ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
ウィッチたちの情報が
あとがきでアンロックされるのに
おびえる感想に草。
大丈夫だぁ(志村けん)
惨劇は免れないから()
それではご覧ください。
KEY(ドM)
温かな心地の中。
私は目を開ける。
辺りを見回すとぐにゃぐにゃと
風景がゆがみつづけ、ここが
現実の世界でないことを知らせている。
夢をみているみたいだ。
そして、場面が切り替わる。
あれは・・・、私だ。
見覚えがある。
501の基地にこんな部屋があったはずだ。
だが、あそこは今誰も使っておらず、
物置になっているはずだった。
そこに置かれているベッドで、
シーツを顔までかぶし、熟睡している誰かがいた。
耳と尻尾を出しながら、顔をほころばせ、
その誰かが寝ているベッドのシーツに手をかける私。
そして、そのシーツの中にいた人は・・・・。
◆
レーザーがアーマーをかすめる。
当たった部分が焼け焦げ、
金属が溶ける匂いがする。
「・・・・っ!!」
痛みが体にずきりと走り、
思わず動きを止めそうになるが、
右手のブラスターでネウロイに
向かって弾幕を貼る。
小型の数匹を仕留めた。
だが、まだまだ数はうじゃうじゃいる。
(・・・くそっ!!)
思わず心の中で悪態をつき、
空を飛んでネウロイを街中から、
海の方面へと誘導する。
まさかの襲撃。
サーニャがいればこうは
ならなかっただろう。
だが、夜間哨戒の任務に行く前に
俺が宿に連れて行ってしまい、
街がネウロイの襲撃にさらされてしまった。
他のウィッチたちが付くまで
何とかもたせなければならない。
だが・・・。
(うっ、ぐ・・・。目が・・。)
エネルギーが切れてきたのか、
目がぼうっとかすんできた。
つい前にも一回戦って、
それからまともなエネルギーの
補給ができていない。
戦える状態でないのは
明白だった。
しかし、ネウロイがやってきて
戦わないわけにもいかなかった。
左手に装備しているリストから
ミサイルを発射し、ネウロイの
体に直撃させる。
シールドで一発目を防がれたが、
二発目でシールドを破壊し、
三発目が着弾する。
また一体落としたが、
それと入れ替わるように他の
ネウロイたちが突っ込んでくる。
体をひねって避けた先に
別のネウロイが突っ込んできて
体にぶつかり、吹っ飛ばされる。
(・・・っ!!)
頭の中をかき乱され、
遠くの彼方まで飛ばされかけるのを
背中からジェットを噴射して
体勢を立て直す。
「らああああっ!!」
背中の小型ミサイルを発射し、
ネウロイのシールドごと破壊する。
距離を取りつつ、ブラスターを
撃って近づかせないようにしようとすると、
後から別のネウロイにぶつかられる。
「ぐっ・・・がっ・・・!!」
その瞬間、チャンスとばかりに
一斉にレーザーを放たれる。
俺の近くにいたネウロイごと、
とどめを刺さんと。
「・・・っおおおおっ!!!」
とっさに近くにいたネウロイの体を盾にし、
攻撃をしのぐ。
全て着弾し、俺が盾にしたネウロイはあっという間に
消えていった。
あと・・・12・・か。
万全の状態なら、これくらいの奴ら
なんともない。
速攻で片をつけられただろう。
だが、数十キロ泳いで疲弊した体力と
昼間の戦闘で消耗した精神力が完全に
回復しきっておらず、思うように体が
動かない。
まさか、こんなところで死ぬとは・・・。
気が付いたら、笑みをこぼしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(・・・1回目に比べて、2回目は速い終わりだったな・・・)
ふっと自嘲し、震える手でブラスターをネウロイに向ける。
(最後くらい、かっこつけて死ぬか・・・。・・・・やっぱり
死ぬのは、怖い、な・・・。)
これからする抵抗も、奴らにとっては
何の痛みもないだろう。
それでも、最後まで抗ずにはいられず、
戦うことを自然と選んでいた。
折れた左腕に仕込んであるリストミサイルを
起爆させて、一体でも道連れにする。
ネウロイが一斉に攻撃を放ってくる。
それにたいして、ブラスターで応戦する。
数で上回る向こうにかなうわけもなく、
徐々に押され、レーザーが自分めがけて
飛んでくるのが見えた。
(・・・避け切)
その瞬間、暗闇の中から俺と
ネウロイの攻撃の間に何かが
飛び込んできた。
魔法陣を展開し、ネウロイの
攻撃から俺を守った乱入者。
「・・・・サーニャ!?」
ネウロイの気配で目を覚まして
飛んできたのか!?
他のウィッチたちが来る前にストライカー
ユニットをつけて駆けつけてきたということは
近くにストライカー・ユニットを置いていたのか。
いや、それよりも・・・。
「サー」
「・・・久しぶり。」
振り返った彼女の瞳を見て
思わず言葉を失う。
どこまでも暗い漆黒の目。
ハイライトが薄れて、焦点が
果たしてあっているのか疑わしい状態。
そして、その表情はどこか狂気を
含んでいる笑みであった。
「話はあと。・・・・今はこのお邪魔虫たちを
始末しよう。」
「あ、ああ・・・。」
ミサイルランチャーを構え、
一斉掃射し、跡形もなくネウロイを
粉々にしていく。
彼女の撃ち終わりの隙を狙って
攻撃を仕掛けようとしている
ネウロイに飛び蹴りを加え、
ブラスターで蹴散らす。
「あと6!!」
「いや、あと3だよ。」
サーニャの方を見れば、
一気に3体のネウロイを屠ったところが
見えた。
「じゃあ、これで2!!」
小型のネウロイに飛び付き、
至近距離からブラスターを連射し、
コアを撃ち抜いて撃墜する。
ついでに近くにいたもう一体に
左腕につけていたリストミサイルを
右手で外して、投げ、ブラスターを
当てて誘爆させる。
形勢不利と見るや否や、
逃げようとする最後の一匹。
「逃がすかあああっ!!」
右手のリストからワイヤーを射出し、
小型ネウロイの上に乗っかり、
コアめがけてブラスターを押し付ける。
「ラストぉっ!!」
シールドがなかなか壊れなかったが、
銃身が焼けつくのも気にせず、
接射し続け、ついに最後の一体の
コアを撃ち抜く。
全滅させたことにホッとし、
地面に降りる。
思わずしりもちをつき、
床に倒れ込む。
「はあっ、はあっ、はあっ・・・。」
死、死ぬかと思った・・・。
いや、サーニャが来なければ確実に死んでいた。
お礼を言おうと体を起こすと、
至近距離で彼女の顔が見える。
「うおっ!?」
あぐらをかいている中に飛び込まれ、
体をすりすりとこすり付けられる。
腰に両手をまわされ、
がっちりと抱きしめられる。
「・・・・全部、覚えているよ。」
耳元でささやかれ、思わず寒気がした。
体中に鳥肌が立ち、悪寒が止まらない。
あれ、何だか既視感があるぞ、これ。
初めてガランドと会ったときと同じ光景。
・・・・
前のことを思い出してしまった彼女が
いきなり襲い掛かってきたような状況。
混乱していると、マスクを両手ですぽっと
外される。
あ、と間抜けな声を漏らすと、素顔で彼女と
対面した。
「ボバだよね。」
「・・・・・僕の名前は、ジョドー・カストです。」
「ボバだよね。」
「僕の名は」
「ボバだよね。」
「はい。」
顎に軽機関銃を押し付けられ、
思わず答えてしまう。
両手をあげて降参していると、
首に何かをかちゃり、とはめられる。
自分の首元を見てみると、
リードのようなものがつけられ、
その取っ手を彼女が握っているのが見える。
彼女の耳がぴこぴこと嬉しそうに動いており、
尻尾はぴん、と立っている。
「・・・サ、サーニャ・・さん?」
「これで、もう、誰にも渡さない。
どこにもいかない。ずっと私の
傍にいるの。・・・子供は二人ほしいな。
私の隣からいなくなったりしたらいや。
・・・・ん。」
体をすりすりとまたこすり付けてくる。
大切なものを絶対に手放さないとするように。
速攻で首輪のリードをブラスターで焼き切り、
空を飛んで彼女から全速力で逃げる。
後を見ると、瞳孔が完全に開いている
彼女が、ハイライトのない瞳のまま
追いかけてきているのが見えた。
「なんで逃げるの?私のこと、
かわいいって言ってくれたのに。
ずっと守ってくれるって言っていたのに。
逃げないで。離れないで。待って。ねえねえねえねえねえ・・・。」
「"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!」
ネウロイよりも恐ろしい相手に明け方まで
追いかけまわされ続けた。
宿の場所が彼女にばれているので、
結局、近くの廃墟で一晩を明かすことになったのだった。
サーニャ・v・リトヴャク
条件②を達成しました。
次のロックを解放します。
おめでとうございます。
あなたは彼女から愛されています。
その愛をさっさと受け取って
人生の墓場に行きましょう。
(無事で済むとは言っていない)
定期的に接触しない場合、
着火している爆弾が爆発し、
他の爆発物に引火する危険性があります。
大丈夫だから。
まだ、慌てるような時間じゃないから(震え声)
あとがきで書いてある↑は、
本編の真相を解き明かすヒントだゾ。
サーニャんが覚醒したゾ。
やったぜ(震え声)
おや・・・?他のウィッチの様子が・・・?
感想、くれ。
くれたら小説書く気がもっと湧くから。
(書くとは言っていない)
KEY(ドM)