※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

18 / 60
ソードマスターヤマト並みの速さで
打ち切ります。

フロックの立ち位置は
『アウトレイジ最終章』の市川です。

エレンとウシジマくんは
ダブル水野です。


Ass holyちゃん編10

ウォールマート前。

 

「準備はいい?」

 

「いつでも行けますよ」

 

 

レインは傘の生地に隠した

10バレルのSIG516を持ち

フロックもホロサイト付き

Mk.18を同じように。

 

2人は並んでウォールマートに

乗り込んだ。

 

チャキジャジャチャカッ

 

「案の定ですね」

 

「ホントだね〜」

 

 

Wolpレビュアー、スカジャン軍団と

傭兵たちが完全武装で

2人を待ち構えていた。

 

レインはなぜか震えるような

喜びを全身に感じる。

 

そして、こう叫んだ。

 

 

「あたしのタマ取りたいヤツは…」

 

ジャカッ

 

「出てこいやぁ!!!」

 

 

ズドドドドドドドド!!ドドドド!!

 

 

2人は傘のトップから

高速破甲弾を乱射する。

 

怖気ついで逃げるレビュアーたちも

関係なく蜂の巣に。

 

2人はオリュンポス本社まで進むが

 

ドドッ

 

「ッ…」

 

「フロックくん?!」ズドドッ

 

「平気です。気にしないで

行ってください」

 

 

被弾したフロックは片脚を

引きずりながら押し寄せてくる

スカジャンとレビュアーを蹴散らす。

 

レインはなぜか、本社ではなく

テレビ売り場に導かれるよう

足を運ぶ。

 

 

白い部屋、中心部。

 

ポチッ

 

 

「はじめまして…だよ」

 

「あのー名前を

訊いてもいいですか?」

 

「私はlain。あなたの名は」

 

「あたしもレインって言います」

 

クルッ

 

「奇跡の出会いだね」

 

 

レインは息を飲んだ。

 

義理の両親が隠そうとしていたが

風の噂で小耳にしている

自分の”オリジナル”と

自分が乗っ取っていた

ウォールマートの中心で

初顔合わせする。

 

lainの横にいた愛歌は

座っているオフィスチェアを

回転させ、レインの方を向く。

 

2人のれいんは不敵な笑みを浮かべ

落ち着いているlainに比べて

レインは今までに無いぐらい

緊張感していた。

 

愛歌はその様子を眺めながら

口を開く。

 

 

「見せたいモノがあるの。

来てちょうだい」

 

 

レインは戸惑いながらlainと

一緒に白い部屋の奥へ進んだ。

 

ウネウネウネウネ

 

「なにコレ」

 

「貴女と同じ”存在”…

完全生物になり損なった者たちの

集合体ね」

 

 

レインは漆黒の部屋で

唯一、目に映った赤い光の切れ目が

漏れている炭化した

人間のようなモノが飛び出している

巨大な丸い塊だった。

 

 

「どういうことなの?」

 

「貴女が誕生するまでの間に

1000人ほどの誘拐された

子供たちがいたの」

 

「へっ」

 

「大体は、アジアとかメキシコで

買った…親がいない子たち。

たまに売り飛ばされた子も居たけど」

 

 

愛歌の話にレインは複雑な顔する。

 

lainは特に興味はなさそうだった。

 

愛歌は塊をさすり、話を続ける。

 

 

「この子たちを…取り込めば

わたしとアナタ」

 

「いや、王子様も含めれば

3人で家族になれる」

 

「私たちは同じ。違いなんてない」

 

 

レインは2人がなにを言ってるのか

理解できなかった。

 

その隙に

ヒュッ

 

「っ?!」

 

「大丈夫よ。融合しちゃえばね」

 

ーーー

 

ーー

 

ー

 

ねぇ

 

「えっ?なに?なに?」

 

怖がらなくていいよ

 

「ココはどこなの…」

 

 

lainとレインの中だよ。

 

「精神世界ってヤツかな」

 

一般的に言えばね

 

「lainはなにがしたいの?」

 

レインこそ、何がしたいの?

 

「あたしは…みんなに会いたい」

 

特にだれと会いたいの?

 

「エレンとカオルちゃん…

会って謝りたいよ」

 

どうして?

 

「2人があたしを護るために

してくれたことを反故しちゃったから」

 

別にいいんじゃないの。

 

「なんで?」

 

レインは生きることって

なんだと思うの?

 

「よく分かんないけど…

目的を見つけるために

生きるんじゃないのかなって」

 

じゃ、『現実』と『仮想』の違いは?

 

「エレンたちが戦ってる

場所がそうでしょ」

 

ホントに?

 

「たぶん…」

 

確証がないの?

 

「無いわけじゃないけど、たまに

違うモノが見えたりするから」

 

もしかして、色の付いた

線のことじゃない?

 

「そうそう、ソレだよ」

 

 

レインも『電波』みえるんだね

 

 

「へぇ〜アレが電波なんだ」

 

そうだよ、レイン

 

「んでさぁ…話それるんだけど

現実と仮想の違いって重要なのかな」

 

どういうこと?

 

「あたしのおとうさんが

言ってんだけど」

 

「仮想だろーがなんだろーが

人生は逆境の連続で」

 

「生きるってことは逆境や不幸に

屈さず、全力で乗り越えることだって」

 

「確かに誰かを生贄にしたり

利用する連中は大量にいる」

 

「でも、心折れちゃダメだって。

立ち止まらず全力でぶつかって

ぶつかってぶつかって」

 

「死ぬときが来たら自然と

こう想えるから」

 

「『生きてて良かった」って」

 

…

 

「あのさ、あんまり関係ないけど

あたしが無免許教師やってるときにさ」

 

「lainとおんなじ事…言ってる子

けっこういるんだよね」

 

「体はファイルだーとか記憶はデータだー

とか言うの」

 

「別に考えを否定してるワケ

じゃないんだけど」

 

「もし、それなら全力で

仮想を生きてみれば?

そしたら偽りでも楽しくなるからさ

ってね言っちゃうだよね〜」

 

全力でか…

 

「話長くてゴメンね」

 

いいよ、気にしてないから。

 

レインは私とは違うんだね

 

「あんまりさぁ〜難しいこと

よく解んないから」

 

「レントンおじさんから

”天然ゴジラ”ってアダ名を

付けられたし」

 

フフフフフフ…

 

「なに笑ってんだよー」

 

一つお願いしていいかな?

 

「なになになに?」

 

”現実”に戻ったら

あの人を倒して。

 

「喜んで」

 

私は…消えるね

 

 

「悔いはないの?」

 

 

無いよ。もう満足したから

 

「そっか〜じゃまた

会えたら会おうよ」

 

うん、ありがとうレイン。

 

「バイバイ…lain」

 

ー

 

ーー

 

ーーー

 

 

「うん…」

 

「おはよう。さあ

わたしとー」

 

ドッッッ

 

 

lainとの約束通り、レインは

目覚めていきなり

愛歌の顔に正拳突きを叩き込んだ。




レインが引用した言葉は

『龍が如く OF THE END』から
桐生一馬のゼリフと

映画『アフタースクール』の
大泉洋さんのセリフを

改変して名言ぽいっ感じに
言ってます。

夢野カケラ先生って
改めてスゴイと実感しています。

ちなみに集合体は『INSIDE』ていう
ゲームのネタバレになりますが

終盤近くで主人公を取り込んだ
白い肉塊をモデルにしてます。
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