ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回は二期の最終決戦だゾ。
あと何話かで本編が終わって、
それから現代記憶喪失編の続きだゾ。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
ロマーニャからネウロイを完全殲滅するため
巣の攻略作戦が発動した。
そうミーナから聴かされた501の面々は
動揺を露にする。
さらに、今回の作戦では大和を主力とした
艦隊がネウロイの巣攻略を主に担当する。
それが意味することはウィッチ以外で
ネウロイと戦うということである。
ネウロイと戦う時の主力はウィッチ。
それは、1936年にストライカー・ユニットが
開発される前からの当たり前とされたことであった。
失敗した場合、人類はロマーニャから撤退し、501は解散である。
それぞれがミーナに対して意見を言うなか
俺は静かに彼女たち、いや、先ほどから元気が
なさそうな美緒に視線を向けていた。
悩んでいる。
曇り切った表情はわかりやすかった。
◆
「美緒。」
港に呼び出した彼女がやってきたので
声を掛ける。
彼女の愛刀を持ってくるように言ったが、
律儀にも、ちゃんと持ってきてくれたようである。
いつもなら、2人っきりになると喜ぶ彼女も
落ちこんでままである。
最終作戦が近いというのにこの状態では
戦いもままならない。
だからこそ、彼女に言う。
「・・・・美緒。何があった?」
俺の言葉に、ぴくん、と体を動かす彼女。
しかし、彼女は黙ったままである。
すっと海の方を指さし、言う。
「・・・・海でよくやっているいつもの烈風斬。
最近はやらないのか?」
「!!・・・・。・・・・。」
ほんのわずかだけ声が漏れるも
すぐに動揺を押し殺し、いつもと
変わらぬ毅然とした態度で言ってくる。
「・・・たまたまだ。作戦前に無駄な魔力を
使いたくないからな。」
「・・・・。」
俺は確信した。
「・・・・ウィッチの"あがり"は、20歳ごろからだ。」
「・・・・・。」
そして、事実を突きつける。
「美緒、お前はそろそろ、"あがり"の年齢だよな?」
次の瞬間、ひゅばっと空気を割く音が聞こえたかと思うと
彼女が俺の首元に扶桑刀を突き付けているに気が付く。
いつもの慈愛に満ちた目ではなく、突き刺すような
凍る目つき。
息を荒く吐きながら彼女が手を震わせて言う。
「・・・・私、・・・は・・・・。」
「美緒。」
そんな彼女をそっと抱きしめた。
◆
「・・・・最後かぁ。」
自分が漏らしたつぶやき周りの
ウィッチ達が反応して、少し
委縮する芳佳。
基地全体がいつもよりピリピリとしており、
ウィッチ達も多少、気が立っているのは
間違いなかった。
そんな中、食堂でテーブルに突っ伏している
エーリカがつぶやく。
「・・・彼は、どうなるんだろう。」
501の全員が気になっていたこと。
それを改めて突き付けられ、各々は
彼の元まで飛んで行きたい衝動に駆られる。
バルクホルンは両腕を組みながら目をつむって
何かを考えている。
ペリーヌはガリアの恋愛小説を読みながら
静かに時間を過ごしていた。
ルッキーニは彼からもらった髪飾りを
手でいじりつつ、彼との未来を考える。
シャーリーは左指にあるべきものが
ないことに苛立ちながらも、来る別れを
惜しんでいた。
リーネは彼から教わったことを頭の中で
反芻し、勇気を奮い立たせようとしていた。
エイラは、自分の姉に速く紹介したいと
気が速まっていた。
サーニャは、首元につけているプレゼントを
見つめ、物思いにふけっていた。
ミーナは作戦の資料を読み返し、
皆が傷つかないよう全力を尽くそうとしていた。
そして、落ち込んでいた美緒は憑き物が
落ちたようなすっきりした表情で自分の
眼帯を右手で触っていた。
そんな中、芳佳は彼がこの場にいないことに
気が付く。
(・・・・あなたは今、どんなことを考えているの?)
想い人が、願わくば私たちと同じ気持ちでありますように。
芳佳はここにいる皆と、彼が無事に生き残れるよう
神様に祈った。
◆
作戦当日。
大和率いる扶桑皇国の艦隊がロマーニャの
ネウロイの巣へと進行する。
それを護衛するのは501のウィッチ達。
ガリアの巣を破壊した実績を買われ、
護衛を命ぜられ、ネウロイを相手にしてたが
いかんせん、その物量差に苦戦する。
「くっそー!!数がおおい・・・おい、ルッキーニ!!
あともう少しだ!!頑張れっ!!」
「ふへ・・・。しんどー。」
フラフラと空を蛇行するルッキーニを鼓舞する
シャーリー。
危なげなくネウロイの攻撃を彼女たちは
躱し続けていた。
「ほらほらほらぁっ!!」
「ハルトマン!!右だっ!!」
「あいよーっ!!」
お互いに背中を守りながら
周りのネウロイを殲滅するバルクホルンと
エーリカ。
スーパーエース2人の活躍によって
戦線は徐々に切り開かれつつあった。
そして、そんな中、芳佳はリーネを
カバーしていた。
「12!!・・・13!!」
「やああっ!!」
得意の狙撃で次々にネウロイを落としてく
リーネ。
彼女に近寄ってきたネウロイを掃射し、
殲滅していく芳佳。
各々がなんとか戦い続けている中、
ミーナは美緒と共に大和周辺に
集まってくるネウロイを相手にしていた。
「美緒!!3時の方向よ!!」
「はあっ!!」
ミーナが美緒の動きを支え、
彼女が扶桑刀でネウロイを一刀していく。
しかし・・・。
「・・・ぐ。」
「美緒!?」
握力に限界が来たのか、
-----魔力の減退のせいなのか
刀がネウロイの装甲にはじかれ
大和に落してしまう。
呆然と自分の手を見つめる美緒。
その彼女に近づくネウロイを
機銃で撃破しつつ、ミーナは
美緒に近づき、その両肩を
手で掴んで揺さぶる。
「どうしたの!?」
「・・・・もう、魔力が・・・。」
搾り切ったような彼女の声に
ミーナは右手で口を抑える。
----そして、大和がネウロイの巣に向かって
空に飛んでいく。
「おお!!サーニャ!!見ろヨアレ!!」
「もう見ているわ・・・。」
船の上に着艦し、その様子を眺める
501の面々。
巣へと大和が入ろうとしていたその時
異常事態が発生する。
「・・・・あれ?」
「・・・大和が・・・。」
作戦の通りなら、巣のシールドに向けて
主砲を撃つはずであった。
しかし、明らかに大和は攻撃しようとしてない。
そうこうしているうちに、ネウロイが大和に
たいして爆撃していく。
彼女たちの隣に同じく着艦する一人の男。
「・・・・なんだあれ。どうなっているんだ?」
懐に入れていた双眼鏡を取り出し、
大和が攻撃されているのを観察する。
そして、美緒とミーナの会話が
聴こえてくる。
『---美緒っ!?』
『---私が大和に乗り込み、魔法力で魔導ダイナモをーー!!』
「坂本さんっ!?」
芳佳が叫ぶ。
◆
「・・・・そうか。作戦は・・・・。」
アドルフィーネ・ガランドは
自分の部屋に入ってきた部下からの
報告にそう返す。
「・・・ご苦労。下がっていいよ。」
「はっ!」
敬礼をし、部屋から出て行く部下から
目を離し、窓の外に目をやる。
その眼は、憂いを帯びていた。
「・・・あーあ。また、逃げられちゃったか。」
言葉とは裏腹にどこか嬉しそうなその声は、
彼女がまだあきらめていないことを意味していた。
考えごとをしていた矢先に、電話が突如なり始める。
その電話を右手で取り、耳に
受話器を押し当て応答する。
「---ああ、私だ。ガランドだ。」
---ロマーニャにあるネウロイの巣は
破壊された。
ただし、2人の魔女の魔力喪失と、
とある男の行方不明という結果を
伴って。
「----うん。私もそろそろ我慢の限界だ。
・・・例え空が二度と飛べなくなってもいい。」
それは、"彼女たち"にとって本当の意味で
腹をくくらせるには十分な理由となってしまった。
大体、二期のラストと変わりないゾ。
・・・・行方不明になった男・・・。
一体、何フェットなんだ・・・・。
感想で、劇場版後の展開に期待する
読者多すぎぃ!!
いつも通り、ヤンヤンされるだけだって()
・・・ところで、女が男を刺す事案って
現実の世界でも多いよね(震え声)
二期のラストと劇場版全部書くとダレて、
蛇足になりそうだったんだゾ(本音)
2018/1/5に時系列を更新。
よかったら見るといいゾ。
感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。
感想くれ。
れ。
KEY(ドM)