ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回から早速ストパンの二期に入っていくゾ。
502?
・・・・・。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
トラヤヌス作戦。
それは、504が実行したネウロイとの
コミュニケーション実験。
上手く行っていれば、ネウロイとの
共存も夢ではない。
しかし、人型のネウロイに504が接触した瞬間、
更に大きなネウロイの巣が上空に出現し、
人型のネウロイは他のネウロイによって消滅。
そして、504は----。
◆
「ぐっ!」
竹井醇子率いる504の面々は
ネウロイの軍勢を食い止めていた。
ヴィネツィアにいる人々が
非難を終えるまでの間、
死守する必要があったからである。
巧みな連携と、個々の奮迅によって
持っていた戦線はそれでも
圧倒的な数の利に押されて、
不利になっていく。
傷ついた仲間を背負い、
道を阻むネウロイに向かって
醇子は吐き捨てた。
「ーーーー邪魔よ。」
持っている銃をネウロイに向かって発射すると
そのまま離脱する。
かくして、504は半壊した。
撤退はうまく行き、死者が出なかったことは
奇跡に等しかったであろう。
そして、運良くというか、悪くというか
とあるニアミスが発生した。
もし、醇子があと1分だけ長くこの場に
留まっていたら、彼女の望みは叶っただろう。
---それは、空の彼方からやってきた。
気が付いたネウロイがビームを発射する。
しかし、まるでどこに撃たれるかがわかっているかの如く、
その飛行物体は最小の動きで躱す。
その人物は背中から火を噴く機械を背負い、
フルマスク、金属製のアーマーを着こみ、
右手には奇妙な銃を。
そして、左手には黒く刀身が光る
剣を持ち、ネウロイに突っこんでいく。
「ーーーああああああっ!!!!!」
その男は、なぜか体のいたるところに刺し傷があり、
血を流している。
それでもお構いなしに、片っ端から
ネウロイに襲い掛かり、コアを撃ち抜き、
ライト・セイバーでたたっ切っていく。
「しゃぎゃあああああっ!!!!」
獣のごとき方向を発するその生物に
ネウロイの身がわずかに遅くなる。
人間が出すものではないその声が
空に響き渡る。
----502を脱出した男は、久しぶりの空と
戦いに興奮し、すっかり我を忘れていた。
「・・・・死ねえええええええっ!!」
ストレス発散とばかりにミサイルを放って
ネウロイの外殻を削り、距離を詰めて
刀で一刀のもとに叩き伏せる。
「おらぁっ!!おらぁっ!!」
504のためにここに来た男は、
当初の目的である504を守るということを
すっかりと忘れ、ネウロイ絶対殺すマンへと
変貌を遂げていた。
ずっと地下室でセックス漬け、媚薬漬けで
かろうじて残っていた理性は
完全に消え去った。
---暴力を振るう機会を得た男は
ネウロイを追いかけまわしていく。
「・・・うあはははははははっ!!」
血を体から垂れ流し、男は笑う。
----他の人間に見つかり、追いかけまわされ、
正気を取り戻すまでの間、やりたい放題していた。
◆
とあるカールストラント基地にて。
司令室の一角。
首からスコープをぶら下げた
若き将校は机の上に置いた
通信機をじっと見る。
アドルフィーネ・ガランドは
ずっともやもやしていた。
(・・・・・。)
あの男が死ぬわけない。
何かあったとしても、
それが、実力に裏打ちされた
ものであり、彼女と彼の付き合いの
長さを証明する感情でもある。
だが、最後に男が女によこした無線の
内容を何度も彼女は反芻する。
(・・・・知らない、女の、声・・・。)
またか。
それが最初に出た感想であるとの同時に、
机の上で組んでいた手をぎゅうううっと
力を込める。
「・・・・ふ。ふふふ・・・。」
そして、彼女の口から笑いが漏れる。
ああ、そうか。
そうなのかと。
自分への宣戦布告であることを
即座に見抜いた彼女は彼を探すために
四方八方に自身の手を伸ばした。
しかし、すべて空振り。
徒労に終わり、今にも
キてしまいそうな彼女の元に
朗報が入る。
電話が鳴った。
すぐさまそれを手に取り、
応答する彼女。
「・・・もしもし。」
『・・・久しぶり。』
探していた男からの電話であった。
◆
「ああ。そうそう。俺だ。・・・なに?
『私にはそんな俺とかいう名前の知り合いはいないね。』だと?
・・・・・もしかして、拗ねているのか?・・・あっ、いや、
なんでもないぞ。うん。」
「・・・・・・。」
「え?今どこにいるかって?・・・あ。ああー。
ちょっとな・・・。行き倒れていたところを親切な
人たちに介抱してもらった。」
「・・・・。」
「・・・・・・。」
電話で誰かと話す男の姿を見つめる22の眼。
皆、それぞれがむーと頬を膨らませたり、
ジト目でその姿を見守っている。
坂本美緒は、先日完成させた自身の愛刀を
さやから抜いてはぱちん、とまた戻すのを
繰り返し、そのイライラを抑える。
・・・目の前にいる男を切ったら、
さぞかし刀に脂がのって、切れ味も
増すことだろう。
「・・・ん?ああ、大丈夫だ。
大丈夫。・・・・おお。」
「・・・・ばか。」
「・・・・ふんだ。浮気者。」
サーニャとシャーリーはつん、と
彼からそっぽを向く。
小声で罵倒しながらも
ベッドで横になりながら痛々しい姿で
電話している彼の傍にそっと寄り添っているのは
心配しているからだろうか。
「おおー。・・・いや、へいき、平気。
・・・そろそろ切るわ。・・・え?
場所をまだ教えてもらっていないって?」
ちらり、と男が周りにいるウィッチ達に
目線を送る。
教えてもいい?と。
そして、彼女たちは皆、一様ににっこりと笑うと
------それぞれの武器を取り出す。
ぶるりと震えた男は首をぶんぶんと横に振りながら
電話相手に伝える。
「------どこかの空だ。じゃあなっ!」
がちゃん、と最後は半ばやけくそで
電話を切った男はふうーと息を吐く。
何日も閉塞空間に閉じ込められ、
外に出られたと思ったら、重症と負っていたので
またベッドの上にUターン。
神様。俺はそんなに悪いことはしていないはずだが。
悪びれずに男がうんうんうなっていると、
隣で扶桑刀を構えていた坂本美緒が
ふっと笑顔を見せる。
「-----まずは、おかえり、と言っておこうか。
・・・・この、大馬鹿がっ!!」
どごむ、と右ストレートを
男の顎に食らわせる。
うわぁ・・・とルッキーニとエイラが
声をあげてうめく。
「今の今までどこに居たんだ!?
それになぜあんな重傷を負っていた?!」
「・・・・・・・。」
男は答えない。
こうなったこの男は意地でも話さないことを
彼女たちは長年の付き合いから知っていた。
そんな変わらない男の姿を見て、
肩を下ろした坂本が続ける。
「・・・全く。・・・きさ・・ま・・・と
いう・・奴は・・・。」
何かをこらえるような声を出す美緒。
その目尻には若干の涙が浮かんでおり、
どれだけ彼女、そして彼女たちが
男のことを気遣っていたのかが伺える。
「・・・・・ただいま。・・・すまん。」
『!!!』
男がそういうと、501の面々が一斉に飛びつく。
かくして、501は再結成されることとなる。
----世界中に散らばった爆弾を解除することなく。
◆
言えるわけがない。
「大方。504を助けるために
ネウロイ相手に戦い続けていたのだろ?」
「・・・・・・。」
美緒の質問に閉口する。
言えるわけがない。
「全く。貴様はいつまでたっても変わらんな。」
ヴァルトルートにあきれ顔でそういわれる。
言えるわけがない。
「・・・・・ところで。」
ミーナが俺の首元に手をやり、
スッと目を細める。
「この首を絞められたような跡・・・。どうしたのかしら?」
おう、速く話せよ。
そう彼女たちの目は物語っている。
言えるわけがない。
-----媚薬を盛られたりしたとはいえ、
502の面々とにゃんにゃんからです、などと。
「・・・ボバ、さん・・・。」
きゅうっとベッドで横になる俺の
包帯でぐるぐる巻きにされている
手を両手で包み込んでくる芳佳。
「・・・・会いたかったです・・・!」
「・・・っ!」
彼女の笑顔を見た瞬間、502のひかりの
顔が脳裏に浮かんできた。
-----傷だらけの体で黙る男に対して乙女たちが
持った想いは皆一つであった。
『ずっとずっと守ら(ねば)(りますわ)なくちゃ・・・!』
ネウロイどころか、502から逃げるときに
めった刺しにされたことを勘違いする
乙女たちは、今度は私たちが彼を守る。
そう意気込み、決意を体にみなぎらせるのであった。
(・・・・?この匂い・・・?)
一部のウィッチ達が男からわずかに香るその
匂いに気が付いても、男のけがを心配して
追及しなかったのは果たしていいことだったのか。
それは誰にも分らない。
サーニャ「・・・・・。」
シャーリー「・・・・・。」
ルッキーニ「ひっさりぶりー!!元気にしてたー?!」
エイラ「・・・・ばか!!あほあほあほあほっ!!」
リーネ「・・・あうう。ううう・・・。」
ペリーヌ「・・・(か、顔が熱く・・・。)」
美緒「・・・・ふん(しっぽと耳をぱたぱた動かす。)」
エーリカ「・・・へへっ。」
バルクホルン「・・・遅いぞ。ばか・・・。」
ミーナ「・・・・(あの首の傷・・・。やった相手は
許さない・・・!)」
芳佳「・・・・・・・。(顔を真赤にして目をそらす。)」
ボバ「・・・・・。(居心地悪そうに後頭部を掻く。)」
502を脱出した。
やったぜ。
あ、もちろん刺されたり、撃たれたりしたゾ。
なんとしても504の応援に行きたかった
ボバは、ふらついて血まみれで倒れている
ところを501の面々に見つかり、回収されたゾ。
病んでいるのは502くらいだから平気!!
(修羅場がないとは言っていない。)
感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。
感想くれ。
れ。
KEY(ドM)