霊夢さんは性に目覚めたようです 作:気紛れ東方
博麗霊夢は両性具有すなわちふたなりである。
他者とは異なることに戸惑いを覚えた時期が当然のように存在する。
立派で猛々しい男根があるのに、女性の性器も備わっている。
成長していくにつれて、胸も大きくなるわけだが、男根の方も成長していった。
現在では立派に育ち、胸の成長をとられたかと思えてしまうほどだ。
両性具有だからなのか、生来のものなのか、性欲が強かった。男根があるから女を求めるのか、それにしては男を求めないのはなぜなのか、どちらにせよ霊夢は女性に興味を持つ。
厄介なのは、霊夢はどう発散すればいいのかわからなかった。巫女として育ったため、性の知識は最低限しかなく、自慰を知らなかったし、そもそも自ら発散するという発想すらなかった。
性欲が解消されるようになったのは、妖怪の賢者八雲紫に相談してからだ。
紫は霊夢が両性具有であるのは知っていた。
しかし、何もしなかった。
というか、霊夢がムラムラして辛いと言ってくるとは思っていなかった。
だが、考えてみると不思議ではなく、霊夢も思春期である。なら、性欲が出てきても納得がいくというもの。
紫は霊夢が自分に相談したのは、そこまで追い詰められてるものだとして、その日の夜また来ると言い残して一度帰宅した。
夜になってもう一度来ると、霊夢はほっとした顔を見せた。
やはり相当辛いのだろう。そうでなければ紫が来て露骨に安心した顔を見せる霊夢ではない。
紫はいたずらするつもりで来ているので、その反応はありがたかったが。
紫は霊夢に下半身を見せるように言い、実際どんなものか見せてもらった。見て思ったのは、女性に生えてていいような男根ではなかった。いや、男根自体生えるべきではないのだが。
男性がこれを持ってたなら自慢して回りそうなほど立派な男根だ。
なるほど、確かにムラムラして昂ったら苦しくなりそうだと思った。
冷静なまま紫は霊夢に自慰を教えた。
手を動かす、それだけのことを教える。紫が自らの手でしごくと霊夢は気持ちよさそうに喘いだ。
柔らかいものだったはずが、すぐに硬くなる。熱した鉄のような男根になるのに時間はいらなかった。
紫のされるがままに男根を預けている。
それが面白くて可愛いものだから、紫はしごくスピードを上げると、霊夢は呆気なく射精した。
驚くほど大量に吐き出した。そりゃあこんなに溜めてたら辛いだろうと思うほどにたっぷりと出した。
それらは遠慮なく紫の体を汚した。
白くてどろりとしていて。
霊夢ははじめての射精に惚けていた。それを見て紫は性的快感さえはじめてなのかと驚き、ますますいたずらをしたくなった。
口でやってやると、霊夢は可愛らしい喘ぎを上げて喜ぶ。
で、何だかんだあって最後はセックスした。
霊夢は興奮と欲求が昂りすぎたのか、紫を押し倒してその身を貪った。
紫も抵抗しようと思えばできたが、この時にはすっかりその気になっていて、霊夢の好きなようにさせた。
滅茶苦茶気持ちよかった。
それからというもの霊夢は性に目覚めた。
レイプや寝とるとかそういうのはしない。
霊夢なりのこだわりなのか、良心なのか、セックスは合意の上でするようにしている。
霊夢はスポーツや弾幕ごっこの感覚でセックスを楽しんでいるのだ。
この日の夜も二人は体を重ねるつもりだ。
どちらも邪魔な衣服は脱いで向き合う。
霊夢は紫と唇を重ねる。
お互いに舌を絡め合う。
はしたなくも、ねちゃねちゃと音を室内に響かせて、激しく求め合う。
男根を持っているからか、霊夢は攻めるのを好んでいる。相手を気持ちよくさせ喘がせるとどうしようもなく興奮してしまう。
「ふっ、霊夢……」
年若い霊夢が強く求めてくるのは紫としては気分がよかった。
それは霊夢とセックスを重ねたせいで、体が霊夢とのセックスに味をしめたせいかもしれない。
今だって下腹部の辺りが切なく疼く。
最初のセックス以来、霊夢は他にも手を出しているようで、元月の兎だったり、仙人であったり。仙人の方はまだ一度みたいだが……、これからも相手を増やすのか。
そのせいで霊夢はセックスの腕を上げた、上げまくった。
あの最初の可愛らしい霊夢はいない。
純粋にセックスを楽しむ霊夢がいる。
「あはっ、気持ちよくなってきたわねえ」
霊夢は楽しげに紫の胸を揉む。
「んんっ……!」
紫の豊かな胸を楽しむ。
快楽を与えるように揉みながら、胸の感触を味わう。
霊夢の小悪魔的な笑みは、まるで相手を支配できてることを楽しんでいるかのようで、それともこの状況を楽しんでいるだけなのか。
熱く短い息を吐きながら、霊夢は紫の胸の尖って主張するものをやや乱暴に引っ張る。
「ひゃっ! ん、ああ……」
紫は熱を帯びた声を上げて、求めるような眼差しを霊夢の手元に送る。
それだけで霊夢の興奮に火がつく。
既に硬くなっていた男根は更に硬さを持ち、剛健なものとなる。
今すぐ女を犯したいと叫ぶように男根から透明な粘液が出てくる。
片手を紫の性器に当てて、ねっとりとした入り口を指先で撫で上げる。
「あうっ!」
情けないような切ないような喘ぎを漏らした。
撫でただけだというのに霊夢の指先はしっかりと濡れていて、それだけで紫がどれだけ濡れてるかわかる。
霊夢は指先を口に含んで、愛液を味わう。
変な味だと思うが、好物だ。
霊夢は紫の性器に口を寄せて、舌で直に味わう。
霊夢の舌技は紫の望むまま、いや自分の望むままに相手を快楽で翻弄する。
「あっ! れ、いむ! はあんっ!」
「ああ、私も興奮がすぎてきたわね……」
両性具有の霊夢には男根だけでなく、当然のように女性器が備わっている。
二つの性器は相手を求めるように疼き、透明な粘液を垂れ流す。
二つの性器があるから自分はここまで興奮して欲情するのか、それとも片方だけでもこうなるのか。
気になるところではあるが、気にしても仕方ない。
大事なのは、セックスを楽しめるかどうかだ。
「ひっ、も、ああっ、くる!」
なぶっていた紫の声が高くなる。
快感に蕩けた声を上げていた紫は喘ぎを強く、多くして霊夢に絶頂が近いことを知らせる。
そこまでいい声を聞かされて、霊夢が渋る道理はなく、一気に攻めた。
ここまで放置してきたクリトリスを口に含んで転がす。紫が快楽で腰を浮かして、大きく喘いだら吸い上げた。
「いくうううううああああああああ!」
「はっ、はあ、はあ……」
紫を見てるだけで射精してしまいそうだ。
男根がピクピクとしている。
女性器の方はキュウキュウと切なげに疼いて。
そんな自分のムラムラを八つ当たりでもするかのように霊夢は紫にぶつける。
紫の中に指を入れて激しく掻き回す。爪を立てることはせずに、紫の好きな場所を重点的に攻める。
身をくねらせ、いつの間にかバックの姿勢になった紫の腰を掴み、霊夢はグチュグチュと音を鳴らしながら指を動かす。
「どう紫。気持ちいいでしょ?」
「うん、うん! すごいの! れい、ああああ!」
汁が溢れ出る。
霊夢が指を激しく動かすものだからあちらこちらに飛び散る。
「おもらししてるみたいね、ああ、私も……!」
このまま紫をイカせたくてしょうがないのに、霊夢ははやく自分も気持ちよくなって射精したいと思うようになる。
絶え間なく与えられる快感に紫が目に涙を溜めて艶やかな声を漏らしているのを聞くと、霊夢は自らの男根をぶちこんでやりたくなる。
そうしないのは指で絶頂させたいと思っているからだが。
「あんっ。これ、は、いいよね。ああっ、ぬるぬる」
紫の腰から手をはなして、自らの性器に指を入れて動かす。
待ち望んでいた快楽に霊夢は顔を悦楽に歪める。
「あっ、いい、すぐイッちゃいそう、これ!」
よほど焦らされていたのか、或いは気づかないほど激しく自慰をしてるのか。
どちらでもよかった。
紫を激しく攻めながら自分を慰める。
同じ快楽を味わえているのだと思うと、はやい絶頂も悪くない。
いや、ここらで一度イッて、少し冷静になるべきである。
「紫、紫、私、私イッちゃう、イッちゃうの!」
「霊夢、私も私ももう無理! いく、いくの! 激しく指でやられてイッちゃうのおおおおおおお!」
紫と霊夢は同時に達した。
紫は性器から潮を吹いて、辺りを濡らす。
それを下半身に浴びながら、霊夢は絶頂したというのにくちゅくちゅと名残惜しそうに自分の性器を弄る。
紫と自分から指を抜く。
「はあー……。気持ちいいのって最高ねえ……」
頭の中が真っ白になるような感覚だ。
紫は今のがかなりよかったのか、荒く息をするだけで言葉は返さない。
それに霊夢は寂しいと思いながら、未だに仲間外れな男根を撫でる。
「おあっ。こっちも来てるわね」
絶頂で幾分か余裕を持てるようになったが、欲求不満な男根は先端から汁を溢れ出し、女を強く求めている。
(目の前には都合よくお尻をつき出す奴がいるのよね……)
紫の後ろで霊夢は男根を撫でた時についた生臭い粘液を舐め上げて――。
見る者の心を奪うような、蠱惑的な微笑みを浮かべた。
予告もなしに、舌と指でとろとろに蕩けた紫の性器に男根を突き刺す。
「いきなりなんて! だめ、だめよ! すぐにいいいいい!?」
「ふふっ。何が駄目なのよ。あんたのまんこすっごい喜んでるじゃない。ほら、ゆっくり動くだけでも締めつけてくれるのよ? 溜まりに溜まった私のちんこも喜んでるわ」
「ふかい、ふかっ……。くううううっ!」
何度も霊夢の男根を受け入れ、慰めて来た紫の膣は今回も男根を喜ばせるべく蠢く。
「はあああ……。最高……」
熱く硬くなった男根とは真逆にゆっくり膣は熱いながらも柔らかく蠢く。
慈しむように包み込み、ねっとりと絡みつく。
この快楽を更に高みへと至らせるもの、それは男根に貫かれて悦び喘ぐ女だ。
セックスを“純粋”に楽しむ霊夢が求めるのは、嫌がる女を快楽で屈服させることでも、恋人がいる女を自分のものにすることでもなく、もっと単純なものである。
快楽を享受し合って、互いに快楽に酔うこと。
ただそれだけ。
他には何も求めない。
快楽。
それだけでいい。
難しいものはいらない。
純粋にセックスを楽しむ、それだけだ。
紫が男根を往復されて、気持ちよくなって喘ぐ。
紫の中を男根で行き来して、気持ちよくなる。
「おく、おく、きて、ああああああんっ!」
「好きねえ、ほらっ! もっとしてあげるわっ!」
「いいの、それ、それが、はあんっ!」
奥を男根で一気に強く突き上げる。
これが紫の好みで、やる度に子供みたいに喜ぶ。
目に溜めた涙が端から流れ落ちる。
普段の胡散臭げ、怪しげ、掴みどころのない紫はどこにもいない。
いるのは霊夢の下で快感に顔を蕩けさせる雌であった。
最初は霊夢の欲求不満を解決するだけだったのに、気づいたらセフレになって、肉欲にどっぷりと浸かっていた。
この関係を紫は好きになっていた。
難しいことは考えずに気持ちよくなるだけ。
霊夢の無責任でいて心地よい言葉は、この関係に囚われるようにするものだ。
「あっ、れいむのおちんちん、いい!」
紫は霊夢が自分を好きなようにすることに嫌悪はない。
霊夢が自分を気持ちよくしてくれる。
霊夢の男根が大妖怪を屈服させている、それはとても愉快な話で。
今日だけで何度イカされたかわからないが、人間が大妖怪を蹂躙するのは痛快だ。
「はげ、はげしっ! イクのね、れいむイクのね! いいわ、ほら、いつもみたいにだして!」
「紫、紫、紫、出すわよ、全部!」
後ろから抱きついて、小振りな胸を押し当てて、霊夢は一層腰振りをはやめる。
溜まりに溜まったものを全て吐こうとするように。
中を高速で往復する男根に紫は何度目かになるかわからない絶頂へと近づく。
このままいけば、と期待しながら、男根を締め付ける。
鼻で呼吸するのでは間に合わないため、口も使って呼吸をする。
はあはあと犬のように呼吸をしながら男根を締め付けて。
「もう、もう、だめええええええええええ!」
「ああ、イク、紫、イクわよ! あっ、ふう……んうっ……」
霊夢は紫にしがみつき、熱のある吐息を漏らす。
男根から止まることなく精液が噴出し、腰が、脳が溶けてしまいそうな快感が霊夢を包む。
「あっ、ああ……、れいむのでてる……」
絶頂して間もなくに霊夢の精液が紫の中に出された。それも一番奥で。
「あっ、ああっ、ピリピリして……んんっ」
火傷してしまいそうな感覚が小さな絶頂を紫に与える。
紫は男根がまだ吐き出し切れてないとぴくぴくと跳ねているのを感じながら。
後ろの霊夢に目をやる。
快楽に呆けながらも、妖しげな何かを瞳に宿す霊夢は蠱惑的に微笑んでいた。
セックスよりも三度の飯を大事にする。
どんなにハッスルしたとしても、生活習慣は極力崩さないようにする。
霊夢は朝になったら目を覚ます。
若さと性欲の強さの賜物か、見事な生理現象を起こしている息子を見ていつも通りと思う。
隣でまだ寝ている紫は放っておいて、霊夢はしばらくそのままでいた。
勃起しているものが萎えてくれないと動くに動けない。
これでも霊夢の両性具有を知っているのは一部の妖怪だけであったりと、限定されているのだ。
息子が鎮まるのを待っている時であった。
客がここに来たのは。
遠慮なく入ってくるのは心当たりが多すぎて特定することは不可能だ。
「霊夢、起きてうおああああああ!? はやくそれ隠してくれ! つうか服を着ろ!」
来たのは魔理沙であった。
彼女は息子を見ると顔を真っ赤にして背を向けた。
そんな魔理沙に霊夢は配慮の欠片もない言葉を投げた。
「何よ。魔理沙だって好きな男と付き合ったらこれを嫌というほど見るのよ」
魔理沙が霖之介を好きなのを霊夢は知っていた。
本人は隠せているつもりのようだが、多くの人が知っていた。
しかし、それをみんなはあえて言わず、むしろ裏で賭けの対象にしていた。
結ばれるか結ばれないか。
霊夢には魔理沙にちょっかい出すなとお触れが出ている。これに本人はしないからと反論したが、あまり信用されなかった。納得はいかないが、まあ元々する気のなかった霊夢は約束しても痛くはない。
ちなみに賭けに負けた方は宴会の費用を持つという優しいものだ。魔理沙が振られたら失恋パーティー、結ばれたらおめでとうパーティー、二段構えである。
魔理沙は耳まで赤くして、非難する。
「お前の価値観と一緒にすんな! ああ、本当どうしてそうなっちまったんだよ……」
まるで手遅れであるかのように言ってくる魔理沙に霊夢が言うことは。
「あんたが純情すぎるのよ。恥ずかしがりすぎよ。そんな様子だとキスだって数ヶ月かかりそうで心配になるんだけど」
「余計なお世話だ!」
耳がキーンとなるような怒鳴り声に霊夢は指で耳を塞ぐ。
魔理沙と話をしてたら息子もおさまったので、ようやく服を着ることができる。
いつもの姿になった霊夢は先にトイレを済ませてから魔理沙の隣に座る。
「なあ、トイレする時はどっちなんだよ?」
「秘密よ。知りたいなら見ることね」
怒鳴られた仕返しをして、未だ顔が赤い魔理沙に尋ねる。
「結局、何しに来たのよ」
「暇だから来た」
「うちは暇潰しになるようなものないわよ」
魔理沙が布団で寝てる紫に触れないのはいつものことである。
裸で眠る紫。それだけで昨晩何があったのかなど想像に難くない。
はじめて見た時は絶句して、霊夢に問い詰めた魔理沙であったが、性に目覚め開放的になった霊夢を止めることなどできない。もはやそういうものだと思ってそっとしておいている。
まあ、霊夢がこうなるのは予想外で、異変かとも思ったが、ある意味では霊夢らしい。
それに性関連以外では魔理沙の知る霊夢なので、目を瞑ればいいだけの話と、魔理沙は触れないようにしている。