※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

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追加キャラが登場します。


レヴェナント3

東京喰種の世界、8区

水の広場公園。

 

 

カチカチ、ジュボッ

 

ヒューン

 

「何のようだ」

 

「相変わらず、感覚鋭いね」

 

 

レインの義父…LSD社長

碇シンジ。

 

アスファルトの段差式

階段に煙草ふかしながら座る

尖りヘアしたそばかすだらけな顔する

ブ男に話しかける。

 

家で手淫しかやってなそうな

しかめ面の男。

 

そんなヤツになんの用が?

遠くで路駐してるハマーH2の

助手席に座るLSD5年目。

元公安執行官の宜野座伸元は

首を傾げる。

 

運転席でタバコ吸う先輩の

鈴原トウジは水辺を眺めながら

世間話する2人、その様子に

ニンマリした。

 

 

「調子どうだい」

 

「コンビニバイトしたり、

ハイルの面倒みてる」

 

「貯金ないの?」

 

「なにかしないと

落ち着ねぇんだよ」

 

 

柵越しに海上みつめる幼い少女ハイル。

 

それを黙って、見守るブ男こと

井沢ひろみ。

 

シンジはほのかに心が温まり

自然と微笑する。

 

「それで用件は?」

 

「あっ、実は」

 

「天界からの報せなんだけど

カース・パンデミック(呪いの世界流行)が起こる可能性があるから”備える”ようにだって」

 

「それだけじゃないだろ」

 

訝しむひろみ。シンジは

申し訳なさそうな顔でこう切り出す。

 

 

「そろそろ…証人保護プログラムに

登録してみたらどうかなってね」

 

「自分の身は自分で護れる」

 

「キミだけじゃない。

ハイルちゃんやコオリちゃん?は

どうするつもり」

 

「”くん”でもイイらしいぞ」

 

 

元喰種取締局『CCG』捜査官だった

宇井郡。

 

竜と化した隻眼の王、金木研と

ゴジラに変貌したレインの

死闘、通称『東京大災害』。

 

天界で現世最大の兄妹喧嘩として

知れ渡る事件に関わったことが

原因となり…

 

性転換させられたが、代わりに

男性時の亡き想い人

伊丙入を自分が産める権利を得た。

 

たまたま、ハイル妊娠中のコオリを

助けた縁で同居することになった

ひろみ。

 

今やハイルの父親代わりになり

2人と暮らしていた。

 

 

その件の中心人物でカネキの

義父でもある、シンジは

ひろみにつきまとう”過去”に対して

想うところがあった。

 

「キミを狙う奴は多い。

正直言えば、僕と同じくらい

狙われてる」

 

「来るなら全員ー」

 

「返り討ちにしてやる」フゥー

 

 

タバコをふかしながら

ぶっきらぼうにそう返答するひろみ。

シンジは少し苦笑いした。

 

 

「おにいちゃん〜」タッタッタッタッ

 

 

「そろそろ…帰るわ」

 

「なにか、あったら連絡してよ」

 

「フッ」

 

 

ひろみはかつての戦友である

シンジの優しさに内心感謝しながら

ハイルと手を繋ぎ、広場からの離れる。

 

不安を感じていたが

シンジは何も言えず見送った。

 

 

夜、4区

ゴールデン街 某コンビニ。

 

ウィーン

 

 

「いらっしゃいませ」

 

「アナルまん、一つ」

 

「はい」スッ

 

 

レインがプロデュースしてる

尻穴みたいな餡まん。

 

通称アナルまん。

 

なぜ、売れているのか

店員のひろみには理解できなかった。

 

ガサゴソ…

 

 

「ありがとうございましたー」

 

「ひろみくん、あがってイイよ」

 

「レジの会計したらあがります」

 

「ワルいね~」

 

 

店長は文句も言わずに働く

ひろみに感心していた。髪型以外は。

 

《/xsmall》ガチャッ《/xsmall》

 

 

「お疲れさまでした」

 

バイト終え、賞味期限切れの弁当を

もらって帰るひろみ。

 

深夜帯のゴールデン街は

閑散としている。

 

「〜〜〜〜」

 

「ーーーー」

 

 

前方からの帰宅途中と思われる

サラリーマン2人。

 

なぜか、ひろみは両肩を

回しながら横切ろうとする。

 

笑顔でみつめてくる

サラリーマンたちのそばを

通った時。

 

 

「おい…みつけた」

 

「メンドくせぇ」グルグル

 

 

血管が女性の髪毛みたいに浮き上がり

目に光がないまま、笑う

サラリーマン2人組。

 

ひろみはため息つきながら

両肩を交互に回転させて迎え撃つ。

 

刺身包丁、振りおろしてくる

サラリーマンの手首を握り

肩甲骨を回しながら

波動(ウエイヴ)を仕掛け

背中から地面に一回転させた。

 

手から落ちた包丁を逆手に掴み

額に突き刺す。

 

続いて、背後からドライバーで

襲いかかってくる2人目を

ひろみは横に引いてかわした。

 

バランス崩して倒れる寸前に

片腕を首元にまわす。

 

バキッッッ

 

何かが折れる音がゴールデン街に響く。

 

5秒前のことなど何事も

無かったように、ひろみは

地面に落ちた弁当入り

ビニール袋を拾う。

 

『腕は衰えてないみたいね』

 

横から聴こえる場違いな

愛らしい声。

 

ひろみは鋭い目付きで

声がする方へ視線をやると

 

 

「ジーン…いや」

 

「奈々子」

 

『お姉ちゃんって

呼んで欲しいな〜』

 

「拒否する」

 

 

白のへそ出しタンクトップに

短パン履いたストレートな

長い黒髪の大和なでしこと呼んでも

過言じゃない。ひろみが

”ジーン”と呼ぶ謎の美女、佐伯奈々子が

前触れなく姿を現わす。

 

 

「生きてんのか、アンタ」

 

『ん?心配してくれるの?』

 

「ちげーよ」

 

『なんと言うかねー生(・)き(・)て(・)も(・)<(・)b(・)r(・)>(・)死(・)ん(・)で(・)も(・)い(・)な(・)い(・)状態かしら』

 

 

飄々とそう話す奈々子。

 

ひろみは眉潜めながらため息つく。

 

 

『変わってないみたいだし…

そろそろ帰るね』

 

「何しに来たんだよ」

 

『一つ質問いいかな?』

 

「なんだ」

 

『あなたは…なぜ戦うの』

 

『どうしてー』

 

『生きてられるの?”みんな”死んだのに』

 

 

黙って…奈々子をみつめる

ひろみの背後では息絶えた

サラリーマン2人が静かに立ち上がる。

 

それに気付き、腰を横に回転させ

身体を柔らくしながら拳を構えた。

 

だが、その時。

 

バスッッッ

 

ドッ…

 

 

「ずいぶんと物騒な挨拶だなー

赤井!!」

 

 

8区、某高層ビル。屋上

 

 

「歓迎するぜ。”リボーン・ゴースト”」




前々から出したかった
零距離戦闘術(ゼロ・レンジ・コンバット)

ディザーム(武装解除)。

説明は省きますが、とりあえず
スゴイです。

トンデモない設定が明かされましたが
本編とは関係ない小ネタです。

今回の井沢ひろみは設定が違います。
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