ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回は、病院()で看病(意味深)されている
シーンからだゾ。
作者の体調を気遣うコメントと、
もっとよこせ、とおかわりをねだる
感想があって草。
どっちだよ(現場監督)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
「しかし・・君も無茶したね。」
包帯でぐるぐる巻きにされ、
ミイラ男みたいになっている俺の横で
リンゴの皮をナイフで向きながらそういうガランド。
ウィッチが包丁やナイフを持っているのを見るだけで
最近、体が震えるようになってきた。
自業自得であるとはいえ、やはりウィッチの
重い愛というのは思わず逃げたくなるものだった。
あーん、とフォークで差し出されたので
半ばやけくそ気味にそれに食い付く。
血だ、血が足りない。
本来だったらもっと栄養がつくものを食べたいのだが、
ここの医者が言うにはまずは軽いモノを取って
胃を慣らしておいたほうがいいとかなんとか。
ふふ、と彼女が笑う。
「・・・・・こうしていると、夫婦みたいだね?」
あー、あー、聞こえない。
聴こえないぞー。
耳を塞ごうにも両手にギブスがはめられ、
聞かざるできないので頭だけ伏せて
彼女からの熱い視線をいなす。
「・・・つれないなぁ。でも。」
ぎっとベッドに乗っかってきて、
俺に馬乗りになる彼女。
「・・・・私のお願いをなんでも一つ、
聴いてくれるって約束だったよね?」
しゅるしゅる、という音が聞こえたかと思うと、
彼女が服を脱いで、下着姿になっているのが見えた。
意外とかわいらしいピンクの下着だったので
そのギャップに思わず下半身が反応する。
それに気が付いた彼女が右手で俺のモノを
ズボン越しにさすり、嬉しそうに声を挙げる。
「♡♡・・・・私で興奮してくれているの?うれしい・・・♡♡」
歯止めが利かなくなったのか、そのままズボンのベルトを外して
下着まで降ろそうとしてくる。
ちょ、へるーぷ!!と叫びつつ、逃げようとするも
上からうまく体を抑え込まれて、なすが儘にされる。
「一杯きもちよくなろうね・・・♡♡キミのアレ、好きなんだ・・・♡♡」
これはもうダメかもわからんね。
禁欲性活でムラムラしているところにされる
誘惑に負けそうになったその時、ガランドが
突然身をかがめて抱き着いてくる。
すると、先ほどまでガランドの頭があったところに
向かってナイフが通過し、壁に突き刺さる。
「・・・・。」
「・・・・・。」
入口の方を見れば、そこにはハイライトが消えて
ガンギマリ状態のサーニャとシャーリーが
立っていた。
「・・・っち。」
形勢不利だと悟ったのか、
俺の上から降りて、服を着なおす。
「・・・・まあ、いいよ。だったら別の手段を使うから。」
そういうと俺の傍から離れて入り口の方に、は
行かずに俺の方を向いてウィンクしてくる。
「愛しているよ♡・・・また今度、二人っきりで
今日の続きをしようね♡」
そういうとスタスタと病室から立ち去っていく。
彼女の背中を警戒して、見えなくなるまで
見つめている二人。
そうして足音が聞こえなくなると、
二人がすぐにそばに駆け寄ってくる。
「大丈夫?何か変なことされなかった?」
「行き遅れはこれだから駄目なんだよなあ。
やっぱりアタシみたいに若い女の方が
嬉しいだろ?」
お前、それ、絶対にガランドに向かって言うなよ?
ただでさえ空が飛べなくなって、俺に甘える頻度が
多くなっているのに死体蹴りはやめてやれ。
というか実質二人にとっては上司なのに
ちょっと態度がよろしくないんじゃいだろうか。
そういっても聞く耳を持たないことは
想像できるので、言わないが。
「・・・・で。いつまでここにいるつもりだ?」
さっきガランドが向いていたリンゴの残りを
口に入れながらそう語りかけてくるシャーリー。
俺の傷がもう既に癒えていることに気が付いているあたり
やはり勘が鋭い。
サーニャも同じような表情だ。
そうだな。
・・・・正直言うと、迷っている。
「迷って?」
ああ。
以前の人生において、501が解散して再結成するまでの
間というのは特に重要なターニングポイントだった。
というのも、その間に様々な統合戦闘航空団に
いたからだ。
今回の人生においてはスレーヴⅠがないので
そうやすやすと他の国には侵入できない。
となると、502に行けば501が再結成される間は
そこにずっといることになる。
504に行けばもちろんトラヤヌス作戦が発動し、
501がその後の戦いを引き継ぐまでは移動できなくなる。
506に行けば、ガリアの政争に巻き込まれ
色々と面倒なことになるのは目に見えている。
選択肢は多くあっても、そのすべてを選ぶのは
現実的に考えて不可能だった。
サーニャに水が入ったカップを差し出され
それをんぐ、んぐ、と飲む。
・・・・・うし。
どこに行くかは決まった。
包帯を取り外し、ギプスを割って
患者服からいつもの服装に着替える。
・・・最初はピカピカだったマンダロリアンの
アーマーもボバ・フェットが使っていたころみたいな
色になってきた。
次の戦地に行くまでに新しい武器が必要だ。
ブラスター・ライフルだけでは心もとない。
「・・・・・もう行くの?もっと一緒にいたい・・。」
「アタシもそうしたいんだけど。」
二人とも連れをあまり待たせないほうがいいだろ?
俺の言葉でそれぞれの相棒を思い出したのか
押し黙る二人。
二人にはエイラとルッキーニがついている。
なら、大丈夫だろう。
マスクを新調したので、アーマーも新しく
新調するか。
マスクをかぶりながら、次なる戦場のことを考えるのだった。
◆
「・・・・・。」
その男は、軍法会議にかけられるのを待つ身だった。
トレヴァー・マロニー。
501を強制的に解散させ、ウォーロックを開発した人物。
やっていることは違法行為であったが、その中には
いくつかの功績も確かに存在してた。
(・・・・ネウロイのデータは結果的に上層部に伝わった。
これを元にして、第二、第三の完全なるウォーロックが
開発されればウィッチなどの力を借りずとも・・・!)
男の目的はウィッチの排除と、ウィッチ以外のネウロイへの
有効策の開発だった。
結果的にウォーロックはネウロイに乗っ取られ、
501のウィッチたちに破壊された。
しかし、それはあれがまだ完全な出力調整が済んでいない
試験機だったからだ。
完成さえしていれば、ネウロイに乗っ取られることもなかったのだ。
手錠をかけられた両手を握り締める。
おそらく、悪くて銃殺刑。
しかし、身内のスキャンダルが漏れないように軍部はするだろう。
妥協案として自分が閑職に追いやられるくらいか。
忌々しいウィッチも、無様をさらしたウォーロックも
男にとっては納得できないものだった。
(・・・・つまらん結果に終わったな。)
ため息をトレヴァー・マロニーが吐くと、
留置場のドアの向こうから声が聴こえてくる。
『・・・おい、貴様。止まれ。ここは民間人の
立ち入りは禁止だ。』
『・・・・。』
『なっ・・。がっ!!』
男のうめき声と争うような物音。
どさ、どさ、と何かが倒れる音が
ひびいたかと思うと、ドアがキイイ、と音を立てて開いた。
「----どうやら、ギリギリ間に合ったようだな?」
そういって入ってくる男。
トレヴァー・マロニーにはその人物に見覚えがあった。
「・・!貴様はっ・・!」
その男はマロニーを何度も殴り、
失神させた張本人。
当然、彼にとって心象がいいわけもなく、
鋭い目つきでにらみつけた。
「・・・・私を、殺しに来たのか?」
・・・・お前を?うぬぼれるな。
そういうと、ナイフをテーブルに突き立て
サグンッ、と刺した。
お前が軍法会議にかけられ、護送される
前に聴いておくことがあったからな。
「・・・なんだと?」
マロニーとは反対側の椅子に座り
テーブルの上に足を乗っける男。
・・・ネウロイの開発を行っていた
研究所はどこにある?
その言葉にマロニーは目を見開いた。
「・・・そうか、それが目的だったか。」
納得したのか、落ち着いた様子でそういう。
「・・・ふん。どうせ今頃はブリタニア軍が
証拠隠滅のために動いている。」
・・・お前には妻子がいたな?
男の言葉にマロニーは思わず立ち上がった。
「・・・・・。」
もっと冷静になれよ。
それだとイエス、と言っているようなもんだぞ?
「・・・っ。ふん・・・。」
どかっと腰を降ろして座りなおした。
それでいい。・・・研究所の場所を言え。
そうしたらお前の妻子を守ってやる。
男がマロニーに突き出した条件は
彼にとって耐えがたいモノであった。
「・・・誰が貴様なんぞにっ!!」
手錠でつながれている両手をテーブルに
叩きつけながら激昂する。
しかし、マスクの男は淡々と言葉を紡ぎ続ける。
・・・あんたは失脚したとはいえ、
絶大な権力をブリタニア軍内で持っていた。
その影響力を横取りしようという輩があんたの
弱点に手を出さないとでも思っているのか?
「・・・・・っ。」
留置場に入れられた自分ではその弱点を
守り切れない。
それくらいのことは考えずともわかるだけに
マロニーは歯ぎしりしながら言う。
「・・・何が望みだ?」
言ったろ。・・・研究所の場所を全て教えろ。
そうしたらお前の弱点を守ってやる。
「・・・・・。」
そうしてマロニーが男に返した返事は・・・。
◆
「もう行くの?」
寂しそうにそういうガランド。
・・・・彼女には命を助けられた。
ヒスパニア怪異との時は逆の状況に
思わず笑ってしまった。
それを勘違いした彼女が頬を膨らませて
俺の首元に噛みついてきた。
いだっ!
「・・・ばか。」
そういうと口を離し、俺から距離を置くガランド。
「まだ、私の両親に挨拶していないのに。」
勘弁してくれ。・・・・じゃあな。
それだけ言って、船に乗り込んだ。
目指すは新天地。
・・・・道中、何もなければいいんだが。
吹き荒れる嵐の中、
それは無理だろうなぁ、と思いつつも
願わずにはいられなかった。
おまけ~今日のウィッチたち~
502統合戦闘航空団基地にて
「はっ!」
食堂でジョゼと一緒にご飯を食べていたエディータ・ロスマンは
突然立ち上がった。
戦友がいきなり奇行に走ったので目を丸くして驚くジョゼ。
「・・・どうしたの?」
「・・・ナニか、良いことが近々起きるわ・・!!」
「・・・ふーん。」
「こうしてはいられないわ!」
そういってロスマンは食堂から走って外に出て行った。
嬉しそうな笑みを浮かべつつ。
普段は落ち着きがあり、皆のフォローに回っていた
彼女がハイテンションになっているのを見たことがない
他のウィッチたちも驚愕に顔をゆがませる。
「・・・先生、どうしたのかな?」
「・・・たぶん、疲れているんじゃないか?」
「・・・・会いたいよぉ。まだかなぁ。切ないよぉ。」
「二パはずっと壊れているし・・・。」
「それを言うなら菅野さんも最近おかしいですよね。」
「は、はあっ!?んなことねーよ!!」
それを遠目に眺める二人の長身の女性。
「・・・伯爵。最近酒を飲まないし、髪も伸ばしているようだが、
男でも出来たか?」
「んー?さあ、どうだろうねぇ。・・・ふふふ。」
伯爵の返事に何か確信めいたものを感じた
グンドュラ・ラルはすっと目を細める。
「・・・・渡さんからな。」
「・・・最初からずっと僕のものだけど?」
「・・・・・ははははは。」
「・・・・・ふふふふふ。」
美女が二人笑いながら談笑しているその様子は
まるで映画のワンシーンの様であった。
しかし、それはどちらかというと、
ラブロマンスなどではなく、ホラー映画
さながらの様相であった。
ぶえっきしょい!!
・・・・ええっきしょい!!
男は向かう。
かつての知り合いたちが集う
場所(修羅場)へ。
・・・・あ、ルーデルと最近通信していなかった。
まあ、いいか。
女がどんな生物であるか知りながら
放置する彼にとってはこの言葉が最も
相応しいだろう。
-----すなわち、自業自得と。
もうちょっとだけ続くんじゃ。
次回はボバについて話し合う501の
面々についてだゾ。
つまり幕間その②なんじゃ。
あと、記憶を取り戻した宮藤に関しても
ちょっと言及されるゾ。
感想、くれ。
れ。
KEY(ドM)