※この作品はR-18です。

The Unlimited Horizon   作:白臼

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ep.47 Red Rum, Rose Blue 3(※)

 

 

 

「……おいで」

「♡」

 

 ネコの耳と尻尾を生やされたリオは手招きされると、誘われるがままに旦那様(ヨアヒム)の方へと擦り寄った。

 ベッドの上、手と膝で四つん這いになりながら()()()の下へと近づく姿はまさしく猫のそれだ。

 陶磁器のように白く滑らかな肌と、剥きたてのゆで卵のようにつるりとしたラインを描く腰から臀部。

 その先にふさふさとした毛並みの作り物の尻尾が揺れているのがどことなく滑稽で、それ故に淫靡だった。

 

「んにゃ♡」

「ふふっ、可愛いな」

 

 余程興が乗っているのか、リオはわざとらしくネコの鳴き真似をして見せた。

 あどけなさの残る人形のような幼気な顔立ちに無邪気な仕草はとてもよく似合っていた。

 相好を崩したヨアヒムにそっと頭を撫でられると、彼女はくすぐったそうに目を細めた。

 男の手が猫をあやすように頭や頬を撫で、顎や耳を擽る。

 温かくて大きな旦那様(ヨアヒム)の手が心地よいのか、彼女は自分の手を彼の手の上に添えて、自ら顔を擦り寄せた。

 本物の猫であればごろごろと喉を鳴らしていただろう、満足げな表情だった。

 

 その心地よさはヨアヒムにしても同じことだった。

 滑らかな肌と艶やかな髪、愛らしい少女の屈託のない笑みに愛おしさが込み上げる。

 

「んっ……♡ ちゅー♡♡」

 

 (おとがい)に指をかけられたとき、リオはくい、と自ら顎先を上げて唇を上向かせた。

 露骨なキスのおねだりはいじらしく、それ故に可愛らしい。

 それに応えるようにヨアヒムが唇を合わせると、彼女は目元を蕩かせるようなとろん、とした笑みを浮かべた。

 

 唇で互いの唇をなぞり合うような、じれったく熱を帯びた口づけ。

 口先に植え付けられた疼きを剥ぎ取るようにちゅ、と音を鳴らして吸い合えば魂までも抜け出るような心地よさだ。

 表面を啄み合うようなキスは少女と青年の戯れのようにも見えるが、次第に激しくなるそれは段々と()()()では済まなくなっていく。

 いつしかより深い所での触れ合いを求めるように、微かに口を開いて吐息を送り合い、舌先を伸ばして唇に触れて歯列をなぞり合う。

 お互いの舌と舌を絡ませ合って唾液を啜り合うような激しく深いキスになるのに、左程の時間はかからなかった。

 

「んっ、んー……っ♡♡ んふ、ぅっ、んっ♡♡」

 

 鼻にかかった悩ましい吐息がヨアヒムを擽る。

 彼が小さな舌先を口内に捻じ込めば腕の中で少女の背筋がひくん、と震える。

 形の良い歯を磨くように舐め上げ、可愛らしい舌を絡め取って扱きあげるとその度に幽かな吐息が漏れ出す。

 ミントのような香りのよい息と、リンゴの果汁のような仄かに甘酸っぱい唾液。

 先ほどまで自身のペニスをしゃぶらせていた口にも彼は躊躇なく自らの口を絡み合わせた。

 むしろあれだけ熱心な口奉仕をしてもらった分、その口の頑張りを労わってあげたいとさえ思ってキスに熱が入る。

 

「んは、ぁっ……♡♡ んむっ、んぁ、れぅ……♡♡」

 

 それを受け入れるリオは舌と口で愛される悦びを存分に味わった。

 くちゅ、くちゅっ、と唾液が絡み合う水音が頭の中で反響する。頭蓋の内側が水飴になってしまったような、意識が溶けて舐め取られる快美感。

 初めて深い口づけを交わした時にはひたすら翻弄されるばかりだった彼女だが、毎日飽き果てるまで続けた交わりも相まってすっかりそれに慣れていた。

 舌を受け止め、力を抜いて敢えて波にさらわれるように身を任せる。大きな男の舌に絡め取られると抱きしめられるのにも似た喜びを感じる。

 不意に力が緩んだ瞬間にこちらからも絡め返すとよしよしと撫でるようにあちらの舌が踊る。

 深めに差し込まれるときには軽く顎を開けて迎え入れる。するとヨアヒムの舌はのびのびと遠慮なく彼女の口腔内をしゃぶり回すのだ。

 特に口蓋の(おもて)をちろちろと擽られるのをリオは気に入った。こそばゆいような感覚が顎からうなじまで抜けて()()()、と首筋が泡立つ。

 

「はぁ、ぁっ♡ ふぁ……っ♡♡」

「リオ……そろそろ」

「♡♡」

 

 長く熱い口づけを切り上げると、二人の舌先に唾液が銀色の橋のように架かり、あっけなく途切れた。

 その様を名残惜しそうに見つめるリオは下半身を襲った感触に背筋を跳ねさせた。ヨアヒムの手がゆっくりと彼女の太腿を撫で擦っている。

 微かに赤らんで汗ばんだ少女の肌を掌で味わうようなしっとりとした手つきで、太腿か腰に掛けての芸術的なラインを堪能する。

 その手が何を意味するかはリオもよく理解していた。意識を向ければヨアヒムの股間の逸物は既に仰角を描くように力強く屹立していた。

 それを認識した瞬間、彼女の下腹の奥が酷く疼いた。()()()、と熟した果実に鋭い刃を深々と突き込んだような衝撃が胎の中を抉る。

 とっくに目覚めていた子宮が、改めて自分を満たすものを認識してだらだらと涎のような蜜を零した。

 

「だんなさまぁ……っ♡♡♡♡」

 

 男の首に腕をかけて胸元にしなだれかかり、甘えた声で媚びる。

 旦那様の首筋に顔を寄せて男っぽい汗の香りをすんすん、と堪能しながら上目づかいでご機嫌を伺う。

 うるうる、と空色の瞳を潤ませながらの嘆願は庇護欲をそそると同時に、嗜虐心も煽る。

 ヨアヒムは指先で愛奴の汗に濡れた髪を整えてやりながら悪戯気な表情で囁いた。

 

「……どうしてほしい?」

「だんなさまの、おちんちん……♡♡ おちんちんでリオのぐちょぬれおまんこをめちゃくちゃにしてほしいです……っ♡♡」

「そうだな……。それじゃあ、自分で挿入()れてみろ」

「はぁい♡♡♡♡」

 

 飼い主(ヨアヒム)からの許可(よし)を貰えた愛玩動物(リオ)は今までの()()()の分、喜色満面の笑みを浮かべた。

 よいしょ、と可愛らしい声を出してから座っているヨアヒムの膝の上を跨ぐように股を開く。

 両脚の間の雌花はすっかり内側から綻んで蜜を溢れさせていた。失禁したような跡が内腿から下までべっとりとついている。

 二人の間に漂うのは甘酸っぱい少女の香り――――そしてそれを押し潰すようにむわり、と広がる甘ったるい(おんな)の香りだ。

 大きくて太いモノを早く味わいたいと言わんばかりに、花の奥の膣洞がぎゅうっ♡と(うろ)を食んで汁を吹き零した。花弁の奥に蟲を食らう器官を備えた食虫植物のようだった。

 

「はっ、はぁっ、はっ……♡♡ ん゛っ……♡♡♡♡ んんぅぅぅ――――……っ♡♡♡♡」

 

 片手で亀頭の先端を抑え、もう片方の手を自分の陰唇に添えて照準を合わせ――――そのまま体重を降ろすようにして中に突き入れる。

 呆れるほどの回数、男の剛直もそれ以外のものも受け入れた少女の膣孔だが、最初からの作りから変わらず狭隘なままだった。

 同時に度重なる調教の賜物で、狭さはそのままにそこは驚くほどの柔軟性を獲得し、かつ柔らかでありながら見事な締め付けを両立していた。

 

「はぁぁ……っ♡♡ あぁ……おっきい……っ♡♡♡」

 

 モルタルの壁に押しピンを埋め込んでいくように、ゆっくりではあるが緩めることなくペニスが先端からずぶずぶと飲み込まれていく。

 雄の固く勃ち上った槍のようなペニスが、幼気な少女の慎ましやかな陰唇をめりめりと押し広げながらその矮躯を串刺しにしていくのは何とも倒錯的な光景だった。

 しかし体を突き挿されている当のリオは苦しがるどころか、むしろリラックスしているような蕩けた表情で腰を下ろしていく。

 

 男慣れした膣肉はペニスを受け入れるときの力の抜き方というものをよくよく心得ており、そこに生じる快感の()()()()も嗜んでいた。

 胎の中の膣肉を()()()()、と音を立てながら逞しいものが割り広げてくつろげていく感触。

 ふと気を緩めた瞬間に襲い掛かってくる長く大きな肉竿による拡張感と充足感。

 熱い湯に身を浸らせるように、体の末端からゆっくりとその感覚に身を委ねてじっくりと味わう。

 自身の股座から立ち上ってくるその熱を、リオは目を細めてじっくりと噛み締めていた。

 

「んっ♡♡♡ んゅぅぅ……っ♡♡♡♡」

 

 最中、一度彼女の肩がひくん、と震えたかと思うと陽だまりの中で体を伸ばす猫のようにぐぅっと背を反らした。

 ヨアヒムのペニスの先端が少女の子宮口を捉えたのである。

 臓腑を下から押し上げられる感触に息を吐いてから、なおもリオはその上に体重をかけて自分の中へと深く深く押し込んでいく。子宮が真下からゆっくりと押し上げられてひしゃげていく。

 そうされると、ぐちゅううぅっ♡ と擦り潰される女の宮が待ち望んでいた逞しい雄竿による蹂躙に歓喜して喜びの涙を流すのである。

 たっぷりと愛液を蓄えた下腹の果実が、肉の棒によって潰されてそこに含んだ蜜を絞り出される。

 二人の肉が交わる場所から、とぷとぷと溢れるような愛液がしたたり落ちて互いの体を濡らした。

 

「はっ……♡♡ あっ、はぁぁ……っ♡♡♡」

 

 お(なか)の中を待ち望んでいたものでたっぷりと満たしてもらったリオは満ち足りた笑みを浮かべた。

 狭く幼気な膣肉がきちきち、と目一杯に広げられている強い圧迫感。ふと気を抜けば体が内側からぱぁん、と弾け飛びそうなそれも慣れ親しんでしまえば安心感さえ覚える。

 ヨアヒムの膝の上に跨るように座り込んだ彼女はくいくい、と軽く腰を左右に捻った。

 緩く自分の中を捏ねるような僅かな動きだが、それだけでも力強く勃起した雄の肉棒が胎内をこりこりと抉って悩ましい溜息を洩らした。

 

「だんな、さま……♡♡♡ ぎゅー……って、して……♡♡♡」

 

 上目遣いからの可愛らしいおねだりに旦那様(ヨアヒム)は口元を綻ばせながら答えた。

 青年の細身ながらも逞しい両腕がぎゅっ、と力強くそれでいて優しく少女の体を包む。

 その腕の長さと硬さ、体を覆う大きさを感じると彼女は自分の体の小ささを思い知らされる。

 だが、こうやって愛する人の腕の中にすっぽりと包み込まれるその感覚はとても好きだった。

 熱い体温、芳しい汗の香り。自分の身を預けきることのできる安堵感と愛おしさ。

 

 リオはこちらかの返礼というように、ヨアヒムの体に腕を回して抱き返した。

 少女の慎ましやかながら形の良い張りのある乳房が、男の硬い胸板に押し当てられてぷにゅり、と潰れる。

 その瑞々しい柔らかさは彼女を抱きしめる青年を感動させた。

 いや、胸だけではない。こうして腕の中に抱き締める少女の体の抱き心地……その小ささと細さ、華奢な体躯と瑞々しい肌の触り、温かな熱と甘い香り。その全てが彼を夢中にさせる。

 ヨアヒムは宝物を抱くような愛おしささえ見せながら、そっと彼女の背筋を撫で擦った。

 

「んゃ……っ♡♡♡」

 

 金色の長い髪をそっと掻き分けられて覗く、磨かれた大理石のような乳白色の背中。

 芸術的に美しいラインを描くそこをそっとなぞるように男の指先が撫で上げた。

 するとリオはぶるるっ、と身を震わせた。背中からうなじまでをぞわぞわとしたくすぐったさが駆け上がる。

 ヨアヒムの指先がそこを何度か悪戯気に撫で上げ、その度にリオはか細い悲鳴とも嬌声とも言えない声を上げた。

 不快感や心地よさというより、さながら神経を磨き上げられるような感覚だった。

 ただでさえ鋭いリオの触覚が一層敏感になる。ごくわずかな空気の動きが肌の産毛を靡かせる様さえ感じるようだった。

 

「んっ♡♡♡ きゃあぁぅっ♡♡♡♡」

 

 一通りリオの反応を楽しんだヨアヒムの指先がそのままそこを伝っていき、下へと降りていった。

 彼の指先がなぞりあげたのは尾てい骨から仙骨にかけての部位だった。

 ヨアヒムは人体の解剖学についてよく知っているわけではないが、此処を軽く愛撫すると女体を昂らせる事ができると経験から知っていた。

 事実、仙骨は骨盤の中の臓器へと延びる神経が多数生えている部位である。

そこに与えられるくすぐったい刺戟は、じんわりとしたトロ火で温めるように彼女の下腹の内側を動かした。

 

 男の指先が汗を拭うように、あるいは肌を測量するように、つぅ……っ、と尻の谷間の上端から腰骨までを撫で上げる。

 そうされるとリオは自分の下腹部が(さざなみ)のような震えと共に熱くなっていく感じを覚えた。

 無意識のうちに腰がもじもじと粗相を我慢するように揺れる。

 子宮がきゅん♡と疼き、下から押し上げてくる亀頭の先端にキスをした。子宮口が勝手にうねうねと蠢いて、膣襞で竿全体をきゅっ、きゅっ、と締め上げながら精液の催促をする。

 それに合わせて小康状態だった直腸も動き始めた。腹の奥からくるるっ、と排泄器官が蠕動する音が聞こえる。

 

「んみゃっ♡♡♡ ゃっ、ぁっ♡♡♡」

 

 リオが盛りのついたネコさながらの嬌声を上げる。

 ヨアヒムの指先が彼女の肛門周りを軽く叩いたのだ。

 ふさふさとした白い毛並みの付け尻尾、その根元部分は(プラグ)になって彼女の後孔に埋め込まれている。

 そこに、とんとん、と軽い調子で与えられた衝撃は肛門から結腸まで潜り込んでいるビーズ群を通して彼女の下腹を内側から刺激した。

 腸襞がぐねぐねと蠕動し、本来の仕事を全うすべく異物を外に吐き出そうとする。

 だが、肛門を裏からがっちりと留めている終端の(プラグ)部分に堰き止められてしまう。

 不満を訴えるように臓器が蠢きぐるるっ、と唸るような腹鳴りの音が立つ。

 

「んみゅ、ぅっ♡♡♡ おなか、おなかがぁ……っ♡♡♡」

 

 尻たぶの間、菊門がその皺を伸び切らせるように膨らんで――――中身を吐き出せずに終わる。

 排泄という生物にとって原始的かつ本能的な行いを制限された少女の体が粘っこい汗をかく。

 だが、そのような責め苦を受けるリオの表情はどこか蕩けたように甘く、婀娜っぽい。

 中身を詰物にされて悦ぶ浣腸マゾに躾けられた直腸はこのような状況でも卑屈な快感を貪っていた。

 目一杯耐えさせられた後ほど、中身をひり出すのが心地よいと経験で理解させられているからだ。

 

「だ、だんなひゃまぁっ♡♡♡♡」

「んー……どうしたリオ?」

 

 肌を赤く染めて身を震わせる少女に、ヨアヒムはあくまで何食わぬ顔だった。

 その間も彼の手は彼女の丸く滑らかな臀部を撫で回し、菊門の周りを軽く掻いては擦っていた。

 腕の中の少女の首筋に鼻先を寄せてその香りを堪能し、愛しむように頬にキスをしてから問いかけた。

 

「どうかしたのか?」

「うん……っ♡♡うんちさせてくだひゃい……っ♡♡ おなかっ、おなかつらいでしゅう……♡♡♡」

「……さて、どうするかな……」

「んっ゛、ぎゅっ♡♡♡♡」

 

 人の尊厳をかなぐり捨てた惨めったらしい排泄の懇願。

 だがそんな隷属の言葉も愛玩動物(ペット)としてならば当然のものだ。

 むしろリオはそうやって卑しい態度をと取れば取る程、旦那様(ヨアヒム)のモノになれたような気がして()()した。

 

 そんな彼女にヨアヒムはわざとらしい思案顔をしながら、軽く尻尾を後ろに向けて引っ張った。

 くんっ、と外へ向けてアナルビーズが引っ張られるのを感じた直腸が何かを期待したように激しく動き、リオは濁った声を上げた。

 

「そうだな……それじゃあオレをイかせてみろ。そしたらこいつを抜いてやる」

「っ♡♡♡♡♡ はい……っ♡♡♡♡ だんなしゃまのおちんちん、リオのオナホまんこでしこしこさせていただきますっ♡♡♡♡♡ おなかのなかにザーメンぴゅっぴゅしてきもちよくなってくらさい……っ♡♡♡♡♡♡♡」

 

 目の前に『ご褒美』をぶら下げられたリオは卑屈ささえ感じる蕩けた笑みを浮かべた。

 感極まったように涙さえ零しながら、彼女は自ら腰を振るい始めた。

 役目を与えられた子宮が、膣洞がきゅぅん♡と武者震いする。

 

「ん゛……っっっ♡♡♡♡♡♡ はぁ、あ゛っ♡♡ はぁあぅっっ♡♡」

 

 リオはまず足に力を込めて腰を浮かせた。

 その瞬間ぞりぞりぞりぃっ♡、と雁首が膣襞を逆向きに抉った。

 矛に備えられた鉤のようなエラが弾力に富んだ雌肉を掻き毟る。

 雄肉に嬲られた箇所からじゅわり、と湧き出してくる愛液は血にも似ていた。

 快楽という傷口から噴き出す快感という名の血だ。

 

「ふぅっ♡♡ ふぅっ、ぁ゛っ、ふぁっ゛♡♡♡」

 

 半ば呆けたような声を上げながら腰を振る。

 ちゅぽっちゅぽっ、という音は陰茎が膣の浅い所に浮き沈みを繰り返す音だ。

 亀頭が抜けるか抜けないかくらいの浅さまで引き抜きながら、その先端部を重点的になめしゃぶるような膣奉仕。

 特に敏感な部分を小刻みに刺激される感覚に、ヨアヒムは快感を堪えるように眉間に皺を寄せた。

 

 もちろん、これが心地よいのはリオとて同じである。

 膣前庭は特に感じやすいクリトリスやGスポットにほど近く、そこに与えられる刺戟は直接的に性感を昂らせる。

 お腹側に亀頭を擦り付けるように腰を使うと裏から圧迫された淫核がピンと立つ。

股座から電流が脳天まで駆けるような快さだ。

 

「はぁ゛、あっ゛、ぁっ♡♡♡♡♡ あぁぁ――――……っ♡♡♡♡♡♡」

 

 浅い所を擦るだけで終わるようなことは、無論ない。

 リオはうっとりとした表情で声を上げながら下まで腰を下ろした。

 ずぷぷぷっ♡、という音と共に深々と雄竿が彼女を串刺しにする。

 彼女の膣は真ん中あたりが一等狭く、全体的に少しくびれた様な造りになっている。

 入り口部分から奥までを真っ直ぐに勢いよく貫かれると、その狭い部分を押し広げられる感触を特に強く味合わされる。

 その拡張感が、肉を押し広げられて割開かれる感覚がリオは特に好きだった。

 

 そしてここが覿面に効くのは男の側(ヨアヒム)もそうである。

 狭さときつさはそのままに、押し込めばにゅるりとした柔らかさと共に広がる少女の肉。

 それを勢いよくくつろげる感触が敏感な亀頭に伝わり、乙女の園を征服する充溢感を彼に与えてくれる。

 主導権をリオに渡していなければ、この真ん中部分のくびれと膣襞を何度も何度も雁首で引っ掛けては抉り、少女を歓喜と共に泣かせていただろう。

 

「あ゛っっ♡♡♡♡♡ お゛っ♡♡♡♡♡」

 

 リオが濁った声を上げながら仰け反る。金色の長い髪が暗がりに光を反射させながら翻る。

 ヨアヒムの長い肉棒が改めて彼女の子宮を真下から抉り抜いた。

 体を重ね始めた当初は火が付くのに大変な手間がかかった此処も、今やすっかり解されて切って彼女の最大の弱点とも言える部位になっていた。

 下腹の中心、女の芯とも言うべきものに愛する旦那様の雄の象徴を突き挿されれば、彼女の体は呆気なく雌としての悦びに打ち震えて屈服してしまう。

 そうなると腹の奥から自分という存在が溶け出していってしまうような、そんな多幸感に溺れていってしまうのだった。

 

「はっ、はっ……♡♡♡ はぁあ゛っ♡♡ あぐっ♡♡ んきゅうぅぅ……っ♡♡♡♡♡」

 

 腰が抜けそうな快感に震えながらリオは腰をグラインドさせた。

 ほぐれてこなれ、やわやわとしながらも充血したような弾力を伴う子宮口。そこを支点にするように腰を大きくひねる。

 そうすると動きによって捩じられた陰茎が様々な角度から、より深く彼女の膣洞を抉るのである。

 鉢と乳棒を逆さにしたように、ごりごりと子宮口が、その奥の子宮が肉棒によって擦り潰される。

 自分という人間の自我さえまとめて撹拌されるような甘美な衝撃にリオは悶え狂った。

 

 そしてこの動きをするときに刺激できるのは体の奥だけではない。

 腰を下ろして体を揺する動作に専念できるため、もう少し細かい部分の刺激もできる。

 なので彼女は目の前にある旦那様(ヨアヒム)の体に抱き着いて、自分の乳首と陰核を押し当てた。

 そのまま体を揺すると、男の逞しい胸板に敏感な乳首が擦れて気持ち良い。

 赤く縮れた陰毛と自身の陰核が擦られるとびりびりする快感が迸ってリオは甘い声を上げた。

 

「んあぁ゛っ♡♡♡♡♡ あ゛っ、んはぁっ、ああっ……♡♡♡♡♡♡♡」

「……気持ち良いか?」

「ん゛っ♡♡♡♡♡ ひもっ、きもちっ、いいれすっ♡♡♡♡♡」

 

 自分をイかせろ、という最初の命令も忘れて自分の快楽を貪るばかりのリオを、ヨアヒムは苦笑しながらも受け入れた。

 胸に擦り付けられる乳首のこりこりとした感触や、膣洞の最奥に包み込まれながらしゃぶられる亀頭が心地よいのも一つ。

 そして、自分の腕の中で快感に悶える少女の姿がこの上なく愛らしいというのもまた一つ。

 

「……リオ、オレの事は好きか?」

「だいすきっ、だいすき♡♡♡♡♡ だいすき……っ♡♡♡♡♡」

「あぁ……オレもだ」

 

 ぎゅう、と自分の体にしがみつき全身で縋りつくようにして甘えるその姿が堪らなく可愛らしく、愛おしい。

 ネコの耳に尻尾、首輪に鎖。その姿は恋人や愛人というよりは、まさしく愛玩動物(ペット)であり雌奴隷だ。

 彼女を()()()()にしたことにヨアヒムに後悔はない。ただ頭の奥が軋むような呵責と、胸の奥が腐るような自己嫌悪があるだけだ。

 もしやり直すことができたとしたらどうしたのかはわからないが、少なくとも今の彼にとってはこれが自分の選んだ最善の道だった。

 その愛は恋なのか、庇護欲なのか、征服欲なのか、所有欲なのか、はたまた()()なのか、どれが由来なのか彼にはもうわからないが、もう彼には同じことだった。

 

 ただ、愛している。

 そして愛する少女が自分の手元にいてくれればそれで良い。

 求める結果さえ出るのであれば、過程はもはやどうでも良かった。

 

「ふぅ゛っ♡♡♡ んん゛ぅぁ゛っ♡♡♡♡」

 

 リオが全身をびくん、と跳ねさせながら野太い嬌声を上げた。

 腰を臼のように回す動きから、再度上下に扱くような動きにシフトする。

 ばちゅん、ばちゅん、と響く音は肉と肉がぶつかり合う拍打音と結合部から溢れ出た体液の水音が奏でる奇妙な和音だ。

 膣洞を上から下まで使う長いストロークを、音が鳴るほどに早く強く。

 発情した猫のように喘ぎながら、幼気な少女が男の上で腰を振るった。

 

「ぅっ……っく……!」

 

 奥歯を噛み締めるようにしてヨアヒムはぐっと射精感を堪えた。

 ここに来ての急激な上下の摩擦はいたく雄の快感を刺戟した。

 子宮口近辺の肉にぐにゅぐにゅ、と甘噛みされていたところから与えられる、雁首を勢いよく扱きあげる力強い快感。

 既に一度フェラチオで抜いてもらっていなければたちどころに精を放っていたかもしれない。

 

 そしてそれが極めて強い快感を生んでいるのはリオにしても同じだった。

 何度も何度も狭い膣肉を勢いよく刺し貫かれて穿たれる、自分自身という存在自体を抉られて掘削される暴力的な気持ち良さ。

 既に熱く充血した膣肉はじんじんとした疼きをそこら中から訴えていて、肉棒で掻き毟れば掻き毟るほどに甘痒くなる。

 股座から下腹までが灼けるように熱く、気持ち良い。自我が摩擦熱で燃え尽きそうになるのが心地よくて仕方がない。

 

「ひゃ、ぁ゛ぅっ♡♡♡♡♡♡ ぅぉ゛っ♡♡♡♡♡♡」」

 

 ごりっ、という衝撃が胎内に走ってリオは目を剥いた。

 腰を何度も打ち付ける中で、やや背中側に向けて突き刺さった肉竿が直腸側の異物と擦れ合った。

 後ろの孔から捻じ込まれて内臓を占有しているビーズ群のころころとした手応えと、逞しくそそり立つ雄竿の硬さが臓腑(はらわた)を掻き回す。

 膣と腸を隔てる薄い壁を前後からごりごりと削られるのは腰から下が無くなってしまうような激烈な快感だった。

 意識を白く明滅させながらもリオは狂ったように腰を振った。

 快感を出力するだけの自動機械になったかのように、聞くに堪えない吠え声を上げながらピストン運動を継続する。

 

「あ゛-っ♡♡♡♡♡♡ あ゛ぁーーーっ♡♡♡♡♡♡ きもち、い゛ぃ゛っ♡♡♡♡♡ ごりごりきもちいぃ♡のぉ゛っ゛♡♡♡♡♡」

「くう、ぁっ……」

 

 ヨアヒムもまた陰茎にかかる刺激にくぐもった声を漏らした。

 腸側に詰め込まれたアナルビーズの硬質な感触が幾つもの肉壁を隔てて程よいこりこりとした感触になって彼のペニスに刺激を与えるのだ。

 特に快感に悶えるリオの膣も極上の肉質になって彼を楽しませる。

 ぐずぐずになるまで快感で煮込まれた少女の膣肉がキツさと柔らかさを高度に両立しながら彼の逸物を締めあげてくる。

 弾力に富んだ襞が雁首に婀娜っぽく絡んでは、乱暴に引きはがされて歓喜の涙を流す。

 じゅわり、と染み出す愛液がにゅるにゅるの感触を助長して剛直が溶けるような心地よい感触を生み出す。

 

 そして、肉の悦び以上に心が満たされる。

 自分の体で快感を貪る愛おしい人の姿。

 それが自分たちは確かに愛しあっているのだという実感を彼に与えてくれる。

 

「あ゛っ、あ゛っ♡♡♡♡♡ あ゛っっっ♡♡♡♡♡♡ イく、イっく、ぅ゛っっっ♡♡♡♡♡」

 

 既に幾度も甘イキを繰り返していたリオが背中を仰け反らせて叫ぶ。

 軽い絶頂の波が寄せては返しを繰り返して、強い絶頂の大波を作り出す。

 ()()()、と波に飲まれるような幻聴がして脳が自分の発した快楽物質に溺れて沈む。

 窒息しそうな快感の海に呑み込まれながら、リオは全身を強張らせた。

 体中の筋肉が痙攣するように緊張して痙攣するように震える。喉を晒すように背を反らし、男の胴に絡みつかせていた足が指先までピンと張る。

 華奢な全身で絶頂を宣言した彼女はやがて、ぜぇ、ぜぇ、と息を荒げながら脱力した。

 

「んぁ……っ♡♡♡ んに、ゃ……♡♡♡」

「ほら、どうした?腰が抜けてるぞ」

「ぅ……、んん……っ♡♡♡」

 

 絶頂の際の締め付けで自身も少し漏らしそうになったことをおくびにも出さず、ヨアヒムは余裕たっぷりの表情でリオを揶揄した。

 彼が言うように、一度強烈な絶頂を迎えた彼女の腰は力が抜けたように弱々しい動きしかできなくなっていた。

 まだ「旦那様(ヨアヒム)をイかせなくては」という目的意識は残っているが、それに全く体が追い付いていない。

 先ほどまでの激しい音を鳴らす腰遣いは見る影もなくへこへこ、と弱々しく体を揺するのみである。

 それだけでの刺激でも絶頂直後で敏感な体には痛烈な媚毒となって少女の矮躯を内側から焙る。

 

「んむっ、んっ♡♡♡ ん、ふぁっ……♡♡♡♡ だ、だんなしゃまぁ……っ♡♡♡♡」

「どうした?」

「んー……っ♡♡♡♡♡」

 

 ちゅ、ちゅ、と甘え媚びるようなキスをしながら少女が何かをねだるような上目遣いで男を見つめる。

 何を求められているかを察しながらもヨアヒムはシラを切るかのように優しく彼女を撫でる。

 欲しいものがあるのなら口に出さねばならない。故に目下のものが実際に口に出して『おねだり』をするまでは敢えて鷹揚に構えておくのが主人の度量というものだった。

 

「なにをして欲しいのか、ちゃんと自分の口で言ってみろ」

「……っ♡♡♡♡」

 

 男の指先が少女の唇に触れる。

 一分程(ほんの僅か)の深さ、艶やかな唇を割開くように指の腹が撫でる。口紅(リップ)を塗るように、あるいは拭うように。

 その微かな動きがじれったくて、もどかしい。唇にうずうずとした疼きを植え付けられるようなその緩慢な動きにリオは熱い吐息を漏らした。

 胸の内側をちりちりと桃色の火で焙られるような心地がする。

 

「おまんこ……っ、リオのおまんこでイって……♡♡♡ おもいっきりぱこぱこしてしていいからぁ……っ♡♡♡♡♡」

「まったく……旦那様をおいて一人で先にイって、それで腰を抜かして動けなくなるとか、穴奴隷失格だぞ?」

「いやぁ……っ、ごめんなさい……っ」

「大丈夫だ、今回は許してやるさ。――――その代わり、優しくはできないぞ」

「……あ、ありがっ、ぁんぅ゛ぅぉ゛っ♡♡♡♡♡♡」

 

 へにゃり、と眦を下げて涙を頬に伝わせながら謝る姿は飼い主に捨てられることを恐れる飼い猫のそれだ。

 ヨアヒムは涙を指の背で拭いながら、そんないじらしい少女を安心させるように優しい声をかけた。

 だがリオが安堵の表情を見せたのも束の間、彼女の言葉は喉奥から絞り出された濁った声にかき消された。

 未だ挿入されたままのヨアヒムの陰茎が勢いよくリオの子宮を叩いたのである。

 

 膣内で迎える絶頂は五体がぐずぐずに煮崩れるような衝撃と脱力感を伴う。

 一度そのようなエクスタシーを迎えた少女の体はふやけたように力が抜けきっている。

 ましてや膣の最奥、子宮などは何をか言わんやという話である。

 とっくに解れ切っているそこに、硬さを保ったままのヨアヒムのペニスが深々と突き立てられる。

 

 彼女の腰骨を両手でがしっ、と掴んだままの強烈な突き込み。

 既に腰も抜けているリオにその一刺しに抗うことはできなかった。

 耐えるために力を籠めることも、逃がすために腰を浮かすこともできず、正面から雌の急所を打ち貫かれる。

 

「お゛ぁ゛っ♡♡♡♡♡ あ゛っ、あ゛っ♡♡♡♡♡ あ゛ーっっっ♡♡♡♡♡」

 

 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、とピストン運動が襲い掛かり子宮が蹂躙される。

 最も大事な女の急所を嬲られ、内臓が下から押し上げられるとともに肺腑からポンプのように息が吐き出されて無様な嬌声を形作る。

 ともすれば女体に対する暴虐とも言える抽送は、しかし意識が再度バラバラになると錯覚するような快楽を少女に与えていた。

 とっくに目覚めているポルチオ性感はそのような仕打ちに対しても喜びを感じてしまう。

 杵に叩かれる餅のように、下腹の中で打擲を受ける女の宮が一打ちごとに柔らかくこなれていきその全てを快楽に変換していく。

 

 ヨアヒムはじっと目を閉じながら、精を吐き出す(バルブ)を引き締めつつ、陰茎の先に感じる少女の柔肉の感触に耽溺した。

 深い絶頂を迎えてこなれた彼女の膣肉はより一層の心地よさを持って男の肉竿を歓迎しているように見えた。

 溢れかえるほどの愛蜜を湛えた膣襞に腰を打ち込めばじゅぽっ、じゅぽっ、と淫らな水音が鳴り、絞り出された女の汁が暖かく彼の股座を濡らす。

 なおも度々軽い絶頂を迎えているのだろう、少女の喘ぎと共に締まる膣肉は男の精液を催促しているかのよう。

 

 引き抜くときにはぞりぞりという凄まじい抵抗感と共にエラが引っ掛かり、押し込むときには吸引されるかのような勢いで最奥まで迎え入れられる。

 そのまま突き込めばくたくたに疲れ切ったようにふやけた子宮口が媚びるようにちゅぷちゅぷ、とキスをしてくる。

 これ以上虐めないでください、後生ですからザーメンをお恵み下さい、と懇願しているようだ。

 そんな態度がいじらしくも婀娜っぽく、男は尚更に射精を耐えてこの雌肉を味わおうと思ってしまうのだった。

 

「はぁっ゛♡♡ はぁ゛ぁっ♡♡♡ はぁあぁんぅ゛っ♡♡♡♡♡ んぅお゛ぉっ♡♡♡♡♡」

 

 柳のように細くしなやかなリオの腰を、ヨアヒムの大きな掌ががっしりと掴んで離さない。

 そのまま少女の下半身を上下させつつ、自分の腰も打ち付ける様は正しく性処理玩具(オナホール)さながらの扱いだったろう。

 だがそうして一方的に叩きつけられる腰遣いが、男の手で把持される拘束感が、むしろリオにとっては心地よかった。

 自分を貪るような男の情欲こそが、彼女にとっては何よりも愛の証明だと感じられるからである。

 

 愛されること、それを受け入れること。貪られるままに捧げること。

 それが彼女の知った愛の形だった。

 

「く、ぅ、ぉ……っ!!」

「ぉ゛っ♡♡♡♡♡ ほ、お゛っっっ♡♡♡♡♡」

 

 唸るような、喉の奥で空気を絞り出すような声を上げてヨアヒムの腰遣いが一際速さを増す。

 彼の股座を疼かせる快感がいよいよもってその閾値を超える時がやってきた。

 口奉仕での射精から、既に再充填を終えている陰嚢が精子を吐き出す時を今か今かと待ち構えている。

 ヨアヒムは射精の瞬間を少しでも遅らせようとしている頭の奥の方でちりちり、と焦げるような感覚がしていた。

 一時でも長く勃起を少女の中で擦りあげる喜びを味わおうという理性と、一息に子種汁を吐きだして生殖本能を満たしたいと訴える本能との摩擦だ。

 そのひりつくような葛藤が生む熱量が、尚更に彼の腰遣いに拍車をかけた。

 

 ぼちゅっ、ぼちゅっ、ぼちゅっ!!と泥田に鉄球を落とすような、くぐもった大きな音が幾度も響く。

 二人の結合部からは泡立って白く濁った汁がぼたぼたと絶え間なく零れ、男の陰毛をぐっしょりと水浸しにしていた。

 いや、体液に塗れているのは二人の性器だけではない。今や両者の総身が発情のもたらす液体で濡れそぼっている。

 体を濡らす汗は肌を湿らせ、全身の皮膚が舌でもあるかのように二人は互いの身を絡め合った。

 口づけを繰り返した口元は唾液に濡れ、当然拭う暇もなかったそれは顎から首筋までを伝って滴っている。

 その上で二人はなおも強く深く、身体を密着させ合った。肌も粘膜も超えて、二人の境が無くなって溶け合うことを祈るかのように。

 

「ふっ…………んっ♡♡♡♡♡ っっっっ、ぐっ♡♡♡♡♡♡ あ゛あ゛ーーーーーーっっっ♡♡♡♡♡♡♡」

「ぐぅっ、ぅっ……!!ぁっ……!!!!」

 

 そしてある瞬間、ヨアヒムの腰が一際強烈に、深々とリオの子宮を抉り抜いた。

 ごりゅ……っ♡ という破滅的な手応えと共に彼女は絶頂した。

 体の内側から全身が弾け飛んで四散するかのような絶頂感だった。

 先ほどの比ではないほどに必死になって締め上げてくる膣の動きはさながら断末魔の痙攣のようだった。

 それによって締め上げられたヨアヒムの射精への忍耐はいよいよもって限界に達した。

 

 

 ――――どぶゅるるっ!!!!どびゅるるるるっ!!!!びゅぅぅ…………っっっ!!!!

 

 

 土石流のような勢いで迸る精液。

 前立腺が抉れるような激烈な快感に身を震わせながら、ヨアヒムは自分とリオの腰をこれ以上なく深く絡み合わせた。

 深く深く、彼女の子宮口に亀頭を押し当て偏執的なまでに精液を流し込む。

 プレイヤーは子供を産めない、などという話が脳裏を過ぎったが捨て置いた。

 孕めるか孕めないかではない、彼が孕ませたいと思ったからと言わんばかりの濃厚な種付け射精だった。

 

「思いっきりいきめよ……、尻の穴が裂けるからな……っ!!」

「ぇっ? ぁ……っ?」

 

 ヨアヒムは自らの男根を押し込んで射精しながら、リオの尻の合間から覗く尻尾を引っ掴んだ。

 それにリオが反応して理解する間もなく――――彼はそれを思いっきり引っ張った。

 自分がイったらこれを抜いてやるというのは彼がした約束であり、それを彼は直ちに履行した。

 しかし、それは自我が弾け飛ぶような子宮絶頂の最中に行われた。

 

「ぁっ、あっ、あっ、あ゛っ!!!!あああ゛あ゛ぁあぉ゛ぉ゛ぉぉぉぉーーーーーーっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 度重なる後孔調教によってある程度の柔軟性を保持していなければ裂けていただろうというほどの強引な引き抜きだった。

 ずぼんっ!!という音と共に一息で円錐状の(プラグ)部分が引き抜かれ――――そのまま直腸内(なか)に入っている部分まで引きずり出される。

 地中深くに張った蒲公英(たんぽぽ)の根を纏めて引っこ抜くような凄まじい手応えだった。

 結腸の部分にまで入り込んでいた多数の小球が、直腸襞を擦過し、ぼちゅぼちゅぼちゅぼちゅ……っ!!と肛門を裏から勢いよくこじ開けて抜け出ていく。

 腸が根こそぎにされるような壮絶な感覚にリオは狂乱した。

 

「あ゛ああぁ゛っ……♡♡♡♡♡♡ あ゛っっっ♡♡♡♡♡♡♡ あっ゛、ぁぎ……っっ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 肺から一息残さず空気が絞り出されても喘ぎ声が止まらない。口の端からは濁った泡さえも吹いていた。

 一気に空にされた排泄器官がその空疎感に困惑している。

 ひり出すものがまだ何かないかと混乱状態にある直腸と肛門が蠕動して、ぶぴゅっ、ぶぴゅっ、と下品な音を立てながら腸液と潤滑油の残滓を吐き出している。

 尻穴が真っ赤に灼けるような灼熱感が子宮に叩き込まれたポルチオ絶頂と相まって少女の意識を完全に暗転(ブラックアウト)させていた。

 口をぱくぱく、と酸欠の金魚のように開閉しながら喘ぎとも何とも言えない呼吸を繰り返す。

 

「ん……っ」

 

 リオの顔は酷い有様だった。

 空色の瞳は焦点を失って濁り、口元はだらしなく開きっぱなしになって唾液を吹き零す。

 汗みずくの額に金色の髪が乱れて張り付き、表情は呆け切ったように締まりがない。

 

 そして、ヨアヒムはそんな彼女に愛しむようなキスをした。

 溶けたように力の抜けた顎を掴んで、口腔と口腔を噛み合わせるような深い深いキス。

 少女の小さな口の中を食べるような口づけをしばらく続けていると――――やがて彼の舌にちろちろと小さな舌が絡み始めた。

 

「ん゛っ……♡♡♡♡」

 

 それはある種の人工呼吸、蘇生に近い行いだったのかもしれない。

 キスの最中より徐々にリオの瞳に光が戻り始め、ヨアヒムの舌に応えるようになった。

 んっ♡ んっ♡ と鼻にかかった甘い声を鳴らしながら、激しい……あまりに激しすぎた絶頂の余韻を反芻する。

 意識と自我の一遍までも焼き払うような凄絶な絶頂感の後には、ひたすら甘いだけのディープキスが心地よかった。

 口先から流し込まれる温かな快さに身を委ねる。揺蕩うように、溺れるように。

 

「……っ、ぁっ……♡♡♡」

 

 優しい口づけに没頭していたリオが零れるような吐息を漏らす。

 彼女の下腹、爆ぜるような絶頂の残り火を反芻しているそこが、鈍くなった感覚の中で何かを感じ取った。

 

 それは徐々に勃ち上っていく雄の陰茎だった。

 精液と愛液の混合汁でぬかるむ膣洞の中で、今再び男の象徴が硬さを取り戻しつつあった。

 

「悪いがな、リオ……。まだ収まりが付きそうにない」

 

 バツが悪そうな口ぶりながら、彼女を見つめるヨアヒムの瞳にはギラついた光が宿っていた。

 茶色の中に緑色が浮かぶ榛色の瞳。その中に浮かぶ光が言外に告げている――――お前が欲しい、もっと欲しい、と。

 

「だいすき……♡」

 

 そしてリオはそんな彼の瞳がとても好きだった。

 綺麗だ、と思うそのままの心を口に出し、彼女は欲されるままに男の情欲を受け入れた。

 

 

******

 

 

 それから二人は時間を忘れたように交わった。

 めちゃくちゃになるほど交わり、ぐちゃぐちゃになるほど交わった。

 互いにあらゆる種類の体液を垂れ流し合い、交換し合い、注ぎ合った。

 

 びちゃびちゃと何らかの汁がシーツと床を叩く音がし、ぱんぱんと二人の肉と肉がぶつかり合う音がし、絶え間なく荒い息が木霊した。

 汗と涎、尿と潮、精液と愛液の匂いが狭い地下牢に立ち込めて湿気と共にむわりとした空気を作り出す。

 二人は狂ったように肉の悦びを、愛し合う喜びを貪った。

 

 花の蜜に溺れるような、

 毒の壺に浸かるような、

 

 ――――そんな甘ったるくて、命蝕むような、(セックス)だった。

 

 

 

「はぁ……っ、はぁ……」

「……っ♡ んっ……♡♡」

 

 そして爛れるような、熱い交わりにもいつかは終わりがやってくる。

 ヨアヒムはベッドの上に大の字になって暗い天井を見上げながら息を吐き、リオはそんな彼の体にしがみつくように吐息とも寝息とも言えない呼吸音を鳴らしていた。

 青年の息は荒い。細身ながら引き締まっている体、その胴はぐっしょりと汗に濡れながら激しく胸郭を上下させている。

 先ほどまで女体を貫き続けていた男根も既にその逞しさを失い、陰嚢も全てを出し尽くしたかの如く萎んでいる。

 何度も何度も降り続けた腰は疲労からか感覚も鈍い。

 

 ベッドの上は全く『惨状』という外にはなかった。

 様々な種類の液体で濡れそぼったシーツは変色して重たくなっており、白濁液が()()になってこびりつき、青臭い臭いを漂わせている。

 地上ではどういう風にこれを洗濯して使えるようにするのか、もはやヨアヒムの想像の外だった。

 

「……」

「……♡」

「ふふっ……」

 

 ヨアヒムは自分の隣に寄り添う少女の頭をそっと撫でた。

 ぼんやりとした瞳で微睡みと覚醒の境目を彷徨っているリオだが、その手に無意識に反応したかのようにすりすり、とその身を男の方へと寄せた。

 そんな仕草が小動物めいていて、ヨアヒムは静かな微笑みを零した。

 

 なお、リオもリオでベッドそのものと大して変わらないほどには汚れ果てていた。

 疲れ果てて動けなくなるまで続いた情交の結果、彼女の体は上から下まで白濁塗れである。

 すっと通った鼻先から赤らんだ頬にまでぶち撒けられたものがこびりつき、口の端からは飲ませたそれの残滓が垂れていた。

 艶やかな金色の髪にも絡みついて張り付いているし、体幹についたものは汗と入り混じって行方が分からなくなっている。

 そして当然と言うべきか、膣孔と菊門には幾度注いだのかわからない量の精液が並々と溜まっていた。

 不随意に動く筋肉の収縮で、時折ぷぴゅっ、と小さな音を立ててそれらが漏れ出してシーツの上に新しい染みを作っていた。

 およそ一人の人間が此処まで精液を放って人を汚せるのかと思えば、ある種の感動さえ覚えるほどの穢れぶりだった。

 

 ネコ耳のカチューシャはいつの間にか外れて床に転がっている。

 ネコ尻尾のついたアナルビーズはどろっどろの体液に濡れたままベッドの上に無造作に放り出されていた。

 その他にも、いつ使ったのかよく覚えていないような性具が粘液に濡れ光りながら打ち捨てられていた。

 

「…………」

 

 無意識の中でリオの頭と髪を撫でていた手がそっと下に降りる。

 ヨアヒムの指先がなぞったのは彼女に嵌めた首輪とその鎖だ。

 擽るように弄べばちゃりん、ちゃりん、と見た目に似合わぬ涼やかな音がする。

 そこらに投げ捨てられている玩具(おもちゃ)と違い、これだけはずっと外さずにつけられているものだ。

 リオという少女をここに留めるための枷、己の手元に置いておくための楔。

 

 それを撫で擦りながらヨアヒムは、()()を付けていない彼女の姿を思い出すことが難しくなっていることに気が付いていた。

 首輪と鎖、地下牢とベッド、紅潮した肌と自分を見上げる蕩けた視線……。

 自分の中でリオという人間のイメージが、この一月ほどの間に見続けたそれにすっかり上書きされている。

 それは良いことなのか、悪いことなのか。

 

(悪いに決まっているよな)

 

 彼は自分で自分の行いをそう断じた。

 他人の人生と人格をただ自分の都合で捻じ曲げる……その事が悪行でなくて何だというのだろうか。

 そもそもその行いを嫌悪したからこそ彼は自分の父親を追放したし、その被害に遭ったテオドラを手元に置き続けているのだから。

 

(あぁ、それでも……それでも、例え自分が自分にとって吐き気を催すような悪党になったとしても……オレは……リオを手放したくない……)

 

 その上で、それがヨアヒムの出した結論だった。

 たった一人の少女を自分のモノにするために――――これまでの自分自身を裏切る、裏切り続ける。

 女性に優しく、紳士たらんとした貴族としての自分。打ち捨てられたその信念がどれほどの血を流しても、地の底に埋められて呪詛を吐き続けるとしても、彼はその道を行くことを決めたのだ。

 例え逸れて曲がった道だとしても、間違って誤った道だとしても、たった一つ失いたくないモノの為に。

 

(だから、これも――――また一つ間違いを上塗りする行いなのかもしれなくとも)

「ん……?」

 

 一つの決意を固めたヨアヒムは静かにベッドから立ち上がった。

 離れていく温もりを感じたリオが微睡みから目覚めて不安げな表情を見せる。

 それに少し待っていろ、と声をかけたヨアヒムは部屋の隅に畳んで置いてあった自分の服のポケットを漁りだした。

 

 ……これは前々から用意していたものであり、渡す機会をずっと窺っていたものでもある。

 そして、リオが()()()()()()()()()()()()()だろうという確信が得られる……あるいはヨアヒムに踏ん切りがつくまで渡せなかったものである。

 

「リオ、これをお前にプレゼントしたいんだ」

「――――えっ……?」

 

 彼が取り出したのは手の平に乗る程度の大きさの小箱だった。

 小さい造りであり鍵などはついていないものの、厳重な気密性をもったしっかりとした作りで外部からは中身が伺えない。

 ベッドに戻ったヨアヒムは落ち着き払った、極力いつもと変わらない態度でそれをリオの前に翳して開いた。

 そしてその中身を見たリオが胡乱気だった瞳に明確な驚愕の色を浮かべたのは無理からぬことだろう。

 

 ――――そこにあったのは指輪だった。

 

 ごくごくシンプルな白金で作られた一つの指輪。

 何の特殊な効果も施されていない、ただ単純に装飾品として以外の意味を持たないそれが、小箱の中心に鎮座している。

 

 

「結婚してくれ」

 

 

 一切の奇も衒いもない、極めて簡潔で、誤魔化しようのない言葉だった。

 ……プロポーズ。己の生涯の伴侶になってくれというこの上ないほどの愛の表明。

 

 ヨアヒムの表情に迷いはなかった。

ただ、まっすぐにリオを見つめて言葉を紡いだ。

 

「冗談ではなくて、本気だ。お前をオレの嫁に迎える――――正妻だ。もちろん反対する人間もいるだろうが、それは全て黙らせる。お前をオレが選んだ。その事には誰も絶対に文句は言わせない。生涯をかけて、お前を守る」

 

 伯爵という身分の人間である自分が爵位のない人間を、それもプレイヤーを嫁に迎えるということの危険性を、その意味を彼はよく理解していた。

 貴族の結婚というのは基本的に家同士の紐帯を結ぶためのものであるし、正妻との間に生まれた子は跡取りとして育てられるのが当然だ。

 だが、リオは独り身である上にプレイヤーであり、子供が孕めないのが確定している。

 つまり、結婚という行為で貴族が得る全ての恩恵をかなぐり捨てる行いであり、一般的には紛れもなく愚行と言われる類の事だった。

 

 それを理解した上でのことだった。

 それを覚悟した上で、ヨアヒムは求婚していた。

 

「以前にも言ったように、お前の全てが欲しい。お前の全てをオレで埋め尽くしたい。……そしてこれは、それに対する当然の責任だ。

 ――――オレの全てをお前のために捧げる。愛している」

 

 結局のところ、ヨアヒムという人間はどれほど間違った手段を取ることになろうとも根は誠実な人間だった。

 非道を行くことはできても、外道にはなれないというべきか。

 

 人格を捻じ曲げて人生を貰い受ける代わりに、自分の人生を捧げる。

 それが彼の選んだ道だった。

 

「……もう首輪もいらないだろう。これからはこの指輪がオレ達を結ぶ証だ。

 ――――言葉はいらない。ただ左手を差し出してくれるだけでいい」

 

 ヨアヒムは小箱の中心に据えられた指輪を摘まみ上げ、眼前に掲げた。

 蝋燭の明かりが反射して、眩いほどの純白の煌めきの表面に鮮やかな橙色の光が踊った。

 その色は二人が初めて出会った日の、馬車の窓から見た夕日を思い起こさせた。

 

 ヨアヒムはリオの手を迎え入れるように自分の手を差し出した。もう片方の手には彼女の指に嵌めるための指輪を持って。

 ……最後にリオの決定に委ねるような言葉を吐いておきながら、ヨアヒムは自分の欺瞞に反吐が出る思いだった。そしてその自己嫌悪さえも、苦笑一つで表せてしまえるくらいには慣れてしまっていた。

 

 もうとっくにリオは身も心も調教されきっている。

 ヨアヒムに愛されるためなら土下座もするし、ペニスもしゃぶる穴奴隷、愛玩動物だ。

 そうなるように彼が躾けたし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 だから、これからもずっとヨアヒムの寵愛を受けるためにはこの指輪を受け取って、求婚を受け入れる他にない。

 

 それなしでは生きていけないというほどにまで依存させておきながら、いざ自分の要求を通すためにそれを人質に取る。

 権力者としては当然のようによく使う手だが、これを愛する女性に、少女に使うことにヨアヒムは苦悩しながらも――――躊躇わなかった。

 

「さぁ、手を」

 

 ヨアヒムが催促するように手を伸ばし、声をかける。

 

 そしてリオは、

 リオは――――

 

「――――――――――――――――――――――――、」

 

 ……リオは、動かなかった。

 最初に指輪を差し出された瞬間のまま。

 体を起こして目を見開いたまま、微動だにしなかった。

 

「――――――――――――――――――――――――、」

 

 瞬きすらしていないように見えた。

 呼吸さえしていないように見えた。

 時間が止まったかのように見えた。

 

「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――、」

 

 ただただ、そこには長く、硬く、重く、苦しい――――冷たい沈黙があった。

 深刻な異常(バグ)と共に凍結(フリーズ)してしまったような、そんな静寂だった。

 

「……リオ?」

「――――――――――――――――――あぁ、そうか……」

 

 長い長い沈黙に耐えかねたように、ヨアヒムは一言だけ声を上げた。

 そこでようやく機能が復旧したかのように、息を吹き返したように、リオは言葉を漏らした。

 彼女の言葉には何かに納得するような響きがあった。

 何かを()()()ような、響きがあった。

 

「……、」

 

 リオは手を伸ばした。

 しかしそれはヨアヒムの方へではなく、ベッドとシーツの隙間だった。

 ごそごそと手を突っ込んで彼女が指先で摘まみ上げたのは、何かから欠け落ちた木屑のような、小指ほどもない大きさの細長い木片だった。

 

 

 そして、リオはそれを首輪の南京錠に突っ込んで、手早く何度か掻き回した。

 

 

「――――ここまでです」

 

 

 その言葉と同時、かしん、という小気味よい音と共に錠が回った。

 首輪と鎖を留める金具が外れて下に落ち、空しい音を立てた。

 

 

 

 

 




全てを削ぎ落して、それでも最後に残るもの。
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