※この作品はR-18です。

ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story   作:KeI77777

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こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

今回は、アニメ9話あたりの話だゾ。

ヴァルトルート達が切り開いた補給路を
取り戻しに向かった502だが、彼は何かに気が付き・・・?

という真面目な展開をやるけど、結局ヤンヤンに囲まれる模様。

仕方ないね(♂)

それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)


502統合戦闘航空団『ブレイブ・ウィッチーズ』へ ⑭("ばか”)

サーシャが菅野をかばってやられた。

 

最初に聴いたときは思わず

倒れそうになった。

 

司令室でラルに詰め寄る。

 

「・・・彼女は無事なのかっ?」

 

「・・・・落ち着け。」

 

焦る俺を淡々と諭すラル。

 

だが、俺はすぐに背中を向け、

出口の方に行こうと歩く。

 

「・・・・どうするつもりだ?」

 

「・・・ヴァルトルートに続いて、

サーシャまで、とは・・・。」

 

ぎりぎり、と歯ぎしりした。

 

ふう、と彼女がため息をつく。

 

 

「・・・全く。妬けるな。・・・私との

情事でもそれくらい熱くなってくれると

嬉しいんだが。」

 

ジト目で見つめてくる彼女に

思わず声を詰まらせる。

 

そして、そんな俺の顔を見て

彼女がふふっ、と笑う。

 

 

「・・・・少しは、頭も冷えたか?」

 

言われて自分が落ち着いてきていることに

気が付き、頬をポリポリと掻く。

 

まさか、自分がたしなめられる方になるとは。

 

 

「・・・ありがとう。」

 

「ん。」

 

俺がそうお礼を言うと、にっこりと笑う彼女。

最近は笑顔が増えてきたような気もする。

 

いつもの装備に変えると、

彼女が言う。

 

「・・・なあ。お前は死なないよな?」

 

珍しく、ほんの少し不安そうな

声で聴いてくるラル。

 

「・・・・ああ。」

 

それだけ言って、部屋を出た。

 

 

◆

 

502の補給路上に存在するネウロイは

きわめて厄介な存在であった。

 

あのヴァルトルートを撃墜に追い込んだのも

同じタイプのネウロイである。

 

 

サーシャたちがこのネウロイを倒そうと

したときは、結局勝てず、撤退することに。

 

そのリベンジとして、ロスマン率いる

ジョゼ、定子の3人と、菅野率いる

ニパ、ひかりの3人が二手に分かれて

挟み撃ちをしかける。

 

 

「・・・・・よーし!!サーシャの敵だっ!!

ぜってーに落とすっ!!」

 

右手の銃を構えながらネウロイに突っこんでいく

菅野。

 

後からついて行くニパとひかり。

 

「コアだっ!!コアをぶっ壊せばっ・・!?」

 

ロスマンの見立てでは、後ろ側にあるはずだった。

 

前方でネウロイの攻撃をしのぎ、

陽動をしていたロスマンたちは信じられない

物を見る。

 

「・・・分離したっ!?」

「こ、これじゃあコアの位置がっ・・。」

 

バラバラに別れたネウロイがロスマンたちの方に

向かって襲い掛かる。

 

 

「くっそーー!!」

 

銃を手当たり次第に放つ菅野、ニパ、ひかり。

しかし、壊れても壊れてもネウロイは再生していく。

 

「コアはどこだっ!?」

「・・・・。」

 

何かを決意したような顔になるひかり。

 

「・・・・ひかり?」

 

ニパがそんな彼女に声を掛ける。

 

◆

 

思い出した。

 

大切な人を。

 

きっと、この記憶は私のものじゃいかもしれない。

 

でも・・。

 

-----『・・・君のためさ。』

 

私のために空を飛び、守っていてくれていた人。

 

お姉ちゃんの命を助けてくれたあの人。

 

(私も・・・!!)

 

ネウロイの近くに肉薄し、その装甲に触れる。

 

 

コアの位置がはっきりと見えた。

 

「----菅野さんっ!!そこですっ!!」

「・・らあああああっ!!」

 

ずぱああん、と魔力を込めた右手で

彼女がコアを打ち砕くとバラバラに消えていくネウロイ。

 

 

(・・・やった。やったんだ・・私・・・。)

 

お姉ちゃんと、あの人の顔が浮かんできた。

 

「やったやったーーー!!」

「・・・へっ。」

 

喜ぶ菅野さんとニパさん。

私も、一緒になってはしゃぐ。

 

すると、ぼぼん、と私たちの

ストライカーから黒い煙が出る。

 

「え・・・?」

「あ・・・。」

「あ・・・・。」

 

真っ逆さまになって落ちていく。

 

「「「あああああああっ!!」」」

 

すると、どこからか私たちの体にワイヤーが

巻き付かれ、地面に激突する寸前で空中に止まる。

 

・・・・・。

 

「あ・・・。」

 

上を見上げると、あの人が

私たち三人をワイヤーで持ち上げ、

そっと地面におろすところが見えた。

 

「てめーーーっ!!来てたら手伝えよなっ!!

・・・・・たく!!」

「え!?いたのっ!?」

 

・・・え?

 

2人の様子がおかしい。

 

・・・・まるで、既に会っていたかのような・・・。

 

「・・・先に帰っているぞ。」

やることがある。

 

そういって飛び去っていく彼。

 

「あ。おいこらっ!!今日は俺の番だからなっ!!」

「・・・・今日は私の番だよ?」

 

彼の背中に向かって叫ぶ菅野さんと、

目を細めてそんな彼女につぶやく二パさん。

 

 

・・・・へえ・・・。

 

そうなんですかぁ・・・・。

 

思わず、右拳を握り締める。

 

(・・・・ふふふふふふ。)

 

私のために空を飛んでいる、とか言っていたのに。

 

あ、そうだ。

 

彼に直接聴けばいいんだ。

 

きっとまた、会えるだろうから。

 

・・・502に戻ったら、準備しなきゃ。

 

◆

 

 

502のみんなが切り開いた補給路に

他のネウロイたちが迫っていた。

 

小型が10匹。

 

中型が2機。

 

そして、あのサーシャを落としたタイプが1機。

 

「・・・どけ。」

 

右手に持っているダーク・ライトセイバーを

すれ違い様に叩きこみ、小型を2機落とす。

 

散開する残りをブラスターとミサイルで一機ずつ

狙い撃ちしながら敵の弾幕を避け続ける。

 

体をレーザーがかすめる。

 

だが、なんてことはない。

 

ヴァルトは一体、どれほど痛かっただろうか。

あっけらかんとしていたが、顔には

悔しそうな感情が浮かんでいた。

 

そのことを思い出し、ブラスターの引き金を

何度も指で引き、容赦なく小型を殲滅する。

 

 

大型が後ろに下がりながら俺に向かって

弾幕を張り続ける。

 

かばうように前に出て、突っ込んでくる

2匹の中型。

 

1体が仕掛けてきた体当たりにぶつかり、

思わず血を吐く。

 

「・・・捕まえた。」

 

背中のミサイルを叩き込み、

1機仕留める。

 

爆風を利用して加速し、

もう1機に近づき、

コアにセイバーを突き立てると

ぱきいん、と音を立てて消えていく。

 

大型は俺から距離を取ろうと

逃げ続ける。

 

まともにレーザーを喰らって、

頭に傷を負ったサーシャは

どんな気持ちだったのだろうか。

 

そのことを考えるだけで、

ネウロイに近づいて、

バラバラにしてやりたくなった。

 

シールドがない俺の体に

大型のビームがかすっていく。

 

ルーデルと一緒にネウロイの大群に

突っこんだ時と比べればこんなもの、

どうってこともない。

 

何よりも・・・。

 

「・・・・よくも彼女たちを傷つけたなっ!!!」

 

ビームが左腕に軽く当たる。

持っていたブラスターを落とすが

気にせずに突っ込み続ける。

 

「許さねぇっ!!」

 

肩の装甲に被弾し、マントが焼け落ちる。

だが、止まる気はない。

 

逃げ続けるネウロイ。

 

 

既に射程内だ。

 

左腕からワイヤーを射出して

大型の一部分に絡ませて、

ワイヤーが戻る力を利用して

正面から突っ込む。

 

「あああああっ!!!」

 

背中にあったコアに剣を突き立てた。

 

 

◆

 

 

「お前はバカか?」

 

「・・・・・。」

 

ぐうの音も出ない正論だった。

 

 

青筋を浮かべたラルに

怒られながらベッドで横になる。

 

自分は死なない、なんて言っておきながらの

まさかの墜落。

 

息も絶え絶えの状態でラルに

通信で助けを求め、ロスマンと直枝に

回収された。

 

そして、今は基地からちょっと

離れた例の家でラルの看護を受けている。

 

 

「ヴァルトルートを落とすほどのネウロイを含む

13機をまとめて相手しただと?自殺志願者か?」

 

久しぶりにこんな怒っている彼女の

顔を見て、委縮する。

 

・・・頭に血がのぼったでは済まされない。

 

だが、ヴァルトルートがけがをしたときに

我慢をしていた分、サーシャがやられたと聞いて

ついに堪忍袋のおが切れたのだ。

 

「・・・まあ、結果としては、当分

補給路は安泰だがな。」

 

まったく、とこぼしながらも

するする、とうまいナイフ捌きで

リンゴを向く。

 

ウサギの形になったそれをフォークで刺し、

俺に向かって差し出してくる。

 

「・・・ほら。」

 

「あーん。」

 

・・・・ラルって家庭的だったんだなぁ。

 

知らなかった彼女の一面に萌えながら

リンゴを食べていると、彼女に

頬を両手で掴まれる。

 

「・・・ラル?」

 

 

「・・・・・死に急ぐな。」

 

目を合わせると、うっすらと

彼女の眼尻に涙が貯まっているのが見えた。

 

「・・・・すまん。」

 

きっと、ヴァルトルートとサーシャがやられたときも

心配していて、俺までやられて限界を

迎えたのだろう。

 

司令官としていつも冷静さを求められ、

重圧に耐えてきた彼女の苦労を思うと、

謝らずにはいられなかった。

 

「・・・・・ん。」

 

「・・・・。」

 

目をつむりながらこちらに顔を

近づけてくるラル。

 

 

彼女の気持ちに応えるために、

俺も目をつむる。

 

 

「「「「・・・・・。」」」」

 

視線を感じたので、

目を開けて入口の方を

振り向くと、直枝、ニパ、

ロスマン、ヴァルトルートの

4人が立っていた。

 

 

さすがにこの雰囲気で

口づけはできない。

 

 

「・・・・。」

 

っち、と軽く舌打ちした彼女が

何か小瓶のようなものをポケットに

しまい、俺のベッドの上から立ち上がる。

 

「目薬とは、隊長も役者だなぁ。・・・

俺のに手を出すなよ。」

「・・・・僕のだけどね?」

「・・・・私のだよ?」

「ふふふ。3人ともまだ寝ぼけているのかしら?

・・・ね?あなた♡」

「・・・最後には、寝技がものを言う。

・・・・私を選ぶよな?」

 

ハイライトが消えた瞳で

にらみ合う5人。

 

・・・・俺は、

なんで自分から修羅場を

作っているんだ・・・・。

 

さっき食べたリンゴを吐きそうになりながら、

彼女たちの手厚い看護を受けた。

 

 

 




次は10話だゾ。

・・・と、いうことは、帰ってきちゃうんだよなぁ。

・・孝美お姉ちゃん。


記憶が戻ったひかりと会うんだよなぁ・・・(震え声)

書いている俺も、寒気が止まらないゾ。

暖房がんがん利かせているのにおかしいゾ。

読者の皆も悪寒に悩むといいゾ(手招き)

感想、くれ。

れ。

KEY(ドM)
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