考えてます。
大型スーパー、フォール・マート内
カラカラ
「さてと…これで全部だ」
「こんなに材料いるの?」
「まぁ、よく分かんないから
これぐらい普通だろ」
「そうなんだ…」
レントンがカートに積み立てた
『よく分からんヤツ』の材料を見て
ヴェロニカは舌を巻いた。
レントンは口笛を吹きながら
セルフ・レジまでカートを押してる最中
「フレッシュネイチャーミルク…フレッシュ
ネイチャーミルク…フレッシュネイチャー」
「なんだありゃ」
「フレッシュネイチャーミルクって」
「ファームんとこの製品だろ?
生ゴミみたいな味がするってウワサだぜ」
「試飲したけど、そこまで酷くなかった」
「マジかよ! つーかそこまで
酷くなかったって…」
さりげなく晒すヴェロニカを
レントンは苦笑いしながらレジの上に
カゴの中に入った商品を置く。
レントンは商品をスキャンしながら
先ほど『フレッシュ・ネイチャーミルク』と
つぶやきながら横切った浮浪者みたいな
青年がなぜか、気になっていた。
イヤな予感がする…今までの経験から
胸騒ぎを感じたレントンはとりあえず
急いで金を払い
ヴェロニカを材料たちと共に
車へ向かわせることに決める。
ジャララララ
「ヴェロニカ〜先に帰といてくれや」
「なんで?」
「ちょっと、ヤボ用を思い出しちまったから
それ済ませるわ」
ヴェロニカは声と雰囲気から
レントンが自分の安全を気遣って
先に帰らせようとしてるのを察する。
心配そうに見つめながらスキャンした
商品が積み立てられたカートを引いて
スーパーを出ようとした瞬間
「く、来るな!?」
「なに」
「フレッシュネイチャーミルクフレッシュネイチャーミルクフレッシュネイチャーミルクフレッシュネイチャーミルクフレッシュネイチャーミルク」
「近づくと…」
「
ガブゥッ
「あぎゃあああああぁぁ?!」
チャキンッ
「クソッ…間に合わなかった」
先ほどの浮浪者が同じ言葉を繰り返しながら
満面の笑顔で巡回していた
警備員に襲いかかる。
瞬時にレントンがS&W 4506-1を
腰に付けていたヒップホルスターから
抜き放った。
ドォンッ!!
「フレッシュ…ネイチャー…ミ」
ドン!!
「とんだ厄日だコンチクショウ」
「レントン…」
レントンは浪者と噛まれ、同じ言葉を
繰り返し始めた警備員の頭に
454カスール弾を撃ち込む。
毒づきながらも苦笑いしながら
心配そうな顔で見つめている
ヴェロニカの元へ戻ろうとした時
「ファーム・ミートォォオオオ!!」
「ヴェロニカー」
バァンッ!!
「大丈夫ですか?」
「え、ええ…」
グロック17 2ndを持った
茶髪の日系アメリカ人青年が
ヴェロニカを助けた。
レントンはその青年を見た瞬間に
満面の笑みを浮かべ、歓声をあげる。
「justタイミング!リッキー・ボーイ!!」
「センパイ、何が起きてるんですか」
「おれに聞くな」
フレッシュネイチャーァァァアアア
ミートォォォォオオオ
セルフレジの背後から謎の唸り声が
至るところから聴こえてきた。
「お次はなんだ?」
登場する銃器は全て改造しています。
次で、イグニッションは最後です。