します。
ヒント↓
みさゑは事件本編(棒太郎の復讐)の共犯ではありません。
電話線が切れる前は通信が可能です。
野原ひろし保険金殺人事件の共犯である川口を毒殺する別事件の犯人は野原みさゑで真犯人は保険金殺人を利用した。
野原みさゑは川口の死体を始末した後に犯人も殺害する予定だったが死亡した。