ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
サーニャに対する警戒心びんびんの
コメント草。
でも、てんすかわいいって声もあって
まんぞく。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
サーニャ・V・リトヴャク。
俺が前の人生で深くかかわったウィッチの一人である。
ある女の子に惚れたこと相談し、そして
色々と複雑な仲にもなった。
俺が憶えている限りでは、宮藤の次に世話になった
ウィッチだと思う。
本当に彼女には頭があがらない。
・・・・今回の人生で、別の意味で
頭が上がらなくなるとは思いもしなかったが。
『・・・・聴いてる?』
ずっと考えごとに没頭していた俺の
目を覚ますかのように彼女の声が聴こえた。
はっと意識を取り戻し慌てて無線に応答する。
「ああ、聴いてる聴いてる。」
『・・・・・じゃあ、さっきの質問に対して
イエスかノーで答えて。』
「え?えーと・・・。」
実は聴いていなかった、ごめん。
などと言える雰囲気でもない。
彼女の顔は見えないが、なぜか
瞳孔が開いている表情を想像し、
背筋が凍る。
こういう時はとりあえずイエスだ、イエス。
「イエスだ。」
『・・・・・ホント?』
「ほんと、ほんと。」
実は何の質問かはわからないけど。
今更そんなこと言ったら彼女に鉢の巣に
されるだろうからお口をチャックしておく。
すると、彼女が沈黙しだした。
訝しみ、声を掛ける。
「サーニャ?どうした?」
『・・・・うん。やっぱり私たちは
結ばれているんだね。・・・うれしい。』
「?あ、ああ。」
一体何の事かは知らないが、とても
嬉しそうな声色だ。
怒らせないだけましだと考えておく。
『・・・そろそろ哨戒任務が終わるから、
切るね。・・・本当はもっとお話ししたい・・・。』
「・・・いつか。」
『?』
彼女の弱弱しい声に対して自然と
声を掛ける
「いつか絶対に、サーニャたちの前に姿を出す。
・・・必ず。」
『・・・・そこは、サーニャたち、じゃなく
私だけって言ってほしかった。』
「無茶いうな。・・・・じゃあな。」
『うん。・・・お休み。』
ぶつり、ということが鳴り、無線が切れる。
右手に持っていた通信機をベッドの上に置き、
そのまま枕に顔をうずめる。
・・・今日はいろいろありすぎた。
眠い・・・・。
◆
「ひゃっほーーうう!!」
改造したストライカーはみるみるうちに
速度を上げていく。
今まではある程度まで出たらそれ以上
はやくならなかったが、今はどうだ。
間違いなく、これまでより速いスピードが
出せている。
そうだ。
これだ。
これを待っていた。
音速を超えて、風を感じるために。
「あはははははははーーーーっ!!」
ネウロイにぶつかり、貫いた瞬間、
意識が飛んだ。
-----起きろ。
誰かがぺしっ、ぺしっと私の頭をはたく。
ルッキーニか。
いや、あいつだったら何も言わずアタシの
胸に飛び込んで甘えてくるはず。
アタシの頭をはたいている
奴の姿を確かめるため目を開ける。
ようやく起きたか。・・・全く。
ルッキーニに言われて起こしに来たら、
そんな姿で寝ていたとは。
もうちょっと恥じらいをもった方が
いいんじゃないかい?
そいつは、お世辞にも美形とはいえない
どこにでもいそうな男だった。
顔つきは普通だし、言っちゃなんだがウィッチたちに
比べると容姿に差がある。
だけど、なぜだろう。
こいつの顔を見ているだけで体が熱くなるし、
頭がぼーっとしている。
シーツに顔をうずめて抵抗する。
「・・・もうちょっと寝かせろよ。」
アタシがそういうと、ため息をつく男。
諦めたか?
すると、シーツごと持ち上げられお姫様抱っこされる。
「ちょちょちょちょちょっ?!な、なにやってんだ!?」
寝たいんだろ?寝てなよ。皆のところまで連れて行くから。
私をお姫様抱っこしたまま連れて行こうと、
歩き出す。
恥ずかしくなって、飛び降りる。
「わかったよ!さすがに恥ずかしいから
やめてくれ!・・・うう、アタシをからかうなんて・・。
からかう側なのに・・・。」
もう皆待っているぞ。早く食堂に来いよ。
ドアを開けてスタスタと立ち去っていく男。
男が完全に部屋から出て行ったことを確認し、
内側から鍵を閉めてへたり込む。
(・・な、なんで?なんでこんな胸がどきどきしているんだ?
あんなさえない男とアタシじゃ釣り合わないだろ?!)
自分の容姿とスタイルには抜群の自信があった。
ウィッチになってからうける取材でも
胸やお尻に向けられる異性からの視線には慣れていた。
だけども、あいつはアタシの体を見ても
全く動揺していなかった。
・・・・むかつく。
ベッドに置かれていた枕にパンチして
八つ当たりする。
すると、左手の薬指に何かがはめられているのに
気が付く。
(?指輪?)
そして、また景色が変わる。
今度は、マスクに全身をアーマーで身を包んだ男が、
奇妙な乗り物に乗り込もうとしている場面だった。
おい、シャーリー、どうした?
早く乗りなよ?
後を振り返ってアタシにそう声を
かけてくる。
この声・・・。さっきアタシのお姫様抱っこしたやつと
一緒だ!!
にゃろう・・・。
お返しをしてやる。
背中を再び向けて無防備になったので、
乗っかっておんぶさせる。
後から胸を押し付ける。
自慢のバストだ。
動揺しろ!
・・・・。
「・・・・・・」
あ、あれ?
なんで?
なんで何の反応も示さないんだ?!
・・・もういいか?
「・・え?あ、ごめん・・・。」
そういって背中から降りて、一緒に
乗り物の中に入る。
すると、入り口のドアが閉められ、
船が浮き出した。
椅子にちゃんと座っていな。
危ないから。
そして、目の前のガラスで張られている
コックピットからは夜の景色が見える。
あっという間に高いところまで上昇し、
雲を突き抜けた。
ぐんぐんと上に上がっていき、アタシたち
ウィッチでもこれないほど高いところまでやってきた。
青くて丸いモノが近くに浮かんでいるのが見える。
シャーリー。早いモノが好きだと言っていたよな?
「え、う、うん・・・。」
アタシがそう答えると、右手で機械のようなものをいじくり、
子供がこれからイタズラするような声で言った。
・・・だったら、音速を超えた、光速を見せてやるよ。
そういった瞬間、見たことのない景色が次々と現れては
消えていく。
丸っこい何かが暗闇に浮いており、そのどれもが
神秘的な何かを思わせる物体だった。
すごい・・・。
音速、いや・・・・これはもうそれ以上だ・・・。
興奮して耳と尻尾が出る。
そうだ、アタシはこいつを、いや、彼を知っている。
どうしようもないスケベで、かっこつけで、
・・・・大好きなボバを。
◆
「----リーさん!!」
「・・・う。」
誰かがアタシを呼ぶ声で意識が覚醒する。
目を開けると心配そうな顔の宮藤と
ルッキーニがアタシの顔を覗き込んでいるのが
見えた。
「よ、よかったぁ・・・。」
「うわあああん!!ごめんねシャーリー!!」
ほっと、胸をなでおろす宮藤と
泣き顔でアタシに抱き着いてくるシャーリー。
というかなんでアタシは裸なんだろうか。
「よかった。出撃してから数時間目を覚まさなかったからな。」
「色々あったからね。・・・今日はもうゆっくりと休みなさい。
念のため、明日も体を休めておくように。」
上司二人はアタシの心配をしていてくれたみたいだ。
なんだかんだ言ってこの二人には頭があがらないんだよなぁ。
左手でぽり、ぽり、と後頭部を掻く。
-----そして、ぴたり、と思わず手を止めて
左手を凝視する。
それは、なんの変哲もないアタシの指だ。
何もついてない、何もない----。
「・・・・悪いけど、一回寝てすっきりしたいから
一人にしてくれない?」
アタシがそういうと、何も言わずに部屋を出て行ってくれる皆。
ばたり、とドアが閉じられたのを確認し、
もう一度左指を見る。
ない。
どこだ。
あれは私が彼からもらった愛の証だ。
なぜないんだ。
おかしいじゃないか。
だって、彼は唯一アタシに対して
いやらしい目線を送ってこない特別な
相手なのに。
なのに。
オカシイ。
左手をぎゅうううううっと握り締め、
壁に思いっきりぶつける。
ドゴム、ということを立ててこぶしの跡が
壁にめり込み、天井からぱらぱらと
木の屑が降ってくる。
・・・・そういえば、あいつは他の
ウィッチ(雌猫)にも指輪を送っていたよな。
また、左手で壁を思いっきり叩く。
一番速いのはアタシだ。
また、叩く。
彼の一番も・・・・。
「・・・アタシだけだ。」
生まれ変わったような最高の気分だった。
~今日のウィッチ~
ヴァルトルート・クルピンスキーは
女の勘で自分と同じ状態のウィッチが複数いることを感じ取った。
それに対する彼女の反応は
「・・・・ふっ。」
----嘲笑であった。
ソファーに腰掛け、ワイングラスを片手に
揺らしながらぼそりとつぶやく。
「ねえ、ボバ。知っているかい。」
彼女は最近伸びてきた自分の髪を右手で
くるくるといじりながらうっとりとした
表情で言う。
「----女同士の戦いに、”停戦”はないって。」
「僕がこんなに”女”になってしまったのも君のせいなんだから」
---責任、とってよね。
シャーリー
条件を満たしました。
ロックが2段階解放されます。
ステータス、"病み度"が閲覧できるようになります。
病み度 ??????/?????
皆大好きなシャーリーだぞ。
喜べよ(微笑)
感想くれ。
読者の声が本当に欲しいから、ちょーだい(タカリ)
KEY(ドM)