「やれ」
ジャカジャカジャカッチキッ
シュカカカカッバスバスッ!
スキンヘッドと不気味な仲間たちの
一斉射撃にジューゾーは
取調室に飛び込んだ。
「へへ〜おじちゃんと遊ぼうぜぇ」チキッ
ドンドンドンッシュカカカ!!
バンッバンッバンッカカカカッ
「おことわりしますぅ」
耳の骨を食われて気絶している
刺客の下に隠れながらP320とCZ-09を
さりげなく回収して2挺拳銃にして
息を潜める。
サプレッサ装着のイングラムM10と
ルガーMP9を構える
ベビーフェイス2人組を引き連れた
S&W M460 4inを片手に持つ
隻眼の大男が取調室へ足を踏み入れた瞬間
チャチャッ
「あっ?」
バスバスバスバスバスッ!
ジューゾーは刺客の両脇下から
引き金を絞る。
パニックに陥ったM10のベビーフェイスが
MP9を持つベビーを蜂の巣にする。
大男は笑いながら応戦しようとするも
ジューゾーの休みない連射に両膝をつく。
後ろに倒れかける大男にジューゾーは
すかさず、体当たりして横向きに
廊下にいるスキンヘッドたちへ
2挺拳銃を乱射する。
「仕留めろ!」ジャコッ
バスバスバスバスバスバスッ!
右膝と左肩に.50AE弾を食らった
スキンヘッドは臆することなく
Px4ストームを向けるが
隣で頭を撃ち抜かれた
ベビーの返り血が片目に飛び散る。
顔面凶器はサプレッサ装着の
CZ07デューティを片手で握ったまま
両膝をつき、前かがみの状態で
床に顔を付けて動かなくなった。
カチッ
ジューゾーは2挺の弾が切れると
後転でM10を拾い、腰だめ撃ちで
虫の息で倒れているベビーたちに
とどめを刺す。
シュカカカカカカカ!
ジューゾーはゆっくり歩きながら
スキンヘッドに反撃の猶予を与えず
連射を続ける。
「へへへへ〜」チキッ
だが、死んでなかった大男が
M460の銃口をジューゾーに向けた。
それに気づいたジューゾーが
振り返り回避しようとした時
パァン!!
「伏せろ!」
ジャジャッ
「なっー」
バンバンドンドンドンバンドン!!
大男が背後から頭を撃ち抜かれると
エレンの声が廊下に響き、ジューゾーは
瞬時にしゃがむ。
角から身を出したスキンヘッドに
エレンとジェイクが一斉射撃した。
滅多撃ちにされたスキンヘッドは
虚空を見つめたまま、横に倒れる。
ジューゾーは頭を抱えた状態で振り返り
「ほらよ、お前のモンだ」
「ありがとうございます〜」
ジェイクから渡された得物を
ジューゾーは身に付け、3人の後ろで
SIG P226をモディファインド・
アイソセレスを構えるニシキは
署内の惨状に言葉を無くしてしまう。
「これからどうしますか?」
「まぁ…アレだ。他の区域から
救援要請をするしかねーな」
「LSDの名称つかえよ、実際に
社長の愛息子?が居るわけだし」
「OKOK〜」ガチャッ
ニシキはたまたま近くのデスクに
設置してある固定電話から他の署へ
連絡を取ろうとした瞬間
「フレッシュゥゥウウウウ!!!」
「なっ?!」
血の海の中からPhoneyと化した署員が
ニシキに飛びかかった。
ジューゾーはバックサイドから
グロック17Lを抜くが
ドン!!!
べきゃっ
「誰だ?!」
「あっ…」
8区署前、正面玄関にいたのは
エレンとジューゾーには見覚えがある
人物だった。
「元気か?ジューゾー」
「ヒロミおじさん! お久しぶりですぅ」
ジューゾーにとっては親戚の叔父に当たる
ひろみがカービンストック付き
ベネリM4スーパー90を持って
なぜか居た。
初めて会うジェイクとニシキは
助けてもらったことよりもまず
(なんだ…あの髪型は)
ひろみのドリル並み尖ったリーゼントが
気になって仕方なかった。
「詳しい説明はあとだ。逃げるぞ」
よく使う言葉は『瞬間』『同時に』
『した時』です。
ちなみになぜ、本名を表記せず呼び名や
下の名だけにするのかは
『最終兵器彼女』と同じ理由で登場人物
全般が血の繋がりが無くても家族や
親類のような関係性だからです。