ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回は9話あたりの話だゾ。
タイトル通りやで(震え声)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
-----なぜこうなったのだろうか。
手傷を負い、痛む腹を抑えながらくらい道を歩く。
獲物と狩人。
今、俺は間違いなく狩られる獲物であった。
(・・・・はっ。はっ。はっ。)
近くの部屋に入り込み、中で膝をつく。
------なぜ、俺は追われているのだろうか。
いや、それだけならいつものことだ。
501や502の面々に追われるなど
日常茶飯事である。
だが、今回ばかりは本当にまずい。
(・・・・厄介なっ・・・!)
ぎり、と歯ぎしりしながら右手で腹を
抑えているとぱきり、と音がなる。
思わず構えて警戒する。
-----次の瞬間
大量の虫ががさがさと、入ってきたところとは
反対の出口から湧いた。
ほっと溜息をつき
----そして気づく。
(!?なんで、虫がっ・・・。)
くらくら、と意識が朦朧となり
仰向けに倒れ込む。
見上げるとそこには、顔を赤くし
めをとろんとさせつつ俺の体を
恍惚とした表情でまさぐる彼女たちの
姿があった。
「さいしょは、私だからねっ!」
「ちょーだい♡体熱いのぉ・・♡」
「子供、子供子供・・・♡」
---すべては、海に行こうと美緒とミーナが
言い出したことから始まった。
◆
501統合戦闘航空団基地の司令室にて。
「・・・・慰安?」
「その通りだ!」
はっはっは、といつも通りに豪快に笑う美緒。
少し違っていたのは、ソファーに座っている
俺を取り囲むようにくっついてる面々を
冷たいまなざしで見つめていることか。
女同士の戦いに身を震わせていると
リーネがおずおずと手をあげて聴く。
「・・・あ、あの。・・・彼はどうなるんですか?」
その言葉に一斉に彼女たちがミーナの
方を向く。
この中で一番の長である彼女の命令を
待っているかのごとく、視線が集中した。
「・・・そうね。少なくとも、水着姿では
まずいわね。」
ウィッチとして通している以上、
外でこの装備を脱げばいくらなんでも
体つきで男だとばれるだろう。
かといって、あの装甲姿でビーチに
俺だけいるのも同じく不自然だ。
他のウィッチ達みたいに一緒に
ビーチに居なければ不自然すぎて
周りに異常に思われる。
「・・・・あ、そうだわ。」
ぽん、と彼女が手の平を叩いて
にこりと微笑む。
その笑顔は天使のようにも見えたが
-----悪魔のそれであったことを知るのは
それからすぐのことであった。
◆
『あはははっ!!ペリーヌったらおもしろーい!!』
『ほらほら!眼鏡を返してほしければおいついてごらーん!』
『こ、こらーーーっ!!それはしゃれになって・・・きゃん!』
『ぺ、ペリーヌさん?!い、今なおします!!』
『・・・砂浜に顔面ダイブかぁ・・・。・・・自分の想い人が
いる前で絶対にそんな真似はしたくないよね、トゥルーデ。』
『同感だ。』
姦しく楽しそうに遊び、はしゃぐ彼女たち。
そんな中、俺はというと。。。
「・・・・・・。」
包帯でぐるぐる巻きにされて、
車いすで押されていた。
なぜ、こんな格好をしているのか。
それはミーナの提案によるものであった。
---『・・・重症者のふりをして、包帯ぐるぐる巻きで
車いすに乗る?』
---『そう♡』
にっこりと微笑むミーナ。
しかし、それがとんでもない策であることに
すぐに俺は気が付き、あ、と声を漏らす。
『体を覆い隠すために包帯をするのはそれでオッケー。。・・・そして、
それによって、海で泳がない理由ができつつ。』
『俺は誰にも怪しまれることなく皆と一緒に海に行けるのか。』
ぱああっ、と表情を明るくする彼女たち。
生真面目なバルクホルンと美緒さえそわそわと
嬉しそうに体を小刻みに動かしている。
『普通なら、そんな傷を負った相手を連れまわすなんて・・。
と言われることでしょうけど、もう一つ傷があることに
すればいい。』
『・・・PTSD?』
ルッキーニがそういう。
『そう!トラウマを持っている、だから、仕方なく・・・。
・・・そしてほかの兵士たちはこうも考える。』
----上官の過去に詮索するのは、まずいのではないかってね。
『あー。そっかー。・・ということは、これで横やりを
入れられる可能性は完全に消えるわけだー。だよね?
シャーリー?』
『ははは。いいね。アタシ、他の男が訝しむの。・・・
いい加減うっとおしくて仕方なかったんだよな・・・。』
『ウィッチなら少なくとも軍曹以上の階級を持っている。』
『この基地にいる他の整備兵たちの中にそれ以上の階級を
もったものなどいない。』
『あ、じゃあこれからずっとそれを大義名分にして
色々なことができるわけですね!!やったね芳佳ちゃんっ!!』
『うん。』
ぞっとした。
例え見た目は押さなくて、愛らしい少女たちも
その中身は狡猾なのであることを実感し、
思わず握っていた右手に汗が浮かぶ。
(・・・ウィッチって。・・・・いや、女って。)
ちょーこわい。
現代から俺の女に対する価値観は
あまり変わっていないようであった。
◆
で、今の俺は足が動かせないくらい
重症を負いつつも、心にある傷をいやすため
車いすで皆と海に来たという設定である。
が、当然そんな状態では泳ぐこともできないし、
・・・かぶっている身にまとっている黒の
ローブも脱ぐことはできなかった。
(・・・・退屈だ。)
彼女たちが楽しそうに遊んでいるのを見るのは
かなり嬉しいが、それもずっと見ているとなると
さすがに飽きる。
ふああ、とあくびをもらしながら寝ようか
迷っていると後ろから誰かに車いすを引かれる。
振り返るとそこにはエイラとサーニャがいた。
2人はどうやら皆と一緒に
遊んでいなかったようだ。
美緒とミーナはあたりを注意しつつ
皆の安全を見守っている。
「・・・2人は泳がなくっていいのか?」
俺がそういうとサーニャがにこりと笑い、
顔を赤らめ、なぜか慈愛に満ちた表情を
浮かべるエイラの二人が車いすの取っ手をぎゅっと掴み。
----前に思いっきり押す。
バランスを崩して倒れる俺。
しばらくの間呆然としながらも
立ち上がるために上半身を起こすと
サーニャが俺の耳もとでささやく。
『・・・だめ。下半身を動かしたら
ばれちゃう。』
その言葉に思い出す。
自分が今置かれている状況を。
(---嵌められた。)
今の俺はジェットパックで空を飛ぶこともできない。
全ての装備はあらかじめ回収されている。
足を動かすことも出来ない。
----港から俺たちを見守っている
警備兵の存在がある限り。
ついでエイラがへへへ、と笑う。
2人で組んでいるのか。
そう思っていた俺はさらなる衝撃を受ける。
「・・・・なあ。サーニャ。私が
そいつの面倒を見るから、サーニャは
遊んでても大丈夫だゾ。」
あのサーニャ好きのエイラが
サーニャに向かって言った。
それは、つまり。
「・・・・エイラ。大丈夫。
私一人いれば。・・・だからエイラこそ
皆のところに行ってもいいよ?」
こてん、と首をかわいらしく傾げ
微笑むサーニャ。
エイラの顔が無表情となる。
火花を散らしている間に
俺は這いずって、2人から気づかれないように
少しずつ、少しずつ離れる。
2人がにらみ合っている今がチャンス。
ここから帰るまであの岩場にでも・・・。
その目論見もあっさりつぶされる。
「・・・・あらあら。大丈夫?」
「ほら、手をかしてやるぞ。」
ぐいっとミーナと美緒に肩を貸されて
シートがしかれている場所まで連れていかれる。
一件、俺を案じて寝かせているようにも
見えるだろう。
しかし、俺にはわかる。
----2人の目が捕食者のものであると。
ごく自然にミーナが膝枕をして俺の頭を乗せ、
美緒が頭を撫でてくる。
「だめよー?気を付けなくっちゃ。」
「頭はいたくないか?大丈夫か?」
俺を案じる二人の声。
だが、わかる。
この二人は、俺の動きを拘束するために
車いすから投げ出された俺をごく自然な形で
シートに座らせ、・・・・捕縛した。
だが、俺も自分が車いすでなければ歩けないという
設定を活かして二人に言う。
「・・・いやいや。車いすに乗るよ。・・・・2人に
迷惑をかけられない。」
そういって車いすがある方を向くと。
いまだににらみ合いを続けているエイラと
サーニャと。
------真ん丸に丸められた
車いすがあった。
(・・・・あ、あれ?)
目をごしごしと手で拭く。
もう一度見るも、そこには
同じく鉄くずしか見えない。
そして、後ろからさらに
声が聴こえてくる。
「・・・・ああ、すまんすまん。
力加減を間違えてお前の車いすを
壊してしまった。・・・・本当にすまん(棒)」
「まったく、トゥルーデったらさー(棒)」
怪力を展開して車いすのパーツを
引きちぎっているバルクホルンと、
熱っぽい視線を俺に向けているエーリカと
目線が会う。
そして、海辺で遊びながらも
俺を逃がさないとばかりに
ずっと注意を向けている他の
面々。
その眼には怪しい光が皆、
灯っている。
(・・・食われる。)
転生を繰り返して機器察知能力が
発達した俺の勘がそう告げていた。
女の搦め手講座 その1
女はありとあらゆる機会を使って
水面下で主導権を握ってくるゾ。
気が付いたら手遅れだゾ。
(学校での嘘泣きとか)
ボバ?
・・・・・もう一回転生するだけだからへーきへーき。
感想のツッコミが今日もいい味していて
幸せだゾ(恍惚)
嘘食いって漫画が面白くって影響されちゃった(本音)
1巻から最後までずっと面白いって
すごすぎんよー(畏怖)
読者の反応を見るために女の暗闘を
書かなくっちゃ(使命感)
こういう大義名分と既成事実を作ろうと
女が男を手玉に取ろうとする話
ほんとすこ。
皆も、人生の墓場に入って、どうぞ(勧誘)
感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。
感想くれ。
れ。
KEY(ドM)