第1話は主にバルファルク目線です。
※この作品は初期に投稿したもので文章技術が不足しており、読みにくい箇所が多々あるかと思います。許していただけるかたはお進みください。(2019/4/4追記)
ここは人の住む場所から遠く離れた場所。リオレウス基準で「塔」と言う場所から2日飛んだところにある緑豊かな地。そこには色々な草食動物や稀少種の火竜の番などが住んでいた。その辺りでもひときわ大きく透き通った湖に、誰もみたことのない美しい白龍が水を飲んでいる。
彼の種は祖龍ミラボレアス。このあたりの主である。しかし広く知られている祖龍とは少し違い、象徴的な黒い角はなく、代わりに細く短い乳白色の2本の角が後ろ向きにまっすぐ生えている。理由は不明。塔の周囲を守る竜人族からは「新たな歴史の始点となる王」と言われ、それを裏付けるかのように彼は狩煉道の力を解放した。なぜ今王として塔に鎮座してないかという理由は簡単。彼の両親である先代の王がいるからだ。そしてその先代の王のある計らいでこの地に凄むことになった。
彼はおよそ100歳弱。番や子供を持っていてもおかしくない年だが、古龍からするとまだまだ子供の分際である。顔もまだあどけなく、美しさだけでなくかわいさもあった。
古龍は数が少ない故に子供を大切に育てる種が多い。彼も両親やその下僕、竜人から愛され心優しい龍になった。しかし、その性格と若さに反して絶大な力を持っているため、他の竜は彼が近づこうものなら全力で逃げる。加えて彼には兄弟がおらず、この地に来てから60年以上孤独だった。
そこへ若い雌のバルファルクがやって来た。バルファルクは本来はるか上空に生息していて、胸の器官で生成した龍気エネルギーを翼から放出して飛び、その飛行最高速度は音速を超えることで有名だ。
けれども彼女は火竜と同じぐらいの高度、スピードでやって来た。それには理由がある。
数十年前、彼女は上空で天翔龍シャンティエンに襲われ、自身の龍気エネルギーを消耗したのでそれを補填しようと隙を見てエネルギーの生産を試みた。しかしその時シャンティエンの攻撃をまともに、しかも胸に食らってしまい龍気エネルギーが制御不能に。限界までためていたため、無理やり翼からエネルギーを逃がして内側から爆発することは免れたものの、強い負荷を受けた翼がボロボロになってしまった。
成龍なら時間をかければ完全に治るのだが、当時彼女はまだ成長期だったため治るよりもはやく成長してしまった。結果何とか普通の飛竜と同じぐらいの飛行能力までは回復したが同族には遠く及ばず、今までのような高高度で飛べなくなったため会うことも出来ずにいた。
そんな彼女は日々自分の運命を恨みながら、しかし自分で死ぬ勇気もなくさまよい続け、この地にやって来たのだった。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
私は今、悩んでいる。正直、天彗龍として生きる資格があるのかどうか分からないからだ。飛べない訳じゃない。
でも同族からみれば幼龍より飛行能力は低い。今なんて歩いて移動している。
『こんな姿同族に見せられないな…』
と思って、あのとき以来同族に会っていないことを思いだしてさらに気分は落ち込んだ。
そのままさまよっていると、ふと開けたところに出る。この地は緑豊かで美しく、もうここを住みかにしようかなと思うほどだった。そしてそこには透き通った大きい湖があり、しばし今までの落ち込んだ気分を忘れられた。
『…おかしい、こんなに綺麗なところなのに草食獣どころか竜もいない』
そう思って自慢の視力で辺りを見渡すと、一頭のみたことのない白龍を見つけた。股間にあるかすかな膨らみから雄であることがわかったが、雌の自分から見ても美しく、どこか神々しい。
…とこっちを向いた。
『気づかれた?距離は結構離れているのに!』
こちらに飛んでくる。急いで身構えると、その龍は少し距離を取って着陸。こちらをじっと見つめ、何か話始めた。
しかしかなり遠くから来たせいか何を言っているのか彼女には分からない。それに彼女はパニックに陥っていた。過去の体験と、それによる今までの彼女の生活が彼女を極度の臆病にさせていたのだ。故に彼女はこう言っていると思い込んだ。
『ここは俺の縄張りだ。近づくなら容赦しない。』
相手にとってはとんだ被害妄想だが、そう思い込んでいる彼女にとっては死活問題だ。死にたくない。その恐怖が彼女を攻撃的にしてしまう。
(攻撃される…!)
そう思い、できるだけの龍気エネルギーを練る。そしてそれを翼からその龍に向かって放出した。2発の気弾が飛んで行く。…がどういうわけか当たる前に爆発してしまった。龍は全く動いていない。もう一度、先程よりもさらに強く練った気弾を浴びせる。当たれば古龍でも大きなダメージとなるはずのそれは、また当たる前に爆発した。
(コイツ雷を纏ってる!だから当たらないんだ!)
そう。当たる直前に龍の周りに紅い電撃のようなものが発生していたのだ。だが雷に撃たれることなどよくあるバルファルクにとって電撃は恐れるに足らない。
それならと一気に距離を詰めて肉弾戦に持ち込もうと踏み出した瞬間だった。龍が足踏みをしたと思ったのと同時に地面に紅の閃光が走って視界が真っ白になり、全身に激痛が走る。視界はすぐにもとに戻り痛みもなくなったので起き上がろうとしたが、膝が抜けた。全身がだるい。
(まさか電撃でやられるなんて…しかも地面を媒介にしてるのになんで一直線に当たったの?空中でも一直線に落ちることなんてないのに!)
相手は確実に、比べ物にならないぐらい格上だ。だが少し驚いた顔。逃げた方が良いか?…いや、予備動作があるなら避けられる。俊敏さには自信がある。倒せればここで暮らせる訳だし、負けて殺されても…それも良いかもしれない。のたれ死にするよりも龍として闘いの中で死ねるのならそれが本望だ。
起き上がり、再び距離を詰めようとする。また足を上げたので、それが地面に着くのと同時に自分は地面から離れるように横へ跳んだ。
甘かった────────
閃光は途中まで一直線に進んだ後、あろうことか地面を離れて私に当たった。先程とは比べられないほどの激痛が走る。手加減していたのだ。それでさっきやられなかったから力を入れたに違いない。
痛みはすぐに消えるも体が動かない。龍が近づいてくる。終わった。まぁいいか。最後くらい龍らしく潔く殺されよう。
しかし龍はすぐには殺さず、私の匂いを嗅いだ。恐怖が募る。
(はやく殺して…)
龍が私の腹を舐めはじめた。食いちぎる前にやることもある行動だが、違う。息が荒い。舐める位置が下がっていきた。
(まさか…欲情してる?)
論より証拠。龍は私の秘部の周りを舐め始め、不覚にも甘い快感を感じる。そして生暖かいものが入ってきた。
「キャァァン!(お願い止めて!)」
と鳴いて言うことを聞かない体を必死によじって逃れようとするも腰をがっちり捕まれていて無駄だった。足をバタバタさせようとしても、瀕死の虫のように弱々しく宙を掻いただけで、龍の舌はさらに深くまではいり、じっくりと舐めあげる。ハァハァと自分も息が荒くなる。敵に襲われることなんて考えてないのか、周りを気にせず舐め続けられ、ついに体を激しく痙攣させて達してしまった。
恥ずかしさで顔に血がのぼるのを感じる。もちろんここで終わりではない。龍は秘部から舌を抜き、覆い被さってきた。思わず股間に目をやると巨大な雄槍がそそりたっている。そしてがっしりと肩を掴むと秘部に押し付けた。初めてで、自分の膣よりも明らかに大きくしかも心は拒絶しているためか最初は弾かれるももう一度あてがうと、今度は慎重にその割れ目を押し分け侵入した。
「アァウウゥ」
と情けない声を出してしまう。だが先端が入ってしばらく進むと激痛が走り、悲鳴を上げた。メリメリと肉を掻き分けながら構わず侵入を続けられる。何度も引っ掛かり、その度に1度引かれ、奥に行くにつれ痛みは増していきあまりの痛みに首を左右に振りながら泣き叫ぶ。こんなまんま突かれたりしたら裂けてしまうかもしれないと思うほどだった。
すると叫んだのが気に入らなかったのか、首を咬んできた。こんなにも痛いのに体から力が抜ける。所詮は生殖本能と言うやつなのだろうか。確かに雌の本能的な欲望である、強い雄と交尾する。と言う条件は満たしているが、どうしても受け入れる気にはならない。第一これが生殖目的なのかも分からないのだ。これが終わったらどうするのだろう。別の恐怖が襲った。
そんなことを考えているうちに、お互いの下腹部が密着した。根本まで入ったのだ。拒絶しようと縮こまっていた子宮の入り口に先端が触れて更なる痛みが襲う。ここまで来たらもう抵抗する気も起きず、ただただ痛みと戦った。龍は首を咬むのをやめた。
多少は気遣っているのか、龍はすぐには動かずこちらの様子を伺っているようだった。すると慣れとは何とも恐ろしいことか、痛みが引いていった。
「フゥ…フゥ」
と少し呼吸が落ち着くと龍が自分を抱き締めている腕の力を強めた。そして腰を引き、突き始めた。
「キギャッ!キギャッ!」
突かれる度に痛みが走り、悲鳴をあげる。しかしさっきほどの激痛ではなく、代わりに胎内に異物が入っていると言う強い圧迫感と、痛みと同じかそれ以下の快感が与えられた。
しばらく突かれ、違和感を覚えた。なかなか射精が始まらない。交尾自体は初めてだが見たことはあった。交尾中は隙だらけなので竜も獣もピストンにあまり時間をかけない。そのぶん交尾回数が多かったり量が多かったりするのだが、5分近くたっても射精の兆しが見えなかった。その理由を見つけるのに時間はかからなかった。
(天敵がいないんだわ…)
天敵がいない。だから早く終わらせる必要がない。龍の顔を見ると、恍惚とした表情で快感に浸っている。
そしてもうひとつの違和感。それは、この雄を体が受け入れ始めているということだった。痛みは更に減って、気がつけば無意識に龍を自分の前足で引き寄せている。
体が欲してる。この強い雄龍を。いや、温もりを。
確かに誰かに抱き締められることなんて無かった。少なくとも今は私はこの龍に必要とされているのだ。このあと殺されるにしても、受け入れたほうが楽なんじゃないかと思う。そんなことを考えていると、龍の動きが激しくなり、呼吸もあらくなっていった。そして抜いて突く、と言うよりも押し付けるような動作にかわり、「グウゥ」といって私を力一杯抱き締め動きを止めた。何をされるか本能的に理解し、来るであろう衝撃に身構える。
(くる…!)
激しい脈動とともに子宮がカッと熱くなる。胎が重くなり、入りきらなくなった精液が結合部から溢れる。意識が遠くなるなか、無意識に顔を龍の胸に擦り付けた…。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
ドクドクと精を送る快感に浸りながら、ゆっくりと理性が戻ってきた。そして「しまった!」と思ったときには時すでに遅し。すぐに引き抜くも襲ってしまった雌龍はすでに気絶しており、射精もほぼ終わっていた。雌龍の顔には涙が残っている。
(どうしよう…)
やってしまった。何十年ぶりに自分を見ても逃げない龍に会い、言葉が通じなかったとはいえ嬉しかったのだが、まさか欲情して理性を飛ばして襲ってしまうとは…。泣き叫んでいたのを思いだし、かわいそうなことをしてしまったと後悔する。
(とにかく巣に運ばないと)
このままではいくら天彗龍とて食われてしまうかもしれない。湖で体を洗ってやると、両腕で抱えて運んだ。襲ってなければ番になってくれないかと言うつもりだったが無理だろうな…。番どころか友達にもなれないだろう。力づくで番にしたくない。強い自己嫌悪にかられながら介抱すべく塒に向かった。
いかがでしたか?続きは随時作成します。
…どうでもいいけどバルファルクって結構顔カワイイ。そう思う私は重症でしょうか(笑)
それではまた。