俺は震える足を引きずりながらなんとか教室に戻り、自分の席に着くことができた。
もうすでに便意は限界を迎えており少しでも力を抜くと漏れてしまいそうだった。
メアの方を見るとメアはニヤニヤしながらこちらを見ていた。
――――――
―――
「童貞奪ってあげる❤」
メアは耳元で囁いた後さらに続けて、
「我慢するためにお尻の穴に栓みたいなものを入れるらしいんだけど忘れちゃったんだ(笑)」
と笑いながら言った。
「まあ別に大丈夫だよね❤」
メアは道具を片付けながら俺の様子を見てクスクスと笑っている。
「足がプルプル震えててキモいよ(笑)」
片付けが終わり、
「教室に戻ろっか」
と俺の後ろに回り背中を押してきた。
トイレから出された時俺は思わず、
「こんな勝負受けられない・・・」
と言ってしまった。
すると、
「拒否権なんかあるわけないでしょ❤」
と耳元で囁いてきて、さらに
「ふーーっ❤」
と俺の耳に息を吹きかけてきた。その刺激でゾクゾクっと反応してしまい力が緩みそうになってしまった。
「それじゃあ頑張ってね❤」
――――――
―――
必死にこらえながら時計を確認する。
12時50分。あと10分で授業が始まるが、午後の授業は90分行われるので正直かなりきついと感じていた。
午後の授業は座学で動かなくていいので今の体勢を維持できればもしかしたら・・・という感じだ。
5分後・・・
種山が両脇に古手川とナナを抱いて教室に戻ってきた。
「おかえりー!」
ララが3人に向かって手を振っている。
「風紀委員って結構忙しいんだねー」
籾岡が笑いながら言った。
「種山くんは校内でもハレンチで有名なんだから風紀委員がしっかりしなきゃいけないのよ」
古手川が種山と腕を組みながら言い、
「私たちの仕事だからなー」
とナナが自慢げに胸を張っていた。
そういえば昔はよく女子とぶつかったりしてたから、俺がハレンチなんて言われてたなぁ・・
そんなことを思いながらその様子をこっそり見ていると、メアが種山に何やら耳打ちをしだした。
それを聞いた種山はメアの頭を撫でて褒めている。
何の話だ・・・?
――――――
―――
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムと同時にティアーユ先生と御門先生が入ってきた。
「それじゃあ授業を始めます」
ティアーユ先生が言った後、種山が席を立ち先生に近づき先生たちに何やら小声で話し始めた。
「・・・」
「・・・!」
「へー・・」
・・・ん?
御門先生がこっちを見て笑ったような気がした。
ティアーユ先生はにこりと笑い、
「今日の午後の授業は予定を変更して、体育にします。」
・・・そういうことか
ティアーユ先生の言葉でメアの命令が種山からのものだとようやく理解することができた。
女子たちからクスクスという笑い声が聞こえてくる。
「どうするんだろ(笑)」
「さすがに漏らすことはないよな」
――――――
―――
俺は更衣室に時間をかけてようやくたどり着くことができた。
クソ、クソ・・・
種山が来てから全てがおかしくなってしまった。
最初あいつは何の変哲もないただの転校生だった。
ニヤニヤしながら自己紹介をして、俺の周りの友達も不細工で不潔な感じがすると言っていた。
俺もその通りだと思ったし、余り近づきたくはないと思っていた。
しかし日が経つごとにあいつに話しかける人が多くなり、女子たちも一切嫌がることなく接するようになっていた。ララも春奈ちゃんも古手川も楽しそうに話していて、俺は自然にみんなと話す時間が減っていった。
そんなある日、ララ、モモ、ナナが俺たちの家に種山を居候させてあげたいと言い出した。ララたちが言うには種山は一人暮らしをしており一人で寂しい生活をしているという。ララたちは自分たちの部屋に住んでもらうから俺に迷惑はかからないと言って種山を家に招いた。
俺は美柑が知らない男、しかもこんな不細工なやつと一緒に住むなんて絶対に反対すると思っていたので、とりあえず美柑に合わせることにした。
しかし、美柑は種山と話すうちにあいつのことを何故か気に入り、新しいお兄ちゃんができたみたいで嬉しいと言って種山の居候に賛成したのだ。
俺の反対は聞いてもらえず種山は俺たちの家に住み着いてしまった。それから俺は家の中でも一人でいる時間が増え、それどころかみんなが俺に厳しく接するようになってしまった。
そう、あいつが現れてから全てがおかしくなってしまったのだ。
更衣室で体操服に着替えながら昔のことを思い出してしまっていた。
更衣室といっても種山は女子更衣室を使っているので今は俺一人だ。
・・・ん?
そうだ!
今ここで出してしまえばみんなの前で漏らすことはなくなるじゃないか!
みんなの前で漏らすよりはましだと思い更衣室にある紙を集めパンツを下ろそうとした時、
バタンッ!
更衣室のドアが開けられた。
ドアの方を見ると体操服に着替えたモモが立っていた。
「何しようとしてるんですか?負け犬さん❤」
モモは素早い動きで俺の肛門に何かを入れてきた。
「それは私が自由に動かすことのできる種ですよ。みんなの前で取って上げます❤」
「うぅ・・」
「それにしてもこんなところで漏らそうとするなってホントにバカ犬ですね(笑)」
モモは笑いながらパンツを上げてくる。
「さあ、さっさと体育館に行きましょうか。みんな待ってますよ❤」
当然命令に背くこともできず体操服に着替える。
モモの後に続いて体育館に入ると種山たちが話していた。
「やっと来たか(笑)ほら、アレをみろ」
種山が笑いながら指をさす。
そこには白鳥の頭の付いたおまるが置いてあった。