「ほ、本日も、よろしくお願いいたしますっ」
部屋に入ると、どことなく緊張した面持ちで、護衛空母大鷹という名を持つ少女が言った。緊張からか小刻みに震えながら頭を下げている。
「あの、Jacke……じゃなかった、お召し物、受け取ります」
こちらも緊張しきった様子で、金髪の少女――神鷹がそう申し出た。
「うん、頼むよ」
やっぱり似たもの同士だな。そう思いながら男が鷹揚に頷いてみせた。小柄な神鷹のために、少しかがんで見せる。
「し、失礼いたします」
神鷹がたどたどしい手付きで、彼のジャケット、そのボタンを外しにかかる。腹部にくすぐったさが生じるが、気にもならない。それよりも、間近に迫った神鷹から放たれる、香に依らない少女そのものといった香りの方がよほど男の気を惹いた。
「お召し物、おかけしておきます」
「うん」
「あの、よろしければこちらにお座りください」
男としては名残惜しいことに、部屋の壁にある衣紋掛けへと向かった神鷹と入れ替わるように大鷹がソファを指し示した。ん、とこれにも尊大に応じ、男が腰を下ろす。
「お食事、今お持ち――」大鷹が一礼し、踵を返そうとし、未遂に終わった。男が呼び止めたのであった。
「食事は良いよ。君たちの食事を食べれないのは残念だが、あいにくと今日は食欲が無い」男が言った。「それに、どちらかといえば、酒が飲みたいかな」
男の言葉に、大鷹が張り詰めた顔を真赤にした。ちら、と横目でこちらに戻ってきた神鷹を見れば、こちらも大鷹に比べて白っぽい肌を真っ赤に染めている。わかりました、とどもりながら頷く大鷹に、今日は赤が良いな、と伝えた。
神鷹と大鷹が接待(意味深)してくれる夜話
大きな窓から外洋を眺めながら、上質なソファに身を沈めワインを嗜む。様になりすぎて一周回って成金趣味じみた感じさえあるが、男はこれが好きだった。通ぶっている方がよほど悪趣味だと信じているのだった。
「はい」
乾いたグラスを差し出すと、大鷹がそう返事をし、ボトルからおかわりを注いだ。今や太平洋の底よりも遠くに感じられるカルフォルニアで作られたそれは、今となっては欧州産よりよほど高い。チリ産と合わせてそちらのほうが好きだった男としては悲しむしか無い現実であった。
「うん」月の光と、明度が落とされた照明の光を受けて妖しく光るワインの赤を回しながら、男が深く頷いた。何時か失われるのであれば、今贅沢を楽しむべきだろうな。
「そろそろ、グラスは飽きたかな」
男が言った。大鷹と神鷹がぴくり、と固まった。が、それも刹那のこと。いよいよ声まで震わせながら、大鷹が頷いた。
「は、はい。本日は、如何されますか?」
「そうだねぇ」
男の目の前に立つ二人を見比べる。はは、と笑い声を上げた。「まだ、よく見えないかな」
「……か、かしこまりました」
硬い声が二人から帰ってくる。いそいそと、二人が服を脱がせ合い始めた。
月明かりと薄暗い照明に照らされながら、二匹の鷹が顕になっていく。神鷹がぎこちなく大鷹のメイドエプロンを取り、大鷹が震える手で神鷹の肩をはだけさせた。大鷹が神鷹の慎ましやかなブラジャーを外してやると、今度は神鷹が大鷹のパンティーを下ろす。一枚、また一枚と男の視界を遮るものがなくなっていくにつれ、震えるような、息切れしたような、そんな吐息が部屋に満ちていく。
「こ、これで、如何でしょうか」大鷹が笑顔を作ろうとして失敗した。そんな顔になる。
「うん」男が満足そうに頷いた。「もっとよく見せてくれないかな?」
二人が男のすぐ近くまで近づいた。ふむん、と男が二人をもう一度見比べる。肌は、先程も言ったとおり神鷹のほうが白いが、大鷹も相当白い方である。ふたりとも、ひょっとするとアバラが見えてしまうんじゃないかというくらい胸は薄いが、男の見たところ神鷹の方が大きい。と言ってもあまりにも程度問題としか言えない差であった。腹はふたりとも引き締まっている。尻は、大鷹の方が相対的に豊満で、神鷹の方が薄かったが、やはりこれも絶対値としては薄いという方に傾ききっている。そして、陰部は。
「ん」男が手を伸ばした。「ちょっと濃くなったかな?」
「あんっ」
神鷹が鳴き、腕が口を抑えようとぴくりと動く。だがすぐに止まる。声を抑えるのは、大半のことを許容する眼の前の男の、僅かな例外であったことを神鷹は強く刻み込まれている。
「は、はい」やはり絶対的には薄いと言える陰毛を親指で撫でられ、身悶えしながら神鷹が頷いた。「だと、思います」
「やはりか。海外の娘は発育が良いな。きれいな金色だ。私は好きだよ」
「あ、ありがとうございます」
金髪と同じ金の産毛と、ぴくぴくと震える下腹部の肉を楽しんでから男が手を離した。
「今日は、神鷹ちゃんを先に楽しみたいかな」
「はい」神鷹がこくり、と頷いた。「よ、よろしくお願いいたします」
「で、では、お召し物をお預かり致します」
大鷹が言ったので、男が例の尊大なうなずきを返した。返事を訊くや、か細く繊細な腕が伸ばされて、男のワイシャツ、そのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。こちらも神鷹に負けず劣らずな甘い香りに包まれながらシャツが剥ぎ取られ、畳まれて部屋の隅に置かれると、今度はベルトが外された。大鷹の香りを楽しみながら肌着まで脱がされると、男は下着一枚といった有様になる。
「終わり、ました」
「ありがとう」男が大鷹の頭をなでた。どこか安心したような吐息が漏れ出す。それを満足気に眺めてから、男がワイングラスを片手に持つ神鷹に頷いてみせた。
「し、失礼します」
神鷹が言った。そして、ワインを一口含むと、男に顔を近づける。そのまま、口づけた。
「ん、れろ、ん、んんっ」
神鷹の香りと赤ワインの芳醇な香りが流れ込んできた。それを舌で転がしてから飲み下す。
「ぷはっ」
「ん。やはり、神鷹ちゃんは良いね。ワインがまろやかになるよ」
「あ、ありがとう、ございます」
「ん、まだ早いぞ。残っている」
男がそう言うやいなや神鷹の頭に手を回し、自身に近づけさせた。男は、卑しいとわかっていながらも皿まで舐め取る食べ方が好きなのだった。
「舌を出しなさい」
「は、はい……」
真っ赤な舌が突き出された。白い肌に良く映えている。男が、底から吐き出される熱い甘い吐息ごと、神鷹の舌にしゃぶりついた。
「んじゅ、んちゅ、ぢゅっ!」
神鷹が必死に舌を絡めてよこす。赤ワインの芳醇さは消え、少女の甘酸っぱさが次第に増えていく口腔内を、それでもワインの残滓を探して吸い尽くす。舌をしゃぶりつくし、頬袋を舐めあげ、歯を一つ一つ舐め清め、やっと男が唇を離した。陶酔し、瞳をとろけさせた神鷹の口から、銀橋が一本掛かった。
「うん、やっぱり美味しい」男が笑った。力なく笑いながら、神鷹がありがとうございますと言った。
「おっと」男が今気づいたような声を上げた。大鷹にこれでもかというくらい優しい声を掛ける。「ちょっとキツイな。すまないけれども、ちょっとそれを外してくれないか」
「は、はいっ!」
大鷹が大きな声を上げ、恥ずかしそうに俯いた。神鷹の痴態に目を奪われていたらしい。それに気づいた神鷹が真っ赤になった。こらこら、私はお代わりが欲しいんだがね、と男が笑いながら叱り、神鷹がも、申し訳ありません、と頭を下げた。
「し、失礼いたします」
神鷹がワインを含む間、ソファのすぐ前、男の足の間で膝立ちになった大鷹がぺこりと頭を下げた。そのまま、男の下着に手をかけ、引き下げる。神鷹にワインを飲ませてもらう傍らいきり立った怒張が少女の目の前に姿を表した。
「ありがとう」男が大鷹の顎肉をなでた。あ、と目がとろける。「だが、今度は寒くなってきた。温めてほしいかな」
「か、かしこまりました」
返事とともに出てきた熱い吐息が怒張にかかる。そしてすぐさま、吐息よりも熱いものが男を包んだ。大鷹の、ねっとりとした口腔のことだ。
「気持ちいいよ、大鷹ちゃん」
二杯目の神鷹を堪能してから、男が大鷹の頭をなでた。舌のうごめく速さが増し、吸い上げるような動きが出てきた。
「あの、はぁ、お代わりは、はぁ、如何しましょうか」息も絶え絶えに神鷹が訊いた。もじもじ、と太ももが動かされている
「お願いしようかな」
「はい」
神鷹が口にワインを含んだ。男に口を近づける。その瞬間、男の指が神鷹の薄い胸、その頂きを這い回り、尖りをぴん、と弾いた。けほっ、と神鷹がむせる。赤ワインが男の顔、首、それから胸板に飛び散った。
「駄目じゃないか、こぼしたら」
「す、すみませんっ」神鷹が慌てて謝罪した。
「ん、よろしい。いい子だな」男が神鷹の乳首をまたなでた。ん、と薄い胸が震える。「だが、後始末はしてもらわないと」
「は、はい。かしこまりました」
神鷹が口を男の顔に近づけた。飛び散った赤ワインを舐め取り始める。口の周りを舐め取り終われば首へ、そこも終われば胸へ、そうして男の乳首へ。その間も、神鷹に対する男の責めは止まらなかった。乳首を弾き、薄い胸を撫でる。そのたびに、神鷹が震え、熱い吐息が男の皮膚を這うように包んでいった。
「お、お待たせしました、終わりました」己が乳首を指で弾かれ、男のそれに悩ましく息を吐きながら神鷹が言った。
「ありがとう」男が言った。神鷹の顔を、ずいと自分のそれに近づける。「ご褒美をあげよう」
「あっ」神鷹が眉を歪めた。男の顔に甘い香り吐息が降り掛かった。「ち、乳首、早い、ですっ」
「そら、ご褒美だもの」
男がくりくりと両乳首をいじる。神鷹が高い声で鳴いた。男が、気分の高ぶりを感じる。
「大鷹ちゃん」舐るように怒張を咥えていた大鷹が、蕩けきった瞳を男に向けた。「悪いんだけど、出そうだ。受け止めてくれるかい?」
男の選択肢のない問いかけに頷いた大鷹が、首を動かしながらストロークを始めた。同時に、神鷹の乳首を弄ぶ速度をあげる。
「じゅぷ、ちゅる、じゅ、んっ、ぢゅうううううっ!」
「あ、あんっ、や、んんっ、だめ、イッちゃい、ますっ! だめっ!」
大鷹の暖かさと神鷹の可愛い声に包まれ、男はすぐに果てそうになった。そして男は、我慢という言葉が嫌いなたちである。神鷹の両乳首をつまみながら欲望をほとばしらせたのはすぐだった。
「んんっ!! んくっ、んくっ!」
「あっ! ああっ! イくっ! イきま、あああっ!?」
大鷹が男を受け止め、神鷹が身を捩らせながらびくん、とはねた。大鷹が嚥下する音と、神鷹が息を整えようと必死に努力する音だけが男の耳に心地よく浸透していく。
「神鷹ちゃん、良かったよ。可愛かった」
「ダ、ンケ……ありがとう、ございます」
神鷹の赤ばんだ頬を撫でる。それから、空いていたもう一方の手を大鷹に伸ばした。
「大鷹ちゃん、ごめんね。貧乏くじだったろう」
「い、いえ、はぁ、大丈夫です」
大鷹はそう言ったが、目に宿る欲情を男は見抜いていた。また、声音だけは優しい声がした。
「ふたりとも。もう一度見たいな」
はい、という声がダブって聞こえた。大鷹が立ち上がり、ふらついている神鷹を補助してやりながら立たせた。二人して男の前に立つと、手を後ろに組み、若干陰部を突き出した体勢になる。しとどに濡れそぼった秘裂が、薄暗闇の中でひくひくと震えていた。
「ふむ、二人共いい塩梅だね」
「あ、ありが、ひゃんっ」
感謝を伝えようとした大鷹が飛び跳ねた。男の指が、何のためらいもなく陰部に分け入ったのであった。隣では、同じようにされた神鷹がこれまた同じように鳴いていた。
「うん、でも、神鷹ちゃんの方がちょっとだけ濡れているね」男が言った。「お胸、気持ちよかった?」
「は、んっ、はいっ」神鷹が荒い息の合間に返事をした。
「そりゃそうだよね。大鷹ちゃん、ずっと舐めてくれてただけだもんね。でも、これだけ濡れてるのは凄いね」
「す、すみ、んんっ、すみま、あんっ」大鷹が真っ赤になりながら感じた。返事すら出来ていない。
「わかった。次は大鷹ちゃんを飲みたいかな」男が平然と言った。腕をピクリと動かし、どちらも使っていること思い出してから少し考え、今度は自身の股間を顎で指し示す。「今度は神鷹ちゃんにこっちを頼むよ」
「あ、あのっ」神鷹が真っ赤になりながら訊いた。「お、お口で、でしょうか。それとも、その、あそこ、の方が」
「決まってるでしょう」
「あんっ」神鷹がひときわ高く鳴いた。膣を指が強く刺激した上に、親指が豆とこそ表現すべきところを転がしたのだった。
「こっちでお願いね」
「あん、っぁ! わ、りぃっ! ひゃんっ! あんっ!」
二桁に満たない秒数だけすばやく指を抽送してから、男は神鷹の陰部から手を離した。神鷹がしばし立ち尽くし、息を整えているが怒りはしない。せっかちは忌むべき精神だったし、神鷹の準備が整う間、大鷹の準備を整えるべきだった。
「はい、ここにまたがってね」
「は、はい」
ソファのリクライニングを倒し、ほとんどベッド同然といった塩梅にした男が、自身の首のちょっと下、鎖骨のあたりに大鷹を跨がらせる。ふと思い至り、大鷹の眼の前に人差し指を差し出した。
「これ、何だ?」
「……し、神鷹さんの、あ、愛液、です」
「……やぁ」
遠くから神鷹の恥ずかしがる声も聞こえ、大鷹が更に赤くなった。男がにこやかに笑った。
「正解。じゃ、舐めて」
「……はい」
後ろで神鷹がぶるぶると首を横に振るう中で、大鷹が舌を男の人差し指に伸ばすと、ぺろぺろと舐め始めた。ひとりきり舐め終わると口を離し、恥ずかしそうな、何とも言えないような表情で俯いた。
「どう?」
「その、甘くて、美味しかった、です」
「そう。良かったねぇ、神鷹ちゃん」
神鷹が真っ赤な顔で頷いた。男が満足そうにうなずき、自分の太ももをとんとん、と叩いた。
「はい……」
神鷹が男にまたがった。濡れそぼった秘部を男の亀頭にあてがう。キツイ神鷹の膣は、だと言うのにするりと男のものを飲み込んだ。
「ふぁあぁぁぁあっ!」
それだけで軽く達したらしい神鷹がぶるぶると震え、男のものを刺激した。深く長い吐息が出てくる。
「神鷹ちゃん、後はおまかせするよ。好きなようにやってご覧」
「かしこまりっ、ましたっ」
言うやいなや、神鷹がぐりぐりと腰を前後に動かし始めた。神鷹はねちっこいのが好きなのであった。男としても不満はない動きである。
「ん、ひゃ、ふぁ、んっ、ふっ」
背後から聞こえる神鷹の喘ぎ声と直接降りかかる熱い吐息に、大鷹がびくり、と震えた。
「お待たせ」男がそんな大鷹の様子を笑った。嘲りの色は一切なかった。「待ちきれなかったかね。ごめんね」
「い、いえ、そのようなことは」
「そう? なら良いんだけど」男が世間話の延長のような口調と声音で言う。そのまま続ける。「じゃあ、そろそろ私の方が飲みたくなってしまったみたいだね。お願いするよ」
「は、はいっ」
大鷹がこくり、と頷くと、腰を前にグラインドさせた。男と擦れて感じたのか、あんっ、と鳴き声が上がる。濡れたそこは抵抗もなく、頭を上げている男の顔先に自らの陰部を差し出した。
「美味しそうだ」男が言った。大鷹が真っ赤な顔を背ける。次の瞬間、そんな顔が悩ましげに歪んだ。男が口をつけたのだった。
「あっ、やんっ! あ、んんっ! い、かが、ああんっ! です、かっ!?」
「うん、美味しい。サラッとしてて、神鷹ちゃんとは別の美味しさがあるよ」
「ありが、んんっ! あり、んあっ! はぁっ!」
男の唇が陰裂を擦り上げ、舌がうごめくたびに、大鷹のそこは敏感に反応し、奥から愛液を滲み出させ、腰は押し付けるように浮かび始めた。男の方はといえば慣れた様子でそれを味わい、啜り上げていく。
「んっ! ひゃぁっ! あんっ! ああっ!」
「神鷹ちゃん、気持ちいい?」
「はいっ! はいぃっ!」
腰をグラインドさせながら神鷹が叫ぶように返事をする。快感でろくに頭が回らなくなってきたらしい。
「あっ、ごめんなさいっ! も、イきそう、ですっ!」神鷹が懇願するように言った。
「んんっ、あっ、大鷹、そろそろ、出、ちゃうっ!」大鷹がいやいやと首を横に降った。
「いいよ」
男は口かづ少なく頷いた。そのまま、股間の緊張を解き、思い切り突き上げる。もちろん、大鷹の尖りきった豆をこりこりと甘噛し、早くと催促するのも忘れずに。
「あっ! また、しんよ、んひゃっ! イき、ますっ! あ、あああんっ!!」
神鷹が大きくのけぞりながら男の精を受け止めた。びくびくと震える膣肉が男をこれでもかと締め付けてくる。
「やぁっ! 出ます! 漏れちゃ、ああああっ!!」
大鷹が同じくのけぞりながら、男に秘部を押し付けた。男が大口を開ける。黄色い迸りが音を立てて男の口へと流れ込んだ。
「んく、んく」
「あ、やぁぁ、やぁぁぁぁっ」
まるで麦酒でも飲むように、喉を鳴らして自身の尿を飲まれるのを見ながら、大鷹がぶるぶると首を横に振った。ふぅ、と口を離すころには、目尻に涙が溜まってさえいる。
「美味しかったよ。愛液も、おしっこも」
「ぅあ、あり」
「お礼は言わんで良いよ。ほら」
頭を両手で包むように、優しく撫でる。少しは落ち着いてきたらしい。目尻から涙は消えていないが、呼吸は落ち着いてきた。眼の前の男がそう優しいわけではないことを思い出すのは、その一瞬後までのことであった。
「神鷹ちゃん」
え、と大鷹が声を上げる暇もなかった。大鷹の薄い尻が男の上で回転し、同じく男の行動についていけずに呆然とこちらを見る神鷹が大鷹のの視界いっぱいになる。びちょびちょの秘部が神鷹の眼前にさらけ出された。
「神鷹ちゃん」男がはははと笑った。「さっき、大鷹ちゃんに舐められちゃったでしょ? どうする?」
男が、先程大鷹にしたのと同じ問いかけをした。大鷹の顔に赤と青がぶちまけられる。
「や、やぁ……」
「……いただきます」
神鷹がそれだけ言って、口をつけた。あんっ、と大鷹が鳴く。背中越しに、男が大鷹の快感を感じ取った。
「……ごちそうさま、でした」息も絶え絶えになった大鷹から口を離し、神鷹がぼそりとそう言った。
「お粗末さまでした」何の権限があるのか男が答えた。いたずらっぽく続ける。「どうだった?」
「甘かった、です。それから、ちょっとしょっぱかった、です。おしっこの、味?」
「やぁ……やだぁ……」
大鷹がついに顔を隠した。普段なら、叱責と共に責め苦が酷くなる行いである。だが、そもそも男に背を向けていたからか、それとも神鷹が相手なら良かったのか、男は満足そうな顔を変えずに大鷹の秘部に手を差し込むだけだった。
「ひゃん!」
「ん、良くなったね。もう大丈夫」男がこともなげに言った。「神鷹ちゃん、立てる?」
「はい」
ん、という喘ぎ声と、快感を我慢する顔とともに、神鷹の秘部が持ち上がっていき、中から男のものが現れた。白い糸が幼い陰部と膨張しきった男のものの間をつないだ。
「大鷹ちゃん。お願いできるかな?」
「は、はい」
やっと我に返ったらしい大鷹が慌てて男の股間にまたがった。性にまみれた怒張を躊躇なく掴むと、自らの陰裂に押し付ける。
「ん、ふぁ。ああっ」
こちらも抵抗なく男を飲み込むと、大鷹が前のめりに倒れ込んだ。男の目の前で、大鷹の瞳が所在無さげに彷徨った。
「す、すみま、せん」
「良いよ。ちょっとイジメ過ぎちゃったからね」男が大鷹を撫でた。ふぁ、と性感に依らない喘ぎ声が出てきた。「どうする? 動く? それとも動きたい?」
「お好きな、ように、してください」大鷹がにっこりと笑った。
「じゃあ、動くね」
「ひあんっ!?」
言った瞬間、男が何の慈悲もなく大鷹を突き上げた。幼い体が浮き上がらんばかりに震える。そのせいで乳首が擦れたらしい。身悶えしながら仰け反った。
「ああっ、やんっ! すご、いですっ! ひゃあっ!!」
大鷹が力の限り快感を叫び、男がうんうんと微笑みながら頷いた。大鷹が目をチカチカさせながら喘いだ。
「ん、神鷹ちゃん」男が神鷹を呼んだ。「ごめんね、またせちゃってたね」
男の傍に寄った神鷹、その胸に男がいきなりしゃぶりついた。やん、とただでさえ先程腰砕けになっていた神鷹の足がガクガクと震え、男の胸板、その端へと顔が倒れ込む。慌てて起き上がろうとして顔を上げれば、快感に狂う大鷹が傍に居た。
「ぁ」
「あんっ! ひゃっっ! しんよう、さんっ!」
「大鷹、姉さん」
男への奉仕、先程の愛撫、それから今怒張に突かれて。唾液、汗、男の体液で濡れそぼった大鷹の唇に、神鷹が吸い込まれるように近づいていき――男の手に頭を押され、一気に吸い付いた。
「れろ、んっ、ねえ、さんっ」
「んふっ! んひゃっ! じゅん、ぢゅるっ! しんよう、さんっ」
大鷹の荒い吐息を介して、二人が恥ずかしそうに瞳を伏せた。と、突然神鷹の顔が男の方を向く。常のごとく、男の手によって強引に、だ。
「神鷹ちゃん?」
「は、はい。んっ」
神鷹が男の唇に吸い付いた。常になく優しい口での交歓に、神鷹が落ち着いたように頭から力を抜く。
「んんっ!?」
そして、次の瞬間男の口の中で暴れまわった。先程今日の役割を終えたはずの神鷹の膣内に、男の指が入り込んだのである。んふー、と男が笑い、口を離した。
「あっ、そんな、やんっ、いきなりっ」きつく男の指を締め付けながら、神鷹が身悶えした。
「ごめんね。でも、もうちょっとだけ耐えてね」
「あんっ! やぁ、じゅ、んちゅ、ぢゅるっ!」
神鷹にそう言いながら、男が今度は大鷹の唇を奪った。が、神鷹への責め苦は止まらない。精液ごと、腟内がかき回される。
「ん、ふっ。あん、やぁっ」
「あんっ! やんっ! きゃうっ!」
二人の少女、その可憐で純朴で、そして淫靡な二重奏が高まっていく。男が神鷹から指を引き抜いたのは、そろそろ軽く達しそうになったタイミングであった。
「あんっ!」
「ん、ありがとうね、神鷹ちゃん」お礼を言いつつ、男が大鷹の前に、今の今まで神鷹を弄っていた人差し指を突き出した。「ん、舐めて」
神鷹がかぁっと赤くなる。だが、大鷹はそろそろ厳しくなってきたらしい。ほとんど条件反射のようにそれに舌を伸ばした。
「あ」
快感に濡れながら自身と男の精がこびり着いた指を舐める大鷹に、神鷹が体の奥が疼くのを感じた。と同時に、自身の腕が男に掴まれると、手が己の秘部に当てられる。
「あ、あの」
「一緒にしよう?」
ごくり、と神鷹が唾を飲んだ。手が、ほとんど無意識のうちに膣内へと滑り込んでいく。数回かき混ぜただけで、自身の指にべっとりと何かがまとわりついたのがわかった。
「ぅあ」
その指を、男の指の隣に並べる。男のそれを必死に舐っていた大鷹が神鷹の指に気づいた。真っ赤な舌が、神鷹の白い肌、それにまとわりついた白い物たちを舐め取っていく。
「あっ、ぁっ、ああ」
神鷹が太ももをこすり合わせた。大鷹が舐め取り終わる頃には、男のものよりも自身から出たものの方が多くなっている有様だった。
「神鷹ちゃん」男が、神鷹にすっかりきれいになった自身の指を見せた。訊ねる。「欲しい?」
「あぅ」神鷹が頬を赤らめ、こくりと頷いた。
「うん、じゃあ、神鷹ちゃんも奉仕してね」
「は、はい」
神鷹がうなずき、男の胸へ顔を埋めた。乳首を吸い上げたのと、膣が三度男を受け入れたのは同時だった。
「大鷹ちゃんも」
「ひゃんっ! はい、ひゃいぃっ!」
大鷹ががもう片側の胸に顔を埋めた。くぐもった嬌声だけは小さくならない。
「ご、ごめんなさいっ! 私、もう」神鷹が切なげに声を上げた。先程の行為と今の状況――姉を間近に感じる顔を見せ合いながら奉仕を続けるこの状況が、相当効いたらしい。
「いいよ。私ももう厳しそうだ」男が返した。大鷹には聞かない。一目瞭然だったからだ。
「さぁ、良いよ」男が口で合図し、神鷹のクリトリスを弾き、大鷹の子宮口を突き上げた。
「あ、あんっ! あああああああああっ!」
「や、おく、おくぅ! やああああああああっ!」
神鷹が男に体重を預け、大鷹がただでさえなくなっていた全身の力を完全に抜いた。びくびくと二人して震えあう。余韻を楽しむ、というよりは、精も根も尽き果てたように荒い吐息だけが男の肌をくすぐった。
「二人共、大丈夫?」男が頃合いを見て訊ねた。
「は、はい」気遣わしげに自身を見つめる神鷹の先で、大鷹が微笑みながら頷いた。「大丈夫、です」
「そうか、良かった」男が例のうなずきをした。「じゃあ、綺麗にしてくれるかな?」
「かしこまり、ました」
大鷹が頷き、神鷹がそれに応じる。大鷹が先程の神鷹のように膣内から男の一物を引き抜くと、二人して男の下半身へと下がっていく。白く汚れたそこを、自分の顔に精がつくのも厭わず舐めあげ始めた。
そうして、白いものが一切なくなった後、今度はどこからか持ち出してきた蒸しタオルで男の体を拭き清めていく。吹かれつつ、時折戯れのように神鷹と大鷹に口づけるのはご愛嬌だ。
そうして全てが終わり、目の前で大鷹と神鷹が向き合った。お互いの手に新しいタオルが握られている。ようやくお互いの汚れを拭き取るのだ。
男が食後のデザートとばかりにその様を鑑賞しながら、赤ワインを呷る。あ、と素っ頓狂な声を上げたのは、お互いに小さく喘ぎながら胸を拭きあっている時だった。
「いや、さ」どうしたのだろうか、と不思議そうにこちらを見る二対の素朴な瞳に、珍しく言い訳するように男が続けた。「次の時は、白が良いかなって」
神鷹と大鷹がお互いにお互いの、精やら何やらで白くベタついた顔を見て、恥ずかしそうにくすっと笑いあった。
何この、何……?
ぷるぷる、僕は羽黒ちゃん純愛SSの息抜きに最近育て始めて気に入った護衛空母コンビのエロSSを書いてただけで悪いスライムじゃないよ! だから憲兵さん止めて連れてかないで(ry
マジレスすると、この世界観に特に詳しい設定決めてないので
あの男は提督かもしれないし、軍の上層部かもしれないし、財界の人間かもしれません。
読んだ方が一番しっくりした設定を当てはめてください。