ぺたり、ぺたり、と素足が床を踏む。
白糖のように無垢な足指、生まれたてのように柔らかな足裏。
野を駆ける鹿のようにすらりとした
乙女の足がやがて粗末な
敢えて粗雑な仕立てで作られた藁の敷物、その上に少女が膝をつき、そして手をつき――――深々と頭を垂れた。
土下座――――自らの尊厳の悉くを投げ出して上位者の慈悲に縋る屈従の所作。それを取るのは年端もいかない外見でありながら誰もの目を惹かずにはいられない人形のような美しい少女だ。
黄金の
頭を下げるとともに首輪から下げられた鎖が床につくちゃりちゃり、という音が暗がりの中に響いた。
「私は、リオ・オーガスタは……♡」
水晶の鈴を鳴らすような声。
本来ならば涼やかな印象を与えるはずのその声だが今は、熱した糖蜜のように熱く、粘り、濡れていた。
はっ、はっ、と言葉の合間に荒い息が挟まる。興奮に脈打つ心臓が肺を揺らして喉をつっかえさせている。
「リオは、旦那様の事を思うと発情してしまういやらしい淫乱雌
一言一句、それを聞いた愛おしい旦那様に自分の愛が伝わるようにきちんと考えた、健気な告白。
そしてそれは当人が言うように奴隷さながらの宣言だった。どれほど自分が屈服し、屈従し、服従しているかを知らしめるための、卑しい
旦那様の
後ろに回れば肛門と陰唇、完全に雄の魔羅を咥えてよがるための器官として躾けられたそこがひくひくと震えている様さえも見えるだろう。
「いいぞ。――――しゃぶれ」
彼女の前にあるベッドに腰かけた
あくまでも――――あくまでも平然とした態度を装っているが、口元には僅かながら弛んだ笑みが隠しきれていない。
彼の眼前には身も心も調教されきり、自分の
一人の少女をここまで躾けて自分一人の、ただ自分だけの
雄としての所有欲と征服欲をこれほどまでに満たしてくれるものもそうはないだろう。
「……っ♡♡♡」
顔を上げたリオの
蝋燭の明かりしか存在しない地下の牢に小さな太陽が瞬いたかのような微笑み。
それは初めての愛の告白に頷いてもらえた乙女のような純真ささえ感じられた。
そして彼女はその笑顔のまま、四つん這いで旦那様の足元に擦り寄り――――股座から屹立する槍のような剛直に顔を寄せた。
『あおずけ』から『よし』を貰えた犬のような様子であった。躾けられた
リオは既に勃起しているペニスに顔を近づけて、すぅ、と息を吸い込んだ。
鼻腔を満たす男の陰部特有の匂い。つん、と鼻の奥を刺すような、湿っぽい臭気。
お世辞にも良いとは言えないはずのその匂いだが、リオはすぅ、はぁ、と何度もその近くで息を吸っては吐き、その臭いで肺腑を満たした。
「そんなにちんぽの匂いが好きか」
「好き……っ♡ ちんぽのにおい好きです……♡♡ 臭くて、鼻がつんとして……でも、いやらしくて……っ♡♡」
「……変態だな」
「…………っっ♡」
詰るような言葉にリオはぞくぞくっ、と背筋を震わせた。
恥ずべき淫乱、女ではなく雌に成り果てた己。
そうした自身の淫らさを暴かれ、指摘されることにどうしようもない悦びを覚えてしまう。
その感覚はさながら
抉られる心が痒さと痛みと共に甘美な血を滲ませる。
「し、失礼します……っ♡♡」
少女の声が震えるのは緊張でも恐怖でもなく、期待と興奮からだ。
たおやかな細い指が、男の股間から鋭角を描くようにそそり立つ陰茎に恭しく触れる。
海綿体をはちきれんばかりに満たす血の脈動と使い込まれて黒ずんだ皮膚に、鋭く虚空を突き上げる亀頭と鉤のように張り出した雁首。
その威容は近くで見るならば禍々しささえ感じる、人の血を啜った魔槍のような出で立ちだ。
しかし、それに指先でそっと触れたリオは悩ましい吐息を零してうっとりとそれに魅入った。
その脈打つ血の巡りを感じさせるびくびくとした微かな震え、肉で出来ていることが俄かには信じられない逞しい硬さ。
火に通された鉄のような熱さと、蒸された陰部と赤い陰毛のむわりとした香り。
間近でその剛直の雄々しさを感じるだけでリオは胎の奥がじゅわり♡、と熱く潤むような気がした。
これまで数えきれないほど自分の穴を貫き、突き上げ、串刺した雄の象徴。自分を雌として屈服させた凶悪な逸物。
「ちゅ……っ」
リオは自らを貶めたその凶器に唇を捧げた。
服従を誓うように、愛を告白するように。
少女の愛おしさを込めた接吻、その桜色の唇と赤黒い亀頭が触れ合って小さな音が立つ。
そして唇が離れる際、亀頭の先端……鈴口と唇の間をごく細い透明な糸のような粘液が繋いだ。
ごくわずかな先走りの汁。唇に付着したそれをリオは嫌がるどころか、指先でそっと触れて笑みを漏らした。
紅でも引くように唇に塗り込むと、花弁のような唇が露に濡れたかのような艶を纏った。
ほぅ、と聞こえた小さな溜息には陶然とした響きが込められていた。
「んっ、ん、んぅ……♡♡♡」
それからリオは幾度も目の前の陰茎に向かってキスの雨を降らせた。
血と泥を煮詰めたような色合いのグロテスクな雄の魔羅と艶やかと愛らしさが同居した少女の唇が触れ合う様は酷く倒錯的なコントラストを描き出していた。
そしてだからこそ、そのような光景を見下ろすヨアヒムの男心は擽られた。
敏感な雄性器に与えられる快感ももちろんある。だが、それ以上に愛おしい
「……っ、」
「えへへ……♡♡」
リオは上目遣いで蕩けたような笑みを浮かべた。見上げれば
それが苦痛ではなく快感の
愛おしい人が気持ちよくなってくれるのは彼女にとってこの上ない喜びだった。
そこから奉仕に唇だけでなく手と指が加わった。
白木の筆のような繊細な指が剛直に絡みついて肉幹をしゅるしゅると撫で擦る。
既に鈴口からぷくり、と玉を作るように漏れ出していた先走りの汁を指先で掬い取り、亀頭の表面に塗り込んだ。
血を吸った槍のような亀頭は油で磨かれたかのようにてらてらと濡れ光る。汁が潤滑油になった分、多少は荒っぽい愛撫が可能になったと見るや、リオの指がそこを何度も往復する。
人差し指と親指で作った輪を、亀頭の表面にぐっと押し付けるようにしながら雁首の下まで潜らせる。
ヨアヒムは圧迫感と擦過感を何度も味合わったペニスに快感が蓄積していくように感じた。
その上で今度は指の輪を細かく上下させるように亀頭と雁首を擦りあげられれば溜まった快感が出口を求めて昂るような感覚を覚えるのである。
合間に挟まるくちゅくちゅ、という粘っこい水音がヨアヒムの陰茎に与えられている快楽の程を物語っている。
だがそうした手技は実のところ片手だけでもできるものだ。
もう片方の手も当然のように休みなく動いている。
赤い陰毛に覆われた陰嚢、ぼってりとした重さを伝えてくるそこに少女の繊手が優しく添えられる。
とても敏感な外部に露出した臓器そのものとも言えるその場所を、しかしてリオは絶妙な力加減で愛撫した。
表面にそっと添えた五指をやわやわと躍らせるように、時には手首を捻って全体を揺らせるように
または指の腹を使って睾丸から体内へと潜る精管を探り当ててこりこりと按摩する。
いずれのマッサージも陰嚢の繊細さを知り尽くした上で、決して痛みを覚えさせることのない優しさ……かつ物足りなさを感じさせないだけの躍動感を持った手技であった。
それは男の性器を
程よい刺激を受けて解れた精巣の奥で、ヨアヒムは子種汁がぐつぐつと沸き立つような律動を感じていた。
「はぁ……っ、ぇぁっ♡♡♡」
そうした刺激にも慣れ始めたタイミングを見計らったのだろうか、リオの口奉仕にいよいよ舌が加わり始めた。
熟した桃のように瑞々しく、そして濡れた少女の舌がぬらり、と男の亀頭を一舐めした。
ぞわぁっ、と腰骨を走る妖しい快感に男が身を震わせると共に先走りの汁がまた一段と量を増す。
それをぺろぺろ、と舌先で掬い取ったリオはその潮臭い風味を口の中で転がして何とも嬉しそうな笑みを零した。
「……♡♡♡」
下から上までねっとりと裏筋を舐め上げ、鈴口を舌先で突く。
亀頭の表面に這わせて先走りを舐め取りながら自身の唾液を塗り込み、雁のエラを削ぐように前後させる。
小さい舌を躍らせて夢中になって目の前のものを舐めしゃぶる様は童女のように可愛らしい仕草と言えるだろう。
だがそうして戯れている相手が禍々しく勃起した男の性器だというのだから、その光景の背徳性がこの上なく引き立つのであった。
「はぁっ、ぁふ……っ♡♡」
そして――――いよいよもってリオは目の前の雄竿を口に迎え入れた。
桜の花びらのような可憐な唇が開き、一際その凶悪さを増した亀頭をさも美味しそうにぱくりと咥え込んだ。
少女の口の中は唾液で泥濘のようだった。
さもありなん。口先と手先で愛撫を続けている間、彼女はずっとこれを直接口で味わいたいと思っていたのだ。
文字通り御馳走を目の前にした子猫のよう。味覚への期待感で唾液があふれんばかりだった。
そうしてたっぷりと
唇と舌先、口の中で直接感じ取るその熱さと硬さはともすれば火傷してしまうのではとも思わせる。
その状態ですぅっと息を吸い込めば、雄の肉の淫らな風味が舌先と鼻腔を刺戟して脳を揺らす。
鼻の奥、目の奥がかっと熱を持つような気がする、
「はふ、はふぅ……っ♡♡」
マタタビでも嗅がされた猫のように目元をとろんとさせながらリオは口を使ってペニスをしゃぶった。
歯を立てないように注意しつつ口腔に迎え入れた亀頭を、舌を使って飴玉のようにころころと舐めまわす。
場合によっては口蓋に擦り付けて亀頭の背を強めに刺激し、または頬の内側に包み込んで肉の柔らかさを教えてあげる。
かと思えば軽く窄めた唇で、指を使ってそうしていたように雁首を上下に擦り立てた。
ちゅぽちゅぽ、ちゅぱちゅぱ、と戯れるような、それでいて確実に淫らな音が周囲に木霊する。
「あぁ……リオ……」
一心不乱に自分のモノをしゃぶる少女を見下ろしてヨアヒムは溜息を吐いた。
不快なのではない、湧きあがる快感を少しでもクールダウンさせるために吐いた息だ。
男の快感というものは蒸気機関にも似ている。快感という熱が炉を燃やし続け、腰の奥で精を煮詰め続ける。
そして溜めに溜めたそれを一思いに解き放つ際の心地よさは忘我のそれだが、それ故に一度放ってしまえば最初から仕切り直しになってしまうというのも骨身に染みて知っている。
故にヨアヒムも念入りに
「んふ、ぅ……っ♡♡♡♡」
少しでも気を紛らわすためにヨアヒムは股の間に埋まる少女の頭に手を伸ばした。
リオの髪はいつ触れてもさらさらとした触り心地が彼を楽しませて止まない。
光の加減で
引っ掛かりなど微塵も感じられない滑らかさと砂のような軽やかさはまるで絹糸のよう。
その上で靡かせればふわり、と早摘みの果実のような爽やかで甘い香りが辺りに舞う。
そんな極上の髪の毛を手指で梳るように撫でると、リオはふわりとした笑みを浮かべた。
陽だまりの中でじゃれる猫のような無邪気で幸せそうな微笑みだった。
「んゅ……ふっ……♡♡」
ヨアヒムの指が降りて下の耳元やうなじを擦るとリオはくすぐったそうに身を捩らせた。
だがそれも嫌がるような素振りでは全くない。細めながら見上げてくる視線は「もっと♡」と訴えかけてきているかのようだ。
彼はそれに応えるように指先で戯れた。生まれたての姿を維持しているような形の良い耳朶を指先でこりこりと揉み、耳の後ろからうなじにかけてを軽く触れるか触れないかの力加減で引っ掻く。
すると首筋から脇腹までをさざめきのような痺れが駆け抜けてリオはぶるっ、と身を震わせた。
「んぁ゛っ、ぉっ、ぉ゛……っ♡♡♡」
その間も彼女の奉仕は絶え間なく続いていた。
口の中でたっぷりと愛でられた亀頭はぷっくりと充血して、それ自体が血によって膨張した風船のようである。
唾液で濡れそぼっててらてらと光るそれを一度しげしげと眺めてから――――リオは一気に呑み込んだ。
ぐぷり、と
見れば肉竿の幹、槍のように長大な印象を与えるそれが彼女の小さな口の中に七割以上収められていた。
「ふっ、ふぅ、ぅ゛、ふぅ……っ♡♡♡」
口腔を超えて、喉までペニスを迎え入れたリオは顔を真っ赤にして荒い息を吐いていた。
息苦しさや嘔吐感というものは確かに感じている。喉を丸ごと塞がれているのだ苦しいのは当然である。
だが、それ以上に彼女の意識を染めているのは紛れもない興奮だった。
鼻だけで息をすることを強いられている関係上、よりダイレクトに鼻腔に陰部の空気が入り込んでくる。
鼻先を擽るほどの距離まで迫っている陰毛の茂みから漂ってくる、むわりとした雄の性臭が鼻粘膜から直接リオの脳を灼けた鉄串のように突き挿す。
はしたない、とそう思いながらも「ふーっ、ふーっ♡」と興奮した豚のような荒い息を止められない。
「うぁ……っ、すごいなリオ。気持ちいいぞ……っ」
「……っ♡♡♡♡」
陰茎の全体をずっぽりと温かい喉と口の粘膜に包み込まれてヨアヒムは相好を崩した。
頭を撫でながら素直に称賛すると、リオは発する言葉もなくただただにっこりと目元だけで微笑んだ。
彼女の胸の内を誇らしい気持ちが満たす。
リオもペニスは奥まで入れれば入れただけ満足感が強くなるというのは
「ぇぉ゛っ、おぁ゛……っ♡♡」
やがて彼女はゆっくりと頭を後ろに下げて、剛直を
食道が蠕動してえずきそうになりながら、ずろろ……っ、という音と共に長い肉竿を口元から引き抜いていく。
やがて全体が抜け出ると、少女の唇と亀頭との間にはべったりとした濃い唾液が架かっていた。
酸素を求めるように「はぁ、はぁ、」と荒く喘ぐ少女の桜色の唇は先ほどまで長大な雄の欲棒を収めていたとは思えないほどに慎ましやかで小さい。
だが口の端から顎先までをべとりとした粘度の高い唾液が滴る様が、その凌辱のような口淫の証拠をありありと見せつけていた。
「はぁ、はぁっ、は……っ♡♡」
「……もう一度だ」
「はい……っ♡♡」
わざと硬い口調でヨアヒムが命じる。
その冷たささえ感じる強引さが却ってリオの被虐的な興奮に火を付ける。
屈服することの倒錯的な悦びを覚えた少女は忌避するどころか嬉々とした表情で口奉仕を再開した。
喉の奥までペニスを迎え込み、唇の際まで吐き戻す。
喉から口まで、口から喉までを肉竿を扱くための道具として使う淫らな口吸い。
ぐぽっ、ぐぽっ、と亀頭が咽頭に突き刺さるたびにくぐもった音が立ち、じゅるるるるっ、と唾液が溢れるような音が口から幹が引き抜かれるたびに起こる。
「んぐっ、っぐ♡♡ んぐぇっ、ぇ゛っ、お゛っっ……♡♡♡」
リオの口から洩れるのはまるで悶死する動物のような声だ。
喉を突かれてえずきながらも、じゅぽっ、じゅぽっ、と音を立ててちんぽをしゃぶることを止めない。
香り高い紅茶と砂糖菓子が似合いそうな少女の可愛らしい口、それが今やビンと立ち上がった雄の勃起を丸のみにして扱きあげるために使われているのは何とも破壊的に淫らな光景だった。
マシュマロのような丸みと柔らかさを湛えた頬とすっきりとした細い顎が、雄の肉に吸い付くために窄まって犬の
何度も何度も吐いては戻してを繰り返して、口の端からは濁った唾液がしたたり落ち、顎から首筋までを伝っていく。
しゃん、しゃん、と響く鈴のような音は首輪から下がる鎖のそれだ。人形のように首を振る少女を囃し立てるように暗がりに音を鳴らす。
ぼたぼたと垂れ落ちた涎のいくつかは直接床と
そして、見てみれば敷物の上には唾液以外にも何かの雫が跡を作っているのがわかる。
それは跪いている少女の内腿を辿り、股座からたらたらと流れ出る愛液のものだった。
視界が通るならば陰唇が内側からの潤みを湛えて花のように綻び、芳しい雌の蜜を吹き零しているのがわかるであろう。
――――リオは、興奮しているのである。
このように口と手で、雄のモノに奉仕する間にも。
「ん゛ん……っ♡♡ んぶっ、ぷっ♡ んぅぉ゛っ、ぉ゛ぁっ♡♡♡」
はしたない音を鳴らし、みっともない顔を晒しながら雄肉をしゃぶる。
両手が自由であったのなら彼女は自分の指を股の間に突き込んで、雌花を毟るように自慰に耽っていただろう。
口の中に含むペニスの熱さ、硬さ、太さ、逞しさとその臭い、味。何よりも間近で感じるそれが脳の中で鮮明なイメージを描いて意識に焼き付けられる。
本能的に求めるものがなんであるのかをありありと知らされた雌の体が飢えを訴えて、子宮がきゅんきゅん♡と疼く。
下腹が内側から蕩けて、それが雫のように零れ落ちて股座から滴る。それはさながら彼女の性器が垂らした涎のようであった。
「……っ、く、ぅっ」
「んぉ゛っ、っご♡♡」
ヨアヒムが眉間に皺を寄せて唸った。
亀頭から竿までを包み込む口肉の温かさ。
にゅるにゅるとした感触を与えつつ纏わりつきながら全体を心地よく擦りあげる粘っこい唾液の感触。
時折もぞもぞと芋虫が如く蠢いて裏筋から鈴口までを擽る舌の触り。
そして人形のように可愛らしい少女が顔を下品に歪めて、一心不乱に自分の逸物に奉仕する精神的な充足感。
それらが刻一刻とヨアヒムの性欲を昂らせ、今や臨界にまで達しようとしていた。
押し留めるため
「もう少し楽しみたい」という忍耐と「ここで解き放てば最高に気持ちが良いぞ」という期待感。
天秤のように振れる両者が後者に傾いた瞬間、ヨアヒムはリオの頭を両手で鷲掴んで固定した。
強く喉を叩かれたリオがえずくが、お構いなしに少女の小さな顔を自身の股座に押し付ける。
――――どぶっ……!!どぶるるるる……っ!!どっ、びゅるるるるるるぅぅ……!!!!
「――――……っ、ぁ……っ!!」
溜めに溜めた精液を一気に吐き出す感覚は、魂までも抜け出るような解放感を伴った。
ぐつぐつに煮詰まってゼリーのようになった子種汁が精管を、前立腺を、尿道を内側から押し広げて出口へと殺到する。
目も眩むような快感が股座から脳までを一気に駆け抜けていった。中身を吸い上げられた陰嚢が引き攣るような感覚でさえ快い。
どくん!!どくん!!とポンプに押し出されるような力強さで流れ出る精液は、余すところなく温かい肉と粘液――――少女の喉肉に受け止められる。
その事がより一層深い満足感を彼に与えてくれた。
「……っ♡♡♡♡♡♡」
一方でリオは目元に涙さえ浮かべながら健気に強引な喉奥への挿入と射精を受け止めていた。
ポロポロと涙の雫が目の端を伝うのは息を塞がれていることの生理的な反応でもあるが、同時に精神的な充足感からでもある。
充足――――そう彼女はこんな乱暴な口淫にも満ち足りた想いを抱いていた。
口と喉で感じる力強く激しいペニスの脈動と、潤む視界の端に映る快感に打ち震える
そして、どくどくと凄まじい勢いで喉に直接流し込まれるゲルのような精液。
「ふーっ♡♡ ふーっ♡♡」と豚さながらの荒い鼻息で必死に酸素を取り込みながら、懸命に食道を蠢かしてリオは白濁を嚥下した。
横から覗くことができるならば、ごきゅっ、ごきゅっ、と激しい音を響かせながら細い喉が懸命に動いて雄の欲望を飲み干す様が見て取れただろう。
「んぐっ、ぇ゛っ、ぇぉ゛ぁ゛……っ♡♡♡ はぁっ、はぁっ、はぁっ、はーっ……♡♡♡ んっ……♡ ん、ちゅ……♡♡」
やがてペニスの脈動が一段落ついたところを見計らって、リオは喉の奥に
先ほど飲み下した精液ごと戻してしまわないように慎重に口の外へと魔羅を排出してから、荒く大きな息を吐く。
酸欠状態になっていた体を僅かな時間休めた後は――――お掃除の時間である。
見れば
リオはそれを改めて口の中に含んで、丁寧に丁寧に舌で汚れを舐め取っていった。
手で根元から絞るようにしつつ、尿道口から残りを吸い出してあげることも忘れない。
射精直後でしんなりとしていたペニスが舌の刺激で少し芯を取り戻すころには、すっかりと洗い清められていた。
再度口の外に出された男の肉棒が漆でもかけられたように光を照り返して鈍い光を放った。
「ぁー……♡♡」
「あぁ、飲んでいいぞ」
「んっ♡♡♡♡」
リオは細い顎を上に向けて、
彼女の口の中には射精された際に残ったものや先ほど舐め取ったものなど、たっぷりの精液が小さな
ピンク色の健康そうな口内粘膜と舌が黄ばみさえ見える濃厚な精液で水没している様は――――それを見下ろすヨアヒムを大いに満足させた。
その淫らな光景に胸を熱くさせながら彼が許可を出すと、少女はさも嬉しそうにそれを咀嚼した。
くっちゅ、くっちゅ、と粘りに粘った白濁を口の中で唾液と共に混ぜ合わせながら噛み砕いて飲み下していく。少し口の端から零れていたものも、丹念に指で掬い取っては舌で舐め取る。
口内で咀嚼する際、喉を通り抜けていく際、味覚と嗅覚で感じる精の風味にリオはふるふると身を震わせた。
苦く、青臭く、生臭く、喉に絡んでとても人間が飲むようなものではないが――――心から愛している人が自分で興奮してくれた証、自分の奉仕の成果の証だと思うと、リオは一口ごとに喜びをかみしめてしまうのだった。
ぷはぁ、と全て胃に納めた後の息も精液臭い。それさえも彼女にとっては喜びに値するものだった。
「はぁっ、はー……っ、はぁ……っ♡♡ だんなさまの、おちんぽ……♡ せーえき、たくさん、めぐんでいただいて……ありがとうございました……っ♡♡」
「美味かったか?」
「とっても、おいしかったです……っ♡♡ ごちそうさまでした♡」
「……そうか」
上気した顔でリオはヨアヒムのペニスに対して頭を下げた。
ここまでやって口奉仕は終わりである。幼気な少女に完璧なフェラチオを仕込むことができた事実に仄暗い喜びと誇らしさを感じながら、ヨアヒムは彼女の頭を撫でた。
「えへへ……♡♡」
リオは気の抜けた笑みのまま、甘んじてそれを受け入れた。
同じように喜びと誇らしさに胸が高鳴るのを感じながら。
******
「リオ、今日はこういうので遊んでみようと思う」
「ぁっ……♡♡」
口淫の後、いつものように後ろの孔の洗浄を終えた二人はベッドの上で向かい合っていた。
下の処理をされるのも最初の頃は泣くほど嫌がっていたリオだが、今は
むしろ本来秘すべき排泄行為を愛する人に見守られながら行う解放感や、排泄孔を清拭されるついでに抉るように愛撫されるのも病みつきになってしまっていた。
今ではそれだけで前の孔を濡らしてしまうほどだ。
そんな彼女にヨアヒムが見せたのはアナルビーズだった。
幾つもの大小様々な球体が数珠つなぎになっている後孔用の責め具。
それ自体は見慣れたものと言えたが、一味違うのは終端部分にふさふさとした毛束のような物が付いていることだろうか。
白地に金混じりの色合いの細長いそれは、言うなればネコの尻尾であった。
リオがそれを理解したと見るや、彼はもう一つの道具もベッドの上に出してきた。
こちらは――――ネコの耳を模したカチューシャだった。
「
「……っ♡♡♡♡」
「ほら、こっちに向けてケツを出せ。尻尾つけてやる」
「は、はいっ♡ ありがとうございますっ♡♡」
正真正銘、
彼女は言われるがままに自分の主人に向かって尻を向けて四つん這いになった。
その上で自ら腰を上げて軽くいきんだ。内側からの圧力に押されて腸粘膜と菊門がむちゅり、とだらしなく口を開く。
既にアナルを弄られる際の『作法』というものをリオは心得ていた。
そんなに焦るな、とヨアヒムは呟いてからたっぷりと潤滑剤としてのオイルを尻尾付きビーズに垂らした。
片方の手で目の前の少女の尻たぶを左右に開いた状態で固定し、ビーズ群の先端を押し当てる。
後ろの孔は直腸内の
むしろ早く虐めて欲しそうにひゅくひゅく、と赤らんだ粘膜を蠕動させているほどだ。
ならば望み通りにしてやろう、と心の中で独り言ちて彼は最初の球を中に押し込んだ。
「っ゛♡♡ お゛っ♡♡♡」
むりゅん、と先ぶれの一体目が肛門を押し広げて
嬲られることに慣れ切ったアナルが外からの侵入者に媚びへつらって異様な快感を発した。
体が割開かれ、本来モノを入れるべきでないところが征服される汚辱感に身を震わせる――――余地もなく、どんどんと後続の球体が捻じ込まれる。
ヨアヒムの手つきは丁寧ではあったが、手早かった。彼にしてみればこれはあくまで前座であり、さっさと済ませてリオがネコになる姿を見たいという思いが強かった。
「ぇぉ゛っ♡♡ はぁ゛、ぉっ♡♡」
ヨアヒムの想いが何処にあるにせよ、リオが直腸を抉り抜かれているのには変わりない。
幾つもの球体が腹の中でかちかちと擦れ合いながら、一歩一歩奥へと侵攻しているのを感じる。
外へと異物を押し出そうとする生理的な反射運動は捻じ込まれるビーズの大群の物量にあっさりと屈する。
その被虐感が毒蜜のような怖気の走る快感で彼女の腰骨を震わせる。
口の端から喘ぎと涎を垂らしながら肛虐を味わっていたリオだが、やがて何事にも終わりは訪れる。
全体は長めに、球体は大きめに作られていたアナルビーズは少女の排泄器官の結腸辺りまでを埋めて停止した。
「……よし、これでいいぞ。体を起こしてみろ。あと、これな」
「は、はい……っ♡♡♡♡」
円錐の
リオが体を起こすと、腹の中で幾つもの球体がかつかつとぶつかり合うような音が鳴る。
入り込んだビーズに押されて下腹の奥がかぁっ、と熱くなる。裏から刺激された子宮が、そちらを羨むようにとろとろと蜜を吹き零す感覚があった。
ふるふる、と腰を震わせながら熱い息を吐くリオが手渡されたのは、ネコ耳のカチューシャだ。
金糸の髪に合わせた白金色のネコ耳と尻尾。
「……にゃあ♡♡」
小首を傾げて、愛らしく
首輪に結わえられた鎖が、鈴の代わりにちゃりんと音を立てた。