※この作品はR-18です。

脱衣麻雀と私   作:叶芽

4 / 9
四回戦

 

東一局 親 愛花 ドラ {二}(表示牌{一})

 

愛花  25000

部長  25000

副部長 25000

私   25000

 

座順

 

愛花→部長→副部長→私

 

北家 私 配牌

 

{二三八九⑥12457東発発}

 

 東風のビンタ…。微妙な配牌だけど、どう打とうかな。{発}を鳴いてく?やっぱり、私の一番得意なスピード麻雀?それとも、腰の下ろした門前麻雀?今回はひたすら稼がなきゃ駄目。逃げることは大事だけど、クビ(原点)は守っていかなきゃたとえ2着でもほぼプラマイゼロ…。こいつらには5億を奪わないまでも、少しでもダメージを与えに行かなきゃ、ここに来た意味がない。

 2巡目、さっそく対面の部長が{9}を両面チーした。役牌バックの速攻?。それとも染め?これまでの軽い印象は無く、少なくとも真剣にやっているようには思えた。

 3巡目、私は上家の副部長が捨てた{一}をチーし、打{7}。最終的に役牌バックドラ1で和了れればこの局は万々歳。そういうルートを通ることにした。

 

北家 私 手牌

 

{八九③⑥1245発発} チー {横一二三}

 

北家 私 河

 

{東⑨7}

 

 局は進み、七巡目には私の手もそれなりにまとまってきた。でも下家の愛花さんからリーチが入った。親リー…。ずいぶんと強気な感じがする。

 

東家 愛花 河

 

{1七北八④⑦}

{横北}

 

 捨て牌の内容も強気な気がする。吹っ切れたんだよ、とでも言いたいのだろうか。

 その次巡に私は{六}、さらに次巡には{九}をツモってきた。

 

北家 私 手牌

 

{四六⑥⑦⑧⑨45発発} チー {横一二三} ツモ {九} 

 

北家 私 河

 

{東⑨712③}

{九八}

 

 あのリーチに{六}、{九}が切れるだろうか。捨て牌からアタリ牌を読むなんてことは出来ないけど、嫌な予感だけはする。だけど『確認』は必要だ。一発は過ぎたし、様子を見てみようと思った。

 

「ご…ごめんなさい……ロンです……。5800……。ごめんなさい……でも和了らないと、他の人からもロン出来なくなっちゃうし……あの……すみません……」

「ああ……いいよいいよ」

 

東家 愛花 手牌

 

{三四五七八⑥⑦⑧34566} ロン {九}

 

リーチ 平和 裏1(裏ドラ{⑦}) 30符3飜 5800

 

愛花  30800(+5800)

部長  25000

副部長 25000

私   19200(-5800)

 

 だったらリーチするなよ…。理屈になってないよそれ。1500なら私から和了っても私にもまだダメージはないんだからさ。猫をかぶっていても、行動がそれについていってない。騙す気満々。裏切る気満々じゃないの。

 私は5800のマイナス。つまり、二枚脱ぐことになった。初めてのペナルティ…。これまで、ダメージが無かったこと自体おかしいものだったし、ある程度は覚悟していた。私が脱いだのは、靴と眼鏡。漫画のキャラじゃないけど、こっから本番、ってとこかしら。いたよね。眼鏡を外すと本気モードのキャラ。染め手の得意な…なんだっけ。

 

東一局 一本場 親 愛花 ドラ {六}(表示牌{五})

 

 11巡目。私の手牌はなかなかのものだった。

 

北家 私 手牌

 

{一二三四六六七③④3北北北}

 

北家 私 河

 

{一⑨白9⑦中}

{発8⑥発}

 

 七巡目の{発}切りがミスったかなーって程度で、手牌にはドラ二丁の役牌持ち({北}は風牌)。

 私は上家からの{⑤}をチーして打{3}。結構好形なイーシャンテンになったと思う。

 次巡、その上家からリーチが入ったけど、ここは攻めようと思った。通ってない{⑦}を掴んでもツモ切った。通る根拠は無いけど。その次巡ドラの{六}を持ってきて、現物の{一}を切ってテンパイ。{五}、{八}、{七}待ちの三面待ち。

 そしてさらに次巡、リーチした上家から{七}が出た。

 

北家 私 手牌

 

{二三四六六六七北北北} チー {横⑤③④} ロン {七}

 

役牌 ドラ3 40符4飜 8000(一本場で8300。リー棒込みで9300)

 

東一局 一本場終了時

 

愛花  30800

部長  25000

副部長 15700(-8300 -1000)

私   28500(+8300 +1000) (-5800)

 

 原点回帰の二着…。まずまずね。

 

東二局 親 部長 ドラ{八}(表示牌{七})

 

 この局は前局振り込んだ副部長が攻めている印象があった。

 

南家 副部長 手牌 

 

{■■■■} チー {横645} チー {横312} チー {横978}

 

南家 副部長 河

 

{六⑧④一一中}

 

 一通確定の染め手。役牌の手出しから、もしかしたら清一も含んでいるかもしれない。明らかに高い。私は現物オンリーで降りた。結局その局は流局。テンパイ者は部長と副部長のみで、私と愛花さんは1500点のノーテン罰符を支払った。これで私のマイナスは7300…。三枚目も行きそう。

 東二局一本場は、副部長がリーチをして、部長がそれに振り込んだ。リーチは局の中盤、振り込みは局の終盤に起きた出来事で、差し込みのようには見えなかった。点は40符1飜の1300(一本場で1600)で安手だった。

 続く東三局、ドラは{6}(表示牌{5})。中盤に対面からリーチが入った。

 

北家 部長 河

 

{南六南2白八}

{白横⑤}

 

 その時の私の手は悪いものではなかったけど、部長のリーチということもあって警戒した。

 

南家 私 手牌

 

{四五六七八九3345778}

 

 二巡後にこの形に{二}をツモってきて、私は現物の{六}を切った。バカみたいな降りだけど、{九}単騎もあるかもと思ったからだ。{六}は上家の現物でもあったし。

 流局間際、リーチ者の対面はツモった。2000・4000の満貫。

 

北家 部長 手牌

 

{一一一二三⑦⑧234567} ツモ {⑥}

 

リーチ ツモ 平和 ドラ1 裏1(裏ドラ{⑦}) 5飜 2000・4000

 

愛花  27300(-2000) (-3500)

部長  32900(+8000)

副部長 14800(-4000)

私   25000(-2000) (-9300)

 

 これで、私は三枚目、愛花さんは一枚目のペナルティが負わせられた。私は靴下、彼女はリボンを外した。彼女のリボンを外す仕草は、女の私でも見惚れる程で、色っぽかった。

 さて、靴下を脱いだ。ある漫画の主人公は、ここからチートみたいな力を発揮するんだっけ。カン、もう一個カン、もう一個カン、ツモ!8000オールです。麻雀って楽しいよね!って感じで…、ならないかなぁ。

 

東四局 オーラス 親 私 ドラ {発}

 

 さて、オーラスだ。現在私は3位。原点ぴったりだけど、このままは当然終れない。一着、最低でも二着は取らなくては。

 

東家 私 配牌

 

{一二七②⑤⑤12457南白白}

 

 雰囲気は東一局の配牌に近いかな。いい配牌じゃないけど、嫌いじゃない。狙おう、速攻。

 私は下家の愛花さんの第一打の{白}をポンした。次巡目に{二}をツモ。その次巡に{9}をツモってきて、そして同巡の上家の打{8}をチー。一気にイーシャンテンに登った。場も私につられてか、愛花さん以外の二人は鳴いて手を進めた。

 私が三副露目に到達したとき、私はテンパイした。

 

東家 私 手牌

 

{二二④⑤} チー {横345} チー {横879} ポン {白白横白}

 

東家 私 河

 

{南②一七2六}

{1①四⑤}

 

 最終的に和了ったのは私だった。ロン和了で、振り込んだのは愛花さん。役は白のみの1500点。

 

「あ………」

「ごめんなさい。でも、東一局のあなたのよりは圧倒的に安いわよね」

 

 私は少し嫌味を込めていたのかもしれない。

 

「ご…………ごめんなさい……」

 

 和了ったのは私なのに、彼女の方が頭を下げた。言い過ぎたかな。でも、そんな演技に騙されるものか。勿論、以後私は高めでも彼女から和了ってやる。

 この振り込みで彼女のマイナスは5000に到達し、二枚目のペナルティを受けた。今度は靴を脱いだ。

 一応この和了で私は原点を超え、二着。ここでやめることも出来る。だけど私は一本場を宣言した。得られる金が4000万ってんじゃ…話にならない。少しでも上を行こう。

 

東四局 オーラス 一本場 親 私 ドラ{9}(表示牌{8})

 

 局は中盤を迎えた。愛花さんに動きは無い。さっきの振り込みからか肩を落としている『演技』をしている印象。上家は二鳴き。{発}部長から、ドラの{9}を私から鳴いている。捨て牌が不規則な印象を与えているから、トイトイだろうか、チャンタだろうか。ドラ3入っているから間違いなく高い。そして、対面はリーチ。捨て牌は殆ど字牌で、ほぼノーヒント。そして私はそのリーチの一巡前からテンパイはしている。

 

西家 部長 河

 

{北南南白⑨東}

{一1西横2}

 

北家 副部長 手牌

 

{■■■■■■■} ポン {横発発発} ポン {99横9}

 

北家 副部長 河

 

{7⑥五②②②}

{六四北二③⑨}

 

東家 私 手牌

 

{六七八①①①④⑤⑤⑤⑥46} ツモ {二}

 

東家 私 河

 

{一南中⑧中北}

{7東四九1}

 

 

 

 待ちは嵌{5}待ち。上家を警戒してリーチは自重してたけど、対面のリーチもあってさすがにまずいと思った。和了られたら親かぶり、明らかなマイナスだ。勝負をしに一本場に進んだんだ。だったら、勝負をしよう。腹をくくって勝負をするなら……

 

 

 

―――もう何も恐くない

 

 

 

 対面がリーチをした同巡、私は追っかけリーチをした。そして…。

 

「ツモ。一発です。40符3飜なので2600オールは2700オール。まくりですね」

 

 思わず「御無礼」って言いそうになったくらい、結構嬉しかった。

 

一回戦終了

 

愛花  23100(-7700)

部長  29200

副部長 12100

私   35600(-9300)

 

 愛花さんは最後の私の和了で三枚目を脱ぐことになった。ゲーム終了時、原点以下ではあったけど、マイナス2500点には到達していなかったから、それ以上さらに脱ぐことは無かった。彼女はストッキングを脱いだ。綺麗な足をしていた。

 

一回戦精算

 

愛花  プラマイゼロ(※)

部長  +2000万

副部長 -8000万

私   +6000万

 

※ 愛花はマイナスなため、プラスマイナスの処理は無し。

 

 

 6000万…。4000万よりはましだけど、やっぱりあの娘が邪魔だ。本来ならここで、一億…手に入れたというのに…。やっぱり後悔、してるのかな…私。

 

「愛花さん…ドンマイ…。次…頑張ろう」

 

 私は何を言っている?肩を落とした彼女に同情したのか?プラスだったのにマイナスに落としてしまった罪悪感でも生まれたのか?彼女はコクリと頷くだけで、こちらは見なかった。俯いていた。

 

「で…君はどうする?6000万ある。3000万払えば、全回復だよ」

 

 漫画の主人公なら、ここで回復を拒否するんだろうね。でも私は1000万払って、一枚だけ回復した。眼鏡を取り戻した。

 

 

麻雀部残りライフ

 

4億5000万

 

私 ライフ

 

制服上下

下着上下

眼鏡

 

残り5枚

 

 

愛花 ライフ

 

制服上下

セーター

カッターシャツ

下着上下

眼鏡

 

残り 7枚

 

 

 

 

 

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