……それは咄嗟の行動だった。
大型トラックのタイヤが俺に向かって飛んできたから避けようとしたとき…後ろに子供が歩いてたんだ。
だから、俺は子供だけを引っ張って逃がした。別に正義感とかじゃない。ただ、子供が死ぬのが嫌だったんだ。
子供を逃がした後…俺はタイヤが直撃して…意識を失った…たぶん死んだんだろうな…結局、悔いばっかりの人生だったなぁ……
「…ここはどこですかね?」
真っ白な空間で目の前の人?に問いかける
「あの世に決まってるだろ。ついでに俺は神様な」
ああ、そうですか……決まりきった答えを聞き、ガクッとなる
「で、神様が何の用で?」
「あんたは手違いで死んじまった。本来ならこの世界で生き返らせてやるんだが……」
少し悩んだ様子の自称神
「だが…?」
「あいにく、この世界はいっぱいでな…違う世界で生き直してもらうことになっちまってな……」
頭をカリカリしながら申し訳なさそうに言う自称神
「その代わり、いいものをやるし記憶も引き継げるからな」
「まぁいいですよ…どうせ生き返っても仕事ばかりですから」
「そうかい…じゃあ、この門くぐってくれ」
なんか巨大な門が開き、真っ黒な空間が広がっていた
「わかりました……」
門の中に入る俺……と神様
「…って、なんでついて来てるんです?」
「それはな…ぶっちゃけ神様業めんどくさくなったんで後輩に譲ることにしてたんで、俺も一緒についてくってわけさ!」
「マジかよ……」
そんな言葉すらも吸い込み、意識が溶けていった……
ーリディアン近郊の森~
ぽうっッと光が集まり、俺は森の中に倒れていた……
「ここがその世界か……」
意識が気が付いた俺は自分の体を見る。
「…これは…マジか」
そこには黒い短髪の学生服の少年がいた
「中3の頃の俺じゃねぇか……ご丁寧に名前も服に書いてある…」
学生服の内側には葛城・耕助と書いてある
「まぁ、向こうにも事情があるんだろうな……と」
立ち上がってみると近くにアタッシュケースがおいてあった。
「これがいいものってやつか……」
アタッシュケースを開けてみるとそこには、ベルトと錠前とめも書きが置いてあった
「これは…どうみても戦極ドライバーだよなぁ…」
戦極ドライバー…仮面ライダー鎧武という特撮番組の変身アイテムだ。俺が好きなライダーでもある
「なになに?『お前が好きなライダーのベルトを再現してみた。…ちょっとアレンジも加えたがなww』…むかつくな、あの元神」
ベルトの次に錠前…ロックシードを見るが、見たことない形のロックシードだった
「これが、アレンジってやつね………このレリーフは…槍…か?」
ロックシードを手に取る俺。と、その時草むらが揺れた。
「まさか、離れた場所に飛ばされるなんてな……はぁ、めんどくせぇなぁ」
「やっと出てき…た…な…」
草むらから現れたのは透き通った金髪の………薄布を纏った少女だった