【あ行】
『アイテムボックス』
端末の機能の一つ。アイテムを入れておく。
管理は重量や容積ではなく、個数。細かいアイテムを箱詰めにすると丸ごと一つとしてカウントされるため容量を節約できるという技がある。
なお、食料などを入れておくと劣化もするし腐敗もするので要注意。
これを参考に収納バッグというマジックアイテムが作成されたが、まだまだ劣化再現である。
『あの日』
十五年前の四月のある日、唐突にゲームの世界が現実になり、ログインしていたプレイヤーはログアウトできなくなった。
現実化の後の世界で目覚めた時期はプレイヤーによって差があり(気が付いたらO年経っていたという認識)、リオは五年前にこの世界にやってきた。
『
プレイヤーの職業の一つ。生産系三職の一つで、消耗品が専門。
基本的に薬品や魔法触媒を作ることが多いが、一方で素材と素材を組み合わせて別の素材を作ったりと、消耗品であれば全てを扱うため需要が多い職業。料理まで錬金術師の対象に含まれる。やはりこれもプレイヤー各々の専門分野ごとに特化していく傾向にある。
………現実化に伴ってその需要は鰻登りである。日本人の命である醤油や味噌を作ることを皮切りに、酒の醸造、農作物の品種改良、地球での食事のレシピ再現、そのほか生活用品もろもろ、果ては先端技術を先取りするため基礎研究やら、プレイヤーが導入しようと試みている地球の技術や文化の再現に欠かせない人材とみなされている。
『
プレイヤーの職業の一つ。魔法職。
基本的に攻撃や妨害など、「敵に対して行使する魔法」を主体とする職業。
魔法の属性や魔法の唱え方………『
ちなみにゲーム時代での魔法の詠唱は、テキストウィンドウに呪文が表示されてそれがロードされると発動、という形式だった。しかし現実化した現在では、ちゃんと口に出して詠唱しないと不発になるようになった。
『ウィンドランナー』
リオの愛用する弓。希少素材『アステライト神鉄』製。西洋式のアーチェリーで使用されるリカーブボウに酷似した外見をしている。
通常攻撃の段階で既にライフル弾並みの速度で矢を射出するだけの性能がある。武装解放まで含めれば攻城兵器相当の大火力を実現する。
武装解放は以下の3通り。
『ヴェスティア大陸』
新大陸、西の大陸、とも言われる。地球でいう所の南北アメリカ大陸を合体して縮小・圧縮したような形をしている大陸。どの国にも属さない空白地帯が多く、旗揚げして一国一城の主を目指す野心家のプレイヤーが多い。
十五年前に始まった『混乱の時代』を皮切りに更なる戦国化が著しく、世紀末化していると語るプレイヤーもいる。
新天地での成功を夢見てやってきた若者が悪い大人に騙されて労働奴隷として扱き使われていたら天下統一を目指す拳王軍(仮)のボスに助けられて心酔してドンパチ賑やかな戦争に赴くことになるとか割とよくある。
Welcome to this crazy time, 今日もどったんばったん大騒ぎ。
『
プレイヤーの職業の一つ。ゲーム開始時のデフォルト職業でもある。
戦士系、前衛系の代表とも言える職業で、武器を持って前線に出るのが主な仕事となる。飛び道具を除いたほぼ全種類の物理攻撃武器を装備できる、非常に汎用性の高い職業。
重用するスキルや他の職業との組み合わせ次第で全く違う方向に分かれていくため、これといった傾向が存在しない。
『
『ウンカラ』
吽加羅族、とも表記される。濃い目の茶褐色の肌と額の三つ目が特徴的な種族。
種族全体の特徴として皆一様に欲が薄く、合理的な思考と理性的な行動を尊ぶ。
ただしそのせいか浮世離れした雰囲気の者が多く、感情表現の能力が乏しかったり、機械的で難解な言い回しをすることが多々あり、他の種族からすると非常にとっつきにくい。
思弁的な考察や議論を好む気風があり、学者や僧侶となるものが多い。六大神教の総本山である『聖ペテルギウス大聖堂』の枢機卿の半数近くがウンカラの出身者で占められているとされる。
ゲーム的に見た場合、やはり『
『エルフ』
森人族、とも言われる。とはいうものの砂漠に住むデザートエルフや海岸に住むシーエルフといった者たちもいる。
種族的な特徴として、人間族の中でも特に同族内の仲間意識が強いと言われる。その為多くのエルフは部族の中で完結する社会を築いており、外部と交流すること自体が稀。結果として大抵のエルフはプライドが高く、傲慢で排他的であると言われる。
実際そうなのだが、裏を返せば一度同胞とみなしたものは家族のように扱い、決して裏切らないという人情に篤い人々でもある。
外見的な特徴は側頭部から魚鰭のように伸びた細長い耳。全般的に体形は細身で美形が多いと言われる。その為過去には幾つものエルフの集落が大国の軍隊によって滅ぼされ、奴隷として連行されていったという。その子孫が現在の都市部で生活するエルフたちである。
彼らは往々にして自然の中に満ちる魔力の流れや、そこに育まれる生命といったものを尊重する感受性豊かな人々である。染物、刺繍、音楽、舞踊などは独自の発展を遂げた貴重な文化とされる。実用一辺倒のモノづくりをするドワーフや、思弁的な考察や論理を尊ぶウンカラとは(特に)相容れない。
敏捷、器用度、知力が高いので軽戦士系や魔法系の戦い方を得意とする他、生産職の適性も高い。
『炎武神』
六大神の一柱。全てに挑む炎。鍛錬と勇気。象徴する色は赤。配下の天使は剣を持つ。
「良き鋼は猛る炎によって鍛えられる」と教義で語る神。飽くなき鍛錬にこそ人の尊さが宿るとするため、戦士や武芸者、職人達から熱い支持を得ている。
僧侶ながら習得できる神聖魔法は自己強化や炎による攻撃などアグレッシブなものが揃う。もっと熱くなれよ!
『オーバーキル』
敵を倒した時、あるいはプレイヤーが死亡するときの判定の一種。
与えた(与えられた)ダメージによりHPがどれだけ0を下回ってマイナスに入り込んだかのこと。
マイナスが多ければ多いほど、蘇生魔法の受付時間が短くなるなど、復活のための難易度が高くなる。
そのため、HPギリギリで耐えたと思ったら、追撃でオーバーキルされてそのままゲームオーバー………などという失敗は良くある話。
『オリエス大陸』
旧大陸、東の大陸、とも言われる。地球でいう所のユーラシア大陸とアフリカ大陸を合体して縮小・圧縮したような形をしている大陸。プレイヤーは最初にこの大陸の任意の場所でスタートすることになる。
北西部はヨーロッパがモチーフで、文明レベルがこの世界では最も高く、政情も安定している(今のところは)。南西部は沿岸に建国された国の治安は(一応)良いが、大陸北西部と南東部を繋ぐ航路を狙う海賊もしばしば出没するなどきな臭いところが多い。南東部は島国が多く、日本に似たアジアンテイストな文化があるためプレイヤーの移住先として人気が高い。北東部は未開拓地、魔境。
【か行】
『ガーノン・デライト』
子爵家三男坊。盾の扱いに長ける、防御戦に秀でた騎士。中隊長を務める。
現場主義的な性格で、平民出身の兵士からも慕われる庶民派。
ドM。
『鑑定』
スキルの種類の一つ。『UH』ではどの職業もその得意分野に応じた鑑定スキルを持ち、対象の能力値をある程度見抜くことができる。
戦士なら筋力や耐久など、射手なら相手の弱点や敏捷などが、商人ならアイテムの金銭的価値………といった具合。もちろん熟練度によって知ることができる項目や情報の精度が上がる。
つまり熟練の冒険者が向かい合うと(こいつ………できる!)と心中で驚愕するというロールプレイができる。
『
オリエス大陸最難関フィールドの一つ。雲海を見下ろす高度数千メートルの高原地帯の上に山と谷が連なってできた天然の迷宮。徒党を組んで襲撃してくる
リオの弓の材料である『アステライト神鉄』はここで採取できる(「現実化した今は絶対に行きたくない」と彼女は語る)。
『奇跡の青薔薇』
リオの髪飾りの素材。元は消費アイテムだが、加工して装備品にすることでいつでも発動させることができるようになっている。
有用な効果を持つそこそこのレアアイテム………ではあるが使い方を間違えるとかえって不利な状況になるので、上位互換の別のアイテムを用意した方がより安全、というくらいの扱い。
それでもリオは単純に色とデザインが気に入っているので愛用している。
『杵柄効果』
現実化後にプレイヤーが認知した現象。今セットしていない職業の物でなくとも、昔使用していたことのある職業のスキルなどが使えるようになっているというもの。
例えばリオは現在『
所謂、昔取った杵柄、というやつである。
メニューが死んだ影響で職業の自由な入れ替えができなくなっており、そういう意味では多くのプレイヤーを救った現象。ゲーム時代の仕様の限界を超えるさらなるスキルの強化につながると考える者たちもいる。
『キムロ・ティトウ』
リカントの若い戦士。
主な装備は刀。高速で一瞬のうちに複数の斬撃を放つ『連牙斬』が得意技。精密かつ素早い太刀捌きが最大の武器。
リオに獲物としてロックオンされ、以降色々と振り回されることになる。生真面目な苦労人ポジションだが、なんだかんだ言って彼女には肯定的。
でも酒を飲まされるのはもう勘弁してほしい。
『
地上最強の称号を求めて飽くなき戦いに身を投じる
殴る、蹴る、投げる、絞める、極めるなど自身の五体を武器にして戦う戦闘職の一つ。一応、杖や爪といった装備も使用可能。
一般的なイメージとしてこの手の職業は肉体で戦うことを重きにおいた身軽な装備をしていることが多いが、そこは熟練度のごり押しで無茶の効く『UH』クォリティ。『
『
プレイヤーの職業の一つ。生産系三職の一つ、設置物が対象。
その場に置いておくことが前提のオブジェクト………というか装備品と消耗品以外の全てを対象とする製作者。
手乗りの人形から要塞の建築まで、ほぼあらゆるモノづくりを一手に手掛ける(やはり各々に専門分野は存在するが)。
他の職業の組み合わせとして、
『グロキシニア』
フロラントの一角にある繁華街の名称。パガニーニファミリーの本拠地があり、勢力下におかれている。
グロキシニアはブラジル原産、イワタバコ科の多年草。花言葉は『華やかな日々』、『艶麗』など。
『光明神』
六大神の一柱。全てを照らす光、創造と慈悲。象徴する色は橙。配下の天使は弓を持つ。世界の創造主、六大神の主神、神々の盟主とされる。
マグラ「無より生じたる無二の個我があり、個我が個我自身を認識することにより原初のロゴスが生まれた。これが無より生じたる無の否定であり、それは正しく混沌とした茫漠の闇を照らす光となって開闢を………(略)」
教義を要約すると「真理の光を身に宿し、万象一切に慈悲によって照らし出す」こと。それだけ聞くと「?」となるので、他の神様の方がご利益がわかりやすいこともあり、六大神の中では信仰は薄い方。主神なのに…。
ゲーム的には
『個体レベル』
魔物の強さは種族ごとの強さと、個体ごとのレベルによって決まる。
例えば地下都市第二層のボスであるゴブリン・トループスは一体単位でみると、第二層の雑魚と同じ種族なのだが、個体レベルが高く設定されたボス仕様である。
種族自体が雑魚でも個体レベルによっては思わぬ苦戦を強いられることもあるため油断は禁物。
『米』
米の種類は大別して、ジャポニカ米、インディカ米、ジャバニカ米の三種類に分けられる。
日本でよく食されているのはジャポニカ米である。
オリエス大陸北西部はジャポニカ米の栽培条件を満たす気候ではないが、ジャバニカ米なら栽培可能である。
なので商連は『炊くときに混ぜ込むことでジャバニカ米にジャポニカ米っぽい粘り気を付与する薬品』を開発して販売している。健康と味に影響はない。
米そのものの品種改良も進んでいるため、北西部の気候に対応した米もそのうち生まれるだろうと思われる。
現在、米と麦とジャガイモが食卓の覇権争いをしている。
『コルノス』
角人族、とも言われる。牛のような角が側頭部に生えた人間。
男性の平均身長180cm台、女性で170㎝台という大柄な種族。その上で体はドワーフにも劣らず筋肉質。女性はパイオツがでかい。
「定住する」という文化を持たず、全員が単身あるいは家族単位、環境によっては氏族単位であちこちを旅する。多くのものが明るく社交的で、移住先の者との交流を積極的に図ろうとする。生活様式の関係上、身一つで生計を立てるために何らかの技能を持っていることが多い。冒険者というのはそういう意味で彼らにとっては中々に魅力的な仕事である。
筋力、耐久、敏捷に非常に優れた純粋な戦士向けの能力値を持つ。一方で器用度、知力、精神が低い、とメリットデメリット共にはっきりした構成。
『混乱の時代』
「あの日」の直後からの数年間のこと。
現実化という異常事態に際してのプレイヤーの混乱、異邦人の存在を知らされた
数年で鎮静化したのはまさに奇跡的、と当時を知るものは語る。しかし爪痕は今も残っており、プレイヤーの扱いを巡って各国内部で火種は尽きない。
【さ行】
『三鞭酒』
三鞭酒は我々の住む世界にも存在するお酒の一種であり、狼、鹿、オットセイのペニスのエキスとお酒を配合して作られる。中国山東省原産で、精力増強に効果があるとされる。
十五、十六話でリオがキムロに盛った『奇奇鬼毒三鞭酒』は、この世界で錬金術師が魔物のペニスを素材に作り上げた代物で尋常ならざる強精作用を持つ。
大陸東方由来の品であり輸送費用の兼ね合いもあって大陸北西部ではかなり高価。それに加えてこれを飲んでハッスルしすぎた中高年が血管を弾けさせて死亡したという事故が相次いだため、ブラックリスト入りした結果流通が規制されたため早々お目にかかれなくなっている。
それでも
『
この世界の基盤となったゲームタイトル。ジャンルはVRMMORPG。
基本的にはオーソドックスなファンタジー世界観のゲームだが、非常に高い自由度で知られる。
意図的にプレイヤーに開示していないデータが多く存在しており、プレイヤー達が遊びながら世界を開拓していくゲームと言われる。
どのような奇特なプレイスタイルでも受け入れる懐の深さが最大の売りとされる。
『
この世界に在っては
階級は
リオはゲーム時代
『射法八節』
弓を射る際のフォームを纏めたもの。和式の弓道において特に重視されるもので、洋式のアーチェリー競技が日本に輸入された際にもトレーニングに取り入れられた。
あくまで日本古来の弓道の動作をアーチェリーに当て嵌めたものなので、本場である欧米ではここまで細かくフォームについては拘らないとされている。
日本の弓道が精神修養の面が大きい武道として発展したのに対し、西洋のアーチェリーはあくまで狩猟遊戯の延長線上にある競技、あるいはゲームとして成立したことによる違いと考えられる。
『
職業の一つ。魔法職。条件を満たすことで契約した魔物を霊体として呼び出して使役する。魔法の使い方は主に三種類。
『シャンブルス』
多くの生産職が集まった研究ギルド。「この世界で作れるものの限界に挑戦する」というマッドな連中の集まり。『Night Parade』が知識を広く多くに広めるなら、彼らは自分たちのために深く極めることを目的としていた。
現実化に伴い、検証すべきテーマが爆発的に増大。外部から更なる研究依頼が舞い込んできたことも相まって、ギルド内は修羅場どころか羅刹の巷である。研究員が寝坊していると思ったら過労死していたので、モーニング蘇生をプレゼントなんてのがしばしば発生する元気で笑顔の絶えない研究所である。
『重量』
装備品のパラメータの一つ。文字通り、装備品の重さ。
重たいものは物理攻撃力が高かったり物理防御力が高い傾向にある。しかし、筋力に対して重たいものを装備すると、体力の早期減少や敏捷の低下などのデメリットがある。自分に見合った装備を見繕いましょう。
『
リオの
投擲、弓、弩、銃など遠距離からの物理攻撃に特化している職業。
弓や銃といった遠距離攻撃武器は使用者の筋力値が攻撃力に加算されないという性質があり、必然的に
主なスキルは『鷹の眼』『
他の職業の組み合わせとして、『
『シュバルツバウム』
セプテモールと山岳地帯を挟んで北方、鉄鋼業の国アイゼンブルート王国において秘境と言われるフィールド。
幹も根も枝も葉も、炭のように真っ黒な木々によって覆いつくされ、昼間でも地面には光が一切届かない暗黒の森。ここに出現する魔物は全て『黒』の一文字が追加された亜種であり、一般の物よりも強い(あと見づらい)。
数か月ほどリオはマグラからここで稽古を付けられた。
『小神』
六大神の傘下にある多数の神々。光明神の下に太陽神、炎武神の下に錬鉄神、天雷神の下に騎士神などなど、他多数。残念ながらプレイヤーの信仰する神様としては選べない模様。
『商連』
汎商人連合ギルド、の略称。加盟条件は
現実化の後はチャットや掲示板が使えなくなったこともあり解体されている。ただしその名残は残っており、元商連所属のプレイヤーは今でも商連のギルドマークを掲げていることが多い。アナログになったことで多くが寸断されながらも、そのネットワークはいまだ健在と言われている。
『
プレイヤーの能力値や習得スキルを決める肩書。この手のゲームにしては種類が少ない代わりに各
『
魔法職が共通して使える汎用魔法。文字通り魔力で盾を作る。
熟練してくると強度が上がったり、面積が広くなったり、展開速度が上がったり、何枚も同時に作れたりする。
後衛の命綱とも言える魔法だが、作った場所から動かせない(動かせても非常にゆっくり)という欠点があるため、前衛を兼任する魔法職が使うには色々と工夫が必要になる。
『ジルトラ』
フロラントに教会を構えている冥夜神の僧侶。ウンカラ族に典型的な、既存の文章を翻訳しながらしゃべっているような淡々とした言い回しと無表情(に見える)鉄面皮。
僧侶の行として、ダンジョン内での遺品回収を積極的に行っている。元々は自分の教会が寄付金だけでは運営していくのがつらいということで小遣い稼ぎにダンジョンに潜り始めたのだが、今ではすっかり冒険者のようになってしまっている。
実力は非常に高く、単身で地下都市の第六層まで潜れる。ドラゴンゾンビに対しては相性もあって圧勝できる。
『深智神』
六大神の一柱。全てを知る智。探求と理知。象徴する色は青。配下の天使は杖を持つ。
「理性こそ人の本質、叡智こそ人の宝」と唱える学問の神。一方でフィールドワークなども推奨するため、冒険者にも信仰者は多い。
ゲーム的には魔法を補助する神聖魔法を多く覚える。知力に補正を駆ける魔法を習得することもあり、
『
プレイヤーの職業の一つ。汎用職。
屋内や街中での活動したスキルが揃う職業で、屋外での活動を想定している『
『聞き耳』、『鍵開け』、『忍び足』、『三角飛び』、『窃盗』などなど、若干字面は悪いがどのスキルも便利であり、特にダンジョン探索では大きな助けになること請け合いである。
かなり敏捷値に対する補正が高いことや瞬間的な機動力に関係するスキルをもつことから、速度特化の前衛が修めていることがある
『聖ペテルギウス大聖堂』
六大神教の最高権威、信仰の総本山。セプテモールの首都ロムレウス内に存在する。
あくまで『最高権威』であり『最高権力』ではない。街の中に聖堂があるにも関わらず、内部の聖職者は外部には完全不干渉を貫いており、『街中の修道院』と称される。その為、外部の教会関係者の活動にも基本はノータッチ。
この手の組織としては珍しく、世俗の権力と全く結びついていないクリーンな組織だが、同時に人間世界最強クラスの武闘派集団を擁する魔窟でもある。
地下には『聖ペテルギウス大聖廟』というダンジョンが広がるが、現在は立ち入りが禁止されている。地上の聖堂の観光だけなら「礼拝したい」と一言いえば意外とあっさり通してくれる。ただし、不審な動きをしたものは法王直轄六大聖堂騎士団が囲んで神罰で叩く。
『
プレイヤーの職業の一つ。分類はその他。首から上が本体などと言われる特殊な職業。
目玉スキルは『賢者の博識』。このスキルは文献型のアイテムや、実地での観察を通して熟練度を引き上げていくことで、(理論上)ほぼ無制限に相手の情報を得ることができる極めて汎用性の高い鑑定スキルである。他にも一時的に知力にボーナスが入る『賢者の閃き』、『賢者の助言』。今まで鑑定したりして取得した情報をいつでも見返せる『賢者の蔵書』など便利なスキルが多数存在する。反面、単体での戦闘力は全く無いし、生産職のように何かを作れるわけでもない。
他の職業と組み合わせるのが前提と言える。
『セプテモール帝国』
大陸北西部から内海に向かって突き出す半島の国。風呂文化があり飯が美味いという点からプレイヤーの移住先として人気が高い。首都はロムレウス。
皇帝を国家元首に戴き、その下に忠誠を誓った貴族たちが各地で領主を務めるという封建制を取っている。………というのは建前で、皇帝の政策顧問という名目の元老院が実際の政治を一手に執り仕切っている。元老院の下には立法院、行政院、司法院、軍務院という四つの下院が存在する。元老院は下院の決定に対する否決権および、人事権を有する。
プレイヤーは「封建制と官僚制の悪いところを悪魔合体させた政治体制」と揶揄している。
『装備コスト』
ゲーム時代は各装備品ごとに『コスト』が設定されており、高性能な装備品程『コスト』は高かった。
装備時はプレイヤーの『最大コスト』を装備品の『合計コスト』が超えないように装備しなければならない。
逆に言えば最大コストを超えない限りはどんな組み合わせの装備でもつけることができるということでもある。当時は拳装備に全コストを投入してあとは裸一貫………のようなプレイヤーもいたとか。
ただしこれらのゲーム時代の制限は現実化とともに用を為さなくなっている。
コストオーバーしないように調整に悩んでいたプレイヤーもこれにより、自分の最強装備をコストを気にせず全載せすることができるようになった。
【た行】
『耐久値』
装備品のパラメータの一つ。使い続けると減っていき、これがゼロになると破損して使い物にならなくなる。そうなる前にこまめな手入れが推奨される。
全ての
『体力』
スタミナ。SPとも表記される。
動き回っていると常時消費する数値であり、移動や直接物理攻撃などで消耗する。
戦士系職にとっては
地下都市第五層のように過酷な環境に身を置いていると消耗が速い。対処する備えをしていると消耗も減る。
例えば地下都市第五層は熱気による
『端末』
メニュー画面の操作用端末。プレイヤーの左手首についているのが基本(右手に変更も可能)。形状は幾つかバリエーションがあってこれも自由に変更できる。リオは腕時計型。
現実化した影響で大半の機能が死んでいる。生きているのは財布、アイテムボックス、マップ、時計くらいなもの。
ただしこれらの機能だけでも大変優れているので、売り飛ばすためにプレイヤーの腕ごと端末を持っていく強盗が一時期流行ったことがある。ただし、端末はプレイヤーのIDと紐づけされているので他人には扱えないことがわかってからは下火になった。
『地母神』
六大神の一柱。全てを抱く地。豊穣と慈愛。象徴となる色は緑。配下の天使は斧を持つ。
「生み、分かち、育み、愛する」ことをその教義とする豊穣の女神。豊作、多産などなど多くのご利益を与えるとされ、農村部などで絶大な信仰を誇る。ぶっちゃけ光明神より人気。
ゲーム的には、信仰することで特に優れた回復魔法を得ることができる。
『天雷神』
六大神の一柱。全てを裁く雷。公正と正義。象徴する色は黄。配下の天使は槍を持つ。
教義では「正しき思いと良き行いに善なる報いあるべし」と説く、信賞必罰を旨とする正義の神。正義を勧め、悪徳を裁くことを信条とするため司法組織を始めとした公的な機関で信仰されることが多い。
神聖魔法は炎武神に次いで攻撃的。
『毒酒』
元々は状態異常耐性のせいで普通の酒では酔えなくなったプレイヤー達が生み出した酒類。
状態異常耐性をあの手この手で掻い潜って酩酊感を得られるが、一般人が飲むと急性アルコール中毒になる可能性が高いということもあり各国で製造と販売が規制されている。
………だが、規制されたことでかえって製造者は地下に潜ることになり、密造業者の作る毒酒はどんどんエスカレートしていくことになる。
今日では飲む側の耐性を前提としたうえで、敢えて毒物を入れることで普段は味わえないような刺激を追求した文字通りの『毒の酒』が
また、酒のみならず料理にも毒物を使用する『毒膳料理』という文化も生まれた。
リオは毒酒、毒膳ともに好んで食する。
『ドニー・ダルク』
フロラントの街で冒険者の教導を行っているプレイヤー。初心者から上級者まで、彼の元には様々な冒険者が集まる。彼の教育の成果もありフロラントの冒険者は生存率が高いとされる。
白いウサギの着ぐるみを着ているがこれは『ノーザンタイラント』という魔物の毛皮を加工した全身鎧であり、見かけによらず凄まじい防御力を発揮する。武装解放とスキルの合わせ技で敵の攻撃による
現実になったことでリアルな『痛み』を知ったこともあり、以前ほどには積極的に戦いに出ることは無くなった。今はその経験を通して、若手たちに冒険者として生き延びることに重点を置いた教育をしている。
リオとはゲーム時代からそれなりに親交がある。何度か臨時でパーティを組んだ中であり、戦闘時の相性はとても良好だった。
『トネルコ・トネリコ』
プレイヤー。旧・商連発起人兼ギルド長、現・無職(隠居)。
外見は美少年だが、中の人はれっきとしたジジイ。
『ドミナ・シモンズ』
プレイヤー。旧・商連本部長、現・ドミナ商会会長。
エルフ族の女性。中の人もれっきとした女性だが、口調のせいであまり信じられていない。
『
この世界に在っては
階級は
地下都市第六層のボスのドラゴンゾンビは
『ドワーフ』
鉱人族、とも言われる。その名の通り鉱物の扱いに長ける山の民。
ずんぐりむっくりとした筋肉質の体格をしており、背は低いが横幅は広い。男性は大抵の場合ゴワゴワとした髭を生やしている。女性は「愛嬌がある」と肯定的に捉える人がいる一方、「なんか太い」と否定的に見る人もいる。
基本的に彼らは職人気質で頑固。モノ作りは性能や実用性を重んじる主義。仕事に関しては厳格な反面、プライベートでは羽目を外すものが多い。特に酒と宴会を好む模様。
能力値は耐久と器用度に優れるほか、筋力もかなりのものがある。その為基本的に直接攻撃を行う前衛としての資質が高い。一方敏捷は劣悪なため、いざという時のフォローは欲しい所。
【な行】
『
プレイヤーの職業の一つ。戦士系、前衛職。
徹底的に防御に特化しているという実に分かりやすい職業。物理・魔法への防御力を高めたり、味方への攻撃を庇ったり、むしろ盾で殴り飛ばしたりと防御関連のスキルならなんでもござれ。丈夫で重たいものを装備しても自由に動ける『重装備適正』などのスキルはガチタン志向のプレイヤーの嗜みとされる。むしろ、相手の攻撃を受けることが前提の職業なのでガチガチに固めないと被弾しまくって死ぬ。スーパー系。
『
『
最強のプレイヤーと言われる男ヒョーン・ヌラリーが代表を務めた最高のギルド。
「このゲームの楽しさを積極的に発信すること」を標榜し、数多くのデータを纏め上げるとともに、ゲームの魅力を広く内外に喧伝した。プレイヤーからは『検証班』の愛称で知られる。
構成員は全員が鍛え抜かれた一騎当千の廃プレイヤーとして恐れられる。ギルドの明確な拠点がなかったこともあり、現在は分解消滅している。
『人間種』
この世界で文化・文明の主体となっている種族。ゲーム的にはプレイヤーが選べる種族のこと。
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、リトルフット、リカント、ミアキス、コルノス、ウンカラの8種からなる。
『
この世界で元々暮らしていた人々。かつてはNPCと言われていたが、現在は差別用語として使用されない。
『あの日』を境にこの世界にプレイヤーと言われる存在がいるということに気が付いたが、それ以外は特に何も違和感もなく生活している。
『ネーロ・パガニーニ』
フロラントの繁華街『グロキシニア』を拠点とするパガニーニファミリーのボス。ゲームシステム的な意味における『ボス』を務めていた人物であり、単独の戦闘力ではリオを上回る。きわめて優秀な『
明るくユーモラスで遊び人な初老のオジサン。おちゃらけているときは語尾がカタカナになる。
リオとは依頼相手であり、援助相手であり、遊び相手といった友好関係を築いている。実はリオが敵に回った場合の事を想定して対策を取っているが、できることなら本人はそうなることがないよう祈っている(どちらが生き残るにせよ被害が甚大になると考えているので)。
『ノブシール』
オリエス大陸北西部最西端の国、ポルポタス最大の港町。
現在、世界最大規模の経済力を持つ大都市であり『商連』の旧本部(現在はドミナ商会)が置かれている。
『ノーマ・マイルズ』
リオの部屋の隣人。娼婦。
お酒に弱いくせにお酒が好きなので、ちょくちょく酔い潰れて二日酔いになるという悪癖の持ち主。
リオとは肉体関係のある女友達。先に手を出したのはリオの方で、酒を飲ませて前後不覚になったところをベッドに連れ込んでにゃんにゃんしたとか。
ノーマ自身は一応ヘテロだが、リオが可愛くて床上手で一杯気持ちよくしてくれるので別にいいかと思っている。仕事に疲れるとリオに甘えるという悪癖が追加された。
【は行】
『パガニーニファミリー』
ネーロ・パガニーニがボスを務める
主な収入源は賭博、警備、不動産、闇市場の経営。薬物も売るが、中毒作用を中和する解毒剤もセットで売っている(マッチポンプとも言う)。
街の裏社会の治安を維持するための必要悪として貴族や公権力からも見逃されている………という状況にネーロ自身が誘導している。
『
プレイヤーの職業の一つ。魔法職に分類される。
歌や演奏の形式で魔法を発動させるという職業。音楽魔法とも言われるそれらは演奏中から演奏が終わってのしばらくの間、効果が持続する。つまり持続性の長さに重点を置いた補助特化型の魔法使いである。ただし一部の音楽魔法は敵にダメージを与えるものもあるため、単体では全く戦闘できないというわけでもない。
最大の欠点は楽器の演奏のために両腕が塞がること。マイクだけで何とかできればいいのだが、伴奏なしだと魔法の効果が下がるので痛し痒しである。
鎧をガチガチに着込んだ『
『
個体ごとの能力の強弱。
プレイヤーの能力の成長性は種族と
『蛮神』
六大神の傘下にない神々。大抵が魔物の信仰する神々である。
『ヒューマン』
汎人族、とも言われる。最もスタンダードで、数が多い人間種の代表格。
数の暴力にあかせて他種族を迫害する傾向もあるが、一概に皆が皆そうとは言えない。種族的な特徴もこれといってなく、敢えて言うなら個体差が激しい。
『ヒョーン・ヌラリー』
プレイヤー。旧・ギルド『Night Parade』のギルド長兼、『The Unlimited Horizon』まとめサイト管理人兼、攻略サイト管理人。現在は冒険者兼、冒険家。
常にゲームの魅力を内外に発信し続けたプレイヤー。彼と彼のギルドが纏め上げた情報の世話になっていないプレイヤーはいないと言われる。
全
『フェニア・フェリシス』
プレイヤーの一人で商人。旧商連所属で現在は自身でフェニア商会を切り盛りする。
ゲーム時代からリオとは親交がある。間延びした口調で喋るが、勘が鋭く即断即決を旨とする食えない商人。
ゲーム時代はあまり知られていなかったリオの秘密(?)を知る数少ない人物。
『武装解放』
一部の武装の持つ特殊な効果を発現させること。武装なので武器・防具を問わない。
強力な効果を持つものが多いが、使用者の体力消費が大きい。
ただしその辺りは鍛錬を積むことで微妙に強弱を使い分けたりといった効率的な運用法を体で覚えることである程度解決可能。
継続的に効果が発揮される『状態変化型』と一瞬だけ効果が出る『単発発動型』の二種類に分けられる。
『
プレイヤーが選択できる職業。生産系三職の一つであり、装備品が専門。
装備品ならなんでも対象になるため『
木で杖を作るにせよ、布で服を作るにせよ、革でベルトを作るにせよ、金銀玉石で指輪を作るにせよ、装備品であるならば鍛冶師の領分である。ただし、どのような素材でどのような装備品を作れるかに関しては当人の熟練度がかかってくるため、必然的に各々自身の専門分野に特化していく。
鍛冶師に限った話ではないが、貴重で強力な素材程『加工難易度』が高いため加工できる者が限られてくる。武器を作るときだけでなく、武器が破損した場合もそうした専門家に依頼することになるため、強力な武器を使う冒険者は優秀な鍛冶師と懇意にしていることが多い。
(まだ未登場だが)リオの弓と衣服を制作・修復できる専門家はフロラントに拠点を構えているので、そのこともリオがこの街で暮らしている大きな理由の一つとなっている。
『
プレイヤーの職業の一つ。魔法職。
職業選択と共に、六大神のうちのどれか一つを信仰対象として選ぶ必要があるという特殊な職業(改宗も可)。基本的に回復・補助に偏っているが、信仰する神によっては攻撃的な魔法を覚えることもある。
『プレイヤー』
かつてこの世界をゲームの舞台として遊んでいた人々。十五年前を境に現実(地球)に帰還できなくなった。
この世界の現実に心を折られたもの、特に変わりなく過ごすもの、別の生き方を模索する者、弾けたものなど、世界への適応の仕方は千差万別。
いずれも
『プレイヤーの体』
設定されたアバターの基本的な造形から逸脱しない。
歳を取らない、傷跡が残らない、ムダ毛が生えない、太らない、生殖機能が停止しているためか生理もない。
事実が判明した時、女性プレイヤーは大いに喜んだとか。
『フロラント』
リオが主に拠点としている街。半島の付け根の辺りに位置しており、交通の要所にあることから通商が盛んな商業都市。その規模では首都にも引けを取らない。更に規模を拡大中。日本でいう所の大阪ポジション。
人が多く素材が揃えやすい所から生産職プレイヤーが多く拠点を構える『工房街』という一角があり、リオの装備品の修繕ができる職人もここにいる。
『フロラント・メガロメトロ』
通商・地下都市。フロラント市街地に入り口があるダンジョン。初心者のチュートリアルにもできる低層、熟練者でも命がけになる深層、階層ごとにガラリと変わる構成と攻略者を色んな意味で飽きさせない街の名物。全十三層。以下階層の内訳。
第一層『廃棄市街・上層』
第二層『廃棄市街・下層』
第三層『氾濫樹園』
第四層『迷宮水路』
第五層『溶鉄鋼路』
第六層『古代塔墓』
第七層『博覧書館』
第八層『六覚聖堂』
第九層『暗黒洞穴』
第十層『大闘技場』
第十一層『????』
第十二層『????』
第十三層『????』
『冒険者』
未開のフィールドを旅し、未踏のダンジョンに挑み、強大な魔物を打倒し、神秘の宝物を発見する………………というのが世間一般の冒険者に対するイメージ、あるいは理想である。
実際のところは大多数が組合から仲介された依頼を受ける何でも屋兼、町の近場のダンジョンでアイテムを拾ってくる採掘者といったところ。
難度の低い依頼や比較的安全に出入りできるダンジョンのアイテムなどは実入りが少ないが、逆に高額の報酬を求めると当然命の危険がある………正直なところ普通に働いていた方が安全だし収入もずっと安定する。
だが、超一流クラスになるとまさに英雄とも言うべき活躍をする者もおり、そういった武勇伝に憧れて冒険者を目指すものは多い。
『冒険者組合』
冒険者を登録・管理する目的で設立された。現実化後、食い詰めた人間や、都会に出てきたものの技能のない人間などが取り敢えず冒険者を名乗ったことで能力の足りない冒険者やモラルの低い冒険者が多く生まれたことがそのきっかけ。
適切なランクに冒険者をふるい分け、適切な依頼を割り振ったり、ダンジョンなどに民間人が入らないように規制したりする(町などから遠く離れたダンジョンなどは管轄外)。他にも依頼人と冒険者の仲介、商人と冒険者の仲介、パーティメンバーの仲介などの業務も行っており、冒険者の活動を規制するだけでなく、援助もしている。
基本的な業務内容は同じだが、国ごとに運営形態は微妙に異なる。
『冒険者等級』
冒険者組合が定める冒険者のランク。等級が上がると組合から多くの援助(アイテムの優先販売、高収入以来の斡旋、腕の立つ職人への仲介などなど…)が得られる。
元々はちゃんとした冒険者と、ちゃんとしていない冒険者紛いを区別するために生まれた制度。パーティ単位での登録も可。
十級、九級:登録したての冒険者。半端な覚悟や甘い夢を抱いている連中に現実を叩きつけて振るい落としをかける段階。
八級、七級:低級冒険者。この辺りが一番数が多い。稼ぎは不定期のアルバイト程度。身の危険もあるため、正直普通に職についていた方が安定する。
六級、五級:中級冒険者。ようやくいっぱし。専業で飯が食えるランク。
四級、三級:上級冒険者。冒険者組合の職員からも注目され、様々な優遇措置が受けられる。一般の人にも名が知れており、名指しの依頼も多い。リオがこのランク(最近更新してないけど)。
二級、一級:特級冒険者。冒険者達の憧れの的。ヒーロー的存在。
【ま行】
『魔石』
魔力を蓄える性質を持つ鉱石。青紫色のガラスのようにも見える。
ダンジョンの宝箱、魔物のドロップアイテム、鉱山の土中、はてはその辺の河原でも取れる非常にポピュラーなアイテム。ただし性能はピンからキリまで。安物ならその辺の露店でも売られている。
基本的にマジックアイテムに組み込んで電池代わりに使用される。使いまわしもきくが、質の悪いものは充填できる魔力限界量も低く、劣化も早い。
錬金術師なら精錬してより品質の良い魔石を人工的に作ることもできる。
『マグラ』
通称『独覚』、『破戒仙』。全身に神々を讃える聖印と聖句を刺青にして刻んでいる異様な風体のウンカラの男。
ウンカラとして例外的に欲に溢れており、僧侶としてあるまじきことに殺生も暴力も肯定する。ただしその有り様は紛れもない彼なりの信仰心の表れであり、光明神系の神聖魔法の腕前は法王にも匹敵することからその信仰の深さが窺い知れる。同時に格闘家としても超級の実力者であり、単身で山をも砕くと言われる。
ゲーム時代は人間種最強のNPCであり、レイドボスの一体。イベントで討伐に成功してもただ単に負けるのではなくプレイヤーの実力を認めて去っていく、というタイプのボスである。
四年半ほど前、たまたま出会ったリオを気に入って彼女を指導した。その時のことが原因でリオは彼を殺すことを硬く決意している。
信条は『在るが如くを成せ』。
『
職業の一つ。分類はその他。アイテムの売り買いに特化しているという特殊な職業。
代表的なスキルは、アイテムを金銭的価値から鑑定する『商人の目利き』や表計算ソフトが使えるようになる『商人の帳簿』など。
この職業を収めたものにとって『UH』は経済シミュレーションゲームとなるらしい。
他の職業との組み合わせとして、『
『ミアキス』
猫人族、とも言われる。猫耳、猫尻尾の生えた人間。
気まぐれな性質のものが多く、大抵が自由人。個人差はかなり大きいので一概には言えないのだが、少なくともミアキスの公人というのは殆どいないのは確か。
ヒューマンに次ぐ汎用型。やや耐久と精神が低めだが、大抵の職業をそつなくこなせる。
『冥夜神』
六大神の一柱。全てが還る夜。終焉と安寧。象徴する色は紫。配下の天使は鎌を持つ。
「生死の境を護り、死を尊ぶことで生を言祝ぐ」という教義を持つ。全ての生き物にとって『死』は平等であり、それがどのような誰であれその死は安らかな眠りであるべき………と説くが、ぶっちゃけ一般人からすれば「葬式の時に世話になる」くらいの認識でしかない。信仰は正直なところ六大神最下位。一部の小神にも負ける。
習得できる魔法は
『メディオラ州』
フロラントが属するセプテモールの一地域。領主はミレイン公爵。
州都ジネブラは発展した港町(日本でいうところの神戸のようなところ)である。フロラントと合わせて州の経済的な存在感は非常に大きく、そのこと自体を危険視する元老院議員もいるとかなんとか。
【ら行】
『
プレイヤーの職業の一つ。汎用職。
読んで字のごとく、何かを乗りこなすことに特化している職業。大前提として乗り物を調達しないと機能しないため、初心者向きとは言えない。
乗り物は基本的に生物であることが多いが、
性質上、戦闘ユニットを任意のタイミングで召喚できる『
『ラストル・マルティネス』
フロラントの街で家具工房を経営する男性。本人に家具作りの技能はないが経営者としては有能な部類。
リオ・オーガスタとは依頼人であり、友人であり、愛人でもある、という関係。
妻帯者。しかし、妻とはうまくいっていない。
良くも悪くも『優しい』人間。
『リカント』
狼人族、とも言われる。イヌ科の耳と尻尾を持ち、鋭い犬歯を持つ。
高い筋力と敏捷性を持っているため戦士として高い適性を持つが、反面魔法関係の能力には恵まれない。
リカント族の文化として、彼らを『犬』扱いすることは最大の侮辱と捉えられるため注意が必要。
魔物の一種である
『リトルフット』
小人族、とも言われる。読んで字のごとく低身長の種族であり、成人してもヒューマンの十歳前後の背丈しかない。
好奇心旺盛で活発、かつのどかで平和的な性格をしているものが多い。その為、大人は冒険者や行商人のように各地を渡り歩くか、故郷に永住するのかと二極化する傾向にある。
能力値は敏捷と器用度が非常に高い一方、筋力と耐久は最底辺という極端な配分をしている。
『ルシ』
この世界での基本的な通貨単位。
『
リオの
屋外での活動に関するスキルが揃った職業であり、屋内や町中での活動に適した『
『地形適応』『薬剤知識』『
ただしステータス補正があまり高くないため、他の職業と組み合わせることが前提といえる。汎用性の高さから大抵の職業と嚙み合わせが良い。
『六大神教』
この世界で最もメジャーな宗教。
神々の盟主である六大神(その中でも光明神は最大の権威者とされる)とその下に従属する様々な小神達を信仰する。魔法の素養がある人間は祈りを捧げることで信仰する神に対応した神聖魔法を授かることができる。
ゲーム的にはプレイヤーが
六大神は以下の通り
光明神:全てを照す光、創造と慈悲。色は橙。
地母神:全てを抱く地、豊穣と慈愛。色は緑。
冥夜神:全てが還る夜、終焉と安寧。色は紫。
炎武神:全てに挑む炎、鍛錬と勇気。色は赤。
天雷神:全てを裁く雷、公正と正義。色は黄。
深智神:全てを知る智、探求と理知。色は青。
『リオ・オーガスタ』
本作の主人公。主人公だがヒーローではない。
『The Unlimited Horizon』のプレイヤー。プレイ歴およそ四年。実力としては上の下程度(一応)。
職業はメインに『
戦闘は熟練の域に達した隠形と高い敏捷を生かした機動力で撹乱しつつ、的確に要所を打ち抜いて弱らせてからトドメを刺すスタイル。狩人というか肉食獣めいていると評判。
命の危機に瀕した時、自分に対して危害を加えた相手に激烈な殺意を抱く特徴がある。追い詰められた時に真価を発揮する人間というのは多いが、リオのこれはそれを極端にしたものである。
これを「稀有な才能」と評価した師匠のマグラにより、殺意を理性的に制御する技術を叩き込まれた。
これにより、ゲーム的な
外見は身長140㎝台の矮躯の少女。
光の加減で白金色に見える長い金髪。氷色、冬空色と形容されるアイスブルーの瞳が特徴。
青い薔薇の花飾りを好んで身に着けている他、青色、紺色、黒色の衣服を好んで身に着ける。
服装はフリルなどの多い少女趣味めいたものを良く着るが、同時に動きやすさにも気を使っている。
愛用のフリルジャケットとスカートは『多次元の繰糸』という素材で作られた一級品。外見が気に入っていることもあるが、不意の戦闘に備えてほぼいつも着ている。
『奇跡の青薔薇』というアイテムを加工した髪飾りを良く身に着けている。性能は二の次で単純に色とデザインを気に入って付けているものであり、彼女のトレードマークとも言える。これを付けていないときにも大抵どこかに青い薔薇をモチーフにした装飾を付けている。
自分の作ったアバターを大いに気に入っており、着飾ることを好む一方で目立つのは嫌う。
その為、常時街中でも隠形を使って気配を絶っている。冒険者としての実力の高さと容姿の可憐さに加えて、直接見たものが殆どいないという神秘性から半ば都市伝説めいた存在として認知されている。
そのせいで二つ名が妙に多く『青薔薇』、『冬の瞳』、『麗しの弓姫』、『天弓の射手』、『青い
孤高を愛し、誰にも靡かず傅かない、自由奔放な一匹狼の冒険者。
逆に言えば、他人と協調することも共感することもできない社会不適合者。
判断基準は常に「自分が気に入るか気に入らないか」であり、そこに他人の意志が介在する余地はない(考慮にいれない)。
気に入ったものには優しく寛容だが、気に入らないものには徹底的に無関心かつ残酷。そのくせ非常に気分屋で、自分にとって
好きなものは酒と食事とセックスと全力での戦闘行為としぶとい獲物を仕留めたときの達成感。
此処でいう「しぶとい獲物」は魔物だけでなく人間までも含まれる。
一度『獲物』と認識すればそれが
正直なところサイコパス一歩手前だが、嗜虐的な殺戮を嫌い(殺すならスマートにやるべきだと考えている)、他人を裏切ることはあまりしない(気に入った相手には義理を感じる)ことからその一歩手前のところで踏みとどまっている。
性癖はマゾヒスト。これは(そのように
ただし根本的な身勝手さは変わらないため、自分を可愛がるようにあの手この手で誘導する悪辣な面がある。強欲でしたたかな被虐趣味者。
また両刀であり、気に入れば文字通り老若男女を問わない。しかも惚れっぽい。あちこちに肉体関係だけの愛人がいる。
あらゆる意味で矛盾の塊。
可憐な外見とは裏腹に、獣じみた凶暴性と非情さを持つ。
自由を愛して馴れ合いを嫌う一方で、愛人は多く他人との触れ合いを好む。
本質的な倫理観や行動原理は人間よりはむしろ獣に近しい。『都会に住む山猫』が最も近い分類。作者自身あまり彼女を人間扱いしていない。
人形のように愛らしい容姿と、苛烈で混沌とした内面とのギャップは良くも悪くも周囲の人間には強烈な印象として残る。
外見からくる第一印象のせいでそれが肯定的なものに捉えられ易いだけの話である。
地球でのプロフィール
本名:
性別:男性