クレヨンしんちゃん―風間山荘殺人事件―川で溺れ死んだボーちゃんが復讐に来たぞ! 作:index2
3.カザマ君の別荘
12月31日12時半
風間家の別荘とされているが実際は風間不動産が買い取ったスキー場でありコテージなども整備されているので大人数で宿泊できる。年末ということで貸し切り状態になり運よく使うことができた。
「ここが風間君の別荘すごいわね」
吉永先生はそう言いながらまつざか先生に話を振る。
「ほんと凄いわまさか風間くんがお金持ちになるなんてねぇw」
まつざか先生は眼の色を変えるように嬉しそうに答える。
上尾先生は相変わらず無口である。
そこへ園長先生と大原ななこと桜田ネネの母親が合流した。
「皆さん今日は遠いところ来てくださりありがとうございます」
風間君がそう答えると一同は拍手で出迎えた。
それから30分遅れで別荘に連絡が入る酢乙女あいと黒磯が別荘へ到着するのが遅れるというのだ。
一方しんのすけの初恋の相手である大原ななこは、大学を卒業後に幼稚園に就職し先生をしている。
そのななこ先生が、今後の予定について話し始めた。
「17時からビンゴ大会をはじめます!その後18時からカラオケをして19時に食事をした後アルバムシアターになります。みさえさんは19時には到着します。園長先生に手伝ってもらって花火を打ち上げるそうです」
ななこ先生の話が終わったと同時にガラの悪い二人組が入ってきた。彼らが佐藤マサオと河村やすおである。
いかにもガラの悪い服装をしている。
「みんな久しぶり!」マサオがうれしそうに口を開く「マサオ君元気だった?」ネネがそう答える。
どうやらマサオはすでに酔いが回っているらしく「元気元気あははは」とはしゃぎ始めた。
「おいマサオお前飲みすぎだって!」心配そうに河村やすおが話しかける。
「組長先生すみません!出所して久しぶりでこいつ飲み過ぎてw」
「大丈夫ですかマサオ君」園長はすかさずマサオ君を室内に案内するように河村と二階へ上がっていった。
12月31日13時
スキー場
一同は支度を終えると風間不動産の所有する隣接したスキー場を利用することにした。
「僕は大学時代山岳部に所属していてねその時にスキーにも熟練したのさ」と自慢げである。
風間トオルは自慢げに話しているそれを聞くのは、しんのすけ、ネネ、河村、吉永、まつざか、上尾、ななこ等である。
「風間君がスキーならおらスノボーやる」
しんのすけがそう答える。
それを聞いた吉永先生たちは、「しんのすけ君はスノーボードできるの凄いわね」と話す。
一方のネネは風間トオルの話に夢中である。河村はまつざか先生にスキーのやり方を教えることになったらしい。
それから2時間以上彼らはスキーを堪能するのであった。
風間君は手持ちのスマートフォンで天候を確認した。
「そろそろ切り上げましょう」
パーティーの準備もあり一同は早々と本館へ
同時刻
第14コテージにて
その男は風間トオル所有のコテージの一室で女性と話していた。
「準備はいいですか?」その男性はある女性に今回の年越し同窓会の企画を女性と話していた。
この第14コテージは、パーティー会場となる風間山荘本館から遠く離れている。
実際の現場は風間山荘本館から500メートルほど離れている。
山の斜面に隣接するようにコテージが並んでおりそのコテージの番号は14である。
二名は打ち上げ花火の準備をしているらしい。
作業も終了し一息つくと男女はシャワーを浴びるため備え付けのバスルームに移動する。
「今夜は吹雪くみたいですよ」
男は女に話しかける
「そうみたいですね」
男女はそのような会話を交わしながらシャワー室へ移動した。
そこで男女は抱き合いキスを交わす。
「奥さん!旦那の保険金殺人うまくいきましたね?証拠もこれから隠滅するんでしょう?」
面白そうにその人物は話し始めた
「何言ってるの?偶然よ!」
そう女は答える。
シャワーを浴びた後二人は昼間からセックスをはじめるのだった。
ー淫行中ー
「のどが渇いたな」
そういうと備え付けの冷蔵庫からワインを取り出すグラスに注ぎ始めた。
昼間からワインをたしなむ二人もちろん二つ用意されたグラスに。
「保険金受取に乾杯」
「カンパーイ」
このような状況が、風間山荘のコテージで行われていることを誰も知らないはずであったが、そこには盗聴器が仕掛けられており二人の計画を利用する人物が聞いていたのである。
そのはずがこれから崩れるとを二人は知らないのである。
12月31日16時~18時。
「この度は年末お忙しい中年越し同窓会に出席いただきありがとうございます」
「司会はわたくし風間トオルがします今日はよろしくお願いします」
風間君のあいさつが終わると早々とビンゴ大会が行われた。
マサオは酒を飲みながら河村と談笑しておりビンゴシートで頬を仰いでいる。
「風間ぁ!酒もってこい」
河村がそういうと風間君が奥の方からワインを持ち出し一同に注ぎ始めた。
「このワインは10年物のワインでね諸君らの口に合うかわからないが今日は特別にふるまおうと思ってね」
相変わらずの嫌味に反応するのがネネとまつざかである。
「さすが風間君ね」
「今日はたくさん飲むわよおーっほほほほh」
まつざか先生はすでに酔っており正気ではないらしい。
その時呼び鈴がなる
「リーンゴーン♪」
時刻は午後17時半を過ぎていた。
玄関から入ってきたのは、高倉園長、吉永先生、上尾先生、風間母、桜田母、ななこ先生である。
「間に合いましたねーケーキを買ってきたんですよ」
園長がそう言いながら挨拶をする。
「あれ?かあちゃんは?」
しんのすけがそう答える。
「野原さんならたしか14コテージで打ち上げ花火の準備をしているはずよ」
大原ななこは、しんのすけにそう答えると嬉しそうにこれから打ちあがるであろう花火の話を始めた。
「吹雪いてきましたね大丈夫でしょうか?」
吉永が先生たちと話し合いを始める。
「まあ大丈夫でしょう夕食後にでも確認してきます」
ななこがそう答えると園長と吉永が同意する。
すでに上尾は出来上がっており酒を飲みながらカラオケ大会に参加していた。
いつの間にかカラオケ大会が早く終了したので夕食前にシアター動画を見ようという話になっており時刻は午後18時を過ぎていた。
まつざか先生は酔いが回ったらしく二階のバルコニーに行くらしい。
シアター会場に集まったのはしんのすけ、風間親子、桜田親子、佐藤マサオ、河村やすお、園長、吉永、上尾、大原 ななこである。
風間君がシアターを用意し始めた
「待ちに待ったシアターさ僕たちの青春を見ようじゃないか!」
風間君がそう答え一同が頷く。
部屋を暗くした。
プロジェクターの準備が完了し当時の園児たちの写真や動画が流れ始めた。
しんのすけ→風間→ネネ→マサオ→と順序良く思い出の写真や動画が流れている。
「あこれなつかしい」マサオが酔った口調でそう答える。
つぎは河村の動画である。
「相変わらずのやんちゃっぷりだな」
しんのすけが河村に突っ込みを入れる。
ふと画面が切り替わり園児たちの河川敷で行われたキャンプの動画に代わる。
「あれ?おかしいな!」
「どうしたの風間君?」
風間君はパソコンをカチャカチャと捜査している。
「なんだこれ?こんな動画入れてないはずなのに!」
すると河村君とマサオ君が写る。
河村が鼻水を垂らした巨漢の園児から石を取り上げ川へと投げ捨てる。
動画の内容
ボーちゃん「ブオオオオ」
河村「お前の大切な石を川の中においてきてやったぜぎゃははは」
マサオ「あーあやっちゃったよ」
風間「河村君はほんとひどい奴だよ」
ネネ「最低ねwww」
しんちゃん「あーあボーの石コロコロ~♪風間くーんふぅ」
風間「うわあやめろ気持ち悪い!」
ボーちゃん「川の中に、石が、ある 拾いにいくぉ!」
「アッ この川、「深い」ッッボボボボボボボボッ!ボゥホゥ!ブオオオオバオウッバ!」
「だずげで!流されっ、ちゃボボボボボ!たすけて!しんちゃん!た す けドボボボボボボ!ボゥホ!」
「がざ゙ま゙ぐん゙!ま さ おボボボボボボボボたすけて!ねねちゃん!ンななこおねえさん!!」
「み さ え」!!
「ボボボボボボボボッボゥ!ボ!たすけてぇ!僕はまだッ死にたくないッ!」
「死にたくないボボボボッボーボッボッホ!ボッホ!」
「この川…深いから、深いッ!(トートロジー)ボボボボボボボボ」
画面暗くなる
「なんだよこれ?誰のいたずらだよ!」
風間君が大声で怒鳴る。
「ざわざわ…」
マサオと河村は顔面蒼白となっており唇が震えている。
「違う俺じゃない石を投げろと言ったのはマサオなんだよ!ほんとだって信じてくれよ」
河村はそう答える。
「なに?てめー俺のせいにしてるのか?ふざけんじゃねーぞ!」
二人は口論になり酔いのせいか喧嘩を始めた。風間と園長がそれを止める。
「ちょっと待てよ!まだ動画に続きがある」
しんのすけがそう答えると動画が再びはじまった。
ボー「ミンナ嫌イ今夜全員ココデ̪̪死ネ今カラ一人ヅツ殺ス」
それは音声合成ソフトで作られたような男性とも女性ともつかないような不気味な音声と文字だった。