Search&Destroy -true But Whole 作:アンデッド
ポタポタ…
「いきなり反抗期?」
「おとうさんが言ってたよ。
好きになってくれる人は
ちゃんと選んだ方が良いって」
「それ、好きなる人は
キチンと選んだ方がイイって
奴じゃないの?」
「そうとも言うね」
レインは身体を左右、不規則に
揺らしながら愛歌と
適度な距離を保って
拳を構える。
愛歌は口から血を流しながらも
不敵に微笑む。
ズボッぐにゅぐにゅぐにゅ
「はっ?」
「ごめんね、殴り合いは
好きじゃないの。だからー」
「
ブシャッッッ
「うおッ?!」
愛歌が集合体へ腕を入れた瞬間に
四方向に黒い触手が飛ぶ。
円形状だった塊が
愛歌の顔に変化する。
『レェェェイイイインンンン』
シュルッ
「あっ…」
驚くあまり、腰を抜かす
レインの脚に触手が巻き付いた。
愛歌はウォールマートの
天井を突き破り外へ。
キャー!!ワァ―
ニゲロー!!
「アハハハハハハ~」
愛歌は触手を使い、手当たり次第
目に映るモノ全てを取り込む。
形容し難いグロテスクな
物体と化した愛歌は
触手で掴んでいる
レインと顔を合わせた。
ギュッッ
「ぐッ…」
『わたぁしの
マイエンジェルちゃぁぁん〜』
キュバァッッッ
ドッ!!
『だぁぁああれ??』
「レイン!!」
「エレン…」
触手で縛り上げられている
レインを助けに改良型EXOスーツを
装着したFFV AT4を持った
エレンが駆けつける。
愛歌の頭上をLSD社製の
ステルス・ブラックホーク改が
旋回していた。
BHには義父の
秘密結社LSD社長であるシンジと
レインの義母である素子が
乗車している。
更には、シンジが根回して
多連装ロケットシステムこと
MLRS やM1A1 FEP戦車などに
レインが軍事技術を叩き込んだ
飲食店経営者たちが乗り込み
ウシジマの指揮のもと
ウォールマート前に集結した。
「やれ」
ドン!!ビュビュンッ
「レインー!!!」
「おとうさん…」
「今すぐ助けるからー!!」
バシュッ
シンジは愛歌の片目にFIM-92
”スティンガー”を撃つ。
のぞける愛歌は触手で
ヘリを叩き落とそうとする。
バシュバシュッ
「チッ…ムダにでけぇな」
「兵長、どうしますか」
「指示通り…やるぞ
ヤバくなったら自己判断で離れろ」
「「「了解(おう)!!」」」
ヒュンッッ
重傷を負ったグンタ以外の
リヴァイ班一同は立体機動装置Mk.Ⅱ
付きEXOスーツ装着して
愛歌の周りを飛び回り、超硬ブレードで
攻撃を仕掛けた。
ザシュッッズバッッ
「目が見えない〜」
「効果あったか」
「イマイチだね」
「プランBやってみっか」
「サイトー!」
『ふぁ〜いつでもイイぜ
少佐』
「プランBだ。撃て!!」
ビュンッッッ
ドゴォオオオオッッ
素子の部下であるサイトーが
ヘリから放ったライフル型レールガンの
電磁波は愛歌の頭部を少し抉る。
サァァァァ
「効果あんまねぇな」
「オイ、よく見ろ」ボリボリ
「微妙に再生スピードが
遅くなってるね」
「あのクソ女神さまは
膜を破られると
弱っちまうんじゃねか?」
バリバリ
「タマには役にたつじゃねぇか!!」
天界公安課作業班のレントンが
カートマンを褒めてる間に
トランシーバーでリヴァイへ
指示を出す。
「リヴァイ、何処にいる?」ピッ
『後頭部付近』
「今からもう一度…レールガンを
発射するから退避して」
『わかった、10秒後に離れる』
「気を付けてね」
シンジの言葉を信じて
リヴァイは班のメンバーと
共に避難する。
レールガンが再度、発射されることを
察した愛歌は
ブンッッッッ
「危ない!」チャッ
ガッッッ
「あっ」
「レイン!?」
血迷った愛歌はレインもろとも
触手でシンジたちが乗っている
ヘリを攻撃した。
触手を回避した時に
レインがヘリを横切り、落下する。
素子は発作的に手を伸ばすが
届かなかった。
ヒューーー
レインは触手に
体力を吸収されてしまい
リアル・エアハイクも出来ず
意識が朦朧としながら
ゆっくりと落ちていく。
「「レイン?!」」
それに気づいた地上で
攻撃していたエレンとウシジマが
レインが落下するポイントまで
駆け出す。
だが、愛歌も気づき
触手を3本伸ばした。
「ぐっ?!」
「カオルちゃん…」
バシッッッ
「がッ!!?」
「エレン…2人とも逃げて」
上空数百メートルから落下してきた
レインを受け止めたウシジマは
衝撃の影響で両腕を震わせる。
エレンは触手から2人を庇い
背中で受け止める。
煙を背中からあげながら
前に倒れた。
ウシジマも襲い来る触手から
レインを護り、両膝をつく。
虫の息でレインは這いずりながら
シンジが落とした
武器になるモノを探す。
そんな時
「センセイ!!」
「ダビデ…」
「これを!」
拉致されていたが、ウォールマート
崩壊のドサクサに脱出していた
ダビデが
シンジが落としたステンレス仕様の
コルトパイソン6inを手渡す。
うねうねうねうね
チキッ
ドン!!
『っ?!』
レインは視界がボヤける中で
片手から二等辺三角形に構え直し
トリガーを絞る。
愛歌が苦しみ悶え始める様子に
シンジは
「予備だ!!受け取れぇぇええええ」
ヒュンッ
スピードローターをレインが
居る場所に投げつける。
タイミングよく弾が切れ
シリンダーを回転させて振出すると
銃口を愛歌の顔に向けながら
再装填した。
途切れさせず、自動拳銃の如く
連射して最後の1発には
一言を加える。
『レぇぇえええイイイイイインンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン』
「あたしは…貴女の」
チキチキッ
「娘じゃない!!」
ドォンッッ
ピキッ
バリーン
パラパラ…パラパラ…
「うわースゲェ!!」
シンジがパイソンの銃弾に仕込んでいた
LSD科学班が精力をあげ
生成した『血液凝固剤』の効果で
愛歌は巨大な氷になり砕け散る。
レインは満足気な顔で
エレンとウシジマの間に倒れ
意識をなくした。
バタッ
イカ愛歌はイメージ的に
『AKIRA』の鉄男最終形態です。
実験的なサウスパーク編最終回ですが
とりあえず、短編でやるなら
短くやると学びました。
ちなみに立体機動装置Mk.Ⅱの特徴は
ワイヤーをスパイダーマンの糸
に変更して、ガスは空気中の酸素を
自動で溜め変換して使えるよう
改造しています。
厚かましくエピローグもやります。