ボバ・フェット(偽)はウィッチと共に空を飛ぶ - Another Story 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
文化祭・・・・一人ぼっち・・・。
ウッ。アタマガ・・・・。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
ついにやってきた。
やってきたしまった。
学校の行事の一つにして、
俺にとって最も縁がない
恒例のお祭り。
即ち、学園祭。
俺が通っている学校では
毎年、生徒たちが力を入れ、
学校側もサポートを手厚くしているので
ものすごい規模かつ、質の祭典になっている。
もし、こんな学園祭で
女子と綿あめを一緒に
食べながら回れたら、
一体どんなに楽しいだろうか。
我がクラスにおける出し物、
コスプレ喫茶は盛況を極めていた。
ひっきりなしに入ってくる
お客。
飛び交うオーダー。
コスプレに身を包んだ
女子達はせっせとせわしく
走り回り、男たちは
厨房で料理を用意する。
俺ももちろん、その一人である。
「オーダー!!4番テーブルに
チャーハン!!」
「オムライスおねがーい!!」
「食器下げとけよっ!!後が
つっかえちまうだろうっ!!」
「材料足らねーぞ!?」
怒号が教室に響き渡る。
それにしても、今年は
やけに人が多い気がする。
厨房からそっと顔を
出してテーブルの方を
見ると、そこには色んな
学校の制服を着た、
美少女たちがいた。
「のう。あやつはどこじゃ?」
「クラスがわかればいいんだけど・・。」
「すいませーん!!お酒・・・」
「伯爵?」
「ごめんなさいごめんなさい
彼への接触禁止だけはやめて
ください」
「む。このチャーハンという米料理・・・上手いなっ!!」
「ハンナ、あんまり食べ過ぎないでね?」
何か、見覚えのある顔もいる気がするが。
「おいっ!!何やってんだ!!」
クラスメイトの1人に怒られ、
厨房に戻される。
「しっかし、なんかレベルの高い
女子がやけにいるよな。校内に。」
「ああ。ぶっちゃけうちの
女子よりかわいい子が多くね?」
「それな。」
客としてきた
女子達のことで盛り上がる
他の男子達。
その顔はだらしなく緩んで
鼻の下が伸びきっている。
----彼らの後ろでこめかみに
青筋を浮かべてクラスの
女子達が立っているのに気が付いた
俺は、人知れず十字架を切った。
『アッーーーーー!!!!』
野郎どもの野太い悲鳴が
奏でられた。
◆
いやらしい事件だったね・・・・という
悲劇も終幕し、交代の時間がやってきた。
周りがグループを組んで遊びに行く中、
当然のことく俺は1人に。
いつものことだ、と溜めいきを
吐き、教室の外にでる。
芳佳やルッキーニ達と一緒に
行くか最初は考えたが、
俺が彼女たちと行動していると
怪しまれる。
クラスで立場が低い俺と
共にいる、付き合っているんじゃないかと
噂されてば彼女たちに迷惑が
かかるであろうことは容易に
想像できた。
一緒にいるのがいやなわけじゃない。
彼女たちが嫌いなわけでも。
しかし、元カノを寝取られて
恋愛に対して根付いたトラウマと、
両親から受けた虐待のせいなのか。
自分から彼女たちにどうしても
近づこうと動けない。
(・・・・・何やってんだ、俺。)
芳佳も、ルッキーニも、シャーリーも。
ちゃんと好意を伝えてくれているっていうのに。
ふう、とまたため息をつきながら歩いていると、
何だか周りから視線を感じることに気が付く。
それも、一つや二つではなく、
大量の気配である。
その数の多さと向けられている
ねっとりとしたなめまわすような
感触にぞっと背中が冷える。
(ーーー!!何だ、これは・・・?!)
この感覚になぜか既視感があった。
手で自分の頭を押さえ、廊下の
壁にもたれる。
----そして、とある光景がフラッシュバックする。
『へえ・・・。3ケタですか・・・。
そうですかぁ・・・。』
『大丈夫です!!私、体力には自信
ありますから!!だ、だから子供も
いっぱい・・・!!』
『養育費、考えないとですね?』
『これ以上、増えないよな?ん?』
『兄さん・・・。私・・・・。私・・・・。』
体中から汗が滝のように吹き出し
始める。
鬼気迫る様相で、とある珍妙な
格好をした男を囲む、パンツ姿の
痴女たち。
いや、そういえば彼女たちは---。
「あの・・・・・。」
!?
突然声を掛けられ、
体を跳ねさせながら
後を向く。
そこには、見知らぬ
女子生徒たちがいた。
制服を見る限り、
他校の生徒だろうか。
「具合が悪そうですけど・・・・。
大丈夫ですか?」
あ・・・その・・・。
間近で顔を見られ、
心臓の鼓動が速くなる。
優しそうな顔つきの
長髪の美人だ。
若干、彼女から距離を
とるため後ずさりして
応える。
あ、だ、大丈夫・・・です。
「でも、体、ふらついてますよ?」
「保健室に連れて行って
あげるから、ね?」
・・・・う。
確かに、足取りがおぼつかず、
ふらついた体でこのまま歩くのは
危険である。
だが、しかし。
なぜだろうか。
彼女たちは善意で俺のことを
心配してくれているはずなのに。
----なぜ、こうも胸騒ぎが
するのだろうか。
いや、気のせいのはず。
そうだ、そうに決まっている。
そう心の中で結論を出し、
彼女たちに保健室に連れて
行ってもらうようお願いする。
あ、あの、それじゃあお願いします・・・。
「任せて。・・・・じゃあ、
手を私の肩に回すわね。」
「ゆっくり動かしますからね。
・・・・・ヤットミツケタ。センセイ・・・・。」
俺はつくづく何かにとりつかれているらしい。
---保健室でそう思わざるをえない
経験をすることになるのだった。
そろそろ読者たちが
愛が重いヒロインを
書くようになるだろう(確信)
感想、くれ。
れ。
KEY(ドM)