※この作品はR-18です。

淫姫絶頂したいフォギア   作:拙作製造機

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エンキ

カストディアンの一人にしてシキの父とも呼べる存在。
シェム・ハとの戦いで左腕を金属にされるもそれを自ら切断し彼女を倒す事に成功する。
今は月遺跡にて静かに地球を、人類を見守っている。フィーネと向き合って想いを伝え合った事で最後の心残りを消す事が出来たため、シキには感謝をしている。
文字通り人類の守護者であり守護神となった。


シェム・ハ

カストディアンの一人にして人類の母とも呼べる存在。
自らを言語とし人類の中に潜伏、無限復活出来るようにしたが、エンキによってバラルの呪詛を構築された事で封印に近い形で眠る事となった。
復活後はシキ達を様々な意味で苦しめたものの、最終的には人の宿した未知なる可能性と言う名の力に敗北しこれを認め、その行く末を見守る事とした。


淫姫絶頂

「え~、みなさん、飲み物は手にありますでしょうか?」

 

 そう俺が呼びかけると、その場にいる全員が手にしたグラスやコップを軽く掲げて、いや一部は大きく持ち上げてるな。

 

 今、俺はかつて軟禁されていたホテルの最上階にある展望ラウンジにいる。ちなみに格好は正装だ。

 ドレスコードは特にないし、アダムがそれらを気にしなくていいと言ってくれたんだが、一応それなりに格式あるホテルだしと思って貸衣装だけど着たんだ。

 でも、これが意外と女性陣に評判がいい。お義母さんさえも似合っていますよと褒めてくれたんだからこれは本当にそうなんだろう。

 

 ちなみに藤尭さんや風鳴さんもしっかりスーツで決めている。ただ、風鳴さんはガタイが良いからちょっと違和感があるけど。

 

「じゃあ、今回の件が無事に終われた事と、全員の健康と発展を願って、かんぱ~いっ!」

 

 俺の音頭でみんなが一斉に声を上げ、そこから思い思いの相手とグラスやコップを軽く合わせていく。

 俺はまずアダムや風鳴さんと。次に藤尭さんだ。ただ、俺としては久しぶりとなる藤尭さんとの会話だったので……

 

「お互い違和感凄いですね」

「だよなぁ。ま、おかげで目の保養にはなってるけどさ」

 

 言って周囲を見渡す藤尭さんにつられて俺も視線を動かす。女性陣はそれぞれがドレスに身を包んでいるのだ。何とキャロルやエルまでも、である。

 おかげでどこを見ても綺麗所ばかりで困ってしまう。正直お義母さんは完全にマダムと呼ばれる感じだ。了子は既に半分フィーネ状態。眼鏡を外したらフィーネと交代するつもりだと聞いている。

 

 で、実は友里さんもドレスなのである。それも、結構セクシーなのだ。

 

「とか言って、藤尭さんは友里さんばかり見てるんじゃないですか?」

「い、いや、むしろそっちは余計見れないと言うか……」

 

 気まずそうに頬を掻いて顔を背ける藤尭さんに俺は小首を傾げたくなった。今の二人の雰囲気ならむしろ見ても問題ないだろうし、友里さんだって悪い気はしないはずだ。

 

「あの、どうしてです?」

「…………実は二日前ぐらいに飲んだんだけど、そこで今日の事を話したんだ。で、ドレスコードの話になって、そこからお互いどんな格好を異性にして欲しいかみたいな話題でそれなりに盛り上がった」

「まさか……今の友里さんのドレスがその時の事を踏まえてる?」

 

 俺の問いかけに藤尭さんは複雑そうに頷いた。それって、異性の意見を参考にしたって事じゃないのか、普通に。

 でも、そこではたと思い直す。あの友里さんがいくら何でもそのまま全部受け入れてしまうだろうか、と。

 

「あー、どうしたもんだろうな。これ、ヤバいぐらい意識するんだけど」

 

 俺にしか聞こえない声量で藤尭さんは呟く。でも、当然だよな。俺が同じ立場でも悩む。これが藤尭さんの好みを一般的な男性のそれと思ってやったのか、それとも藤尭さんのためにやったのか。

 どちらにせよ、これは考えたって分かる事じゃない。だから俺が言えるのはこれだけだ。

 

「藤尭さん、友里さんへ近付いて一言こう言ったらどうです?」

「何をだ?」

「そのドレス似合ってる。俺、ずっと忘れないと思う」

「…………要は本音を言えって事か」

 

 頷いて俺は友里さんのいる場所を見た。友里さんはヴァネッサや了子と談笑中だ。で、その近くではファラが夢子を抱っこしている。

 最初は夢子の事を考えてファラ達は家に残るって言ったんだけど、そうなると了子も残るってなるし俺も奥さんと子供を置いてって訳にはいかなかった。

 なので、アルコールは未成年もいるためにアダムがなしにしてくれたのだ。おかげで何の心配もなく夢子も同席させられる訳。

 

「藤尭さん、友里さんの事、どう思ってるんです?」

「あ~……単なる同僚、ではないな」

「じゃ、もしかしたらあれは、友里さんなりのテストなのかも」

「テスト?」

「その、藤尭さんがどう反応するか。あるいは対応するかで判断するのかもしれません。今後の関係を進展させるかさせないか」

 

 そして、自分が藤尭さんを本当はどう思っているのかも。ただ、それは言わないでおいた。だって、それはきっと藤尭さんも同じだろうから。

 長年同僚でやってきて、ほんの小さな切っ掛けでその枠をはみ出した二人だ。多分だけどお互いどこかで慎重になってるんだと思う。

 

「藤尭さん、俺は奏と深い仲になる前に向こうからアプローチされてて気づかなかったんです。あの時は奏が俺にかなり本気だったから良かったですけど、下手したら呆れられてました。もし勘違いだったら俺が友里さんへ謝りますよ。俺が唆したって」

「いや、いいって。俺も男だしな。少しぐらい調子に乗ってみる」

 

 そう言って藤尭さんはひらひらと手を振って友里さんの方へ歩き出した。その背中を見守っていると、急に視界が塞がれる。そして同時に背中へ感じる柔らかな感触。

 

「何の用だい、リオ」

「あら、一発でバレちゃった」

 

 声と共に視界がクリアになった。振り向けばそこには小麦色の肌をしたセクシー美女。何というか、ナイトドレスの方が露出控えめな印象を与えるってのも凄い話だな。

 

「それで、どうかした?」

「どうかした、じゃないわよ。男同士で話してたからしばらく様子見してたのよ。シキとも乾杯したかったのに」

 

 少しだけ拗ねる口が可愛く見え、俺は申し訳なさを感じつつ嬉しくなってしまう。いや、やっぱリオは可愛いよなぁ。

 

「ちょっと待って。私達もしたいんだけど」

 

 聞こえた声に顔を向ければ、そこには煌びやかなドレスに身を包んだマリアと奏の年上装者コンビ。うん、二人共綺麗でため息しか出ない程美しい。

 

「シキ、まさかあたしらを差し置いてリオと、なんて言わないよね?」

「当然。だから四人でやろう」

「ま、それが無難かしら。今夜の事もあるし、ね」

「じゃあ……」

 

 手にしたグラスを軽く持ち上げると三人が笑顔でグラスを軽く合わせてくる。小さく澄んだ音がして、三つの綺麗な微笑みが出来た。

 

「それにしても、いつの間にここへティキと来たのよ?」

「あのルームキーを初めて受け取った日だよ。というか、それ以外にないだろ? 何せその次の日は調神社へ行ったんだし」

「あ~……成程ね」

 

 その時の事を思い出したんだろうリオはどこか懐かしむ顔をした。マリアは奏へいつの事かを教えているんだろう。笑みを浮かべて何事か話している。

 そうしているとこちらへキャロルとエルがやってきた。その手にしている飲み物は揃ってオレンジジュースなところに姉妹愛を感じる。

 

「「父さん」」

「二人共、何か用かい?」

「「乾杯しに来(まし)た」」

 

 言ってグラスを持ち上げる二人の天使に思わず笑みが零れる。考えてみれば二人と出会って一年が経ったんだなぁ。そんな感慨もありながら俺はしゃがんでグラスを合わせる。

 

「あっ、やってるやってる」

「シキさん、私達もいいですか?」

「響に未来か」

「あたしらもいるっての」

「兄貴、出来ればそっちから動いて欲しいんダゼ。ヴァネッサとか了子さんとか夢子の近くから動きたくないってさ」

「あー、そっか。うん、分かった。でも、その前に、ね?」

 

 グラスを差し出すと四つの笑顔が同じ動きをしてくれる。そうしている俺の視界に近付いてくる翼とセレナが入った。切歌と調は夢子の傍でエルザと一緒に笑っているのが見える。

 

「シキさん、私と翼もしてもらえます?」

「当然」

「シキさん、お父様から連絡がありました。今日は行けなくて残念だ。代わりに今度の叔父様を交えた夜を楽しみにしておくと」

「うん、分かった。じゃ、俺もそのために片付けないといけない事をやっておくよ」

「片付けないといけない事、ですか?」

 

 疑問符を浮かべる翼に俺は頷いた。詳しい事を言うつもりはない。何せ翼には一番聞かせられない話だし。

 

「それよりも乾杯しに来てくれたんだろ? じゃ、それをしておこう」

 

 グラスを出して二人へ向けると笑顔でそれへグラスを合わせてくれる。にしても、本当にどこを見ても、誰を見ても綺麗だなぁ。

 女性達は可愛いか綺麗で本気で目の保養だし、男性は俺以外決まっていて羨ましいと思う。藤尭さんは普段よりも更に出来る印象を与えられるし、風鳴さんとアダムは見た感じからして大人の男だしね。

 

 そんな事を思いながら俺は夢子を愛でる了子達の傍へ移動開始。ティキやアンジェもそこにいて、中々賑やかで華やかな光景が広がっている。

 

「あら、アナタ。どうしたの? 沢山の女性を引き連れて」

「別にそういうつもりじゃなかったんだけどさ。乾杯をして回ってる」

「そういう事ね」

 

 苦笑しつつ了子はグラスを手にした。中身は、多分アイスティーかな。綺麗な紅がグラスの中で揺らめいている。

 

「ティキ、シキ君が乾杯したいって」

「え? あっ、シキだ。響達もいる~」

 

 夢子の頬っぺたを触って笑っていたティキが、こっちへ振り返るなり嬉しそうな笑みを見せた。多分だけど我が家の娘達以外に笑顔だけで周囲を明るく出来るのはティキだろうな。

 そして了子がグラスを持っているのを見て慌ててグラスを手にする。ティキのは……アップルジュースか。

 

「サンジェルマン、シキが乾杯しようって」

「聞こえているから大丈夫。プレラーティも」

「分かっているワケダ」

「じゃ、ミカも~」

「私達もさせて頂いても?」

「構わないよ。むしろしてくれると嬉しい」

「地味に心に響くわね、今の言葉」

「マム、シキが乾杯したいって~。どうしますぅ?」

「ふふっ、ではしましょうか」

 

 ファラ達が参加する事になって、一気に人が増える。ヴァネッサは夢子を抱いてこっちに笑みを向けていた。多分だけどエルザ達と後でって事かな。

 こうして始まったお疲れ様会。でもこれはある意味でツヴァイウイングへの慰労会でもある。何せシェム・ハの一件で打ち上げは当然キャンセルになったらしいし。

 

 で、やっとみんなと乾杯出来た訳だけど、ここで地味に驚く事が起きた。

 

「かんぱーい」

 

 夢子が久しぶりに言葉を使ったんだ。多分だけど、周囲がそう言って楽しそうにしてたから自分も混ぜて欲しくなったんだろうと思う。

 もうそこからはみんな笑顔で夢子の近くで乾杯のやり直し。キラキラした笑顔とつたない言葉で乾杯を返す夢子に誰もが癒され、笑みを浮かべていったんだ。

 

 特にエルザは夢子が可愛くてたまらないようで、何度も乾杯を言わせそうだったので二回目をやった辺りでやんわりと止めようとしたら、先にキャロルが動いた。

 

「エルザ姉さん、夢子が疲れるからそれで止めてあげて。ただでさえ初めて来る場所で興奮してるみたいだし」

「そ、そうでありますね。夢子、ごめんなさいであります」

「えへー」

 

 エルザに対して笑みを浮かべる夢子。気にしてないよって事だろう。それをエルザも気付いたようで、嬉しそうに優しく夢子の頭を撫でていた。

 そこへティキがやってきて、エルザと一緒に夢子を撫でる。が、そこで夢子が目を閉じて額に見覚えのある紋様が浮かんで……

 

(それぐらいにしてやれ。そろそろ眠たいようだ)

 

 もう聞く事はないと思った声が頭の中に聞こえてきたんだ。思わず俺は周囲を見る。するとみんな似たような顔をしていた。

 

「……しぇ、シェム・ハ?」

(そうだ。この赤子はお前達の反応で無理をしがちだからな。我がこうして意識の主導権を握れる時点でもう疲れているのだ。寝かせてやれ。まぁ、この赤子もまだ起きていたいようだが、な)

「母さん、どうする?」

「そうだな……」

 

 キャロルの問いかけにフィーネは少し考え込み、やがて名案を思い付いたのか小さく笑った。

 

「なら私だけ夢子を連れて先に帰ろう。少しシェム・ハに聞いてみたい事も出来た」

「じゃあ私めも」

「エルザはみんなと一緒に帰ってくるといい。ミラやヴァネッサもだ。気を遣わないでいい。それに、この子の母親は私だ。母親として動くのは私だけでいい。アナタ、そういう事だから」

「分かった。ゆっくり話しておいで」

「ええ」

 

 そう言ってフィーネはお義母さん達へ一言挨拶すると夢子を抱っこしてラウンジを後にした。

 

「要、いいのか?」

「ええ。さっきのシェム・ハの声は最後に聞いた時と同じ優しいものでした。多分ですけど、気分は夢子のお祖母ちゃんかもしれません」

「有り得るかもね、それは」

 

 気付けば俺の両隣に風鳴さんとアダムがいた。ただ、アダムの手にフォークが握られていて、もう片手には料理の乗った皿があるのが中々シュール。

 風鳴さんも同じく皿を片手にしてこちらは箸を持っていた。何というか、パーティーを全力で楽しんでいるのが伝わってきます。

 

「だが、下ろしてもいいかもしれないね、幕を」

「そうだな。一番肝心な事は済んだ。おっとそうだった。アダム、悪いが宿泊は二人だけだ」

「おや、どういう事かな、それは」

「何、たまには夜の街を一人歩いて帰るのも悪くないと思ってな」

「分かったよ。いいものだ、そういうのも」

 

 何というか、風鳴さんとアダムの空気感が以前よりも距離を縮めている。多分組織を束ねる者同士にしか分からない事や、抱えるものとかが共通する事で生まれる何かがあるんだろう。

 

「で、君達は良かったかな、泊まらなくて」

「ああ。それにフィーネと夢子が帰ったなら、何があっても俺やキャロル達は帰るさ。気持ちだけは有難く受け取っておくよ」

「いいさ、気にしないで。珍しいからね、ティキがワガママを言うのは」

「そっか。今のティキはそういう子になったっけ」

 

 あの出会った頃を思い出すと感慨深くはある。わがままをわがままと思っていなかった頃のティキ。それが今やアダムの秘書として頑張ってるんだからなぁ。

 でも、夢子への接し方を見てるとあの純粋さは失っていない。本当に将来が楽しみだよ。夢子達の頼りになるお姉さんになってくれるといいな。

 

 アダムが言った通り、それから少しして会はお開きとなった。アダムとティキはホテルに宿泊するため俺達を見送ってくれ、藤尭さんと友里さんはどこか恥ずかしそうにしながらその場に残った。

 どうもこの後ラウンジで二人で飲むらしい。何となくだけどお幸せにと心の中で思う事にする。で、当然だけどみんな貸衣装だからまずは返却。女性陣が見慣れた格好になって帰ってくるのを、俺は少しだけがっかりしながら迎えていき、最後の自分もそうなって帰宅の途へ就く。

 

「おかえりなさい」

 

 いつもの場所へ到着すると何と了子が夢子と一緒に出迎えてくれた。思わずみんなで驚いた。

 

「りょ、了子? もしかしてずっとここで?」

「いえ、夢子を部屋で寝かせてフィーネがシェム・ハと話してたわ。そうしていたら、シェム・ハがアナタ達が帰ってくるって教えてくれたの。で、ならってフィーネと交代」

「それって、私達で察したんですか?」

「どうなの?」

(そうだ。あと、我は夢子は置いていけと言ったんだがな)

「いいじゃない。赤ちゃんの寝顔程愛らしいものはないの」

 

 うん、会場を後にして今までの時間でシェム・ハが夢子を名前で呼んでいる。一体何をフィーネは話したんだろうか。

 見ればみんなも俺と似た事を思ったらしく、若干目を点にしている。何というかシェム・ハって本気で真っ直ぐな性格なのかもしれない。

 

「ゆ、夢子って呼ぶようにしたの?」

(そう呼べと言われたのだ。赤子では、他の赤子がいた場合混合するからと)

「それで名前で呼ぶようにしたワケダな……」

「な、何て言うか意外と素直ね」

 

 アンジェ達の意見にみんなで同意するように頷く。

 

(我はお前達を認めたのだ。認めた者が言う事に理があると思えば従う。何かおかしな事があるか?)

「いや、ないよ。シェム・ハ、ありがとう。これからも夢子の傍で見守ってやってくれると嬉しい」

(しっかりと自分の意見を言えるようになったら静かにするがな)

「あら、意外とそうなったら、違う意味で夢子が相手をしてってお願いするかもしれないわよ?」

「うん、あり得る。シェム・ハ、その時はよろしく」

(……我を赤子の、いや夢子の相手としてこき使うつもりか)

 

 やや憮然とした声が聞こえてくるけど、何故だかちっとも怖くない。おかしいな。少し前ならかなりの迫力や威圧感があったはずなのに。

 

「時々でいいんですよ、シェム・ハさん。あ、出来れば私達とも時々お話をしてくれると嬉しいです」

「そうだな。私もこの星の黎明期の話などを聞いてみたい」

「それなら私も興味ある。エルもでしょ?」

「うん。シェム・ハさん、どうでしょうか?」

 

 響に続いてアンジェにキャロル、エルとシェム・ハの話を聞きたいとねだる。この辺りに切り替えの早さがあるなぁ。

 さすがのシェム・ハもそうこられると思ってなかったのが返事がない。たっぷり一分ぐらい沈黙があって、諦めるようなため息が聞こえてきた。

 

(はぁ~……分かった。夢子が寝ている時だけなら話をしてやろう)

「ありがとうございます!」

 

 何となくだけど以前のアンジェを思い出した。響は一旦手を繋ごうとしたらどこまでもそれを貫くんだ。そう改めて確認出来た。で、何故かアンジェを見たら目が合った。

 次の瞬間、お互い声を出さずに苦笑する。同じ事をきっと思ったんだろう。そして見ればみんな似たような反応をしていた。

 

「あの、何でみんなして笑ってるんですか?」

 

 ただ一人響だけが小首を傾げているのが余計面白くて、遂には声を出して笑ってしまった。俺のそれを切っ掛けに段々周囲も声を出し始め、終いにはそれを見ていた響も声を上げて笑い出した。

 

 そんな俺達を静かにさせたのはシェム・ハの呆れるような声だった。

 

(どうでもいいがそんなに煩くすると夢子が起きるぞ?)

 

 途端にみんなが一斉に口を押さえる。それがまた面白くて笑いそうになるけど、夢子のために我慢我慢。ただ、目が笑っているのだけは許して欲しい。

 その後、俺は夢子を預かって子供部屋へ。女性陣には入浴を勧めておいた。で、上がったら俺が入浴したいから誰か来てくれるようにお願いした。

 

「それにしても、どうして目を覚ましたんだ?」

 

 俺と夢子しか見た目はいない部屋の中でそう問いかける。夢子は愛らしい寝顔で寝息を立てて眠っているのにだ。

 

(我とてそんなつもりはなかった。だが、不思議な事に我を包むような温かさを感じ取ったのだ。それが何なのか分からず、確かめようとしたら夢子が疲れて眠いと思っているのが伝わった)

「あ~、要するに自分の身に起きた事を調べようとしたら目を覚ましたって事か」

(そういう事だ。それで、一体あの時何をしていた?)

 

 多分夢子へみんなが乾杯をしに来た事だろうと思って、その流れやどうしてそうなったかを説明する。するとシェム・ハから思わぬ事を聞けた。

 

――夢子は言葉を使いたくない訳ではない。ただ、使い過ぎるとお前達が心配するから抑えているだけだ。

 

 知らず俺達は夢子に気を遣わせていたと言われたのだ。なのでどうしたものかと頭を悩ます。

 使って欲しいと言えばいいのか。でもそれは急がせるようでどうだろう。かと言って使わないでと言うのは夢子の気持ちを抑えてしまうし。

 

 で、結論はみんなと話し合う事にした。俺一人で決めていい事じゃないしな。そんな俺の答えを聞いてシェム・ハは呆れるでも笑うでもなく、ただどこか感慨深そうにこう呟いた。

 

(自分だけで決めず、みなと話し合う、か。それが人の強さの一端か……)

 

 そんなに大層な事は、って思ったけどそうかもしれないと思い直して黙り込む。そこから会話はなく、ただただ時間だけが過ぎて行った。

 どれぐらいそうしていただろう。ぼ~っと夢子の寝顔を眺めていたら突然シェム・ハが声をかけてきた。

 

(そろそろ誰か来るぞ)

「あ、そうか。ありがとう」

 

 そう返したら、夢子の額から紋章が消える。どうやらシェム・ハも眠るみたいだ。そんな事を思っているとドアが小さくノックされた。

 静かに立ち上がりドアを開けると、そこにはスコアの四人が立っていた。格好がメイド服なので一瞬息を呑む。湯上りって、例え生身じゃなくても色っぽいんだな。

 

「シキさん、夢子の世話代わります」

「ファラ、地味に呼び方を忘れてるわ。旦那様、よ」

「そうそう。と、言う訳でぇ……旦那様ぁ? これから朝まで夢子の面倒を見るガリィちゃん達にご褒美、くれませ~ん?」

「それぐらいは許して欲しいゾ」

 

 うっ、これは結構いいかも。メイド四人組からのエッチなおねだりだ。しかも、旦那様かぁ。

 

「じゃ、ミカとガリィに下半身の掃除をお願いしようかな。ファラとレイアはこっちへおいで」

「「「「はい、旦那様」」」」

 

 少し入浴が遅れるけど、仕方ないよな。だって湯上りメイド四人組とのエロを断るなんて選択肢はないもんな。

 

 

 

「んっ……はぁぁぁ、旦那様、もっと唾液をくださいませ」

「ファラズルいわ。旦那様、派手なキスをしてください。んんっ、胸ももっと激しく揉んでもらって構いません」

 

 シキに抱き締められながら、ファラとレイアはその体を押し付けるようにキスをしていた。人形である彼女達の体は当然ながら温もりもなければ柔らかさもない。それなのにシキの手はとても愛おしげに二人の胸や臀部を触り、撫で回し、揉んでいた。

 

 それにファラもレイアも嬉しく思ってよりその体を押し付ける。それと同時に舌を伸ばして艶かしくシキの劣情を煽る。

 

 そんな二人を愛でるようにしながら、シキは下半身で奉仕をするガリィとミカへ視線を向けた。

 

「レロレロ……はぁんっ、やっぱりこの味、堪らないわぁ」

「チュッチュ……ミカもだゾォ。タマタマもすっごく味が強いんだゾ……ペロッ」

 

 反り返るペニスへ舌をゆっくりと這わせ、ガリィはその表情をだらしなく弛緩させていた。ミカも可愛らしく陰嚢へキスをして蕩けた表情を見せている。

 四人の淫乱メイドはシキと交わる事が出来ない事を忘れさせる程に彼への性欲を見せていた。唯一許されている口や舌を使った交わり。それをねっとりとする事でしか彼と愛し合う事が出来ないために。

 

「レイア、ファラ、おっぱいと尻、どっちを触られる方が好き?」

「「どちらも好きです、旦那様」」

 

 百点満点の答えを返す二人にシキは笑みを浮かべて両手で二人の胸を揉んだ。

 

「「あっ!」」

 

 性感帯などないのにも関わらず、ファラとレイアは嬉しそうに声を上げた。シキの手から感じる熱を喜んだからである。

 その反応に笑みを深くしたシキは、次にペニスを味わっている二人へ意識を向けた。

 

「ガリィ、ミカ、チンポ美味しい?」

「「ふぉいふぃ~」」

 

 二人揃って亀頭を口にしての返答は何とも言えないいやらしさが漂っていた。それを聞いたシキが思わずペニスを動かしてカウパーを垂れ流す程に。

 

「「ジュルルッ!」」

 

 その流れ出たものを奪い合うように啜る二人。その行動にもシキは気を良くして優しくガリィとミカの頭を撫でた。

 

「んぁ……旦那様ぁ……んちゅっ」

「ああっ、本物の乳首が欲しい。きっとあったらもっとこの刺激が強くて派手な快感になったはずなのに……っ!」

 

 シキへ抱き着いてキスを続けるファラと、シキの愛撫を喜びながらも性感帯がない事を嘆くレイア。きっと女性器があればその内股は透明な粘液がとめどなく流れていただろう。

 今や二人の願いは一つである。生身と同じ体となりたい。ティキのようになってシキと交わり更なる快楽を味わいたい。そんな淫らで切ない願いだ。

 

(だけど、口にする訳にはいかない……)

(すれば、シキはきっと本当に実現してくれる。でも……)

((今の体でなければ出来ない事がある……))

 

 一致している答えは何とも健気な気持ち。だがそれを急速に塗り潰すように押し寄せる生身への欲求。性の快楽をもっと、とそう思う心がそんな気持ちを蝕んでいく。

 

「ファラもレイアもいやらしいキスだな。まるでチンポをそうしたいように舌を絡めてくるけど、そうしたいのか?」

「「……はい、旦那様」」

 

 ここで素直に頷かなければいつまでもペニスへの奉仕が出来ない。そう思った二人は口の端から透明な糸を垂らしながら熱っぽい吐息混じりに頷いた。

 

「じゃ、交代だな。それと、さすがにこの状態じゃガリィとミカはキスし辛いから体勢を変えるよ」

 

 シキがそう告げただけでガリィとミカは不満もなく立ち上がる。そんな二人の頬へ感謝と愛情を伝えるようにキスしてシキは椅子へと座った。

 それを見てすぐにガリィとミカが隣へ移動し、真っ赤な舌を伸ばしてキスをねだりだす。負けじとファラとレイアはカウパーをダラダラと流すペニスにその眼差しへ熱を宿し、熱い吐息を吹きかけるように口を開けた。

 

「ファラ、レイアもだけど俺が止めろって言ったらちゃんと口を離すんだぞ?」

「「ふぁい、だんなしゃま」」

「ガリィとミカもあまりがつくんじゃないぞ。いいな?」

「「ふぁ~い」」

「ん。じゃ、ご奉仕開始」

 

 まるでお預けをくらっていた犬のように四人がそれぞれ動き出す。

 ファラは陰茎を細かに舌を動かして舐め始め、レイアはカリ首を舌でなぞりながら右手で優しく陰嚢を刺激する。

 ガリィはシキと舌を合わせて唾液を味わいながら服の上から彼の乳首を弄り、ミカは服の中に顔を潜り込ませて乳首を舐めていた。

 

「んちゅっ、旦那様ぁ……レェ~……んむぅ」

 

 一番最初にシキのものとなったガリィは、ファラ達がいる事も忘れて彼へ本心を見せるように抱き着いていた。

 

(好き、大好きっ! 旦那様好きなのぉ!)

 

 ギャップというものが世の中にはある。言うなれば落差、と呼ぶのだろうか。そういう意味で言えばガリィはそれがもっともシキに対して大きかったと言えよう。

 気にくわない人間。そう思っていた相手だったのに、生命のスープという極上の栄養と味を教えられた事で壊れたため、誰よりも大事な存在となってしまったのだから。

 

「ん~っ……旦那様に撫でられるの大好きだゾ。ちゅっ」

 

 乳首へ口付けしてミカは顔をシキの胸へ擦り付ける。四人の中で一番壊れた後も変わった部分がないミカだが、だからこそシキは彼女を可愛がっていた。

 ミカもペットのようにシキの事を慕い、その無邪気な部分を周囲からも愛される存在となったのだ。実はその裏には、シキによるスープ投与の結果乱暴な部分が丸くなったという事が影響していた。

 

(シキと一緒にいると胸がポカポカするゾ。このポカポカ、もっと感じてたいんだゾ~)

 

 いやらしい事と同じぐらいラブラブな事が好きなミカ。実は四人の中で唯一の”女の子”を胸の内に住まわせている。だから夢子の世話も喜んでやるし、みんなから可愛いと言われると照れる事もなく喜べるのだ。

 

「旦那様のオチンポ、やはり逞しく立派です。舐めているだけで……レロッ、はぁんっ! 胸が躍ってしまいます」

「ジュルルッ! っはぁ……グッポグッポっ!」

 

 両手を頬に当てて恍惚の表情を浮かべるファラを横目に、ペニスを独り占めするようにフェラチオへ夢中となるレイア。

 そんな二人へも視線を向け、シキは満足そうに笑うとガリィへ小声でミカと同じ事をするように告げ、逆にミカへはガリィと同じ事をしようと持ちかける。

 

 シキがスコア四人相手にその性欲を煮詰めている頃、響達は脱衣所で熱さましをかねて会話に興じていた。

 

「今日はマム、ありがとうございました」

「いえ、私も楽しい時間を過ごせました。響さんのおばあ様はとても話が面白いですね」

「いえいえ。あっ、そういえばお祖母ちゃんも美容液を楽しみにしてるって」

「美容液? マム、それって生命の雫の事ですか?」

 

 了子の確認にナスターシャが小さく頷く。生命の雫とはシキの血中成分を使った化粧品の一つである。もうウェルによってシキの神の力を利用した薬品開発は成功に終わったが、化粧品の方はまだ開発が進んでいないためデータ収集は必要だとナスターシャは考えていたのだ。

 

「ええ。ドクターウェルが薬の方は完成させたらしいので、化粧品の方もデータを収集したいと思いまして」

「うちのお祖母ちゃんとお母さん、結構乗り気です」

「私だけでも十分かと思いましたが、逆に言えば安全性は確保されているので良いかなと」

「あっ、じゃあ私のお母さんにもお願いしたいです。多分私と響の家、お母さん達さえ味方に出来ればシキさんとの事かなり穏便に片付けられると思うんです」

「打算が過ぎんぞ。ま、気持ちは分かるけどな」

 

 下だけランジェリー姿でバスタオルを肩にかけたままクリスは苦笑いを浮かべた。そのランジェリーは可愛らしいもので、とてもこの後情事を行うとは思えない程だ。

 これはクリスなりの作戦なのだ。自分は、下手にセクシーな下着を着るよりも可愛い下着の方がシキは喜ぶだろうと。実際その通りなのでクリスなりにシキの事を理解していると言える。

 

「まぁ実際この状況に対して不安や文句があるのは立花家と小日向家だろう。それは、一般常識からすれば当然だ。日本は重婚を禁止しているしな」

「だから事実婚、か。まっ、それが一番無難だしね」

 

 クリスと同じ格好の奏が苦笑する。彼女も普段用の下着であった。ただ、彼女はクリスと違って計算などではなくそれが気楽だからであったが。

 

 ちなみにトップレスなのは装者だとクリスに奏とマリアだけであり、他はブラジャーを着けずに寝間着姿となっている。ヴァネッサとエルザも寝間着姿で、ミラアルクのみクリス達と同じくトップレスとなっていた。

 それと、言うまでもなくナスターシャやキャロルとエルは寝間着姿で、了子も同様である。

 

「別にいいんじゃない? 肝心なのはお互いの認識だと私は思う」

「うん、僕もキャロルに賛成です。皆さんが父さんを夫だと思って、父さんが皆さんを妻だと思えば夫婦なんです」

「そうそう。キャロルやエルがこうやって言ってくれると母さんとっても安心よ。だって、私も櫻井のままだしね」

「苗字が同じじゃないのはそこまで気にしないよ、あたしは。だって、シキの名前は了子さん命名のものだしさ」

「アタシも同じデス。どうせなら同じ苗字を名乗って欲しいデスね」

「暁シキ?」

「おおっ、意外と悪くないデス」

「私なら……月読シキ?」

「立花シキ、かぁ。悪くないなぁ」

「天羽シキもいいよね」

「か、風鳴シキもいいと」

「はいはい、気持ちは分かるけどそこまで。そろそろ熱も冷めたし服を着て移動しましょう」

 

 いつの間にか寝間着へ着替えたマリアの言葉にクリスや奏などが寝間着を着るべく動き、既に着替えていた者達は苦笑しながら脱衣所を後にする。

 その道中、話題はシキに一番合う苗字は何だと言う事に終始した。日本人的なものなら大体合うだろうと翼が告げるや、ヴァネッサが自身の苗字を使ってのシキ・ディオダディでも違和感はないと主張。

 ただ、これを聞いてナスターシャがどこか笑みを浮かべながらこの話題を終わらせた。

 

「シキさんは要、という苗字だからこそシキさんなのですよ。この国の言葉にあるでしょう。名は体を表す。気付けば人の輪の要となっているような存在になっていったのは、その名付けもあったと私は思います」

「マム、本当にシキさんの母親みたい……」

 

 セレナが呆然と呟いた一言に誰もが同意するように頷くのを見て、ナスターシャは小さく微笑んでみせた。

 

「かもしれませんね。何しろ孫まで私に与えてくれましたから」

 

 そう言って笑みを浮かべるナスターシャは、紛れもなく優しい祖母であった。

 

 

 

「じゃ、おやすみ」

「「「おやすみなさい、父さん」」」

 

 風呂から上がってまずはキャロルとエルにエルザへ就寝の挨拶。シェム・ハの一件が解決した後、エルザは姉としてキャロルとエルの二人と同室になった。

 ただ、これも一年ぐらいで終わる事。エルザは学校へ、それもリディアンへ通う事を考えているからだ。今年は無理だが、来年までに入学出来るように勉強し切歌と調の同級生となるつもりなのだとか。

 

 そうなれば寮生活をさせたいというのがミラや了子の考えで、俺やヴァネッサもエルザが望めば賛成という立場だ。

 

 まぁ、エルザが寮生活をする場合、そこが切歌や調の第二の部屋となるのは自明の理だけどな。

 

 そんな事を考えながら静かにドアを閉める。そして向かうは大広間、ではなくヴァネッサとミラの部屋。ノックをするとドアが開いて眠そうなミラが現れた。

 

「あー、ごめんなミラ。起こした?」

「ん~……ギリセーフダゼ。で?」

「えっと、おやすみって言いに来た」

「そういう事かよ。兄貴らしいんダゼ」

 

 眠そうな顔で笑うミラはどこか子供みたいで可愛いもんだから、思わず頭を撫でてしまった。

 

「んっ……くすぐったいんダゼ」

「ミラ、おやすみ。いい夢を」

「ああ、兄貴もな。それと、ウチにもその内一人部屋考えて欲しいんダゼ」

「……出来るだけ早めに準備する」

「頼んダゼ。じゃ、おやすみ」

 

 最後にふにゃりと笑ってミラはドアを閉めた。にしても、そりゃ気付かれるよなぁ。何せ今ヴァネッサはこの部屋にいないんだ。エルザならいざしらず、ミラはさすがに分かるよ。

 

「一人部屋、か。そうなるとここをミラに使ってもらうとして、ヴァネッサの部屋を用意する方がいいな」

 

 言いながら歩き出す。目指すはもう一か所、大広間だ。そこで待っているだろう愛しい奥さん達(予定も含む)がどんな出迎えをしてくれるのか。それが凄く楽しみだ。

 以前は三つ指ついての出迎えだった。それをどう超えてくるのか、あるいは変えてくるのか。期待と興奮でチンポがもう反り返ってる。

 

 そして遂に待望の部屋のドア前に到着。正直今すぐにでも服を脱いでしまいたいけど、それはさすがに我慢する。三回ノックして、俺は静かにドアを開けた。

 

「……そうきたかぁ」

 

 中に入ると予想だにしなかった光景が待っていた。総勢十四人もの女性があろう事かリディアンの制服を着てお出迎えしてきたのだ。

 

 了子は髪をポニーテールにして眼鏡を外しているからか一瞬誰かと思った。後でフィーネに代わってもらおう。

 アンジェは若干お姉さまと呼ばれそうな雰囲気がある上級生って感じだし、リオはその親友のノリがいい女子って感じがする。レティはまんま文学少女感が凄い。

 ヴァネッサはおっとり系な感じがしていい。それと、肌色の関係もあって留学生って感じだ。正直言おう、悪くない。

 

 で、マリアはアンジェとは違う意味でお姉さまって呼ばれそうだし、セレナはいかにも同性からも異性からも人気が出そうな清純系。奏と翼は俺としては懐かしさがあるな。

 

 残るのは現役とつい最近まで現役だった少女達なので言うまでもなく可愛い。でも、思い返せば制服でした事はなかったなぁ。奏と翼はそういう意味でも俺にとって特別な立ち位置にいたのかもしれない。

 

「先生、遅かったじゃないですか」

「へ?」

 

 俺が目の前の光景を堪能していると、みんながクスクス笑いながら近づいてきた。で、響がまずそう告げる。先生って、俺? えっと、これはどういう事だ?

 

「あたしらをこんなとこへ集めたって事は、やっと決めてくれるんだろ?」

 

 言いながら奏が体を押し付けてくる。大き目の胸が俺の胸板に押し潰されるように形を変えるけど、この感触はもしかしてノーブラ?

 

「わ、私をせ、先生のお嫁さんにしてくれるのよね?」

 

 アンジェが奏に負けじと胸を押し当ててくる。それと先生と呼ぶのを恥ずかしがっている辺りがとても可愛い。

 

「あら、抜け駆けはダメよアン。さすがのあーしもこればかりは譲れないわ」

「そういうワケダ。せ、先生の赤ちゃんを授かるのは私が先なワケダ」

 

 リオとレティの言葉で俺は完全に状況を理解した。成程、これは壮大なシチュエーションプレイって事か。みんなは生徒で俺は教師だ。なるほどなるほど……

 

 た・ぎ・って・き・た!

 

「こらこら、今年卒業の奴らはまだしもまだ来年もある奴だっているんだ。それなのに妊娠や結婚なんて」

「アタシ達は構わないデス!」

「うん。先生の赤ちゃん、産みたい」

「先生、私達本気なんですっ!」

「学院卒業の年に、赤ちゃん、欲しいなぁって……ダメですか?」

 

 い、いかん。思っているよりも響達の誘いがくる。本当に現役だからか、見た目も相まって破壊力が凄い。

 

「な、なぁ先生。あたし、先生じゃなきゃ嫌なんだ。あたしは先生のお嫁さんになってママになりたい」

「く、クリス……」

 

 背中に抱き着いての上目遣い。しかもこの言葉が本心だと俺には分かっている。と、そんな時俺の股間を優しく撫でる手があった。

 

「先生? 立派な言葉とは裏腹に、ここはもうこんな風になってますけど?」

「りょ、了子……」

「本当ですねぇ。先生? 実際はどうなんですか? 私達といけない子作り、したいんじゃありません?」

「ヴぁ、ヴァネッサまで……うあっ」

 

 揃って耳元へ囁きながら妖しい手つきで股間を、チンポを撫でる妖艶な美女二人。更にとどめとばかりに耳を舐めてきた。

 こ、このぉ……っ! やられてばかりと思うなよ! 両手を動かし二人の尻をしっかりと揉んでやるっ!

 

「「んっ!」」

「先生、ダメですよそんな乱暴したら」

「そうです。そ、それに、そういう事をしたいのでしたら私がお相手を」

「せーんせっ、あたしも久しぶりに制服エッチ、したいなぁ」

 

 奏の言葉で全員の、いや一部を除いた視線が鋭さを増す。そういえば昔奏にお願いした事あったな。当時現役だった翼にも頼んだや。

 

「あ~っ、もう分かった! お前達、そこに並びなさい! これから先生がお前達の覚悟を確かめてやるっ!」

 

 言いながら上着を脱ぐと、みんなが少しだけ息を呑んだのが分かった。続いて下も脱ぐ。チンポが引っかかるが、それを無理矢理無視するようにズボンを脱いでその場へ置いた。

 

「さて、じゃあまずは誰から確かめてやろうかな?」

 

 チンポへみんなが視線を注ぐのを見て、俺は少しだけ目付きを鋭くする。そのままゆっくり一人一人へ目を合わせていくと誰もが頬を赤めていく。それと同時に内股を擦り合わせ始めたのには少し驚いたけど、おそらく俺の目付きで女の部分が疼き出したんだと思う。

 

「じゃあ……」

 

 ふとそこで思いつく。今の俺は先生設定なら、呼び方もらしくしてみようと。

 

「暁、月読、来なさい」

「は、はいデス」

「はい」

 

 苗字で呼び捨てすると二人は小さく驚きながら嬉しそうに駆け寄ってきた。でも、抱き付く事はせず俺の目の前で止まる辺り、この二人もちゃんと分かっているらしい。

 

「お前達はまだ二年生だ。それなのに子供を望むなんて、卒業はしなくていいと言ったようなものだぞ?」

「そ、それぐらい本気なんデスっ!」

「うんっ!」

「お前達の将来を考えて学費などを出してくれている親御さんに申し訳ないと思わないのか?」

「そ、それは……」

「えっと……」

 

 きっと二人の脳裏にはお義母さんが浮かんでいる事だろう。心の中でお義母さんにごめんなさいと両手を合わせ、俺は二人の顔近くへチンポを突き出した。

 

「「ぁ……」」

 

 瞬時に二人の顔が女へ変わる。うん、いいなこれ。制服姿だからか余計いけない事してる感じが強いぞ。

 

「何だその顔は? 暁、月読、もしかしてお前達は親御さんの苦労を踏み躙ってもチンポが欲しいのか?」

「そ、そんな事……」

「な、ないデス……」

 

 今にも舌を伸ばして舐めたいと言わんばかりの表情の二人に、俺の心とチンポが否応なく反応する。ピクンと動いて先端から我慢汁が流れ出すと、切歌も調も思わず喉を鳴らして視線をその透明な粘液へ集中させていた。

 

「なら、その顔は何だ? その目は、その眼差しは何だ? 今にもチンポを舐めたいしゃぶりたいと言っているじゃないか」

 

 言い終わると同時に二人の顔の間へチンポを突き出して軽く頬を叩いてやる。すると、二人が小さく震えたのが分かった。軽くイったんだろうと分かり、俺は最後の一押しをする事にした。

 

「もしお前達が本当に俺の子を産みたいと思ってるならチンポへキスしなさい。それと、する前にはちゃんと親御さんへ謝るんだぞ」

 

 俺がそう言った瞬間、二人の目が妖しく蕩けた。何を俺が望んでいるかを理解したんだろう。

 

「マム、ごめんなさいデス。アタシ達は卒業よりオチンポを選ぶダメな子デス」

「マム、ごめんなさい。私達学生なのに、このオチンポでお母さんになる事を望みます」

「「ちゅっ」」

 

 愛おしそうにチンポへ口付ける女子高生二人。それだけで射精したくなる程の何かがあった。

 

「二人共よく出来たな。パンツだけ脱いで待ってなさい」

「「はい、先生」」

 

 しゃがんでそう囁くと、二人はとても可愛くてエッチな笑顔で返事をしその場でパンツを脱いだ。そしてそれを俺の手へ握らせてきたのだ。

 さすがにかぶる事はしないし嗅ぐ事もしないけど、これは結構くるな。温もりがある辺りが破壊力高い。若干手放すのが惜しいけど、握ったままじゃ色々不便なので後ろ髪を引かれる思いでズボンの上へ置いた。

 

「よし、次は立花と小日向、来なさい」

「はーい」

「はい」

 

 とてとてと小走りでやってくる響と、普通に歩いてやってくる未来。もうこれだけで違いや普段が窺えるな。

 

「お前達はいくら卒業が近いとはいえ、その後進学するつもりなんだろう? なら妊娠なんてダメじゃないか」

「で、でもぉ、先生の赤ちゃん、欲しいんだもん」

「それに私達が進学を考えてるの、先生が二十歳までは結婚してくれないからですよ?」

 

 あれ? 何だか未来が若干怖い。これ、つまり進学は時間稼ぎでしかないって明言してるよな。ん? もしかして二人の進学先って……

 

「二人の進路って一般大学?」

「「いいえ」」

 

 即答。要は四年も通う必要のない場所を選ぶって事か。短大か専門学校だろう。

 

「出来れば私は、クリスちゃんみたいにシキさんのお嫁さんって進路を選びたいんですけどっていたっ!」

「響の言う事は気にしないでくださいね。若干クリスの事羨ましがってるだけなんです」

「あ、ああ……」

 

 迷う事なく響の頭叩いたぞ、さっきの未来。何というか完成された漫才のような呼吸だ。と、いかんいかん。折角作った空気感が完全に消えてる。響のムードメーカー力恐るべし。

 

「こほん。とにかく、だ。進学する以上妊娠なんて問題しかない」

「じゃ、じゃあ妊娠しない形でエッチ、しませんか?」

「現役女子高生との制服お尻エッチ、ですよ?」

 

 うおっと、一気に二人が女の顔をしてきた。ぐいっと体を前に乗り出して上目遣いをしながらそっと上着を引っ張って胸元を……おおっ、ノーブラなのか。

 

「「あ~、先生がエッチな目をしてる~」」

「先生を挑発するとはいい度胸だな、立花、小日向。なら、これを見てもその態度を貫けるか?」

「「っ……」」

 

 先程まで楽しそうな顔をしていた二人が一瞬にして情けない表情となる。俺のチンポを目の前に突き出しただけで、だ。

 まぁ正直小悪魔な二人はそれはそれで良かったので後日やってもらおう。で、出来れば黒ギャルとかやって欲しいけど、それは色々難しいだろうなぁ。

 

「「あぁ……」」

 

 気付いたら少しだけ妄想した事で我慢汁が出てきたらしい。それに二人が蕩けた目付きのいやらしい顔をしていた。

 なのでもう少し近付けてみる。チンポの先が二人の鼻先についた。匂いを嗅ぐために無意識に接近していたからだろうな。

 

「「っ!? ……ぁ」」

 

 大きく一度だけ震えて、少しの沈黙の後二人が小さく息を吐くように声を漏らした。うん、確実イった。だって二人して俺を見る顔が恥じらいに染まっている。きっとパンツは恥ずかしい液体で濡れに濡れてるんだろうな。

 

「立花、小日向、今、自分がどういう状態か正直に言いなさい。それが出来たら許してあげよう」

「わ、私、今のオチンポの匂いでイっちゃいましたっ! だからパンツが濡れてて気持ち悪いですっ!」

 

 響が目をきつく閉じて言い放った内容に俺は思わず内心でガッツポーズ。エッチが始まれば色々と吹っ切れる響だけど、そうじゃないとこんなに乙女なのだ。

 

「わ、私も同じです。オチンポが鼻先についた瞬間とってもエッチで大好きな匂いがして、全身が震えてイっちゃいました。下着がエッチなお汁でグチャグチャです」

 

 未来の消え入りそうな声での告白もチンポに非常に悪い。俯き気味なのもイイ。じゃ、これでこの二人の準備は終わりにしようか。

 

「うん、よく教えてくれたな二人共。ならその気持ち悪くなった下着をここで脱いで、向こうで待っていなさい」

「「……はい」」

 

 恥ずかしそうにパンツを脱ぎ始める二人を、俺はそれこそニヤニヤと視姦するように見つめる。それで二人の顔が真っ赤になっていくのがより興奮出来る。

 やがて二人がしっかりと濡れたパンツを手にして足元へ置いた。で、すかさず俺はそれを拾い上げる。

 

「「あっ」」

「何ていやらしい匂いだ。二人共、この匂いをさせた事を後でしっかり後悔させてやるからな?」

「「ぁ……はぁい」」

 

 恥じらいが一瞬で雌のそれへ変わる。気のせいか戻っていく歩き方が若干尻を振っているようにも見えた。

 

「次は雪音とセレナ」

「お、おう」

「は、はい」

 

 やや早足で向かって来るクリスとセレナ。両者共に緊張してる? ああ、こういうの経験ないもんな。それに、二人は根が真面目だから生徒らしくしないとって体が固まってるんだろう。

 

「お前達は真面目だし態度なども問題ない。なのに、どうして今後の事を考えないんだ?」

「あ、あたしは小さい頃の夢がお嫁さんだったから……」

「わ、私もそういう事を夢見た事があるんです。だから……」

「「お嫁さんじゃダメですか?」」

 

 思わず首を縦に振りそうになる。これ、ズルいだろ。でも、今の俺は先生なのだ。しかも、複数の女子生徒と関係を持つ淫行教師。なら、こんな清純な事を言う生徒達にもエッチな事をしなくてはいけない。

 

「ああ、ダメだ。二人は本当に自分がなりたい事を言っていない。どうなりたいかを先生に言ってないだろう」

「「あっ……」」

 

 言いながら手を伸ばして二人を抱き寄せる。そしてそのまま小声で告げたんだ。

 

「お嫁さん、なんて可愛い表現じゃなくエロい表現で本音を言いなさい」

 

 すると小さく息を呑む声がした。クリス、セレナ、もうダメだよ。二人がとっくにエッチ大好きな女の子なのは分かってるんだ。そもそもそうじゃないと全裸の男を前にして女子高生ごっこなんて出来ないよ。

 

「あ、あたしは先生の赤ちゃんを妊娠してママになりたい。それで、何度も何度もおっきなお腹にして欲しいっ!」

「わ、私も先生のビックコックで種付けしてもらって、何人も子供産みたいです!」

 

 うん、忘れてた。セレナがマリアに負けず劣らずのエッチな子だって事。あー、完全に了子が目を見張ってる。ま、いいか。

 

「おっきなお腹でのエッチは?」

「「したいっ!」」

「よし、よく分かった。なら二人共、君達をお母さんにしてくれるチンポへ挨拶しなさい」

 

 そう言うと一度だけ二人は俺の顔を見上げてきたので無言で頷く。するとそれだけで何かを察したようにセレナが淫魔の笑みを浮かべてしゃがみ込んだ。

 

「オチンポさん、早く私をマムにしてね? チュッ」

「さっ、次は雪音の番だ」

「わ、分かった」

 

 少しだけ優しく声をかけるとクリスが分かり易く嬉しそうに笑みを見せる。だけど、やろうとしているのはかなりの事なんだよなぁ。

 俺のチンポに顔が当たるぐらいの距離へしゃがみ、クリスはそっとチンポを両手で掴んできた。これは、結構大胆だな。隣のセレナがその手があったかと言うように悔しそうだ。

 

「あ、あたしを早くママにしてくれよな? ううっ……チュッ!」

 

 響とは違った意味で乙女なクリスらしい行動だ。本音を言うとそのまま顔射してみたかった。でもそうするとさすがに怒ると思ったので我慢した。ただ、これだけは言わないといけない。

 

「二人共、今すぐパンツを脱いで見せなさい」

 

 それだけで二人が真っ赤な顔で俯きながらパンツを脱ぎ始める。やっぱり最後のチンポへのキスで濡れたらしい。先に脱ぎ終わったセレナはそれを両手で広げてみせてくる。

 しっかりとクロッチ部分が変色したそれは、とてもいやらしい匂いを放っていた。クリスもそれを見て若干戸惑ってはいたけど、最後には同じように両手でパンツを見せてきた。

 

 顔を真っ赤にして背けながら、だ。いいね、それだけでSっ気がガンガン刺激されるよ。

 

「よし、いいだろう。じゃあ二人も先の四人と同じく待ってるんだ。ちゃんと後でご褒美をやるからな」

「はいっ!」

「は、はい……」

 

 上機嫌で返事をするセレナと、恥ずかしそうに俯いたまま返事をするクリス。だけど、その期待が同じな事は俺の手にある二枚の下着が物語っている。

 

「さて、次は天羽、風鳴、マリアだ。来なさい」

「はーい」

「「はい」」

 

 やっとお呼びがかかったみたいにやってくる奏。翼は学生時代を思い出したのかやや硬い表情で、マリアは普段よりもやや真面目モード。

 それにしても、目の前に全裸の男が立ってるのにまったく平時と変わらないのもどうなんだ? いや、むしろ俺だからそこまで変化しないのか。見慣れてるって事だろう。

 

「お前達は芸能活動をしている分余計気を遣わないといけないだろう。なのに妊娠したいなどと、どういう事だ?」

「先生の子供産むためにあたしはツヴァイウイング休止させたんだけど?」

「私もです、先生。活動休止は先生との時間を増やすためなの」

「わ、私もソロ活動を活発にするつもりはありません。先生との時間を、確保したいので……」

 

 うっ、知っていてもこうやって改めて言われると心にくるなぁ。揃いも揃って大人気のアーティストが俺のために大好きな事を制限してくれたのだ。

 でも、今の俺は教師。なのでそう言われてすぐ喜んではいけない。それにわざわざこの三人にしたのはしっかり聞いておきたい事があったからなのだ。

 

「妊娠すればさすがにバレないでいるのは難しいぞ。最悪ファンへの裏切りと言われて歌手生命を絶たれるかもしれない。それでもいいのか?」

 

 俺が告げたのは十分あり得る可能性。妊娠すれば定期通院が必要となるし、そうなれば人目に付くのは避けられないし、関わった人達だって絶対情報を漏らさないとは限らないからだ。

 それはきっと三人も分かってるはず。だからこそ改めて聞いておきたかったんだ。最悪の事態になった場合、どうするのかと。

 

「あたしはいいよ。前も言ったけど、別に歌う事が出来なくなる訳じゃないしね」

「私も同じよ。世界を相手にするか、家族を相手にするかの違いでしかないもの」

「私もです。何も金銭を稼ぐために歌っている訳ではありませんので」

 

 凛とした表情で告げる三人。実に堂々としている。よく分かったよ、三人共。なら、こっちも遠慮なく愛させてもらうぞ。

 

「お前達の人としての気持ちは伝わった。なら、次は女としての気持ちを教えてくれ」

 

 言い終わると同時に三人の手を両手で掴んでチンポへ触らせる。その瞬間、三人の目の色が変わるのが分かった。

 

「俺の子供が欲しいという人としての願いは分かった。じゃあ、妊娠さえしたら産まれるまではセックスなしでいいよな? このチンポの出番は当分なくていいよな? 赤ちゃん産んで少し休んだら復帰するんだよな?」

 

 俺の問いかけに三人は答える事も忘れたかのように荒い息でチンポを扱いていた。その表情は先程まで凛としていたとは思えない程だらしなく緩み、目は早く交尾したいとばかりにギラギラしている。

 

「……ゃ」

 

 そんな時、何かが聞こえた。俺はその声を出した相手であるマリアへ視線を向ける。

 

「いや、嫌よっ! おっきなお腹になってもチンポを入れていたいのぉ!」

「違うだろ? むしろボテ腹でセックスしてみたいんだろ? ん?」

「ああっ……そう、そうなの。私は先生の赤ちゃんがいる状態でチンポをオマンコに入れたいのぉっ!」

 

 淫魔覚醒。それでも設定を忘れない辺りにマリアの凄さがある気がする。そして淫魔が身近で出現すれば……

 

「わ、私も嫌です! 私は先生専用のチンポケースなんだからぁ!」

 

 むっつりスケベの翼も本音を吐露する。旧家で育てられた事から来る奉仕精神は、本当に愛らしくて時々不安になる。でも、感謝するように頭を優しく撫でておく。

 

「あ~、もうっ! あたしも言えばいいんだろ? あたしだって妊婦になってもエッチしたいよ。てか、あたしは叶うんなら独り占めしたかったんだからねっ!」

 

 久しぶりに見る乙女な奏は中々の破壊力を発揮した。エロさはないけど俺の心には強く響いた。

 

「じゃ、天羽から順番にチンポを舐めていいぞ。ただし、一度だけだからな?」

 

 だが悲しいかな。今の俺は奏の乙女を見せられてチンポを硬くするダメ教師。しかも関係を持った生徒達を悉く堕落させた淫行教師なのだ。

 

 俺の言葉でマリアと翼が喉を鳴らし、奏はそんな二人をジト目で見つつ若干頬を赤めていた。

 

「ったく、いい性格してるよ。本気でみんな同じぐらい大事にしちゃってさ」

「でも、君を越える女はいないよ。これまでも、そしてこれからも」

「っ……レロッ……っ!?」

 

 俺の噛み締めるように告げた本音に顔を真っ赤にした奏は、まるでそれを誤魔化すようにしゃがむとチンポの先を舐めた。

 だがその舌を口の中へ戻した瞬間、目を見開いて仰け反った。それと同時に聞こえる水音。見れば奏がおもらししていた。

 

「やぁ、やだぁ……シキ、見ないで……聞かないでぇ」

 

 まるで子供のような口調で俺にそう言いながら奏は両手で顔を隠するも、その間も止まる事無く床を黄金水が染めていく。

 そして漂い始めるアンモニア臭。俺は真っ赤になって顔を隠す奏にこれまでにない興奮をしていた。制服姿だからというのもあるが、奏がここまで恥ずかしがっているのが可愛かったのだ。

 

 だけど、このままではいけないと思い俺は脱いだ上着を手に取り床へ置いてそこの水分を吸わせる。それと同時にズボンを手に取り、ある程度上着が水分を吸ったのを待った。

 

「……もういいか」

 

 水分を吸って重たくなった上着を拾い上げ、まだ残っている水分をズボンで拭き取る。それらを終えて俺は上着をズボンで包む様にした。

 

「それ、どうするのさ」

 

 涙目で指の間からこちらを見ながら奏がそう問いかけてきた。まだ嗜虐心がそそられるけど、さすがに今の奏は虐めると泣いてしまうだろうからグッと我慢。

 

「もったいないけど捨てるよ。これ、洗濯しても見る度思い出すだろ?」

 

 俺の問いかけに奏は一瞬迷ったけど小さく頷いた。なので俺はそれを神の力でリビングのごみ箱の底へと転送する。こういう事に使うぐらいは許されるだろ。

 

「さて、風鳴、待たせたな」

「ぁ……ペロっ……っ!?」

 

 声をかけた瞬間にスイッチが入ったように翼がしゃがんでチンポの先を舐める。でも、さっきの奏のように大きく仰け反った。ただ、さすがにおもらしはしなかった。

 その代わり、その場にペタンと座り込んで脱力したようだ。目はトロンと力なく下がっていて、翼らしからぬ感じだし、これはイったんだろうな。

 

「マリア、お前で最後だ」

「……レェ~……ああんっ! この味っ、いつもよりも美味しいっ! あ~……っ?!」

「それはダメだ。俺が言った事を忘れたのかマリアは」

「ああっ……ご、ごめんなさい先生」

 

 チンポを一舐めしただけで理性が溶けたらしく、見事なまでの雌顔でフェラをしようとしたので少し強めにビンタして止める。

 普通なら文句や驚きが先に立つだろうけど、今のマリアはそれに恍惚の表情を浮かべていた。あー、うん、きっとマリアの設定は生徒会長とかだ。普段は清楚で大人っぽくて憧れの先輩。それが実はドMで露出や緊縛などが大好きな雌豚。

 

 ……悪くない、かな。リオもその気があるみたいだし、二人揃って夜の公園を散歩させてみるか。

 

「天羽、もし気になるならシャワーだけでも浴びてきなさい。二人はその場で下着を脱ぐんだ」

 

 おもらしした奏のパンツは悲惨な事になっているだろう。俺は気にしないだろうが奏は違うだろうし。

 すると奏はちょっとだけ赤い顔で小さく頷くとそそくさと部屋を出て行った。それを見届けている内に翼とマリアがパンツを脱いでいて、こちらへ見せつけるように両手で持っていた。

 

「「はい先生、確認してください」」

 

 言うと同時に妖艶な笑みを浮かべる二人の歌姫に、俺はため息一つ吐くとその顔の間へ自分の顔を割り込ませるように近付け……

 

「んなもん見なくてもお前達の雌汁の匂いですぐ分かる。覚悟しておけよ? お前らはご褒美じゃなくてお仕置きだからな?」

 

 と、低い声で囁いてやった。

 

「「っ……はい、よろしくお願いします」」

 

 息を呑む声が同時に聞こえ、返ってきた言葉には男を誘う淫靡な吐息が混じっていた。もしかすると翼にもMの気質あるかもしれないな。マリアと違って受動的なんだろうか。

 うん、ありそうだな。妻は夫の三歩後ろで影踏まずを地で行くような性格だし、俺がやれと言ったら意外と露出も出来るようになりそうだ。

 

「よし、戻っていいぞ。次はサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティ、来なさい」

「はい」

「は~い」

「分かったワケダ」

 

 真面目なアンジェ、ノリノリのリオ、特に変化なしのレティ。だけど、だからこそ俺は言う事にした。

 

「プレラーティ、先生に向かってその口のきき方は何だ。ちゃんとはいと言いなさい」

「っ、は、はい」

「うん、それでいい。お前はちゃんと出来るのにわざとそういう事をするきらいがあるな。もしかして先生をからかっているのか?」

「そ、そんな事はないワケダ。これは、その、癖みたいなもので」

 

 オタオタするレティが可愛い。きっとこんな事を言われると思っていなかったんだろう。アンジェは俺の言葉に軽く驚いているし、リオは面白そうにレティを見ている。

 一人レティだけがどうすればいいのかと分からず困惑していた。さて、これぐらいでいいかな。

 

「まぁいい。癖かもしれないが、出来るだけ無くすように。それと返事は、はい、だからな?」

「は、はい」

 

 若干怯えるレティが小動物のようで可愛い。もしかしてこうはっきりと威圧された経験が少ないのだろうか?

 

「さて、お前達はもう卒業直前だし、進学する訳でもないから妊娠などにもそう問題はない訳だが……」

「せ、先生、私はもう貴方以外の相手は考えられない! ううん、貴方の子が欲しい!」

「あーしも先生がいいの。あーしを女にしてくれた貴方だから一緒にいたい。赤ちゃんも、先生じゃなきゃい・や」

「わ、私も先生だから子を欲しいと思えるワケダ。こんな私を女性として愛してくれた貴方だから、私も女として生きるつもりになれたワケダぁ」

 

 何と言えばいいんだろうか。アンジェとレティの真剣さがものすごく心にくる。リオも言い方だけは普段通りだけど、その声と表情は真剣そのものだし。

 それと、今の言葉を聞いて思い出したけど、リオとレティって元男だったっけ。それさえ忘れるぐらい俺には女性としか思えないもんなぁ。

 

 それにしても、正直そろそろスケベな事をしたいんだけど……どうしようか? 先生として出来る事なんて……そうだ。

 

「三人の気持ちはよく分かった。ん? 制服が少し着崩れていないか?」

 

 言いながらアンジェへ近付きその胸を揉む。柔らかくも張りのある感触が手の中で形を変えるのが堪らない。

 

「ふぇっ?! し、シキ?」

「こら、先生を呼び捨てるんじゃないサンジェルマン。真面目なお前らしくないぞ。それと着衣の乱れを直してるんだ。じっとしてなさい」

「そ、その割には胸ばかああっ!」

 

 両手でもみもみと揉む。どうやらブラはしてないらしい。少し硬い感触が掌に当たり始めた。なら、片手はスカートへと伸ばすとしよう。

 

「っ! そ、そこはダメっ!」

「何がダメなんだ? もしかして校則違反しているのか!」

「んんっ!? む、胸がぁ……」

 

 手の動きを阻止しようとするアンジェの動きを邪魔するように右胸を強く揉むと、聞こえてくる声に苦しさと若干の喜びが含まれていた。

 やはりアンジェもM属性か。これはまた嬉しい発見だ。いつか巨乳年上組で深夜露出させてやろう。そんな事を考えながら俺は右手をスカートの中へ潜り込ませ、アンジェのパンツ越しにマンコを刺激した。

 

「んっ……ああっ……だ、ダメぇ。そ、そこを刺激されるとぉ」

「ん~? そこじゃ分からないぞサンジェルマン。ちゃんと言いなさい」

 

 クリトリスを優しく刺激しつつ胸も乳首を軽く弄ってやる。もうアンジェの顔は物欲しそうなものへ変わっていた。

 

「く、クリトリスぅ。クリトリスを刺激しないでぇ」

 

 涙目になりながらそう言ってくるアンジェだけど、本音は逆なのは言うまでもなく分かってる。

 

「プレラーティ、お前も乱れているぞ。こっちへ来なさい」

「っは、はい!」

 

 何をされるか分かっているからかレティは嬉しそうに近付いてくる。さて、じゃあ言われた通りアンジェのスカートの中で頑張っていた手を移動させるか。

 あれ? どうしてそんな悲しそうな顔をするんだろうね、アンジェ。君は刺激しないでと言ったじゃないか。だから俺はレティの方へその手を伸ばすんだよ?

 

「んっ……せ、先生、乱れがなくなるまでしっかり指導を頼むワケダぁ」

「よしよし、プレラーティはイイ子だな。じゃあ、しっかり直してあげよう」

 

 アンジェのおっぱいとレティのおっぱい。大小の違いを堪能しながら俺は視線をリオへ向ける。向こうも俺の事を見ていたらしく目がしっかり合った。

 

「あらぁ? 先生、よ・ご・れ、付いてるところがあるわよ。あーしが綺麗にしてあげる」

 

 ウインクしながらのそれは、自分はされるのではなくするという宣言にも思えた。俺が苦笑しながら頷くとリオは嬉しそうに微笑んで俺の前で座り込む。そして、そのままチンポをその口で咥えて扱き始めたのだ。

 

「ジュプジュプっ……ああっ! これ、これよぉ! あーしを女へ変えた味っ! あーしを女にさせた味ぃ!」

 

 リオが歓喜に震えるように叫ぶ。それに待っている了子達が一様に喉を動かすのが見えた。それとアンジェとレティもだ。

 

「あぁ……き、気持ちいい。好きな人に触られるだけで、その温もりを感じるだけで、私は幸せになれる女に変わる事が出来た……んんっ」

「ま、まったく同感なワケダ。胸を揉まれ、乳首を摘まれ、乳輪をなぞられるだけでこんなに幸福感に満ちてしまうとは……ああっ! も、もう戻れない……戻りたくないワケダぁ!」

「女になれて良かったっ! 心の底からそう思うわ! もっと、もっと愛して? あーし達に女の喜びを、快楽を刻み付けて教え込んでぇ!」

 

 俺の前で蕩けた表情を見せる三人の女性。これがパヴァリアの最高幹部なんだから凄いもんだよ。もう誰もが女の顔してる。最初に会った時はあんなに冷たい感じだったんだけど、なぁ。

 

「うん、これで乱れは直ったかな。三人共、最後に自分達が反省した事を証拠付きで見せなさい」

 

 その言葉に待っていたとばかりにリオが動き出す。しかも、ただ脱ぐのではなく途中途中で俺の目を見てくるのだ。更にその度に可愛らしくウインクまでする辺りがリオらしい。

 レティとアンジェは普通に脱いでいたが、二人は羞恥心の方が強いのが興奮した。こうして俺の目の前に差し出される三色の下着。当然のように一部が変色している。それも一番その度合いが強いのはアンジェだった。

 

「おや、サンジェルマンが一番濡れてるな」

「っ?!」

「まぁ、でも……カリオストロやプレラーティも……っと」

「「ぁ……」」

 

 くちゅっと音を立てる俺の両人差し指。勿論リオとレティのマンコの中に入ったからだ。それもすんなり。

 

「トロトロか。チンポが欲しかったらもう少し待ってるんだぞ? 分かったか?」

「「「はい、先生……」」」

 

 最高のトロ顔を見せて三人は戻っていく。これで残るは二人いや三人と言えなくもないか。

 

「櫻井、ディオダディ、来なさい」

「「はぁ~い」」

 

 やっと呼んでもらったとばかりに笑顔で近付いてくる二人。何だろう。この二人の場合は制服よりもスーツに白衣とかで養護教諭とかをやってもらった方がいいかな?

 いや、待てよ? この状況を全員生徒でやるのもありだけど、この二人の場合は別のやり方もあるか。

 

「というか、どうしてお前達がここにいる。いつまで女子高生気分だ? しっかり大学生の自覚を持ちなさい」

 

 そう、二人はおふざけで高校時代の制服を着てきたとすればいい。そんな俺の考えを真っ先に察したのはやはり了子だった。一瞬きょとんとしたかと思うと、すぐにニヤッと笑ったのだ。

 

「でも、先生だってこの格好の頃の私とするのが好きでしょ?」

「そ、それは……」

「ふふっ、ヴァネッサも言ってやんなさいな」

「え? あっ、はい、分かりました了子さん。先生? 私もこの格好の頃に男、教えられたんですけど?」

 

 おおっ、悪くない。了子を先輩扱いにしての振る舞いか。つまり女子大生が少し無理して女子高生をしてる、か。でも、そこまで違和感ないんだよなぁ。

 

「そうそう、それなのにま~たあんなにも手を出して」

「どうせ種まで出したんですよね? 俺の子を産んでくれ~って」

 

 うん、何だろう。こう言われてると途端にそんな気がしてきた。それと、そろそろ黙らせよう。多分だけど奏達でかなりSっ気が刺激されてるらしい。正直今ニコニコしてる二人を泣かせたいって思う自分がいる。

 

「だからなんだ? お前達だって、そんな格好してまで俺の子種を欲しがってる癖に。ん?」

「「ああっ!?」」

 

 いきなり両手をスカートの中へ突っ込み、そのままパンツをずらしてマンコを激しく掻き回す。今までの流れを見てたからか二人もしっかり濡れていて、俺の指を食い千切らんばかりに締め付けてくる。

 で、二人揃って俺の肩へ両手を置いた。ぐちゅぐちゅ濁った水音が聞こえるけど、俺がお構いなしで手マンを続けているからだろう。足もガクガクと震え始めている。

 

「おいおい、どうした? まだ序の口だろ、こんなの」

「い、いきなりやられたらぁ! こ、こうなるっ、でしょ!?」

「んああああっ! わ、私っ! こ、こんなに激しくされた事ないっ! ないのぉ!」

「そうかそうか。じゃ、喜べ二人共。一回しっかりイカせてやるよっ!」

「「はああああああんっ!!」」

 

 人差し指で二人のGスポットを強く刺激してやると、ブシャアッという音と共に透明な液体がスカートを濡らしていく。同時に俺の肩へ強い痛みが走った。

 見れば二人が崩れ落ちそうになりながら必死に体勢を維持しようとしていたので、そんな余裕はなくしていいとばかりに即座にクリトリスを強めに摘み上げてやった。

 

 すると声を出す事なく二人が足元から崩れ落ちていくので、素早く手を動かしてその体を抱き寄せる。

 俺の腕へもたれるように荒い呼吸を繰り返す二人を見て、俺はある種の達成感を覚えて笑った。

 

「どうだ?」

 

 きっと、この時の俺はとっても怖い笑顔だったと思う。何故なら俺を見ているだろう響達から息を呑む音が聞こえたからだ。

 

「「……最高よ(です)」」

「それはよかった。ほら、顔を上げろ。キスしてやる」

 

 そう告げると二人がおもむろに顔を上げた。その目には涙が浮かんでいて、泣く程の快楽だったのかと分かって笑みが零れる。何故かその笑顔を見て二人は一瞬息を呑むものの、すぐに微笑んでキスを待った。

 

「んっ! ジュルッ……チュパ、んむっ」

 

 ヴァネッサと情熱的なキス。舌を絡め唾液を啜り、口内を蹂躙するように舌を動かす。その間抱いていた手は二人の尻を揉みしだいている。

 了子の目がそろそろキスしてくれとねだっているけど、まだ俺はヴァネッサを可愛がりたい。っと、そうだった。

 

「そういえば、フィーネの奴はどうした? いつも櫻井とつるんでいただろ?」

「……そういう事、ね」

 

 了子が若干苦笑しているけど気にしない。顔を再びヴァネッサへ向けてキス再開。それだけでヴァネッサが嬉しそうに舌を絡めてくるのが愛おしい。おっぱいを押し潰すように体を密着させ、ずっとくっついていたいと言わんばかりだ。

 

 尻を揉んでる手へももっとしてくれと押し付けてきてるし、ヴァネッサの俺への甘え方が凄い。そういえば、まともな恋愛をしてこなかったと言ってたなと思い出す。

 

「せ、先生? 私の方を見て欲しいんだが?」

 

 と、そこで聞こえる恥ずかしそうな声。視線を動かせば赤い顔をした先史の巫女(リディアン制服Ver)がいるじゃないか。

 

「……うん、結構似合ってる」

「っ!? きょ、教師の振りをしろ! 私が馬鹿みたいじゃないか!」

 

 本音を言うと照れ方が凄い事になる辺り、フィーネはシチュエーションプレイが苦手のようだ。この辺は了子と違うな。

 

「ごめんごめん。おほんっ……フィーネ、お前も櫻井の悪乗りに付き合うんじゃない。まぁ、可愛いから許せるが」

「っ!? か、可愛い!?」

「思えばお前と櫻井はあの頃から反抗的なところがあったよなぁ。制服を着崩すなんか可愛い方で、私服で登校したりとやりたい放題だったし」

「私も大分影響受けましたよ。お二人共目立ちましたし」

 

 俺の設定にヴァネッサも乗って来た。フィーネはそんな俺達に戸惑いながらも何とか反応しようとするけど、そうはさせじと俺は手を伸ばしてフィーネのおっぱいを揉む。

 

「んっ! や、止めろ! ああっ!」

「フィーネ、違うだろ? 止めてください、だ」

 

 不思議なもので、了子のおっぱいと同じはずなのにフィーネのだと思うと興奮度が変わってくる。やはりどこかで寝取った女だと思うからだろうか。考えようによっては、俺の父親と相思相愛だった女、か。

 

 ……やばい、より興奮してきた。手の中から余りそうなおっぱいには、夢子のための母乳が詰まっている。それは、俺が強く揉んだら出てくる事はよく知ってるのでそうならないように乱暴ながら加減して揉む。

 でも、やはり少しずつ漏れてきているらしい。ゆっくりと制服の一部が変色し始めたのだ。多分だけど揉まれて感じて母乳が滲み出してきているんだろう。

 

「ああっ……ダメだ、母乳が、出てくる。も、揉むのを止めてください」

「先生をつけて」

「も、揉むのを止めてください、せ、先生……」

 

 こちらを荒い呼吸で見つめてくるフィーネはとても魅力的だった。潤んだ瞳と制服姿。なのに母乳が出るという事実。何というか、エロの数え役満だ。

 

「仕方ないな。じゃ、代わりにディオダディを」

「え? あああああっ!」

 

 気を抜いていたヴァネッサのマンコへ指を三本入れて掻き回す。その間にフィーネの事を抱き寄せてキスをする。それには嬉しそうに応じる辺りフィーネも本当に可愛いよなぁ。

 

「……フィーネ、悪いが櫻井を呼んでくれ。出来ればしてる最中に」

「し、仕方ないな。な、なぁ、もう一度してくれ。今度は激しいキスがいい」

「最後の言葉に先生、お願いって付け足したらいいぞ」

 

 その言葉に一瞬だけフィーネが表情を歪めるも、諦めるように息を吐いて俺を見つめてくる。

 

「今度は激しいキスがいいの。先生、お願いっ!?」

 

 不意打ち気味のディープキス。いや、だって可愛すぎるだろ、この巫女。少しだけ可愛さを増して素を出してきたのもいい。それに何より、あれだけおっぱいを揉むなと言いながら、今はそのおっぱいを押し付けるぐらいに密着してキスを喜んでいるんだから。

 

 若干あったかいものが俺の胸板に滲み出してきているのも、若干興奮するし。

 

 と、そこで抱き着く力が強くなった。もしやと思って目を開ければそこには了子がいた。俺が見てると気付いたのか、了子も目を開けてゆっくりと舌を緩めて口を離した。

 

「先生? 私、これでも先生の一番のお気に入りだと思ってたんですけど?」

「悪いけど君だけを一番にはしない。それが出来ないからこその現状だと分かって欲しい」

 

 考えるより先に言葉が出ていた。でも、どうやらそれが正解だったらしい。了子だけじゃなくヴァネッサも、何なら響達さえも俺の言葉に笑みを浮かべていたからだ。

 

 それと、ドア近くでこっちを見て微笑んでくれている奏にも。

 

「さて、じゃあそろそろ始めるぞ。スケベな指導を、な」

 

 俺がそう告げると、奏や了子、ヴァネッサが素早く響達の近くへ移動した。そして、全員してスカートをめくり上げて誘うような笑みを浮かべてこう言ったのだ。

 

「「「「「「「「「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」」」」」」」」

 

 揃って見せる雌顔とマンコに、俺は反り返るチンポで答える。それを見て、目の前の女達からより強い雌の匂いがしてくるのだった……。

 

 

 

 シキさんを先生って事にしてみんなで制服を着よう。そう奏さんが言ったのはパーティーへ向かう前の事。みんな、それがどういう意味かはすぐに分かった。

 ただ、私達は制服を持ってるけどアンさん達は当然持ってないしサイズを計って作る時間さえもない。そう思ってたら、そこは了子さんが何とかしてしまった。

 

 曰く、アンさん達はラピスの調整などをするために定期的に身体測定をしているらしくサイズなどを調べる必要がなかったらしいし、ヴァネッサさんもS.O.N.Gへ参加する際に健康診断を受けているから必要なかったみたい。

 

 で、話を聞いた了子さんが制服を扱っているお店へそれぞれのサイズに合った物がないか問い合わせて、無事全員分の制服が揃った。

 その結果は言うまでもなく、シキさんが大興奮してくれている。それと、私達も結構興奮してるかも。だって、制服でエッチなんて考えてもなかった。

 学院で隠れて好きな人と、なんてのも有り得ない状況だし。女子校だもんね、リディアン。でも、奏さんと翼さんとは制服でエッチしてたって聞いて、ちょっと嫉妬。

 

 でも、いいよね。これからすればいいんだし。それに、まだ私は今年度いっぱい現役だもん。

 

「何をぼ~っとしてるんだ立花。指導中だぞ?」

「あっ、すみません!」

 

 いけないいけない。今の私は要先生に指導(っていう名目でのエッチ)を受けているんだった。私の目の前にはおっきくて立派なチンポがある。チラリと目を左右へ動かせば未来とクリスちゃんがうっとりした目でチンポを舐めている。

 上を見上げれば調ちゃんと切歌ちゃんが乳首をチロチロと舐めながらお尻を撫でられていた。今は現役(つい最近まではクリスちゃんも)の私達でご奉仕中。なので私も未来やクリスちゃんに負けないようにチンポへ舌を伸ばした。

 

「レロレロ……ああっ!」

 

 やっぱり美味しいよぉ! シキさんのチンポ、前もすっごく美味しくなってたけど、今はもっと凄い。舐めただけで奏さんがおもらししちゃうの分かるもん。

 全身に電流が走るみたいに気持ちいいのが駆け巡って、頭の中が幸せになっちゃうんだ。我慢汁でこれなら、チンポミルクはどうなっちゃうんだろう。

 

 前もらった時は、みんなしてその場でイっちゃって動けなくなりそうなぐらいだったから、多分その場で脱力しちゃうんだろうな。

 

「未来、クリスちゃん、ごめんっ!」

「「ふぇ?」」

「あむっ!」

 

 私の呼びかけで二人が一瞬チンポから離れた隙を狙って大きな口でチンポを咥え込む。

 

「「あ~っ!」」

 

 両隣から怒りの声が聞こえるけど、今の私にはそんな事どうでも良くなる程の美味しさと幸せが押し寄せていた。

 

「ジュプジュプっ! ジュルルッ! グプッ、ジュポジュポっ!」

 

 美味しいっ! 美味しすぎるよぉ! 勝手に手がオマンコやおっぱいを触ってオナニーしちゃう。ああ、早くこのおっきくて頼もしいチンポで私をお母さんにして欲しい!

 ううん、その前にお口の中にチンポミルクを出して欲しいっ! 美味しくて幸せで、あったかいものを出してもらいたいっ!

 

 私でシキさんに幸せになってもらいたいんだっ!

 

「小日向、雪音、気持ちは分かるけど今は立花の好きにさせてあげなさい。で、二人で立花を気持ち良くしてあげるといい。立花が派手にイったら次はお前達のどちらかが同じ事をしていいぞ」

 

 おぼろげに聞こえてきた言葉の意味に私は少しだけ恐怖した。だって、それを聞いた途端、未来とクリスちゃんの目が妖しく光った気がしたからだ。

 

「そっか。分かりました先生。響? 手伝ってあげるね」

「ああ、安心しろ。さっさと気持ち良くしてやるからよ」

 

 言いながら二人の手が私の体へ伸びてくる。未来がスカートを捲り上げてオマンコへ、クリスちゃんが上着を捲っておっぱいへ、それぞれ手を伸ばして動かし始める。

 ああっ! 未来の指の動き、容赦ないよぉ! 私の弱いとこ分かってるから本気でイカせにきてるっ! クリスちゃんも優しく乳首クリクリしながら首筋舐めてくるしぃ!

 

「ダメだぞ立花。ちゃんとご奉仕しなさい」

「むぐっ!?」

 

 頭を両手押さえられて、そこから私はシキさんのチンポを扱くお口マンコになっちゃった。ああっ、でも、幸せぇ。美味しくてあったかくて、私をダメにする。

 苦しいはずなのに、辛いはずなのに、どうしてこんなに幸せなんだろう? 未来とクリスちゃんの舌が私のおっぱいを這うように動いてるのも気持ちいい。

 

「見て切ちゃん。響さん、とってもエッチな顔してる」

「デスね。オチンポでノドマンコ虐められて嬉しくなってるデス」

 

 そんな酷い事言わないでよ。そう思っても口に出来ないし、言う事が出来ない。だって、事実だもん。私は今、チンポで虐められて喜んでるんだから。

 

「そろそろ出そうだ。立花、しっかり受け止めるんだぞ? いいな?」

 

 聞こえてきた言葉に私は全力で舌をチンポへ絡める。苦しいけどこうすればシキさんが喜んでくれるから。美味しいミルク、いっぱいください。そう思ってチンポを舌で刺激する。

 

「ふふっ、響、飲んじゃダメだからね?」

「ああ、あたしらに分けろよ?」

 

 そう言いながら二人は私の乳首をクリクリするのを止めてくれない。それにさっきから調ちゃんと切歌ちゃんが私の事をどこか馬鹿にするみたいな目で見てくる。なのに、何でだろう? さっきから体中にぞくぞくっとした気持ち良さみたいなのが走る。

 

「響さん、凄く情けないデス。オチンポ咥えてマヌケな顔してますデスよ?」

「オチンポに負けちゃった顔ですね。悔しくないんですか?」

「こら、二人共止めなさい。そんな事言う子には……こうだ」

「「ふにゃあぁぁぁぁぁっ!」」

 

 シキさんの指が二人のお豆さんを摘んでシコシコしてるのが私の視界に映った。あんな事されたらとっても気持ちいいよね。二人もくたっとなってシキさんへもたれかかってるもん。

 

「っ?! ふんんんんっ!?」

 

 そんな事を見ていたら口の中へ熱いものがいっぱい出てきた。その男の人の味と匂いで私の頭の中は真っ白。でもチンポを離しちゃダメだと思って必死に耐える。

 飲み込みたいけどそれも我慢。だって、ちゃんと受け止めたってシキさんに見せなきゃいけないから。ドクッドクッて感じで口の中へ流れ込んでくるチンポミルク。それを頑張って飲み込まないように口の中へ溜め込んでると、ゆっくりとチンポが抜かれていく。

 

「立花、小日向達に見せてあげなさい」

「あ~」

「あっ、もったいないっ!」

 

 顔を上向かせて口を開けると、少しチンポミルクが流れ落ちていく。それを素早く未来が舐め取ってくれた。ただ、そのままブルブルって震えてたけど。

 

「ごくっ……何て匂いだよ。こ、こんなに美味そうな匂いしやがって……」

「スンスン……ふわぁ、ホントデ~ス。頭の中、くらくらするデスよぉ」

「早く飲みたい。先生、いいですか?」

 

 クリスちゃん達がとってもエッチな顔で私を見てる。シキさんはチンポをビンビンにさせたままで頷いた。

 

「いいぞ。立花、少しずつ分けてやりなさい。小日向はチンポを掃除だ」

 

 その瞬間、クリスちゃんが真っ先に私へキスしてきた。ああっ、ヤダヤダ! そんなにチンポミルク盗ってかないでよぉ!

 思わず力いっぱい押しのける。すると今度は切歌ちゃんがきた。切歌ちゃんはクリスちゃん程がっつかないけど、それでも結構盗ってく。ううっ、私の分がなくなってく~。

 

「んだよこれぇ……こんなに美味いなんてぇ……っ♡」

「サイコーデスっ♡ 先生のオチンポミルク大好きデス♡」

 

 ふて腐れる私を無視してクリスちゃんと切歌ちゃんが満足そうに頬っぺたを押さえてる。む~っ、私の分半分もないよ……。

 

「あの、響さん。私にも、くれますか?」

 

 調ちゃんはそんな私に申し訳なさそうに聞いてきた。何て可愛いんだろ。うん、いいよ。調ちゃんなら分けてあげる。

 そう思って調ちゃんを抱き寄せてキスすると、おずおずと舌が入ってきた。残ったチンポミルクを二人で舌を使って転がして味わう。同時に調ちゃんも味わってるみたいで凄く幸せ。

 

「先生、とっても美味しいです。もっと欲しいな?」

 

 そんな私の耳に未来の声が聞こえてきた。ズルいよ未来。未来だけ独り占めしてるじゃん! そう思うけど声は出せない。でも調ちゃんと目が合ったので頷くと向こうも頷き返してくれた。

 それとクリスちゃんと切歌ちゃんとも目が合った。うん、何となく考えてる事が分かる。なら四人で未来を止めなくちゃ。

 

「「「「独占禁止っ!」」」」

「だ、そうだぞ小日向。先生もそうした方がいいと思う」

 

 そう言ってるシキさんはどこかニヤニヤ笑ってた。多分だけどシキさんが未来へさっきの言葉言わせたんじゃないかな。でも、だとしても未来が言わなきゃいいだけだ。

 

「でも、そろそろ交代だ。立花、小日向の処分は任せるぞ」

「はーい。さて、じゃあみんなで未来をたっくさん可愛がろうか」

「おう、そうだな」

「楽しみデェス」

「未来さん、覚悟してください」

「お、お手柔らかに……」

 

 怯えるような未来だけど絶対容赦しない。そう思って立ち上がるとオマンコから白っぽいのが流れ落ちた。あ~あ、早くパコパコしたいなぁ。

 

 

 

「うん、やっぱり天羽達はこうして並べるのがたまらないな」

 

 満足そうに私達を見て声を出すシキ君だけど、中々いい趣味してるわねぇ。今、私達は制服姿のまま四つん這いになってスカートを捲り上げている。

 当然女性器は丸出し。言うなれば彼にお尻を突き出している状態かしら。さっきからいやらしい視線が差すように女性器へ突き刺さってる。

 

「イヴ姉妹は揃ってマンコを濡らしているじゃないか。風鳴も大和撫子にあるまじき程に愛液を垂れ流しているぞ。櫻井もチンポが欲しくて堪らないようだし、天羽も細かに尻を振っていやらしい子だ」

 

 ……認めたくないけど、やっぱり私もそっち系みたいね。彼のちょっと冷たい言葉で感じてるのが分かる。

 でも、苗字で呼び捨てって何か新鮮だわ。昔は櫻井さんで、それから了子さんになって、了子、だもの。何というか、本当に学生時代に戻ったみたいだわ。

 

「立花達は指導をちゃんと受けて俺の期待に見事応えてくれたが、お前達はどうなんだろうな?」

「私はどんな厳しい事も乗り越えてみせます。先生、私にまずご指導ください」

「ズルいわ翼! 先生、私からお願いします。妹に、セレナに見本を見せるためにも!」

「そんなのいらないから。先生、私の甘い部分を指導で直してください」

 

 あらあら、結構ノリノリね。奏ちゃんはそうでもないのかしら? そう思って視線を向けると目が合った。

 

「……どうするのさ、了子さんは?」

「そうねぇ……」

 

 小声で問いかけられた内容は三人に乗るか否か。でも、正直彼はノリノリなのよね。それに私もいい年齢でこんな格好してるし、恥をかくなんて今更だもの。

 

「先生、私にお願いできません? 最年長だし、OGとして後輩の子達にいいとこ見せたいから」

「ちょっと待ってよ。ならあたしが一番がいい。先生の一番は何でもあたしがもらいたいからね」

 

 私が言った言葉に奏ちゃんが即座に乗ってきた。そこには彼の初めての女というプライドのようなものが見え隠れしている。

 まぁ、そうでしょうね。私にも彼の初めての女というプライドがあるもの。貴女は性体験の、私は人生経験としてのという違いはあるけれど。

 

「じゃ、五人でよーいどんでアピールしてもらおうか。自分がどれだけ指導されたいか、をな」

 

 告げられた言葉が私には恥じらいを捨てろと聞こえた。成程、彼は複数相手だとかなりサディスティックになるみたいね。

 見ればもう慣れているのか奏ちゃん達は慌てる事もなく頷いていた。これ、要するに私へ対する教育なんだわ。

 

 お前もこうなってもらいたいんだって、そういう事でしょう。

 

「じゃ、始めるぞ? よーい……はいっ!」

 

 彼が手を一度だけ叩くと同時に奏ちゃん達は無言で両手を動かした。で……嘘。そ、そんな事を平気でやれるの?

 何と四人は両手で臀部の肉を広げるようにしたのだ。それも、女性器だけじゃなく肛門まで見せるように。

 

「ん? 櫻井は何もしないのか?」

「っ!」

 

 初めて聞く彼の下衆な感じの声。だけど、嫌になれない自分がいた。それよりも彼に捨てられるかもしれないって思う気持ちが強かった。そんな事ないと分かっているのに。

 

 慌てて私も四人のように両手で秘部を曝け出す。ああっ、彼の視線が突き刺さるように注がれてる。もう何度かあっちでした事もあるけど、こうやってジロジロ見られるとまた羞恥心が刺激されるって分かっちゃう。

 

「う~ん……じゃ、まずは櫻井かな」

「っ?!」

 

 やだ、選ばれたのが嬉しいようで恥ずかしい。と、そこで分かった。シキ君が私を選んだ理由が。彼は私を選ぶ事で奏ちゃん達に見せるつもりなんだわ。

 

 私が今までどういう風に彼と交わって来たのかを。

 

「よし、天羽達は櫻井がイケるように手伝ってやれ。触ってもいいし舐めてもいいし、言葉で虐めてもいいぞ」

「「「「はい、先生」」」」

 

 ああ、やっぱり。返事をする奏ちゃん達の声が笑ってる。怖い、けど期待してる自分がいる。未知の快楽を教えてもらえるんじゃないかって、そう思って股を濡らしてる自分がいるのが分かる。

 

「さぁ、覚悟してくださいね了子さん。シキ、こうなるとドSだから」

「大丈夫だよ姉さん。了子さんもこんなに濡らしてるもん。きっとドMさんになれるよ」

「櫻井女史もやはり女、という事か。奏、私達はこの見事な乳房を可愛がるのはどう?」

「いいね。ちょっと母乳に興味あるし」

「あ……ああっ……」

 

 私の顔を覗きこむ四人が悪魔に見える。いえ、きっと悪魔だわ。それも淫魔と呼ばれるものよ。だって、今も私の胸へ手を伸ばしてくる二人や、残る二人はそれぞれ左右に別れて私の耳元へ顔を近付けてきているんだもの。

 

「了子さん、早く認めた方が楽になりますよ?」

「な、何を?」

「くすっ、分かってるのに。了子さんも私や姉さんと同じドMって事です」

「あ、あのね? 少しはその気があるのは認めるけど、行き過ぎてなんていないわよ?」

 

 私が思っている事を口にするとマリアちゃん達が笑う。それはまるで、私の姿をどこか懐かしむような感じがした。

 

 と、そんな時制服の上が捲り上げられたかと思うと、乳首があったかい物に包まれると同時に強めの力で吸われた。

 

「はぁんっ!」

「チュ~……ぱっ……奏、思ってたより甘い」

「あたしも同感。これ、好きになりそう」

「だ、ダメぇ! 夢子のためのおっぱい吸わないでぇ!」

 

 奏ちゃんと翼ちゃんの吸い方は強くてちょっと痛い。なのに、どうして私の声はどこか甘いのだろう。

 そして、そんな私を見てマリアちゃんとセレナちゃんがどんどん笑みを深くしているのは何故?

 

「俺を忘れちゃ困るぞ櫻……いっ!」

「ああんっ! い、いきなり奥までぇ……」

 

 意識外から一気に突き入れられたペニスに私は思わず歓喜の声を上げてしまった。久しぶりのセックスだからだけじゃない。誰かに見られている事が確実に興奮材料になってる。

 

「マリア、セレナ、こっちに来て櫻井の両腕を引っ張るように持っててくれ。このままじゃ天羽と風鳴が危ないからな」

「「はい、先生」」

 

 その直後、腕をグイッと引っ張られるようにしてシキ君の方へと動かされる。自然と上半身が引き上げられて背中が反る形となった。

 

「これで天羽達もおっぱいが吸いやすいだろ。好きなだけ吸っていいぞ。俺が許可する」

「「ありがとうございます、先生。はむっ」」

「ああっ!」

 

 こ、これ凄い! ペニスで子宮を揺らされながらおっぱい吸われるの、癖になりそう! 快楽と幸福感が一緒になって押し寄せてくるっ!

 

「了子さん、恥ずかしくないの? 今、貴方は母親がしちゃいけない顔してるわ」

「それどころか夢子にあげるためのミルクを飲まれて感じてる。もっとしてって顔で」

「違う……違うのぉ。私は、そんな事思ってないわぁ」

「ぷはっ、よく言うよ了子さん。さっきからおっぱいの出方が凄いよ?」

「うん、それに甘味も強くなってる。これ、感じてるから?」

 

 聞こえてくる言葉が私の中で反響していく。あの人と二人でしていた時はそんなに思わなかったし分からなかったけど、私って思っていたよりも変態だったの?

 た、たしかにあの人とアナルセックスした事もあるし、安定期とはいえ妊娠している時に交わった事もあった。で、でもそれはあの人に求められたからで私が望んだ事じゃないもの。

 

「だろうな。櫻井、違うんならチンポ抜くぞ。どうだ?」

 

 だけど、そんな気持ちを見透かすようにあの人は私へ迫るのだ。もうどうしようもなく女となった私へ、子をもっと産みたいと思っている私へ、その願いを叶えたいなら醜い自分を認めろと。

 

 でも言えない。だって、私は自分から進んで変態行為をしたい訳じゃないもの。私は彼に求められて応じてるだけ。それだけなのよ。

 

「……仕方ないか。じゃあ……」

「ぁ……」

 

 ゆっくりと私の中からあの人がいなくなっていく。逞しく、熱く、気持ちいいものが薄れていく。何とか離すまいと締め付けるけど、それを嘲笑うようにあの人のペニスは膣内から抜けていく。

 

「ほら、櫻井どうした? いつものお前らしくはっきりと言ってくれ。チンポなんかいらないって」

 

 ああ、もう悟られてる。私がどうしたいかを。そしてそこではっきり理解出来た。

 

 これまで彼の欲望に応えてきたと思ってたけど、それは彼なりに私の気持ちを察した上で要求してくれていたんだって。私が浅ましく求めなくてもいいように。年上らしく余裕を見せられるように。

 ただ、それも今日までなのね。今日から私は本当に彼の女になるんだわ。名付け親でもあった女性から、本当に愛する女として堕ちて欲しいと、そう彼は、シキ君は言ってくれている。

 

 また私を求めてくれている。私へ選択権を与えてくれている。きっとここで言わなくても、彼は私を捨てる事はない。だけど、だからこそここで私は見せなきゃいけない。

 

「ええ、言うわ」

 

 私は……

 

「このまま中に、子宮に出して孕ませて。私、見られて感じる変態なの」

 

 私は、貴方の前でなら全てを曝け出せるって。

 

「よく言えましたっとっ!」

「んああっ! 来たっ! 来たぁ! チンポが一番奥にズッポリ来たのぉぉぉぉっ!」

 

 嬉しさで笑う私を、奏ちゃん達が揃って笑顔で見つめていた。その笑顔はどこか怖くて、でも温かいもの。そこで確信する。もう私も彼女達と同じになったんだって。

 

「天羽、風鳴、櫻井のおっぱいをたっぷり可愛がってやれ。マリアとセレナはもう少し俺の顔へ胸近付けなさい」

「「「「はい、先生」」」」

 

 私は打ちつけられるチンポが与える快感に酔いしれながら口を半開きで笑う。ああ、何て気持ちいいんだろう。認めるって、堕ちるってこんなにも幸せなのね。

 

「櫻井、意識を失ってもいいぞ。好きなだけ感じて、好きなだけイケっ!」

「はいっ!」

 

 心の底から返事をすると、彼のチンポが私の脳を焼き切るぐらいの熱を子宮へ注いできた。射精されたのだと分かったのは、私が次に意識を取り戻した時だった……。

 

 

 

「うん、やっぱりサンジェルマンとカリオストロのおっぱいはどれだけでも揉んでられるなぁ」

 

 私とカリオストロの胸を服の上から揉みしだきシキは満足そうに笑っている。プレラーティはヴァネッサと共にシキのち、チンポを舐めていた。

 正直、私もそっちをしたい。だが、一番は彼女と代わりたいと思う。今もシキの後ろから抱き着いて時折キスをしている、彼女と。

 

「先生、わ、私がいるだろ? もっと相手をして欲しい」

「仕方ない奴だな、フィーネは。ほら、舌を出しなさい」

「レェ~……んぅ」

 

 むっ、ズルい。わ、私だってシキとキスしながら胸を揉んで欲しいのに。もっと言えば、ち、チンポをお、オマンコに入れてもらっていっぱいパンパンしてもらいながらキスして胸を揉まれたい!

 

「サンジェルマン、今、とっても醜い顔してるわよん?」

「っ?!」

 

 一緒にシキの乳首を舐めているカリオストロの小声に思わず息を呑んだ。私が視線を向けると、そこには楽しげに笑うカリオストロがいた。

 

「いいじゃない。あーし達はこういう複数でするの二回目だけど、フィーネは初めてなんだもの。少しぐらい大目に見てあげたら?」

「……あんなに仲睦まじくされると苛立つのよ」

「それはあーしも同感だけど……」

 

 チラッとカリオストロは視線を下へ向ける。私もそれを追うように視線を動かせば、そこには蕩けきった顔でち、チンポを舐めるプレラーティとヴァネッサの姿があった。

 

「チュッチュ……ふふっ、美味しいわぁ♡」

「ジュルッ、ジュルルッ……これ程の美味は、この世に存在しないと思うワケダぁ♡」

「……あーし、あっちと代わりたい」

 

 ギリッと聞こえてきそうな表情でカリオストロが呟く。ああ、それも分かってしまう。でも、これだけは言っておこう。

 

「そうね。だけど、こうやって胸を揉みたいと言われた事は嬉しかったから」

「そうなのよね。あと、このオベベも結構可愛いから好きよ。本気で学生になっちゃおうかしら?」

「こら、お前達、指導の最中に雑談するな」

 

 そこへ聞こえてくる声に視線を上げると、シキとしっかり目が合った。ただ、その後ろに幸せそうに微笑むフィーネが見えたので苛立ちが走ったが。

 

「ねっ、先生。あーし、もっと激しい指導受けたぁ~い」

「チンポを使うやつか?」

「ん」

「わ、私もそれを受けたいです。先生、ダメ、でしょうか?」

 

 カリオストロがやっているように胸を押し付けるようにしながらシキを見つめる。すると、シキの手が私とカリオストロのお尻を撫でた。

 

「じゃ、寝転がるから二人にはパイズリしてもらおうかな。フィーネとディオダディは俺の両隣でおっぱいを押し付けながら乳首を舐めてくれ。プレラーティは……俺の顔に乗る事を許してやるから来なさい」

 

 次の瞬間にはもう私とカリオストロは動き出していた。そんな私達にシキは苦笑しながら横になる。私の目の前には、反り返る逞しい男根。その雄々しさと匂いに無意識に唾を飲んでしまう。

 

 フィーネとヴァネッサはシキへ体を擦り付けるようにして奉仕を開始、プレラーティはまるでシキの視線を遮るように彼の顔の上へ跨っていた。

 

「んっ、ああっ! き、気持ちいい……もっとぉ、もっと舐めて欲しいワケダぁ♡」

「あっ♡ もう先生ったらぁ……んんっ♡ クリトリスをクリクリされたらぁ、オマンコが今よりもヌレヌレになっちゃいますよぉ♡」

「はぁ……っ♡ わ、私なんか膣内を指がぁ♡ こ、こねくりまわしてきてるんだぞ……っ♡ それに乳首も擦れてぇ……こ、これは……濡れるっ♡」

 

 聞こえてくる声はもうシキによって愛撫されて喘ぐものとなっている。わ、私は愛撫されなくてもいい。代わりに沢山愛撫してあげたいんだから。

 

「カリオストロ、やりましょう」

「OKよ。い~っぱい搾ってあげるんだから」

 

 二人でシキのち、チンポを挟み込む。初めて見た時よりも一段と立派になってるのは、やっぱり神の力の影響なの? でも、そんな事はどうでもいい。私が生まれて初めて心から好きになった異性なんだ。

 お父さんの代わりもしてくれて、旦那さんでもあって、私のもっとも大切な人。この人の子供を産みたいって、そう心から思った相手なんだから。

 

 それにしても、何て熱くて硬いのだろう。これを早く子宮で感じ取りたい。そう、もう私達の望みを阻む呪いはない。この体が果たして子を宿す事が可能なのかは分からないが、何となくシキなら可能としてしまいそうだ。

 

「やはり……難しいわね、これは……」

「でも前よりも上手になってるわよ……っ」

「そ、そう? ならいいのだけど……っ!」

 

 グチュグチュと濁った音が胸から聞こえる。私とカリオストロの胸がシキの出すカウパー、たしか我慢汁と言っていたわね。それでコーティングされているからだ。

 ああ、とてもいい匂いがする♡ 私の思考がシキ好みになっていく感じがする。視線の先には逞しく雄々しいチンポ♡ 私の愛おしい男性の男根があった♡

 

 しゃぶりたい♡ 舐め回したい♡ そう思いながら乳房を両手で押さえつけるようにして動かしていく。そうしていると我慢汁が時々顔へと飛んでくる。

 

「ああん、もうっ! このお汁があーしの中の女を暴れさせるわぁ♡」

「分かるわ♡ 今すぐにでもチンポへしゃぶりつきたいものっ♡」

「サンジェルマンも? じゃあ、あーしがパイズリするから先におフェラ、してもいいわよん」

「本当? ありがとう、カリオストロ」

 

 左右で挟んでいたから私はまず位置を変える事にした。カリオストロと前後でチンポを挟み込むような位置へ。

 

「うんしょっと……さっ、どーぞ?」

「はむっ……っ♡」

 

 口にチンポを咥え込んだ瞬間、脳内を凄まじい幸福感が駆け巡った。思わず軽くイってしまう程のそれに震えながら、私は夢中でチンポをしゃぶり始めた。

 だって、こんなにも美味しくて、あったかくて、幸せになるんだもん。そう思ってフェラチオに意識を向けていると不意にオマンコを弄られた。

 

「っ?!」

「アン、ズルいぞ♡」

「そうですよぉ♡ だからこれはイジワルです♡」

 

 フィーネとヴァネッサの二人の指が一本ずつ私のオマンコの中を掻き回してくる。ああっ、何て事なの。こんな、こんな事されたら……

 

 気持ち良すぎてイキ続けちゃうっ♡

 

「サンジェルマン、とってもイイ顔してるわよ♡ シキが見たら射精しちゃいそうなぐらいに、ね♡」

 

 そうカリオストロが言ってくれて私は嬉しくなった。それと同時に残念にも思う。シキが今の私を見る事が出来ないからだ。だからせめてチンポで私の事を感じ取ってもらおうと思って一所懸命奉仕した。

 舌を使い、シキに教えてもらった通り裏筋やカリ首を重点的に舌で舐め、口全体で、時には喉まで使ってチンポを扱いた。

 

 その甲斐あってかチンポが凄く嬉しそうに我慢汁を出してくれた。そして段々その味に待ち望む味が混ざり始めたのを感じ取って私は余計頑張ろうとしたのだけど、そうすると今度はフィーネとヴァネッサの手出しが増え始めた。

 

 このままじゃシキに射精してもらえない。そう思った私はカリオストロへ視線を送った。助けて欲しいと、そう思って。すると彼女は笑顔で頷いてくれた。

 

「ちょっとあんたたち、サンジェルマンの邪魔もそれぐらいにしておきなさい。折角サンジェルマンがオチンポミルクを分けてくれようとしてるってのに」

「んんっ!?」

 

 何よそれ! 私はそんな事言ってないしするつもりもないのにっ!

 

「ね? サン・ジェル・マン?」

 

 や、やられた。これじゃシキがチンポミルクを出してくれてもみんなへ分けないといけない流れになる。フィーネもヴァネッサもカリオストロの言葉と言い方でそれを悟ったらしく、あっさりと私のオマンコから指が抜けていく。

 

「ひゃん♡ さ、サンジェルマン安心するといいワケダぁ……っ♡ ここで恩を売っておけば後でぇ♡ こ、この中では一番に中出ししてもらえるワケダぁ♡」

 

 そこへ聞こえてきたプレラーティの指摘に、私は天啓を得たと思って再びフェラチオを再開した。心なしかチンポから出てくる味もより美味しさを増した気がする。

 

「んひぃ♡ く、クリトリスを甘噛みするのは反則だと思うワケダぁ♡」

「んんっ……はぁんっ♡ だ、ダメぇ……っ♡ じ、Gスポットをグリグリするのダメなのぉぉぉぉっ♡」

「い、イク……っ♡ な、何度もイカされてしまう……っ♡ ああっ♡ でもこれ好きっ♡ 好きなのぉ♡」

「んっ♡ おっぱいが火傷してるみたいな感じがするわ。うふっ、いっそ体のどこかに印でも入れてもらおうかしら? あーしが誰の女か、誰のモノが分かるように」

 

 どう? そんな感じでカリオストロが私を見つめてくる。私の体のどこかにシキの女だと分かる印、か。奴隷だった頃を一瞬思い出したが、むしろシキの奴隷となれるのなら喜んでなってあげる。

 優しくあったかい居場所をくれるシキになら、例え奴隷とされても喜んで仕える事が出来るもの。ええ、むしろシキの所有物になれるなら本望よ。

 

「ぷはっ! なら子宮の辺りか心臓辺りに付けて欲しい。あるいはその両方に」

「あら、いいじゃない。命も子宮も捧げるって事よね?」

「な、ならぁ♡ せめて行為中のように……っ♡ かっ、感情が高ぶった時か性的興奮を覚えた時だけ見えるようにぃ♡ す、するべきだ……っ」

「わ、私もそれがいいと思うわ♡ だってぇ♡ こ、子供が出来た時や夢子ちゃんとお風呂入ったりした時にぃ♡ 見られたら不味いですものぉ」

「わ、私もその案にしゃっ♡ しゃんしぇいなワケダぁ♡」

「決まりね。そっちの意見は?」

 

 カリオストロが装者達へ意見を問いかける。彼女達もその火照った体をお互いで慰め合っていたが、話は聞いていたようでこちらへ全員が顔を向けていた。

 

「「「「「「「「「いぎなしっ♡」」」」」」」」」

 

 聞こえてきた声はとてもだらしないものだった。だけど今の私もきっと似たようなものだと思う。

 そしてそんな時に私の口内を灼熱の粘液が侵略してきた。その強烈な不意打ちに私は不覚にも意識を失ってしまった。

 

 最後に覚えているのは、とっても美味しくてあったかい味だった……。

 

 

 

「さてと、じゃあここからは普通に種付けといこうかな」

 

 俺の目の前には、期待に満ちた視線を送る十四人の雌と化した女性達がいた。全員裸となり、股を開いてチンポを今か今かと待っている。

 

「シキさぁん♡ ここは神殺しから神の力で屈服させてみません?」

「ダメだよ響。そういう事なら凶払いの私なんてどうです? きっと厄払い出来ますよ♡」

「なぁ~に言ってやがる。ここは卒業祝いって事であたし様だろ? シキぃ、あたしを早くママにしてくれよぉ♡」

「それならアタシ達の進級祝いでもアリデスね♡ シキさん、未成熟JKオマンコなんてどうデス?」

「私達、シキさん専用のJKオナホールだもんね♡ でも最新バージョンになってないんですよ?」

「「更新、してください(デス)♡」」

「ちょっと待ちなさい。二人はまだ一年以上卒業まで時間があるのよ? だからダメよ。シキ、出すなら私にして♡」

「何なら妊婦姉妹丼、します? 私と姉さんはいつでも大丈夫ですよ♡」

「そういう意味なら私達だって黙っていられない。シキさん、ツヴァイウイング同時妊娠とかいかがです? もしご希望ならエッチなライブを開催します♡」

「おっきなお腹でシキだけの特別ライブをね♡ どうせなら撮影でもする?」

「アナタぁ、夢子をお姉ちゃんにしてあげましょ? だから私に何度も種付け、してぇ♡」

「私だってお母さんになりたいのっ♡ シキ、そうなったらあの時の提案、きっと叶えられると思う。叶えさせてくれる?」

「ちょっとちょっと、あーしも完全に女になったって実感したいんだけど? ねぇシキ、こ・づ・く・り・しましょ♡」

「錬金術で女となったこの体、この心。それを真の意味で完成させるにはシキの協力が不可欠なワケダ♡ て、手伝ってくれるか?」

「私もシキさんの赤ちゃんが欲しいんです♡ そして私が注がれなかった本当の愛を、あったかさを教えてあげたい。一緒に、育ててくれますか?」

 

 う~ん、所々立派だったりグッとくるんだけど、全員してマンコから愛液ダラダラ流してる時点で台無しだよ。それと、俺としてはもう一人気持ちを聞いておきたい相手がいる。

 

「フィーネは?」

 

 了子へそう問いかけるとその見た目が瞬時に変わった。

 

「私は……エルやキャロルに夢子が」

「うん、俺が聞きたいのはそういう事じゃない。フィーネが自分のお腹を痛めて産む子は欲しいか否かだよ」

 

 即座に言葉を遮って告げる。何となくフィーネがそう言い出す気はしてた。それはとても嬉しいし優しさに満ちてるけど、それが何かを諦めたりするための言い訳になってるならダメだ。

 

「……いいのか?」

「了子も納得した事だし、俺としてもフィーネが本当に望んでるなら支えたいし叶えたいんだ」

 

 これは本当。了子とフィーネは体を同じくしているだけで別人と思ってるし。

 俺の言葉を受けてフィーネは少し迷っていたが、一度深呼吸をするとこっちを見つめて切ない表情を見せた。

 

「私も……私も産みたいっ! アナタの子を産んで母になりたいっ!」

「うん、分かった。じゃ、了子より先にフィーネとするよ」

 

 これで最初と最後は決まった。フィーネからスタートといこう。で〆が了子だな。途中はその場のノリで俺が決めよう。

 

「さて、それじゃあ始めるよ。ああ、現役学生の四人は妊娠すると不味いから、ちゃんと避妊を考えておくからな」

 

 文句や不満が出るかと思ったけど、どうやら今はそれより早くハメて欲しいらしい。四人は無言でこっちを見つめてマンコを広げて見せてきている。

 

「……ヤるか」

 

 小さく呟いたその言葉に、何故か女性達が息を呑んで震えたような気がした……。

 

 

 

「イグぅ♡ こ、こんなの無理っ♡ 死ぬっ♡ チンポで殺されるぅぅぅぅぅっ♡」

 

 シキへ必死に抱き着き足を絡めてフィーネは叫ぶ。子宮へペニスをねじ込まれ、これまで味わった事のない暴力的な快楽に普段は冷静で聡明な彼女が獣のような濁った声を上げる事しか出来ない。

 当然それを見聞きしている響達は、底知れぬ恐怖と同時に強い期待感を抱いていた。未知なる快感、計り知れぬ快楽。それを想像し愛液を流しながら自分がそうされるのを今か今かと待ちわびながら。

 

「いいぞ死んでもっ! その度にフィーネを探して、何度でもイキ殺してやるからなっ! 俺のチンポで何度だってフィーネを孕ませてやるっ!」

「ああっ♡ うんっ、うんっ♡ 殺してぇ♡ アナタの逞しいオチンポで私をボテ腹にして愛してぇぇぇぇっ♡♡」

「ぐっ……おおっ!」

「んひぃぃぃぃぃっ♡♡♡」

 

 瞬間、放たれる精液。その熱にフィーネは白目を剥いて絶叫したかと思うと意識を手放した。それでも膣は貪欲にペニスを締め付けて射精を支える。子宮一杯に放たれた精液は排卵を促して受精を完了させた。

 神の力と愛が重なる事で可能となる埒外の現象。それが見事に先史の巫女を母へと変えたのだ。

 

「ふぅ……」

 

 ズルリとペニスを引き抜くシキ。その怒張は未だに雄々しさを保っており、見つめた女達が揃って子宮を反応させてしまう程の雄の匂いを放っていた。

 

「次は……ヴァネッサ、行こうか」

 

 そう言って微笑むシキだったが、それが女達にはもう獲物を見つめる狩人のそれにしか見えなかった。けれど、体も心も恐怖ではなく歓喜に震えて彼を歓迎してしまう。

 

「はい……お願いします」

 

 そしてヴァネッサも十分と持たずにフィーネと同じ結末を辿る事となる。

 

「こ、壊れちゃうぅぅぅぅっ♡ 私っ、シキさんに壊されちゃうのぉ♡ チンポっ、チンポ凄いぃぃぃぃっ♡」

「いいんだぞ壊れてっ! てか壊れちまえっ! 俺以外の男なんか目に入らないぐらい壊れろよっ!」

「はあああああんっ♡ は、はいっ♡ 壊れますっ♡ 壊れましゅうぅぅぅぅっ♡ シキさん以外の男なんか、私には必要ないものっ♡ アナタさえいればいいっ♡」

「嬉しいよヴァネッサっ! これはっ、ご褒美だぁっ!」

「おおおおおおおんっ♡」

 

 獣のような叫びを上げ、ヴァネッサは絶頂を迎えた。その子宮へ叩きつけられた射精の熱を感じながら彼女も意識を手放す。そして彼女も排卵し見事に受精する事となる。

 

「はぁ……っとそうだ」

 

 一仕事やり終えたように満足そうな笑みを見せるシキだったが、何を考えたのか彼はペニスを膣から引き抜くとそのままヴァネッサの体へ射精を開始した。

 褐色の肌が白濁で化粧されていく。それを見つめて響達の自慰がより激しくなっていく。

 

「ふ~っ、こんなもんかな? さて、次はレティにしようか」

「っ……いつでもいいワケダ♡」

 

 自分の腹部まで達するかと思う程のペニスを見つめ、プレラーティは不安ではなく興奮を感じていた。

 ズブリと突き入れられたその一撃で、彼女の予想通り子宮まであっさりとペニスは侵入を果たした。その強烈な快感と刺激でプレラーティは声さえ上げる事が出来ないで意識を軽く飛ばす。

 

「おおっ、さすがレティだな。凄い締め上げだ」

 

 シキはそんな彼女に嗜虐的な笑みを浮かべてのしかかるように体勢を変えると、そのまま激しく腰を動かし始める。まるで杭打ちのようなそれに、プレラーティの体は反射的にしがみつくような動きを取った。

 意識がなくても本能が動く。それ程までにシキとの交尾は凄まじいものだった。本能が叫ぶのだ。この雄の子を産まなければいけないと。

 

 それでも反応のない相手を抱き続ける程今のシキは優しくない。気付け薬とばかりにキスをして強引にプレラーティの意識を戻して、それを確認するやそのままディープキスを始めたのだ。

 

 窒息するような状況で力強く打ち付けられるペニスによる快感。その暴力的な快楽は怜悧なはずのプレラーティの思考さえも呆気なく砕いてしまう。

 

(く、苦しいはずなのに、この幸福感はどういうワケダ? ああっ、そうか。これはシキが私を求めているからなっているワケダ。だから、こんなにも満たされてあったかいと、そういうワケダな……)

 

 朦朧とする意識の中でそう答えを出したプレラーティは、シキへ愛情を伝えるように腕を動かして首の後ろへ回すと笑みを浮かべた。

 その次の瞬間、彼女の意識は再び飛ぶ事となる。シキが射精したためだ。その熱に子宮を蹂躙されながらもプレラーティは笑みを崩す事はなかった。

 

「……こういうのも悪くないな。ちょっとエロさに欠けるけど」

 

 幸せそうな笑みを浮かべて意識を失っているプレラーティを見下ろし、シキは嬉しそうに微笑むとその頬へ軽く口付ける。

 

「リオ、お待たせ」

「ホントよぉ! 早く、早くオチンポ入れてぇ♡」

 

 我慢出来ないという声にシキは言葉を返すのではなく行動で答えた。獣のように襲い掛かるようにカリオストロへ覆いかぶさり、有無を言わさずペニスを膣内へ突き入れたのだ。

 更に両手で彼女の大きな乳房を掴むと乱暴に乳首へ吸い付き、もう片方は握り締めるようにしながら乳首を千切らんばかりの力で抓り上げたのである。

 

「ああああああっ!? こ、これヤバヤバよぉ♡ 痛いのにっ! 辛いのにぃ! 何でこんなにも気持ち良くて幸せなのぉぉぉぉぉっ♡」

 

 その叫びにマリアだけが理解を示すように笑みを浮かべる。そう、彼女にはカリオストロの気持ちが理解出来るからだ。

 愛する者に乱暴な扱いをされる。だが、それは普段ではなく交わる際にだけ見せてくれる顔であれば、それが意味するのは自分への信頼と甘えなのだから。

 

「リオのおっぱいはやっぱイイな。大きくて柔らかいしっ!」

「いひぃっ!?」

「感度もいいもんな」

 

 両乳首を力いっぱい引っ張って笑うシキ。そんな扱いにもカリオストロは不満もなく彼の体を抱き締める。むしろもっとしてくれと言うように。

 

(あーし、分かった、分かっちゃったぁ♡ あーし、本当のドMじゃないわ。シキだけにこうなれるのよぉ♡ 他の男にこうされたら確実殺してるものっ!)

 

 愛する男だからどんな扱いも嬉しい。そう気付いたカリオストロは力いっぱいシキを抱き締める。以前であれば耐え切れなかったはずのそれを、今のシキは笑みを浮かべて受け止められるのだ。

 その頼もしさにも心をときめかせ、カリオストロは熱い口付けを交わす。舌を絡め腕を絡め足を絡め、終いには膣壁さえも絡ませてシキへの愛を伝えた。

 

 それに対するシキの答えは、大量の熱量を持った己の遺伝子を彼女の子宮へ叩き付ける事だった。その激しい返答にカリオストロは満足気に微笑みながら意識を手放す。

 

「次はアンジェだね」

「ええ。早く、早くオマンコにチンポを入れて?」

 

 もう普段のサンジェルマンはそこにいない。思考をドロドロに快楽で溶かされ、ただの女となったサンジェルマンと名乗る雌がいるだけであった。

 

 シキはこれまでの事で大分理性が薄れてきているのか、鼻息を荒くしながらサンジェルマンへ迫る。それでもサンジェルマンに恐怖も不快感もない。あるのは嬉しさだ。やっと抱いてもらえる。やっと愛し合えるという、それだけである。

 

「んっ……ああっ♡ 何て熱くて硬いのっ♡ これだけでイクっ、イっちゃう……っ♡」

「アンジェ、可愛いよ。俺の子供、産んでくれ」

「ええ、産むわ。絶対に産む。だから……ね?」

「分かってる。しっかり種付ける……よっ!」

「んあああああっ♡♡」

 

 子宮へ到達した瞬間シキは射精した。その二つの強烈な快感にサンジェルマンは一瞬にして意識を飛ばされ、しかも白目さえも向いてしまったのだ。

 

(赤ちゃん……私と、シキの子供……)

 

 そんな中でもサンジェルマンは子を望む気持ちを無くさなかった。その強い想いが埒外の力を呼び起こして奇跡と成す。

 数百年生きてきたサンジェルマンの体の元々からある女の部分。それが排卵を行ったのだ。そしてそれを察知してシキの精子が大挙して押し寄せた。その結果、見事受精に成功したのだった。

 

 白目を剥いても幸せそうに笑うサンジェルマンを見て、そこで意識のある響達はやっと悟ったのだ。これはセックスではなく本当に種付けなのだ、と。愛し合うための交わりではなく種を注ぐためだけの行為なのだと。

 

「は~っ、出た出た。じゃ、いよいよ装者組だね」

 

 にっこりと微笑むシキに響達が初めて恐怖を覚えた。だが、それでも逃げる事も拒否する事もしない。今の彼女達は理性ある人ではなく本能で動く獣だったからだ。

 

「まず最初は奏からな」

「ぁ……うんっ♡」

 

 逞しい雄に抱かれその子を宿せる。これ程雌にとって喜ばしい事はない。奏はその本能と愛する想いから笑顔で股を開いてシキを迎え入れる。

 ゆっくりと奏の視界に雄々しいペニスが映り込み、静かにその存在感を大きくしていく。今からあれを入れられるのか。そう思うと勝手に奏の膣は愛液を流し始めるのだ。

 

「よっと……」

「んんっ♡ あはぁ、シキが来てくれたぁ♡ あたしの一番奥に、シキが本当に来てくれたぁ♡」

 

 噛み締めるように言いながら満面の笑みでシキへ抱き着く奏。分かったのだ。遂に望んでいた事が起きるのだと。今夜自分はこの男の子を宿し母になれると、そう確信したのである。

 

「奏、お待たせ。今日こそ本当に作ろうな、俺と奏の子」

「……うんっ」

 

 そっとキスを交わして二人はそのまま動かなくなった。ただシキの睾丸が収縮し作られた精子を放出していたが。

 その熱は今までと違い暴力的な勢いはなかった。その代わりにじっくりと時間をかけて奏の中へと注がれていった。それが終わるまでの間、二人は一度としてキスを止めようとはしなかった。

 

 まるでそれが誓いの口づけのようにも見え、響達はどこかで思うのだ。やはりシキにとって奏は特別なのだと。

 

 その数分とも数時間とも思われるような濃厚な時間の裏で奏の卵巣は卵子を排出、そこへシキの精子が一斉に襲い掛かっていた。

 

「……っは~」

 

 互いの間に透明な糸を作ってシキはゆっくりと体を起こす。奏は意識を持ったまま笑っていた。丁度その時、卵子へ一匹の精子が侵入を果たして受精を完了したのだ。

 

「シキ、あたし、感じたよ、デキたって。おかしいね。今日は危険日じゃないのにさ」

「奇跡ってのは起きるもんじゃなくて起こすものだし、それもいいんじゃないか? 元々子宝ってのは授かりものって言われるしね」

 

 優しく奏へそう告げるとシキは視線をセレナへと動かした。

 

「セレナ、いいかい?」

「はい、きてください」

 

 自分はきっと奏のようにはされないんだろうと、そうどこかで思っていたセレナだったが、その予想は意外にも外れる事となる。

 シキはセレナも奏と同じく優しくゆっくりとペニスを侵入させていき、そのまま子宮を制圧したのだ。無理矢理そうなると思っていたセレナはそれに驚きつつ、シキの扱い方に喜びを覚えて力いっぱい抱き締めていた。

 

「どうしたんだ?」

「嬉しいんですっ! シキさんが、私も奏みたいにしてくれて!」

「……勘違いしないで欲しいんだけど、俺は何も優しくしない訳じゃないんだからな?」

 

 彼は告げる。どうしてもヴァネッサやサンジェルマン達は交わった経験が少ない事もあり、その興奮度合が高くなってしまう事を。

 逆に奏はもう何度となく肌を重ねてきたため、興奮するが我を忘れる程の新鮮さはないから普段の自分らしくあれるとそういう理由をシキは若干申し訳なさそうに話したのだ。

 

「まぁ、要約するとまだみんな程アンジェ達とエッチしてないから理性が吹っ飛び易いってとこ。それに、久しぶりでかつ大人数って事もあったしさ。やっと俺も落ち着いてきた訳だよ。先生と生徒プレイもあったし」

 

 小さく苦笑してシキは自分を見つめている女性達へこう告げた。

 

「そういう訳だから、みんなも心配しないでいいよ。乱暴されたいって思ってるのも一人いるだろうけど、それはまた別の機会にね」

 

 そう言うとシキは顔を下げてセレナと向き合った。澄んだ瞳がシキの心を捉える。そんな眼差しを持つ女性を自分は妻と呼べるのだと思って。

 そしてシキとセレナはキスをし、奏の時と同じくそのまま彼は射精したのだ。ゆっくりと子宮だけでなくセレナ自身へも染み込ませるような、そんな吐精。その温もりと熱にセレナは震え、涙し、微笑んだ。

 

「セレナ、どうだい?」

「……分かりません。でも、どっちでもいい。だって、デキてれば嬉しいし、デキてなかったらまた子作りエッチしてもらえるから」

 

 最後は少しだけ小悪魔な笑みを浮かべてセレナは微笑む。今は子供よりも目の前の男と交わっていたいと、そう思って。

 

「マリア、お待たせ」

「本当よ。でも、いいわ。私、焦らされるのも嫌いじゃないもの」

 

 シキが妹と交わった直後にも関わらずマリアは上機嫌であった。それも無理はない。彼が言った乱暴にされたいというのは他ならぬ彼女なのだ。つまり、シキはあの瞬間マリアだけを僅かではあるが特別扱いしたのである。

 

 それを指摘する事はマリアもしないが、内心で優越感を抱いても仕方ないだろう。何せ彼女は奏からシキを寝取ろうとした前科があるのだから。

 

(シキはきっと奏以上に好きな女を作る事はしない。でも、明言しないだけでそうなってしまう事はあるかもしれない。そう、私と初めてエッチした日のように、ね)

 

 淫魔(サキュバス)は密かにレベルアップし淫魔女王(クイーンサキュバス)となっていた。表向きはとうにシキの一番を奪うつもりなどないと装いながら、今も虎視眈々と奏の地位を脅かそうとしているのだから恐ろしい。

 ある意味世界を相手に大芝居を打っただけはあると言えなくもない。ただ、そんな考えや目論見も……

 

「あああああっ!」

 

 シキのペニスを子宮まで一気に突き入れられた瞬間、もうどうでもよくなってしまうのだから度し難い女性である。

 今など口をパクパクと動かして、まるで陸に打ち上げられた魚のようだった。ただし、その表情はこの上なく幸せそうだったが。

 

「喜んでくれたみたいだな。じゃあ、このまま……おおっ!」

「ダメェェェェェェッ♡♡」

 

 奏やセレナとは打って変わっての扱いだが、これがマリアには嬉しかった。自分がどうされたいかをしっかり理解した上での扱いだと分かっていたからだ。

 叩きつけられる精液にマリアの気持ちは決まった。この男の子が欲しい。産みたい。その強い想いが精子に宿った神の力へ作用し卵巣を活性化させた。

 結果、奏と同じくマリアもまた排卵日に関係なく卵子を排出し精子を迎え入れる事となる。

 

「し、シキ、間違いないわ。私、アナタの子、宿したわ。ええ、絶対に」

「そっか。ああ、そうだ。マリア、耳貸して」

「何?」

「……今度はイク時に首絞めてみる?」

 

 そのとんでもない提案にマリアの膣が強くペニスを締め付ける。それが何よりの答えであった。

 シキは苦笑しながらマリアの頬へ軽くキスして体を起こす。

 

「翼、次は君だ」

「はい、どうぞ私をお使いください」

 

 装者達の中で一番表と裏の差が激しいのは他ならぬ翼である。凛々しさを失うどころか生真面目な部分が妙な方向へ向かう程にシキへ尽くし、下手をすれば彼が命じれば人さえ斬り捨てかねない程の忠犬ぶりを発揮するのだ。

 

「翼、気持ちは嬉しいけど今は普段通りに……ああ、そうか。みんなに素の自分を見せるのは恥ずかしいのか」

「っ!? ち、違います。私はただ」

「うんうん、分かった分かった。じゃあ、使わせてもらうな?」

「分かっていませんっ! 何ですかその父親みたいな笑みは! 私の事、子供みたいにっ?!」

 

 両足を真っ直ぐ伸ばして痙攣する翼。それもそのはず。シキは翼のヴァギナへペニスをあてがうや、一気に子宮までねじ込んだのである。

 

「むぐっ?!」

 

 気を失いそうな翼だったが、そこへシキが舌をねじ込むようにキスをしてきた事で意識を手放す事だけは避ける事が出来た。

 そこからのキスは、とても優しいものだった。翼の好きなハードではなくディープだったが、故にシキの気持ちも伝わったのだ。

 

(やっぱり私はこの人には勝てない……。もうこの人の鞘となると決めてしまった以上、どこまでも私はシキさんという刀の鞘なのね)

 

 深く優しいキスを終えた二人はしばし見つめ合う。もう会話はなかった。言葉は必要なかった。二人の間には、それ以上に互いの想いを伝えるものがあったからだ。

 繋がっている互いの性器。それが両者の想いを告げ合っていたのだから。シキが凛々しい表情を見せると翼は柔らかい笑みを浮かべて頷く。それだけで良かった。

 

「んっ……♡」

 

 再びキスを交わした二人。だが、翼は全身でシキを抱き締めるように動いた。それを合図に放たれる大量の精液。翼はそれを受け止めながら涙を流して喜ぶ。

 

 どこにも本当の自分の居場所などないと思っていた。戸籍上の父と距離を取られ、血縁上の父からは娘とみられる事もなく、歌を歌っている時でさえもツヴァイウイングの風鳴翼を演じなければいけなかった。

 そんな彼女が初めて女の子になれたのがシキの前だった。正確には、彼と一線を越えてしまうようになり始めてからだった。

 

(お父様と本当の親子になれた。お爺様の腕を治してくれた。シキさんは、本当に強く優しい。奏から奪おうとした私を受け止め、今もこうして愛してくれているものっ♡)

 

 昔から惚れた方が弱いのだとはよく言ったものだろう。しかもまともな恋愛もしてこなかった古風な考えの乙女がその初恋を実らせてしまえば、結果はご覧の通りである。

 

 そっと離れていく温もりを寂しく思いながらも、翼は目の前にいる最愛の夫へ笑みを見せた。

 

「シキさん、私はアナタをいつまでもお慕い申しています」

「ありがとう。俺も翼にそう言ってもらい続けられるように頑張るよ」

 

 最後にもう一度だけキスをし、シキは翼から離れた。その名残の温もりを逃がすまいとするかの如く、翼は自分自身をそっと抱きしめるように体を丸めるのだった。

 

「クリス、待たせたね」

「べ、別にいいって。てか、さっきの翼先輩とのやつ、何だよ。奏さんよりもイチャついてたじゃねーか」

 

 奏達はシキとの行為の余韻に浸っているため何も言わなかったが、響達からすれば翼のされていた扱いはとっても羨ましいものであった。

 それをシキも感じ取ったのだろう。困ったような表情を浮かべ頬を掻いた。残った五人は揃いも揃って乙女な者達だったからだ。

 

「あはは……そう、だね。俺からすると翼と初めて出会ったのはクリス達よりも年下だった頃だからさ」

「そっか。奏さんがリディアンに通ってる頃ですっけ?」

「正確には通い出した頃が初対面。だからどうしても翼をまだ時々少女って感じで扱っちゃうんだ」

 

 響へそう返しながらシキはクリスの手を掴んで体を起こさせた。その意図が分からず困惑するクリスだが、それでも上半身を起こす辺りに彼女の秘めた素直さが出ている。

 

「と、言う事で、クリスもちゃんと優しく扱うから安心していいよ」

「なっ……だ、だからあたしは」

「はい、おいで?」

 

 にっこりと笑ってクリスへ両手を伸ばすシキはさながら父親のようであった。クリスさえも一瞬亡くなった父親をそこに見て、思わずその胸へ飛び込んでしまった程である。

 

「嬉しいよクリス」

「っ?! こ、これはな?」

「出来れば今回は抱き合ったまま繋がりたいんだ。ダメ?」

 

 言葉を遮られクリスは顔を赤くしながら小さく頷いた。そのまま彼女は少し腰を浮かせて右手でペニスを持って自身のヴァギナへとあてがうと、一気に膣内へ迎え入れた。

 

「うあああああっ♡ にゃ、にゃんだよこりぇ……っ♡」

 

 小柄なクリスの体で対面座位などすればペニスがそれこそいけるところまで入っていく。そのため、彼女は一気にペニスで子宮まで制圧されたのである。

 

「あ~っ、クリスの膣内(なか)も最高だ。キスしような、クリス」

「ふぇ? んっ……♡」

 

 密着しながらも甘えられる抱かれ方。これが甘えん坊で寂しがり屋のクリスにはこの上なく刺さった。抱き合いながらキスをし、優しく舌を絡め合う。するとそれに呼応してペニスが膣内で動いてクリスを感じさせるのだ。

 

(これ、好き……♡ あったかくて、ふわふわして、何よりシキを近くに感じられる……♡)

 

 知らず抱き締める腕にも力が入るクリスであった。そんな可愛い少女へシキは小さく笑みを浮かべると、勢いよく射精した。

 熱くて濃い精液がクリスの子宮目掛けて放たれる。その熱にクリスは全身をブルブルと震えさせながらシキへしがみついた。

 

(精子来たぁ♡ あたしをママにしてくれるあったかいもの♡ あたしを、あったけえ場所に繋ぎとめてくれるもの……あったかい時間を、家族をくれた人のもの……)

 

 クリスの脳裏に浮かぶ父母の姿と笑顔。忘れかけていたそれを鮮明に思い出させてくれた切っ掛けであるシキへ、彼女はゆっくりと顔を離すと感謝と愛情を込めてこう告げるのだ。

 

「あたしを愛してくれて、ありがとう」

 

 思いもよらない言葉にさすがのシキも驚きを見せるが、すぐに笑みを浮かべてこう返した。

 

「俺を受け入れてくれて、しかも名前で呼んでくれて嬉しかったよ。これからも大好きでいさせてくれると嬉しいな」

「っ…………うん、あたしも大好きでいたい」

 

 そう言ってクリスはそっと目を閉じて顔を少しだけ上向かせた。その意図を察してシキが触れるだけのキスをする。それを見ていた響達から思わずため息が漏れる程のラブラブキスだった。

 

「これで妊娠してもいい女性陣は終わりだね。じゃあ……」

 

 優しくクリスを布団へ寝かせ、シキは響達四人へ目を向けた。現役学生組は、今のクリスとのやり取りを見て誰もが乙女モードとなっていた。

 何せもう全員起き上がり、キラキラとした眼差しでシキを見つめているのだ。自分もクリスや翼のように抱かれたいと、そんな気持ちがありありと表れていたのだから。

 

「ここからは妊娠したいって思わない事。何となくだけど、その意思が強くある事が奏とマリアの反応に繋がってる気がするから」

「「「「……はい」」」」

 

 若干の寂しさを声に込めて四人は返事をする。そんな彼女達にシキは複雑な顔をするも、すぐに気を取り直して笑みを浮かべた。

 

「順番だけど、一種年上からになってたし、ここは響からにしよう」

「やったぁ!」

「っと」

 

 名前を呼ばれた瞬間、響はシキへ飛び付いた。かつてであれば倒れたシキも、今は彼女をちゃんと受け止める事が可能となっているところに様々な変化が感じ取れる。

 

「じゃ、響は背面座位にしようかな。背中向けて俺の上に座ってくれる?」

「はい、分かりました」

 

 ウキウキ気分で背中を向けてシキの上へ、厳密にはペニスを膣内へ入れるようにして座る響。クリスと違いゆっくりと挿入した結果、彼女は絶叫する事はなかったのだが……

 

「んっ……あぁぁぁぁぁ♡ こ、これぇ、凄いよぉ♡」

「こっちも凄いよ。響のマンコ、キュウキュウに締め付けてくる」

 

 ゆっくりと挿入したため、よりシキのペニスの凄さを感じ取ってしまったのだ。今までよりもまた彼の形へ膣内が変えられていく感覚を味わう事で。

 

(分かる、分かっちゃった♡ どうしてみんながあんなに幸せそうな顔してたかっ♡ このオチンポダメだよぉ♡ おっきくてぇ、硬くってぇ、長いんだもんっ♡ 反則だよ反則ぅ♡)

 

 あまりの快感で響がシキの胸板へもたれるように体勢を崩す。それを受けてシキは微笑むと響の頭をそっと撫で始めた。

 

「響、君にはお礼を言わないといけないなって思ってた」

「ふぇ……?」

「俺は、正直シェム・ハを消滅させようと思ってた。夢子を取り戻すためにも、ヴァネッサ達を元に戻すためにも、あいつを許しちゃいけないって。でも、あそこで君がシェム・ハへ手を差し出した。何とかして憎み合っての終わりじゃない結末を迎えたいって」

「シキさん……」

「そこで俺は気付いたんだ。俺が親になって子供へ教えないといけないのはそういう事なんだって。憎しみや恨みを後の世代に繋がない勇気と優しさ。その強さを俺はあの時の響から思い出させてもらったんだ」

 

 シキの言葉に響は照れくさそうに笑うも、その手を彼の手へ絡めて静かに首を横に動かした。

 

「私こそ、シキさんに教えてもらいましたから。アダムさんと戦った時、シキさんはどこまでも止める事だけ考えていました。ティキちゃんの事を、その心を考えて。目の前の憎い相手も、誰かにとっては大事な人かもしれない。そういう考えを、あの時私はシキさんに見せてもらっていたんだと思います」

「響……」

 

 見つめ合う二人。その距離は自然と近付いていき、どちらからともなく目を閉じる。そして重なる唇。その温もりに響は幸せを覚えた。

 更にシキはそのまま手を動かして響の乳房を優しく揉み始めた。それを合図にキスは互いの舌を絡ませ合うものへと変わり、いやらしい水音が聞こえ始める。

 

 荒い息遣いもやがて聞こえ始め、二人を見つめる未来達三人も思わず片手をヴァギナへ動かす程だった。

 

「シキさぁん♡ 私、やっぱり赤ちゃん欲しいです♡ シキさん似の男の子や私似の女の子、産んで育てたい……」

「響……」

「ダメ、ですか?」

 

 潤んだ瞳で見上げる響にシキは頷きたくなる気持ちを必死に抑えて、だけど僅かに殺し切れず表情にその悲しさを宿して笑みを浮かべて首を横に振った。

 

「ダメ、だよ。だけど約束する。絶対に、絶対に二十歳になったら立花家の人達から許しを得てみせるから」

「ホント? ホントですか?」

「ああ、約束する。絶対に、だ。これだけは絶対。響も未来も後ろ指をさされる事はないようにしてみせるから。そして、ハネムーンベビーを作ろう。な?」

「……はい」

 

 そこで再び交わされる口付け。今度は舌を絡める事のないそれは、さながら結婚式の誓いの口付けのようだった。

 静かに震える響の目から涙が流れる。それは、クリスと同じく子宮へ射精された事による反応であった。ただし、少しだけ異なる事があるとすればそれは……

 

(ごめんね、まだ私はお母さんになっちゃいけないんだ。だから、今は私の中で眠ってくれるかな?)

 

 注がれた生命の種への謝罪の涙でもあった事だろう。下腹部に感じるあったかさに悲しみと嬉しさを覚えながら、響はシキへ涙を浮かべて微笑みかける。その笑顔を見て、シキは無言のまま涙をそっと指で拭うと一度だけ彼女を優しく抱き締めた。

 

「響、新婚旅行先、考えておいて」

「……はい、シキさん」

 

 この人と出会えて良かったとそう思いながら、響は立ち上がるとシキの頬へキスをして布団へ倒れ込んだ。

 

「未来、おいで」

「はいっ♡」

 

 呼ばれた瞬間、未来も響のようにシキへと抱き着いた。それさえも平然と受け止め、シキは未来も響と同じ背面座位で抱く事にする。

 これは未来が響と同じ事を望んでいる事を見抜き、出来るだけ差異が多くない方がいいと読んだためであった。こういうところに彼が複数の女性達と上手く折り合っていける要素が見える。

 

「あっ……ホントだ……これぇ……ああんっ♡」

 

 響よりも更にゆっくりとペニスを挿入させて未来は喘ぐ。しっかりと子宮まで受け入れてしまった彼女は、快感により軽い絶頂を迎えながらぼんやりとこんな事を考えていた。

 

(これでお尻を突かれたらどうなっちゃうんだろう♡)

 

 そんな事を考えながら未来はシキの愛撫を受けていた。やわやわと少しだけ大きくなった乳房を揉まれ、舌を絡め合って未来は幸せと快楽に浸っていた。

 このままずっと繋がっていたい。そう思って、未来は少しだけ体を横へ動かして両腕でシキに抱き着いたのだ。

 

「未来?」

「シキさん、お願いがあります。私も、響と同じように」

「当然だよ。未来にも同じ事を約束する」

「あの、それだけじゃなくって……えっと……」

 

 思わず言いよどむ未来だが、それでシキはある事を察した。何せ未来はその性体験の初めてが響と一緒だったのだ。

 

「ハネムーン、二人で相談しておいてくれる? それで、同じ日に妊娠させるよ」

「ぁ……はいっ♡」

(分かってくれた♡ 私の考え、気持ち、シキさんはやっぱり分かって受け入れてくれたっ♡)

 

 元々響への親愛の情が深く重い未来にとって、二人揃って抱き締める事の出来るシキは可能な限り最高の相手。

 しかも、今のように本来ならば制止する考えを読んだ上で提案してくれるのだ。これで胸をときめかさない未来ではない。こうやって彼女はより一層シキに夢中となっていく。

 

 それは、既に親友である響のそれを凌駕する程の熱量で。

 

 その熱を伝える如くシキへキスをする未来。そのキスは深く激しく、まさに未来の愛の在り方を如実に示すものだった。

 シキはそんな彼女を愛おしく思って抱き締めながら精を放つ。その熱量はまさしくお返しと言える程のもので、未来も注がれた瞬間目を見開いて全身を震えさせた。

 

(凄いよぉぉぉぉっ♡ シキさんの精子がいっぱい私の子宮にかけられてるのが分かっちゃうっ♡)

 

 深い愛を受けたら深い愛で返す。激しい愛を与えられたら激しい愛で返す。未来にとってシキのその在り方は自分に近い物があるため喜びでしかなかったのだ。

 

「未来……」

「シキさん……」

 

 人とは、名を呼び合うだけで幸せになれる事があるのだと、そう未来は改めて実感してシキへ微笑みかける。そして彼女も響と同じくシキへ軽くキスをすると、親友の寝ている横へと倒れ込んだ。

 

「やれやれ……未来の響愛の深さにも困ったもんだ」

「だけど、それが未来さんらしさ」

「デスデス」

 

 気付けばシキの両隣に陣取っている調と切歌であるが、その眼差しはキラキラではなくギラギラしていた。ズバリ、どっちと先にセックスするかとシキへ問うているのだ。

 

(まいったなぁ。このままじゃ下手すると妙な遺恨が残りかねない)

 

 今までは二人を何とか同時に相手したり、別々の機会を設けて初回に一番だった方を二度目は二番にするなどで均等を図って来たシキであったが、今回はそれでは回避出来ないとひしひしと感じていたのだ。

 そんな中で彼が考え付いたのは、ある意味で情けない方法であった。

 

「……えっと、先手は後手よりも先に愛される。後手は先手と違って誰にも見られる事なく愛される。どっちがいい?」

 

 そう、当事者へメリットと思われる事を告げて選ばせると言うものだ。だが、それを聞いた二人は小悪魔的な笑みを浮かべるとシキへ体を押し付けてこう言った。

 

「「シキさんに決めて欲しい(デス)」」

「そうくるかぁ……。そりゃそうだよなぁ」

 

 どっちを先に抱きたいか。どっちと深く愛し合ってくれるか。それを決めろと二人はシキへ迫った。以前までのシキならここで迷っただろうが、今の彼は色々と覚悟完了した大人を目指す男であり父親となった男である。

 なので苦笑するように頬を掻いてため息一つ吐くと調の頬へ手を置いた。

 

「え……?」

「調、いいかな?」

「は、はいっ」

「む~っ、シキさんは調推しデスか」

 

 驚きながらも嬉しそうに微笑む調に切歌がやや拗ねた顔で呟く。が、そんな彼女へシキはどこか困った表情を返した。実は、この決定にはある理由があったのだ。

 

「あー……ほら、いつかのデートは切歌からだったからね」

「「……ああ」」

 

 納得。そんな二文字が二人の頭に浮かんだようにシキには見えた。そうしていると本当に年齢相応より少し下に見えるため、シキは若干親寄りの表情で二人の頭を撫でる。

 

「そういう事。本音を言えば、分身して二人同時に相手したいとこだけどな」

「分身、デスか……」

「神の力でも流石に無理?」

「無理。残像を見せるぐらいは可能かもしれないけど、本当に二人になったらそれはもう奇跡を通り越して特異現象ってやつだよ」

「……残念」

「デスね……」

 

 そう言っている間もシキは二人の頭を優しく撫でていた。それはまさしく父親のそれ。奇しくも父性に飢えている二人にはこの上なく堪らないものである。

 

(やっぱりシキさんに撫でられてると落ち着く……。今のシキさん、前よりも頼もしいからかな?)

(えへへっ、こうされてるとやっぱりお兄ちゃんって感じデスね。でも、最近のシキさんはもうお兄ちゃんよりもお父さんな感じが強いかもデス……)

((一度お父さんって呼んでみる(デスかね)?))

 

 思考をシンクロさせ、調と切歌はシキの事を見上げてちょっとした悪戯心で声を揃える事となる。

 

「「お父さん、大好き(デス)」」

 

 が、これがいけなかった。

 

「……成程。二人はそういうプレイをしたいと?」

「「っ?!」」

 

 シキから返ってきた声はとても優しく低いものだった。それを上機嫌と取る程二人は愚かではない。むしろこれはある意味では怒っている。そう悟った二人だったが、何も動く事が出来なかった。

 

「じゃ、それは今度しような。今は、父親を誘惑しようとしたいけない女子高生にお仕置きしないといけないから」

「き、切ちゃん先にいいよ」

「だ、ダメデスよ。調が選ばれたデスから調が先デス」

「大丈夫だぞ二人共。分身は出来ないけど、二人同時に愛せるかもしれない方法を思い付いたからさ」

 

 そう言ってシキはその手に神の力を集中してとある物を作り出した。それを見て二人は思わず息を呑んだ。それはシキのペニスだったからである。

 

「これを切歌に挿入して俺の動きと連動させるから。そうすれば二人同時に愛せるよ。あ、そうそう。ちゃんと射精も合わせるから。俺の精液をこっちからも転送で出せばいいだけだし」

 

 ニコニコと笑いながらとんでもない事を言ってのけるシキ。そんな彼に二人は思うのだ。お父さんモードのシキをからかってはいけないのだ、と。

 

 こうして思いがけず調と切歌は同時にシキに愛される事となったのだが……

 

「こ、これ変な感じデスっ♡ シキさんの背中に抱き着いてるのにっ♡ お、オチンポでガンガンされてるデスよぉ♡」

「こ、このオチンポ凄いっ♡ 奥っ、奥まで届いて私の頭おかしくなっちゃうのぉ♡」

 

 調を正常位で愛しながらシキは深く強く腰を打ちつけていた。その動きを寸分たがわずトレースし、切歌の膣内に入れられた神の力製の張り型も動いている。

 シキは切歌の胸の感触を楽しみながら調の胸を両手で堪能するという時間を過ごし、その笑みを深くしていた。

 

「もう反省したかい小悪魔さん達。反省したならちゃんと愛し合うよ?」

「し、しましたぁ♡ オチンポには、シキさんには逆らっちゃダメって分かりましたぁ♡」

「はいデスっ♡ 女はオチンポには勝てない生き物って思い知ったデスっ♡」

「……まぁいいか。じゃあ、切歌、それはしばらく貸しておくから待っててね」

「はいデスっ♡ シキさんを感じながらオマンコキュンキュン準備しておくデスよぉ♡」

 

 シキの背中から離れて切歌は布団の上へ座る。それを見届けてシキは顔を調へと戻した。

 

「調、せめて学院卒業まではお母さんになるのは待ってくれるな?」

「はい、だってそうしたら、シキさんは絶対私をお母さんにしてくれるから」

 

 凛とした表情で告げられたのは、確固たる信頼を抱いているからの言葉。それを受け、シキは一瞬面食らうも柔らかく笑って調の頬へ手を添えた。

 

「……ああ、約束するよ。その時には、今よりももっと素敵な女性になってるだろうしね」

 

 その言葉には確固たる自信が宿っていた。それが嬉しく、調は思わず瞬きする。それでも目の前の笑みは一切ぶれる事はなかった。

 

「……して、くれますか?」

「俺が何もしなくても調は素敵な女性になれるよ。だから、俺がするのは調の成長を傍で見守る事ぐらいかな」

「それでもいいです。私が大人になっていくのを、一番近くで見ててください」

「うん、しっかり見せてもらうよ。調が今よりも綺麗に可愛くなっていくのを、ねっ!」

「んぁぁぁぁぁっ♡ あ、あったかいのがいっぱぁい……っ♡」

 

 一瞬で少女から女へと変わる調。その表情の妖艶さにシキは微笑んで優しくキスをする。その瞬間、調の膣内は今まで以上に収縮しペニスを締め付けた。

 それは、調の心境を如実に表していたと言える。今のシキの精液には神の力が宿っている。つまり調が本気で妊娠を願えばそれを叶えてしまうのだ。なのにシキは躊躇う事もなく射精した。それは調が約束を守ると信じ切っているからだ。

 

 それを感じ取って調は歓喜に震えていた。直後に交わされたキスもそれに拍車をかけた。シキからの優しい口付けは、調への愛の証だったのだから。

 

「はぁ……調、大丈夫?」

「はい♡ シキさんの愛、たっぷりもらえて嬉しいです♡」

「そっか。卒業式、楽しみだな」

「……そうですね。卒業式、楽しみです♡」

 

 卒業式。その言葉に込められた意味を瞬時に理解し、調は妖艶に微笑む。学生としての卒業と、子供としての卒業。その二つを兼ねるのだと察して。

 シキが離れると、調のヴァギナからは精液がゆっくりと流れ出した。それが意味する事を悟って二人は安堵するような、残念なような表情を見せ合った。

 

「切ちゃん、お待たせ。私、このままちょっと休むから」

「分かったデス。調、ゆっくり休むといいデスよ」

「うん、後はお願い」

 

 それだけ返して調は目を閉じた。直後聞こえてくる安らかな寝息。耳を傾ければ他の者達も似たような状態であった。

 

「切歌、それ、もう消すよ?」

「はいデス♡ これから本物を入れてもらえるから無問題デスっ♡」

 

 神の力によるディルドーとでも言えばいいのか。それによって切歌の理性は最早跡形もなく溶けていた。調が見ている前ではまだ辛うじて体裁を保てたが、それがなくなった瞬間、我慢する必要などないとばかりに発情状態となったのである。

 

 シキによってヴァギナを圧迫していたものを消してもらった次の瞬間には、切歌は彼へ年齢の割に成熟した体を押し付けていた。

 

「シキさん、早くハメハメしようデス♡ その極太オチンポで私のオマンコユルユルのガバガバに変えちゃって欲しいデスよぉ♡」

「……俺専用だから、他の男からしたらユルマンでも構わないもんな」

「デェス♡」

 

 きっと、今の切歌が日焼けしギャル風メイクをしていればさぞ似合った事だろう。そうシキが思う程、今の切歌は快楽至上主義に見えた。

 それを裏付けるように、切歌は何も言われないでも進んでシキの前で四つん這いになって尻を振ったのだ。その男を誘う様は、少し前まで乙女らしく甘い雰囲気で抱かれたいと思っていたとは思えない程の変貌である。

 

「切歌、バックがいいのかい?」

「はいデスっ♡ 後ろからの方がオチンポ奥までガンガン届いて気持ちいいデェス♡」

 

 蕩けた表情で笑う切歌は、もう快楽を貪る事しか頭にないと言って良かった。それでもシキは呆れるでも笑うでもなく、少しだけ苦笑してペニスを切歌のヴァギナへとあてがった。

 

「分かったよ。じゃ、気持ち良くさせてあげるな?」

「あはっ、期待してるデスよ♡ 昇天するぐらいの気持ちいいの、くださいデス♡」

「昇天、ねぇ……」

 

 切歌が使った表現で、シキは調に渡したままになっている官能小説を思い出していた。それを今度音読させながら抱くのもいいかもと、そんな下衆な事を考えながら彼は切歌の子宮まで躊躇う事なくペニスを突き入れた。

 

 ごりっと、そんな音がシキの脳内に聞こえた感じがしたその瞬間、切歌から声にならない声が聞こえた。

 

「くぁwせdrftgyふじこlp?!」

「うおっ!?」

 

 強烈な締め付けがシキのペニスを襲う。それを耐えて、彼は自分の目の前でガクガクと震えている切歌を見つめた。

 

「切歌、大丈夫?」

「も、問題ないデス……っ♡ さ、さっきのが昇天するってやつデスね……っ♡ た、たしかに一瞬お星さまが見えた気がするデスよ……♡」

 

 どう聞いても強がりでしかない。そう判断したシキは、すぐに切歌を寝かせてやる事に決める。

 

「そっか。じゃあ、そのまま夢の世界へ行ってくるといい」

「ふぇ?」

 

 不思議そうに振り向いた切歌へシキは微笑むと顔を近付け、キスをしようとしてこう告げた。

 

「大好きだよ、切歌」

「んっ♡ んむぅ…………っ♡」

(あっ、あったかいのがじわっと来たデス♡ 頭の中がフワフワして、とっても幸せになっちゃうデスよぉ……♡)

 

 どくっどくっと注ぎ込まれる精液の温もりに浸りながら、切歌はキスを通じて送られる愛情にも浸かり、そのまま意識を沈めていく。

 その崩れそうな体をシキは両腕でしっかりと抱き止めるように支え、繋がったまま切歌の体を後ろへ引き寄せると布団へと倒れ込んだ。

 

「これ、このままチンポ抜くとヤバイな」

 

 そう呟いてシキはゆっくりと切歌ごと体を起こし、彼女をペニスからゆっくりと離していった。

 

「ふぅ、これでよし」

 

 これで十四人全てを抱いた。そう考え、シキは小さく首を左右に振った。

 

「いかんいかん。まだ一人残ってた」

「良かったわ。覚えてもらってて」

 

 シキの独り言へ返ってくる声。その声の主へシキは苦笑を浮かべながら視線を向けた。

 

「ごめん了子。遅くなった」

「ホントよ。それに、目を覚ましたらとんでもない状況ね、これ。それで? 私はどうしてくれるのかしら?」

 

 どこか楽しそうに笑って了子はシキを見つめる。するとシキは了子へ近寄ると、その体を抱き抱えるように持ち上げた。

 

「え?」

「エッチは、もういいだろ? 二人きりで風呂に入らない? 今ならフィーネも眠ってるだろ?」

「…………ええ」

 

 こうして了子はシキと本当の意味で二人きりの時間を過ごす。そこで了子は改めてシキに惚れ直してしまったのだ。

 

――これで、本当の意味で了子だけの初めてが出来たよ。

 

 了子の事を優しく抱き寄せてのその一言に、彼女は何があってもこの人について行こうと決めたのだった……。




神さえも退けたのは、鬼が鼻で笑った歌の力。
人だけが持つ未知なる力、可能性と言う名の強さと輝きに護国の者は何を思う。
国のために人を斬り捨てると告げる鬼と、国のために人を護ると返す男。
交わらぬ考え。けれど、言葉を交わせるのならば決して夢を諦めぬと男は挑む。

次回、淫姫絶頂したいフォギア

『神様も知らない可能性(ヒカリ)明日(れきし)を創ろう』

分かり合えない。だからこそ強く求める夢がある。
儚いものだと涙してしまわぬように、鬼が忘れた強さを心に宿して……。
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