ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回は、ボバ君で遊んでみる回だゾ。
読者の感想をもとに遊ぶだけだから
作者は悪くないゾ(強調)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
現代生活編<~ボバ君で遊んでみよう!(ワクワク〇さん風)> ~彼だけが記憶がない現代でその1~
ボバ君で、遊んでみよう!(天の声)
「おい、カメラ止めろ。」
ナレーションに突っこむ、六畳の
和室の部屋で腕を組みながら敷かれている
布団の上に座って天を見上げる男。
ボバ・フェット(偽)は気が付いたら
こんな場所に拉致されていた。
『今回はねー。ボバ君で遊んでみようという
企画なんだよー。(優しげな声)』
イラッとした彼は天井に向かって
ブラスターをぶっ放そうと腰に手を
やると、自分の装備がないことに気が付く。
それどころか、なぜか学生服を
着ており、10代の頃に若返っていた。
「・・・俺の装備はどこだ?」
『メルカ〇に出したら、ウィッチ達が
高値で買ってくれたよ!』
「ファック!!」
ごん、と床を右手でたたく彼。
叫んで少し落ち着いたのか、
冷静になった頭で彼は
これからどうするのかを考えていた。
そんな彼に無情なアナウンスが告げられる。
『それじゃあ、ゲームを始めようか。
・・・・”設定”!!』
天からの声に身構える彼。
来るなら来いと言わんばかりに戦闘態勢を
取っていたが、次の言葉で態度を180度
変えることになる。
『”全員顔見知りのウィッチ達がいる
高校に通う世界線!!でも、彼だけは
現代にいたときの性格と記憶のまま!!”』
がしゃん、と窓を突き破って外に出る彼。
通行人がびくっ、と体を跳ねて、彼に
奇異の視線を向けるがそれも気にせずに
いつの間にか着せられている学生服の
ままどこかへ全力疾走する。
(なんだこれは!?どうすればいいのだ!!)
とりあえず、学校に行かなければいい。
天から聴こえてきた声はゲームと言っていた。
ならば、時間制限はあるはずと彼は考えていた。
肉体も若返っているからか、いくら走っても
彼はあまり疲れを感じず、足を動かし続ける。
(くそっ・・・・!!俺が一体何をしたというんだ!?)
とりあえず、近くに公園があったのでそこのベンチに座って
一旦休むことに彼はした。
そして、それが最悪の一手となる。
「・・・はあっ。はあっ。・・あれ?
俺は一体何を・・・?」
『いい子の皆にだけ教えてあげるね!
・・・彼から、ボバとして生きていた時の
記憶を消しました!・・・え?ウィッチ達の
ほうはどうかって?・・・あ、ちょうど
いいところに彼女たちが来たよ!』
ベンチでぼーっと座る彼に近寄る人影。
「あ!こんなところにいたんですかー!」
ぱたぱた、と愛らしい顔をした中学生くらいの
少女が彼に駆け寄る。
髪の横部分が少し跳ねており、
短めの髪型である。
後には、彼女の知り合いである
ペリーヌさんとリーネさんが立っていた。
「・・・・宮藤、さん?」
「はい!今日から入学式なんですから
しっかりしてくださいよー。・・・ほら、行きましょう!」
「おはようございますわ。」
「おはようございます。・・・あの、お弁当作って
来たんですけど、よかったら・・・。」
「・・・い、いや、大丈夫・・です。
彼は彼女たち3人に背中を押されて
連れていかれる。
『彼にとっては単なる顔見知り!
・・・ウィッチ達はあの世界での
戦いの記憶があるんだよね!
いやぁ、どうなるのか楽しみ楽しみ!』
◆
「で、あるからして・・・。」
俺は今、退屈な授業を受けていた。
思わず、机に突っ伏して寝ようとしたが
隣の宮藤さんに耳もとで寝ちゃだめ、とささやかれ
仕方なく起きることに。
だが、暇である。
ケータイを取り出して大好きなスター・ウォーズの
映画を見ようとすると、今度は反対側にいた
宮藤さんが顔をにゅっと出して一緒に覗き込んでくる。
小声で注意する。
『・・・あ、あの、近いんですけど・・。』
『えー。いいじゃないですかー。
私も暇ですし、こっそり一緒に
見ましょうよー。』
『・・・ばれないようにするなら・・・。』
『はーい。・・・やっぱりあなたは
変わりませんね・・・。』
『?な、何か?』
『なんでも。・・・あ、イヤホン片方
もらいます。』
騒がれて教師にバレるのもいやだったので
教科書で隠しつつ、スター・ウォーズを
一緒に見る。
しかし、周囲から微妙に視線を感じる。
周りの男子達、特にスクールカースト
で上位の奴らに目をつけられ、
身を縮こませ、宮藤さんからそっと
距離を取る。
すると、ずい、と体をこちらに寄せてきて
距離を近づけてくる彼女。
ますます周りの男子達からの嫉妬の
視線が強くなる。
(・・・ああ、神様。俺はただ、スター・ウォーズを
見れればそれでいいのに・・・。なんでこんな美少女が
俺にぐいぐい来るんだ・・・。)
結局、上機嫌の宮藤さんと一緒に映画を見続ける羽目となった。
次の時間はペリーヌさんが、その次はいつの間に席を変えたのか
リーネさんが俺の隣に近寄って一緒に見ていた。
◆
「・・・・・。」
「おい。」
机に突っ伏して死んでいる俺に
声を掛けてくる誰か。
顔をあげると、怒りに顔を歪めた
クラスカースト上位の男子達が
俺を取り囲んでいた。
「あんまり彼女たちに近寄んなよな。
・・・その顔じゃ釣り合わねーよ。」
「そそ。・・・これ、お願いじゃなくって
命令だから。」
「・・・・。」
その言葉に押し黙る。
内心ビビって声が出ないだけだが
余裕をぶっこいていると勘違いした
1人が俺の机を軽く蹴る。
「黙ってんじゃねーよ。なんとかい」
その次の瞬間、男の近くを
椅子がかすめ、教室の外まで
出て行った。
校庭の真ん中にまで飛んでいった椅子。
飛んできた方向を見ると、そこには
無表情で俺を、正確には俺の周りを見ていた
バルクホルンさんが腕組みをして仁王立ちしていた。
隣にはエーリカさんとミーナさんたちもいた。
「・・・っち。」
そそくさと散っていく男子達。
他の見て見ぬふりをしていた男子達も
瞳孔が開いているルッキーニさんや、
笑顔で怒っているミーナさんの姿を見て
あわてて目をそらしていく。
「・・・大丈夫?」
サーニャさんに手をそっと両手で包まれる。
間近にきれいな彼女の顔があって、
心臓がばくばくなりながらも必死に
お礼を言おうと口を開く。
「・・・りがと。」
「・・・いいの。気にしないで・・・ね?」
にこり、と微笑む彼女に、俺に優しくしてくれるとは
いい子だなぁ、と感動していると腕をエイラさんに
引きはがされる。
「コラ!!駄目ダっ!!サーニャに手を出すなよナ!!」
「・・・あ、いや、そんなつもりは・・・。」
彼女はどうも苦手だ。
俺からサーニャさんに話しかけたことなどないのに
いっつもこんな感じで怒られる。
両親に酒瓶でめった打ちにされたときのことを
思い出しながら、席をすっと立ってドアの
方に歩いていく。
「・・・おい!!どこに行くんダ!?」
「・・・・ト、トイレだけど・・・。」
それだけいってそそさくさと
廊下に出た。
◆
「それにしても、彼ってあんな引っ込み事案
だったんだねー。」
彼のおどおどとした顔を可愛いと思いつつ、
顔を緩めたエーリカが愛おしそうにそういう。
たいして、バルクホルンは若干不機嫌そうだった。
「・・・・ふん。いつものあいつならあんな
言われっぱなしでいないだろう。」
組んでいる腕をぎゅうううっと握り締め、
悔しそうな表情を浮かべている。
「・・・・まあ、なんだかんだ言って女子に
優しい性格は変わっていないようだがな!」
はっはっはと豪快に笑う美緒。
彼女たちウィッチも彼同様に転生を繰り返していた。
そして、何の因果か戦争のない平和な現代に
ウィッチ達は生まれ、彼もまた同じこの世界に
やってきていた。
・・・違うとすれば、彼は何も覚えておらず、
気弱で引っ込み事案のままであるが、
ウィッチ達はすべて憶えていた。
そして、顔は変わっていないのですぐに
彼に気が付き、取り囲むことにした。
「・・・ねえねえ。なんで坂本さんたちって
あいつのこと・・・。」
「しっ!・・・聞こえるよ。」
「同じクラスの斎藤くんとかのほうが
運動も勉強もできてかっこいいのにねー。」
「まあ、ライバルが減るからいいけど。」
ひそひそと陰口を叩く女子達に
ルッキーニがうーとうなる。
そんな彼女を落ち着かせるように
シャーリーが頭にぽん、と手を置く。
「・・・・彼の事、何にも知らないくせに・・・。」
「逆に考えろ。・・・・男を見る目がない
バカばっかりでよかったってな?」
「あ、そう考えるとそうだね。・・・くすくす。
これくらいのおこちゃまじゃ顔で男を選ぶのが
限界だもんね。」
転生を繰り返して人を見る目が各段に養われていた
ルッキーニはシャーリーの言葉に思わず笑った。
「・・・でも、意中の殿方が嗤われているというのは
いい気はしませんわね。」
「・・・私も、です。・・・彼、何だか
辛そう・・・。」
ぺリーヌは自慢のブロンドを後ろにふわさぁ、と
かきあげ、リーネは胸に両手を当て、
心配そうな表情を浮かべる。
「・・・自分に自信が持てないんですね。
・・・・あの強い人にもあんな時代があった
んですね・・・。」
一番ある意味付き合いが濃い芳佳が
顔に陰を落として思わず言う。
「でも、これはチャンスよ。・・・・他のウィッチ達に
気づかれる前に一気に勝負をつけましょう。」
ミーナが決意を込めた瞳を元501の面々に向ける。
皆が皆、彼と戦場で共に戦ってきた戦友であり、
良き伴侶として過ごした記憶を持つ者たちであった。
「だが、それと同時に奴には自信を持ってもらおうと思う。」
「・・・どうやって?」
美緒の言葉にエーリカが質問を投げかける。
彼女はふふん、と胸を張って言った。
「女子に免疫がないのなら、私たち全員で
責めればいい!!・・・そして、女子慣れ
しだしたら・・・。・・・しだしたら・・・・。」
「・・・・他の女子達に好かれてしまうわね。」
ミーナの冷静な指摘に無表情になる美緒。
「・・・・前言撤回。・・・・あいつを守りつつ、
囲い込むぞ。」
「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」
かくして、少し違った世界での生活が始まった。
「憶えていなんですか!?私ですよ!!ひかりです!!」
「いや・・・あの・・・。」
「ボバぁ!!!・・・会いたかったよぉ・・・うええん・・・。」
「伯爵、道端で泣くな。・・・ふむ。やはりまた会えたな。・・ふ、ふふふ・・・。・・・・先生。ボバの学校は?」
「割り出せたわ。・・・また、あえて嬉しいわ・・・。あなた・・。」
(・・・なんだろう。この美人さんたち。)
その日、学校からの帰宅中、
502の面々と出くわした彼は困惑する。
ぐいぐい来られると思わず身を引いてしまうのは
世界線が変わっても変わらなかったようであった。
気が向いたらまた書くゾ。
さて、次は本編だゾ。
たぶん(ホモは気が多い)
感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。
感想くれ。
れ。
KEY(ドM)