Search&Destroy -true But Whole 作:アンデッド
柄埼くんのアホゥが獅子谷ブラザーズを
引き連れてアパート前まで来やがった。
柄埼くんの様子から脅されたんだろーって
ことは何となく察したけども。
柄埼車内で兄ゴリラの『お前も俺らの
仲間になれば勝ち組なれるぜYAHOO!!』
的な金髪ブタ野郎方式の
勧誘をされながら
なんか電気が集まる工場地帯まで
拉致られて(あたしは勝手に
付いてきただけども)獅子谷ブラザーズ流の
入社テストをカオルちゃんは
やらされるハメに。
「よし…入社テストだ」
「柄崎の耳を切れ丑嶋」
「このタトゥーの人、なに言ってんの?
ウシジマくん」
あっ言い忘れてたけど第三者がいる時は
『ウシジマ』って呼ぶよう、カオルちゃんに
お願いされてるんだぁ。
つーか柄崎くんの耳を切り落とす必要性が
あたしには感じられなかったから…
「ウシジマくん、あたしの
耳切り落として」
「マジで言ってンのか?レイン」
「テメェ〜なに勝手なコト
言ってんだぁ?」
「柄埼くんの耳なんて馬糞よりも
価値がないでしょうが。秘密結社LSD
ボスの娘の耳ならー」
「それなりに価値はあるっしょ」ガシッ
「「っ?!」」
お父さんが経営している
会社の名前を言ったらみんなが
あたしに対して敬語で喋り出すのは
なんでかな?
そんなに『オルレアンの龍』って
アダ名されるあたしのお父さんは
スゴイのかな〜
今はなんとなくスゴさは理解してるけども
耳を素手で引きちぎってる時は
そんなこと想いもしなかった。
ググググググプチプチッ
「ふぎぎぎッッッ」
「やめろ!?レイン!!」
「柄崎!! 甲児!!
はやく止めさせろ!!!」
「ハ、ハイ!」
柄埼くんと甲児マウンテンが
耳を引きちぎるあたしを止めに入るんだけど
そんなの御構いなしに40%ぐらいの力で
片耳を千切って兄ゴリラに投げつけた。
ブチッ!!
ブンッビチャ
「ウッシャァ!!?」
あたしは勢いのまま…ドン引きしてる
柄埼くんと獅子谷ブラザーズを無視して
残った耳も声にならない歓声を上げながら
引きちぎり、甲児マウンテンに投げつける。
ブンッ
「ハァ…ハァ…こ”れても”んぐない”てしょ」
「あっ、ハイ」
「レイン!」
青ざめた顔で入社を認めた兄ゴリラを
尻目にカオルちゃんはあたしの元へ
走ってくれたんだ。
そのまま、カオルちゃんの
両腕に支えられてちょっち
意識なくしちゃったよ。
あたしが運ばれた後に
こんなやり取りしてたんだぁ〜
「レインが…テメェを助けるために
あそこまでヤるとは思ってなかった」
「俺のためというか、お前の為だろ
レインちゃんがあんなことやったのは」
「予定ではお前がゴネたら耳を切って
2人で獅子谷兄弟を始末するつもりだった」
「どっちがどっちを殺るとか
決めてンのか?」
「アイツ曰く、俺より強い弟は
自分が処理して」
「兄貴の方は俺に任せる
予定だったらしい」
「なぁ…俺のせいでシシック入る
コトにはなるわ、レインちゃんが
あんなコトになっちまって悪かったな」
「テメェは関係ねぇよ。レインが
あんな事やらなくても結果的に
ヒマを潰したかったからな」
「ハァ?なんだそれ」
「柄崎ー」
「金融屋のテッペン目指すぞ」
「レインちゃんはどうすんだよ?」
「アイツもここにいたら
俺の意思を尊重して同じこと言うだろ」
こんな熱いやり取りを柄埼くんと
2人でやってたんだ。
あたしは獅子谷ブラザーズに運送されて
病院送り。
まぁ…一日で両耳は再生したけどね。
金髪ブタ野郎=天生翔
オルレアンの龍・あたしのお父さん
=碇シンジ
という風に変換して下さい。