地下室にぴちゃ、ぴちゃ、と水音がする。
重い液体の雫が石造りの床を叩く音だ。
クラートフ伯爵家の屋敷、その地下に秘された牢には得も言われぬ水気と熱気が満ちていた。
……あくまでも錯覚だろう。この地下牢は外見に似合わず通気や水はけには気を遣われており、春という季節も相まって存外過ごしやすい造りになっている。それは虜にされたものを殺さず生かし続けるための工夫でもあるのだが。
故に思わずむせるような、
彼の内側に溶岩が如く沸々と滾る劣情が、思わず汗ばむような熱となってその身を苛んでいるのである。
「はぁ……はぁ……っ、」
眉目秀麗な赤毛の青年――――ヨアヒムは荒い息を吐いている。
息が荒いのは肉体的な疲労というよりは精神的なものが大きいだろう。
数ミリ単位での精密な手さばきを要する作業を、本人も時間の感覚が曖昧になるまで続けていたのだから。
いつもなら流麗かつ涼やかな顔立ちの中に稚気を滲ませる榛色の瞳は、飢えた獣を彷彿とさせる剣呑な光を放っている。
仕立ての良いスラックスの前面はパンと張りを作っており、その下に押し込められた雄の欲の昂りを暗示していた。
すぅ、と肩を上下させる彼が息を吸えば何とも言えない芳香を纏った空気が肺を満たす。
湿っぽく、甘酸っぱく、胸の内が優しく掻き毟られるように狂おしい――――雌の匂いだ。
「ほ、ぉ゛、ぉ……っ♡」
彼の視線の先、地下牢の真ん中には一人の少女が拘束椅子に括りつけられていた。
分娩台に近しい形状の台座に、両腕を頭の横に、両足を左右に開かされた状態で磔にされているのだ。
目元には苦労に布が目隠しとして撒かれ、口元には
乳首と陰核には半透明のキャップのような物が被せられ、その肉突起を強制的に勃起させられていた。
Mの字のように固定された両脚は股座を隠すこともできず、更にあろうことか金属の枠のような物で女の秘所をぽっかりと曝け出されている。
おまけにその下の肛門にまで何らかの器具が押し込まれていた。
目隠しの布には涙が滲んでは頬へと伝い、口枷を咥え込まされた口からは押し殺された喘ぎが唾液と共に零れて落ちる。
暴かれた女の園は徹底的に凌辱されたのであろう、真っ赤に充血してその奥から涙のように濁った愛液を漏らしていた。
股座から滴り落ちた蜜が雫となり、ぴちゃん、と虚ろな音を地下に響かせた。
幼気な少女が解剖台に磔にされた
だが、息を荒げながらそれを見下ろすヨアヒムはまた別の感想を抱いていた。
「……
譫言の様にそう呟いた彼は近くにあった台車の上に手を伸ばした。
そこには既に磔にされた少女――――リオに対して振るわれたのだろう、粘液に塗れた幾つもの器具が転がされていた。
彼はなんの変哲もない歯磨き用のブラシを手に取ると――――開口具によって入り口を広げられているリオの雌穴に躊躇なく突き込んだ。
「お゛、ぁ゛っ、」
既に一度ブラシの味を覚えさせられているリオは、再度自分の中に入ってきたものがなんであるかを理解して逃げるように身を捩った。
鎖と椅子が僅かに軋むだけの音を尻目に、ヨアヒムはブラシを使って曝け出されたままになっている少女の秘粘膜を磨り立てた。
その表情は地中から掘り出された化石の輪郭を確かめようとする古生物学者のようでさえあった。
金属の枠で大陰唇を割開かれた幼気な膣洞は、リオの呼吸に合わせるようにしてひゅくひゅく、と震えるように収縮を繰り返している。
きゅう、と恥じらうように縮こまった桃色の肉。その襞と襞との隙間にじわりと粘った蜜が滲み、膣洞が緩むと共に涎のように零れだす。
その秘めやかな女肉の園をまるで耕すようにヨアヒムのブラシが襲った。
微小な段々畑のように連なる肉襞、その表面に何十何百と密集した毛束が当てがわれ――――
「ほぉ、ぉ゛っ♡」
軽く表面を攫う程度の一撫ででもその効果は劇的だった。
ボールギャグを噛まされた口の端から飛沫のような唾液を飛ばしてリオが喘ぐ。
無様な大股開きのままの腰がびくん、と跳ねる。
歯の表面、歯と歯の隙間、あるいは歯と歯茎の境。それらに溜まる垢を効率よく取るために歯ブラシは毛先が不揃いに整えられ、細かく並んだ鋸のように擦る対象の表面を削るような造りになっている。
特にこの世界ではまだプラスチック加工の技術が未発達であるため、歯ブラシの素材は獣毛であり……かなり堅めの毛質となっている。
その先端に指を当てるだけでちくちくとしたものを感じる造りの、荒い手触りの毛束。
それがぷくりと充血して蜜をしとどに零す敏感な粘膜を引っ掻くのである。
ただの撫でるような一掻きが総身を震わせるような衝撃を生むのも無理からぬことだった。
そして、それは当然のようにただの一度で終わるものではない。
「……っ、ぁ゛、ゃ……っっ♡♡」
くちゅくちゅ、くちゅくちゅ、と幾度もリオの胎の中で粘液を撹拌する音がする。
そしてそれは同時に彼女の頭の中では
粘膜を傷つけないように極めて慎重に、かつ暴走するような情熱のままにヨアヒムがリオの膣粘膜を掻き毟る。
毛羽立ったブラシの先端がひくひくと震える膣襞の隙間を磨くように幾度も前後すると、面白いように愛液が滲み出して泡立った。
白く濁った愛液がぼたぼたと重たい音を立てて床に落ちては染みを作る。
ぐっぱりと大口を開けさせられた膣洞は与えられる刺戟に耐えかね、喘ぐように幾度も激しい収縮を繰り返した。
それにブラシの先端が巻き込まれたならヨアヒムは、遠慮なく手前に引き戻した。強い抵抗感を覚えながら懲らしめるように膣肉を削りあげればリオが全身を震わせながら悶えた。
「綺麗だ……そして可愛い、とても可愛いな……」
ぶちゅぶちゅと絞り出される濁った女蜜と少女の体から垂れ流される汗の香りを吸い込みながらヨアヒムは呟いた。
誰に聞かせるわけでもなく、ぶつぶつと囁かれる様はさながら譫言のようであった。
彼は片手のブラシで注意深くリオの秘所を掘り返しながら、何度も「綺麗だ」、「可愛い」と口にして空いている手で彼女の体に触れた。
ベルトに拘束されて痛々しく震える内腿を労わるように撫で、その肌の瑞々しさを感じるように頬ずりする。
ひゅうひゅう、と喘ぐ様を体現するように腹筋を上下させる腹部。余計な贅肉など感じられない流麗なくびれを指でなぞる。
先端を簡易的な吸引器に吸い付かれながらふるふると震える乳房に触れる。陶器のようで滑らかでありしっとりと濡れた肌、瑞々しい弾力に満ちた肉を掌で堪能する。
「あぁ、リオ……お前は、本当に……美しいな。そして本当に愛おしい……」
そう何度も呟くヨアヒムの様はまるで熱に浮かされたようだった。
いや、確かに彼はある種の熱に支配されているのだ。
情熱、情欲、または情愛――――そういった本人にも御することのできない熱によって、彼は内側から激しく駆り立てられていた。
彼の目には今やリオが堪らなく美しい代物に見えていた。
首を架せられ、手足をくくられ磔にされ、目を隠されて口も塞がれ、秘所を掻き回されて喘ぎ悶える様。
幼気な少女が長い金糸の髪を振り乱しながら、声にならない嬌声を上げ、真っ白な肌を朱色に染めて、汗と愛液を垂れ流す、その様。
それを目にする度にヨアヒムは己の中に例えようもない熱の迸りのような物を感じるのであった。
――――もっと見たい。
――――もっとこの愛おしい少女の、美しく可憐な姿を見たい。
そんな衝動が、ヨアヒムを突き動かしていた。
スラックスの内側は射精でもしたのかというほどに彼自身の昂りで濡れそぼっていたが、彼はそれに意識を割くことさえなかった。
己の欲望を解き放って慰めるよりも、目の前の少女を嬲って悶えさせることの方がずっと魅力的だと感じられたからである。
「お゛っ、っぐ……っ、」
股座にブラシを一段と深く突き込まれてリオは喘いだ。
少女の喉から漏れ出る喘ぎが濁ったものになり始めてからもう既に随分な時間が経っていた。
水晶の鈴を鳴らすように透き通っていた可憐な声も、今や屠殺される豚のようだ。
だが、その濁声こそが彼女に自分が与えた快楽の濃さなのだと考えるとヨアヒムは興奮を禁じえなかった。
ぐりゅりゅ、と膣肉に埋没したブラシの先端を手の中で捻りあげる。
瑞々しい肉の締め付け、その手ごたえを感じながらざらついた毛束で少女の媚肉を掻き抉った。
リオの膣はちょうど中ほど辺りが少し狭く、くびれているような形になっている。
ヨアヒムはその部分にわざとブラシを引っ掻けるようにして擦りあげた。
ぞりゅりゅりゅ……、と膣襞を掻き毟る音を立てながら飛沫のように白濁しきった愛液が弾けて飛ぶ。
「ん、ぉ、ぉ、ぉ゛ぁ゛…………っ!!!!」
毛束が体内を抉るごとにリオの腰がおこりのように震え出し、やがて張りつめた糸のように緊張してはぷつんと切れたように脱力する。
ぽっかりと中身を曝け出された膣からは濃い愛液が男の射精のようにびゅくびゅく、と撒き散らされる。もう既に何度も繰り返された明らかな絶頂のサインだ。
しぶいた愛液の飛沫を興奮した様子で拭いながら、ヨアヒムは女の香りで噎せ返るように濃い空気を吸い込んだ。
心臓に火がついて、更に油が注がれるような心地を覚えてヨアヒムは笑った。
絶頂の余韻に震える女陰からブラシが引き抜かれる。
糊のように重たく粘る愛蜜がその先から滴ってびちゃり、と床に音を立てた。
「はっ、はっ、は……っ」
荒い呼気が地下室に木霊する。それは何度にもわたる絶頂で総身を震わせるリオのモノだけではなかった。
ヨアヒムもまた、本人もそれと知らず逸るような息を吐いていた。その表情は何処か、飢えた動物のようでさえあった。
――――獣。
獣性。獣欲。
理性こそがヒトという生物を人間たらしめるというのであれば、今のヨアヒムの様相は正しく獣のそれであっただろう。
理性を投げ捨て、己の胸の内の欲望に従いそれを解き放つだけの、一介の獣になる。
その体験は常に貴族たらん、紳士たらんと己を律してきた彼にとっては初めての経験だったと言える。
『自分』という人間性を投げ捨てて――――
「ぁっ、ぉぁ……っ」
じゅぽん、という音と共にリオの陰唇を開いていた金属の開口具が引き抜かれる。
短くはない時間押し広げられていたにも関わらず、枠を取り去られたと同時に彼女の大陰唇は映像を逆回しにするように元の姿を取り戻した。
けぶる程度の金毛に彩られた慎ましくも可憐な少女の花弁。
ただ、どろどろの愛液に濡れそぼり、ひくひくと震えながら赤く充血している様だけが、色濃い凌辱の痕を伺わせる。
じんじんと痛みとも疼きとも、あるいは快感ともつかない感覚の余韻に意識を揺蕩わせるリオだが、朦朧とした意識の中でまだこれで終わりではないことを理解していた。
遮られた視界の中でこそ、視覚に頼らない感知能力が一層研ぎ澄まされる。
耳に感じる音と肌に触れる空気の流れ、或いは『気配』とも形容されるものによってヨアヒムが台車の上でまた別の道具を選んでいることが窺い知れた。
やがてヨアヒムが手に取ったのは一本の張り型であった。
しかし通常のそれと違うのは、把手部分にあるつまみを押すことによって竿部分が振動するという造りにあった。
それは言わば地球でいう所のバイブレーター機能である。
この世界が現実になってから、プレイヤーが持ち込んだ発想によってこのようなものもこちら側の世界で制作され流通され始めたのである。
うぃんうぃん、と聞くものによっては威圧的とも言える音を立てながら駆動するそれを確かめた後、ヨアヒムはリオの股座をそっと撫で擦った。
失禁したような量の、糊のように粘った女蜜に濡れたそこの表面を男の指が優しささえ感じる手つきでまさぐる。
そして同時に無機質な駆動音を立てる張り型がそこに近づけられていく。
これ見よがしに、「今から
「ん゛っ……、あ゛ぉ゛……っっ、ぉっ……」
口端からぼたぼたと無様に涎を吹き零しながらリオが喉を反らした。
うねる蛇のように動きながら、張り型が胎内にねじ込まれてくる。
既に彼女の膣はヨアヒムの手でぐずぐずに解され切っている。
そこに意図的に太めに調整された張り型が突き込まれるのは凄まじい快感を伴うものでった。
既に赤く充血して腫れ上がった肉が太く無機質な棒に割り拓かれていくのは、痒みの走る皮膚を思いきり掻き抉られるような冒涜的な快楽だった。
しかもそれが張り型の表面の凸凹を擦りつけるようにうねりながら胎の中を掘り進むのである。
自分の体が水飴になって撹拌される様を幻視してリオは身をくねらせた。
「お゛っ、こっ、ぉ゛っ、おっ゛…………!!!!」
やがて、ぐじゅっ、という手ごたえとともに張り型が最奥まで到達する。
M字に固定された下半身の真ん中、少女の股座に野太い無機物がずっぽりと咥え込まされ、絞られた果汁のように愛液が陰唇の隙間からぶじゅり、と垂れ落ちた。
少女の細い太腿がヒクヒクと震え、下腹の奥からは陰竿の贋作がうねり踊るくぐもった音が響く。
少女が己の手の中の玩具一つで甘酸っぱい汗を全身から噴き出して見悶えるのを見ながら、ヨアヒムは優し気な手つきでその体をそっと撫で擦る。
指先で髪を梳り頬を撫で、あるいは耳の裏をかいて乳房を揉みあげた。
純粋に少女を愛でているのか、はたまた性感を煽るための愛撫の一環か。
その境界線は本人にも至極曖昧であった。
やがて彼の手はゆっくりと降りていき、リオのなだらかな腹部に到達した。
幼ささえ感じる矮躯でありながら女性的なくびれを見せる腰回り。余分な贅肉の一遍も見当たらないその腹部も、今や激しい呼吸に喘いで横隔膜を上下させていた。
そしてそこから下った下腹にはまた別の振動が伝わっているのがわかる。
これは股座に咥え込まされたバイブレーターの震えであった。
うぃんういぃん、と音を立てる人口のペニスは、人のそれには到底できない軌道で女の膣洞を抉り抜く。
特に最奥、先端部を押し当てられた子宮口は執拗に捏ね繰り回されていた。
固く閉ざされながらも柔らかく解れ切った肉を無機質な振動が震わせる。
その手ごたえを感じたヨアヒムはそっと下腹の上に手を置いてそこをゆっくりと撫で擦った。
責め苛まれているリオに、そこにあるものを意識させるように。
「ふっ、ぅ゛……っ!!!!」
そこにあるものとは当然ながら、子宮だ。
女の生殖器、その中心。女性を女性たらしめているもの。
男の子種を受け止めて健やかな子を育むための宮。
優しくその上を撫でてリオの意識を誘導したヨアヒムは、そこに軽い圧迫をかけた。
すると当然ながら子宮も押し下がり、膣道全体も狭くなり――――バイブレーターと密着する。
響いていた音が一層低くなり、張り型がぴたりと押し当てられた膣肉と子宮に深く絡む。
より強く響き始めた振動にリオはくぐもった嬌声を上げた。
だが、ヨアヒムの手はそれだけでは終わらない。
子宮の上に乗った彼の掌は律動を刻むように、ゆっくりとそれでいて確実に何度も圧迫を繰り返した。
ぐっ……、ぐっ……、とあくまでも内臓に不快感を与えないよう慎重に、それでいて強く重たく。
――――子宮を、捏ねるように。
「ぉぅっ、っぐ……、お゛、ぉ……っ♡」
拘束具をがちん、と鳴らしてリオの肢体が跳ねる。
上から下から、そこにある子宮を挟むように振動が加えられる。
掌が全体を揉み解すように圧を加え、バイブが端から絶え間ない振動で震わせる。
……ポルチオ性感、というものがある。
女体に性感帯は数あれど、子宮と子宮頚部で感じる快感――――ポルチオ性感に勝る快感はないとも言われる。
体が溶け落ちるとも、頭が真っ白になって何もわからなくなるとも言われるほどの快感を得られるとのそれだが、基本的に子宮付近は他の性感帯ほどに神経が発達していないため開発するのには手間がかかる。
少なくとも十分に陰部が濡れそぼり、脱力した状態で根気よく快感を体に覚えさせていく必要がある。
リオであればもう既にその条件はとっくに済ませていたと言えるだろう。
この地下室に連れ込まれて全身が崩れるほどの快感を味合わされたことは一度や二度ではない。
だが、その上でこの子宮性感の開発を後に回していたのは――――
既に全身の性感は暴いた。
今やリオはヨアヒムが肌に触れるだけで行為を意識して頬を染めることだろう。
その桜色の唇も、慎ましやかな乳房も、敏感なクリトリスも、幼気な膣も淫蕩な器官になり果てている。
肛門は……未だそちらの処女は奪っていないが時間の問題である。既にリオは不浄の孔を指や器具で穿たれることに慣れ始めている。
そうして全身を開発した上で、最後に子宮を己のモノにするのである。
今まで夜遊びの相手として幾人かの淑女の性感を開き、悦びを与えてきた経験のあるヨアヒムだったが、これほどに子宮の性感を開発することに
子宮。女体の中心。女を女たらしめる場所。愛する人のそれを己の手で暴き――――性の快感を味わわせる器官に作り替える。
その事実はヨアヒムの背筋に震えるほどの歓びをもたらした。
人の体を、愛おしい少女の体の
「ほ、ぉ゛、お゛っ、ぁ、ぁっ」
「ほら、イけ。馬鹿になるくらいにイけ。もっと可愛い所を見せてくれ……」
磔にされた四肢を突っ張らせながら、リオが途切れ途切れの息を零す。
蕩けるように解れた子宮頚部に、肉の柔らかさを持たない竿の贋作が容赦なくめり込んで抉り抜く。
絶え間ない振動と揉捏によって子宮は餅のように柔らかくなっている。
今やだくだくと股座から零れ出る粘液は子宮から絞り出された濃厚な果汁だった。
体の中心にあるものが溶け、崩れていく感覚にリオは慄いた。
女体の象徴を完全に掌握され、泣きよがらされる。
自分の体が誰の
「お゛、ぉ゛ぁっ、ぁっ、ぁ、ぁ゛っ!! あ゛ぁん゛ぅぉぉお゛ぉぉ…………っっ!!!!」
絞め殺されるような聞くに堪えない、濁りきった叫びが少女の細い喉から迸る。
拘束された体が全身の神経に滅茶苦茶な電流を流されたかのように暴れ、ぎっ、ぎっ、と椅子を軋ませた。
張り型と膣襞との隙間からは失禁のように多量の濁った女蜜が溢れだして床面にびちゃびちゃと垂れ落ちていく。
その絶頂感は実に破滅的だった。
砂糖の塊が水をかけられて崩れるような、肉体が中心部からぐずぐずになって形を失うようなそれ。
五体が本来のあるべき機能を見失って只々快楽を享受して打ち震えるだけの木偶になる。
快楽という名の海に引きずり込まれ、酸素と自我の一遍までも吐き出させられて溺れ死ぬような感覚。
そして何よりも異常なまでの
女の体の真ん中にあるものが、自身の愛する人の手でこの上なく愛されてしまっているのだという実感がリオの脳に刷り込まれる。
子宮。男の人を受け入れる場所。精を注がれて子を育むべき場所が、女としての本分とそれを果たす悦びを自覚する。
突き込まれた偽物の陰竿を、子種を媚びるように膣襞が食い締めて涎を零す。
多幸感に沈む下腹がそこを撫でる男の掌に恋をしたように「きゅんきゅん♡」と甘ったるく疼いた。
「リオ……。リオ……」
「ひぃ、ひぃんっ♡ あ゛ぉ、あ゛ぉぉ゛ぁぁぁっ!!!!」
そしてリオが絶頂に呑まれて溺れている間にもヨアヒムの手は止まらなかった。
むしろその絶頂感を長く深く味合わせてやろうと言わんばかりに、ねちっこい愛撫を続行する。
その執拗さは少女の魂にまで子宮快楽を擦り込もうとするかのようだった。
重い絶頂から戻ってこられなくなったリオは狂ったように身悶えた。
涙に涎、汗に愛液、全身から体液を絞り出しながら縛られた体をのたうち回らせる。
やがて股座からはびゅっ、びゅっ、と勢いよく透明な潮を吹き出した。
尿も混じっているのだろうそれがヨアヒムの手に引っかかって汚しても彼女にはそれを恥じる余裕さえなかった。
「ゃっ、ぁ゛っ、や゛………っ!!!!」
ぶるり、と細い体が一際大きく震えたかと思うと、リオの股の間から「ぶりゅりゅりゅりゅ……っ!!」と下品極まる音が響き渡った。
今の今まで彼女の後孔に埋め込まれていたディルドが排泄された音である。
全体的に細くはあるが数珠を繋いだように凹凸の激しい形状をした淫具が、一斉に直腸と肛門を内側から押し広げてむりゅむりゅと吐き出された様は見物だったと言えるかもしれない。
考えてみれば下腹をずっと捏ね繰り回されて解されていたのである、子宮から見てすぐ下にある直腸もその働きを活発にさせても何の不思議もなかっただろう。
だが、子宮性感による絶頂と同時に複雑な隆起を持つ張り型で腸と菊門を擦りあげられたリオにはたまったものではなかった。
排泄と言う原始的な快感が極めて暴力的な形になって総身を駆け巡って、矮躯がふるふふると震えた。
赤く充血した菊門は腸汁とローションの残滓をしたたらせながら、ひくっ、ひくっ、としゃくりあげるようにその口を開閉していた。
「まったく、我慢のきかない孔だな……。ほら、落とすんじゃないぞ」
「おぁ゛、あぁっ……!!」
だが、粗相の余韻にひくついているその肛門に対しヨアヒムは容赦なく再度張り型を捻じ込んだ。
抜け落ちたそれにローションをたっぷりと注ぎ足して後ろの孔に捻じ込めば、一度
直腸粘膜の深い部分にまで張り型に食い込まれたリオは見悶えた。
前の孔に付き込まれているモノと後ろの孔のモノがゴリゴリと擦れ合って、異様な快感の火花を散らす。
その性感を目覚めさせられて「きゅん♡」と疼く子宮と、排泄の快楽を味わって赤々と灼けつく直腸が、体の持ち主の制御から外れて責め手の凌辱を待ち焦がれる。
「さて……もう一度。……いや、何度でも、だ」
――――お前の可愛い所を見せてくれ。
ヨアヒムの言葉が静かにリオの脳内に木霊した。
それは堪らない愛の言葉でもあるようであり、同時に死刑宣告の一種であるようにも聞こえた。
それから彼女はヨアヒムが政務の為にテオドラから呼び出されるまでの間、幾度も無く子宮での絶頂と張り型の排泄を経験させられた。
深く深く、その快感が刻み込まれて消えないように。