Search&Destroy -true But Whole 作:アンデッド
1週間後、東京。
ゴオオオ~
『あー?おたくどちら?』
「シシック代理のレインでェす。
カネ返せ、コノヤロウ」
カオルちゃんとあたしは兄ゴリラが
経営してる『シシック』つー闇金で
働いていた。
ビュッ、ゴッ!!
「殺すなよ」
「オッケイ!!」ゴッゴッゴッゴッ
某アパート前。
「ウチと揉める…」
「ジャマジャマ!!
ドア前で喧嘩しないでよ!もう!! 」
「なンだ…すみませんお嬢さま」
「ウシジマくん〜」
ブシュウウウ
「うああぁぁあああっ!!!」
いや〜カオルちゃんは
やっぱり頭がいい。
アパートの一室に閉じこもってるなら
ドアの排気口に消火器を噴射して
炙り出せばいいんだなぁ。
ただ、まぁ
「そ、それウチの全財産なんだけど…」
「ウシジマくんあのさぁー」
「止めとけ、こいつらに助ける
価値はねーよ」
「それを決めるのは…ウシジマくんじゃ
無いでしょ? あたしが決定権を握ってる
だから好きにさせてもらうね」
「どうなっても知らねェからな」
「心配しないでよ。やったアトで
後悔するから」ガサガサ
ドサッ
「これは?」
「あたしがアナタたちの借金を
立て替えるから…カバンに入ってる
お金で生活を立て直しなよ」
いやっ〜菊池家の借金総額が
1億円ぐらいになるとは
夢にも思わなかったけど
それでも幼い菊池姉弟を
見捨てるぐらいなら
やる価値はあったと想ってる。
そんなこんなで
配下の柄埼くんと加納くんを連れて
順調に社会の穀潰しである負債者から
お金を回収して行ったんだ。
そんなあたし達を兄ゴリラは
盛大なパーティで褒めてくれたんだよね。
「今月の売り上げNo.1は…」
「海老名支店! 10週連続No.1は
シシック創設以来の快挙だ!!」
「あんがとさんー」
「お嬢さま!!丑島ァ!!
あと、柄崎と加納ォ!!」
「お前らよく頑張った!! 好きなだけ…」
「ウッシャァアアアア!!!
飲むよみんな!!」
「獅子谷社長の住んでる部屋の天井裏に
隠してる5億ぐらいの裏金を
無くすぐらいにィィ!!!」
「なんで知ってるんですかぁ…お嬢さま」
なんでか、正座させられている
エビバーガー店長とサバの煮込み店長を
尻目にあたしはテキーラを
ボトル飲みしていた。
その間にカオルちゃんは
兄ゴリラを通して女衒ドブネズミから
女の子を買うよう勧められてたんだ〜
でも…断ってた。
あたしに気を遣わなくても
よかったのにね。
ついでに兄ゴリラが美人局的なことで
お金をせしめてるクソどうでもいい
自慢話が後々、出来事に関わってることを
この時のあたしは知る由もなかった。
「あれ?!」
「む?」
「あっ…」
「カオルちゃん、レインちゃん!!
何してるの?」
「それはコッチの台詞だよ…竹ちゃん」
サバの煮込み店長=鯖野店長。
ちなみに食材や料理でアダ名されてる人間は
レインがたべようと考えてます。
相変わらずの擬音祭りと巻きで進む
展開で原作一、二巻を終わらせていきます。