「すっかり解れたな」
私の尻を撫で擦りながら
彼の手はいつものように大きく優しく、そして暖かい。
いつも私の髪を撫でてくれるその慣れ親しんだ掌が今は、ねっとりと肌を舐めるように私の腰回りを擦っていた。
「……ふっ♡ ふぅ……っ♡♡」
私は変わらず後ろ手に縛られたうつ伏せのまま、後ろに向けて尻を高々と掲げるような屈辱的な四つん這い未満の姿勢を取らされていた。
先ほどと違うのは――――足枷の間に一メートル少々の棒を一本、連結するようにして噛まされていることだろうか。
そのせいで私は両脚を閉じることさえも許されなくなっていた。
背後に向けて晒した尻と股座。その間につつ、と粗相したように垂れ落ちる恥ずかしい汁も隠すことなく――――隠すことを許されず、暴かれるまま。
反射的に縮こまろうとする両の脚の間で枷がかしゃん、と音を立てて地下牢に木霊した。
「……あんまり暴れるなよ」
「っ、あ゛、ぁっ゛♡♡」
私の尻を撫でていたヨアヒムはそう言うと指先を私の肛門に当てがって、中に突き込んできた。
ぞぶり、と排泄の孔を正面から貫かれる感触に、私は口枷の端から唾を滴らせて哭いた。
本来なら外からの異物を拒む筈の肛門括約筋は彼に言われた通りにすっかり解れ切っていて、男の人の細く節立った指をあっさりと飲み込んでしまっていた。
先ほどまでのアナルパール責めで、割開かれて掻き回されることの悦びを覚えてしまった菊門と腸粘膜がきゅっ、きゅっ、と侵入者に甘えるようにその肉を締める。
本来入るべきでない場所に入れるべきでないものを受け入れさせられるのは、ずぅん、とお腹の奥が重くなるような衝撃と異物感を伴った。
指の関節の節を引っかけるようにして肛門を何度も擦られる。ちゅぷちゅぷ、と潤滑油と腸液が泡立つような音が立つたびに、排泄の快感を植え付けられた体が下腹全体を慄かせる。
反射的に腸粘膜が捲れ上がるように蠢いて、それに合わせて指を引き抜かれるとぞわぞわとした喜びが背筋を駆けのぼる。
もう一度指を突き込まれて、腸壁の前側を指で搔かれるとその壁越しに膣洞が歓喜の蜜を吹き零した。
指の腹で裏から押しつぶされる膣肉がその刺激できゅぅん♡と身を震わせ、焼け付くような快感が股座から下腹を焼き焦がす。
下半身を包み込む熱感は性感と排泄感が混ざり合った異様なものだ。お腹の中のものをひり出す原始的な快楽と性の快楽が入り混じってその境が解らなくなる。
肛門で気持ちよくなるような、そんな体に躾けられているという事実を改めて突きつけられる。
「はぁっ゛♡ あ゛っ、ぉぁっ、ぁ゛……っ♡♡」
「ケツの孔を指でほじくられて、マンコから汁吹いて、汚く喘いで……。すっかり変態だな」
変態、とそうやって私を詰る
そうやって辱められるたびに、貶められるたびに、背中からうなじまで毒々しい色の電流が走る。息が荒くなって鼓動が逸るのを感じる。
自分が今どんな
ボールギャグを咥えさせられて顔には精液を塗りたくられたまま、後ろ手に縛られ両脚を開いた状態で固定されて、尻を後ろに上げた状態でぽっかりと開いた肛門を指で掘られながら、ぼたぼたと愛液を股座から滴らせて……。
そんな状態で私は全身の肌が赤く染まるほどに快感を貪って、声も濁るほどに喘いでいるのだ。
――――本当に救いようのない、雌奴隷さながらの有り様だった。
「っん、あ゛っ♡♡」
そんなことを考えていると後ろから指が引き抜かれた。
中を占有していたモノが抜けたことで疑似的な排泄感を覚えた尻が反射的に震えた。
息継ぎでもするように後ろの孔が開閉を繰り返すのを感じる。
指で嬲られた腸粘膜がじりじりと焦げるように熱い。
「もういい加減にこっちも我慢が効かなくなってきたからな――――犯すぞ」
『
そう、彼は私を
人としての尊厳を考慮されない、ただ彼の悦びの為だけの所有物……。
「ぁ……っ♡♡♡」
自分がそうなってしまうことを考えると――――ドキドキしてしまった。
ひどく鼓動が高鳴る。胸が熱くて、甘くて、息を呑むのが難しいくらい。
求められているということが愛されているということなのだと、そう私の本能は理解させられてしまっていた。
お腹の奥がきゅう♡と媚びるように哭いた。
奪って欲しい、組み伏せて欲しい――――犯して欲しい。
そして貴方のモノにして欲しい、と。そう懇願するように。
だから
その掌の大きさと力強さが、体格と力の差を――――どちらが上か下かという立場の差をも思い知らせてくるようだった。
「ふぅー……っ、ふぅっ、ふぅー…………っ」
息が荒い。私ではなく
その吐息の激しさが彼の興奮を表しているようで――――私の体を、私を犯すことに興奮してくれていることを表しているようで、嬉しくなってしまう。
そして肛門の表面に熱くて硬くてぬるついたモノが押し当てられる。
尻の合間でずるずると表面を扱くように当てられているそれは、
先ほどまで顔面に擦り付けられ、白濁した雄汁をぶっかけていったそれの逞しさは脳裏に焼き付いている。
それを想起した瞬間、胸の動悸が激しくなった。顔に塗りたくられたままの精液の匂いがつんと鼻について、頭の奥が熱くなる。
ひくひくと収縮を繰り返している肛門の表面に擦り付けられている
反射的にもじもじと太腿を擦り合わせるように脚が動いて――――
かちゃかちゃと拘束具を鳴らす音が煩わしかったのか、
「軽くいきめよ……。そっちの方が孔が開くからな…………っと」
「うっ、ぅ゛っっっ♡♡ あ、あっ、ぉあ゛っ、あ゛――――…………っっっ♡♡♡♡」
そしてそうやって下半身を固定された状態のまま……
ぽかりとだらしなく口を開いたままの肛門の入り口にあてがわれた亀頭がぬるり、と呆気ないほどの滑らかな手応えで私の中に入ってきた。
その瞬間私は阿呆みたいに大口を開けて喘いでいた。
もう何度も何度も、この地下室に閉じ込められてから毎日数えきれないほど口でしゃぶって膣孔で迎え入れた彼の肉棒。
とっくにその逞しさに服従しきっている体が、愛おしい
日常的にそれを咥え込んでいる筈の前の孔が物寂しさにすすり泣くような愛液をだらだらと零してシーツの上に染みを作った。
「おぁ゛っ、ぁっ、ぁ゛っ、おほ、ぉっ、お゛…………っ♡♡♡」
とっくにぐずぐずに蕩けている直腸粘膜を雄の勃起で掘り進まれる感触は、今までのアナルディルドやアナルパールの比ではなかった。
太さや硬さ、長さももちろんの事。血の通った肉の脈動と熱感、その昂りが……愛おしい人の性欲を捻じ込まれているのだという事実を否応なく体に刷り込んてくる。
生理的な作用として内から外へとモノを排泄するように蠢く直腸の動き、それに逆らうようにペニスを打ち込まれるのは途方もない被虐感を伴った。
ささやかな抵抗をねじ伏せて屈服させるように、槍のような勃起が体を串刺しにしていく。
やめて、お願い、と哀願するような
犯される。そして
本来の機能を蹂躙されるようにして排泄の為の孔を、性処理の為の孔に躾け直される。
そしてそれこそがお前にとっての幸福なのだと、とっくに陥落済みの膣と子宮が賛同する。
「んっ、あ゛っ♡♡♡」
ぐぷぷぷ……っ、とくぐもった音を立てながら沈み込んでいったペニスがいよいよもってその動きを止める。
そしてそれと同時にお尻にぺたんと硬い物が当たる。
接触した場所を通して感じる彼の体の逞しさ、未だに腰を掴む掌の感触でこんなにも彼の体が大きいのだと改めて実感する。
その上で自分のお腹の中に旦那様の雄竿を全て迎え入れることができたという事実により一層の興奮が煽られる。
きゅるる、と下腹から音がした。腹にみっちり詰まったものを吐き出そうとする腸の動きか、はたまた雄に嬲られることを期待している子宮の鳴き声か、そのどちらなのか判別がつかない。
……あるいはどちらでも同じことなのか。
「……っ、はぁっ。……ケツ穴、あっついな。――――興奮してるのか」
「っ、ぁっ、ぇ゛っ、うぇぇぁ゛……っ♡♡」
暫く馴染ませるように、すっぷりと打ち込まれたペニス。
やがて頃合いと見たのか
くちゅ、くちゅ、腹の奥の方から粘った音がする。潤滑剤のオイルと私の腸汁と亀頭の先走りとが混ざり合うようなそんな音だ。
消化器官を底から突き上げられた私はえずくように喘いだ。こぽこぽと粘度の高い唾液がベッドの上に液だまりを作る
胎から下が全て肉詰めにされたような強烈な圧迫感、拡張感、占有感。……自分の体が自分のモノでなくなっていくような、途方もない被征服感だった。
一方で肉壁一枚越しに男根の存在を感じ取っている子宮は歓喜に咽び泣いていた。
既にとろとろに蕩けて子宮性感を目覚めさせている女の中心が、睦み合うべき男の性がすぐ近くにあることを知って喜んでいるのだ。
そうすると体が芯から溶け落ちるような甘ったるい快感が子宮から広がって全身が骨抜きにされてしまう。
ぐにゃぐにゃになって崩れ落ちそうな体は今や彼の手とおちんぽによって支えられているだけだ。
そうやってかろうじて尻を捧げるようにして突き出す後背位を維持できている。ただただ頭を伏せて犯されるのを待つかような種請いの姿勢。
骨盤を内側からぐぐっと持ち上げるような勃起の力強さを感じて、
「ぅ゛っ、ぅぉぁっ♡♡ ぉぁ、ぉ゛っ♡♡」
ぞるるっ、という手応えと共に
臓物が丸ごと尻の穴から引きずり出されるような凄絶な感覚だった。
直腸を埋めていた肉の塊が出口に向けて後退していくと、本来あるべき機能を果たすために排泄器官が喜び勇んで蠢動する。
硬い雄肉が密着していた直腸襞から引きはがされていくのは便秘が解消されるのにも似た感覚だった。
腸軟膜の表面を肉幹がぞりゅぞりゅ、と掻き毟りながら後退していくと、宿便が剥ぎ取られていく様を幻視した内臓が疼痛を孕みながら悦びの声を上げるのだ
張りつめていた排泄孔から湧きあがる解放感が、背筋が粟立つような快感となって背骨を駆け抜けていく。
全身の毛穴が開いてぬるい汗が体を濡らした。
やがて肉竿が亀頭を残してギリギリまで後退する。
完全に抜けきらないような深さで、
後ろの孔で一番敏感な肛門括約筋を亀頭に弄ばれる。既に散々アナルパールの球体で躾けられたそこがカッと熱くなる。
ちゅぷちゅぷ、という水音ともに、ぷぷっ、という放屁のような空気音が混ざるのが堪らなく恥ずかしかった。
そのくせ、菊穴を掘り返される体はそうやって辱められることに快感を覚え始めていた。
「お゛っ♡♡♡ ぉぉおぁぉっっ、んんぅぉおぉぉっっ……♡♡」
体が反射的にびくん、と跳ねる。
抜けかけていた剛直が再び中へと埋没していき、私を串刺しにする。
知らず喉から漏れ出た私の声は最早断末魔のそれだ。屠殺される豚のそれと何が違うのか。
視界が涙で滲む。吐瀉物のような涎が止まらない。
再び腰が密着するほどに差し込まれれば結腸までが亀頭に抉られて屈服する。
直腸を男根の肉詰めにされた下腹は完全にそれが自分のご主人様だと認識してきゅるる、と切ない腹鳴りを上げた。
突き込まれれば壁越しに子宮が亀頭に口付けされて喜び、引き抜かれれば排泄の解放感に直腸が咽び泣いた。
私の体は完全に私自身の制御下から離れて
それを徹底的に刷り込むように、何度も抽送が繰り返された。
ぱんっ、ぱんっ、とリズムよく打ち付けられる腰は鞭のようだ。尻を打ち据えられるたびに、自分の中からなけなしの力がごっそりと削り取られていくのがわかる。
ゴツゴツした男性の腰骨の逞しさを叩きつけられる。ぐずぐずに蕩けた尻穴に芯を通すように男根がその中心を執拗に抉り抜く。
その振動が体に走り、拘束具をちゃりちゃりと鳴らす音がした。
「ひっ!? んっ、んぎぅっ♡♡」
「あぁ……、すごいな。ここもビンビンだ」
股座に突如として強烈な刺激が走る。クリトリスを摘ままれたのだ。
きん、と甲高い金属音のような鋭い快感が、赤子の指先程もない小さな豆から全身に響き渡る。
既に骨抜きになっていたと思っていた全身がぎくん、と強張る。
彼が言った通り私の淫豆はいつの間にかピンと張りつめて勃ち上がっていた。
自ら包皮から飛び出るほどに勃起していたそこだが、所詮は豆粒ほどのサイズ。
後孔を抉られる衝撃に押し出されるようにしてそそり立ったそこを指の腹で転がされると急速に快楽のボルテージが膨れ上がっていく。
「ぃぅっ、ぃぅぃぅ、いぅっ…………っっ♡♡♡」
イく、イく、と轡を噛まされた口で何度も訴える。
そのまま抗うこともできず、私の意識は快感の
下腹部から全身に向けて毒々しい色の快感の電流が迸り、体中の神経と筋肉がしっちゃかめっちゃかに暴れ狂う。
目の裏で激しい光が明滅を繰り返す中で、私は股間から激しく潮がしぶくのを感じた。
閉じることも許されない両足の間からびゅくびゅくっ、と噴き出した汁が勢いよくシーツに叩きつけられた。
「おー……すごいな。まるで
「……っ!! …………っっ!!」
ヨアヒムの感心したような言葉。
何の気はないこちらを軽く揶揄する程度のそれは、怖気が走るほどに深く鋭く、私の心を抉った。
――――何で今更、私が
「っく……!! また、中が締まって……熱くなる……っ」
「…っ、―――――……っっ!!!!」
きっとヨアヒムに他意はないのだろう。彼には私が男だったことを言ったことは無い。
だから後ろの孔を穿られて、陰核を扱かれて潮を吹いた私の様をそう例えただけの事だ。
だが、その言葉はすっかり女として生きることを決めていた筈の私の中の男性としての残滓を呼び起こさせた。
……その上で、その男としての自分の残滓さえも擦り潰される。
「オレはやったことは無いんだが……男同士でヤるときは後ろの孔を使ってヤる。それで受け手がケツの孔を掘られて善がると……女の潮吹きみたいに射精するんだとさ。丁度今のお前みたいにな……っ」
「――――……っっ!! ――――――…………っっっ♡♡♡♡」
陰核を弄りながら、ぐぽっぐぽっと重たい音を立てながらヨアヒムが
陰核の快感は陰茎によく似ている。扱かれるほどに高まる、昂る快感の圧。
それが掘り返される後ろの孔の衝撃に後押しされてあっという間に弾け飛ぶ。
男だったときのそれによく似ている――――しかし決定的に違う次元の快楽。
恋しい人に抱かれながら、
愛おしい人を受け入れながら、
雄としての自分を屠られて、
雌に墜ちる、その快楽。
「まぁ、意味のない仮定だが……お前がもし男だったとしても、オレはきっとこうして抱いてたよ」
その一言が。
その一言が致命的だった。
自分が男でも女でも、きっと彼に抱かれるのなら幸福なのだと。
男だろうが女だろうがこうやって彼に組み伏せられて、ペニスを捻じ込まれて犯されて彼のモノにされてしまうのだと、そう理解してしまった。
性別に関係なくある孔で彼を迎え入れさせられて、躾けられて、愛されて――――自分は
「……っ♡♡♡♡」
きゅうぅん♡♡と今までにないほどに総身が戦慄いた。
胸の奥が熱くて甘くて甘酸っぱくて張り裂けそうで、全身に向けて桃色の血が流れていくような錯覚に襲われる。
自分の全てが受け入れられて愛されて、肯定されているような、そんな幸福感で体中の皮膚が裏から焙られていくよう。
とくん、とくん、と子宮が恋に落ちたときのような甘酸っぱい熱を孕んで脈動し――――そのまま直腸側から男根にキスされる。
逞しくそそりたつ
その躍動感にあふれる抽送に弄ばれることが喜びだと気付いた腹の中の粘膜が、積極的に竿にむしゃぶりついては引きはがされ、粘膜と粘膜を擦れ合わせてじゃれ合った。
下腹の奥が熱い。ヨアヒムに抉り抜かれる肛門がその剛直に抱き着くようにきゅっ、と締まった。
股間からびゅくっ、びゅくっ、と
体液を吐き出す解放感が心地よいのは男の体でも女の体でも同じことだった。愛する人に抱かれる幸福も、である。
――――幸せ♡♡
――――大好き♡♡
――――愛してる♡♡
そんな言葉が頭の中を駆け巡る。多幸感で脳味噌がふやけて、溶け落ちそう。
昔は男だったことを改めて思い起こされて、その上で男らしさを擦り潰すようにして愛される。彼専用の雌にされる。
心の奥の一番柔らかい部分を
「よいしょっ……と」
「ぅ゛っ、う゛ぇ……っ!?」
恋しさと愛しさで頭がおかしくなりそうな中、突如として浮遊感が襲う。
体の前に腕を回されて抱き上げられたのだ、と理解するよりも早く――――ベッドの端に腰かけた
その衝撃で内臓を真下から突き上げられて私は目を剥いた。
だがそんな乱雑な刺激にも、どろどろに蕩けた私の体は悦んでしまっていた。
股からぷしっ、と粗相したように潮が漏れ出る。
「ほら、前を見ろ。……これは良い眺めだぞ」
「………………………っっ、ぁ……っ♡♡」
耳元で息を吹き込むようにして囁かれて背中まで官能的なくすぐったさが駆け巡る。
だがそれに身を震わせるよりも重要なものが目の前にあった。
くい、と彼に顎を掴まれて向けさせられた正面。
……そこにあるのは姿見だった。
人一人を上から下まで写せるほどには大きな鏡。
その中に今映り込んでいるのは、肌を赤く染めて睦み合う私達の姿だ。
――――エロ……っ。
嘘偽りない率直な感想が脳裏を走る。
まともな語彙が消えてしまうほどに目の前に映っている私達の、私の姿は淫らだった。
金色の長い髪がはらはらと解けて汗に濡れた体と顔に張り付いている。
顔には塗りたくられた精液とシーツに零れた唾液の残滓がへばりつきドロドロになって酷い有様。
それなのに鏡に映る
陶磁器のような白い肌も今は湯上りのように真っ赤だ。
男のちんぽのなりそこないのように勃起しているクリトリス。その下のごくごく小さな尿道から透明な潮がぴゅ、ぴゅっ、と弱々しくしぶいている。
陰唇全体は真っ赤に充血しきって綻んでいる。裏側から押されて膣洞から絞り出された愛液は泡立った乳のように白く濁った重たいものだった。
そして、肛門は括約筋の皺も見えなくなるくらいに挿入された陰茎で拡張されていた。
痛々しいほどに割開かれているはずなのに鏡の中に映る尻穴は、むしろ喜んで咥え込んでいるかのように見えた。
「はー……っ♡♡♡ はー………っ♡♡♡ はぁっ、ぁ、ぁ゛――――……っっ♡♡♡♡♡」
息が。息が荒い。熱い。
肺が、胸が、くるしい。
狂おしい。
ドキドキと、心臓の音が止まない。胸が熱い。
頭がくらくらする。視界がぼやける
体の芯に毒液を打ち込まれたような怖気が止まらない。
ゾクゾクする。ぞわぞわする。
目の前の淫らな、いやらしくて、エロいモノから目が離せない。
これが私だと、そう思うと。頭がおかしくなりそう。脳味噌が狂いそう。
「――――可愛いな、リオ」
「~~~~――――……っ♡♡♡♡」
思考と意識がぐちゃぐちゃになっている最中に、そう耳元で囁かれた。
可愛い、とその言葉がおかしくなっている頭の中で何度もリフレインする。
胸の内側がくすぐったくなるような面映ゆさと、思わず頬が赤くなりそうな照れくささに、胸の奥が甘酸っぱくなる恋しさと愛おしさ。
「ぁぁ、ぃぃ……?」
「そうだ、可愛いぞ。オレの
――――その瞬間、私は自分の中で致命的な何かが腐り落ちるのを感じた。
猛毒の杯を呷ったような、自分の体が芯から侵されて焼け焦げながら崩れ落ちていくような。
あるいはそれは、
何か決定的な部分の歯車が噛み合って機構が成立した時のような、あの感覚。
だが、あの時と決定的に違うのは自分という存在の中心部分から燃え上がっていくような感覚ではなくて――――ぐずぐずになって腐り落ちるようなそれだったということ。
「っっ♡♡♡♡♡♡ ――――――――――…………っっっっ゛♡♡♡♡♡♡♡♡」
私は絶頂した。
男だったけど女の体になって女として愛されて男だったときのことを思い起こさせられながら雄に組み伏せられて雌として犯されて善がって愛していて愛おしくて恋しくて恋している人に牢に入れられて首輪をつけられて手枷を嵌められて足枷を架されて鎖で繋がれてペットとして躾けられて雌奴隷として調教されて性処理用に作り替えられて気持ち良くて気持ち良くて快くて悦ばしくて喜ばしくて幸せで可愛いって言って貰えて可愛がってもらえて好きって言って好きって言って貰えて愛してるって言って愛してるって言われて好き私も好き大好き愛してるもっとぎゅっとして抱きしめて可愛がってずっと気持ちよくして可愛いって言ってぐちゃぐちゃにしてめちゃくちゃにして私の事欲しいって言って私もあなたの事だいすきしあわせ幸せにしてこれからもずっとふたりで
「お゛っ♡♡♡♡♡♡♡ あ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
全身滅茶苦茶になりそなくらいにきもちよくてあたまがバカになって、全身がびくびくんて跳ねまわってがっちゃがっちゃと鎖と拘束具の音がうるさくて体が不自由で気持ちよさからにげられない。
でもそうやってものすごく不自由なのが旦那様にぎゅっとされてるみたいでものすごく幸せで幸せだった。鏡の中を見れば本当にペットみたいないやらしい恰好をした女の子が、私が、バカみたいに幸せで卑しい笑みを浮かべていた。
まだいってるところから降りてこられない、あるいは昇ってこられないのに私を後ろから抱える旦那様はむしろそれを見計らっていたと言わんばかりにお腹の奥をおちんちんで抉ってきた。
開きっぱなしの両脚を後ろから抱え込んだまま私の体を上下させる。ぐっぽぐっぽと赤黒くて長くて逞しい旦那様の勃起おちんぽが私のケツ穴に何度も何度も何度も何度も出入りするのが見えてものすごく興奮した。
お尻の孔なら男でも女でも付いてるから私が男でも女でもこうやってきっと愛してもらえるんだと思ったらすっごく幸せでこの人を好きになってよかったって思える。
後ろから抱えられながらこうやって体を揺すられるのはなんだか自分がオナホにでもなったみたいだった。
オナホ。旦那様のオナホ。精液扱き捨て用の性処理穴。それはすごく誇らしくて胸が熱くなるような思いがした。旦那様に気持ちよくなってもらえるのは
あ゛ーっ!!!!あ゛-っ!!!!と発情期のネコか屠殺場のブタみたいな鳴き声を上げている私のお腹の中に旦那様が射精した。お腹の中の事だからわかりにくいけどものすごく長くて勢いのある力強くて逞しい射精だった。
そんな男らしくて雄らしい射精を裏から受けた子宮がきゅん♡きゅん♡って疼いてもっと旦那様が好きになってしまう。幸せになってしまう。
私はオナホでペットで雌奴隷で所有物で愛玩物だけど旦那様とは相思相愛なので恋して愛してラブラブになっても問題ないのです。わーい。
後ろから旦那さまに痛いほどぎゅーっと抱きしめられながらお腹がいっぱいになるほど精液を流し込まれました。鏡に映る私は股から愛液なのか潮なのか尿なのかよくわからないものをぶちゅぶちゅとひり出している何とも無様でいやらしい有様ですがそんな私に旦那様はケツの孔をブチ犯されてイったないやらしい変態女めお前の尻の穴は熱くてうねうね動いて最高の精液便所だったぞとほめてくれたので幸せでした。
私がどんなにいやしくて無様な変態になっても旦那様は最終的にはよしよしって頭を撫でて可愛いって言ってくれるのです抱きしめてぎゅってしてくれるから私は私自身をこの人になら預けてもいいってそう思えるのです。
今も私のボールギャグを外した旦那様がすかさず私にちゅーしてくれました。開きっぱなしでくったくたになった顎と舌なのでひたすら旦那様に口の中をちゅうちゅう吸われて舌でたっぷりと味わわれて食べられるだけです。
そんな強引なところも好きです。そうやって強引にされるのも好きです。強引にされるのが好きです。そうされるのは激しく求められているんだって愛されているんだって実感できるから。
もう一旦那様が勃起できるまで凄い濃いべろちゅーしました。その間も敏感になっていた体中、耳とか髪とか首筋とかうなじとかおっぱいとか乳首とかお腹とかクリとかまんことか太腿とかなでなでされるのはすごくよかったです。
その間も私は阿呆みたいな大声を上げて滅茶苦茶にイっていたと思うのですがもうよくわかりません。それから旦那様のおちんぽにけつあなをレイプしてもらうのが気持ち良すぎたので完全に意識がそっちにいってました。
でもそういうこまかい順序はもうどうでもいいんじゃないかな、などと思いました。
ここには私と旦那様がいて、ここにいればずっと気持ち良くてずっと幸せ。
それが一番大事なことなのです。
きっと。