ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
アニメ版のストパンを見たりしているので
どんどん書けるゾ。
けものフレンズの方が圧倒的に人気あるのは
複雑です。(でも嬉しい)
あ、ある程度たったらR18に変わるから
お楽しみに。(終わり方は決まっているので)
ルーデルさんはちょっと愛が重い
平和主義者なだけだから。
読者がことごどくやべえよやべえよ・・と
なっていて噴く。
それでは、ご覧ください(ドM)
KEY(ドM)
なんだか懐かしい夢を見ていた気がする。
具体的には505の撤退戦の事とか、
某魔王のこととか。
そういえばマルセイユとルーデルって
どっちもハンナって名前なんだよなぁ。
・・・二人がもし出会ったらいろいろな意味で
ヤバそうだ。
接触させないように気をつけねば。
硬いコンクリートの床の上に布切れを敷いて
寝ていたので少し背中が痛い。
宿のふかふかベッドで寝られればいいのだが、
あそこは基地に近すぎる。
感知能力を持っているサーニャにばれかねないので
うかつな真似はできなかった。
街で調達しておいた水とパンを食べながら
彼女たちがお茶会を楽しんでいるのを双眼鏡で見る。
ミーナと美緒は美し気な所作で紅茶をゆっくりと
飲み、堪能している。
ペリーヌは貴族として宮藤の飲み方が我慢ならなかったのか
ちょっとした口喧嘩をしている。
----変わらないものを見て、ほっと胸をなでおろした。
そこであわあわと喧嘩を止めようとしているリーネもいて
自分が前にいたときのことを思い出す。
『----全く!あなたも紳士たるものであるならば
マナーに注意なさい!』
『いや、俺は。』
『ほら!宮藤さんと一緒に教えて差し上げます!』
本当に懐かしい。
しかし、俺が今あそこに戻る気はなかった。
エイラは相変わらずサーニャにべったりで、
ルッキーニはシャーリーでじゃれている。
エーリカもマイペースだ。
だが、そこで顔に陰を落として沈みがちな
表情になっているのが一人いた。
「・・・・バルクホルン。」
元気がないというか、何かに悩んでいるといったところか。
ミーナと美緒は気づいているが、原因がわかっていないといった
ところか。
エーリカも本能的に悟っているが、どうしたらいいのかわかって
いなさそうだ。
・・・・だが、彼女は立ち上がる。
それだけの強さを持っているウィッチだ。
伊達に501に所属されているわけではない。
けど。
「・・・・ちょっとぐらい、背中を後押ししたっていいよな?」
思わずつぶやいた一言は誰にも聴かれることなく、
右手をぎゅっと握り締めた。
◆
大切な者を守れなかったという罪の意識は
どれだけその人間を傷つけるのだろう。
毒のように心を蝕み体を衰弱させ、
・・・最悪の場合は死に至る。
そうした中で、彼女、バルクホルンの精神状態は
最悪と言っても良かった。
宮藤に妹の面影を重ね、心のバランスを崩したまま
ネウロイとの戦いに出陣した彼女。
しかし、そんな状態で冷静に戦えるわけもなく、
フォローについていたペリーヌとうまく連携を
取れず、結果として墜落してしまう。
済んでのところでペリーヌと宮藤によって
助けられたが、胸から出血し、
傷を負ってしまう。
宮藤は己の治癒魔法を使い、
彼女の治療にあたる。
----諦めないでください!
今、助けます!
その言葉にバルクホルンは私なんかに
構わず、その力を敵に使えという。
だが、宮藤はその言葉に対して一歩も退かない。
----あなたが生きていれば、もっともっと
大勢の人が守れます!
----だからーーー!!
バルクホルンの頭の中に懐かしい思い出が
蘇る。
大切な自国の人々。
たった一人の妹。
そして----。
----ひどく安心する誰かの背中。
左肩にはマントのようなものをつけており、
全身を鎧のようなもので覆っている。
---誰だ。・・・でも、嫌な感じはしない・・・。
そして、彼女は再び立ち上がった。
結果としてこの戦いで過去のトラウマと
向き合ったバルクホルンはその後、カールストラントの
エースとして恥じない戦いぶりを見せつけることとなる。
両腕に持っている機関銃を掃射し、ネウロイのコアを
撃ち抜いたとき、ガラスが割れたときのような音を立て、
砕け散った。
----かくして、バルクホルンは蘇った。
自分が守りたいもの自覚し、
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・自分のことを守ってくれる誰かのことを
少しだけ思い出して。
◆
と、通常ならここでハッピーエンドとなるだろう。
バルクホルンは再び調子を取り戻し、宮藤との
確執もなくなる。
本来ならここで終わりだ。
-----火事場泥棒がいなければ。
時は彼女たちがネウロイとの戦いに
出撃していた時のこと。
501統合戦闘航空団の司令室。
そこで俺は、軍服を着た異様な雰囲気の人物と対面していた。
服装こそ軍人のものだが、明らかに裏の匂いがする。
右手にはどこから漁ったのか紙のようなものを
大事そうに持っている。
室内でブラスターは使えない。
下手な痕跡を残せば、後々ガランドに迷惑が
かかってしまう。
構えを取り、じりじりと距離を詰めながら
話しかける。
「・・・誰に頼まれた?」
「・・・・・。」
俺の言葉にたいして何も答えず、
無言でナイフを右手に構える男。
その能面のような顔からは一体
何を考えいているのかわからない。
そして、もう少しで蹴りが届くといった
ところでそいつは右手にもったナイフで
鎧の隙間を狙ってきた。
体をひねって一発目の斬撃を躱す。
その際に左肩につけているマントが
少し切り取られ、床に落ちる。
二発目にたいし、右手で手首をつかみ、関節を極めようとすると
転身受け身を取られ、一瞬で抜け出される。
防がなければこのアーマーの隙間を刺されて
右腕か左腕が使えなくなっていただろう。
アーマーをつけたままでは不利。
そう判断し、元の姿に戻り
すぐさま一歩踏み込んで蹴りを
右手に叩き込もうとする。
しかし、読まれていたのか靴の裏に
ナイフを刺される。
「・・っ!」
痛みを悟られないよう歯を食いしばって耐え、
ナイフが刺さったまま足を後ろに引っ込め、
右の膝を顔にぶち込む。
ぶぷっ、という音と共に鼻から血を吹き出し、
机に体をぶつける侵入者。
追い打ちをかけようと右足の靴の裏に
刺さっているナイフを手で抜き取り、
相手の胴体に向かって投げる。
それを横に転がることでかわし、
窓をけ破って逃げ出す。
窓の近くに近寄るが、既に男の
姿は見えなかった。
(・・・・逃がしたか。・・・ん?)
彼女たちが戻ってこないうちにここから
立ち去ろうとすると、何かが落ちていることに
気が付く。
何かのバッジの様だ。
そういえばどこかで見たような気がする。
ここに来る前にガランドに見せられた
トレヴァー・マロニーの資料を思い出す。
ブリタニア軍の大将としてその座に
ついている男。
その胸には同じようなマークのバッジがつけてあった。
これを見る限りブリタニアの国旗を模したものか。
右ポケットにしまい、あたりに散らばった資料を
取ろうとかがむと廊下から声が聴こえてくる。
『トゥルーデも元気になってよかったわね。』
『ああ、全くだ。』
ミーナと美緒の声。
もう帰ってきたようだ。
このままここに残っていては俺が
犯人になってしまう。
できればあの男が何の資料を探していたのか、
司令室に置いてあった紙を持ってきて
調べたかったが仕方ない。
さっきの男と同じように窓からジャンプし、
他の人間に見つからないよう基地を抜け出す。
さすがに空を飛んだら一発でばれるので
天井に向けて右腕からワイヤーを射出し、
屋根に登る。
そのまま屋根を走り抜け、隣の建物まで
ジャンプし、出口まで疾走する。
・・・あの野郎、次にあったら許さん!
奴への怒りを燃やしながら
自分の隠れ家まで撤退した。
~おまけ・今日のウィッチ~
グレーテ・M・ゴロプは激怒していた。
1942年、撤退戦の最初の方で懐かしい
気持ちに襲われたときの事。
自信の固有魔法、『空間把握能力』を
使ってネウロイとの戦いに明け暮れていた。
そして、そんな彼女だからこそ、
気が付いてしまった。
・・・・夢で見たあの男がいたことに。
最初に抱いた気持ちは思わず怒鳴り付けたく
なるような激情であった。
しかし、日ごろ規律が大切だと言っている
自身が取り乱すような真似をさらすわけにも
いかない。
何よりも部隊の見回りと作戦の立案、
指揮で時間のほとんどを使っていた
彼女にそんな余裕はなかった。
それでも、『元』自分の部下ならば、
自分に命令を仰ぎに来るはず。
そう信じてやまなかったが、鉱山を
爆破したのを最後に、彼の姿を
確認できなくなった時、彼女の中で
何かが弾けた。
自分の指揮下に入っておきながら
易々と傍を離れるような奴は許さんないという
気持が湧いてきた。
実力はあるようだからカールストラント製でない
装備を使っていても許してやったのにと
思った。
・・・初めて、私に女らしいことをさせたくせに、と
眉間にしわを寄せて唾棄した。
あれから約2年と少し。
その間、彼女の前に姿を全く見せない彼に
いらだちとどす黒い感情を貯めつていく。
505の司令室で自分の愛銃をいじりながら
次あったとき、どうしてくれようか、
と逃がさないために策を講じながら
ゴロプは不気味に笑うのであった。
アニメとちょっと違うところ。
・ボバが陰からウィッチたちを援護してたおかげで
カールスラント軍内でのウィッチの発言権がより
強固になる。
・それを良く思わない反ウィッチ派のトレヴァー・
マロニーは原作よりも過激な手段をとるようになる。
・(バルクホルン)お姉ちゃん、まじ(バルクホルン)お姉ちゃん。
・おや?ゴロプの様子が・・・・?
次回は2017/11/23/10:00から投稿するゾ。
感想くれ。
読者の感想あると何を求めているのか
わかりやすいからくれ(直球)
KEY(ドM)