ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回はアニメ最終話あたりの話でグリゴーリ攻略戦のところだゾ。
・・・・502編が終わり、次は・・・・(震え声)
R18ランキングで日間2位取っていていて草。
なんで、普通のランキングでは毎回40位で、
R18の方では毎回5位に入るのか本気で
読者の好みがわからない(困惑)
あ、もちろん修羅場だゾ。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
グリゴーリ攻略作戦当日。
切り札である列車砲をネウロイの巣である
グリゴーリに放ち、消滅させる作戦。
基地に集められた戦力を民家の屋根の
上から双眼鏡を使って覗き見る。
思わず舌を巻いてうへえ、とつぶやく。
ここまでの戦力が結集した例は
珍しい。
扶桑海事変の時と同じレベルだ。
502のウィッチ達は今頃、作戦のために
基地内部にて待機している。
さすがに俺のところまで来る時間は今はないのだろう。
だからこそ、千載一遇のチャンスだった。
戦力は十分であり、俺1人いようといなかろうと
もはや関係はない。
スレーヴⅠがない今、単独で巣をつぶせるわけでもない。
せいぜいが、大型と中型を数体を相手に
相打ちが精いっぱいだ。
もう、彼女たちを支えなくても大丈夫のはずだ。
ここを去っても、502の皆は恨みもしないだろう。
ジェットパックから火を噴射し、基地から離れる。
(・・・・じゃあな。)
俺はこの場所に心の中で別れを告げた。
◆
「・・・なあ。隊長。あいつは?」
「・・・・。」
菅野の言葉にラルは押し黙る。
ヴァルトルートはいつも通り・・とは
いかずにちょっと緊張した顔つきで
銃を整備していた。
「・・・・これほどの大規模作戦、
バレずに共に戦うことは不可能だ。
なら・・・。」
「・・!!っち・・!」
ひかりが離脱し、そして今また一人が
消えたことを確信し、右手で
格納庫の壁を蹴る菅野。
だが、次の瞬間にはいつも通りの
獰猛な笑みを浮かべていた。
「・・・へ。もともとは俺たちの戦いだ。
・・・そもそも、ウィッチで無い奴が
ネウロイと戦うってのはおかしいからな。」
そうは言うものの、やはり寂しいのか
表情に若干を暗い影を落とす。
彼のことを思い出していない面々には
何のことかわからなかったが、
それでもこれから行われる作戦のことで
頭がいっぱいで、考える余裕もない。
「・・・時間だ。いくぞ。」
『『『『『『了解っ!!』』』』』』
かくして、グリゴーリ攻略作戦は始まった。
◆
「・・・・・。」
雁淵ひかりは走っていた。
グリゴーリ攻略作戦に苦戦しているという
情報を、一緒にスオムスに向かう途中、
エイラが持っていた通信機で知ったからである。
電車を降りて、ひたすらグリゴーリに向けて彼女は走る。
「はっ!はっ!はっ!」
足が痛くなろうと、体が重かろうと、どれだけ寒かろうと
上空で戦っている仲間のことを考えると
自然とその足運びは速まる。
「・・はっ!はっ!はっ!」
ひかりは思い出していた。
大好きな502の皆との思い出を。
憧れの姉の姿を。
そして、シールドを貼ることも出来ないのに
ネウロイと戦い続けた一人の男のことを。
「・・・あああああっ!!」
-----かくして、502はそろった。
◆
502の面々は、絶望しかけていた。
撃ち抜いたと思ったコアがダミーであり、
その中に本物のコアが隠されていたのだ。
孝美はネウロイの攻撃で重傷を負い、
ジョゼに手当てされる。
一命をとりとめた物の、戦える状態ではないのは
明らかであった。
頼みの綱の列車方も、魔力徹甲弾も防がれ、
コアも破壊できなかった。
そんなところに、ひかりがやってきた。
彼女をもとに組み立てられた作戦に対して
各々のウィッチ達は
-----『へっ。やるぜっ!!』
菅野は笑った。
ひかりの愚直さに。
----『・・・やってみるとしようか。』
ヴァルトルートは楽しそうな表情を浮かべる。
刺激的な戦いを想像して。
-----『やってみる価値はあるわね。』
ロスマンは喜んだ。
かつて、ひよっこだったひかりの成長ぶりに。
----『最近の私、ついているから大丈夫だよ!!』
ニパは八重歯をのぞかせ笑みを浮かべる。
その先にあるハッピーエンドを想像して。
-----『大切な人たちを、守るっ・・!』
ジョゼは奮起した。
その小さな体に勇気を漲らせ。
-----『まだまだ、皆に食べてもらいたい料理がありますからっ!』
定子は顔をあげた。
平和を勝ち取るために。
-----『・・・絶対に生きて帰りましょう!』
孝美は確信した。
きっと、大丈夫だと。
-----『・・・これが最後のチャンスだ!!行くぞっ!!』
ラルは天に向かって叫んだ。
己を鼓舞するかのように。
ウィッチ達はあるものを思い出していた。
とある時の、幸せなひと時と、
----戦場で、どれだけ傷ついても
ウィッチを守り続けた男の姿を。
戦いは、まだ終わらない。
◆
「・・・・・。」
作戦本部にて、マンシュタイン元帥は
唇をかみしめていた。
少し離れた空では少女たちが戦っているというのに
今は見守ることしかできない自分のありさまを。
彼の隣にいた、カールスラントの将校も
同じように悔しさをにじませている。
だが、決して戦場から逃げることはせず、
彼女たちから目を離さず見守り続けていた。
「・・・・もし。」
マンシュタインがぼそり、とつぶやく。
「もし、私が空を飛べて、戦えていたら
絶対にウィッチを戦場に送りはしなかった。」
「・・同意です。」
2人は笑う。
作戦が失敗すれば2人ともネウロイにやられて死ぬ。
彼女たちが死ねば、今度は自分の番だと
分かり切っていた。
諦念にも似た思いを抱いていた2人が双眼鏡で
戦況を伺っていたその時、何かが空を飛んで
彼女たちに近づくのを見た。
「・・・・あれは?」
◆
戦況は五分五分だった。
いや、孝美がやられて、ひかりが合流し
盛り返したことを加味すると奇跡に
近い状況であった。
そして、鞭のようにしなる攻撃を
彼女たちはよけつつ、ひかりと
直枝が進む道を切り開いていく。
鞭がひかりと直枝に当たりそうになったその時、
爆発音がして、ネウロイの攻撃がわずかに緩む。
そのすきを逃さずに菅野とひかりはコアがある
本体まで突っこんでいく。
他の全員がフォローし、菅野とひかりが
突っこみ、あと一撃と行ったところで
菅野が魔力を使い果たし、倒れそうになる。
「・・・・。」
「・・・!菅野さんっ!!」
菅野を左手で支えるひかりの胸元から
おまじないとして持っていたルーン銃が
落ちる。
「・・・・・っ!!」
それを右手で掴み、魔力を込めて、
----その引き金を絞った。
◆
げほ、と血を吐いて地面に倒れる。
彼女たちが突入する隙を作るために、
ミサイルを後ろから叩き込んだのは
いいモノの、手痛い反撃を喰らった。
鞭のようにしなる攻撃を放つ
ネウロイなど、何年ぶりだろうか。
通信機に通信を入れると、
ざざ、とノイズが走る。
『・・・・やあ。』
「・・ガ・・ランド・・か?」
こひゅー、こひゅーと弱弱しい
息が漏れる。
そして、ガランドがそれに気が付いた。
『・・・今すぐ場所を言うんだ。
すぐに向かうから。』
「ああ、・・場所・・は・・。」
「その必要はないぞ。」
すっと横から誰かの手が伸び、
ぴっと通信機の電源ボタンが押される。
「・・・あ。」
その声を聴いただけで体が震える。
寒さのせいではなく、
あの記憶を思い出して。
「----ストライカーを拾って待機していたら、
とんでもないお宝を見つけたなぁ・・・。」
「・・・アウ・・ロラ・・・。」
「しゃべるな。・・・内臓がつぶれてる。」
俺をそりに置かれている箱の中に
入れる彼女。
「・・・・なあ、アウロラ。」
口から血を垂れ流しながら
彼女に言う。
「・・・・なんだ。」
「実は、逃げようと思ってた。」
震える右手を抑えながら
笑う。
「・・・知っているよ。」
「だが、気が付いたらここに来てた。」
「・・・それも知っている。
・・・今は、休め。」
優し気な笑みを俺に浮かべた
アウロラの表情を見て、ほっと
落ち着いた俺はそのまま意識を失う。
かくして、グリゴーリ攻略作戦は
終わりを迎えた。
-----そして、それはとある
修羅場の始まりも意味していた。
最終回でいいとこなしだったボバくん。
しかし、アウロラさんからご褒美(意味深)もらえた模様。
グリゴーリ攻略を終え、502はひと段落だゾ。
・・・そして、ここからが真の地獄だゾ(難易度ヘル)
あ、劇場版編と、ワールド・ウィッチーズ編に比べれば
まだくっそイージーだから大丈夫だゾ。
ゾ。
感想で疑心暗鬼が多くなってきて草。
次回からは502でぬちょぬちょする話だゾ。
感想、くれ。
れ。
KEY(ドM)