https://www.alphapolis.co.jp/novel/161310123/494155532/episode/1651021
視点変更ありなので分かりづらかったらごめんなさい。
Side:恵玲奈
三月二日土曜、午後5時。恋人とデートに出かけた私はあちこち連れ回された挙げ句に、とうとうラブホテルに入ってしまった。いや、私は18だからいいんだけど……流石に美海はまずかったんじゃないかな。でも、独り占めしたいなんて言われたらもう言い返せないし。左耳に開けられた真新しいピアスホールが少しじれったい。また、美海にマーキングされちゃった。それに、美海の処女を私にくれるって……。でも……。
「あのぉ……美海さん? 何で私らマリンカートしてるの?」
説明しよう。マリンカートとは三十年近い歴史を持つ横スクロールアクションゲームの大家ハイパーマリンシスターズのスピンオフとして登場したこれまた根強い人気を誇るレースゲームだ。当初はマリンが指すように海中をモチーフにしたコースばかりだったが、最近では発売元の別のゲームからキャラを取り入れステージも一般的なサーキットや陸地、果ては宇宙にまで進出してしまった。
「あぁ、そこコンブあるわよ」
「おっと、まぁこれしきで滑る私じゃないわ。それ、甲羅飛ばすよ」
「ヒトデがあれば無敵なんだから」
美海が地味に強い。って、そうじゃなくて。お風呂であんなに弄られて……でもギリギリでイカせてもらえなくて、きゅんきゅんしちゃってるのに……。
「恵玲奈は焦らされるの好きでしょう? あらカミナリ」
「ちょまぁ!! 7位だよぉ。ていうか、焦らされるのはあんまり……だって今、全裸よ!」
「寒くない?」
「なにそのマッチポンプ的な優しさ。全裸にチョーカーはほんとただの変態だよ!?」
首もとにはクリスマスにもらった錠前みたいなアクセのついたチョーカー。やはり変態スタイルだ。
「まぁルームサービスは全部活用したいじゃない。どうする? 先に軽食でもお腹に入れておく? ルーム料金に込み込みよ」
「もぅ、ほんとイジワル。そんな気分じゃないよ。我慢出来ないの……はやくぅ……」
「あら、そう。私はお腹空いたから食べようかしら。いいことを思い付いてしまったわ。恵玲奈、私にオナニーしを見せてよ。ずっと引っ掛かってたのよね、恵玲奈がさ、私とのエッチじゃなきゃもうダメって言ったの。前は一人でしてたんでしょう?」
ゲーム機本体の電源を切りながら、美海の口角がすーっと上がるのが見えた。付き合い始めて一年半くらい。はっきり言って美海はドSじゃない。普通にいい子で気配りも出来る。でも私の前だとSっ気がだんだん強くなった。多分、私が変態でそれに合わせてくれているんだと思う。詰られると興奮しちゃうのは事実だし。
「してたけど……。美海とエッチしてるうちに自分の指じゃ満足できなくなって、それで時間かかっちゃって……その、秋頃にルームメイトに見付かっちゃって、それ以来してない」
「部屋でしてたの? 二人部屋なのに!?」
私だって見付かると思ってなかったというか、恵が料理し始めるとけっこう時間かかるし大丈夫かなって……。あれほど恵に対して気まずさを覚えたのは後にも先にもあの時しかなかった……。
「で、なにを想像しながらしてたの?」
「ぐいぐいくるね……」
「彼女として知っておくべきと思って」
目の前の彼女を想像しながら自分を慰めてたなんて流石に言えない。言ったら多分お仕置きとかされちゃ……言った方がいいんじゃないか!? いやでも、美海も普通に女の子だし自分がオナニーのネタにされてるなんて知ったら流石に嫌がるんじゃ……。
「え……エッチな、ビデオとか」
「ふぅん。こういうの?」
そう言って美海はテレビのリモコンを操作する。大きな画面に映されたのは女性の痴態。こういうホテルのテレビだから当然そういうのが流れる。しかもレズものだった。
「見てみたいなぁ。恵玲奈が一人で弄ってるとこ」
「う、うぅ……すればいいんでしょう?」
「じゃ、隣の部屋に行こっか」
美海に促されて扉を開けると……そこは暗い部屋だった。非常灯みたいな赤っぽい光に照らされた部屋は大きめなベッドの他に、よく分からないけど危なそうなものがひしめいていた。SM用のお部屋、なんだろうなぁ。
「ベッドでする? あ、こういうの必要?」
「なんでちょっと楽しそうなの……? ていうかそんなの使わないよ!」
いわゆる電マやバイブを持ってにこにこする美海に一抹の危険を感じつつ、言われた通り自分の秘所に指を滑らせた。
Side;美海
恵玲奈が壁に背を預けて股を広げる。シャワールームでギリギリまで攻めた疼きが残っていたのか、もうびしょびしょだった。私は自分でしたことがないというか……恵玲奈とするまで性欲に縁がなかったせいか、オナニーがどういうものか分かっていない部分がある。この際だから恵玲奈のをじっくり観察しよう。
「美海、目つきがえっちだよ……見られてるだけで、はぅ」
蜜を掻き出すように指を動かす恵玲奈。右手で陰唇を弄りながら左手は小ぶりな乳房を揉みしだいている。呼吸が荒くなって腰まで艶めかしく動く。
「美海、美海に見られてると……自分でしてるのに、気持ちぃいよぉ……」
クリトリスがはっきり分かるほど勃起して、乳首と同時に軽く弾くと恵玲奈の全身が僅かに震える。
「はぁ、もう少し、で、イク……イッちゃう……あん! み、美海ぃ、命令して、イキなさいって、許して」
「えぇ。イッていいわよ」
まさかそんなことを求められるとは思わなかった。恵玲奈にとって私以外で絶頂することは罪悪感を覚えることなのかしら。
「はぅ……あん、らめ、美海が見てるのに……イクのぉ。ひゃぁあああん!!」
恵玲奈の身体が反る。震える。びしょびしょになった指を見ながら浅く呼吸を繰り返す。
「オナニーでイッたの……久々かも……」
「私ももう、我慢出来ない」
蜜の溢れる恵玲奈のおまんこに舌を這わせる。じゅぶじゅぶといやらしい音を立てながら吸い付く。
「ひにゃあ! 待って、美海、イッたばかりなのに……らめ、はぁああ!!」
あっさり二度目の絶頂を迎えた恵玲奈。でも、私もしばらく止められそうにない。疼いて疼いてしょうがないのだ。
「「んちゅ……ちゅぱ、じゅぶ……じゅるぅ」」
熱いキスを交わしながら、恵玲奈の膣内へ指を入れる。すっかり三本を飲み込んでしまうようになった。膣内で広げるように三本を動かしていると、キスの最中なのに恵玲奈が身をよじる。恵玲奈の感じるところなんてもう知り尽くしてしまった。イク前兆を感じ取ると中指と薬指だけ抜いて人差し指だけで弄る。
「はぅっぅん……み、み?」
「イキたいの? あっという間に二回もイッてるのに?」
「らめ、もうらめなの……美海、イカせてよ……」
「じゃあ、ご主人さまって呼んでくれたいいわよ」
チョーカーをあげた時に言われた、”私のご主人さま”が耳から離れないのだ。もっと、もっと恵玲奈を服従させたい。
「イカせて、お願いします、ご主人さまぁ……あっっぁう!」
恵玲奈の気持ちよくなるスポットを指で刺激すると、三度ビクビクと身体を震わせる。愛おしくて仕方がない。私は自分の疼きを晴らすために、恵玲奈の顔に自分の秘所を近づけながら、恵玲奈の秘所に再び舌を伸ばした。
「んちゅ……じゅぶ、ちゅぅう」
「くちゅ……ちゅぱ、ずちゅ、んん……!」
「ほら、もっとご奉仕してよ恵玲奈。んちゅ、ちゅぱ、じゅるぅうう」
恵玲奈のざらついた舌で感じながら、私も恵玲奈の蜜壺を責め立てる。
「んぅ! 恵玲奈、もう少し、あ、いい……イク、イクぅ!! っくは……はぁ。よく出来ました。ちゅぱ、んちゅ……」
お礼とばかりに恵玲奈をイカせるべくより強く愛撫する。クリも弄りながら舐めていると、
「はぅ、待って……ん、あ、あっ、イクぅう!!」
これまでで一番の絶頂で恵玲奈は潮を吹いてイッた。私の顔をベタベタにして果てた恵玲奈の足を持って体勢を整える。次は同時にイキたい。
「私をこんなにするなんて、お仕置きが必要ね」
淫らな唇が接吻すると、水音がぐちゅぐちゅと聞こえてくる。理性なんてどうでもよくて、最初から腰を激しく振る。
「らめ、ご主人しゃま……貝合せ、はげ、しい! あん! はぁ、はぁ、……しゅごおいの、らめ、はぁ、ん! 待って、今、イッたから、ごひゅじんしゃま……ぁあん!」
お互いの敏感なところを擦り合って、腰を振って、もっともっと気持ちよくなりたい。恵玲奈が果てるのを感じながらもっともっと責め立てる。
「らめらめ! もう……ひにゃぁああああああああああ」
つんとした臭いが部屋に広がる。浅く呼吸を繰り返しながら、脱力する恵玲奈がなおのこと卑猥で、欲望がむくむくと沸き上がる。私は部屋に置かれているペニバンを装着すると、正常位でそれを挿入する。入れただけで果ててしまう恵玲奈は、絶頂の震えで正気に戻ると、結合部を見て頬を染めた。
「美海、なんかこれゴツゴツしてるよ……」
名前を呼ばれて私は腰を恵玲奈に打ち付ける。
「ご主人さま、でしょう?」
ゆっくりと前後に腰を振り、恵玲奈の内側に擦り付ける。私が以前買ったものと違ってイボが棒にも付いているから、それが恵玲奈の内側を擦って刺激する。もちろん私の方にも刺激が伝わって、愛液が溢れるのが自分でも分かるほどだ。
「ごひゅじんしゃまあ……しゅき、らいしゅきにゃのぉぉぉ。ぅあ、んっくぅぅぅぅぅ! ふぁ、ひゃ、まって、深いよぉ……!!」
恵玲奈の足が私を離さない。口では待ってなんて言いながら待たせるつもりなんて欠片もないじゃない。私も愛液を溢れさせながら腰を打ち付ける。これは、特殊な構造をしているから……そろそろ。
「ふにゃぁああ! あ、あつぅ……なんで? なに、え?」
「これ、棒の中に私の、愛液が溜まるように、なってて、いっぱいになると、出すの」
「ふぇえ? じゃあ、今……わりゃしの中に、美海のお汁が? えへ、えへへぇ」
だらしない顔をさらす恵玲奈の足を掴んで横からぐいぐいと押し込んでいく。
「まままって、もう? もうなの!? んにゃぁあ」
「ハァ……ハァ……んぐ、もう、とまらないから……覚悟、してね」
「みみぃ、しゅきぃ……しゅきにして……」
Side:恵玲奈
「はぁん! あん! んぐぅ……奥ぅ、奥まで、熱い……! はっ! ぁあああ!!」
横から攻められてそのまま肘をついて四つん這いになった私を、美海が後ろからがんがん突いてきて、もう、意識が飛んでしまいそう。身体を貫くような感覚が襲って、もう身体を支えること出来なくて……もう全身をベッドに預けることしか出来なかった。
「恵玲奈ぁ……恵玲奈。好き、大好き!」
うつ伏せになった私にぴったり張り付く美海、その激しい鼓動は私のなのか、美海のなのか分からないけれど。荒い吐息が耳をくすぐって、それだけでどこか分からないけれど気持ちよくなってしまいそう……。
「恵玲奈……ちゅ、ちゅぱ、れろ」
「はぁうう!!」
首筋を舐められるだけで、もうダメ……。身体を這う美海の指だけで全身がびりびりして……。
「恵玲奈、キスして……」
仰向けになると、普段は見られない美海の蕩け顔が目の前にあって、思わずどきりとしてしまった。キスをねだる美海に唇を貪られる。舌をからめて酸欠になってしまいそうになる。むしろそんな酩酊感にも似たそれが心地良くて、失神してしまいそう。
「んちゅ、じゅぶ、ぬぱ、っぷんはぁ。はぁ、恵玲奈……。もう、いいよね。私の処女、受け取って」
言うと美海は長いディルド……双頭ディルドを取り出した。その片一方を私に押し込んですぐに引き抜く、その一往復だけで私の身体は跳ね上がってしまう。こんな太いの、美海は飲み込むつもりなの……。初めてなのに。
「これだけ濡れていたら、きっと……ほら、恵玲奈……私に、これを」
手を引っ張られて起こされ、ディルドを手渡された。私の愛液で濡れた先端が、美海の秘所にあてがわれる。視線を美海に向けると、少しだけ不安そうな顔をしていて……それが私を躊躇わせた。無理をさせていないか、私の処女を奪ったことへの後ろめたさがあるんじゃないか、そんなことが脳裏をよぎった。
「ねぇ、美海はどうして私のこと、好きになったの?」
今聞くことじゃない気は少しある。でも、こんなに緊張した面持ちの美海を見るのは初めてだった。そう言えば、インタビューをした時だってここまで緊張していなかった。私はこれまで美海がそうしてくれたように、ゆっくりと美海の身体を撫で、優しくキスをし、美海が口を開くのを待った。
「恵玲奈は、私と初めて逢った時のことを覚えてる?」
その問の意図は読めなかったけれど、美海との初対面時のことは忘れていない。そもそも部活でインタビューしたことのある人は全員覚えているという自負がある。
「去年の夏、二学期になってすぐ。菊花寮に移った美海にインタビューを――」
「全然違うわ」
美海の不機嫌そうな声が私の話を遮る。違うだなんてそんなはずは……。全裸にチョーカーという恥ずかしい格好をしていることすら忘れて私は考え混んでしまった。一体どこで逢っただろうか。あ、そうかそもそも取材の申請をまずしてるっけ。でも全然って言うくらいだからもっと前……美海が菊花寮に移ったのが高一の夏ということはそれまでは桜花寮にいたわけで、そこで逢った可能性は多分にあるけれど、そんなに記憶に残る出逢いをしていたかというと……やっぱり分からない。
「どうやら覚えていないようね。後でお仕置きなんだから。思い出すだけで恥ずかしいのだけれど、入学したばかりの私は旧校舎の文芸部室から帰ろうとして、道に迷ったの。その時、声をかけてくれて桜花寮まで案内してくれたのが恵玲奈、あなたよ」
……思い当たる節、あるかも。四年前というかほぼほぼ五年前の出来事かぁ。確かに星花は広いから新入生からすれば迷路かも。でもあの時の娘、髪が長かったような。でも髪くらい切るか。
「その時はまだ名前も知らなかったし、寮で声をかける勇気もなかったけれど……時折見ていたのよ。それで高等部に上がって取材の申請をされた時に、あぁあの時の人だってすぐ分かったわ。でもだから好きになったわけでもなくて。きちんと案内してもらった時にお礼は言ったし、それ以上特に何もなくて、ただ名前を知れたらいいかなってぐらいだったのよ。でもね……エヴァの本を読んだら、あなたと、こうしてみたいって思っちゃったのよ……」
優しくそう呟いて、美海は私の唇にキスをした。ファーストキスと同じくらい、短い、ついばむようなキスだった。さっきまでもっと凄いことをしていたのに、なんだか恥ずかしくて頬が熱くなった。まるでまた、美海に恋してしまったみたいだ。
「私、あなた以外の人を絶対好きにならない。だから当然、恵玲奈は私だけの恵玲奈だけど、同じくらい、私は恵玲奈だけの美海なのよ? でなければ、こんなこと出来ない。いい? これは私にとっての誓いなの。あなたのいない一年を過ごす覚悟を決めるって」
決心した美海は私の手ごと、すっかり乾いてしまったそれを掴んで秘所に押し込んだ。
「んぅ!! っ―――――――――――!!」
声にならない痛み、苦しそうな表情、一筋の紅……その痛みを和らげたくて唇を重ねる。何度もキスを重ねてから、ディルドのもう一方を受け入れた。美海と繋がるその結合部を見ると、なんだか感慨深くて、奥と奥で繋がるその感覚だけで私は果ててしまいそうだった。
「恵玲奈は、こんなに痛いのが好きだなんて、随分と変態ね」
「そうよ。美海がそうしたんだから」
「えぇ、他の誰かにそんな顔したら許さないんだから。ねぇ、ぎゅっとして」
身体を起こして抱きつく。軟質のディルドが曲がって、より奥を攻め込んでくる。二人の荒い呼吸だけが響く。
「本当は、もっとあれこれ試したかったのよ。拘束具とか木馬とか、でも、ちょっと休憩が必要そうね。だから、その、とにかく今は、一緒にイキたい。同時が、いいの」
いじらしい美海が愛しくて愛しくて何度もキスを交わして、乳首を擦り合わせて、そして奥で愛し合って、お互いの絶頂を感じながらベッドに倒れ込んだ時の幸せは、またひとしおだった。
まぁまだ夜はこれからなので、この後記憶を失うほど滅茶苦茶セックスした。