霊夢さんは性に目覚めたようです 作:気紛れ東方
博麗霊夢は性欲が強い。
しかし、この日の彼女は変なことを考えていた。
果たして自分は本当に性欲が強いのか?
実はセックスすることが好きで、性欲発散は二の次になっているのではないか。
女を抱いてる、あの時間が好きなだけで、性欲は実はそんなに強くないのではないか。
女と肌を重ね、存分に楽しめば、その日はもう十分と満足してしまう。
性欲が強いなら二度、三度と事に及ぶのではないか? 霊夢の思う性欲が強いとは、そういうものだ。
されど、そうじゃないから性欲が強くないと言えるのかという疑問も出てくる。
二度三度と行うだけの性欲を一度のセックスに注ぎ込んでいると仮定したらどうだろうか。
もはや思考の迷路だ。
大体霊夢は若い。だからこそ相応の性欲はあると言える。
また博麗の巫女として危険な時間を多く過ごしてきたことを考えると、本能が強く刺激されていそうだ。それで性欲が強い、もしくは相手を求めるのか。
「これは追究すべきね」
考えるのは好きではない霊夢だが、セックスが関係してるなら別だ。
性欲が強いから女を求めるのか、それともあの時間が好きだから求めるのか。
うーんと悩む霊夢はいつの間にか脱線して昨日の宴会のことを思い出した。
びっくりした。
みんなに煽られ、酔っていたとはいえ、満更でもない様子でアリスが触れるだけのキスをしてきたのだ。
あの可愛い様子を見られて満足し、お礼にとキスを返してやった。
アリスは恥ずかしそうにしながらも、
『みみ、みんなに煽られてるものね。仕方ないわよね』
真っ赤な顔で言い訳する姿は可愛かった。
それを見てるだけで心は満たされた。
「そうか」
確信した。
キスで満足したということは性欲が強いのではなく、あの時間が好きということ。
そもそも最初のセックスは、あれはオナニーを知らなくて、性欲を発散できなかったが故にムラムラしまくってた結果起きたのだ。
「うーん。紫もリードしてるつもりで私を求めてたわねえ……。おっとおっきくなっちゃう」
思い出したら息子が半立ちしてしまった。
これ以上思い出したらいけない。
おかげでわかった。
アリスとのキスで満足した。それはつまり女とイチャイチャするのが好きなだけということ。性欲が強いから求めているのではない。
思えば、無理矢理抱くのとか、人の女を奪うのとか、そういうのが好きでない時点で答えは出ていたのだ。
アリスとイチャイチャしたい、霊夢は心から思った。
「アリスとイチャイチャしてたっぷりセックスしよっと。…………うーん?」
霊夢は腕を組み悩む。
セックスするつもりはなかったのに、アリスとイチャイチャしてるのを想像したら、セックスしたくなった。
アリスとイチャイチャセックスがしたい。
男根はガッチガチだ。
「どういうことなの?」
先ほどキスするだけで満足したって思ったのにすぐこれだ。
おかしい。
これではセックスしたくて女とイチャイチャしてるみたいではないかと霊夢は憤慨した。
イチャイチャしながらセックスするのが最高なだけで、セックスしたいからイチャイチャするのではない。
そこは間違えないでほしい。
「もう、失礼しちゃうわね」
一人で勝手に思ったことなのに勝手に怒る。
大体アリスとキスして心が満たされたのは確かなのだ。なら、胸を張ればいいと霊夢は思うが。
ついに真実に気づく。
「心満たされても、体も満たされないと駄目でしょーが!」
そうだ。
よく考えたら体も満たされないと、かつての性に目覚めてない可愛らしい巫女に戻るだけだ。
「無理よ無理。あんなムラムラ耐えるなんて。ばっかじゃないの」
そのことに気がついた霊夢は我が身を抱き締め、恐怖してるように震えた。
しかし、言ってることは少しも我慢できない子供の言い分そのものだ。
「ていうか、セックスなんて楽しくて気持ちいい時間を捨てることできるわけないじゃない」
快楽を楽しみ、相手の体を楽しみ。その時に夢中になる。
それが最高なのに、どうしてイチャイチャだけで満足しようとしてたのか。
考えすぎて馬鹿になったらしい。
「アリスのあの様子だと好感度は良さげ。……私の求めるセックスができるわよね」
息子を鎮めてから神社をあとにし、魔法の森へ。
目的地はもちろんアリスの家だ。
神社にいても参拝客は来ない。仕事なんてないようなもの。ならセックス優先だ。
そんな後先考えてない霊夢はアリスにはやく会いたいと思いながら空を飛んでいく。
「到着ー」
アリスの家の玄関の扉をノックする。
しないで入ると怒るからノックする。それにこういうところから戦いははじまってると思うからする。
扉の向こうからパタパタお足音が聞こえ、扉が開かれる。
「れ、霊夢!?」
アリスは驚く。
いつもなら珍しいと言って中に入れたりするものだが、この日は違った。宴会の時のことを覚えてるからこそ普段のように対応できない。
煽られて、霊夢ならいいかと自分からキスをして、その霊夢からキスをされて。嬉しいと思ってしまった事実があるから直視できない。
「とりあえず入るわね」
微笑む霊夢を追い返すことはできない。
もしも霊夢が覚えていないのに追い出したら怪しまれて、何があったか周囲に聞いて回るはず。それよりはこちらで上手くごまかせる可能性がある分招き入れた方がいい。
心臓の鼓動が速まるのを感じつつ、霊夢をソファーへと誘導する。
アリスは霊夢の向かいに座る。
霊夢はにこにこしている。
安心させるものでもなく、八雲紫のようにごまかすようなものでもない。
子供がイベントを期待してるような感じだ。
それはつまり霊夢は食べに来た。
(昨日のキスで落とせると思ったのね。そう思われても仕方ないけど、それだけが目的なら追い出すのも簡単なはず……)
そこでアリスは自信がなくなる。
それも当然のこと。
目の前でにこにこと笑っている能天気な巫女は八雲紫を落とし、虜にしているのだ。あの八雲紫をだ。
妖怪に好かれてるとは思っていたが、しかし大妖怪を落とすとは思ってもいなかった。
そう考えたら霊夢は簡単に自分を落とせるのではと不安になるも、それもまたと思う自分がいた。
(霊夢が女好きになったのは妖怪の間では有名な話。意外と言うよりも、納得の声が多かったけど)
緊張した面持ちでアリスは霊夢を見つめる。
汗が頬を伝う。
心臓の音がバクバクとうるさい。
もう自分は霊夢の術中にはまってしまっているのかと疑心を持った時、霊夢から気の抜けることを言われた。
「ねえ、言うのもなんだけど、お茶は?」
「えっ、ああ、ごめんなさい!」
失念していた。
何をしていると自分を叱る。
何を忘れてる。霊夢は普通に遊びに来ただけかもしれないのに。アリスは噂だけで判断した自分を軽く叱り、お茶を用意しに行く。
「アリス、何も警戒しなくていいわよ」
「!?」
霊夢の横を通りすぎようとした時だ。
霊夢は蠱惑的微笑みを浮かべた。
それにアリスはゾクッとした。
だって霊夢の微笑みは汚ならしいものではなく、ただただ美しくて、可愛らしくて。とても同じ女がしたものとは思えなかった。
一見すると普通の微笑みなのに、それは蠱惑的で、淫靡の香りをプンプンと漂っている。
アリスは早足でキッチンへと逃げるように向かう。
「油断してたわ、完全に……」
歴代最強の巫女と呼ばれるほどの子というのをすっかりと忘れていた。
霊夢は妖怪やら何やらと好かれる人間だが、さっきの微笑みはそれが発展した結果かもしれない。
妖怪、悪魔、吸血鬼……といった人外が人を魅了するならともかく、人間である霊夢が人外を魅了してこようとは……。これだから妖怪巫女はと愚痴りつつ、手際よく紅茶を淹れる。
(霊夢が手を出してきたら追い出せるけど、多分そんな急には来ないだろうし)
相手は博麗霊夢。
どんな風に攻めてくるかわからない。
優しく攻めてくるのか、それともやや強引に攻めてくるのか。
警戒しなくては。
紅茶を飲みながら話をするも、時々霊夢の微笑みが出てきて心を乱す。
これにアリスは意識しすぎてるだけではないと思うが、肝心の霊夢は無自覚らしく、意図的にやっているわけではなさそうだ。
「それにしても昨日は驚いたわね」
唇に指を当てて熱い眼差しを送る霊夢にアリスは息を飲んだ。
妖艶だ。まだ子供であるというのに、どこでそんな雰囲気を身につけたのか。それとも天性のものなのか。
指を当てられた唇は少しばかり形を変えている。とても柔らかそうである。
(柔らか、かったのよね……)
昨日キスしたからわかっている。
霊夢の唇がどれほど柔らかいのか。
どうしてあんな大胆なことをしたんだろうと、思い出したアリスは顔を真っ赤にして俯いた。
霊夢の顔をまともに見られない。
アリスが考えないようにしていたことを霊夢はさらりと言った。
ここで話を持ち出したということは攻めに転じるということだ。しかし、アリスはキスの話を持ち出されたせいで頭が回らず、そんなことに気づけなかった。
「私とキスしたの思い出して照れてるの?」
やっぱりアリスは可愛いと思った。
自分を意識して警戒してる感じになってるのを見て可愛いと思い、頬を緩めていた。
霊夢はアリスの座ってる椅子に膝を乗せて、ぺたりと座り込む。
目の前に霊夢の顔がある。
顔を上げるに上げられなくなり、しかも霊夢が急接近してきたことに動揺し、何もできなくなる。
アリスの心臓が痛いほどに高鳴る。
霊夢がここまで来たということはつまりそういうことである。この先を想像して、アリスはごくりと唾を飲み込んだ。
「さて」
霊夢の手がアリスの頬に優しく添えられ、導くように顔を上げさせる。
いつになく弱気な顔で、でも期待してるような雰囲気を出しているアリスに顔を近づける。
上気した顔のアリスを見ながら、霊夢はアリスの柔らかな唇に自分のを押し当てる。
キスで照れるような子だからと、霊夢は唇を優しく扱い攻める。
大事なものを扱うような、霊夢のキスにアリスは心地よさを覚える。
まるで心を開かせるような暖かなキスだ。
これまでの経験によるのか、それとも霊夢がこういうキスをされたいと思ってるのか。
(霊夢がこういうキスされたい?)
何だろう、そんな可愛い霊夢はいるのか? そんな失礼な疑問を持ったアリスは霊夢の気遣いを、
「ふふっ……」
駄目にした。
キスしてたら突然笑われた霊夢は呆然となる。
くすぐったそうにしてる感じはなく、嬉しげにしていたのにどうしてと思い、くすくす笑うアリスをじっと見つめる。
「ご、ごめん。霊夢もこういうキスされたいと思ってるのかなと思ったら、つい」
「はあ?」
それを聞いて霊夢は怒った。
これは霊夢だけでなく怒っただろう。いや、トラウマになる可能性だってある。
霊夢にだって優しくキスされたいと思う乙女心はある。それを否定されたのだから怒りに駆られるのも当然のこと。
「こういう時に笑ったらどうなるか教えてあげる」
アリスと唇を重ねるまでは先ほどと一緒であったが、今度は配慮も何もなく、舌を入れてアリスの口内を怒りのままに荒らす。
アリスはこの突然の変化についていけず、されるがままになる。
しかも霊夢はアリスの口内に唾液を流し込む。
ゆっくりとキスをしてからここに来たならアリスも冷静に対応できただろうが、混乱を起こしてるアリスにはできなかった。
それを霊夢は愉快そうに目を細めて眺めている。
自分の唾液と霊夢の唾液が溜まっていく。飲まないとと思った時には手遅れで、その時になって霊夢は攻めるのを中断した。
「あっ、けほっ、げほっ」
溜まった唾液をぶちまける。
それでやっと息苦しさから解放された。
(あんなに、激しいキス……)
息苦しくあったのも確かだが、気持ちよかったのもある。
ちゃんと対応できてたら、もっと気持ちよかったのだろうか。
その疑問はすぐに晴れる。
「アリス」
「んっ、あっ、ふう……」
先ほどの激しさはなく、不慣れなアリスに合わせてくれる。
霊夢の舌の動きに驚くしかない。
アリスの舌を巧みに絡めとり、かと思えば歯をなぞったり。
ぎこちないアリスの舌に霊夢は絡みつかせ、リードしている。
途中で霊夢が舌を外に出そうとしてる気がして、アリスはうっとりとした顔で舌を出すと、霊夢が強く吸い上げた。
それで舌から水分を失われるが、霊夢が舌を絡めて水分を戻してやる。
(ああ、霊夢がこういうの好きになるの、わかるかも……)
霊夢にされるがままに、そして霊夢に身を任せる。
にちゃにちゃといやらしい音がしてるけど、それさえも心地よいとさえ思えた。
一頻りキスをしていた二人だが、それは霊夢によって崩される。
「笑うなんて失礼なことしたけど、選ばせてあげる。ここで抱かれるか、寝室で抱かれるか」
耳元で、熱い息とともに囁く霊夢にアリスは思わず身をよじる。
アリスは恍惚とした顔を浮かべながら、
(しないなんてないわよね)
選択肢がないことに同意して。
「最初は寝室で」
アリスは答えると霊夢にキスをして舌を絡める。
だけど、霊夢はお預けするように応えず、アリスに寝室へ連れてけと言う。
こうなったらアリスには、うん、と言う以外に道はなかった。
寝室のベッドの上で、二人は下着姿で向かい合う。
アリスを寝かせて、霊夢はもう一度キスをする。
はじめのように唇に触れるだけの優しいキスから段々と大胆で激しいものにしていく。
「んっ」
アリスは霊夢を受け入れる。
これからどうなるかはわかってる。
抵抗はない。
湿り気のある音を立てながらキスをしつつ、ここから先の展開に期待する。
霊夢がアリスの着けていたブラを外す。
形のよい胸が姿を見せる。綺麗なピンク色の乳首といい、大きさといい、美乳そのものだ。
「意外とあるのね」
「そんな、まじまじと見ないで……」
恥ずかしさから逃れるように目を腕で隠すアリスに対して、霊夢はねっとりと眺める。
「綺麗ね……」
熱い吐息とともに呟いて、美乳に手をそえて軽い力で揉む。
アリスの反応からして、経験がほとんどない、もしくは処女であるのはわかっていた。霊夢はアリスは処女だと読んでいた。ただの勘だが間違いない。
「ふっ、んん……」
はじめての行為に緊張しながらも待ち望んでる様子のアリスに軽くキスをする。
アリスの胸は手に吸いつくようで、肌も触っていて気持ちがいいものだ。柔らかさの中に弾力もあり、まるで手がとろけてしまいそうな感覚だ。
「アリスのおっぱい凄く気持ちいいわ」
「そ、そうっ……? はうっ」
霊夢は両手で揉みにきてるが、それがまたよくてアリスは喜んでいた。
優しいのだ。霊夢は優しくしてくれてる。感触を味わってるのもあるかもしれないが、アリスのためにと加減を確かめながらやっている。
アリスの吐く息も少しずつ速まっている。
気持ちいいのもあるが、それ以上に興奮している。霊夢とセックスしようとしている現実がアリスを興奮させる。
「凄くいいわね。私もこんなのがほしいわ」
アリスの胸を羨むように呟いて、さらしを床に放り投げて、小振りな胸をさらけ出す。
確かに霊夢の胸は物足りないかもしれないが、それでも美しいものだ。むしろこれからまだ成長することを考えたら贅沢な悩みかもしれない。
(ああ、優しくて、気持ちよくて……。さっきは笑っちゃったけど、そうよね、霊夢も女の子だもんね)
雑な愛撫よりも霊夢がしてるような丁寧な愛撫の方がされたいと思うものだ。
霊夢が立派な女の子、女の子であることを愛撫を通して確認したアリスは口を開く。
「霊夢、さっきは、ごめんね……」
「もう気にしてないわよ。アリスの可愛いところ見れて満足してるし」
そう言って首もとにキスを落とす。
この頃には最初よりも強く揉まれるようになっていて、アリスは強い快感を与えられていた。
慣らされているかのような錯覚を覚えるが、わりと間違いではないかもしれない。
(多分、このまま最後まで……)
生唾を飲むアリス。
じっくり……、じっくりと霊夢は手を進めていくつもりだ。
腕を退かして、とろんとした目で霊夢を見るアリス。
霊夢は蕩けた顔で、ドキドキしてるアリスに気分をよくして微笑を湛える。
左胸に口を寄せて、ペロリと舐める。
「ひゃっ!」
驚いたような、でも気持ちよさそうに叫んだ。
霊夢は硬くなった乳首を口に含み弄ぶ。
チロチロと舐めたり、甘く噛んだり、はたまた強弱をつけて吸ったり。
「あっ、霊夢……、んっ……」
ピリピリするような快感にアリスは甘い声で求めるしかない。
本当にじっくりと攻めてくる霊夢に心身は蕩けてしまった。あとで霊夢にちょろいと言われても文句が言えないほど、あっさりと落とされた。
でも、これでよかったと思う自分がいることにアリスは気づいていた。
「こっちも可愛がらないとね」
霊夢が悪戯っぽく笑って、がら空きの乳首を指で挟んでこねくり回す。
柔らかくも硬い、不思議な乳首の感触を楽しみつつ、霊夢は口を乳首から外す。
ちらりと下を見ると予想通りになっていた。
アリスは霊夢のこの行動にてっきり大事なところに手を伸ばすと思って覚悟を決めた。決めたと言っても受け入れるだけのことだが。
霊夢は期待を裏切る。
口をアリスの耳元に寄せて、両手でおっぱいを愛撫したまま囁く。
「アリス、気持ちいい? 嫌になってない?」
ゾクリとした。
怖いわけでも気持ちよくなったわけでもないのに、ゾクゾクするのはどうしてか。
霊夢が耳を甘く刺激してくる。
ふにふにと甘く噛んだり、舐め上げたり。これは気持ちいい。
胸から与えられる快感にも悦ばされて。
自分ではなくなったような感覚に陥りながら、アリスは霊夢に言葉ではなく甘く熱い喘ぎを返す。
気持ちいいと言うのが恥ずかしい。
だけど、霊夢はそれを間違いだと言った。
「アリス、私は痛くしたくないの。一緒に気持ちよくなりたいのよ」
諭しているような、優しくも――淫らな――声に逆らうことはできなかった。
「きもちいっ……」
恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
しっかりと答えることはできなかったが、霊夢はそれで満足したみたいである。
片手を胸から外して、指先をお腹の上を滑らせて下へと進む。これでアリスはとうとう来るんだと思うことができ、無意識に足を開いた。
霊夢のこの動作にアリスは心の準備をすることができたわけだが、それに対してアリスは霊夢がそうさせてくれたと思った。
焦らしてるのもあるかもしれないが、不慣れな自分を霊夢は気遣ってくれているのだ。そんな霊夢にアリスはますます心を開く。
「アリス」
「霊夢」
霊夢はアリスに優しくキスをしつつ、指を目的地に当てる。
アリスはビクッと震えたが、嫌がることなく、好きにしてと言うように霊夢の舌を絡めとる。
ゆっくりとねっとりと舌を絡めてはなれた霊夢は下着の上から指を滑らせる。
「んんんっ……!」
強く喘いで、アリスは霊夢の肩を掴む。
走り抜けた快感に喘ぐしかなかった。
一撫ででアリスは霊夢の耳にこれまでにない熱い吐息を吹きかける。
「やっぱり感度はよさそうね」
アリスのパンツは見るだけでもわかるほどに濡れていて、触るとぐっしょりとしていた。
男根が痛いほどに勃起している。今すぐ目の前の可愛い女の子を抱きたいと訴えてくる。
だけど、それは駄目だ。
処女のアリスはゆっくりと可愛がらなくては。
下着の上から愛撫をして、ここが弄られるとどんなに気持ちいいか教える。
霊夢の愛撫でアリスのパンツはますます濡れていき、機能しなくなる。
(ちゃん、と、弄られて、ないのに……!)
体は素直と言うが、その通りだ。
霊夢によってアリスは新しい世界を見てる気分になり、しかし現実に引き戻すようにびしょ濡れのパンツが肌に張りつく不快感にもどかしさを覚えた。
これさえなければと思った。
霊夢に愛撫されるせいで上手く喋ることができないアリスは肩を握る手に力を込める。
「はっ、あっ、ふあっ、くうっ……!」
霊夢は予定ではもう少し下着の上から攻めるつもりでいたが、アリスの反応を見て変える。
手を下着の内側に滑り込ませる。
「ひあっ!?」
突然霊夢の指がよくわかるようになり、アリスは戸惑いの声を発した。
それこそ指紋の形もわかるんじゃないかと思うほど鮮明になった。
視線を下げると、納得した。
「はあ、直接、んんう、いいっ」
霊夢は窮屈そうにしているが、しかし器用に指を動かして刺激してるのは流石だ。
アリスは強くなった快感に頭がふわふわしてくるのを感じる。そんな中で、何かが迫ってくるのを感じた。
それが何かはすぐにわかった。性の知識が皆無のお子様ではないのだから。
アリスの声と反応から絶頂に近いと悟った霊夢は愛撫に力を入れる。
(私があげる最初の絶頂は最高のものにしてあげないとね)
はあはあ、と霊夢は興奮した様子で呼吸をしながらパンツの中を巧みに攻め上げ――。
「れいむ、れいむうううううううううう!!」
自分の名前を呼びながら盛大に達した。
びくんと尻が浮くほどに跳ねて、どれだけ気持ちよかったか教えてくる。
ピクピクと震えるアリスは口の端からよだれを垂れ流し、「あっ、あっ……」と小さく喘いでいる。その目はどこか遠くを見ているようで、放心しているのが丸わかりだった。
「イクって最高でしょ。さあ、もっともっと気持ちよくしてあげる」
アリスは言葉を聞いていなかったが、霊夢は構わずにパンツを脱がす。
「かなりの濡れ具合ね。アリス、次行くわよ」
「つぎ?」
「そっ」
何を言われてるかわからない風のアリスだったが、入口を熱くてぬめっとしたもので舐められると意識をとり戻した。
新しい快感に身を委ねたくなるが、謎の感触の正体が知りたくて、肘を支えにして体を起こす。
「なめ、ああっ……そんな、にぃ」
霊夢は秘部に口を当てて愛撫していた。
アリスは頭の中が新しい快感と興奮、少しばかりの羞恥で埋め尽くされるのを感じながら、秘部を愛撫する霊夢を見下ろす。
クチャクチャといやらしい音が鳴る。霊夢の舌が入り口を刺激したかと思えば、中を舐め上げていて。間違えたとばかりにクリトリスを弾くように舐めて。
口からよだれを垂れ流して、アリスは半目で霊夢を見つめる。この非現実的な光景に、アリスは興奮するのみだ。
「ああっ、ふうぅ、ひっ、うっ、んあ」
霊夢の柔らかで熱い舌がアリスを翻弄する。
こんなに尽くされるなんて、と感動しながら霊夢の愛撫を味わっていたが、ここで霊夢はなぜか愛撫をやめた。
秘部からはなれた霊夢は唇を舌でペロリと舐める。その姿は例えようもないほどいやらしくて、それに霊夢の顎から粘り気のある透明な液体がつぅーっとベッドに落ちる。
(私の? それとも霊夢の?)
恥ずかしさから体が熱くなる。
霊夢は片目を閉じながらアリスに笑いかけ、右手の指を自らの口でちゅぷちゅぷと音を立てて濡らす。
「慣らしてあげる」
「ゆび、はいって!」
入り口はさっきまで舌が入ってたからかきつくない。でも、舌よりも奥に指は入っていく。
はじめての異物にアリスは怖いと思うも、そんなものを打ち消すほどに霊夢には安心感があった。
霊夢に任せておけば大丈夫と自分に言い聞かせるのは簡単なことであった。
「少しでも入れやすくしないとね」
「もっ、はいっ、てるぅ」
「可愛いわ、本当に可愛いわアリス」
霊夢が指を入れてるのは気持ちよくするためではない。男根を入れるための準備だ。
ぬるぬるきゅうきゅうとする膣を広げるように指を動かす。
「あっ! んうっ! ゆび、きて……」
そのことを知らないアリスは霊夢はこれまでのように尽くしてくれていると思い、与えられる快感を素直に悦び受け入れている。
指をぐるりと回すと、アリスが込み上げる快感に口を閉じて「んんんんー」と声にならない喘ぎを漏らす。
ここまで気持ちよくなられると、霊夢も脱線してしまいたくなる。アリスを気持ちよくしてやりたいと思うようになる。
しかし、慣らすのが先と、方向は違うが尽くしている霊夢を悶々とさせるようにアリスは甘い声を浴びせる。
男根がガッチガチになっている。もう我慢できないと叫んでいるが、尽くしている私は流石ねと自賛しながら集中する。
「れいむ、いっちゃう!」
「もういいかな」
弓なりに体を反らして絶頂したアリスを見て、最後の段階に移ることにした。
霊夢はドロワを脱ぎ捨て、我慢の限界を超えた男根を解放する。
ドクドクと脈打つのがわかるほどに昂っておられる男根を虚ろな目で見たアリスは覚醒した。
先ほどまでの快感で惚けていた彼女はどこへやら。霊夢の立派な男根に顔を引きつらせる。
「れ、霊夢それ入らないと思うの」
「入るわよ。ただアリスは結構キツいと思うわ」
「だよね、うん。もう少し小さくならない?」
まぬけなことを聞いてると自覚しながら、アリスは天をつかんばかりの男根をじっと見つめる。
これは本当に入るのかと。
入ったら膣は真っ二つに裂けたりしないか。
不安になるアリスを霊夢は優しく抱き締めた。
「悪いけど私も限界なのよ。はやくアリスと一つになりたいの」
「うん。わかるけど……」
不安そうにするアリスの声を聞いた霊夢は。
「もしもアリスが不安で無理って言うなら今日はここまでにする。無理矢理したくないから」
霊夢が好きなのはお互いに気持ちよく、夢中になるセックスであり、嫌がる相手を抱くことではない。
霊夢の言葉を、アリスは入れたいから言ってるものではないと感じとった。ここで無理と言えば、霊夢は本当に引くつもりだ。
(優しくしてくれた霊夢を拒む? 自分だけ気持ちよくなって、怖いから駄目って逃げて? それは卑怯よね)
ここで逃げても、次もまた繰り返すだけだ。
それに本当に裂けるわけがない。
さっきまで怖かったのに、霊夢の温もりを感じると大丈夫になってきた。
「ごめん、弱気になって。いいわ、来て霊夢」
「アリス」
最後の不安を取り除くような優しいキスを霊夢はあげた。それを受けてアリスは自然な笑みを浮かべた。
くちゅりと男根がアリスの秘部にキスをした。
霊夢を見上げると、上気した顔ながらも余裕を感じさせる。
「行くわよ」
「うん」
霊夢の肩を掴んで頷く。
男根が入口を押し広げる。
「ふっ、んっ」
どこか苦しそうながらも耐える声だ。
痛みも出てきて、アリスは苦しそうな顔を浮かべるが、抜いてと言うつもりはなかった。
おそらくまだ先っぽだろうが、それなのにこれとは。アリスは内心で感心と恐れを抱く。
「ふう……。先っぽは全部入ったわ。あとはゆっくりと進めるわね」
先っぽ入ったから残りは全部入ると言いたげな口振りだ。それを聞いてアリスは少しだけ安心した。
(流石処女、キツキツね)
ゆっくりと進めていく。
途中アリスが痛そうにしたのは処女膜が破けたからだろう。霊夢の男根に赤い液体が伝う。
アリスは肩を掴むのではなく、抱きついてきた。息を荒くしながら、時折痛そうに声を漏らしても、やめてとは言わなかった。
膣を無理矢理押し広げながら進み、時間をかけてようやく一番奥まで到達し、男根の先が触れる。
「アリスの中に全部入ったわ」
「そうなの。正直中が凄いことになってて把握しきれないんだけど」
嬉しげに笑うアリスにまたキスをした。
挿入したまましばらくキスを楽しむ。まるで余韻に浸るかのように。
キスに満足した霊夢はアリスからはなれて腰をしっかりと掴む。
入れて終わりでないのはアリスもわかっている。むしろここから本番なのだとも。
「安心してゆっくりじっくりとするから」
「うん。……我慢できなかったら、少しぐらい激しくしてもいいからね」
「うん」
「はあっ、ん……」
男根がゆっくりと動く。
膣の壁をガリガリと擦って、入口に向かって動く。
キツい。はじめての男根というのもあるが、息が詰まるような苦しさがある。
「はあー……」
霊夢もアリスの膣の締めつけに少しの痛みを覚えていたが、それ以上にアリスの処女をもらえた事実とようやくセックスができたことに達成感を覚えていた。
最初の目標は達成された。次はアリスを気持ちよくすることだが、はじめてというのもあるから無理は禁物だ。
次の楽しみにもできるから構わない。
入口近くまで引いた男根を奥へと戻す。
「あっ、うう……」
無理矢理押し広げられる。ゆっくりとしてるから霊夢の男根がどの辺りにあるかよくわかる。
ゆっくりと奥まで戻ってきた男根は再びゆっくりと引かれる。
アリスのためにとゆっくり行われるセックスはやがて……。
「ああっ、んっ……」
アリスに快感をもたらす。
依然として痛みや苦しさはあるものの、押し広げられると快感が生じるようになった。それだけでなく、腰を引かれた時にガリガリと擦られるのもいいと思えてきた。
ゆっくりやられるとよくわかる。
(本当に霊夢の大きくて、中がいっぱい満たされて……)
ああ、もう少ししたら霊夢に酔いしれる。
ベッドのシーツをぎゅうと握り締めて、頭の中を真っ白にする快楽に陶酔していく。
霊夢はゆっくりと腰を振る。徐々に快楽を強めつつあるアリスに心が踊り昂る。
ゆっくりとした往復ではイクのは難しそうだが、しかしキツキツの膣を開発してるこの感じは得も言われぬ興奮と快感がある。
「段々気持ちよくなってるみたいね。もっと気持ちよくなった顔を見せて」
少しだけ速度を上げる。
「ふっ、うんっ、あっ、はあ、ん」
往復が速まると、体を駆ける快感が強まる。
(これがセックス……。いい……)
霊夢の愛撫を受けてた時のように体も心も蕩けていく。
あんなに大きかった男根を、誰も受け入れたことのない膣が飲み込んでいる。はじめは怖じ気づいたのに、今では男根を好きになりかけていた。
そんなアリスの心を見透かしたように、霊夢は男根を少しだけ引いて強く戻す。
「ああんっ!」
膣の奥を強く突かれた。その瞬間何も考えられなくなるほどの強い快感に襲われた。
ゆっくりしたセックスは確かに負担は少ないものであるが、いつまでも同じことの繰り返しでは慣れてしまうというもの。
「言ったはずよ。気持ちよくなった顔を見せろって。ほら!」
「つよっ……! あっ、くうん……」
ゆっくりとしたペースの中でたまに、霊夢の気紛れで男根が膣の奥を強く叩く。
スローセックスの中でたまに出るそれは映える。
ただ激しくするのだけがセックスではないのだとアリスはわかった。
「はあ……、いいわよアリス。これなんかどう?」
「おく、ぐりぐり、されるのお……!」
男根を奥に押しつけてぐりぐりと回すと、アリスは切なく気持ちよさそうに喘ぐ。
アリスが霊夢を切ない眼差しで見ると、霊夢は魅惑的眼差しを送り返し、ニヤッと笑う。
「ねえ、わかるでしょ? 私がセックスを好きになる理由が。こうやってお互いに気持ちよくなるのって素敵でしょ」
「うんっ! んんん! あっ!」
快楽に身をよじるアリスを見て、ペースをまた速めたのだが、まだゆっくりの範囲だ。
それなのにアリスはとても気持ちよくなってるようで、このままイッてくれそうな感じがする。
(もしかしてアリスはスローセックスが合うのかしら。そうね、ゆっくりするの悪くないものね)
霊夢も新しい境地を見つけた。
こうやってゆっくりセックスするのはとてもいいものだ。少しずつ高みに上っていく、この感じは馬鹿にできない。
激しく求め合うのもいいが、ゆっくりだと心に重点を置いている感じがあるのだ。
「そろそろイキたいでしょ?」
アリスの絶頂が近いなと思った霊夢は腰を振る速度を普通ぐらいにしてみる。
駄目そうなら戻すつもりであったが、どうやらその必要はないようだ。
「れいむ、はげし、はげしいよお!」
激しくはないが、とはいえ今までで一番速いのもまた事実であり、アリスからしたら本当に霊夢が激しくしてるように見えてるのかもしれない。
目を潤ませて、自分の腕を掴むアリスに霊夢はますます昂る。
胸を揺らして、甘い刺激に溺れた表情を見せるアリスがたまらなく愛しい。
「もう、だめ、イク、イクのおおおおおおおお!」
男根を強く締めつけてくる。
よほど気持ちよかったのか、アリスは腰を浮かせて絶頂を迎えていた。
「はっ、はっ、う、んっ」
「はあ……。いいわね、本当に……」
アリスの手が霊夢の腕からベッドへと力なく落ちる。
霊夢は満足げに息を吐いた。
アリスを気持ちよくさせられた。
しかも先ほどまで処女だった者を激しくイカせた。これで達成感を覚えるなと言うのが無理だ。
「さあ、次よ」
アリスの体を抱き起こして向かい合う。
霊夢がまた快感をくれると思ったアリスは蕩けきった顔で喜んだ。
それを見て、霊夢は男根を突き上げる。
「ああっ、すごい……」
アリスの形のよい胸が押しつけられて気持ちいい。
二人とも汗だくになりながら目の前の人を夢中で求める。
随分と長くセックスしてるような気がするのは、スローセックスのせいだろう。
男根の底に精液が溜まってる。アリスより先に射精するかもと思いながら、霊夢は膣を味わう。
きゅうきゅうと締めつけ精液をねだるようないやらしい膣だ。
お互いに熱い吐息をぶつけながら、言葉も交わさずにセックスに溺れる。
「はっ、はあ……」
霊夢は短く喘ぎながら、亀頭まで上ってきた精液を吐き出すべく、最後の最後で普通より速めに腰を振った。
これにアリスは泣きそうな声を上げる。
「だめだめ、そんな、そんなはげしあああああああああああああ!」
「アリス、出る、出る、んっ、ふう……」
男根が膨らみ弾け、精液を大量に吐き出す。
アリスのはじめて使われた膣を我が物顔で真っ白に染め上げる。
「あついの、でてりゅ……」
霊夢に寄りかかり、熱に浮かされた様子で呟く。
それが何かわかった時、アリスは霊夢に抱きつく。霊夢は抱き締め返す。二人はセックスの余韻に浸るようにしばらくの間そのままでいた。
アリスの膣から溢れる精液を霊夢が慣れた手つきでタオルで拭きとり、自分の男根も拭いた。
「帰るの?」
寂しげな顔で尋ねてきたアリスに霊夢はおかしそうに笑うと、アリスの隣に寝転がる。
「今日はいてあげる。明日は帰らないとまずいから帰るけど」
「それでも十分よ」
アリスは嬉しそうにしながら霊夢に抱きついて、小さな寝息を立てた。
次はお風呂で華扇ですかね……。
そういえば前に鼻の左の穴に違和感を覚えまして、ゴミだと思ってとったら、すげえ立派に育った鼻毛でした。立派すぎて昆虫の触角みたいに見えましたもん